イグサ(藺草)の正式名はイ(藺)だそうで、イロハ順ならいの一番だ。ビオトープの縁に生えているのは確かにイグサなのかどうか。背が低すぎるような気がするので、色々と確かめてみた結果、やはりほぼイグサと思われる。それにしても、茎が真っ直ぐに生え、途中に脇芽のような形で花が付くというのが面白い。画像は工夫せずとも放射状の奇妙な図となったので、じっくりと構えて撮るならば、なかなかの素材ではないかと思った。野生の花その4
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イグサ(藺草)の正式名はイ(藺)だそうで、イロハ順ならいの一番だ。ビオトープの縁に生えているのは確かにイグサなのかどうか。背が低すぎるような気がするので、色々と確かめてみた結果、やはりほぼイグサと思われる。それにしても、茎が真っ直ぐに生え、途中に脇芽のような形で花が付くというのが面白い。画像は工夫せずとも放射状の奇妙な図となったので、じっくりと構えて撮るならば、なかなかの素材ではないかと思った。野生の花その4
どこかで観たことのあるような花が、わが家の遊休地に咲いていた。貸していた土地が要らなくなったということで返されたもの。雪国仕様のドーム型ガレージが建っていた跡地で、わずかな広さだが更地にして返してもらったものの何かに利用する予定もない。調べてみたら、コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)で、2020/7/20に『コウリンタンポポ』という記事を書いていた。コウリンという言葉から思い浮かぶのは降臨で、前の記事にも同じ発想で書いている。何年経とうが発想は変わらないのであれば成長がないようで、あまり面白くない。不気味な感じのする色で遊休地部分が赤く染まったら、それはそれで良い気がする。野生の花その3
ノビルと言えば自動的にを思い出すくらい、セットのような存在のアサツキ(浅葱)が葱坊主の薄皮(総苞)を破って咲き始めた。まだ残っている総苞が品の良い帽子に見えて、オードリーヘップバーンを想い出した。アサツキは敷地内の各所に生えてくるので、大切にしようなどと思えなくて、草刈りをするときに刈り飛ばすことが多いけれど、それでもいくらでも生えてくる。すぐ近所の奥さんが、『浅葱味噌が食べたくなったすけ、ちっとばか、くんねかね』と毎年やってくる。伸び切る前の若いものを掘り上げて根だけを切り外し、あとは総てを刻んで味噌を混ぜ酢も少し入れるだけだと言う。ご飯をいくらでも食べられるし、冷凍にしておいたら長く楽しめるとのことだった。見本を少し貰って食べてみたら、確かに年に一度の恵みだということが解った。球根は分蘖していくらでも...野生の花その2
三日前に取り上げたノビル(野蒜)の花を珍しいと思っていたのに、あちこちで見られるようになった。今までどれがノビルか分からなかったのだから、花の元にあるムカゴを集めて生える場所を決めたら良さそうだ。そうすれば、春に一度くらいは食べてみてノビルの味を知っておけば、話がでた時に、知ったふうに頷いたりできる。盛りの花を撮ってみたら、線香花火のようだ。花を摘んで逆さまに持ち『ほら、線香花火!』などと子どもなら言いそうなものだけれど、そんなことをした記憶はない。野生の花その1
ヒメジョオンは春にハルジオン(春紫苑)が咲き終わって、夏から秋に咲くのだと思い込んでいた。そうしたら、咲く時期はハルジオンと同時期に咲くという記述もあり、わが故郷ではヒメジョオンが少し咲き遅れるものの一緒に同じ場所で咲いているのをよく見る。ヒメジョオンの方が猛々しいというのか、背が高く咲き方が遅いので、立ち上がっている状態で引っこ抜いてきた。茎を持って力尽くでやると茎が丈夫なので切れることなく抜け、雑草を処理したという達成感を体で感じることができる。ところが昨日、私のニホンミツバチがヒメジョオンの花から花へと飛び移っては花粉なのか蜜なのか収集している様子を観た。そうなると、よほど体裁が悪いか通行の邪魔になるか、そんな理由でもなければ引っこ抜いたりできない。地べたでは蔓延るシロツメクサ(白詰草)に集るニホン...ヒメジョオン(姫女苑)に蜜蜂
