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ちばえこ日和 https://blog.ameto.jp/

大学発ベンチャーの社長が、自然エネルギー・再生可能エネルギーから農業や地域活性化まで様々な話題をお届けします。

千葉エコ・エネルギー株式会社代表取締役 日本初の博士(公共学)の学位授与者として、自然エネルギー政策などの研究者としても活動しています。 千葉エコ・エネルギー株式会社 http://www.chiba-eco.co.jp/

馬上丈司
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2014/09/20

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  • 「事業用発電パネル税」を考えるシンポジウム in 美作市

    2019年5月に岡山県美作市で条例案が発表された「事業用発電パネル税」を考えるシンポジウムを、一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)主催で11月27日に美作市内で開催します。 aspen.or.jp 「事業用発電パネル税」問題 この「事業用発電パネル税」は、美作市内の太陽光発電設備に対して、太陽光パネルの面積に応じて50円/㎡を課税するという内容です。 太陽光発電設備には、固定資産税や法人事業税が既に課税されている中で、法定外目的税としての二重課税を行うことが問題視され、各所から反対意見が上がりました。 しかし、美作市議会では6月議会と9月議会で継続審議となったものの、12月議会での採…

  • 美作市の事業用発電パネル税の審議佳境へ - 12月議会が山場か

    今年の5月に、岡山県美作市で「事業用発電パネル税」(通称:パネル税)の条例案がまとめられました。その内容は、市内に設置されている太陽光パネル1㎡あたり年間50円を課税するというものです。 標準的な60セルの太陽光パネルの大きさは1.65㎡程度なので、1枚あたり82.5円の課税になります。仮に低圧過積載で70kWp程度の既稼働の発電所でシミュレーションすると、 発電出力(DC):70kWp モジュール出力:250W/枚 モジュール枚数:280枚 年間課税額 :23,100円 以上のように、23,100円の課税となります。 この課税により、美作市は年間9,400万円の税収を見込んでいます。www.…

  • 発電側基本料金の議論が進む - 自民党の再エネ議連を傍聴してきました

    先週、自民党本部で開催された再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の会合に参加しました。今回のテーマは「発電側基本料金」です。 発電側基本料金? 「発電側基本料金」とは、送電網の設備投資に必要な費用の一部を、発電事業者に負担させるための仕組みです。現在、再生可能エネルギーなど新たな電源の新設が進むことで、各地で送電網の増強が必要になっています。これまでは、送配電網の設備投資費用は託送料金で回収されてきましたが、これは電気料金に上乗せされているので需要家が最終的に負担しています。 発電側基本料金は、経済産業省案によれば「発電所の定格出力(kW)あたり○円」という課金になりますが、従来は託送料金で回収…

  • 2024年までに再生可能エネルギー発電は更に現在の1.5倍以上に - 日本はどう振る舞うべきか

    国際エネルギー機関(IEA)が、10月21日に"Renewables 2019"というレポートを公表しました。IEAは毎年"World Energy Outlook"など世界のエネルギー情勢に関するレポートを公表しています。私も、過去に学位論文を執筆する際には当時最新のレポートを参照していました。 そんなIEAが、「2024年までの今後5年間に世界で再生可能エネルギーが現在の50%以上増加する」という分析を公表したことで、早速日経などが取り上げています。 www.nikkei.com 上記の記事にはIEAのレポートへのリンクがありませんので、こちらに掲載しておきます。 www.iea.org …

  • 日経BPメガソーラービジネスで千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機が特集

    日経BPのメガソーラービジネスで、千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機を特集していただきました! たくさんの写真を交えた、5ページに亘る記事になっています。 project.nikkeibp.co.jp 「太陽光で成り立つ次世代農業」 大木戸では、プロジェクト開始当初から「農業を化石燃料から解放する」というミッションを掲げて、農地でソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)から生み出されるエネルギーを活用した農業の実現を目指してきました。 営農型太陽光発電による「エネルギー兼業農家」という在り方をベースに、太陽光発電で得られるエネルギー収入と環境価値を農業に活かすことで、かつては農業者が地域の自然…

  • 千葉大学×京葉銀行の「ecoプロジェクト」で営農型太陽光発電の見学会を開催

    8月にお知らせした、千葉大生の発案による「営農型太陽光発電」の見学会が9月18日に開催され、その様子が毎日新聞Webに掲載されました。当日は、千葉大生8名を含む22名の参加がありました。 mainichi.jp ソーラーシェアリングへの関心が広がる ソーラーシェアリングが抱える課題の1つは、社会的な認知度の低さです。現地を見て取り組みを知っていただいた方には「とてもユニーク!」といった評価をいただくのですが、何より実際に目の当たりにする機会そのものが少ないです。 今回は、千葉大生の企画によって見学会がスタートし、京葉銀行の協力も得て県内企業を中心とした視察団が集まりました。 千葉県は国内で最も…

  • 国連気候行動サミットでのGreta Thunbergの演説と大人達の反応

    9月23日にニューヨークの国連本部で開催された、国連気候行動サミット(UN Climate Action Summit 2019)でのグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)のスピーチが、様々なメディアで取り上げられています。 www.huffingtonpost.jp 何の結果も出せない大人達に、非常に厳しい言葉を投げかけた彼女のスピーチは、SNSでもその大人達の手で拡散されています。 一方で、同じ気候行動サミットの結果を報じる記事では、各国が「自国が決定する貢献」(NDC)を引き上げるようなアクションを取れていないと指摘しています。 wired.jp 彼女のスピーチを賞賛するの…

  • サウジアラビアの石油施設攻撃に見る、日本のエネルギー安全保障の危うさ

    サウジアラビアの石油施設が攻撃を受けた事件から1週間が経過し、その実態が徐々に明らかになってきました。無人攻撃機(ドローン)だけでなく巡航ミサイルも含まれていたなど、その攻撃の詳細が判明してきましたが、アメリカからの兵器購入による大規模な防空体制を保有するサウジアラビアが、このような攻撃を受けたという事実は衝撃的です。 www.nikkei.com 既存の防空システムで防げない攻撃 弾道ミサイルを前提にした防空システムは、日本でもパトリオットミサイル(PAC 3)や、イージス艦の装備するイージス弾道ミサイル防衛システム、そして昨今話題のイージス・アショアなどがあります。これらは、宇宙空間を含む…

  • 停電7日目の復旧 - 今回の災害で浮き彫りになった社会問題

    昨日15日に、「ソーラーシェアリングの郷」である匝瑳市飯塚地区へ向かい、停電が続く現地の状況などを確認してきました。 集落内では15日早朝にも一部の復電が確認されていましたが、15日の14時時点ではまだ停電エリアが広範囲に広がっている状況です。 ソーラーシェアリングを活用した充電ステーション 停電が3日目となった11日から、飯塚地区にあるソーラーシェアリング「匝瑳市民発電所」にて、太陽光発電設備から給電される電気を使った充電ステーションが開設されていました。 結果として同地区の停電は7日間に及び、開設期間中は多くの方がスマートフォンの充電などに訪れていたということです。 昨日段階で地区内の停電…

  • 台風15号による千葉県内の被害状況の記録(最終更新:9月10日)

    9月8日から9日にかけて関東地方に接近・上陸した台風15号により、現在も千葉県内では大規模な停電が続いています。10日朝現在、高速道路の不通・鉄道の運転見合わせや運休・信号の停電による道路網のマヒなど、生活に大きな支障がある状況です。 9日に街中や自社農業・発電設備などを見回りましたが、その様子は8年前の東日本大震災の翌日にやはり街中を回ったときと、とても似通った空気を感じました。 まだ現在進行中の災害と言えますが、その状況を記録しておきます。 9月8日 台風接近 朝方は快晴で、風も雨もなく台風の接近を実感できない程度 お昼前頃から、雲が増えて各地で通り雨が降るように 夕方頃まで特に大きな天気…

  • 「営農型太陽光発電ソーラーシェアリングの最前線」セミナーに登壇します

    日本太陽エネルギー学会が主催する、光化学・バイオマス部会 第11回/太陽光発電部会 第27回 合同セミナー「営農型太陽光発電ソーラーシェアリングの最前線」に、スピーカーとして登壇することになりました。 9月30日に神楽坂の東京理科大学で開催され、学会員以外の方も参加できます。 www.jses-solar.jp 太陽エネルギー学会が取り上げるようになったソーラーシェアリング かつては、太陽光発電業界でもほとんど知られていなかったソーラーシェアリングも、こうして太陽エネルギー学会の部会合同セミナーとして取り上げられるテーマとなったことは、隔世の感があります。 私は農林水産省再生可能エネルギー室の…

  • ビームス ジャパンの店頭に千葉エコのソーラーシェアリングが並ぶ日

    8月28日から新宿の「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」の店頭で、みんな電力による「電気の店頭販売」がスタートしました! その販売ラインナップの中に、千葉エコの匝瑳飯塚Sola Share1号機が含まれています。 www.fashionsnap.com 店頭で電気が気軽に買える時代 今回は、店頭で気に入った発電所の「電気のカード」を1,000円で購入し、みんな電力への電気の切替を申し込むと、3,000円分の電気代に充当されます。 電気の小売完全自由化で「背景やストーリーに共感し、顔の見える生産者から電気を買う時代」が始まり、自然エネルギーの価値が更に高まってきています。 新宿で気軽…

  • 千葉大生の発案による「営農型太陽光発電」の見学会を大木戸で開催します!

