chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
  • 骨粗しょう症の治療についてー薬物治療・手術ー

    骨粗しょう症の治療血圧や血糖(HbA1c)のように、診察のつど測定して治療の状況を確認できる、高血圧や糖尿病と比べて、骨粗しょう症の場合、骨密度の測定間隔は、4か月~1年と長いです。そのため対策や治療を行っていても、その効果というのは非常に

  • 骨粗しょう症についてー原因・症状・検査ー

    骨粗しょう症とは骨粗しょう症は、簡単にいうと、骨の中がスカスカになる(骨量が減る)疾患で、骨がもろくなり、骨折を起こしやすくなっている状態のことです。骨の老化現象です。患者数は加齢とともに(50歳代くらいから)増加します。日本の高齢化率は増

  • 【真武湯(しんぶとう)】の解説

    ~身体を温め、水分代謝を改善する漢方薬~真武湯しんぶとうは、体力の低下があり、身体が冷えている人の、下痢や腹痛、めまい、浮腫(むくみ)などの症状に用いられます。新陳代謝を促進させて身体を温める附子や、利水作用のような水分代謝を改善させる茯苓

  • 【当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)】の解説

    ~しもやけや、冷えて下肢や腰、下腹部が痛むときの漢方薬~当帰四逆加呉茱萸生姜湯とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう。とても長い名前の漢方薬ですが、「当帰四逆湯とうきしぎゃくとう」に、「呉茱萸ごしゅゆ」と「生姜しょうきょう」を加えたもの、

  • 【香蘇散(こうそさん)】の解説

    ~胃腸機能を高めつつ鬱々した気分を発散させる芳しい香りの漢方薬~香蘇散こうそさんは胃腸が弱い人で、気分がすぐれず、憂鬱、精神不安などがあるもの、または、胃腸虚弱な人の軽いカゼに用いられています。配合されている生薬の中の、とくに芳香があり気を

  • 【牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)】の解説

    ~体力の衰えによる腰痛、下半身のしびれ、脚のむくみ等に用いられる漢方薬~牛車腎気丸ごしゃじんきがんは、八味地黄丸はちみじおうがん(別名:腎気丸)に、牛膝ごしつと車前子しゃぜんしという2つの生薬を加えたもの。八味地黄丸を用いる症状があり、かつ

  • 【黄連湯(おうれんとう)】の解説

    ~胃部の停滞感や重圧感、食欲不振のあるときの漢方薬~黄連湯おうれんとうは、胃痛、腹痛、胃部の重苦しさ、胸苦しさ、吐き気などの胃腸症状に使われます。主に急性胃炎のときのような症状です。配合されている生薬が半夏瀉心湯はんげしゃしんとうと類似して

  • 黄芩湯(おうごんとう)

    急性の下痢に用いられる漢方薬黄芩湯おうごんとうは、急性胃腸炎などの炎症性の胃腸障害で、悪臭のある下痢、腹痛、しぶり腹(裏急後重)があるときに用いられる漢方薬です。構成生薬 黄芩(オウゴン) 芍薬(シャクヤク) 甘草(カンゾウ) 大棗

  • 【防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)】の解説

    ~下肢のむくみや、膝の痛みに用いられる漢方薬~防已黄耆湯は、胃腸が弱く、疲れやすい、汗をかきやすいなどがある人で、下半身がむくんだり、膝などの関節が痛くなったときなどに用いられる漢方薬です。また一般には、いわゆる「水太り」を改善する漢方薬と

  • 【越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)】の解説

    ~むくみや熱感のある、関節痛やアレルギー疾患に用いる漢方薬~越婢加朮湯えっぴかじゅつとうは、浮腫(むくみ)をひかせる作用と炎症や熱感をおさえる作用をもつ漢方薬で、腫はれのある関節痛や、むくみが出ているアレルギー疾患などに用いられます。実証向

  • 【越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)】の解説

    ~むくみや熱感のある、関節痛やアレルギー疾患に用いる漢方薬~越婢加朮湯えっぴかじゅつとうは、浮腫(むくみ)をひかせる作用と炎症や熱感をおさえる作用をもつ漢方薬で、腫はれのある関節痛や、むくみが出ているアレルギー疾患などに用いられます。実証向

  • 【当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)】の解説

    ~血虚をともなう下腹部痛に用いる漢方薬~当帰建中湯とうきけんちゅうとうは、「桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう」(または「小建中湯しょうけんちゅうとう」)に、補血薬ほけつやくである当帰とうきを加えたものです。桂枝加芍薬湯や小建中湯が適するよ