効果があるのかどうか分からないけれど、毎春スズメバチトラップを仕掛ける。冬越しをして生き延び、春先に活動を始める各種スズメバチの女王蜂を罠に誘い込もうという仕掛け。簡単な比率では、酒:酢:ジュース(砂糖水で可)=3:1:1の割で作った液体をペットボトルの中に5cmほど入れる。ペットボトルの上の方にH型の切り込みを入れ、下は内部へ曲げ、上は外へ庇のようにそれぞれ90度曲げたのを、立木の枝にぶら下げておくだけのもの。1匹入ればフェロモンを嗅ぎつけてやってくるので、何匹も入る。入ったばかりと思われるオオスズメバチが2匹、出ようともがいているのが見えたのでボトルを立木から外した。すると今年初めて見るシュレーゲルアオガエルがボトルに張り付いて止まり休憩中の様子。そこで撮影してから、どこかに移させようと見回したら、ニ...スズメバチトラップに止まっていたシュレーゲルアオガエル
毎朝のウォーキングの始めか終わりに菩提寺の墓場を通る。わが家の墓の前の通路との隙間からノビルが生えて花が一輪咲いていた。ノビルは子どもの頃には、倉の前の大きな踏み石の前に生える草と記憶している。でも、大人になってから名は知っているものの、どれかこれかとノビルを観たことがない。無人となっていた生家を任されることになってから、自分のところに生えてくる植物の名はできるだけ知りたいと思い、調べることが多い。そうしてようやく名は馴染みだったのに実態を知らないできたノビルに出会った。出会ったのが自分の家の墓というのもなかなかの偶然だ。散歩途中の農道法面にこれが最近生えているのに気づいてはいたけれど、接写するには難しい位置だったので諦めていたのだった。花にムカゴを付けるという珍しい植物だ。ムカゴでクローンを作り、受粉で...墓場にノビル(野蒜)
もしも私がレシートを確認したりしなければ、何事もなかったように過ぎていたはず。でもそうなった時にスーパーの方では、鯵3尾と鰯3尾の数量違いとなり、金額集計では表面上間違いがないものの、どこでどうなったのか一応の追求なり逆算などが行われたのだろうか。そのようなややこしいことになる前に、客からの申告があれば全く助かったということになろうか。そんなこともチラリと考えながら、店長はどのように釈明をするのだろうかと待った。けれど、感じ良く『申し訳ありませんでした』と頭を下げるばかりなので、こちらとしても時間を取られるのが嫌さに、『レジのおねぇさんを余り責めないでくださいね』などという始末。PayPayの後払いクレジットで購入したのに差額は現金でもらったりして、ついでにサランラップももらって、クレーマーにはなり損ねた...クレーマーあるいはカスハラその4
やってきた店長は腰の低い明るい印象の好青年だった(好中年か)。電話の時に、見ながら話していたレシートはレジ番号とレシートNoを問われるまま伝えていたので、その控えというのか、管理ソフトからのコピーを持参してきていた。茶封筒に入れた差額現金の185円を取り出して、60円の3尾分で180円、シルバーデーの5%引きをした後に外税消費税の8%をかけてこのようになると説明する。そして、急いで当日やってくるということは、何かしらのお詫びの品も持参してくるのだろうとは予測していた。同級生とは『菓子折りでも持ってくるのかな?』と話していたのだが、金額が少ないだけにレジ袋に入れた細長い四角い箱はラップだった。ラップといえば、私はと使用時に切らして残念な経験があるので予備の買い置きをしている。ちょうど大の買い置き分が必要だっ...クレーマーあるいはカスハラその3
電話に出てきたのは店長だった。ひとしきり確認をしつつ謝った後に、差額をご返金するのでサービスカウンターに寄ってもらえないか、というようなことだった。それとも、これから返金に行くので、住所と名前を教えてくれないかとも言う。気になったのは、ペラペラと淀みなく話しながら、時々私のことを『奥さん』と呼ぶこと。『お客様』とは言わずに確かに奥さんと言うので、私にすればうわずった高音で話しているつもりはないのに、彼の癖なのだろうか。それともクレーマーとして現れる女性にはとりあえず、何回も『奥さん』と呼び掛けながら話すタイプの甘えん坊系なのかしら!?あらやだ。最後に〇〇さんの下の名前も教えて欲しいと言うので、ついついすぐに教えてしまったのだが、そこで(あ、男だったのか)と思ったのかどうか。来てくれると言うのなら、間違えた...クレーマーあるいはカスハラその2
