拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。このたび、gooブログのサービス終了にともない、はてなブログへの移行を行いました。1日の閲覧数はどこぞのローカル線の利用者数と同じようなもので、記事もほとんど自己完結のようなものですが、ぼちぼちやっておりました。新ブログはこちらです。https://matsunaru2323.hatenablog.com/はてなブログへの移転完了しました
まつなる兄さんのよしなしごと、鉄旅・町歩き、野球(バファローズ、独立リーグ)について書きつづります。
3月24日、倉敷から総社を経て岡山に着く。雨が降り続いており、この分だと午後からの「国鉄水島計画」イベント、倉敷貨物ターミナルでのキハと機関車の撮影会も雨模様だろう。午前中、雨が降る前に少しでも撮影できたのがラッキーだった(イベント時間の後半は休憩用の気動車で過ごす形になったが・・)。岡山で少し時間がある。令和の大改修を終えた岡山城、日本三名園の一つ・後楽園に行くのもいいかと思ったが、絶対に行かなければならないとまでは思わない。別に城が嫌いなわけではないが、世にいう城マニアもない。ふと思いついたのが、どこか温泉、スーパー銭湯にでも行こうかというもの。スマホで検索すると、「後楽温泉ほのかの湯」というのが見つかった。岡山駅からだと日赤病院方面行きのバスで20分ほどとある。途中、岡山電気軌道の線路と並走するが、...岡山のスーパー銭湯、そして最後は「ミシュラン居酒屋」へ
「国鉄水島計画」のイベントとして水島臨海鉄道のキハ、機関車の撮影会を終え、倉敷市まで戻る。撮影会は午後の部もあるが、天気はこの後も雨が続く模様だ。この後は特に何時の列車に乗らなければならないというわけではなく、倉敷で昼食としよう。訪ねたのは、駅の南のアーケード街に入ったところにある「ぶっかけうどんふるいち」。倉敷を代表するうどん店で、岡山駅の新幹線ホームにもスタンドがあるが、ここに入るのは初めてである(一度、水島店に入ったことがあるかな)。普通の出汁のうどんもあるが、ここは温ぶっかけ、そしてさまざまな具材がのったスペシャルをいただく。味は、・・・甘い、甘すぎる。まあ、これは好みの問題で店が悪いわけではない。次に来た時は出汁のうどんをいただくとするか。この後、倉敷駅の自由通路を抜けて反対側の北口に出る。かつ...倉敷から桃太郎線経由で岡山へ~「Urara」にも初乗車
3月24日、「国鉄水島計画」のイベントの一環で行われた水島臨海鉄道の撮影会。かつて国鉄~JRで走っていた気動車、水島臨海鉄道の貨物輸送で活躍する機関車、そして現在旅客輸送の主力である各種粗糖の気動車が一堂に会するとあり、特に国鉄型気動車「キハ」を近くで見ようということで参加した。倉敷市からのキハ38+キハ37が倉敷貨物ターミナル横の水島臨海鉄道の車両区に到着し、昇降台を使って線路に降り立つ。そのまま誘導されてまずはヘルメットを着用し、係の人から撮影会の案内を受ける。準備ができ、撮影会開始。一応、スポーツ観戦時に使用する大きいほうのデジカメを使うのだが、一眼レフではなくただのデジカメである。まあ、画像はそれなり。まずはキハが並ぶゾーンに向かう。やはり目を引くのは、手前にあるキハ205。引退したものの、クラウ...「国鉄水島計画」~水島臨海鉄道キハと機関車の撮影会
「国鉄水島計画」というのを見つける。2024年、専用鉄道としての開業から80周年を迎える水島臨海鉄道。「国鉄」とあるのは、かつての国鉄型気動車が在籍していることからである。3月のはじめ、倉敷で行われたオープン戦の観戦に出かけた時、試合までの時間に久しぶりに水島臨海鉄道に乗ったのだが、その時に倉敷市駅や、同社のホームページでこの言葉を目にした。「国鉄水島計画」とは、水島臨海鉄道が保有している「キハ205」を「復活」させたプロジェクトである。このキハ205とはかつての国鉄型気動車キハ20で、水島臨海鉄道に譲渡された車両である。老朽化もあり2017年に引退しして車庫で眠っていたが、この形式で動かすことが可能な車両が全国に2両しかないことから、鉄道ファンを中心に「復活」を望む声が高まった。そこで活用したのがクラウ...「国鉄水島計画」~キハに揺られて倉敷貨物ターミナルへ
3月10日、熊野三山詣でからの帰りは紀伊勝浦15時21分発「くろしお30号」である。終点新大阪着は19時21分ということで、ちょうど4時間の乗車となる。4時間の乗車といえば、ちょうど東京から広島までの「のぞみ」の所要時間と同じくらい。新幹線と在来線特急で単純比較はできないが、紀伊半島をぐるりと回って大阪に至る道のりはやはり遠いということだ。今は国道バイパスができたり、和歌山3区のあの方のご威光で高速道路も少しずつ延伸してはいるが、遠いのは遠い。列車の発車前に、駅近くのコンビニまで行って車内での飲食物を購入する。その一方で、駅前の土産物店でマグロやクジラの加工品を購入する。クジラといえば大和煮の缶詰が有名だが、この辺りならではの一品が「鯨ハム」。鯨ベーコンとは違うし、一般的な豚肉のハムとも異なる。鯨肉の切り...神仏霊場巡拝の道~最後は「くろしお」でロングラン
和歌山2番「青岸渡寺」~神仏霊場巡拝の道・97(那智の滝を拝む)
神仏霊場めぐりの熊野三山詣では熊野那智大社の参詣を終え、隣接する青岸渡寺に入る。隣接といっても、元々は那智の滝を中心とした自然信仰の場として開かれ、神仏習合の考えが広まった平安時代からは那智大社と一体化していたところである。青岸渡寺にも山門があり正しくはそちらから参詣するところだが、毎度こうして那智大社の通用門のようなところから境内に入る。まあ、元々一体化しているのならこうした通用門もなかったはずだが・・。青岸渡寺の本堂は元々熊野権現における如意輪堂として、安土桃山時代、豊臣秀吉の手により再建されたものである。明治時代の神仏分離、廃仏毀釈の際、熊野本宮大社、熊野速玉大社にある仏堂はすべて取り壊されたが、熊野那智大社の如意輪堂は、西国三十三所の1番札所であったこともあり、仏像は他に移されたものの、建物だけは...和歌山2番「青岸渡寺」~神仏霊場巡拝の道・97(那智の滝を拝む)
和歌山3番「熊野那智大社」~神仏霊場巡拝の道・96(JR西日本スタンプラリーを「満願」)
紀勢線の特急「南紀1号」でハイブリッド気動車の乗り心地を少しだけ楽しみ、紀伊勝浦に到着。こちらの駅前も外国人旅行者の姿が目立つ。忘れないうちに、紀伊勝浦駅にあるJR西日本「駅からはじめるデジタルスタンプラリー」の青岸渡寺のデジタルスタンプを獲得。これで、3月31日の期限まであとわずかのところで、このラリーを無事コンプリートすることができた(西国第33番・華厳寺のスタンプは最初からサービスでついていた)。「満願」達成者には記念品のほか、「満願コース」のプレゼント応募の権利が発生する。早速そのままスマホを操作して応募したのだが、後日、JR西日本の事務局から電話がかかってきた。何でも、「満願コース」の応募には、札所を回った証として各札所で配付している散華を33枚出せという。さすがに、駅のQRコードだけで集められ...和歌山3番「熊野那智大社」~神仏霊場巡拝の道・96(JR西日本スタンプラリーを「満願」)
和歌山1番「熊野速玉大社」~神仏霊場巡拝の道・95(ハイブリッド気動車特急に揺られる)
