拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。このたび、gooブログのサービス終了にともない、はてなブログへの移行を行いました。1日の閲覧数はどこぞのローカル線の利用者数と同じようなもので、記事もほとんど自己完結のようなものですが、ぼちぼちやっておりました。新ブログはこちらです。https://matsunaru2323.hatenablog.com/はてなブログへの移転完了しました
まつなる兄さんのよしなしごと、鉄旅・町歩き、野球(バファローズ、独立リーグ)について書きつづります。
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~球泉洞をめぐり、海側への迂回ルートをたどる
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの復路は、球磨川沿いの国道219号線を走り、先ほど「一勝地温泉かわせみ」に入浴した。その後、もう少し足を延ばしてみるとして、これも初めての訪問となる球泉洞に向かう。あ、駅ではなく鍾乳洞のほう。一勝地を出て、引き続き国道219号線、球磨川、肥薩線、そして線路と並走する県道の眺めである。2020年の豪雨災害では球泉洞の駅や周辺の家屋も被災し、亡くなった方もいるとのこと。今は駅舎も解体されたそうだ。ショートカットするトンネルを出たところに球泉洞の見学スポットがある。結構多くのクルマが停まっており、観光スポットとしては賑わいを取り戻しているように見える。ここ球泉洞も豪雨災害の時には周辺で土石流が発生したため、1年9ヶ月にわたり閉鎖されたそうだ。球泉洞が「発見」されたのは1973年のこと...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~球泉洞をめぐり、海側への迂回ルートをたどる
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~肥薩線不通区間と一勝地温泉
人吉での八十八ヶ所百八霊場めぐりを終え、新八代に戻ることにする。往路は八代~人吉間が無料措置の九州自動車道を利用したが、復路は国道219号線を行くことにする。もっとも、2020年の豪雨で寸断されており、行けるところまで行こうというもの。先ほど人吉駅で肥薩線の縁起のよい名前である一勝地駅の入場券を買ったが、その一勝地までは行けそうだ。またそこから少し奥に入ったところにある「一勝地温泉かわせみ」が営業再開ということで、クルマの機動性を活かして訪ねることにする。青井阿蘇神社、高野寺の前を過ぎ、国道219号線に入る。標識は熊本、八代と出ているが、この先一般車両が行けるのは大野大橋までという。相良三十三観音の札所への案内板を見る中、「急流と鍾乳洞の里球磨村」の看板が現れ、球磨村に入る。ちょうど左手に肥薩線の線路があ...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~肥薩線不通区間と一勝地温泉
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第50番「願成寺」(相良家菩提寺へ)
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは人吉市内を回る。最後は人吉駅の東にある願成寺に向かう。地図を見ればすぐに着きそうに思うが、カーナビは遠回りのルートを誘導する。ナビが言うことだから何か根拠があると思うのだが、そのナビに従ったがために痛い目にあったことがあり、運転は慎重に。そのため、くま川鉄道の線路をアンダーパスでくぐったかと思えば、踏切を渡ることになる。くま川鉄道は人吉温泉~肥後西村間が2020年の豪雨災害のため運休が続いているが、2025年に全線復旧の見込みである。その後押しとなったのが、新たな上下分離方式での経営とのこと。九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、次回は今回いったんパスした鹿児島の北薩地区、そしてその次にこの先の多良木、湯前を訪ねる予定である。その時にはまだ全線復旧前ではあるが、くま川鉄道に乗る時間...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第50番「願成寺」(相良家菩提寺へ)
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第53番「観蓮寺」(相良三十三観音)
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、青井阿蘇神社、そして高野寺を後にして、人吉駅の北西の村山公園にある第53番・観蓮寺に向かう。途中、肥薩線の踏切を渡るが、遮断機は折れて線路も草生している。2020年の九州豪雨以降、4年以上列車が走っていないわけだが、こうした踏切でも一旦停止は義務なのかと思う。狭い道幅の上り坂を抜け、人吉市立第二中学校の前に出る。その先に墓地が並び、「南無観世音菩薩」の大きな幟が立つ。どうやら到着したようだ。ただ、山門の先に駐車スペースがあるものの、その手前にもお堂に続く参道があり、どこからどう回ったものか。そこへ、法事帰りか単車に乗った僧侶がやって来た。「八十八ヶ所?」と声をかけられ、駐車した境内にあるのが本堂だが、札所めぐりなら手前の参道を上がった先のお堂に向かうよう案内される。その間に...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第53番「観蓮寺」(相良三十三観音)
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第99番「高野寺」(青井阿蘇神社と2020年豪雨災害)
人吉駅からほど近い青井阿蘇神社に向かう。人吉の国宝が集まる有名スポットである。境内の駐車場にレンタカーを置いたが、改めて外に出て、赤い禊橋を渡って参拝とする。青井阿蘇神社が開かれたのは平安遷都から間もない頃で、1200年の歴史を持つ。阿蘇神社から阿蘇三社の分霊を祀ったのが始まりとされ、後に相良氏の氏神として篤い信仰を受けた。地元では「青井さん」として親しまれている。楼門をくぐる。この楼門から拝殿、幣殿、廊、そして本殿は江戸時代初期に造営されたもので、独特の茅葺屋根でできている。ただこれらの社殿も、2020年の豪雨災害では浸水の被害に遭った。先ほど渡った赤い禊橋も濁流で欄干が損壊し、その後修復、再建された印がある。やはり歴史ある神社ということで、多くの支援があったそうだ。まずは拝殿にて手を合わせる。そして、...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第99番「高野寺」(青井阿蘇神社と2020年豪雨災害)
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~列車が来なくなった人吉駅へ
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの人吉シリーズ。この日、レンタカーで新八代を出発し、九州自動車道の無料特例で人吉に到着。手前の山江村にある第52番・高寺院に参詣した後、人吉市街に入った。市内3ヶ所をどう回るかは後で考えるとして、まずやって来たのは人吉駅。肥薩線の中心駅で、第三セクターのくま川鉄道もここから発車する。2020年の九州豪雨で両鉄道は大きな被害を受け長期運休となった。このうち、くま川鉄道は現在肥後西村~湯前間が運転再開、代替バスが走る人吉温泉~肥後西村間も2025年度中の復旧、全線運転再開を目指すというが、肥薩線についてはまったく目途が立っていない。ただその中でも、鉄道による復旧を目指すとしているそうだが・・。列車が来なくなって4年以上になる。それでも駅舎は観光の玄関口として、観光案内所もあれば駅の...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~列車が来なくなった人吉駅へ
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第52番「高寺院」(山江村の毘沙門天)