    千葉大生の企画発案による「営農型太陽光発電」の見学会を、9月18日に千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機で開催します! 私がかつて所属していた、千葉大学環境ISO学生委員会のメンバーによる企画です。 prtimes.jp 農業とエネルギーの未来を考える 千葉県の農業関係者や千葉大生をターゲットとして、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の見学会を行い、農業とエネルギーの未来を考える切っ掛けとしてもらうためのイベントです。 千葉大学と京葉銀行が2017年からスタートさせた「7色の虹を千葉から未来へ ~千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト~」の一貫として、毎年学生が自由にアイデアを出す7つの企画…

  • 「とくしま自然エネルギービジネスマイスター講座」に講師として登壇します

    10月から5回連続の講座として徳島市で開催される、「とくしま自然エネルギービジネスマイスター講座」に講師として登壇することになりました。 私は、11月28日(木)に開講予定の第4回講座「<太陽光>~自然エネルギービジネスプランを事業として成立させる~」を担当させていただきます。 太陽光発電(ソーラーシェアリング)の現状と課題や、地域で地産地消型のエネルギー事業を進める際の課題や対応方法について、お話しする予定です。 講座の詳細や申し込み 講座の詳細は、下記の主催者Webサイトをご覧ください eco-toku.org

  • 太陽光発電の主力電源化に向けて - 新たな太陽光発電設備のガイドライン策定検討委員会に参加

    お盆も明けた今週月曜日、都内で開催されたとある検討委員会に委員として参加をしてきました。 検討委員会に委員として参加 今回は、NEDO事業として実施されている「太陽光発電システム長期安定電源化基盤技術開発」事業の、「【研究開発項目I】太陽光発電設備の信頼性・安全性向上 有効技術の評価」に関する検討委員会です。 www.nedo.go.jp 主なテーマは、今後脱FIT化が進み太陽光発電の一層の普及が進むことになる中で、電源としての信頼性・安全性向上のための技術検討や、新たな設置形態としての急傾斜地・営農型・水上型に対する設計施工ガイドラインの策定に向けた企画立案です。 私は主に営農型のワーキング…

  • 毎週クレジットカードを1枚食べるという生活

    変わったブログタイトルをつけましたが、この背景は2ヵ月前の下記の記事から引っ張ってきたものです。 jp.reuters.com 毎週5gのプラスチックが体内に摂取されている マイクロプラスチック問題が脚光を浴びる中で、飲料水を最大の摂取源として私たちが日々体内に取り込んでいるプラスチックは週に5g、クレジットカード1枚分という調査結果が紹介されています。 記事中にはアメリカにおける水道水サンプルの94.4%から、プラスチックの繊維が検出されたとしていますが、更に昨日になって下記のような記事も報じられています。 www.cnn.co.jp マイクロプラスチックはどこからやってくるのか? これもア…

  • 韓国で開催された世界初の営農型太陽光発電国際シンポジウム - ソーラーシェアリングの各国事情を探る

    7月24日に韓国は羅州市にある韓国電力本社で開催された、営農型太陽光発電国際シンポジウムの様子をスマートジャパンのソーラーシェアリング連載記事として投稿しました。 日本・韓国・中国・ドイツの営農型太陽光発電に関する研究者が参集した、世界初の営農型太陽光発電をテーマとした国際シンポジウムです。 www.itmedia.co.jp 各国の事情は 詳細は記事を見ていただければと言うところですが、設備や農業面の研究では韓国が急速に取り組みを進めていて、導入量では中国が圧倒的、ドイツは1980年代からの研究が実を結んできたというところです。 2020年代前半にはソーラーシェアリングの世界導入量は10GW…

  • 農業と自然エネルギー研究の第一歩 - 次世代農業エネルギー研究会の設立記念イベントを開催しました

    去る8月1日に、千葉商科大学国府台キャンパスで次世代農業エネルギー研究会の設立記念イベントを開催しました。 当日は20名の研究者・実務家の方々の参加を得て、各自の持つ営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)事業や農業分野における自然エネルギー利用について、課題意識などを共有することができました。 これまで、自然エネルギー事業が農業に密接に関わる分野として注目されてきましたが、この研究会を通じて農業サイドからも自然エネルギーの活用やエネルギー転換に関する興味関心を喚起したいと思い、まずは設立記念イベントを開催するに至りました。 www.chiba-eco.co.jp 千葉商科大学の原科学長による…

  • 「ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏」を共催します

    毎年全国からソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の関係者が結集するソーラーシェアリングサミットが、今年は千葉県で開催されます! 開催地は千葉県柏市、まだソーラーシェアリングの影も形もない場所ですが、これからの普及を目指すべく「ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏」が9月7日に開かれます。 ソーラーシェアリングサミット2019 in 柏 今年は千葉エコ・エネルギーとして共催 昨年は講演者として、神奈川県小田原市で開催されたサミットに登壇しましたが、今年はセッションを1つ担当することとなり、地元千葉での開催ということもあって千葉エコ・エネルギーとしての共催になります。 私のセッション…

  • リクナビの内定辞退予測データ販売に見る、AI時代の個人情報と企業倫理の崩壊

    リクルートが運営する就活情報サイト「リクナビ」で、過去の内定辞退者の行動データを元にして、現在の内定者の行動をAIで分析し、内定を辞退する確率を予測するデータを企業向けに販売していたと報じられました。 AIの普及が進めばあらゆる個人情報が、その行動の分析に使われることになるというのは以前から指摘されてきましたが、まさにそれが現実化してきたと言えます。 私も一昨年から大学生向けのキャリア教育を行ってきていますが、就活生に新たな注意喚起をしなければならない時代へと突入しました。 www.asahi.com 「リクナビ」が就活生の行動データを販売するという衝撃 15年ほど前、私が就職活動世代だった頃…

  • H.I.S.の再生可能エネルギー事業はどこへ向かうのか? - 輸入パーム油によるバイオマス発電の是非

    旅行大手のH.I.S.が宮城県角田市で進める、輸入パーム油を用いたバイオマス発電事業に対して、今年2月に東北大学大学院の長谷川教授を代表とした研究者・NGO・NPO・市民団体らによる事業撤退の申し入れが行われたことは記憶にあるところですが、更に約15万筆の署名が集められH.I.S.へと提出されたと報じられています。 www.kahoku.co.jp 輸入バイオマス資源は再生可能エネルギーか 来年の運転開始を目指して建設が進む「H.I.S.角田バイオマスパーク」は、出力41,100kWのガスタービンコンバインドサイクル発電所で、バイオマス発電とは言いますが要は「燃料に輸入パーム油を使った小型火力…

  • 農業経営体の減少に歯止めはかからず - 過去最少水準

    日本の農業従事者数の減少は既に言及するまでもないですが、小規模な家族経営体の離農に歯止めはかからず、農業経営体数全体で過去10年間に3割減少して、120万経営体を割り込みました。 www.agrinews.co.jp 進む高齢化 我が国の農業は「団塊の世代」が支えている状況にあり、その年齢が上がるごとに農業従事者の平均年齢も上昇してきました。 主に農業へ従事している「基幹的農業従事者」の年齢構成では、70歳以上が全体の40%以上(59万人)を占めており、農業就業人口全体では65歳以上が70%(118万人)を占めます。 一方で、49歳以下の新規就農者は約2万人/年となっていることから、現在65歳…