熊野三山めぐりは熊野本宮から速玉大社に入る。バス停から速玉大社の鳥居に向かう。速玉大社は、神倉山の磐座であるゴトビキ岩に熊野速玉大神と熊野夫須美大神を祀ったのが始まりとされるが、後の景行天皇の時に現在地に移された。そのため、元々祀られていた神倉山は元宮、そして移された後の速玉大社は新宮と呼ばれるようになった。現在の新宮の地名の由来である。私は長い間、新宮というのは熊野「本宮」に対しての呼び方だと思っていたのだが・・。後に、神仏習合が進むとこちらも上四社、中四社、下四社に、祭神と本地仏が祀られるようになった。境内に入ると、江戸時代に熊野詣でを八度行ったことの記念として奉納された石碑や、樹齢千年以上とされる梛(ナギ)の木が出迎える。古くから、熊野牛王と梛の葉を授与されることで熊野詣でを無事果たす支えとなったと...和歌山1番「熊野速玉大社」~神仏霊場巡拝の道・95(ハイブリッド気動車特急に揺られる)
和歌山4番「熊野本宮大社」~神仏霊場巡拝の道・94(大斎原と「運」)
3月10日、神仏霊場巡拝の道めぐりは熊野三山詣でである。まずは熊野本宮大社に向かうべく、前日宿泊した川湯温泉を8時すぎに出発。このバスは紀伊田辺駅6時16分に出発した便だが、多くの席が埋まっている。手前の湯の峰温泉や、あるいはそこまでの道中のどこかで宿泊し、早い時間に熊野古道を歩くらしき出で立ちの人、また外国人旅行者の姿も目立つ。キャンプ場もある大塔川から熊野川に出て、いったん川沿いにさかのぼる。8時20分、本宮大社前に到着。ここで下車した人は意外に少なかった。このバスは奥の発心門王子行きだが、そこまでバスでアクセスして、熊野本宮に向けて歩くのだろう。発心門王子から熊野本宮大社までは約7キロ、緩やかな下りで歩きやすいという。うーん、私はといえば時間の制約もあって札所をピンポイントで回るだけだが、前日のコー...和歌山4番「熊野本宮大社」~神仏霊場巡拝の道・94(大斎原と「運」)
3月9日、紀伊田辺からバスに乗り、熊野本宮を前にして、熊野川の支流である大塔川沿いに旅館が並ぶ川湯温泉に到着する。川原を掘れば温泉が湧くことからこの名がつき、12月~2月には川の流れをせき止めて作られる「仙人風呂」という巨大な露天風呂で知られている。訪ねたのが3月初めということで、これなら2月終わりに訪ねた丹後シリーズと入れ替えてもよかったかなと思う。その川湯温泉の代表的なホテルといえるのが、バス停のすぐ横にある「山水館川湯みどりや」。仙人風呂ではないが川原の露天風呂があり、ビュッフェ形式の夕食・朝食がついて20000円ほどかかるとある。まあ、熊野三山まで行くのだから宿泊費も思い切って出そうと思っていた。ただ後日、改めて予約サイトを見ると、同じ川湯温泉で「川湯まつや」というのを見つけた。「川湯みどりや」か...神仏霊場巡拝の道~川湯温泉にて一泊
紀伊田辺から熊野古道の中辺路ルートに入る。これから乗るのは紀伊田辺駅14時50分発、道の駅奥熊野行きの龍神バスで、途中宿泊する川湯温泉で下車する。時刻表を見ると所要時間は約2時間。路線図が何重にも折り重なっており、道のりの遠さがうかがえる。バスはそれなりの乗車があり、外国人の旅行者の姿も見える。インバウンドの増加もあるが、熊野古道や熊野三山は外国人、特に欧米やオーストラリア人気スポットだそうで、もちろん熊野の自然や歴史文化が豊かなこともあるが、外国人向けのプロモーションの成功によるところが大きいという。まずはきのくに線の線路に沿って朝来まで進む。途中の工業高校前とは県立田辺工業高校で、大阪勤務時代、ここまで高校生の募集に来たことがある。よくこんな遠いところから採用しようと思ったものだ。朝来から朝来街道に入...神仏霊場巡拝の道~熊野古道を路線バスでたどる
和歌山5番「闘鶏神社」~神仏霊場巡拝の道・93(熊野古道への出発道)
神仏霊場めぐりとJR西日本デジタルスタンプラリー獲得のための熊野三山詣で。初日は朝ゆっくりと出発し、午後になって紀伊田辺に到着。今回は熊野古道中辺路ルートをたどる形である。その出発道といえる紀伊田辺にあるのが、和歌山5番・闘鶏神社。正しくは「鬪雞」という名称だそうだが、このブログでは簡単な「闘鶏」の表記とする。駅前では源義経に仕えた武蔵坊弁慶の像が出迎える。弁慶は紀伊田辺の生まれ、熊野別当・湛増の子とされる。幼い時に比叡山に入れられるが乱暴が過ぎ、三井寺や圓教寺などにはその痕跡も残されている。そんな荒くれ者が五条大橋での牛若丸(源義経)との出会いを境に、忠実な家来として活躍するのだから物語としては面白い。駅前の商店街も「弁慶」の名が冠せられている。目指す闘鶏神社は駅から徒歩で5分ほど。こちらも、熊野古道の...和歌山5番「闘鶏神社」~神仏霊場巡拝の道・93(熊野古道への出発道)
JR西日本の「駅からはじまる西国三十三所デジタルスタンプラリー」の実施期間が3月末までとなる中、最後に残る紀伊勝浦駅での青岸渡寺のスタンプを獲得すべく、神仏霊場めぐりとしての熊野三山詣でに出かける。さすがに広島からの日帰りは無理で1泊2日の行程となるが、3月9日~10日の土日にスケジュールを組み込んだ。地図にて、神仏霊場めぐりの和歌山県内の札所の分布を眺める。高野山方面は先に訪ねているが、和歌山から南、広大な範囲に札所が散らばっている。デジタルスタンプ獲得で遠征するなら青岸渡寺、紀三井寺の両方を一度で回ればよかったのだが一度には難しく、先にデジタルスタンプの紀三井寺と、神仏霊場の竈山神社を回った。熊野三山を目指すべくきのくに線を南に下ると、海南の藤白神社、御坊の道成寺、紀伊田辺の闘鶏神社と続き、熊野古道の...神仏霊場巡拝の道~いよいよ、熊野三山へ
3月3日、倉敷マスカットスタジアムでのオープン戦観戦を終え、中庄駅に戻る。午前中は晴れの天気だったが、試合途中からは雲が出て、傘を差すほどではないが小雨も降って来た。終盤には一部照明灯もついた。この日は16000人ほどの観客が詰めかけたが、最寄りの中庄駅は一時入場制限をかけるほどの混雑だった。今回は広島から新倉敷への「こだま」往復プランのため新倉敷まで向かうのだが、いったん倉敷で下車する。この後は帰宅するだけなので、これも久しぶりとなる倉敷での一献としよう。時刻はもうすぐ17時、この時刻から開店する店なら飛び込みでも入れるだろう。駅前のアーケード街をぶらつく中、入ったのは「鳥好」。「鳥好」と聞いて連想するのは、岡山駅前にある「ミシュラン居酒屋」。岡山のミシュラン居酒屋は「駅前本店」を名乗っているのだが、倉...オープン戦観戦後、倉敷の「鳥好」で一献
3月3日は倉敷マスカットスタジアムで行われたイーグルス対カープのオープン戦を観戦した。その観戦記は試合前、試合後とこのブログで記事にしたのだが、日帰りとはいえ倉敷まで行くのだから・・とその前後にスケジュールをくっつけた。今回は日本旅行の日帰り新幹線往復プランを利用して、新倉敷まで「こだま」往復のプランである。まずは広島7時39分発の「こだま838号」にて新倉敷に移動する。倉敷、それも1駅岡山寄りの中庄が最寄り駅となるマスカットスタジアムに行くのなら岡山往復でもいいのだが・・。新倉敷から山陽線に乗り継ぎ、ともかく倉敷で下車する。時刻は9時。オープン戦の開門は11時、試合開始は13時だから、12時前後に入場できればというくらいの感じでやって来た。倉敷といえば美観地区観光もあるが、午前中のプランとして選択したの...水島臨海鉄道に乗車