9月16日、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは人吉シリーズである。まずは前日宿泊の八代から1駅、新八代に移動する。駅前のニッポンレンタカーに向かい、この日の移動手段である軽自動車の手続き。さて新八代から人吉だが、高速道なら九州自動車道、そして一般道なら国道219号線で向かうのが一般的である。国道219号線は球磨川、そしてJR肥薩線と並走しているのだが、2020年の豪雨被害のため、今でも国道は寸断されており、肥薩線も八代~人吉~吉松間が運休となっている。ここは九州自動車道で向かうことになる。ETCを挿入し、八代インターから九州自動車道に入る。このルート、これまでにも都城、宮崎への「B&Sみやざき号」で利用したことがあり、かつて肥薩線が担っていた宮崎方面へのアクセスも、高速バスを含めてこの道路に移っているのが実態...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第52番「高寺院」(山江村の毘沙門天)
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、八代にある第54番・医王寺を訪ねた後、すぐ隣にあるホテルルートイン八代にチェックイン。ルートインといえば大浴場。ラジウム温泉「旅人の湯」に入り、まずは急行「ひのくに」乗車後の疲れをいやす。ちょうどこの日は大相撲秋場所の中日で、入浴後はテレビで土俵の熱戦を見る。今場所の成績に大関昇進をかける大の里がストレートでの勝ち越しを決めた。この記事を書いている後日談として、大の里は14日目の取組に勝って2回目の優勝を決め、大関昇進を確実にした。一方、大関復帰を狙ったものの首の故障で休場の貴景勝が引退を発表。今場所は一つの節目となる場所となった。さて八代での一献。ホテルの周辺は繁華街のようで飲食店もいろいろあるが、この日は日曜日ということで休みの店も多いようだ。そんな中、予約しておいたの...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~八代で一泊
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第54番「医王寺」(八代城主の祈願寺)
9月15日、リバイバル急行「ひのくに」の終点、そして現在の鹿児島線の北側の終点(八代~川内間は肥薩おれんじ鉄道)である八代に到着。ここから肥薩おれんじ鉄道の普通列車に乗っても夕方には川内に着くことができ、九州一周の前回の続きにもつながる。また改札の外では、これから上りの「ひのくに」に乗るらしい客の姿も目立つ。中には往復乗車という猛者もいることだろう。八代は鹿児島線、肥薩おれんじ鉄道、そして現在も運休が続く肥薩線のジャンクションで、周辺の九州新幹線の新八代駅、九州自動車道・南九州自動車道の分岐も含めると、九州南部への交通の要衝である。もっとも、かつての八代城を中心とした市の中心部からは若干離れており、駅のすぐ横には日本製紙の八代工場が広がる。さて今回だが、九州一周の続きとして北薩地区の札所を回るところ、リバ...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第54番「医王寺」(八代城主の祈願寺)
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が火の国に到着
さて、昼食時間帯となった鳥栖を過ぎ、811系使用リバイバル急行「ひのくに」は鹿児島線を南下する。筑後川を渡り、久留米では少しの運転停車。そして差し掛かったのが筑後船小屋。駅前にあるホークスのファーム本拠地・タマホームスタジアム筑後を見る。この九州八十八ヶ所百八霊場めぐりで九州を回る中、このスタジアムでの野球観戦を組み合わせたいものだと思う。近くに札所があるのかなと地図で検索すると、何と、筑後船小屋駅、タマスタ筑後に隣接する形で第59番・光明寺があるではないか。行基により開かれ、筑後ではもっとも古い寺院だという。これはぜひホークス戦に合わせての巡拝としたいところで(別にバファローズ相手でなくてもよい)、順番、そして日程的には来年春以降の楽しみである。次の瀬高でドアを開けての停車となる。ここでも方向幕の入れ替...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が火の国に到着
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が筑紫を駆け抜ける
順番を繰り上げて熊本南部の札所を訪ねることにした九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。そのアクセスとして選んだのが、JR九州主催のイベント列車・リバイバル急行「ひのくに」である。九州北部で活躍する811系の登場当時の「未更新」車両を使っての運転で、小倉を出発し、一路八代を目指す。今回のイベント列車は、小倉を8時56分に発車し、八代には14時45分に到着する。一応「急行」を名乗っているが、途中駅で長時間停車もあるため、単に移動するだけなら小倉をこの後の区間快速、そして普通列車を乗り継いだほうが早く着いてしまう。まあ、現在の普通列車はロングシート車なのに対して、イベント列車は転換クロスシートを一人で実質2席使いながら移動できる・・。小倉を発車後、行橋駅駅長による案内放送が入る。現在は駅長だがかつては九州内のさまざまな...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~リバイバル急行「ひのくに」が筑紫を駆け抜ける
第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~目指すべきは北薩だが、リバイバル急行「ひのくに」で八代を目指す
前回、6月最後の週末に薩摩半島を回った九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。レンタカーで半島をぐるりと回り、九州一周のコマは薩摩川内まで進んだ。エリア順で次に回るのは北薩の内陸のさつま町にある第46番・峰浄寺、第48番・薩摩薬師寺。その昔は国鉄宮之城線、山野線といったローカル線が近くを走っていたところ。ここは、薩摩川内か出水での宿泊とレンタカーを組み合わせて回ろうと思っていた。第三セクターの肥薩おれんじ鉄道にも乗りたいので、九州新幹線で新八代まで行き、その後はローカル列車で不知火の海を眺めながら移動するのもよいだろう。今回で難関とされた鹿児島県も今回でクリアの運びである。ただそんな中、不定期にチェックしているJR九州のオリジナルツアーのサイトを見ていると、面白そうな列車イベントを見つけた。JR九州では同社自慢のD...第17回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~目指すべきは北薩だが、リバイバル急行「ひのくに」で八代を目指す
奈良2番「春日大社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・113(災害復興を祈る「朝拝」)
9月8日、JR奈良駅横のスーパーホテルで迎える朝。日曜の朝くらいゆっくり寝ればいいのに、いつもの習慣で5時過ぎには起床する。まずは「飛鳥の湯」にて朝風呂とする。そして朝食。メニューは和、洋ともに揃っており、奈良の郷土食として柿の葉寿司や茶粥もある。ちょっと欲張りすぎたかな。味噌汁の代わりに大阪の肉吸いもあったりする。身支度を終え、8時すぎにチェックアウト。駅のコインロッカーに荷物を預け、これから向かうのは春日大社である。JR奈良駅からだと結構離れており、バスの便もあるのだがせっかくなので歩いて向かうことにする。まずは三条通りを行くのだが緩やかな上りが続く。興福寺に着く。今回は札所めぐりの対象ではないが、西国三十三所の南円堂に手を合わせる。そしてその先にあるシンボルの五重塔だが、明治時代以来となる大規模な修...奈良2番「春日大社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・113(災害復興を祈る「朝拝」)