  • 統計を読む:日本の全就業者に占める「雇用者」の割合が過去最大に

    ここ最近は、講演に際して様々な社会統計をベースにお話しすること(統計不正問題もありましたが)を意識しているのですが、1つ気になる統計データを見つけました。 総務省が実施している「労働力調査」の中にありました。 www.stat.go.jp 日本の「雇用者」の割合が過去最高になっている この労働力調査は、就業者数や完全失業者数、完全失業率などの重要な景気指標となるデータですが、その中に就業状態をまとめたものがあります。これは、就業しているか失業しているか、就業形態(自営業・家族従業・雇用者)はどうなっているかをまとめているのですが、2019年1~3月期のデータから「雇用者」の割合を算出してみると…

  • ブロックチェーン技術を活用したソーラーシェアリングから社会福祉施設への電力供給スタート

    みんな電力株式会社のブロックチェーン技術を活用した、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)で生産された電気を社会福祉施設に供給する日本初の取り組みをスタートしました! www.nikkei.com 取り組みの概要 今回は、千葉エコが保有する千葉県匝瑳市のソーラーシェアリング設備の電気を、社会福祉法人福祉楽団/恋する豚研究所の運営する社会福祉施設に対して、ブロックチェーン技術を用いた需給の紐付けを行うものです。 供給される電気は「FIT電気」であり再エネの純粋な環境価値は付加できませんが、千葉県内のソーラーシェアリングで作られた電気を、同じく千葉県内の社会福祉施設で使うという地産地消の繋がりが…

  • 岡山市で初となるソーラーシェアリングセミナーで講演 - 7月28日14時から

    「晴れの国おかやま 太陽光発電のススメ」というWebサイトまで開設して太陽光発電の促進を図っている岡山県ですが、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の普及では何故か不毛地帯となっています。 そんな岡山で、初となるソーラーシェアリングセミナーでの講演を7月28日に行います。 www.facebook.com なぜ不毛地帯になってしまっているのか? 農林水産省による営農型太陽光発電の導入状況の統計データを見ると東高西低の傾向があり、中四国では徳島が飛び抜けて多い以外は低い導入件数となっています。 導入に熱心な事業者の存在や、許可権を有する都道府県の姿勢などが導入件数に大きく影響しますが、耳にす…

  • ASPEnにメール会員を創設しました - 「FIT終了」の誤報騒動を受けての対応

    一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)として、新たに再生可能エネルギー発電事業等の情報配信を受けられる「メール会員」を創設しました。 これは先般の「FIT終了誤報騒動」を受けて、より迅速に正確な情報を発信していく必要を痛感したことによるものです。 「FIT終了」の誤報騒動 6月12日から13日にかけて、大手報道各社から「太陽光発電のFIT終了」というニュースが駆け巡り、あたかも「既稼働案件も含めて全ての太陽光発電のFITがなくなる」という理解が広まってしまい、13日の株式市場では関連銘柄が下落し、レノバが「一部報道について」とする緊急リリースを出すなど混乱が広がりました。 実態は、20…

  • 美作市の事業用発電パネル税に対する反対意見書・提案書をASPEnとして送付

    国内の自然エネルギー業界に大きな衝撃を与えた、岡山県美作市の「事業用発電パネル税」課税条例について、一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)として反対意見書・提案書を美作市長並びに市議会議長宛に送付しました。 送付した反対意見書・提案書 自然エネルギーへの新たな課税は将来世代にツケを残す 今回の反対意見書には、事業用発電パネル税が太陽光発電事業を狙い撃ちしたものであり、世界的な自然エネルギー導入拡大の流れに逆行し、自然エネルギーへの投資を萎縮させるツケは将来世代が払うことになると指摘した上で、太陽光発電事業の適正化に向けた取り組みを提言として盛り込みました。 この課税条例案は美作市だけの…

  • 「全太陽光発電所適正化に向けた見学ツアー&セミナー@福山」を開催します

    4月に宮城県で開催した「不適切発電所撲滅に向けた見学ツアー@仙台」をリニューアルし、ASPEnとして「全太陽光発電所適正化に向けた見学ツアー&セミナー」として開催いたします。今回は、広島県福山市にて6月29日(土)の開催です。 低圧太陽光発電所の整理は始まるか 資源エネルギー庁が公表している事業計画認定情報では、事業用太陽光発電所の件数が56万件を超える中で、その95%は50kW未満の設備となっています。 低圧連系の太陽光発電所は、その他のFIT対象となっている事業用発電設備と比べて参入が容易であり、FIT開始後には雨後のタケノコのように各地に誕生していき、車を走らせれば日本全国どこへ行っても…

  • 千葉大学大学院での今期の講義スタート - 「大学院におけるキャリア形成」

    今日から千葉大学大学院で、今期(2019年度第2ターム)の担当講義「人文社会科学特論 - 大学院におけるキャリア形成」がスタートします。今年初開講の、新しいチャレンジとしての講義になります。 懐かしの人文社会科学研究棟@西千葉キャンパス 大学院におけるキャリアパス 昭和から平成を越えて令和時代に入り、これまでの人生設計・キャリア観が全く通用しない時代に突入しましたが、大学院教育ではもっとガラパゴスな状況にあります。 そもそも大学院生のキャリア教育?というところからのスタートになりますが、文部科学省の平成27年度「学校基本調査」によると、社会科学系の大学院博士課程修了者で正規職についているのは4…

  • 「太陽光発電のFIT制度終了」の報道が駆け巡り大騒ぎに

    昨日から、「太陽光発電のFIT制度が終わる?」「いや、FIT制度が全部終わる!?」と思わせるような日本経済新聞やNHKの報道が相次ぎ、私も昨晩から多くの問い合わせをいただいております。 例えば日本経済新聞は下記のような感じです。 www.nikkei.com 当初から予定されていたFIT制度の見直し議論が本格化 我が国のFIT制度は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」という法律で規定されていますが、「特別措置法」というのは期間や目的を限定して特定の事象に対応するための法律です。 FIT制度の場合は、再生可能エネルギー発電を急速に導入するという目的があるわけですが…

  • 千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機で収穫祭を開催 - ソーラシェアリングWebレポート

    6月1日に千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機で開催した、ニンニク収穫祭の様子がソーラーシェアリングWebでレポートされています。 当日は、昨年9月の作付けにも参加してくれた方々を中心に、子供達も加わって賑やかなイベントになり本当に楽しかったです! solar-sharing.net 太陽光パネルの下での農作業とお祭り 今年が初収穫となる大木戸ですが、予てから計画していた通りの収穫祭を開催することが出来ました。匝瑳市飯塚地区の収穫祭に比べれば全然小さいイベントですが、作付けにも参加してくれた方々も招き、拙い運営ながらも参加した皆さんに楽しんでいただけました。 日頃から各所でお話ししていますが、ソ…

  • ASPEn主催 全太陽光発電所適正化に向けた見学ツアー&セミナー@福山のお知らせ

    4月に宮城県で開催した「不適切太陽光発電所撲滅ツアー in 宮城」に引き続き、6月29日に今度は広島県福山市で「全太陽光発電所適正化に向けた見学ツアー&セミナー@福山」を、太陽光発電事業者連盟(ASPEn)主催で開催します。 長期安定した太陽光発電事業の実現に向けて 第5次エネルギー基本計画で「再生可能エネルギーの主力電源化」が盛り込まれたことが大きな話題になりましたが、主力電源として最も多くの発電容量を有するのが太陽光発電です。 既に5,000万kWに迫る累計導入量がある中で、FIT期間の20年にとどまらず、減価償却後は燃料費のかからない安価な電源として長期安定した稼働が求められます。 各地…