丹後シリーズの神仏霊場めぐりを終えて広島に戻るのだが、昼までにもう1ヶ所、どこか訪ねることにする。丹後まで来たということで足を延ばして、例えば舟屋がある伊根に行くとか、いっそのこと経ヶ岬まで行くということも考えたが・・。広島に戻るといっても、軽自動車でひた走ることになるし、翌朝を考慮すればそれほど遅くならないように帰宅したい。そこで、天橋立から少し西に移動することに。丹後出身のプロ野球選手として思いつくのが、野村克也(ここに、糸井嘉男も加わるが)。数年前、自身が寄贈したトロフィーなどを展示した「野村克也ベースボールギャラリー」が出身地である網野町(現・京丹後市)の複合施設に開館し、名選手、名監督の功績を讃えている。別に野村克也や南海ホークスのファンというわけではないが、歴史スポットを訪ねるようなものである...神仏霊場巡拝の道~京丹後・野村克也ベースボールギャラリー
天橋立にある丹後一の宮、籠神社から傘松公園に向かう。下の駅は府中駅で、この辺りはかつて丹後の国の中心部だったことがうかがえる。ケーブルカーは15分ごとの運転で、先ほどの便が出たばかりなのでしばらく待つことに。並走するリフトは随時動いているのでそちらに乗ればよいのだが、さすがに寒そうだ。ケーブルカーに乗車。一直線に上り、4分ほどで中腹の傘松駅に到着する。ケーブルカーを降りるとまず目につくのはスカイデッキ。天橋立に少し近づく形で設けられた展望台だが、やって来た観光客に写真屋が声をかける。1枚撮影して、気に入ったら後で買ってもらうというスタイルである。傘松公園といえば「股のぞき」発祥の地とされる。体を曲げて股の間から天橋立を見ると天と地が逆転して、天にかかる橋のように見えるとされるが、私にはどうもピンと来ない。...神仏霊場巡拝の道~笠松公園、成相寺から天橋立見物
京都51番「籠神社」~神仏霊場巡拝の道・92(元伊勢、むすび詣り)
話は再び2月の神仏霊場めぐり、西国三十三所めぐりに移る。今回は播磨に立ち寄った後の丹後シリーズで、2月23日は西舞鶴で1泊。2月24日、朝風呂に入った後、バイキング形式の朝食をいただく。この日の天気予報は曇り。7時30分頃に舞鶴グランドホテルを出発する。この日向かうのは日本三景・天橋立である。神仏霊場の京都51番・籠神社と、西国三十三所の第28番・成相寺をめぐる。同じ丹後にある西国三十三所の札所のうち、松尾寺が神仏霊場の札所を兼ねる一方、成相寺がそうではないのは何か理由があるのかな。国道27号線から国道175号線に入る。舞鶴港とれとれセンターの前を通過する。せっかく来たのだからこうしたスポットで海の幸を味わうべきだろうが、この時間ではどうしようもない。ならば帰りにどうか・・。由良川を渡り、そのまま川沿いに...京都51番「籠神社」~神仏霊場巡拝の道・92(元伊勢、むすび詣り)
オープン円観戦記・イーグルス対カープ@倉敷(投手戦が一転、終盤にもつれ・・)
3月3日、倉敷で行われているイーグルス対カープのオープン戦3連戦の第3戦を観戦。倉敷マスカットスタジアムを訪ねるのも20年以上ぶりである。まずはカープの攻撃ということで、レフトスタンドからファンファーレが流れる。イーグルスの先発はベテランの岸。まずは宇草、田中、秋山を難なく打ち取る立ち上がりを見せる。一方のカープの先発は新外国人のハッチ。プロフェールによると150キロ後半のストレートとチェンジアップ、カットボールを投げるとある。こちらも入江、辰己、浅村をいずれもフライでアウトにする。2回表、カープの4番はこちらも新外国人のシャイナー。しかし岸の前に空振り三振。隣に座っていたカープファンからは「またダメ外人じゃのぉ・・」とぼやく。続く坂倉も凡退し、打席にはまたも新外国人のレイノルズ。しかしこちらも凡退。「打...オープン円観戦記・イーグルス対カープ@倉敷(投手戦が一転、終盤にもつれ・・)
オープン戦観戦記~イーグルス対カープ@倉敷(地方球場もよいものです)
・・いったん、神仏霊場巡拝の道の紀行文から離れる。3月に入り、NPBも各地でオープン戦が始まっている。バファローズファンとすれば、3月3日のベイスターズ戦を皮切りに大阪での試合が続き、その後は静岡、関東と回り最後は大阪でのタイガース変則3連戦という日程。ということで、本来であれば3月3日は大阪に日帰りで向かうべきなのだろうが、向かったのはタイトルにあるように倉敷、イーグルス対カープの1戦である。さすがに毎週のように大阪に向かうのは費用面で厳しいし(この後、西国三十三所めぐり・神仏霊場めぐりとしての熊野三山詣でが控えているし)、また大阪には公式戦で行くことになる。それよりも、久しぶりとなる倉敷マスカットスタジアム観戦もいいかなと思い、前売りチケットを確保する。3日の午前中はよく晴れており、広島から新倉敷まで...オープン戦観戦記~イーグルス対カープ@倉敷(地方球場もよいものです)
2月23日、松尾寺から東舞鶴駅に出て、JRのデジタルスタンプを獲得。宿泊だが、かなり以前に一度東舞鶴に泊まったこともあり、西舞鶴に向かうことにする。当初は翌日京都丹後鉄道に乗るつもりで、起点となる西舞鶴に泊まったほうが翌日も動きやすいこともある。結局クルマでの移動に切り替えたが、宿はそのままとする。国道27号線を走ると赤れんが館や海上自衛隊の基地の横を通るのでちらりと見ることができるかと思ったが、カーナビは内陸部をショートカットする県道を案内。むしろ、鉄道の舞鶴線に沿ったルートである。今回、神仏霊場めぐりで舞鶴まで来た割には訪ねたのが松尾寺ピンポイントというのが惜しいようなもったいないような・・。到着したのは西舞鶴駅のロータリーにある舞鶴グランドホテル。駐車場は駅横のコインパーキング利用で、駐車券をフロン...神仏霊場巡拝の道~舞鶴にて1泊
京都52番「松尾寺」~神仏霊場巡拝の道・91(松尾寺本堂は解体工事中・・)
2月23日、雨が降りしきる中、軽自動車は舞鶴若狭道を走り、舞鶴東インターで下車する。舞鶴の東地区の玄関口で、市役所や赤れんが博物館、引揚記念館、新日本海フェリーの乗り場などへのアクセスがよい。もちろん、これから向かう松尾寺にもほど近い。雨が降る中、今回わざわざ長距離をクルマで来てよかったと思う。小浜線の松尾寺駅から寺までは徒歩50分の坂道、雨の中をとぼとぼ歩くのもつらいところである。そういえば、前回松尾寺を訪ねたのは2020年1月(コロナ禍の少し前のことである)、まだ大阪在住時代だったが、福知山からレンタカーにて松尾寺や、西国四十九薬師の多祢寺、そして成相寺を回る中、同じように天気も目まぐるしく変わった。松尾寺駅に立ち寄る。大正時代の開業の時からの建物だが、最近登録有形文化財に指定されるとともに、事務室ス...京都52番「松尾寺」~神仏霊場巡拝の道・91(松尾寺本堂は解体工事中・・)
播磨から丹後に向かう神仏霊場巡拝の道、西国三十三所めぐりのドライブで、まず訪ねたのは加西市の一乗寺。この先、中国道で吉川ジャンクションに出て、舞鶴若狭道で舞鶴を目指す。一乗寺から県道を経て国道372号線に出ると、すぐ右手に酒蔵がある。江戸時代後期・天保年間創業の富久錦である。西国三十三所めぐりで北条鉄道の法華口から一乗寺まで歩いた際、この酒蔵が沿道で光るスポットに見えた。運転中なので試飲はできないが、せっかくなので立ち寄ることにする。富久錦は地元加西市産の米だけを使った純米酒にこだわりがあるという。かつての蔵を使った「ふく蔵ショップ」に向かう。今回クルマで来ていることもあり、酒の4合瓶やら地元の米、そして各地のご飯・酒のお供などを買い求める。軽自動車とはいえ、多少の土産物を後部座席に置くことができるので、...神仏霊場巡拝の道~北条鉄道のキハ40に出会う
「ブログリーダー」を活用して、まつなるさんをフォローしませんか?