9月7日、木津川市の2ヶ所の札所を回った後、JR奈良駅に戻る。時刻は15時を回ったところで、外はまだまだ暑い。そんな中、この日の移動は早々に終了して、JR奈良駅すぐ隣の「スーパーホテルPremierJR奈良駅」にチェックイン。このホテルには2022年、桜井から山の辺の道エリアの神仏霊場めぐりの際に泊まったことがある。天然温泉「飛鳥の湯」や、JR奈良駅前一帯を見渡せるラウンジでのウェルカムドリンクを楽しんだのを覚えている(もっとも、朝食はバイキング形式ながら定員制とのことでいただけなかったのだが)。その後、工事があってこの4月にリニューアルオープンしたとある。今回は旅行サイトのポイントを使い、無事に朝食付きプランを予約することができた。専用エレベーターで4階のフロントに上がると、画面による自動チェックインと...神仏霊場巡拝の道めぐり~奈良での打ち上げ一献
京都48番「浄瑠璃寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・112(当尾の石仏を眺めつつ、現世・来世の利益を願う)
岩船寺の参詣を終え、暑い中だが浄瑠璃寺までは歩いて石仏の里をめぐることにする。当尾は岩船寺、浄瑠璃寺の二つの寺院がスポットになっているが、両寺院を結ぶ石仏群もウォーキングコースとして人気である。別に順路があるわけではないが、岩船寺から浄瑠璃寺に向かうのがおすすめである。この順路だと基本的には下り道なのでそのぶん負担も軽減される。また浄瑠璃寺までの案内表示もポイントごとにあるので、手元に地図がなくても道に迷うことはない。車道から離れて集落の中を進み、最後は階段を下りて最初の石仏である一願不動明王に着く。岩船寺の奥の院の修行場があったところとされる。鎌倉時代の作というが、近くで見ると表情もうかがうことができる。次の石仏までは距離が短いが急な坂、あるいは緩やかな道なりに行くか二通りのルートがある。確か前回来た時...京都48番「浄瑠璃寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・112(当尾の石仏を眺めつつ、現世・来世の利益を願う)
京都49番「岩船寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・111(当尾の里へ)
神仏霊場巡拝の道めぐりは春日大社が目的地だが、合わせて県を跨いだ木津川市にある岩船寺、浄瑠璃寺も訪ねることにする。当初の予定では青春18きっぷでの乗り継ぎで午後に奈良に入り、春日大社を参拝して1泊。翌日に木津川市に向かうようにしていたが、いろいろあって早い時間に大阪入りしたので、そのまま大和路快速で終点の加茂まで来た。まだ昼前である。岩船寺、浄瑠璃寺へは加茂駅から木津川市のコミュニティバスが結んでいる。以前、西国四十九薬師の札所である浄瑠璃寺に向かった時も岩船寺を訪ねている。同じ当尾(とうの)の里の古刹で、セットで訪ねる人も多いようだ。今回、大阪から加茂まで前倒しで来ることができた・・と得した気分になったのはよいが、「そういえば加茂駅にコインロッカーはあったかな?」というところまで気が回らず、ロッカーがな...京都49番「岩船寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・111(当尾の里へ)
神仏霊場巡拝の道めぐり~青春18きっぷと新幹線の組み合わせで奈良最終編へ・・
9月7日~8日、青春18きっぷの有効期間内最後の週末である。どこに行こうかと考えた末、少し遠いが奈良まで、神仏霊場巡拝の道めぐりを進めることにする。前回のあみだくじで決まった行先は、奈良2番・春日大社である。春日大社じたいは東大寺、元興寺、興福寺とともに今年の大型連休中に訪ねたのだが、混雑防止のため朱印は書き置きのみでの対応であった。神仏霊場めぐりの朱印は専用朱印帳への直書きにこだわっていただけに、「これを何と読む!!」と言われた気分でがっかりしたものだ。春日大社としてはやむを得ない対応というのはわかるが、巡拝済とはカウントせず、次の機会とした。それが思ったより早く来た形である。神仏霊場めぐりも100ヶ所を超え、地図もだいぶ埋まってきている。その時は「春日大社のためにもう一度奈良に来なければならないのか」...神仏霊場巡拝の道めぐり~青春18きっぷと新幹線の組み合わせで奈良最終編へ・・
ありがとう。さようなら。どうぞどうぞ(笑)ですね・・・・・退職するくらいなら自殺します
兵庫県県議会の議員どもも腰抜けやな。全ての県議会議員が辞職要求??要求したところで、知事がウンと言わなければ何の意味もない。ならばさっさと議会で不信任決議すればどうか。その場合は知事が辞職するか、議会を解散して選挙するということで新たな局面になるはずだが、そうしないのはどういうわけか。結局、県議会議員が選挙で落選するかもしれないから、そうしたくないというわけか。しょうもない。こいつらも全員クビや。辞職要求=不信任決議とは違うのか?
大相撲の溜席で見放題、好き放題。芸能人はいいご身分ですね
パ・リーグのペナントレース争いはホークスが圧倒的な強さで、ここに来て敗戦があるものの全体で見てリーグ優勝は揺るぎないところだろう。あとはクライマックスシリーズ進出争いだが、ファイターズ、マリーンズがこのまま続くのだろう。バファローズも追い上げを見せているとはいうものの、ならばここで勝たねばならぬという試合もとことん落としているし、このまま5位で終わるのだろうな。それに対して今更どうこういうことでもない。そんな中、T-岡田選手の今季限りでの現役引退が発表された。このところの成績からして致し方ないところだが、バファローズの低迷期、そして3連覇への道のりの中で、生え抜きの「浪速の轟砲」も一区切りを迎えたということか。ここまでありがとう、お疲れ様でした。個人的には、岡田彰布監督就任時に苗字がかぶるのを避けて「T-...Tー岡田、今季限りでの現役引退、これまでありがとう!
9月1日、下関は唐戸まで来て、ふく(ふぐ)をはじめとした海の幸を味わった後、せっかくなので関門海峡で対岸の門司港に渡ることにする。この関門海峡、私の好きな景色の一つである。関門海峡を渡る手段として新幹線、山陽線、連絡船、関門橋、関門トンネル、人道トンネルとさまざまあるが、唐戸と門司港という観光エリアを結ぶという意味では時間も最短の連絡船が人気である。2階のオープンデッキ席に陣取る。確か前に乗った時は波も高く、船も結構揺れたし波しぶきがかかった。この日は穏やかで、5分の航海もあっという間である。門司港の乗り場に到着。折り返し便を待つ客がずらりと待っている。果たして1回の乗船でさばくことができるのだろうか。ちょうどこの日はフリーマーケットのイベントが行われていた。骨董品や古着、手作り雑貨、おもちゃなどが並ぶ。...関門海峡を行って帰って・・そして下関でもう一品
9月1日、台風10号は紀伊半島の沖合にあり、この後伊勢志摩方面に向かったところで温帯低気圧となった。東海から関東にかけてはまだ大雨の影響はあるものの、西日本は台風一過ですっきりした空模様である。宿泊したホテルルートイン防府駅前には全日本プロレスの御一行が宿泊。前日の広島から移動し、この日は昼から福岡での興行のようだが、早い時間の朝食会場には選手らしき姿は見えなかった。防府から福岡市中心部までは高速利用で2時間~2時間半ほど。多少ゆっくり出ても十分間に合うのだろう。・・そこまで気になるなら、急遽企画を変更して「青春18きっぷで福岡へプロレス観戦に行く・・」という旅行記にすればよかったかな、と思うところだ。当日券があったかどうかは知らないが・・。さて私はといえば、ルートインならではの朝食をしっかり摂った後、山...防府から唐戸へ~山口・海の幸の続き
8月31日、台風10号の影響で当初の行き先は変更となったが、台風一過の山口県内に向けての青春18きっぷ旅。防府に到着後、防府天満宮と種田山頭火関連のスポットを回り、駅前のホテルルートイン防府駅前にチェックイン。部屋からは山陽線の高架線路を見ることができる。この角度に思わずニヤリとするが、列車の本数が少ない区間である。またほとんど報じられることはなかったが、台風10号の影響で多くの貨物列車が運休の憂き目に遭っており、コンテナ列車が高架線路を過ぎるシーンを見ることもなかった。チェックイン後、人工温泉「旅人の湯」に入り(ルートインならではの楽しみの一つである)、しばらく部屋でのんびりする。さて夕方になりホテルを出る。ちょうど玄関前にはチェックイン時に見なかった観光バスが停まっていた。どこかの観光ツアーかなと、ふ...防府にて一献