  • ソーラーシェアリングとSDGs - 「ソーラーシェアリング2.0」への進化

    先週、G20新潟農業大臣会合へソーラーシェアリングの展示出展したことを報告しましたが、週明けに「ソーラーシェアリングとSDGs」のテーマでスマートジャパンの連載記事を更新しました! www.itmedia.co.jp SDGs達成に資するソーラーシェアリング ソーラーシェアリングが農地を保全し、自然エネルギーを生み出し、農業者と地域の所得向上に貢献することはこれまでも注目されてきましたが、その社会的なメリットがSDGsの文脈からも注目されるようになりました。 農村における新たな所得機会の創出 農地での電源創出で農業IoT技術の導入促進 農地の回復や保全による地域の環境保全 無電化地域での電源確…

  • G20新潟農業大臣会合にソーラーシェアリングのブース出展を行いました

    去る5月11~12日に開催されたG20新潟農業大臣会合に、農林水産省と共にソーラーシェアリング/営農型太陽光発電/FarmingPVの展示出展を行いました。 下記の食料産業局再生可能エネルギー室のWebサイトに、出展レポートが掲載されています。 www.maff.go.jp G20でのソーラーシェアリングのPR 今回はわが国初のG20農業大臣会合となり、会合のテーマ等と関連した展示会が会場となった「ときメッセ」で開催されました。 各国政府関係者が足を運ぶ展示会で、その中で「SDGs達成に向けた取組」の一環として、農林水産省と共同で営農型太陽光発電(FarmingPV)の展示を行いました。 上記…

  • ソーラーシェアリング推進連盟の設立1周年記念シンポジウムを開催します!

    来る6月6日、一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟の設立1周年記念シンポジウムを渋谷で開催いたします! 今年のテーマは「農業活性化に資するソーラーシェアリングの拡大に向けて」を掲げ、本格的な普及期に入ったソーラーシェアリングが、地域の農業活性化にどのように貢献していくべきかを考えます。 solar-sharing.jp 豪華ゲストを迎えて、ソーラーシェアリングの明日を考える 今回、来賓として環境省からは森本英香事務次官、農林水産省からは食料産業局バイオマス循環資源課再生可能エネルギー室の川中正光室長がお越しになるほか、経済産業省・資源エネルギー庁からの来賓も調整中です。 トークセッションで…

  • 一般社団法人ソーラーシェアリング協会による大木戸視察

    去る5月17日、一般社団法人ソーラーシェアリング協会の生津参与ら3名の方々が、千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機の視察に訪れました。5年ほど前に、同じ千葉市綠区内にあるソーラーシェアリング協会の設備を視察に行ったご縁があり、あの頃を振り返ると隔世の感があります。 ソーラーシェアリング協会の生津参与(左から二人目)らと ソーラーシェアリング業界の今後に向けた意見交換 一通り大木戸の設備の説明や、アグリ・エナジープロジェクトに関する説明の後、ソーラーシェアリング業界の現状や今後の見通しについて、率直な意見交換を行いました。 政策面での後押しもある中で、これから本格的な普及期にソーラーシェアリングが…

  • 太陽光発電協会(JPEA)の太陽光発電事業情報交換会に参加

    太陽光発電協会(JPEA)からの打診を受け、今日はJPEA本部で開催された太陽光発電事業情報交換会に太陽光発電事業者連盟(ASPEn)として参加してきました。 参加団体は、JPEA・ASPEnと日本再生可能エネルギー事業者協議会(JSEC)の三者で、主に太陽光発電事業者の視点から業界健全化に向けた取組をどのように進めるかについて、情報交換を図りました。 情報交換会への参加メンバー(右から2人目がJSECの東原代表) 発電事業の適正化に向けた動きが加速 今年3月に太陽光発電で初のFIT認定が取り消されたことは記憶に新しいですが、これまで未稼働案件に対する様々なスクリーニング措置が執られてきたもの…

  • 世界におけるソーラーシェアリング普及の潮流 - 環境ビジネスオンライン連載記事

    大型連休明けに、環境ビジネスオンラインで第2期の連載記事第4回が公開されました。今回は、「世界におけるソーラーシェアリングの活用事例とは?」がテーマです。 www.kankyo-business.jp 日本発の技術としてアジアを中心に広がるソーラーシェアリング ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)がFIT制度に乗って国内で導入が進み、農業と自然エネルギー発電を両立させるモデルとしての事例件数は、現在もまだ我が国が最先端にあります。 太陽光発電の拡大のために農地を有効活用する必要があるという点で、アジア圏諸国が同様の課題を抱えていて、特に東アジアでは営農型太陽光発電の導入が広がっています。 …

  • 2018年の世界の再エネ成長トレンドは横ばい - 2017年とほぼ同等の177GWに

    IEA(国際エネルギー機関)が発表した2018年の世界的な再生可能エネルギーの新規設備容量について、2017年とほぼ同等の177GWに留まったと公表しました。2001年以降継続してきた成長傾向の中で、初の成長量が横ばいです。 www.iea.org 世界の再生可能エネルギー導入量は十分か? 2018年に導入された177GWという設備容量は、2017年とほぼ同等とは言え過去最高水準にあることは事実です。ただ、IEAのレポートではパリ協定の目標を達成するために、2030年まで毎年300GWの再生可能エネルギー導入が必要であるとしており、その視点からすると単年度目標達成率60%ということになります。…

  • スマートジャパン連載記事第14回 - エネルギーと農業の次世代を担う人材育成

    スマートジャパン連載記事の第14回が今朝公開されました。今回は、「大学教育とソーラーシェアリング、次世代を担う人材を育てるために」と題して、ソーラーシェアリングの教育効果やエネルギー・農業の人材育成についてまとめました。 www.itmedia.co.jp ソーラーシェアリングへの若い世代の関心は? 記事中でも触れていますが、学部の卒論や大学院の論文テーマとしてソーラーシェアリングを選ぶ学生は増えてきています。ただ、それを指導する教員側の興味関心はまだそれほど高くないと感じています。学部生では、匝瑳や大木戸に教員と共に調査へ訪れるケースもありますが、私がこれまで接した中では環境経済・政策系や工…

  • 平成の終わりに、平成を振り返る

    1989年に始まり2019年に終わる平成の時代、平成最後の日に振り返ろうと思います。 この30年間がどのような時代だったかは、テレビを中心に様々なメディアで報じられるものを見て、ここ数日思い返しますが、私が現在取り組んでいるエネルギーや農業の観点から振り返ると、とにかく「激動」の時代でした。 色々な数字で振り返る 30年前、住宅用太陽光発電もまだ市場には出ていませんでしたが、今ではあらゆる場所に太陽光パネルが設置され、平成の初めにはほぼ0と言って差し支えなかった太陽光発電は、2019年現在約5,000万kWに迫る導入量です。 1990年代に地球温暖化という言葉が使われるようになり、この30年の…

  • 九州電力管内での出力制御(出力抑制)対象となる太陽光発電所を拡大へ - 旧ルールの500kW未満にも適用

    4月26日に開催された第21回系統ワーキンググループで、昨今の九州電力管内における出力制御(出力抑制)について、九州電力による実施報告やOCCTOからの検証結果報告が行われる中、資源エネルギー庁から提出された資料に「出力制御対象の拡大」が盛り込まれていました。 下記が、委員会資料からの抜粋です。 第21回系統ワーキンググループ資料から 「出力制御対象外」とは何か? FIT制度の中で、太陽光発電所の出力制御には「旧ルール」と「新ルール」と「指定ルール」の3つのパターンが存在しています。 旧ルール:年間30日まで無補償の出力制御対象 新ルール:年間360時間まで無補償の出力制御対象 指定ルール:年…

  • 毎日メディアカフェでソーラーシェアリングのお話をします

    とある繋がりで、6月12日(水)18時半より毎日新聞本社にある「毎日メディアカフェ」で、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)のお話をさせていただきます。 詳細は下記サイトをご覧ください。 mainichimediacafe.jp 6年ぶりの毎日新聞東京本社 このお話をいただいた時に、記憶を紐解くと2013年3月にNPO法人ソーラーシティ・ジャパンの主催イベントとして、同じく毎日新聞東京本社1Fで開催したセミナーに登壇したことを、思い出しました。 当時は千葉エコ・エネルギーを創業してまだ半年、事業の話と言うよりは自分がそれまでやってきたエネルギー永続地帯の話を中心に、講演したことを覚えていま…