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。このたび、gooブログのサービス終了にともない、はてなブログへの移行を行いました。1日の閲覧数はどこぞのローカル線の利用者数と同じようなもので、記事もほとんど自己完結のようなものですが、ぼちぼちやっておりました。新ブログはこちらです。https://matsunaru2323.hatenablog.com/はてなブログへの移転完了しました
7月6日、生國魂神社から谷町筋を南下する。神仏霊場巡拝の道めぐりも終盤の中、ここに来て「日本仏法最初」の四天王寺が登場する。聖徳太子ゆかりの和宗という宗派であるが、あらゆる宗派の垣根を超えたような存在である。四天王寺のメインの入口は西側だが、まず出迎えるのは石鳥居。ここで記念撮影する人も多い。寺といいながらこうした石鳥居が立つことこそ神仏習合の表れといえる。扁額には「釈迦如来転法輪処当極楽土東門中心」とある。古来インドでは、鳥居とは聖地の結界を示すものであり、仏教寺院に鳥居があることじたい不思議ではないという。それが神社専用となったのは、やはり明治の神仏分離によるものか。西大門をくぐる。西大門は極楽門とも呼ばれ、極楽浄土への入口(東門)として信仰されている。春分の日と秋分の日はここから鳥居越しに真西に沈む...大阪2番「四天王寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・142(日本仏法最初の懐深い寺院)
近畿2府4県プラス三重県に広がる神仏霊場巡拝の道めぐり。前回、鞍馬・貴船を訪ねたところで140ヶ所となり、満願まで残り14ヶ所、最後の1割ほどとなった。前回の貴船神社の水くじ・・ではなく、スマホアプリのあみだくじで出た行き先が大阪2番・四天王寺。大阪にあって日本仏教最初の本格寺院である四天王寺がここでようやく登場する。近畿2府4県のうち、札所が多い京都、奈良を先にコンプリートする中、ここまでもっとも多く残っているのが大阪である。その中に四天王寺も残っている。7月6日、先に観戦記も書いたが、この日は京セラドーム大阪にてバファローズ対マリーンズ戦を、高松在住のマリーンズファンとともに観戦する予定にしていた。今回は広島から日帰りとして、午前中に大阪に移動、合流までの限られた時間を札所めぐりに充てることにする。と...大阪7番「生國魂神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・141(真夏の「いくたまさん」へ)
長々と書いてきた九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの長崎市編。結局1泊2日で訪ねた札所は1ヶ所だけということで、効率という点ではどうかと思うが、平和公園、軍艦島、中国関連・・のいくつかのスポットを訪ねることができてよかった(今回、オランダ関連のスポットはほぼなかったが・・)。これで今回の長崎市編を終え、往路を高速バス「九州号」に変更したために乗らなかった西九州新幹線に乗るつもりでいた。ただ、前日28日に長崎駅に着いた時、在来線の改札口前に「6月30日から以下の列車の乗車口が変更となります」との案内板を見た。「乗車口の変更」とは車両じたいが変更になるということだが、ここで思い出したのが、今回長崎に来る前に見た「長崎線のキハ47がYC1に置き換わる」という記事。長崎線のキハ47というのは、2022年の西九州新幹線開...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~長崎線から引退のキハ47に乗る
軍艦島への上陸ツアーから戻り、時刻は13時前である。すぐ近くには長崎のちゃんぽん、皿うどん発祥の店である四海樓があるが、この時間はレストランも満席。まあ、食事は後でいいだろう。その一方、すぐ横を通ったにもかかわらず行けばよかったと後から気づいたのが、軍艦島デジタルミュージアム。まあ、先ほど周遊、上陸して現在の姿を間近に目にしたし、ガイドの話もいろいろ訊けたので満足感があったのだろう。向かったのは長崎孔子廟中国歴代博物館。ここも久しぶりに訪ねる。明治時代、日清戦争の直前のことではあったが、当時の清国政府と日本の華僑が協力して建立したのがこちらの孔子廟である。孔子廟の総本山といえば山東省の曲阜にあるが、長崎の孔子廟は日本で唯一の本格的な中国様式の建物である。孔子の高弟72賢人像が両脇に並び、正面の大成殿へ。内...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~長崎孔子廟へ
6月29日、天候、海の条件もよく無事に軍艦島に上陸。上陸は2度目だが、前回が冬、元日だったのに対し今回は真夏。コンクリートの島ということで照り返しがきつく、日陰になるようなところもない。上陸前から熱中症予防、水分補給がしきりに呼びかけられる。麦わら帽子の貸し出しもある。軍艦島は立ち入ることができるエリアが限られており、見学広場は3ヶ所。他のツアーとの兼ね合いもあってか、まずは第2見学広場に向かう。ここでガイドが昔の写真なども使いながら軍艦島について解説。第2見学広場には、主力坑であった第二竪坑への桟橋跡が残る。島の底に広がる坑内は温度36℃、湿度90%、鉱員は危険と隣り合わせの中、8時間、3交代で働く。作業を終え、この階段に戻ったところで安堵感をにじませる鉱員の表情の写真が印象的である。無事に生還したとい...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~軍艦島に上陸、時の流れを感じる
6月29日、快晴。それにしても朝から暑い・・。長崎駅前の「ウイング・ポート長崎」をチェックアウトして、長崎駅のコインロッカーに荷物を預けて、海岸べりを歩きつつ本日の軍艦島ツアー乗り場に向かう。軍艦島。この名前に初めて触れたのが30年以上前、大学生の時である。当時の旅といえばJRの乗りつぶしが主な目的だったが、この時初めて訪ねた長崎では平和公園など市内の観光スポットを回るつもりでいた。ただ、その時泊まったユースホステル(高校生~大学生~社会人当初では何ヶ所か泊まったものである)で、オーナーや相客から「軍艦島に渡ってみない?」と誘われた。当時は上陸禁止だったが、地元の釣り船をチャーターして上陸する・・ということも行われていたようである。ただ、人数の条件があったのかな、そこで私が誘われたようだ。初めての長崎で市...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~軍艦島を目指してのクルーズ
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは第65番・延命寺の参詣を終えて長崎市街に到達している。もっとも長崎県でも先に参詣した札所もあり、九州一周のコマとしては早岐まで進んでいる形である。諫早~長崎間は鉄道と同様、飛び出し区間のような形になったが、やはり長崎は何度訪ねても面白いところである(結局、翌日も含めて訪ねることができたスポットはごくごく限られたもので・・)。長崎駅前の「ウイング・ポート長崎」に早い時間にチェックインし、シャワーで汗を流してちょうどNHK地上波でやっていたバファローズ対イーグルスの中継を観戦。この日(6月28日)バファローズは快勝し、交流戦後もチームの調子が良い感じであることに喜んだ。さて、まだ日も高いがここで一献である。グルメサイトにて、「長崎居酒屋和-KAZU-」を予約した。長崎駅近くという...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~長崎で一献、そして翌日は軍艦島へ・・