農協や米屋が何やかんや歯切れ悪いですね。米屋、打ちこわしたろか。米を出し惜しみしている米問屋、農家、政府の連中たちへ
8月31日~9月1日、当初は四国・徳島に行く予定だったのが、台風の接近・通過の状況を見て急遽逆方向の山口県に向かうことにした青春18きっぷの旅。端数をネットオークションで買い求めたのだが、もう元が取れるかどうかは度外視して、ともかく出かけようというところである。山陽線を乗り継いでやって来たのは防府。時刻は14時半頃で、この後は駅周辺をぶらついた後、そのまま宿泊することに。山口県の主な市の一つだが、まだ泊まったことがないという理由での防府宿泊。チェックイン受付時間前だが、予約したホテルルートイン防府駅前に立ち寄り、荷物だけ預ける。ありがたくも部屋まで運んでくれるという。防府には中国四十九薬師めぐり等で訪ねている。その時は防府天満宮に向かい、レンタサイクルにて周防国分寺や毛利氏庭園、毛利博物館を回った。今回そ...防府天満宮と種田山頭火で「幸せます」
台風の影響で四国に行くのを断念して、山陽線を西に向かうことに・・
8月の最終盤、日本列島に大きな混乱をもたらした台風10号。台風じたいは鹿児島県に上陸後、九州から四国を横断した後、いったん紀伊半島の沖合いに出て、何を思ったかそこから再度北上し、その後熱帯低気圧に変わった。台風10号、直接通過した九州各地で家屋の倒壊や浸水の被害が大きかったが、それよりニュースとなっていたのが、台風から遠く離れた東海や関東でも大雨となったことで、あちこちで道路の冠水、家屋の浸水が報じられた。また、東海道新幹線をはじめとした交通に大きな影響があった。先ほどのお盆後半も含め、稼ぎ時の1ヶ月に2度も大規模な運休となるのは異例中の異例だと思う。さて、広島では8月30日は県内のほぼすべての公共交通機関が終日運転取り止めとなったが、その翌31日~9月1日の週末、私はもともと久しぶりの青春18きっぷで徳...台風の影響で四国に行くのを断念して、山陽線を西に向かうことに・・
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拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。このたび、gooブログのサービス終了にともない、はてなブログへの移行を行いました。1日の閲覧数はどこぞのローカル線の利用者数と同じようなもので、記事もほとんど自己完結のようなものですが、ぼちぼちやっておりました。新ブログはこちらです。https://matsunaru2323.hatenablog.com/はてなブログへの移転完了しました
7月6日、生國魂神社から谷町筋を南下する。神仏霊場巡拝の道めぐりも終盤の中、ここに来て「日本仏法最初」の四天王寺が登場する。聖徳太子ゆかりの和宗という宗派であるが、あらゆる宗派の垣根を超えたような存在である。四天王寺のメインの入口は西側だが、まず出迎えるのは石鳥居。ここで記念撮影する人も多い。寺といいながらこうした石鳥居が立つことこそ神仏習合の表れといえる。扁額には「釈迦如来転法輪処当極楽土東門中心」とある。古来インドでは、鳥居とは聖地の結界を示すものであり、仏教寺院に鳥居があることじたい不思議ではないという。それが神社専用となったのは、やはり明治の神仏分離によるものか。西大門をくぐる。西大門は極楽門とも呼ばれ、極楽浄土への入口(東門)として信仰されている。春分の日と秋分の日はここから鳥居越しに真西に沈む...大阪2番「四天王寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・142(日本仏法最初の懐深い寺院)
近畿2府4県プラス三重県に広がる神仏霊場巡拝の道めぐり。前回、鞍馬・貴船を訪ねたところで140ヶ所となり、満願まで残り14ヶ所、最後の1割ほどとなった。前回の貴船神社の水くじ・・ではなく、スマホアプリのあみだくじで出た行き先が大阪2番・四天王寺。大阪にあって日本仏教最初の本格寺院である四天王寺がここでようやく登場する。近畿2府4県のうち、札所が多い京都、奈良を先にコンプリートする中、ここまでもっとも多く残っているのが大阪である。その中に四天王寺も残っている。7月6日、先に観戦記も書いたが、この日は京セラドーム大阪にてバファローズ対マリーンズ戦を、高松在住のマリーンズファンとともに観戦する予定にしていた。今回は広島から日帰りとして、午前中に大阪に移動、合流までの限られた時間を札所めぐりに充てることにする。と...大阪7番「生國魂神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・141(真夏の「いくたまさん」へ)
長々と書いてきた九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの長崎市編。結局1泊2日で訪ねた札所は1ヶ所だけということで、効率という点ではどうかと思うが、平和公園、軍艦島、中国関連・・のいくつかのスポットを訪ねることができてよかった(今回、オランダ関連のスポットはほぼなかったが・・)。これで今回の長崎市編を終え、往路を高速バス「九州号」に変更したために乗らなかった西九州新幹線に乗るつもりでいた。ただ、前日28日に長崎駅に着いた時、在来線の改札口前に「6月30日から以下の列車の乗車口が変更となります」との案内板を見た。「乗車口の変更」とは車両じたいが変更になるということだが、ここで思い出したのが、今回長崎に来る前に見た「長崎線のキハ47がYC1に置き換わる」という記事。長崎線のキハ47というのは、2022年の西九州新幹線開...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~長崎線から引退のキハ47に乗る
軍艦島への上陸ツアーから戻り、時刻は13時前である。すぐ近くには長崎のちゃんぽん、皿うどん発祥の店である四海樓があるが、この時間はレストランも満席。まあ、食事は後でいいだろう。その一方、すぐ横を通ったにもかかわらず行けばよかったと後から気づいたのが、軍艦島デジタルミュージアム。まあ、先ほど周遊、上陸して現在の姿を間近に目にしたし、ガイドの話もいろいろ訊けたので満足感があったのだろう。向かったのは長崎孔子廟中国歴代博物館。ここも久しぶりに訪ねる。明治時代、日清戦争の直前のことではあったが、当時の清国政府と日本の華僑が協力して建立したのがこちらの孔子廟である。孔子廟の総本山といえば山東省の曲阜にあるが、長崎の孔子廟は日本で唯一の本格的な中国様式の建物である。孔子の高弟72賢人像が両脇に並び、正面の大成殿へ。内...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~長崎孔子廟へ
6月29日、天候、海の条件もよく無事に軍艦島に上陸。上陸は2度目だが、前回が冬、元日だったのに対し今回は真夏。コンクリートの島ということで照り返しがきつく、日陰になるようなところもない。上陸前から熱中症予防、水分補給がしきりに呼びかけられる。麦わら帽子の貸し出しもある。軍艦島は立ち入ることができるエリアが限られており、見学広場は3ヶ所。他のツアーとの兼ね合いもあってか、まずは第2見学広場に向かう。ここでガイドが昔の写真なども使いながら軍艦島について解説。第2見学広場には、主力坑であった第二竪坑への桟橋跡が残る。島の底に広がる坑内は温度36℃、湿度90%、鉱員は危険と隣り合わせの中、8時間、3交代で働く。作業を終え、この階段に戻ったところで安堵感をにじませる鉱員の表情の写真が印象的である。無事に生還したとい...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~軍艦島に上陸、時の流れを感じる