  • 【黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)】の解説

    小建中湯よりも気虚がすすんだ状態に用いる漢方薬黄耆建中湯おうぎけんちゅうとうは、小建中湯しょうけんちゅうとうに、黄耆を加えたものです。「〇〇建中湯」のグループは、どれも胃腸虚弱がもとにある諸症状に用いられています。黄耆建中湯も、小建中湯と同

  • 【清肺湯(せいはいとう)】の解説

    痰が切れずに激しく咳き込んでしまうときの漢方薬清肺湯せいはいとうは、慢性の咳嗽に用いる漢方薬になります。多量で粘りのある、なかなか切れない痰があり、痰が切れるまで激しく咳き込んでしまうときに使われます。激しく咳き込む状態が何度も繰り返されて

  • 【五虎湯(ごことう)】の解説

    ~咳や喘息で用いられる漢方薬~五虎湯ごことうは、やはり咳に用いられる漢方薬の麻杏甘石湯まきょうかんせきとうに、桑白皮そうはくひを加えたもので、よりはげしい咳や、痰が多い場合に用いられます。構成生薬 麻黄(マオウ) 杏仁(キョウニン)

  • 鼻づまりに「葛根湯加川芎辛夷」か「辛夷清肺湯」か

    葛根湯加川芎辛夷と辛夷清肺湯との違い、使い分け鼻づまりに使う生薬といえば、まず「辛夷しんい」です。モクレンの花蕾(つぼみ)で、カゼや副鼻腔炎の鼻水・鼻閉・頭痛に対して配合されますが、とくに、鼻の通りを良くする効果が期待されています。逆に、鼻

  • 【辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)】の解説

    ~鼻づまりや蓄膿症に用いられる漢方薬~辛夷清肺湯しんいせいはいとうは、鼻の通りを良くする作用のある辛夷と、肺の熱を清する(鼻の奥の炎症をしずめる)生薬が配合された漢方薬です。炎症性の鼻閉(鼻づまり)や、濃くて黄色い鼻汁のある鼻症状に適します

  • 【清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)】の解説

    ニキビ・吹き出物など顔や頭部の皮膚症状に使われる漢方薬思春期や青年期にみられるニキビに使う漢方薬として代表的なものが、清上防風湯せいじょうぼうふうとうです。防風が主薬の生薬になっていて、体の上部の熱を清する(炎症を除く)はたらきをします。若

  • 養生法④~生活習慣病~

    高血圧生活 規則正しい生活。睡眠をしっかりとる。 ウォーキングなど20~30分くらいの軽い運動 ストレスをためない(趣味などで) 適正な体重に減量する たばこをやめる 熱いお風呂、長風呂を避ける 便秘を解消する 外食を減らす

  • 桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくきょうにんとう)

    桂枝加厚朴杏仁湯桂枝湯に厚朴・杏仁を加えたものです。体力虚弱もしくは胃腸虚弱の人の、咳、ぜんそくに用いられる漢方薬です。いつもカゼ(感冒)のあとに咳が残りやすい体質の人に適しています。構成生薬 桂皮(ケイヒ)または桂枝(ケイシ) 芍薬(

  • 茯苓飲加半夏(ぶくりょういんかはんげ)

    茯苓飲加半夏茯苓飲ぶくりょういんに半夏を加えたものです。出典『類聚方広義』(茯苓飲の原典は『金匱要略』)生薬の構成当然ながら茯苓飲の構成生薬+半夏ということになります。茯苓(ブクリョウ)白朮(ビャクジュツ)人参(...

  • 【収渋薬】~五味子・五倍子・烏梅・訶子・麻黄根・浮小麦・肉豆蔲・赤石脂・蓮子/蓮肉・山茱萸

    18 収渋薬(しゅうじゅうやく)収渋薬は、収斂・固渋の作用をもつ薬物のことです。収納させておくとか、漏れないようにコントロールする、というような作用のことです。収斂薬、固渋薬と呼ばれることもあります。正気や体液(気・血・津液(水)・精など)

  • 【補陰薬】~沙参・麦門冬・天門冬・石斛・黄精・玉竹・百合・枸杞子・女貞子~

    17-(4) 補陰薬(ほいんやく)補陰薬とは、陰液を養い(滋養し)、津液を生じ、燥を潤す効能がある生薬のことで、主に陰虚証に用いられます。陰虚証は、熱病の後期(→熱によって津液が消耗)に生じるものが多く、または慢性的な疾患(→精血が消耗)に