6月末の九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、長崎市街の寺町通りにある第65番・延命寺を訪ね、今回の札所の当初の目的地はこれでクリアとなった。ここからだが、宿泊地である長崎駅前に戻るだけである。長崎というところは実に見どころの多い街で、わずかな時間で訪ねることができるスポットも限られるのだが、先ほど訪ねた延命寺の隣に位置する興福寺に向かう。興福寺という名を目にすると、関西出身の私とすれば奈良の興福寺、藤原氏の氏寺を連想する。実際、単に「興福寺」で検索すると、ヒットするのは奈良の興福寺ばかりである。ここに「長崎」というキーワードを加えて、ようやくこちらの興福寺にたどり着く。こちらの興福寺は江戸時代初期、やはり明の混乱の中、長崎に渡っていた真円により開かれた。こちらも現在の福建省、浙江省、江蘇省あたりから日本に渡った...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~中華の寺をめぐり、長崎駅へ
長崎の平和公園、原爆資料館の見学後、路面電車で市中心部に向かう。さて、これから肝心の目的である札所めぐりである。この日、そして翌日と路面電車に何回か乗ったがいずれも地元客、観光客で混雑していた。全線均一150円というのもあるのかな。原爆資料館から路面電車で終点の崇福寺まで乗りとおす。これから目指す九州八十八ヶ所百八霊場第65番・延命寺の最寄りの停留所は別系統のめがね橋、あるいは市役所だが、崇福寺まで乗りとおしたのは乗り換えが面倒だったのと、崇福寺からでもそう遠くなく、崇福寺通りから寺町通りをたどるのもよいかなと思ったためである。電停の脇を抜けるとまず見えるのが八坂神社(祇園社)の鳥居。石段の上には神社の拝殿、さらに九州西国霊場で訪ねた清水寺がある。清水寺の境内から周囲を見渡すこともできるが、暑さのため石段...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第65番「延命寺」(和の寺、中華の寺)
7月4日~6日のバファローズ対マリーンズ戦は、4日、5日が神戸での「がんばろうKOBE30th」ということでブルーウェーブユニフォームでの復刻試合、そして6日は七夕前ということで「オリ姫デー」として大阪での試合だった。この6日の試合、私と同じ勤務先企業に属する高松のマリーンズファンのⅠ氏とともに観戦した。3週間前の大阪でのジャイアンツとの交流戦でも同じパ・リーグファンとして一緒に観戦したが、今回はバファローズ対マリーンズの「直接観戦対決」である。このⅠ氏との「直接対決」は近鉄時代から続くイベントで、途中ブランクがあったがこのところ再開している。今回陣取ったのは3塁側ベンチ上にあたるS指定席。チケット流通センター(公式リセールでもある)にてどなたかのアドバンス席を入手したもの。ちょうどこの辺りだと、バファロ...観戦記・バファローズ対マリーンズ@京セラオリ姫デー(長年の「現地観戦」直接対決で勝利)
長崎の平和公園に来たのはいつ以来だろうか。長崎じたいは何度も来ているがそのたびに主な目的が異なっており、今回は九州八十八ヶ所百八霊場めぐりと被爆80年のタイミングが合った形である。爆心地から階段を上がり、長崎原爆資料館の入口に着く。玄関横には、2024年のノーベル平和賞を受賞した日本被団協を称える看板がある。ノーベル賞の中でも平和賞はその時の社会情勢に関連することが多いのだが、被爆80年を前にしてというのもあったのかな。デルタ地帯にある広島の平和記念資料館とは異なり、坂の町の高低差を活かした構造で、まず1階かららせん通路を通って地下2階からの見学である。まず出迎えるのは「長崎を最後の被爆地に」という、日本語のほか10か国語で記されたメッセージ。どうしても被爆というと個人的には「最初」の広島のイメージが強く...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~改めて核のない世界を願う
今年2025年は戦後80年の節目である。日本は満州事変~日中戦争~太平洋戦争と戦を続けたわけだが、その最後となる1945年は東京をはじめ各地での大空襲、熾烈な沖縄戦、そして広島・長崎への原子爆弾・・と日本全国に戦争による惨禍が広がった年である。私の住んでいる広島も今年は被爆から80年ということで、ニュース番組でも被爆者に関すること、また核兵器廃絶を訴える声の報道も例年より大きいと感じる。しかし80年という歳月は長いようで短く、また短いようで長い。被爆して生存した方も寿命で亡くなったり高齢化が進む中で、その方の生の声で被爆体験に接する機会も今や極めて少なくなっている。改めて語り部として活動する方々や、メディアに残されたものでかろうじて受け継がれているのが現状である。ただ、広島・長崎以降80年もの間、戦争は常...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~80年を迎える被爆地へ
今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは長崎へ。札所は1ヶ所で、相変わらずそれ以外の要素が多いのが私の札所めぐりだが、今回は博多から武雄温泉乗り換えで西九州新幹線に乗ると思いきや、所要時間は遜色なく、運賃はJR九州のネット限定きっぷよりも安い高速バス「九州号」を選択した。目的地への交通手段もいろいろ変化を出すこともあり、さすがに翌日の復路は長崎からの西九州新幹線を予約した・・(これが当日になって覆ることになるのだが、それはまた後の話)。博多駅から博多バスターミナルに移動する。1階は市内、近郊を結ぶ路線バス、そして3階の高速バス乗り場からは九州各地、そして中国地方以東に向かう高速バスが発着し、博多駅にも負けていない交通の要衝である。乗り鉄ということもあってこれまでの札所めぐりでここから高速バスに乗ることはなかっ...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~「九州号」で長崎への移動を楽しむ
九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、今回の目的地は長崎の市街地にある第65番・延命寺である。九州一周という意味では、そのコマは諫早から大村湾沿いの彼杵、そして早岐まで進んでいる。そのため、諫早~長崎間は行き止まり区間を往復する形となる(まあ、地図を見れば大村湾の西側、西海市エリアをレンタカーやバスでたどれば循環ルートとなるのだが)。延命寺があるのは新地中華街や眼鏡橋などがある中心部から少し東の寺町地区で、広島から単純に往復するだけなら日帰りでも行けそうなところである。ただ、そこはせっかくの長崎である。他のスポットも訪ねたいということで、週末の6月28日~29日の1泊2日のプランを組む。いくつかのキーワードが浮かぶ。2022年の開業日に乗って以来ご無沙汰の西九州新幹線でのアクセス、そして今年広島と同じく被爆80年...第28回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今回は長崎へ「九州号」に乗る
神仏霊場巡拝の道めぐり、京都最後となる鞍馬・貴船を訪ねて最難関のコンプリートとした後、貴船口から叡山電車に乗る。このまま出町柳に向かってもいいが、どこかで途中下車しよう。ということで下車したのは一乗寺。一乗寺といえばそもそも剣豪・宮本武蔵が吉岡一門と壮絶な決闘を繰り広げた伝説で知られるが、「ラーメン街道」として人気である。近隣に大学が多いことから安くて美味しいラーメンが好まれたことから多くの店が並ぶようになり(もっとも、現在はラーメンは必ずしも「安い」食事ではなくなっているが・・)、現在は各地に支店を持つ店もある。一乗寺で下車したのは、先ほどあゆ茶漬やゆばの刺身で一献したにも関わらず、ラーメンを食べようという健康にとって必ずしもよくない行動に出たわけで・・。一乗寺駅近くの店に入ったが、一献の後にもかかわら...神仏霊場巡拝の道めぐり~一乗寺から清水五条へ・・