6月29日、快晴。それにしても朝から暑い・・。長崎駅前の「ウイング・ポート長崎」をチェックアウトして、長崎駅のコインロッカーに荷物を預けて、海岸べりを歩きつつ本日の軍艦島ツアー乗り場に向かう。軍艦島。この名前に初めて触れたのが30年以上前、大学生の時である。当時の旅といえばJRの乗りつぶしが主な目的だったが、この時初めて訪ねた長崎では平和公園など市内の観光スポットを回るつもりでいた。ただ、その時泊まったユースホステル(高校生~大学生~社会人当初では何ヶ所か泊まったものである)で、オーナーや相客から「軍艦島に渡ってみない?」と誘われた。当時は上陸禁止だったが、地元の釣り船をチャーターして上陸する・・ということも行われていたようである。ただ、人数の条件があったのかな、そこで私が誘われたようだ。初めての長崎で市...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~軍艦島を目指してのクルーズ
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは第65番・延命寺の参詣を終えて長崎市街に到達している。もっとも長崎県でも先に参詣した札所もあり、九州一周のコマとしては早岐まで進んでいる形である。諫早~長崎間は鉄道と同様、飛び出し区間のような形になったが、やはり長崎は何度訪ねても面白いところである(結局、翌日も含めて訪ねることができたスポットはごくごく限られたもので・・)。長崎駅前の「ウイング・ポート長崎」に早い時間にチェックインし、シャワーで汗を流してちょうどNHK地上波でやっていたバファローズ対イーグルスの中継を観戦。この日(6月28日)バファローズは快勝し、交流戦後もチームの調子が良い感じであることに喜んだ。さて、まだ日も高いがここで一献である。グルメサイトにて、「長崎居酒屋和-KAZU-」を予約した。長崎駅近くという...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~長崎で一献、そして翌日は軍艦島へ・・
6月末の九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、長崎市街の寺町通りにある第65番・延命寺を訪ね、今回の札所の当初の目的地はこれでクリアとなった。ここからだが、宿泊地である長崎駅前に戻るだけである。長崎というところは実に見どころの多い街で、わずかな時間で訪ねることができるスポットも限られるのだが、先ほど訪ねた延命寺の隣に位置する興福寺に向かう。興福寺という名を目にすると、関西出身の私とすれば奈良の興福寺、藤原氏の氏寺を連想する。実際、単に「興福寺」で検索すると、ヒットするのは奈良の興福寺ばかりである。ここに「長崎」というキーワードを加えて、ようやくこちらの興福寺にたどり着く。こちらの興福寺は江戸時代初期、やはり明の混乱の中、長崎に渡っていた真円により開かれた。こちらも現在の福建省、浙江省、江蘇省あたりから日本に渡った...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~中華の寺をめぐり、長崎駅へ
長崎の平和公園、原爆資料館の見学後、路面電車で市中心部に向かう。さて、これから肝心の目的である札所めぐりである。この日、そして翌日と路面電車に何回か乗ったがいずれも地元客、観光客で混雑していた。全線均一150円というのもあるのかな。原爆資料館から路面電車で終点の崇福寺まで乗りとおす。これから目指す九州八十八ヶ所百八霊場第65番・延命寺の最寄りの停留所は別系統のめがね橋、あるいは市役所だが、崇福寺まで乗りとおしたのは乗り換えが面倒だったのと、崇福寺からでもそう遠くなく、崇福寺通りから寺町通りをたどるのもよいかなと思ったためである。電停の脇を抜けるとまず見えるのが八坂神社(祇園社)の鳥居。石段の上には神社の拝殿、さらに九州西国霊場で訪ねた清水寺がある。清水寺の境内から周囲を見渡すこともできるが、暑さのため石段...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第65番「延命寺」(和の寺、中華の寺)
7月4日~6日のバファローズ対マリーンズ戦は、4日、5日が神戸での「がんばろうKOBE30th」ということでブルーウェーブユニフォームでの復刻試合、そして6日は七夕前ということで「オリ姫デー」として大阪での試合だった。この6日の試合、私と同じ勤務先企業に属する高松のマリーンズファンのⅠ氏とともに観戦した。3週間前の大阪でのジャイアンツとの交流戦でも同じパ・リーグファンとして一緒に観戦したが、今回はバファローズ対マリーンズの「直接観戦対決」である。このⅠ氏との「直接対決」は近鉄時代から続くイベントで、途中ブランクがあったがこのところ再開している。今回陣取ったのは3塁側ベンチ上にあたるS指定席。チケット流通センター(公式リセールでもある)にてどなたかのアドバンス席を入手したもの。ちょうどこの辺りだと、バファロ...観戦記・バファローズ対マリーンズ@京セラオリ姫デー(長年の「現地観戦」直接対決で勝利)
長崎の平和公園に来たのはいつ以来だろうか。長崎じたいは何度も来ているがそのたびに主な目的が異なっており、今回は九州八十八ヶ所百八霊場めぐりと被爆80年のタイミングが合った形である。爆心地から階段を上がり、長崎原爆資料館の入口に着く。玄関横には、2024年のノーベル平和賞を受賞した日本被団協を称える看板がある。ノーベル賞の中でも平和賞はその時の社会情勢に関連することが多いのだが、被爆80年を前にしてというのもあったのかな。デルタ地帯にある広島の平和記念資料館とは異なり、坂の町の高低差を活かした構造で、まず1階かららせん通路を通って地下2階からの見学である。まず出迎えるのは「長崎を最後の被爆地に」という、日本語のほか10か国語で記されたメッセージ。どうしても被爆というと個人的には「最初」の広島のイメージが強く...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~改めて核のない世界を願う
今年2025年は戦後80年の節目である。日本は満州事変~日中戦争~太平洋戦争と戦を続けたわけだが、その最後となる1945年は東京をはじめ各地での大空襲、熾烈な沖縄戦、そして広島・長崎への原子爆弾・・と日本全国に戦争による惨禍が広がった年である。私の住んでいる広島も今年は被爆から80年ということで、ニュース番組でも被爆者に関すること、また核兵器廃絶を訴える声の報道も例年より大きいと感じる。しかし80年という歳月は長いようで短く、また短いようで長い。被爆して生存した方も寿命で亡くなったり高齢化が進む中で、その方の生の声で被爆体験に接する機会も今や極めて少なくなっている。改めて語り部として活動する方々や、メディアに残されたものでかろうじて受け継がれているのが現状である。ただ、広島・長崎以降80年もの間、戦争は常...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~80年を迎える被爆地へ
今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは長崎へ。札所は1ヶ所で、相変わらずそれ以外の要素が多いのが私の札所めぐりだが、今回は博多から武雄温泉乗り換えで西九州新幹線に乗ると思いきや、所要時間は遜色なく、運賃はJR九州のネット限定きっぷよりも安い高速バス「九州号」を選択した。目的地への交通手段もいろいろ変化を出すこともあり、さすがに翌日の復路は長崎からの西九州新幹線を予約した・・(これが当日になって覆ることになるのだが、それはまた後の話)。博多駅から博多バスターミナルに移動する。1階は市内、近郊を結ぶ路線バス、そして3階の高速バス乗り場からは九州各地、そして中国地方以東に向かう高速バスが発着し、博多駅にも負けていない交通の要衝である。乗り鉄ということもあってこれまでの札所めぐりでここから高速バスに乗ることはなかっ...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~「九州号」で長崎への移動を楽しむ
