多摩川の登戸の堰の少し下流、登戸側の河川敷に船島稲荷社があります。多摩川沿いに神社は多いですが、その中で堤防の川側の河川敷に鎮座しているのは少なくここはその一つです。それで川筋にも近く写真でも川が写っています。社名ですが社号標には「正一位船島稲荷大明神」とありますが、境内にある由緒を記した碑には「船島稲荷社」とありこちらをタイトルにしました。その碑によれば昭和十二年に洪水でご神木が流されるなど多大の被害があったが復興し、戦後の昭和四十四年には近代風の本殿に改築し今に至っているとのことです。河川敷と書きましたがこのあたりの河川敷は平らな低地というより高低の起伏があります。この社はその中でも高い場所にあり、余程の増水でなければ大丈夫なように見えます。そしてこの船島稲荷、堤防のすぐ下にあり堤防上の道を通る自転車...登戸の船島稲荷社…多摩川沿いの神社シリーズ