6月14日、神仏霊場巡拝の道めぐりは京都府の最終シリーズで鞍馬・貴船を訪ねている。前回のあみだくじで出た目的地は鞍馬寺だったが、そのまま奥の院、魔王殿を経由する山越えでそのまま貴船神社に向かった。貴船川のせせらぎ、青もみじ、そして川床・・。この日は雨のため京都の市街地でもそこまで気温は上がらなかったが、さすが京の避暑地、清涼さを感じる。ここまで来れば川床料理をいただきたいところだが、予約必須のようだし、お値段もそれなりにするし・・。貴船神社に参拝である。主祭神はタカオカミノカミという水を司る神で、創建の年代は不明だが白鳳時代には社殿建て替えの記録がある。平安時代に上賀茂神社の摂社となり、それ以後長らくその関係だったが、明治になって貴船神社として独立したとある。黒馬、白馬の像がある。古くから、干ばつの時には...京都24番「貴船神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・140(これで京都府をコンプリート)
6月14日、雨が降る中、叡山電車の鞍馬に到着。ここから鞍馬~貴船と訪ねるのだが、時季のせいか天候のせいか、訪れる人もまばらである。鞍馬寺の山門で入山料を納める。本来ならここから参道まで九十九折の坂道を歩くところである。かつて清少納言が「近くて遠きもの」として「枕草子」で紹介し、牛若丸が修行し、また由岐神社などの見どころもあり、鞍馬寺も参道を歩くことを薦めている。私も以前来た時は参道を15~20分ほど歩いたことがある。・・ただ今回、逆の意味で迷わずケーブルカー乗り場に直行した。この鞍馬山ケーブル、正式には「鞍馬寺鞍馬山鋼索鉄道」といい、鉄道事業法による許可を受けた鉄道としては日本一短い路線(0.2キロ)であり、唯一宗教法人が運行する路線である。まあ、雨を理由として初乗りのケーブルカーに乗ってみよう。乗車を待...京都23番「鞍馬寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・139(雨の鞍馬山)
特別札所の伊勢神宮(外宮・内宮)を含めて154ヶ所をたどる神仏霊場巡拝の道めぐり。ここまで138ヶ所をめぐり、残りもわずかとなってきた。前回訪ねた大阪24番・勝尾寺でのあみだくじで出たのは京都23番・鞍馬寺。そして鞍馬寺に行くなら京都24番・貴船神社もセットで訪ねるわけで、これで京都市内を中心に神仏霊場めぐり全体の約3分の1を占める京都府の札所がコンプリートとなる。神仏霊場めぐりを始めた時、京都にあれだけある札所を果たして回れるのかと思ったが、時間はかかったがいろいろな旅の組み合わせを重ねて、残すは鞍馬・貴船というこれも人気の観光スポットとなった。さて、いつ行こうか考えたが、結局翌15日に京セラドーム大阪での交流戦・バファローズ対ジャイアンツの観戦が決まり、それなら前日に宿泊を絡めて洛北まで足を延ばすこと...神仏霊場巡拝の道めぐり~京都府コンプリートに向けて叡山電車に乗車
6月15日、「バファローズ高校」対ジャイアンツの第3戦は、大阪桐蔭高校の吹奏楽部がスタンドで応援歌を演奏するイベント。試合前にはグラウンドで演奏を披露した後、大阪桐蔭野球部出身で、現在希少がんとの闘病中である福森大翔さんが同学年の森友哉を相手に始球式。そしてこの試合のスポンサーである不動産ベンチャー企業「センス・トラスト」の社長・今中康仁さんが野球経験者らしい快速球の始球式・・と、大阪桐蔭づくしである。さて試合開始。バファローズの先発は曽谷。まずはジャイアンツの先頭、今季レギュラーに定着の泉口がセンター前へのポテンヒット。続くオコエだが、いとも簡単に打ち上げて一死。「こういうところが、今一つ定着できんのでしょうなあ」というのは、この試合ご一緒の高松在住のマリーンズファン・Ⅰ氏(一時、仙台に勤務していたこと...観戦記・「バファローズ高校」対ジャイアンツ@京セラドーム大阪(森友哉、涙のお立ち台)
7月中旬の3連休、いろいろな所用があったのだが15日の海の日は体が空くことに。さてどうしようか・・。このところ、日帰りで中国・四国への「乗り鉄」も楽しんでいるが、山口県が少しご無沙汰である。そこで思いついたのが、「SLやまぐち号」の乗車である。「SLやまぐち号」といいつつも、2022年に肝心の蒸気機関車C57、D51に故障が相次ぎ、それ以降はディーゼル機関車DD51が牽引する「DLやまぐち号」として運転された。まあ、機関車が牽引する客車列車に乗ることじたいが今や貴重な体験で、それはそれで人気を博していた。その「SLやまぐち号」、今年5月の連休からD51の牽引で復活したという。ここは一つ行ってみようか・・。ただ、九州北部から山口県、さらには中国山地にかけては大雨の影響で運転見合わせ、あるいは終日計画運休の路...D51使用の「SLやまぐち号」に乗りに行く
7月7日、早朝、広島から呉に移動して松山への「シーパセオ」に乗船し、JR松山駅前で温泉、そして生ビールをあおり、予讃線~瀬戸大橋線と乗り継いだ。広島から岡山に向かうのに、わざわざ瀬戸内海を渡って四国の鉄道も楽しむという、なんとも欲張りな一日である。瀬戸大橋を渡る。広島から松山にかけての区間とはまた違った島々の景色である。児島に到着。ここからは時間つぶしを兼ねて鈍行に乗り換えてもよかったが(次の岡山行きは新型227系だった)、そのまま特急で乗り通す。松山から3時間弱の鉄道旅で岡山に到着。さて、向かいの津山線ホームにはキハ47の旧国鉄急行色「ノスタルジー号」編成が停まっている。16時27分発の津山行きに充てられる。実をいうと、今回乗り鉄で岡山に行くに当たり、広島から山陽線で倉敷、以後、伯備線~姫新線~津山線を...髙島屋岡山でビアガーデンのはずが・・・結局はミシュラン居酒屋へ
松山駅前の「喜助の湯」に浸かった後、松山13時26分発「しおかぜ20号」に乗る。この列車の岡山着は16時11分。駅前のビアガーデンの開店前だが、駅前で少しゆっくりして、それから繰り込めば・・というつもりだった。「しおかぜ20号」にも十分な空席がある。改札口の向こうのホームに赤と黄色の車体が見える。観光列車「伊予灘ものがたり」である。JR四国の中でも人気の列車で、私はリニューアル前、キハ47改造の「伊予灘ものがたり」には一度乗車したことがあるが、現在のキハ185系になってからはまだである。これから出発するのは13時31分発の「八幡浜編」で、車内ではフレンチのミニコースをいただくことができる。伊予市~伊予長浜間は「愛ある伊予灘線」を経由し、海沿いの景色で知られる下灘駅にも停車し、八幡浜には15時50分の到着で...特急「しおかぜ」で予讃線から瀬戸大橋を渡る
7月7日、呉から松山まで瀬戸内海汽船「シーパセオ」にて渡る。定期航路だがクルーズ船の気分も楽しめる船であった。その後、高浜から伊予鉄道で移動し、大手町からJR松山駅に到着する。さて今回の日帰りお出かけの目的地は、岡山駅前の髙島屋のビアガーデンでの一献。夕方に岡山にたどり着くためのルートをいろいろ考える中、フェリーでいったん松山に上陸し、予讃線~瀬戸大橋線をたどって向かうことにしたのだ。その予讃線にしても、鈍行でたどる、特急に乗って途中の駅でも下車する・・いろいろ考えたが、結局は直通の岡山行き13時26分発特急「しおかぜ20号」に乗ることにして、それまで松山で過ごす。特急の発車まで3時間近くあるのだから、松山城や道後温泉まで往復するだけの時間はある。もっともこの時は道後温泉本館はまだ工事中(リニューアルオー...松山駅前「喜助の湯」でととのい、潤う。