九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、今回の目的地は長崎の市街地にある第65番・延命寺である。九州一周という意味では、そのコマは諫早から大村湾沿いの彼杵、そして早岐まで進んでいる。そのため、諫早~長崎間は行き止まり区間を往復する形となる(まあ、地図を見れば大村湾の西側、西海市エリアをレンタカーやバスでたどれば循環ルートとなるのだが)。延命寺があるのは新地中華街や眼鏡橋などがある中心部から少し東の寺町地区で、広島から単純に往復するだけなら日帰りでも行けそうなところである。ただ、そこはせっかくの長崎である。他のスポットも訪ねたいということで、週末の6月28日~29日の1泊2日のプランを組む。いくつかのキーワードが浮かぶ。2022年の開業日に乗って以来ご無沙汰の西九州新幹線でのアクセス、そして今年広島と同じく被爆80年...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今回は長崎へ「九州号」に乗る
神仏霊場巡拝の道めぐり、京都最後となる鞍馬・貴船を訪ねて最難関のコンプリートとした後、貴船口から叡山電車に乗る。このまま出町柳に向かってもいいが、どこかで途中下車しよう。ということで下車したのは一乗寺。一乗寺といえばそもそも剣豪・宮本武蔵が吉岡一門と壮絶な決闘を繰り広げた伝説で知られるが、「ラーメン街道」として人気である。近隣に大学が多いことから安くて美味しいラーメンが好まれたことから多くの店が並ぶようになり(もっとも、現在はラーメンは必ずしも「安い」食事ではなくなっているが・・)、現在は各地に支店を持つ店もある。一乗寺で下車したのは、先ほどあゆ茶漬やゆばの刺身で一献したにも関わらず、ラーメンを食べようという健康にとって必ずしもよくない行動に出たわけで・・。一乗寺駅近くの店に入ったが、一献の後にもかかわら...神仏霊場巡拝の道めぐり~一乗寺から清水五条へ・・
6月14日、神仏霊場巡拝の道めぐりは京都府の最終シリーズで鞍馬・貴船を訪ねている。前回のあみだくじで出た目的地は鞍馬寺だったが、そのまま奥の院、魔王殿を経由する山越えでそのまま貴船神社に向かった。貴船川のせせらぎ、青もみじ、そして川床・・。この日は雨のため京都の市街地でもそこまで気温は上がらなかったが、さすが京の避暑地、清涼さを感じる。ここまで来れば川床料理をいただきたいところだが、予約必須のようだし、お値段もそれなりにするし・・。貴船神社に参拝である。主祭神はタカオカミノカミという水を司る神で、創建の年代は不明だが白鳳時代には社殿建て替えの記録がある。平安時代に上賀茂神社の摂社となり、それ以後長らくその関係だったが、明治になって貴船神社として独立したとある。黒馬、白馬の像がある。古くから、干ばつの時には...京都24番「貴船神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・140(これで京都府をコンプリート)
6月14日、雨が降る中、叡山電車の鞍馬に到着。ここから鞍馬~貴船と訪ねるのだが、時季のせいか天候のせいか、訪れる人もまばらである。鞍馬寺の山門で入山料を納める。本来ならここから参道まで九十九折の坂道を歩くところである。かつて清少納言が「近くて遠きもの」として「枕草子」で紹介し、牛若丸が修行し、また由岐神社などの見どころもあり、鞍馬寺も参道を歩くことを薦めている。私も以前来た時は参道を15~20分ほど歩いたことがある。・・ただ今回、逆の意味で迷わずケーブルカー乗り場に直行した。この鞍馬山ケーブル、正式には「鞍馬寺鞍馬山鋼索鉄道」といい、鉄道事業法による許可を受けた鉄道としては日本一短い路線(0.2キロ)であり、唯一宗教法人が運行する路線である。まあ、雨を理由として初乗りのケーブルカーに乗ってみよう。乗車を待...京都23番「鞍馬寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・139(雨の鞍馬山)
特別札所の伊勢神宮(外宮・内宮)を含めて154ヶ所をたどる神仏霊場巡拝の道めぐり。ここまで138ヶ所をめぐり、残りもわずかとなってきた。前回訪ねた大阪24番・勝尾寺でのあみだくじで出たのは京都23番・鞍馬寺。そして鞍馬寺に行くなら京都24番・貴船神社もセットで訪ねるわけで、これで京都市内を中心に神仏霊場めぐり全体の約3分の1を占める京都府の札所がコンプリートとなる。神仏霊場めぐりを始めた時、京都にあれだけある札所を果たして回れるのかと思ったが、時間はかかったがいろいろな旅の組み合わせを重ねて、残すは鞍馬・貴船というこれも人気の観光スポットとなった。さて、いつ行こうか考えたが、結局翌15日に京セラドーム大阪での交流戦・バファローズ対ジャイアンツの観戦が決まり、それなら前日に宿泊を絡めて洛北まで足を延ばすこと...神仏霊場巡拝の道めぐり~京都府コンプリートに向けて叡山電車に乗車
6月15日、「バファローズ高校」対ジャイアンツの第3戦は、大阪桐蔭高校の吹奏楽部がスタンドで応援歌を演奏するイベント。試合前にはグラウンドで演奏を披露した後、大阪桐蔭野球部出身で、現在希少がんとの闘病中である福森大翔さんが同学年の森友哉を相手に始球式。そしてこの試合のスポンサーである不動産ベンチャー企業「センス・トラスト」の社長・今中康仁さんが野球経験者らしい快速球の始球式・・と、大阪桐蔭づくしである。さて試合開始。バファローズの先発は曽谷。まずはジャイアンツの先頭、今季レギュラーに定着の泉口がセンター前へのポテンヒット。続くオコエだが、いとも簡単に打ち上げて一死。「こういうところが、今一つ定着できんのでしょうなあ」というのは、この試合ご一緒の高松在住のマリーンズファン・Ⅰ氏(一時、仙台に勤務していたこと...観戦記・「バファローズ高校」対ジャイアンツ@京セラドーム大阪(森友哉、涙のお立ち台)
7月中旬の3連休、いろいろな所用があったのだが15日の海の日は体が空くことに。さてどうしようか・・。このところ、日帰りで中国・四国への「乗り鉄」も楽しんでいるが、山口県が少しご無沙汰である。そこで思いついたのが、「SLやまぐち号」の乗車である。「SLやまぐち号」といいつつも、2022年に肝心の蒸気機関車C57、D51に故障が相次ぎ、それ以降はディーゼル機関車DD51が牽引する「DLやまぐち号」として運転された。まあ、機関車が牽引する客車列車に乗ることじたいが今や貴重な体験で、それはそれで人気を博していた。その「SLやまぐち号」、今年5月の連休からD51の牽引で復活したという。ここは一つ行ってみようか・・。ただ、九州北部から山口県、さらには中国山地にかけては大雨の影響で運転見合わせ、あるいは終日計画運休の路...D51使用の「SLやまぐち号」に乗りに行く
7月7日、早朝、広島から呉に移動して松山への「シーパセオ」に乗船し、JR松山駅前で温泉、そして生ビールをあおり、予讃線~瀬戸大橋線と乗り継いだ。広島から岡山に向かうのに、わざわざ瀬戸内海を渡って四国の鉄道も楽しむという、なんとも欲張りな一日である。瀬戸大橋を渡る。広島から松山にかけての区間とはまた違った島々の景色である。児島に到着。ここからは時間つぶしを兼ねて鈍行に乗り換えてもよかったが(次の岡山行きは新型227系だった)、そのまま特急で乗り通す。松山から3時間弱の鉄道旅で岡山に到着。さて、向かいの津山線ホームにはキハ47の旧国鉄急行色「ノスタルジー号」編成が停まっている。16時27分発の津山行きに充てられる。実をいうと、今回乗り鉄で岡山に行くに当たり、広島から山陽線で倉敷、以後、伯備線~姫新線~津山線を...髙島屋岡山でビアガーデンのはずが・・・結局はミシュラン居酒屋へ
松山駅前の「喜助の湯」に浸かった後、松山13時26分発「しおかぜ20号」に乗る。この列車の岡山着は16時11分。駅前のビアガーデンの開店前だが、駅前で少しゆっくりして、それから繰り込めば・・というつもりだった。「しおかぜ20号」にも十分な空席がある。改札口の向こうのホームに赤と黄色の車体が見える。観光列車「伊予灘ものがたり」である。JR四国の中でも人気の列車で、私はリニューアル前、キハ47改造の「伊予灘ものがたり」には一度乗車したことがあるが、現在のキハ185系になってからはまだである。これから出発するのは13時31分発の「八幡浜編」で、車内ではフレンチのミニコースをいただくことができる。伊予市~伊予長浜間は「愛ある伊予灘線」を経由し、海沿いの景色で知られる下灘駅にも停車し、八幡浜には15時50分の到着で...特急「しおかぜ」で予讃線から瀬戸大橋を渡る