  • ニュースラッシュ - 韓国のソーラーシェアリング記事と果樹のソーラーシェアリング記事が立て続けに公開

    新年度も始まり、平成の終わりと令和の始まりが見えてきた今日この頃、今年1~3月期のソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)に関する記事が次々と公開されました。 日韓営農型太陽光発電政策・技術交流会 www.itmedia.co.jp 3月に韓国で開催された、日韓営農型太陽光発電政策・技術交流会の記事がスマートジャパンで公開されました。昨年から連載しているソーラーシェアリング記事の一環です。 韓国政府は再生可能エネルギー発電の導入比率を2040年までに30~35%とする計画案を公表しており、2030年までの計画でも大きな比率を占める太陽光発電の重要性は、更に高まっていきそうです。 www.cho…

  • 千葉商科大学のキャンパス内ソーラーシェアリング事業をサポートしました

    千葉商科大学キャンパス内に導入された、ソーラーシェアリング実験施設の企画・設置サポートについて、プレスリリースを出しました。 今回は、事業の企画から設備の設計・導入まで一貫したサポートをさせていただいています! www.chiba-eco.co.jp 千葉商科大学 ソーラーシェアリング実験施設 大学キャンパスで初のソーラーシェアリング 今回の事業には2つの特徴があります。 1つ目は、発電設備から供給される電力を蓄電池併設によって大学施設で自家消費すること。2つ目は、設備の下でワイン用のぶどうを栽培し、5年後のワイン醸造を目指すことです。 設備下での農業は学生が中心となって行い、「CUC100ワ…

  • 農業と小水力発電とバイオマス利用 - 環境ビジネスオンライン記事

    農業×自然エネルギー×地域活性化でソーラーシェアリングを推進する中、各所でお話ししているのは「農業と親和性の高い自然エネルギーの活用」です。 現在、環境ビジネスオンラインでシーズン2のソーラーシェアリング連載記事を書いていますが、今回は毛色を変えて小水力とバイオマスを取り上げました。 www.kankyo-business.jp 地域の資源管理者は誰か?という視点 太陽光発電に次ぐFIT認定量を積み上げた各種バイオマス発電は、実際の所は燃料がバイオマスな火力発電なので、発電所の稼働に必要な燃料を人の手で収集し投入していく必要があります。 その視点で行くと、発電事業を長期継続できるかどうかは資源…

  • 韓国エネルギー公団及び韓国営農型太陽光協会との業務協約書締結リリース

    3月7日の韓国における日韓営農型太陽光発電技術交流会に先立ち、韓国営農型太陽光協会本部(忠清北道テクノパーク)において、ソーラーシェアリング推進連盟と、韓国エネルギー公団及び韓国営農型太陽光協会との間で、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の推進に向けた業務協約書を締結しました。 ソーラーシェアリング推進連盟としてのニュースリリースは、下記になります。 solar-sharing.jp 日韓での技術交流を進め、営農型太陽光発電の普及や標準化を推進 技術交流会では、韓国側での営農型太陽光発電に関する技術研究や、農作物の生育に関する研究が日本よりも進んでいる実態を垣間見ましたが、実際の導入実績…

  • スマートジャパン連載記事第12回 - 今回は農林水産省のガイドブックを解説

    今朝公開された、スマートジャパンで掲載されているソーラーシェアリング連載第12回は、2月に農林水産省から公開された「営農型太陽光発電取組支援ガイドブック」の解説です。 毎年内容のアップデートが続いてきたガイドブックですが、今回は大幅に情報量が増えました。 www.itmedia.co.jp ソーラーシェアリングの取組事例や支援施策などの情報が増加 まずは各地の取組事例が15案件へと大幅に拡充されたほか、国や地方自治体による導入支援制度(営農型のみを対象にしたものではない事業も含む)、金融機関による融資メニュー(同)などが幅広く掲載され、これまでよりも更に充実したガイドブックになってきています。…

  • 日韓営農型太陽光発電技術交流会に日本代表として出席 - ソーラーシェアリングの国際展開に向けて

    ソーラーシェアリングの国際的な注目の高まりについて、都度このブログでも紹介してきましたが、いま韓国で営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)への取り組みが急ピッチで進み始めています。 昨年12月の台湾に続き、今度は韓国でソーラーシェアリングの国際会合に登壇してきました。韓国政府の力のいれ具合がすごかったです。 日韓営農型太陽光発電技術交流会が開催 3月7日、韓国大田広域市の韓国電力公社電力研究院において、日韓営農型太陽光発電技術交流会(主催:韓国電力公社電力研究院・農業技術院・グリーンエネルギー研究院)が開催され、日本代表団として参加してきました。 日本からは、ソーラーシェアリング推進連盟並び…

  • PV EXPO 2019 イベント登壇レポート① - ソーラーシェアリングの特別講演セッションには500人来場!

    今年も2月27日~3月1日にかけて、東京ビッグサイトで"PV EXPO 2019"が開催されました。展示会でのイベント登壇についてレポートします。 気がつけば2019年 太陽光発電業界に身を置く立場として2014年から毎年参加してきましたが、2016年からソーラーシェアリングに関する展示が増え始め、私も企業ブースでのセミナーなどを引き受けるようになりました。 そして迎えた2019年、まさかの主催者公式セミナーである「太陽電池展 特別講演」への登壇という展開に! PV EXPO 2019 「ソーラーシェアリングの市場予測と今後の展開」に来場者500人! この特別講演は、資源総合システムの一木さん…

  • 3.11とエネルギーについて考える - Social Salonに登壇します

    今年もまた、3月11日が近づいてきました。 もう8年かと思うと歳月の過ぎ去る早さを感じますが、日頃あの大震災や原発事故に思いを馳せる機会が、どんどん減っているようにも思います 後世、我が国の大きな転機となる災害として語られるであろう東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故について、改めて考えようという機会をいただきました。 3月23日、『Social Salon vol.33 今みんなで考える"3.11とエネルギー"』に、話題提供者として登壇します。 www.facebook.com 私たちは何を知り、何を知らないのか? 今回は「エネルギー」が一つのテーマですが、そこからイメージされるの…

  • ソーラーシェアリング推進連盟の第2回オープンミーティングを開催 - 前回に引き続き活発な議論が行われました

    2月20日に、昨年12月に引き続き、ソーラーシェアリング推進連盟の第2回オープンミーティングを開催しました。 前回は2週間足らずで参加申込みが定員に達したことや、参加者同士の活発な議論と交流の場として好評だったことから、今回2ヵ月を置いての第2回を開催することとなりました。 当日の様子は、ソーラーシェアリングWebでレポートがまとめられているので、ご覧ください。 solar-sharing.net ソーラーシェアリングについてオープンに語り合う場を ソーラーシェアリング業界はここしばらく大きな盛り上がりを見せており、ローカルな組織を含めると10以上の団体がソーラーシェアリングの普及などを目的と…

  • ソーラーシェアリングの補助金・補助制度は何がある? - FIT以外の補助制度まとめ

    ソーラーシェアリングに関する質問で、ほぼ毎回聞かれるのが「ソーラーシェアリングの補助金ってありますか?」です。 FIT制度こそが現行では最大の補助金ですが、それ以外にも各地方自治体で独自の取組が始まっています。 今回のITmedia スマートジャパンの連載記事では、ソーラーシェアリングの支援制度についてまとめました。 www.itmedia.co.jp どんな補助制度や支援が? 再生可能エネルギーへの補助金は、FIT以前であれば設備投資に対する定額・定率の補助金が定番でしたが、固定資産税の減免措置や利子補給、ビジネスマッチングなども見られるようになりました。 特に、資金調達がハードルになりやす…

  • ソーラーシェアリング発案者・長島彬氏の講演会を開催 - 主催:ソーラーシェアリングWeb

    ソーラーシェアリングが世界的な普及拡大を見せる中で、改めてソーラーシェアリングの基本に立ち返る機会として、ソーラーシェアリング発案者である長島彬氏の講演会を2月25日(月)に開催します! 主催はソーラーシェアリングWebで、推進連盟を始めとするソーラーシェアリング関係団体の後援による開催です。 solarjournal.jp ソーラーシェアリングが目指すべき道を考える 来週には、ソーラーシェアリング推進連盟の第2回オープンミーティングが開催されますが、日本各地で新規のソーラーシェアリング事業が進み、また台湾・韓国を始めとするアジア各国でもソーラーシェアリングの導入が始まろうとしています。 その…

  • 全国のソーラーシェアリングの実態調査を実施 - 普及は進むが理解は進まない現状が明らかに

    ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)が制度化されて間もなく6年となりますが、これから普及が加速化していくと考えられる中で普及初期の実態を明らかにするべく、千葉大学倉阪研究室とNPO法人地域持続研究所への委託調査という形で、ソーラーシェアリングの全国的な実態調査を実施しました。 その結果を、スマートジャパンの連載記事としてレポートしましたので、是非ご覧ください。 www.itmedia.co.jp 普及初期の事例は玉石混淆 今回の調査に回答を得られた農業委員会での、一時転用許可件数は1,347件となっています。関東・中部・四国地方で事例が多い一方で、それ以外の地方では事例が少なく、1市町村で…

  • ソーラーシェアリング推進連盟のオープンミーティング 第2回を開催します!