昨日は町のスーパーはシルバーデーの5%引きにつき、恒例となっている農事の師の奥さんと買い出しに行ってきた。鮮魚コーナーで税別1尾120円の鯵にするか60円の鰯にするか迷った末に、鰯を3尾買った。先週は鯵にして塩焼きにしたので、今回は鰯を圧力鍋でやっつけてみようと思った次第。夕方、蜂仲間で釣り好きの同級生がやってきたので鰯を買ったことを話した。釣った獲物は必ず自分で捌く彼の長い講釈が始まったので、実戦で示してくれと言えば、よしきたと受けてくれた。鰯は柏崎の釣り場でこの頃たくさん釣れる時があるようだけれど、鯛を狙う彼は釣らないのだという。そうして言うには、店で売られている鰯がきれいなのは、網で獲られ流通の途中で鱗が取れてしまうからだと。釣ったばかりの鰯は鱗(コケと彼は言う)が多くて汚くて、処理に手間がかかるの...クレーマーあるいはカスハラその1
朝のウォーキング中、農道脇にピンク系ムラサキツユクサが咲いていた。アブが張り付いていて食餌中だったので、静かに近づきアップで連写した。黄色い枕のような葯には花粉が入っていると言うのだが、その袋からどうやって花粉が出るか取り出すのだろうと思ったら、どうやら横に割れ目があるらしいと分かる。細い雌蕊の柱頭に吻(フン)を付けているアブもいるので、蜜か匂いを出しているのだろう。雄蕊の葯の割れ目から花粉を着け、次は雌蕊の柱頭に吻を当てたら、花の思う壺の受粉となるという仕掛け。雄蕊の花糸に付いている毛は1列に並んだ細胞で先端の細胞が分裂して発達していくのだとか。かなりズームアップして撮れたので、細胞が数珠繋ぎになっている様子が観て取れる。ピンク系ムラサキツユク(紫露草)にアブ(虻)
梅雨入りしたので農事は気分よく休み、ぶらぶらと見回りをする。ビオトープでは銀ヤンマが産卵しているのでスマホを構えた。ギンヤンマにしてはずんぐりしているな、と思い調べてみるとクロスジギンヤンマ。ムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)とギンヤンマの中間のようなトンボがいるのは分かっていたけれど、調べることはせずに今まで知らなかった。この歳になってクロスジギンヤンマという名のトンボがいたと知って、別に恥じることでもないけれど、昆虫好きの私としたことがと思う。クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓)の産卵
通りすがりに気になって撮ってみたら意外に良いじゃないかと手前味噌の花たちを上げてみたい。昨年はすでに咲いていてブログに取り上げた、わが家のアジサイ(紫陽花)。これは他所で観るアジサイのどの種よりも奔放で野生的ではないかと思う。全体が青く染まり上がる前の、この初々しさが好ましい。ムラサキツユクサ(紫露草)は何と言っても花粉を包んでいるのだという黄色い葯が珍妙で面白い。前のお宅の化学教師が言うには、細胞質流動が観られるので観察実験に最適なのだとか。赤紫のムラサキツユクサも我が家に自生していて、ピンクと言った方が良いと思われるのも咲くのだが、私が刈りとばしてしまったのか今年はまだ見られない。それでも必ずどこかで咲き始めるはずなので、色を意識して配置換えの移植などしたら良いのかもしれないのだが、どうしたっていくら...この頃の身近な花
田舎とは言え古い家ばかりではなく、しかるべき収入も財産もあるのだろうと思われる新築や改築済の綺麗な家も多い。そんなお宅はほぼ全部が燕に軒先を貸すのを嫌い、燕お断りのキラキラテープをスダレ風に下げている。それでも燕はローラー作戦訪問販売よろしく、黙認してくれる家に行き当たるようだ。そうして雛が巣立っても当然ながら空中に浮遊する虫を捕えるまでの飛翔力が身につくまでは、きょうだいがかたまって電線などに止まり、親が近づいたら黄色い嘴を目一杯アピールしてねだる。うちの周りを子育てに利用して飛び回っている燕には、私にすれば温かい視線を送るというわけにはいかない事情がある。蜜蜂を食うという話なのだが、わがニホンミツバチの飛翔は複雑な軌跡を描くので空中での捕獲は難しいとは思う。でも、『新女王が交尾のために空高く舞い上がっ...巣立ちはしたけれど嘴の黄色い仔燕