7月7日、呉から松山まで瀬戸内海汽船「シーパセオ」にて渡る。定期航路だがクルーズ船の気分も楽しめる船であった。その後、高浜から伊予鉄道で移動し、大手町からJR松山駅に到着する。さて今回の日帰りお出かけの目的地は、岡山駅前の髙島屋のビアガーデンでの一献。夕方に岡山にたどり着くためのルートをいろいろ考える中、フェリーでいったん松山に上陸し、予讃線~瀬戸大橋線をたどって向かうことにしたのだ。その予讃線にしても、鈍行でたどる、特急に乗って途中の駅でも下車する・・いろいろ考えたが、結局は直通の岡山行き13時26分発特急「しおかぜ20号」に乗ることにして、それまで松山で過ごす。特急の発車まで3時間近くあるのだから、松山城や道後温泉まで往復するだけの時間はある。もっともこの時は道後温泉本館はまだ工事中(リニューアルオー...松山駅前「喜助の湯」でととのい、潤う。
7月7日、松山に向かうべく呉から乗船したのは旅客船「シーパセオ」である。「海の散歩道」という意味だという。松山までの移動手段ではあるが、クルーズ気分も味わうことができる。先に広島から乗船していたのは20人いるかいないかという程度で、やはり宇品6時45分発に間に合う公共交通機関がないというのはいかがなものかと思う。呉からの徒歩の乗船も数名、クルマも数台というところで出航する。乗船客が少ない分、船内ではゆったりと過ごせる。客室の前方は前面の景色が楽しめるソファーシート、そしてテーブル付きのリクライニングシートが並ぶ。また側方には靴を脱いで上がる「OZASEKIエリア」、そして「GORONEエリア」がある。このうち「GORONEエリア」は、ごろ寝するとちょうど海が見える小窓がついているのが特徴で、広島からの乗船...松山行き「シーパセオ」乗船
・・・今回、松山に行った記事を書こうというのだが、7月12日朝、松山城がある城山で土砂崩れが発生し、周辺の住宅やマンションに土砂が流入した。行方不明の方もいるようだ。前日まで松山は大雨が降っていた中での出来事である。道後温泉本館が修復工事を終えてリニューアルオープンという明るい話題の直後、松山城にこうした影響が出るとは・・。毎年毎年、どこかの地域が当番が回って来るかのごとく大雨による災害に遭っている。連日「○○豪雨から×年」というニュースに接しているように感じる。この週末も雨雲が心配である。・・さて、本題に入ろう。雨が降る日もある一方、晴れの天気だと真夏日、猛暑日というこのところ。ふと、ビアガーデンに行きたいな・・という気になった。ビールを飲むのならいくらでも居酒屋があるのだが、ビアガーデンは夏独特のもの...目的地は岡山だが・・・フェリーで松山に渡る・・・そのために呉に行く
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりはこれから徐々に北に向けて駒を進める。枕崎の火之神公園を出発する。国道226号線に入り、耳取峠を越える。その先が坊津である。歴史資料センター「輝津館」に入る。こちらは南さつま市役所の坊津庁舎も兼ねた建物である。坊津の歴史、民俗についての紹介が充実した施設だった。館内撮影禁止のため画像はないが・・。坊津は古くから立地的に海上交通の要地であり、遣唐使船の寄港地となっていた。仏教の公式的な伝来よりも先に龍蔵寺一乗院という寺が建立されたし、この先の秋目地区には鑑真和上が唐から上陸している。また中世では倭寇や遣明船、琉球貿易の拠点にもなっていた。明の歴史書「武備志」では近隣の地誌も紹介しており、「日本三津」として安濃津、博多津と並び、ここ坊津を挙げている。同時期に日本で成立した式目では「...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~坊津から薩摩半島北上
先ほどの大国寺から一気に山道を下り、枕崎の市街地に入る。そして、日本最南端の終着駅・枕崎に到着する。前回に続いての来訪だが、前回は列車乗り遅れのためタクシー移動、そして今回はレンタカー・・。列車から終着駅に降り立つ、という演出はならなかった。ちょうどこの時間、列車の姿はない。もっともこの日(6月30日)は先日来の大雨で指宿枕崎線じたい運転を見合わせている。しばらく、誰もいない終着駅の雰囲気を楽しもうかと思ったが、それより先に食事である。枕崎に来たからにはかつお料理をと思っていたが、いろいろ立ち寄っている間に時刻は14時すぎ、そろそろ昼の営業を終えている頃ではないだろうか。幸い、駅の目の前にある「一福」は14時30分ラストオーダーでまだ営業中だった。駅の見物は後にして、先に食事にしよう。いただいたのはかつお...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~枕崎
西大山駅から途中の海岸スポットを見た後、国道226号線から内陸に入る。いよいよ、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの最南端にある第97番・大国寺に向かう。97という番号は、当初番外札所だったのが百八霊場になるにあたり新たに振られたものである。当初は茶畑の中を一直線に走るが、坂道を上り、集落を抜けるとカーナビは狭い道を案内する。コンパクトカーのヤリスといえども道幅ぎりぎりのところに出会い、ヒヤリとする。かといってここからバックで引き返そうにもUターンできるところがない。ようやく離合可能なところに出て、さらに山道を上る。人家もなくなり、果たしてこの上に寺があるのかなと不安になったが・・・。ここで大国寺の山門が見えた・・というより前に弘法大師像が出迎える。「人々に慈悲と感謝を与え、安心して生きられる様に、又人々に金運...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第97番・大国寺(枕崎のスピリチュアルスポット)
九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、目指すのは最南端の枕崎にある第97番・大国寺である。その前に知覧に立ち寄って特攻平和会館を訪ね、そのまま枕崎に向かうと思いきや、レンタカーは逆の南東方向に向かう。そして国道226号線を東に進む。海岸が見え、駐車スペースがあったので思わず停める。瀬平公園というところで、ちょうど海の向こうには頂上は雲で覆われているが薩摩富士・開聞岳を望むことができる。少し、開聞岳の方向に歩く。今は海にせり出した国道の橋がかかるが、かつては岩と岩の間を波しぶきを受けながら渡っていたそうで、与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌も残されている。迫平まで我れを追い来りて松かげに爪を裂くなり頴娃の村をさ(鉄幹)片はしを迫平に置きて大海の開聞が岳立てるなりけり(晶子)夫妻が鹿児島各地を周遊する中で、地元の村長の歓待を受...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~日本最南端の駅・西大山で列車を出迎えるが・・
6月30日、日曜日。鹿児島の朝は「さつま狂句」から始まる(始まるというのも変だが)。今月の入選の句の紹介だが、文字で見るから一句の意味がわかるが、これ、選者の先生の鹿児島弁でのコメントも含め、耳で聞いたらさっぱりわからないぞ。前日の夕方、夜、そして今朝と地下の大浴場に計3回入り、バイキング形式の朝食をいただく。こちらも地元のものを含めて種類は豊富である。身支度を整えてチェックアウト。この日はトヨタレンタカーのお世話になる。同じ県内、一定のエリア内であれば乗り捨て無料ということで、夕方に川内駅前での返却である。乗るのはコンパクトカーのヤリス。8時半に出発。これから目指す札所があるのは本土の端の枕崎だが、せっかくの薩摩半島なのでいくつかのスポットに立ち寄りながらである。指宿温泉は前回に札所と合わせて訪ねており...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~特攻基地・知覧へ