    昨年12月にソーラーシェアリング推進連盟で開催したオープンミーティング(会員限定)の第2回を、2月20日(水)に再び開催いたします! solar-sharing.jp ソーラーシェアリング推進連盟の役割とアクションを考える 前回に引き続き、今回のテーマも「私たちが考えるソーラーシェアリングと推進連盟の役割について」です。 オープンミーティングは最終的な結論を出すと言うよりも、参加者相互の意見交換を通じてソーラーシェアリングに取り組む理由や、これから進めて行くにあたっての方向性など、これからのソーラーシェアリングについての考えを深める機会となります。 当日はソーラーシェアリング推進連盟の理事・幹…

  • 注意喚起:千葉エコ・エネルギーを名乗る不審な営業・勧誘にご注意ください

    ここ最近、千葉エコ・エネルギーの関係者を名乗る人物から、ソーラーシェアリングのコンサルティングに関する営業・勧誘を受けたという情報が増えてきています。 弊社を名前を出した不審な営業や勧誘を受けた場合には、ご一報ください。 www.chiba-eco.co.jp お陰様で、ソーラーシェアリングに関する問い合わせを多くいただいたり、私が様々なメディアや講演等で出演させていただいたりといった機会が増えていますが、その一方でどうしてもこういった事件も起きるようになってしまいました。皆様、ご注意ください。

  • ソーラーシェアリングの未来を語る - 再エネ×農業活性化論(2)

    一昨日に引き続き、今度は昨秋に刊行されたアースジャーナルVol.06 ソーラーシェアリング特集号第二弾に寄稿した、「再エネ×農業活性化論(2)」がソーラーシェアリングWebに掲載されました。 馬上丈司の再エネ×農業活性化論(2) ソーラーシェアリング業界のここ1年の変化 特集号第一弾の刊行から1年が経って、何が変わったかと言えばとにかくソーラーシェアリングに関心を持つ、あるいは事業として取り組みたいという方の急増です。 私も昨年の講演回数は40回を超え、11月には1週間に5回の講演をこなしたり、ついには日本を飛び出して台湾にまで行くなど東奔西走の1年でしたが、それもこれもソーラーシェアリングへ…

  • ソーラーシェアリングの未来を語る - 再エネ×農業活性化論(1)

    ソーラーシェアリングの将来展望について色々な所でお話をする機会がありますが、一昨年に完工されたアースジャーナル・ソーラーシェアリング特集号に寄稿した、「再エネ×農業活性化論」がソーラーシェアリングWebにて公開されました。 solar-sharing.net FIT価格の低下は何ら支障にならない 記事を書いた当時はFIT21円時代ですが、その頃は既にFIT価格の低下でソーラーシェアリングの事業性は厳しいのでは?と言われていました。 しかし、1年半が経って振り返ると、結局は21円すらプレミアムな調達価格であり、十分な事業性を備えていたことが今になればよく分かります。 それは18円であっても同じで…

  • 新たな水田ソーラーシェアリングが運転開始 - 愛知県豊田市で初のソーラーシェアリング

    日々、全国各地でソーラーシェアリングを行っている中、今回愛知県豊田市で初となるソーラーシェアリングの事業化を支援させていただきました! 豊田市に本社を置く太啓建設株式会社が、自社で耕作している水田へのソーラーシェアリング導入です。 詳細はスマートジャパンの記事にまとめられていますので、下記をご覧ください。 www.itmedia.co.jp 米作りを支えるソーラーシェアリング 各地で事業化が進むソーラーシェアリングですが、やはり日本国内の農地の過半数を占める水田への導入に関する相談は、日々増えています。 水稲の生産性向上や裏作による農業所得の向上が図られていますが、米作りだけでは続けていけない…

  • 系統連系:再生可能エネルギーの系統連系枠が40GW拡大へ - 「N-1電制」の本格運用で

    経産省の再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会で議論が重ねられてきた「日本版コネクト&マネージ」ですが、「想定潮流の合理化」による系統空容量確保が各地の電力会社から発表される中、それに続いて「N-1電制」の効果と実施スケジュールが明らかになってきました。 tech.nikkeibp.co.jp 発電所の「身代わり」によって緊急事態に対処 このN-1電制を実施するに当たって、系統事故時に大規模な発電所を「身代わり」に停止させることで中小規模の発電所の停止を回避し、事後にその中小規模の発電所オーナーから機会損失費用を精算するというモデルを実装することになっています、 こういった…

  • FIT10円時代のソーラーシェアリングを考える - スマートジャパンの新年初記事が公開

    年末に書き上げた、2019年のソーラーシェアリング業界の年始を飾る記事を、スマートジャパンの連載記事として寄稿しました。 テーマは、昨年1年間に本当に多くの人に聞かれた、「FITが下がっていったらソーラーシェアリングはどうなるの?」という疑問に応える内容です。 www.itmedia.co.jp FITか自家消費か 農業政策の一環として推進され、昨年は環境省によるハード補助も新設されたソーラーシェアリングですが、依然としてFITを前提とした全量売電による事業が大半を占めています。 これは、FITの利用が「農業者の所得向上に資する」という視点から最も取り組みやすいということもありますし、まだまだ…

  • 新年のご挨拶 - 今年も新たなチャレンジを

    新年あけましておめでとうございます 千葉エコ・エネルギーを創業してはや七年、生まれた子供が小学校に上がるほどの月日が経ちました。 一年を顧みるために、昨年の出来事を象徴する写真を並べてみましたが、これでもごく一部というくらいに多くの出来事があった一年でした。 台湾大学で開催された、国際フォーラムでの講演 大学講師から起業家へと、FIT制度の開始と共に歩みだし、太陽光発電・小水力発電・陸上風力発電・洋上風力発電・地熱発電・温泉熱発電・木質バイオマス・畜産バイオマスと幅広い自然エネルギーの事業化に携わってきましたが、その実績を評価いただき今は日本全国で多様なプロジェクトに関わらせていただいています…

  • 講演・メディア:朝日新聞に意見広告が掲載されました - パタゴニアと共に出稿協力

    12月27日の朝日新聞朝刊(大阪版のみ26日)に、先日の東京新聞に続き石炭火力発電所の新設計画に関する意見広告が掲載されました。 今回も、パタゴニアと千葉エコ・エネルギーによる協力、という形になっています。 掲載された広告 パタゴニアと共に出稿協力 石炭火力発電は、1990年代の電力自由化(発電事業への参入規制緩和)を皮切りに、安価な電源として選好され急速に新設が進んできました。 そして今、福島第一原子力発電所の事故を経て更なる電力自由化に進む日本国内において、更なる石炭火力発電所の新設計画が進んでいます。 気候変動対応への世界的な動きが広がる中で、ここ数年、石炭火力発電所の計画に対する環境ア…

  • 再エネ業界ニュース:城南信用金庫がソーラーシェアリングに取り組む理由 - RE100加盟の原動力は

    『ソーラーシェアリングの融資と言えば城南信金』、というくらいに業界では名を轟かせている城南信用金庫ですが、自然エネルギーへの取り組みは2011年の原発事故でした。 当時も、金融機関が脱原発宣言を行ったことで注目されましたが、今年は日本の金融機関として初めてRE100に加盟したことが注目されました。 そんな城南信用金庫の背景を探るインタビュー記事が、環境ビジネスオンラインで公開されています。 www.kankyo-business.jp 匝瑳メガソーラーシェアリングについても触れられており、城南信用金庫がソーラーシェアリングに注力している理由についても語られています。 ソーラーシェアリングに限ら…