2週間ほど前からアナグマを見かけること3度、ついに証拠画像を撮ることができた。最初は、私が庭にいて何気なく家の裏の方角を見たら、奴は普通にテクテクと歩いたり止まったりしていて、スマホを出して構えようとする直前に縁の下に入って行ってしまった。2度目は茶の間の西側に毎年恒例の日避け用にネットを張り朝顔を這い上がらせる準備をしていた時のこと、どうしても縁の下に潜り込みたかったようで、私との距離わずか2mほどのところにダッシュで飛び込んできたのだった。3度目は1週間足らず前のこと、夜の20時頃だっただろうか、私のいる茶の間の下で音がするので、懐中電灯を持ってでて縁の下を照らしてみたら目が光った。そればかりか、照らし続けていたら、近づいてくるではないか。ライトで闘うことは無謀だろうと一瞬で判断し、かといってライトを...アナグマ(穴熊)が庭を横切る
早朝ウォーキングコースの農道脇にオニタビラコが咲いている場所がある。咲いているとしたけれど、早朝なのでいつだって律儀に閉じていて、つぼみの黄色が住宅地を日が暮れてから見下ろした景色に見える。間延びした田舎の生地に居て、都会の大規模住宅地を恋しがる気分など無いはずだけれど。圃場整備で出来たまっすぐなコンクリート農道は、田舎だからか一般車の抜け道や近道として利用されることはなく、農業従事者の軽トラックと農業機械車しか通らない。私の歩く時間帯はめったに地元の人も動かないので、ごくたまに軽トラックが行くだけ。5時半〜7時半なので、他の散歩をする人に出会ったこともなく、徒歩の私一人が早朝ウォーキングに利用するばかり。もしかしたら、農業以外の用で通行してはいけないという通達でもあるのだろうか、と思うくらい。前置きが長...田の畔にオニタビラコ(鬼田平子)など
しゃがんでする仕事は、立ち上がるのも横移動するのも多少の困難さがある。そうであれば必然的に、しっかりと同じ姿勢のままで一定程度の成果を必要とする。そんな動きの1つの草抜きの間にまに、目線の低さで普段は無視している花に注目したりする。根を張って踏ん張る強い草に混じってヒョロヒョロの草が生えていて花も付けていたら肉眼では細部が分からないのでスマホで撮り拡大してみると意外に可愛らしかったりして、『調べる』機能で今まで聞いたことのない名が出てくることがある。先端に青が見えるなぁ、程度にしか思わなかったが、拡大したら春先によく観るオオイヌノフグリ(大犬の睾丸)に似ていて色は少し濃い。それが『調べる』ですぐに判明したタチイヌノフグリ(立犬の睾丸)。姿がここまで違っても、同じ仲間だと花が似るということのようで、オオバコ...草抜きの間にまに
ハコベはどこにでもあるような気になっていて、気にも留めていなかった。でも以前、取り上げたような気がして検索したら、2025/1/18に宇治での散歩のことを書いた記事にコハコベ(小蘩蔞)の画像を載せている。それで何となく本日撮った画像と比較してみると、花の様子が少し違うので検討してみた。すると、わが故郷に生えているのは雌蕊(メシベ)が5個あるウシハコベであることが分かり、庭の各所や畑で撮って確認すると総てがウシハコベだ。宇治ではコハコベ、田舎でウシハコベ、春の七草のいわゆるハコベラにはまだ出会えていない。ウシハコベというのは牛運搬業者の商標にしたら良さそうだ。わが故郷のハコベはウシハコベ(牛蘩蔞)
朝のウォーキングで農道を通行中に蛾の死骸に気づいた。胴体がなくて翅だけだったので死骸とは言いにくい。オオミズアオ(大水青)かオナガミズアオ(尾長水青)に違いないけれど、丸々とした胴体は、このあたりで時々観ることのあるフクロウ(梟)にでも食われたのではないかと思われる。ウォーキングの締めくくりは菩提寺の参道と墓場を通って帰るのだが、墓石の横にカラスの子が死んでいたのを見たのは数日前。傍らの杉の大木に作られた巣から落ちてしまったのだろうけれど、まだ羽根が育っていなくて軟着陸ができなかったものと思われる。後から思ったことだけれど、カラスの被害を防ぐためにダミーの死骸が売られているくらいだから、これをくくって下げたらどうだろう。カラスによる実害を感じたことはほとんどなくて必要性は感じないけれど、今年はトウモロコシ...蛾と鴉の死骸など