7月7日、松山に向かうべく呉から乗船したのは旅客船「シーパセオ」である。「海の散歩道」という意味だという。松山までの移動手段ではあるが、クルーズ気分も味わうことができる。先に広島から乗船していたのは20人いるかいないかという程度で、やはり宇品6時45分発に間に合う公共交通機関がないというのはいかがなものかと思う。呉からの徒歩の乗船も数名、クルマも数台というところで出航する。乗船客が少ない分、船内ではゆったりと過ごせる。客室の前方は前面の景色が楽しめるソファーシート、そしてテーブル付きのリクライニングシートが並ぶ。また側方には靴を脱いで上がる「OZASEKIエリア」、そして「GORONEエリア」がある。このうち「GORONEエリア」は、ごろ寝するとちょうど海が見える小窓がついているのが特徴で、広島からの乗船...松山行き「シーパセオ」乗船
・・・今回、松山に行った記事を書こうというのだが、7月12日朝、松山城がある城山で土砂崩れが発生し、周辺の住宅やマンションに土砂が流入した。行方不明の方もいるようだ。前日まで松山は大雨が降っていた中での出来事である。道後温泉本館が修復工事を終えてリニューアルオープンという明るい話題の直後、松山城にこうした影響が出るとは・・。毎年毎年、どこかの地域が当番が回って来るかのごとく大雨による災害に遭っている。連日「○○豪雨から×年」というニュースに接しているように感じる。この週末も雨雲が心配である。・・さて、本題に入ろう。雨が降る日もある一方、晴れの天気だと真夏日、猛暑日というこのところ。ふと、ビアガーデンに行きたいな・・という気になった。ビールを飲むのならいくらでも居酒屋があるのだが、ビアガーデンは夏独特のもの...目的地は岡山だが・・・フェリーで松山に渡る・・・そのために呉に行く
九州八十八ヶ所百八霊場めぐりはこれから徐々に北に向けて駒を進める。枕崎の火之神公園を出発する。国道226号線に入り、耳取峠を越える。その先が坊津である。歴史資料センター「輝津館」に入る。こちらは南さつま市役所の坊津庁舎も兼ねた建物である。坊津の歴史、民俗についての紹介が充実した施設だった。館内撮影禁止のため画像はないが・・。坊津は古くから立地的に海上交通の要地であり、遣唐使船の寄港地となっていた。仏教の公式的な伝来よりも先に龍蔵寺一乗院という寺が建立されたし、この先の秋目地区には鑑真和上が唐から上陸している。また中世では倭寇や遣明船、琉球貿易の拠点にもなっていた。明の歴史書「武備志」では近隣の地誌も紹介しており、「日本三津」として安濃津、博多津と並び、ここ坊津を挙げている。同時期に日本で成立した式目では「...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~坊津から薩摩半島北上
先ほどの大国寺から一気に山道を下り、枕崎の市街地に入る。そして、日本最南端の終着駅・枕崎に到着する。前回に続いての来訪だが、前回は列車乗り遅れのためタクシー移動、そして今回はレンタカー・・。列車から終着駅に降り立つ、という演出はならなかった。ちょうどこの時間、列車の姿はない。もっともこの日(6月30日)は先日来の大雨で指宿枕崎線じたい運転を見合わせている。しばらく、誰もいない終着駅の雰囲気を楽しもうかと思ったが、それより先に食事である。枕崎に来たからにはかつお料理をと思っていたが、いろいろ立ち寄っている間に時刻は14時すぎ、そろそろ昼の営業を終えている頃ではないだろうか。幸い、駅の目の前にある「一福」は14時30分ラストオーダーでまだ営業中だった。駅の見物は後にして、先に食事にしよう。いただいたのはかつお...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~枕崎
西大山駅から途中の海岸スポットを見た後、国道226号線から内陸に入る。いよいよ、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの最南端にある第97番・大国寺に向かう。97という番号は、当初番外札所だったのが百八霊場になるにあたり新たに振られたものである。当初は茶畑の中を一直線に走るが、坂道を上り、集落を抜けるとカーナビは狭い道を案内する。コンパクトカーのヤリスといえども道幅ぎりぎりのところに出会い、ヒヤリとする。かといってここからバックで引き返そうにもUターンできるところがない。ようやく離合可能なところに出て、さらに山道を上る。人家もなくなり、果たしてこの上に寺があるのかなと不安になったが・・・。ここで大国寺の山門が見えた・・というより前に弘法大師像が出迎える。「人々に慈悲と感謝を与え、安心して生きられる様に、又人々に金運...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第97番・大国寺(枕崎のスピリチュアルスポット)
九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、目指すのは最南端の枕崎にある第97番・大国寺である。その前に知覧に立ち寄って特攻平和会館を訪ね、そのまま枕崎に向かうと思いきや、レンタカーは逆の南東方向に向かう。そして国道226号線を東に進む。海岸が見え、駐車スペースがあったので思わず停める。瀬平公園というところで、ちょうど海の向こうには頂上は雲で覆われているが薩摩富士・開聞岳を望むことができる。少し、開聞岳の方向に歩く。今は海にせり出した国道の橋がかかるが、かつては岩と岩の間を波しぶきを受けながら渡っていたそうで、与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌も残されている。迫平まで我れを追い来りて松かげに爪を裂くなり頴娃の村をさ(鉄幹)片はしを迫平に置きて大海の開聞が岳立てるなりけり(晶子)夫妻が鹿児島各地を周遊する中で、地元の村長の歓待を受...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~日本最南端の駅・西大山で列車を出迎えるが・・
6月30日、日曜日。鹿児島の朝は「さつま狂句」から始まる(始まるというのも変だが)。今月の入選の句の紹介だが、文字で見るから一句の意味がわかるが、これ、選者の先生の鹿児島弁でのコメントも含め、耳で聞いたらさっぱりわからないぞ。前日の夕方、夜、そして今朝と地下の大浴場に計3回入り、バイキング形式の朝食をいただく。こちらも地元のものを含めて種類は豊富である。身支度を整えてチェックアウト。この日はトヨタレンタカーのお世話になる。同じ県内、一定のエリア内であれば乗り捨て無料ということで、夕方に川内駅前での返却である。乗るのはコンパクトカーのヤリス。8時半に出発。これから目指す札所があるのは本土の端の枕崎だが、せっかくの薩摩半島なのでいくつかのスポットに立ち寄りながらである。指宿温泉は前回に札所と合わせて訪ねており...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~特攻基地・知覧へ
今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは前回5月に続き鹿児島に宿泊。そしてホテルも前回と同じ「ホテルタイセイアネックス」である。今回は部屋おまかせプランで予約していたが、何とツインルーム。もっとも、部屋の広さじたいはシングルルームとさほど変わらないように見える。テーブルをテレビ台と切り離した小ぶりなものとして、ベッドの向きを変えることで2台収めたのかな。荷物を置き、部屋着に着替えて、早速地下のサウナ・大浴場に向かう。今回もこのホテルを選んだのはこの大浴場目当てである。本来は地階で別途24時間営業しているサウナ・カプセルホテルの設備だが、アネックスの宿泊者は無料で利用できる。部屋着のままで行けるのもありがたい。先ほど大雨に濡れたこともあり、早速の入浴はありがたい。普段は入らないサウナも試してみる。さっぱりした。...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島駅前にて癒しの一時