今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは前回5月に続き鹿児島に宿泊。そしてホテルも前回と同じ「ホテルタイセイアネックス」である。今回は部屋おまかせプランで予約していたが、何とツインルーム。もっとも、部屋の広さじたいはシングルルームとさほど変わらないように見える。テーブルをテレビ台と切り離した小ぶりなものとして、ベッドの向きを変えることで2台収めたのかな。荷物を置き、部屋着に着替えて、早速地下のサウナ・大浴場に向かう。今回もこのホテルを選んだのはこの大浴場目当てである。本来は地階で別途24時間営業しているサウナ・カプセルホテルの設備だが、アネックスの宿泊者は無料で利用できる。部屋着のままで行けるのもありがたい。先ほど大雨に濡れたこともあり、早速の入浴はありがたい。普段は入らないサウナも試してみる。さっぱりした。...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島駅前にて癒しの一時
第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは鹿児島市内。第45番・大歓寺から城山公園、黎明館と回り、そのまま天文館までやってきた。そして少し遅めの昼食として、鹿児島王将・中町店に向かう。前回5月に鹿児島を訪ねた時は、夜の天文館で一献の後、ひとり二次会として入ったのだが今回は昼食、いや、町中華での一献である。公共交通機関での札所めぐりならではの楽しみである。全国チェーンの「餃子の王将」(いわゆる「京都王将」)から、あの稲盛和夫の仲介によりのれん分けが許された「鹿児島王将」。その1号店は繁華街から1本入ったところで、町中華の風情がある。「餃子の王将」だが、ある意味郷土料理の店といえる。テーブル上の伝票に鉛筆で数字を入れて注文する独特のスタイル。厨房から対応するスタッフはすべて男性で、「鹿児島=男性社会」というのを体...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~再びの鹿児島王将、鹿児島知事選挙、そして豪雨・・
6月29日、鹿児島市内めぐりの続きである。城山公園から遊歩道を下って着いたのは鶴丸城跡。関ヶ原の戦いの後、薩摩藩初代藩主となった島津家久により築城された。それまでは島津氏の本拠地は鹿児島市内でも少し奥まった内城だったが(その近くに、九州八十八ヶ所百八霊場の第44番・不動寺がある)、関ヶ原で勝利した徳川氏の脅威に対抗すべく、錦江湾を前に、城山を後ろにするこの地に強固な城を建てた形である。その後、徳川氏が鹿児島まで攻めてくることはなかったが、幕末の薩英戦争の時には海岸から近かったことでイギリス軍の砲弾を受け、明治の西南戦争では政府軍の攻撃の末、西郷隆盛が城山で自刃するという歴史が繰り広げられた。正面には2020年に復元された御楼門が建つ。周りの堀にはハスの花が開いていて、これも鹿児島の夏の風景だという。現在の...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島・黎明館
6月29日、九州新幹線で鹿児島中央に到着。第45番・大歓寺まで市営バスで向かうことにする。中草牟田バス停が最寄りのようだ。JR九州の在来線は前日からの大雨で運転見合わせとなっているが、鹿児島市内、この時間は雨も小止みである。バスの乗車口にはICカードリーダーがあるが、使えるのはラピカという鹿児島市交通局独自のカードのみで、他の全国交通系ICカードには対応していない。出張や旅行で鹿児島に来た人は一見不便で戸惑いそうだが、鹿児島市交通局の市電、市バスではクレジットカードのタッチ決済が導入されている。市バスでは今年の3月から導入されたそうで、車内ポスターによると、1ヶ月の利用金額が市バスの定期運賃に相当する9660円に達するとそれ以降は無料になるとある。考えようによっては、専用のカードを買う必要もなく、チャージ...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第45番「大歓寺」(鹿児島市街から城山へ)
今年もまた線状降水帯が発生する季節となった。このところ毎年どこかの地域でまるで当番にでも当たるがごとく被害が出ている。7月に入り、広島県内は前夜から大雨が続き、幸い大きな被害はないようだがそれでも気がかり。またこの直前には南九州が大雨だった。さて、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりである。前回は5月中旬、鹿児島で行われるホークス対バファローズの試合観戦と組み合わせてのものだったが、残念ながら雨天中止。代わりに、日置市にある第49番・剣山寺に先に参詣した後、午後の時間を指宿枕崎線の乗り鉄に充てたのだが、途中停車の日本最南端の駅・西大山でのわずかな停車時間にホームに出てそのまま列車に置き去りにされるというハプニング。雨の中タクシーで枕崎に向かい、枕崎で車内に置いたままの荷物は回収できたが、帰りの列車は途中大雨のため...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今年もまた大雨の時季がやって来た
雨は仕方ないでしょう・・・。運営のマズさはあったかもしれないが、こうなることが想定された試合ならなおのこと途中コールドになる前に1点でも多く得点しとけやというだけのこと。審判に八つ当たりはないでしょ。見苦しい。監督の無能さが露呈するだけ。・・・今季、バファローズの現地観戦成績1勝5敗「1雨天中止(ここ大事)」のおっさんのひとりごと。試合途中降雨コールドゲームにバファローズ監督が激怒しているようですが・・
パ・リーグは依然としてホークスが首位独走、2位~5位が混戦で、ライオンズが大きく離されての最下位という展開が続く。ファイターズが若手台頭、イーグルスも交流戦優勝というプラス材料で健闘しているがホークスが抜きんでている状況は変わらない。バファローズはそのホークスを大阪に迎えての3連戦。この第2戦である26日、現地観戦に出かけた。この日は大阪で行われる会議出席のため日帰り出張だったのだが、出張が決まった際たまたま日程表を見ると大阪での試合である。まあ、帰りに立ち寄ればのぞいてみようというくらいの気持ちで、ファンクラブ特典の指定席引換券を使って一塁側上段中央指定席を確保していた。仮に観戦できなくなったとしても金銭的に損はしない。会議終了後はそのまま散会となり、自由行動である。帰宅の時間を考えると試合終了までの観...観戦記・バファローズ対ホークス@京セラドーム大阪(出張帰りの現地観戦で自力優勝消滅)
神仏霊場巡拝の道、京セラドーム大阪での野球観戦との組み合わせで広島から日帰りでまず京都に向かう。当初、6月22日と23日のどちらに行くか迷ったが、22日の午前中だとまだ雨は降らない、しかし23日は西日本で広く雨の予報ということで、22日の朝から出かけることにした。そして、バファローズとライオンズの両日の試合はどうだったか。選択した22日はバファローズ先発の齋藤を序盤に攻略したライオンズが4対2で勝利し、連敗を止めた。そして23日はバファローズ先発のカスティーヨが好投、私の勤務先企業出身の古田島がデビューから22試合連続無失点というNPB記録に並び、4対1でバファローズが勝利。23日の試合は広島の自宅にて外が大雨の中テレビ桟敷での観戦だったが、こういう巡り合わせなら23日、京都で雨に濡れての参拝の後、ドーム...京都47番「毘沙門堂」~神仏霊場巡拝の道・104(八方睨みの龍、動く襖絵)
交流戦明けのカードとなったライオンズ3連戦の2戦目の観戦に出かける。当初は22日にするか23日にするか迷ったのだが、天気予報を見て22日に遠征とした。ドーム球場だから雨は関係ないのだが、そこに1ヶ所、神仏霊場めぐりを絡ませようというのがある中で、22日は夕方以降に雨というので日帰りで出かけた。広島からいったん京都に出かけた後、大阪に移動する。神仏霊場めぐりのことはまた別の記事として・・。このカードは恒例の「オリ姫デー」として行われる。今季のテーマはロックとポップということで、選手たちがミュージシャン風にキメている。離脱者が多いのはさておき、限定ユニフォームの配布には長い列ができている。さてこの日座ったのは三塁側、大商大シートのすぐ後ろである。普段はグラウンド全体を見渡す内野上段に陣取るのだが、たまにはこう...観戦記・バファローズ対ライオンズ@京セラドーム大阪(オリ姫デー、100敗ペースの相手に・・)