カボチャは主蔓が少し伸びたら摘心して子蔓2本を伸ばし、それぞれから1〜2個の実を育てるようにして脇芽(孫蔓)は見つけ次第摘む。これが基本方針で、ウリハムシ(瓜葉虫)にたかられても気にしないで良いくらいに育ったら、後はひたすら脇芽摘みだけが仕事の、楽で丈夫な野菜だから私でも育てられる。昨年収穫した実の種から育てたカボチャが、もう雄花を咲かせ始め、早くも雌花もあった。雄花を摘んで雌花の芯に人工授粉させるというような記述があったりするけれど、マルハナバチの多いこの辺りでは全く必要がないのも楽。瓢箪型なのでヒョウタンカボチャなどと呼んでいるけれど、バターナッツ・スクワッシュと言うらしいので、いつか誰かに話してみたい、カッコいい。畝が余ったので種を蒔いた百日草が育って、待望の大雨が夜中に降った後の今朝、1番花が開き...カボチャ(南瓜)とヒャクニチソウ(百日草)の花
小さいビオトープで、日常的になったイトトンボの2連飛行と産卵が見られた。このイトトンボはアジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)か、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)ではないかと思われる。メスが草の茎に産みつける間、オスが尻尾のハサミでメスの首根っこを掴んで直立している。ツバメなんかに襲われたとき、犠牲になるのがオスだけで済むという意図かもしれない。それとも、他のオスからガードして産卵まで付き合う(付きまとう)ということか。新しいビオトープに、お隣さんからコウホネ(河骨)をもらって植えた。泥の底に植えるのは難しいので竹棒で根っこを押さえつけているだけだが、そのうち活着するだろう。垂直の棒なんか在ろうものなら、直ぐにトンボはやってきて休憩場所にする。昨日はシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)のオスが見ている前で止まった。イトトンボの産卵など
ベルガモットの名とミツバチの蜜減となる宿根草ということに惹かれて、かなり前に買ったのだったが、どうも違う。ベルガモットはそもそも柑橘類で、それで香り付けした紅茶をアールグレイというのだとか。で、ベルガモットに香りが似ているモナルダをベルガモット・モナルダと言い、モナルダも取ってベルガモットとも言ってしまうということのようだ。小さな水晶の集まりのような莟からチンアナゴのようなものがにゅるっと出て、弾けたように花開く。花開くとは言え筒状なのでわがニホンミツバチは蜜を吸えないだろうし、昆虫そのものが止まっている姿をあまり観たことがない。日本名タイマツバナと言われれば、確かに松明の燃え盛る様子に見えないこともない。それより、こんな髪型をしたサッカー選手がいたような気がするし、ダイアナ・ロスの演っていた『オズの魔法...ベルガモットだと思っていたらタイマツバナ(松明花)
タチアオイが咲き始めると現れるのが、『めごいやつ』とは言いかねるマメコガネ。今年もとうとう現れて、このごろ咲き始めたばかりのタチアオイの花を所々で喰い荒らしている。中には交尾しながら莟をかじっている不届きものもいる。鯉でも飼っているなら、つまみ取っては池に投げ入れてやるところだ。投げ入れても、着水する前に翅を広げて逃げ去るだろうか、そんな俊敏性はないはず。と、そんなことを思うのは、まだこいつをつまんで踏み潰したり投げつけたりしたことがないから。花が喰われていても、メタリックに輝く翅に見とれて、退治しようとしたこともないからだ。硬くて喰いにくそうだから鯉は食わないだろうか、鳥はこいつを喰うのか、天敵はいるのか。検索すると『・・・コガネツチバチ類やヤドリバエ類などの天敵が多く・・・(コトバンク)』と記されてい...タチアオイ(立葵)にマメコガネ(豆黄金)
一般的に解ってもらえる言い方なら『めんこいやつ』だけれど、うちの方では『めごいやつ』となる。時代劇の中で殿様が『愛(う)いやつよの〜』とつぶやく相手のことだ。昨日のブログに書いたアカハライモリ(別名;日本井守)は一晩経って脱出してしまったかもしれなかった。でも居たということは、水槽でも広さがありメダカという仲間もいて適当に放置されて汚れた環境は棲みやすいのかもしれない。でもビオトープに戻すと決めたので、掬いあげた後で赤い腹を撮ろうと思った。ところが、ひっくり返しても嫌がって直ぐに戻るので、シャッターを押す間がなくて諦めた。広口のガラス瓶に入れて下から撮る方法もあったのに、手乗りを撮っただけでよしとする。ムラサキツユクサはどこにでも蔓延るので雑草扱いなのだが、わがニホンミツバチが朝から何匹も居るのを見ると、...めごいやつ