  • レポート:台湾 Green Energy Forum 登壇と農業関連の太陽光発電設備視察レポ - その1

    12月3日~5日にかけて、台北市にて開催される国際フォーラム@台湾大学に登壇するため、台湾を訪問してきました。やっとその内容を落ち着いてまとめられるようになったので、3日間の様子をレポートします。 台湾からの相次ぐ視察とGreen Energy Forumの開催 今年に入って台湾からのソーラーシェアリング視察が相次ぎ、立法委員(国会議員)、経済部(経済産業省)、嘉義市による匝瑳のソーラーシェアリングなどの視察を受け入れてきました。 その流れから、台湾側が農業と自然エネルギーの共存モデルであるソーラーシェアリングに強い関心を持っていると感じていましたが、今回ついに台湾大学で開催されるGreen …

  • 再エネ業界ニュース:太陽光発電の第3回入札結果が公表 - 上限価格は15.50円/kWh

    業界に衝撃を与えた、落札者無しで終わった太陽光発電のFIT価格を決める第2回入札から3ヵ月、第3回となる入札が実施され結果が公表されました。 今回は、上限価格(非公表)は前回と変わらずで最低落札事業者の価格は14円25銭/kWhとなりました。 太陽光第3回入札(平成 30 年度下期)の結果について(低炭素投資促進機構) 上記の入札結果から、前回・今回の上限価格である15円50銭で札を入れた事業者は悉く落ちているのが特徴的です。 第2回の結果から入札システムの機能不全が指摘されていましたが、今回の応札量と最低落札価格によって、来年度の入札対象拡大に向けた議論は勢いづくのではと思います。 明朝8時…

  • ASPEn:資源エネルギー庁新エネルギー課と面談の機会をいただきました - 詳細は動画にて

    先日の自民党石崎徹代議士の訪問に続き、石崎代議士のご紹介でASPEnとして資源エネルギー庁の新エネルギー課との面談の機会をいただきました。 ASPEnの団体設立の目的等をご説明する一方で、先方からは調達価格等算定委員会の仕組みや人事の背景、JP-ACの事業計画認定に関する改善状況、FIT法のあれこれなどについて、丁寧にご説明いただきました。 新エネルギー課の方からFITの説明を受けるのは初めてだったので、個人的にも非常に勉強になる機会でした。 また、ソーラーシェアリングに対する新エネルギー課の見解を伺えたのも、大きな収穫だったと思います。 今回の面談レポートを動画配信しています 今回の面談の内…

  • 講演・メディア:PV EXPO 2019にて太陽電池展特別講演に登壇します! - ソーラーシェアリングの市場予測と今後の展開

    今年を振り返ると、お陰様で数十回の全国でのソーラーシェアリング講演をさせていただきました。この記事を書いている現在も、大阪での講演に向かう新幹線車中です。 さて来年はどうなるだろうかと思っていたら、いきなりの大型講演が舞い込んできましたので告知です。 PV EXPO 2019の特別講演に登壇! 太陽光発電の業界関係者であれば、ここは必ず参加するだろうというPV EXPO 2019の太陽電池展にて、特別講演に登壇することになりました。 あの、いつもの招待状に顔写真とプロフィールが出るという展開です。 reed-speaker.jp この業界に身を置いてから、毎年のように参加してきたイベントではあ…

  • ASPEn:自民党の石崎徹代議士(再エネ議連事務局次長)と会談 - ASPEnの設立目的と活動について説明へ

    今日はASPEnのメンバーで、衆議院第一議員会館にて自由民主党の石崎徹代議士に面会してきました。 石崎代議士は、自民党の再生可能エネルギー普及拡大議員連盟で事務局次長を務められていて、先日資源エネルギー庁から修正案が公表された、高FIT案件の引き下げ措置に対する同連盟としての提言案を管官房長官に提出されるなど、再エネ事業に関わりの深い方です。 ASPEn設立のニュースを見て、今回は是非話を聞きたいとお招きいただきました。 石崎徹代議士と会談 ASPEnの設立目的や今後の活動方針についてご説明したほか、新潟県の出身と言うことでソーラーシェアリングの取り組みについてもお話ししました。 ちなみに石崎…

  • ASPEn:一般社団法人太陽光発電事業者連盟の設立記念シンポジウムが各メディアに掲載 - ITmediaや新エネルギー新聞

    去る11月22日(木)に城南信用金庫本店で開催した、一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)設立記念シンポジウムの様子が、各メディアに掲載されました! 新エネルギー新聞119号紙面と電子版 www.newenergy-news.com 新エネルギー新聞では、119号の紙面並びにWeb版の両方で取り上げていただきました。 ITmediaスマートジャパンにて詳報 www.itmedia.co.jp ITmediaスマートジャパンでは、4ページに亘って各登壇者のスピーチ内容などを詳報していただいています。 一般会員を募集しています ASPEnでは、登録・年会費無料の一般会員を募集しています。 …

  • ニュースリリース:ZOZOTOWNとのコラボが実現! - ファッション×エネルギーの新時代コラボレーション

    この冬、ファッション×エネルギーの新時代コラボレーションを! ということで、なんとZOZOTOWN×みんな電力×千葉エコという奇跡のコラボが実現しました。 tokyofrontline.com メインは、ZOZOとみんな電力が「服を選ぶように、エネルギーも選ぶ」ことを働きかける「ファッション x エネルギー」のコラボレーションです。 その中で、株式会社ZOZOが地元の千葉を応援する目的で展開するオンラインショップ「ZOZOTOWN x CHIBA」にて、私たち千葉エコ・エネルギーを次世代農家として応援いただけることになりました! 同じ千葉市に本社を置く会社同士の縁とは味なもので、こんな奇跡のコ…

  • 講演・メディア:アースジャーナル ソーラーシェアリング特集号第二弾 刊行! - 今回も監修しました

    昨秋に刊行したアースジャーナルVol.05 ソーラーシェアリング特集号に引き続き、第二弾となるアースジャーナルvol.06が刊行されました! earthjournal.jp 今回も私が監修を務めさせていただき、 ISEPの飯田さんによる巻頭記事 マイファームの西辻さんのスペシャルインタビュー パタゴニアの辻井さんとYaeさんの特別対談 農林水産省の鎌田室長、環境省の相澤室長の特別寄稿 など、やりたい放題の内容になっております。 監修コンセプトは巻末コラムに書いてあるので是非読んでいただければと思いますが、昨年からは想像もつかないほど盛り上がりを見せるソーラーシェアリングの未来を、じっくりと感じ…

  • 高FIT案件の引き下げ措置に対するパブリックコメントを提出しました

    経済産業省・資源エネルギー庁が行っているパブリックコメント「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等に関する意見公募について」に対して、意見を提出しました。 巷では「高FIT案件一掃作戦」とも言われる、主に40~32円の未稼働・滞留案件一掃に関する措置です。 未稼働・滞留案件の整理が必要であるとした上で、提出したコメントの概要は下記の通りです。 ①設備認定・事業計画認定に関する検証を行わないままの早急な措置 現在未稼働・滞留案件となっている案件は、これまで何度も資源エネルギー庁による報告徴収や聴聞を経ており、設備認定・事業計画認定の手続き上…

  • 講演・メディア:環境ビジネスのソーラーシェアリング連載記事更新 - 最終回掲載

    環境ビジネスオンラインで続いてきたソーラーシェアリングの連載記事、最終回となる第4回の記事が公開されました! 今回はこれまでの総まとめともなる、「ソーラーシェアリングの実践に向けて」と題した設計・作物選定・ファイナンスまでを網羅して扱った記事です。 兎にも角にも忘れられがちな「ソーラーシェアリングは農業である」という視点を原則として、ソーラーシェアリングを実践する際のキーポイントをまとめていますので、是非ご覧ください。 www.kankyo-business.jp

  • 講演・メディア:11/26 徳島で初のソーラーシェアリングセミナー開催! - スペシャルゲストは...