  • 白朮(びゃくじゅつ)と蒼朮(そうじゅつ)の違いについて

    白朮と蒼朮は、生薬としてはそれぞれ別のものですが、漢方の歴史的には使い分けが曖昧で混乱が多い生薬です。現在でも同じ漢方薬なのにメーカーよって配合するものが異なるケースがあります。植物としての違い、効能の違い、使い分けの経緯について。

  • 【補血薬】~当帰・熟地黄・何首烏・白芍・阿膠・竜眼肉~

    17-(3) 補血薬(ほけつやく)血(けつ)を補い、主に血虚証を改善するのに用いる生薬を、補血薬といいます。一般に血虚の症状としては 顔色につやがない、唇や爪が蒼白(白っぽい)、頭のふらつき、目がかすむ等…[血虚一般] 動悸、不眠、不安

  • 【補陽薬】~鹿茸・紫河車・淫羊藿・巴戟天・肉蓯蓉・杜仲・続断・狗脊・蛤蚧・胡桃肉・補骨脂・益智仁・菟絲子・沙苑子・骨砕補~

    17-(2) 補陽薬(ほようやく)補陽薬は、陽気を強める作用があり、陽虚を改善するのに用いられる生薬です。助陽薬とも言います。陽虚とは、陽気が弱まっている状態です。気虚の程度が進んで、人体の機能面の低下がみられます。一般に「陽虚」というと、

  • 【補気薬】~人参・党参・黄耆・白朮・山薬・甘草・大棗・膠飴・扁豆~

    17-(1) 補気薬(ほきやく)補気薬とは、気を補って気虚を改善するのに用いる生薬です。益気薬とも言います。気虚は、気の量の不足、あるいは気の作用の不足ですので、臓腑の機能の低下や、抵抗力の減退などによる症状があらわれやすくなります。一般的

  • 補虚薬(ほきょやく)の概念

    17.補虚薬補虚薬とは、虚(=足りていないもの、弱いもの)を補う薬で、正気を補う、体質を改善させる、病気に対する抵抗力を増強させるといった、虚弱状態の改善のため、いわゆる虚証に用いられる生薬のグループです。補虚薬はまた状況に応じて補益薬、補

  • 開竅薬(かいきょうやく)~麝香・竜脳・蘇合香・石菖蒲~

    16.開竅薬開竅薬とは開竅薬(かいきょうやく)は、独特の強い芳香のある生薬で、意識を覚醒させる目的で使用する薬のことです。東洋医学での「心」は、神志(精神意識)を主っていて、何らかの邪気によって心の竅(あな)が閉ざされたときに、意識障害を起

  • 平肝熄風薬(へいかんそくふうやく)の概念

    15.平肝熄風薬平肝熄風薬は、肝陽を平定させ、(内風を)熄風させる薬のことです。熄は、「火が消える」「灰に埋めた炭火」などの意味がある漢字で、内風の症状をしずめることを「熄風」と言います。内風というのは、陰虚や血虚などの虚証、もしくは高熱の

  • 【熄風止痙薬】~釣藤鈎・天麻・羚羊角・地竜・白僵蚕・全蝎・蜈蚣~

    15-(2) 熄風止痙薬(そくふうしけいやく)釣藤鈎(ちょうとうこう)アカネ科カギカズラの鈎(カギ)状をした短い茎枝(トゲ)【性味】甘 微寒(涼)【帰経】肝 心包【効能】熄風止痙 清熱平肝熄風止痙・清熱平肝肝風を抑え、痙を止める効能に優れて

  • 【平肝潜陽薬】~石決明・牡蛎・代赭石・蒺藜子・羅布麻・決明子・珍珠・珍珠母~

    15-(1) 平肝潜陽薬(へいかんせんようやく)石決明(せっけつめい)ミミガイ科アワビ類またはトコブシ類の貝殻【性味】鹹 微寒【帰経】肝【効能】平肝潜陽 清肝明目①平肝潜陽肝陽上亢による(肝腎陰虚によって肝の陽気が上昇して起こる)、眩暈(め

ブログリーダー」を活用して、kampo-doさんをフォローしませんか?

ハンドル名
kampo-doさん
ブログタイトル
漢方薬を始めよう
フォロー
漢方薬を始めよう

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用