意外に早く雨が降って農業用水栓から水が出るようになり、水を供給する前にひと仕事をした。小ビオトープの枯葉の堆積を引き上げ、掻い掘りのようにタモでメダカを掬ったりした。メダカはすぐに大ビオトープに放し、各種ヤゴはメダカを襲うだろうと思われるので、横の農業用水路に放した。昔は良い感じの小川だったのが、いつの間にか大型U字溝にされてしまっていたのだけれど、深みを設けていたりもするので生き延びられるだろう。アカハライモリ(赤腹井守)も居たからには、もう立派なビオトープだ。戻そうとも思ったが、ついついもったいなくて家の横に置いてあるFRP水槽で飼うことにした。その水槽は浴槽の倍以上もあるので、普段から雨水と井戸水とで半分くらい水量を保ち、ボーフラ発生を防ぐためにメダカも数匹入れてある。宇治の方で以前、ミユキと名付け...雨降ってビオトープ安泰
一番古いのは、生り方も形もアケビ(木通)に似ているポポー(北アメリカ東部地方原産で漢字はない)。落下したのを食べるので、先々は下草を刈り取って何かしらの敷物をしておこうと思う。花は咲いても、別の木がないと結実しないと言われているので諦めていたのだが、一昨年から落ち始め、去年は10個以上落ちた。生ったと書けないのは、葉が緑色で大きく実も同じ色なので生った状態を目視できなかったから。知らぬ間に生っていて落ちているのを見て初めて知ったのが、今年は初めて木に生っているのが確認できて生り方もアケビ似だと知った。カキ(柿)は今年初めて、2本植えているうちの小さい木の方に実をつけた。大きい方は花をたくさん付けたが、ほとんど雄花だったようで、実は確認できていない。これは甘柿の禅寺丸のはずで、受粉用に良いという宣伝文だった...自分で植えた木に実がなる
どんなに天気続きでも、水分をしっかり蓄えた茎を這わせるスベリヒユが、サトイモの畝にびっしり生えている。こんなにも立派に太いのが密集している様子は初めてで、小さな花も初めて注目した。迷惑な雑草ではあるけれど食用になるのだから、立派なものを摘んで茹でてみた。ネットでみると、ポリフェノールにビタミンにミネラルだと、スーパー野菜のように紹介されている。ただ食べすぎると害になる成分も多く、病気持ちには毒であったり、薬とは飲み合わせ不具合もあったりと要注意な代物。生を細かく刻んでサラダに混ぜるとかスムージーに加えるなどともある。ビタミンCは流れてしまってもいいから、ちゃんと茹でて水にさらしてポン酢で食べた。茹ですぎたのか、育ち過ぎだったのか、独特のぬめりが消えてしまって、あまり味がしなかった。病気を持っていて薬も飲ん...スベリヒユ(滑莧)の花など
雪の少ない冬だったから雪解け水の恵みが受けられず、それに加えてここしばらくは全く雨が降らず、ついに農業用溜池がほぼ干上がった。水利組合に面積割りの使用量を払っているのに水が出てこないので栓を閉じた。昨年も同様だったのだが、栓を開けっぱなしにしておいたところ、雨が降って水が供給されると夥しい数の蛙の死骸が流れ込んでいて往生した。貯水池の状況を見て、上の方の他所さんの田に水が供給されているのを確認してから栓を開くつもり。小さい方のビオトープは元からジクジクズブズブの放置田だったから、水は僅かながら湧いている。ということで、雨待ち台風頼みのビオトープなのだが、水量は徐々に減っていくだろう、すでに減り続けている。新ビオトープはすっかり澄み切って底が丸見え状態だが、数匹入れたメダカはどこに隠れているのかほとんど見ら...雨待ち台風頼み