第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは鹿児島市内。第45番・大歓寺から城山公園、黎明館と回り、そのまま天文館までやってきた。そして少し遅めの昼食として、鹿児島王将・中町店に向かう。前回5月に鹿児島を訪ねた時は、夜の天文館で一献の後、ひとり二次会として入ったのだが今回は昼食、いや、町中華での一献である。公共交通機関での札所めぐりならではの楽しみである。全国チェーンの「餃子の王将」(いわゆる「京都王将」)から、あの稲盛和夫の仲介によりのれん分けが許された「鹿児島王将」。その1号店は繁華街から1本入ったところで、町中華の風情がある。「餃子の王将」だが、ある意味郷土料理の店といえる。テーブル上の伝票に鉛筆で数字を入れて注文する独特のスタイル。厨房から対応するスタッフはすべて男性で、「鹿児島=男性社会」というのを体...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~再びの鹿児島王将、鹿児島知事選挙、そして豪雨・・
6月29日、鹿児島市内めぐりの続きである。城山公園から遊歩道を下って着いたのは鶴丸城跡。関ヶ原の戦いの後、薩摩藩初代藩主となった島津家久により築城された。それまでは島津氏の本拠地は鹿児島市内でも少し奥まった内城だったが(その近くに、九州八十八ヶ所百八霊場の第44番・不動寺がある)、関ヶ原で勝利した徳川氏の脅威に対抗すべく、錦江湾を前に、城山を後ろにするこの地に強固な城を建てた形である。その後、徳川氏が鹿児島まで攻めてくることはなかったが、幕末の薩英戦争の時には海岸から近かったことでイギリス軍の砲弾を受け、明治の西南戦争では政府軍の攻撃の末、西郷隆盛が城山で自刃するという歴史が繰り広げられた。正面には2020年に復元された御楼門が建つ。周りの堀にはハスの花が開いていて、これも鹿児島の夏の風景だという。現在の...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~鹿児島・黎明館
6月29日、九州新幹線で鹿児島中央に到着。第45番・大歓寺まで市営バスで向かうことにする。中草牟田バス停が最寄りのようだ。JR九州の在来線は前日からの大雨で運転見合わせとなっているが、鹿児島市内、この時間は雨も小止みである。バスの乗車口にはICカードリーダーがあるが、使えるのはラピカという鹿児島市交通局独自のカードのみで、他の全国交通系ICカードには対応していない。出張や旅行で鹿児島に来た人は一見不便で戸惑いそうだが、鹿児島市交通局の市電、市バスではクレジットカードのタッチ決済が導入されている。市バスでは今年の3月から導入されたそうで、車内ポスターによると、1ヶ月の利用金額が市バスの定期運賃に相当する9660円に達するとそれ以降は無料になるとある。考えようによっては、専用のカードを買う必要もなく、チャージ...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第45番「大歓寺」(鹿児島市街から城山へ)
今年もまた線状降水帯が発生する季節となった。このところ毎年どこかの地域でまるで当番にでも当たるがごとく被害が出ている。7月に入り、広島県内は前夜から大雨が続き、幸い大きな被害はないようだがそれでも気がかり。またこの直前には南九州が大雨だった。さて、九州八十八ヶ所百八霊場めぐりである。前回は5月中旬、鹿児島で行われるホークス対バファローズの試合観戦と組み合わせてのものだったが、残念ながら雨天中止。代わりに、日置市にある第49番・剣山寺に先に参詣した後、午後の時間を指宿枕崎線の乗り鉄に充てたのだが、途中停車の日本最南端の駅・西大山でのわずかな停車時間にホームに出てそのまま列車に置き去りにされるというハプニング。雨の中タクシーで枕崎に向かい、枕崎で車内に置いたままの荷物は回収できたが、帰りの列車は途中大雨のため...第16回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今年もまた大雨の時季がやって来た
雨は仕方ないでしょう・・・。運営のマズさはあったかもしれないが、こうなることが想定された試合ならなおのこと途中コールドになる前に1点でも多く得点しとけやというだけのこと。審判に八つ当たりはないでしょ。見苦しい。監督の無能さが露呈するだけ。・・・今季、バファローズの現地観戦成績1勝5敗「1雨天中止(ここ大事)」のおっさんのひとりごと。試合途中降雨コールドゲームにバファローズ監督が激怒しているようですが・・
パ・リーグは依然としてホークスが首位独走、2位~5位が混戦で、ライオンズが大きく離されての最下位という展開が続く。ファイターズが若手台頭、イーグルスも交流戦優勝というプラス材料で健闘しているがホークスが抜きんでている状況は変わらない。バファローズはそのホークスを大阪に迎えての3連戦。この第2戦である26日、現地観戦に出かけた。この日は大阪で行われる会議出席のため日帰り出張だったのだが、出張が決まった際たまたま日程表を見ると大阪での試合である。まあ、帰りに立ち寄ればのぞいてみようというくらいの気持ちで、ファンクラブ特典の指定席引換券を使って一塁側上段中央指定席を確保していた。仮に観戦できなくなったとしても金銭的に損はしない。会議終了後はそのまま散会となり、自由行動である。帰宅の時間を考えると試合終了までの観...観戦記・バファローズ対ホークス@京セラドーム大阪(出張帰りの現地観戦で自力優勝消滅)
神仏霊場巡拝の道、京セラドーム大阪での野球観戦との組み合わせで広島から日帰りでまず京都に向かう。当初、6月22日と23日のどちらに行くか迷ったが、22日の午前中だとまだ雨は降らない、しかし23日は西日本で広く雨の予報ということで、22日の朝から出かけることにした。そして、バファローズとライオンズの両日の試合はどうだったか。選択した22日はバファローズ先発の齋藤を序盤に攻略したライオンズが4対2で勝利し、連敗を止めた。そして23日はバファローズ先発のカスティーヨが好投、私の勤務先企業出身の古田島がデビューから22試合連続無失点というNPB記録に並び、4対1でバファローズが勝利。23日の試合は広島の自宅にて外が大雨の中テレビ桟敷での観戦だったが、こういう巡り合わせなら23日、京都で雨に濡れての参拝の後、ドーム...京都47番「毘沙門堂」~神仏霊場巡拝の道・104(八方睨みの龍、動く襖絵)
交流戦明けのカードとなったライオンズ3連戦の2戦目の観戦に出かける。当初は22日にするか23日にするか迷ったのだが、天気予報を見て22日に遠征とした。ドーム球場だから雨は関係ないのだが、そこに1ヶ所、神仏霊場めぐりを絡ませようというのがある中で、22日は夕方以降に雨というので日帰りで出かけた。広島からいったん京都に出かけた後、大阪に移動する。神仏霊場めぐりのことはまた別の記事として・・。このカードは恒例の「オリ姫デー」として行われる。今季のテーマはロックとポップということで、選手たちがミュージシャン風にキメている。離脱者が多いのはさておき、限定ユニフォームの配布には長い列ができている。さてこの日座ったのは三塁側、大商大シートのすぐ後ろである。普段はグラウンド全体を見渡す内野上段に陣取るのだが、たまにはこう...観戦記・バファローズ対ライオンズ@京セラドーム大阪(オリ姫デー、100敗ペースの相手に・・)