    匝瑳の収穫祭に続き、今度は11月26日(月)に徳島でのソーラーシェアリングセミナーに登壇します。 農林水産省食料産業局から再生可能エネルギー室の鎌田室長、城南信用金庫の吉原顧問、更には徳島県庁からも担当官の方に登壇いただくなど、四国初となる豪華講師陣でのソーラーシェアリングセミナー(入場無料)です。 開催概要 【開催日時】 2018年11月26日(月)13:00~17:00 【会場】 徳島市北佐古一番町5番12 JA会館徳島1階「すだちホール」 【講演内容】 <第一部>「営農型太陽光発電の運用について」 農林水産省食料産業局 再生可能エネルギー室長 鎌田知也 <第二部>「営農型発電設備の設置に…

  • イベント:匝瑳ソーラーシェアリング収穫祭を開催します! - 日本最大のソーラーシェアリングイベント

    昨年に引き続き、今年も匝瑳市飯塚地区にて日本最大のソーラーシェアリングイベント「ソラシェア収穫祭 Vol.2」を開催します! 今年は千葉エコ・エネルギー&つなぐファームとしても出展しますので、会場内「ソーラーシェアリングサロン」にお越しください。 告知チラシ 案内チラシ(表) 案内チラシ(裏) 開催概要 【日時】 2018年11月18日(日)10時30分~15時00分 ※入場無料、参加登録不要 【場所】 匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所 千葉県匝瑳市飯塚3258 ※農地のためカーナビでは正確な位置が表示されません。 Googleマップでの検索が便利です。 【主催】 ソーラーシェアリング収…

  • ソーラーシェアリング:匝瑳市飯塚地区で新たなソーラーシェアリングが運転開始! - 試作スチール架台を採用

    10月31日、千葉エコ・エネルギーとして5基目となるソーラーシェアリング設備『匝瑳飯塚 Sola Share 4号機』が、匝瑳市飯塚地区で運転を開始しました! 試作スチール架台を採用した"匝瑳飯塚 Sola Share 4号機" 今回は、24セルのスリムタイプモジュール+試作スチール架台を採用し、基礎は定番仕様となっているスクリュー杭+浮沈防止ベースの組み合わせです。 なお、設備下の営農は飯塚地区の他の設備と同様にThree little birds合同会社が担い、作物は今冬から麦を作付けしていきます。 自社設備では一つ作る毎に新たな技術を取り入れて改良を重ねてきましたが、現在計画中の6基目も…

  • 講演・メディア:ITmedia スマートジャパンの連載第4回 - ソーラーシェアリングを巡る政策動向

    ITmediaスマートジャパンのソーラーシェアリング連載記事、第4回が公開されました。今回は、ここ数年で激動を見せるソーラーシェアリングを巡る政策動向についてまとめてみました。 目印は、ソーラーシェアリング業界を変えたあの1枚の写真です。 www.itmedia.co.jp 2017年4月の匝瑳メガソーラーシェアリング落成式が分水嶺となって、それまでは農水省の施策の中でも隅っこ扱いだったソーラーシェアリングが表舞台に登場し、そこから未来投資戦略や環境基本計画など様々な政府計画に「営農型太陽光発電」の名前が登場し始めました。 こういった背景を整理できるのも私しかいないだろうということで、記事とし…

  • 講演・メディア:講演ラッシュの1週間を終えて - 全国で高まるソーラーシェアリング熱とFIT制度改正の波紋

    10/21からの1週間、怒濤の講演ラッシュをこなしてきました。 10/21 ソーラーシェアリング勉強会@宮城 10/22 PVビジネスセミナー@浜松町 10/25 神奈川県スマートエネルギーセミナー@厚木 10/27 滞留案件対策緊急セミナー@京橋 という4連続セミナーで、合計300人以上の方にソーラーシェアリングやSDGs、そして昨今のFIT制度改正を巡る動きなどのお話をさせていただいた1週間です。 ソーラーシェアリングへの注目は更に高まる 今年に入ってソーラーシェアリングへの注目が日々高まるのを感じており、各地の施工会社や市民団体、業界団体主催の個別勉強会にお声がけいただくほか、10/25…

  • 講演・メディア:環境ビジネスオンライン 第3回連載記事が公開 - ソーラーシェアリングのコスト構造

    8月からスタートした環境ビジネスオンラインでのソーラーシェアリング連載記事ですが、今月は第3回となる「ソーラーシェアリングの形式によるコストの違いと留意点」が公開されました! 意外と誰も知らない、地上設置型の太陽光発電とソーラーシェアリングのコスト比較などをまとめてみました。 www.kankyo-business.jp 農業の発展に資する太陽光発電事業がソーラーシェアリングですが、発電事業としての視点から切り出して捉えてみると、今後の地上設置型を取り巻く環境を考慮した際には、設置コストからランニングコストまで含むキャッシュフローを弾くとソーラーシェアリングの方が優位になるケースも出てきます。…

  • 再エネ業界ニュース:九州電力が太陽光発電の出力制御を実施 - 優先給電ルールとは?

    この週末、10月13日~14日にかけての九州電力による国内初の太陽光発電所に対する出力制御の実施が、各所で話題になっています。 その実施規模は以下の通りです。 10月13日:430,000kW 10月14日:620,000kW 出力制御は予想外なのか? 再生可能エネルギー発電所の出力制御(当初は出力抑制と呼称)そのものは、FIT開始当初から制度設計の中に盛り込まれていました。いわゆる旧ルール、年間30日以内の出力制御実施条項です。 この出力制御ですが、「域内の電力の需給バランスを保つため」というのが実施理由ですが、需給バランスが取れなくなりそうだからすぐに太陽光発電所の停止を求められるというわ…

  • 講演・メディア:10/22のPVビジネスセミナーに登壇します - SDGsとソーラーシェアリング

    年内の講演ラッシュがもの凄いことになってきましたが、今度は10/22(月)にソーラージャーナル主催の「PVビジネスセミナー」へ登壇します。 今回のセミナー全体のテーマが「SDGsで成長する太陽光発電マーケット」ということで、私の講演も「ソーラーシェアリング市場の成長と今後のビジョン」と題して、SDGsも含めた内容にする予定です。 参加無料のセミナーですので、是非ご来場ください。 詳細は下記から。 solarjournal.jp

  • 講演・メディア:ITmedia スマートジャパンの連載第2回 - ソーラーシェアリング導入の実態に迫る

    今月から始まったITmedia スマートジャパンでのソーラーシェアリング連載記事、第2回が公開されています。気がつけば公開から5日目ですが、現在も人気記事トップ10の第1位を維持していて、本当にソーラーシェアリングへの関心の高まりを感じます! www.itmedia.co.jp 今回の記事は、「ソーラーシェアリングはどこまで広がったか、導入件数とその実態」と題して、農水省が公表している統計情報などからソーラーシェアリングが現在どのような広まりを見せているのかについて書かせていただきました。 内容的には農水省のデータを読み解いていく形ですが、こういった情報もまだまだ業界的には浸透していないのが現…

  • お知らせ:クラウドファンディング始めました - ソーラーシェアリングの実証研究に向けて

    ソーラーシェアリングの更なる普及拡大を目指すにあたり、千葉エコとして初となるクラウドファンディングへのチャレンジが"マイナビ農業クラマル"でスタートしました! ここで集まった資金は、ソーラーシェアリング設備下での高品質・高収量作物に関する大学との共同研究に活用します。 crowd-marche.agri.mynavi.jp 千葉エコとして、これまでソーラーシェアリング設備下での作物生育に関する研究を三重大学・千葉大学と実施してきており、今年に入って千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機が竣工したことを受けて更に作物の対象範囲を拡大していっています。 ただ、作物の研究は単年度で完結するものではなく、…

  • 固定価格買取制度:事業用太陽光発電の全てを入札対象に - 経済産業省が専門委員会に提示

    昨年からスタートした事業用太陽光発電(出力2000kW以上)の入札制度の第2回入札が行われ、落札者なしとなったことが大きな話題になっています。 www.itmedia.co.jp 第1回入札では上限価格が21円/kWhと定められ、最も安価な事業者は17円20銭の札を入れていました。結果的には、入札量の合計が予定値に届かず全ての入札案件が落札となったものの、落札後に辞退が相次ぐなど入札制度が太陽光発電事業の実態に即していない現状を露呈しました。 これに対して、昨日開催された「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会(第8回)」では、2025年度の太陽光発電コスト目標達成に向けた…

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