後期高齢者になったばかりだというのに、数えで喜寿を祝う会の同級会があった。20名の参加者中、約半数の元JKはところ構わずキャピキャピキャッキャキャッキャとはしゃぐ。湯沢の大きいホテルに泊まり、温泉に入り、予算をケチった夕飯を食べ、カラオケが2次会で、その後は1つだけ用意された大き目の部屋にて3次会。持ち込み可ということで、大量のアルコール類、清涼飲料水、つまみが用意されてあり、余った分はお持ち帰り土産にプラスαと万事そつが無い。地元組はできるだけ自家用車で集合とあったのは、チェックアウト後に分乗して、どこかへ行こうというつもり。私は運転があまり苦にならないので、京都ナンバー車で参加し、蜂仲間同級生を拾って行く。翌朝のビュッフェ朝食のあとは広い部屋にまた集まり、次は米寿を祝う会だと、この中でも何人残るか・・...同級会は喜寿を祝う会
アサツキの葱坊主は小花の集合なので、よく見ると筒状にそれぞれが満開のようだ。モンシロチョウ(紋白蝶)が止まっていたので、わがニホンミツバチも吸蜜をするのだろうかと期待した。蝶々だから、あのストローを伸ばして吸蜜できるけれど、蜂は潜り込めるサイズでなければ無理だろう。止まっているのを見たことがないということは、ニホンミツバチの蜜源とはならない。最初の画像に写っている周りの葉は全てヤブカンゾウ。2枚目のバックのひょろひょろした草はツクシ(土筆)の親のスギナ(杉菜)。アサツキ(浅葱)の葱坊主
子どもの頃のこの時季、母はいつも大量にチマキを作って台所や廊下にぶら下げていた。洗った餅米を、くるりと巻いた笹の葉に匙で詰め、イグサで縛る作業は見ていたけれど手伝ったことはなく、兄姉たちが手伝うのも見たことがない。お隣の奥さんが、チマキの時季になったからと、砂糖入りのきな粉も個数分だけ添えて持ってきてくれたのは1週間前。珍しい豆腐ドーナツももらい、これはほぼ普通のドーナツで、沖縄のサーターアンダギーにも似ており、足して2で割った感じ。チマキは昔と変わりなく餅米なので夕飯に3個、次の朝に2個、ご飯として美味しくいただいた。昨日はタマネギの茎の倒れた分だけを収穫して、初物を畑からそのまま、チマキのお返し代わりにお隣へ持って行った。新玉ねぎの輪切りをバターでステーキ風にすると美味しいと教えてもらった。タマネギは...チマキのぶら下がる景色など
水棲生物の冬季避難場所としての入江を掘る前に、仮に橋を架けてみた。縦断面が歪(いびつ)で、受ける橋台も平らではないので、ガタつきは当然ながらある。一発で決まることはありえないけれど、ようやく抱きかかえられる重さなので、接触面を見極める。3回ほどのやり直しで、ほぼ決まり、あとは一旦外して下をおいおい掘ることになる。ガタつきの噛ませは最終的にやって完成させる。一段落して休憩していたら、連結の糸トンボがやってきて、睡蓮に止まって産卵を始めた。もうすでにトンボが当たり前に棲息する場所となっている。昨日のビオトープ
移植した睡蓮には元々1個の小さな蕾が付いていたのだが、ちゃんと成長して花を咲かせた。睡蓮の花は咲いている時間が意外に短くて、3時前後にはしぼみ始めた。陽の傾きを感じ取っているのなら、『睡蓮の花がしぼみ始めたら干した布団を取り込め』という原則が成り立つかもしれない。こうなると、丸池の睡蓮をもっと株分けするか、新たに買ってくるかして増やしたくなる。白ばかりか赤も黄色も咲かせたいし、くびれの向こう側はレンコンの蓮か古代蓮を咲かせたい。今のところ、意識して飼っているのはメダカとミナミヌマエビだけだけれど、冬越し用の避難入江と架け橋工事に取り掛かった。2分割に裂いた丸太を架ける両側の橋台部分が重要なので、短い丸太を置いて押さえの杭打ちをする。恒久的に丈夫である必要はなく、せいぜい10年間ほど形をとどめてくれたら良い...その後のビオトープ
梅がスーパーの入り口付近に展示されはじめると、買おうかどうか見るたびに惑う。先日『訳あり』という表示に惹かれて立ち止まったら、同年齢ほどと思われるジーさんも立ち止まった。「訳ありかぁ、こっちもそうだし、これで良いやんだ」「そうやんだ、先も短けー訳ありだんがのー」などという会話を交わした。で、ちょっと割安の訳あり大玉南高梅をカゴに入れ、ホワイトリカーを探して酒類コーナーに行く。すると、ホワイトリカーより少しだけ高いブランデーベースリキュールというのを初めて見て即決した。安い梅を買った意味がないと言おうか、こんなところで帳尻合わせをしないで、全く傷のない青々とした梅にしたら良いものを・・先が無いんだから。少し前に、一昨年作った梅酒の梅を取り出し、濁ってしまっている梅酒をコーヒー用のフィルターで濾し、梅酒用の瓶...訳あり梅にブランデーベースリキュール
庭の小さな池を石組みにするにあたり、以前、胴付き長靴を買ったのに2日ほど使っただけだった。普通の長靴と変わらない安さなのは漁業関連など水を使う仕事をする人達の消耗品だからだろうか。劣化する前に使える機会がやってきて、これからは時々履いて、胴付きの似合う人になるべし。水を張って1ヶ月、ようやく澄んで底まで見られるようになったけれど、また濁らせることになる。澄んだことで、ユンボのバケット痕まではっきり分かり、縁近くに極端な浅い所があったり大きい石が見えたりする。泥を掬い、田んぼの畦塗りの要領で縁をきれいにしたいのと、バケット痕を消したいのと、石を引き上げるという目的を設けた。畦塗りは、子どもの頃に田んぼで大人がやっていたようなイメージではできないことが分かった。代掻きをした田んぼのドロドロ土だからこそ、掬って...胴付き長靴を履いてビオトープに入る
優先順位としては、1本目でやれることは分かったのだから、2本目は限りなく低い。冬間近の、私がこちらを撤収する直前でいいのに、丸太が目に入るたびに筋肉が躍動を欲する。すぐにやるべきことはいくらでもあるのに、ついつい取り掛かってしまった。道筋となる切り込みをチェーンソーで入れることもなく、今回はいきなり斧を切り口に打ち込む。木自体がねじれて成長した様相なので、どのように裂けていくのか予測がつきにくい。幹が捩れて成長していくネジキ(捩木)という木があるけれど、ほぼそのような形状。それでも、捩れの目立たない面もないことはないので、ここなら上手く割れるかも知れないという位置に打ち込む。ひび割れが真っ二つに走らないのはどういうわけか分からないけれど、直径直線になるよう修正もした。あとは力任せに楔がわりの柄の取れた斧と...丸太を裂くその2
わが家に道から玄関までスロープがあり、その片側に咲くアジサイは、園芸種として売られているようなものではない。完成する前の過渡的か途上のものが、園芸研究所から流出したのではないかという感じ。枝分かれすることなく、1本1本が地面から独立して、その先にこの花をつける。これを入力している時点で、本当にそうなのかな、とは思うけれど、確認に走ることは割愛。大事にしようと思ったことはなく、伸びすぎたら車体を擦るので、頃合いをみて出過ぎた分を草刈機で薙ぎ払う。その程度の無頓着さと無神経さが良いのか、毎年決まった形に咲いてくれる。スマホのマクロ撮影が上手くいかないのだが、ぐっと近づけてみたら、あまりボケずに撮れた。昨日の浅葱の花は中途半端な半開きだったで、丸くなったのを見つけて撮ってみた。過渡的様相のアジサイ(紫陽花)
10年ほど前に初めてアサツキの花を自宅敷地内で発見して、淡い紫に心動かされた。それから毎年見るけれど、せいぜい2個とか3個だった。ところが今年は、自然繁殖しているアサツキの蕾がざっと数えても30個か40個という多さ。昨日蜂仲間の友人のところでも咲いているのを見たから、たぶん10年とかもっと、そのようなサイクルでの希少なアサツキの花咲き年に当たるのではないかと思われる。最後の画像は、アサツキの枯れはじめ状態で董立ちした大量の蕾。置いてあるスプレー容器に入った液体は、千葉の友人が作ってくれた天然素材の虫退治薬。瓜科にたかって困るウリハムシ(瓜葉虫)が来なくなる効果があるようなので、毎日カボチャとキュウリとゴーヤの葉にスプレーしている。アサツキ(浅葱)の花が目立つ年
竹藪の中に放置されていた丸太を蒲鉾状に割ろうと考えた。チェーンソーを使って切ろうとしたが、縦挽きだからか、素直に切れなくて往生した。縦目なのだから、斧を叩き込んで力任せに裂いてしまおうかと考えた。薪割りや竹を裂く時、竹は先から木は元からという原則がある。ということで見てみると、私はチェーンソーを細い先から入れてしまっていた。斜めに入れているので、上の長い方で30センチほどでしかないけれど、せっかくだから原則に逆らって斧を差し込み、大金槌で叩き込む。やはり、素直な裂け方にはならないが、やり始めたら止まらない。柄の取れた斧の刃も楔代わりにして、交互に徐々に裂け目を広げる。チェーンソーでやり遂げようとすれば何度も休憩を入れて1日ではやれなかったかも知れないのに、力任せは早い。きれいに裂けなかったのは原則を破った...丸太を裂く