曇り時々雨 26℃ 21:00 灯下 シロスジコガネ 9オス、2メスを発見 コフキコガネ 3オス、2メス
連日35℃を超える真夏日が続いています。全国のコガネムシ愛好家の方々、お体の調子はいかがでしょうか? わたくし、週末に早朝ランニングを行ったのですが、暑くてあやうく脱水になりかけました。ランニングの際にみつけたカナブンさんは、乾きかけた樹液を一生懸命なめていました。 さて、帰宅してカナブンさん♀の飼育ケースを開けてみると・・・姿が見えません。もう数日間姿を現していないので、そろそろ幼虫の確認を行ってみましょう。ちなみに、この飼育ケースでは、7月1日から合計3匹のカナブンメスを飼育中。プラケース(中サイズ)にクズの葉をざっくり混ぜたカブマットを深さ10㎝で入れてます。カブマットは過湿を避けやや乾…
少し前の話になりますが、先週末の虫捕りランニングの記録です。時間は朝5時。まずは、スタート地点の公園で、ゾウさんの背中を撫でて、今日もよいことありますようにとお祈りしました。 ゾウをはじめとして、この公園の動物のたちはみんな怪しい目つきをしていて、私は好きです。 走っていると空がだんだん暗くなってきました。小雨も降り始めました。 雨が降ろうが、ワタシは昆虫観察を止めませんよ。マメコガネがメマツヨイグサの葉だけではなく花も食べることを知りました。 メマツヨイグサにはマメコガネに交じってアオドウガネも集まっていました。 そうこうしているいるうちにかなりの土砂降りに。強い雨を避けて山道の木陰を走るこ…
先日の早朝ドライブが結構気持ちよかったので、本日も急遽行ってまいりました。平日なのであまり時間がありません。朝4時に家を出て制限時間1時間の灯火採集です。 そして、ようやく出会うことができました。コフキコガネ第1号(♀)。皆さんご存じのように小さい触覚がメスの印です。 そして、コフキコガネ2号(♂)。大きい触覚を広げて怒っているようです。 この2匹は飼育を開始することにしました。 さらには、シロスジコガネ♀。やはりメスは触覚が小さいです。 そしてシロスジコガネ♂。大きい触覚をなかなか出してくれずうまく写真が撮れませんでした。 ピンポイントでの早朝灯火採集、なかなかよさそうなので7月中にまた行き…
先日の虫捕りドライブの追加記録。シロスジコガネを採集した後に、渚を訪れてみました。晴れた朝の海辺は気持ちがいいですね。 海岸線近くにもクズが茂っています。こんなところにもクズは生育しているのかと驚きました。実に逞しい植物です。 そしてクズの葉の上でアオドウガネを発見。 こちらも逞しく生きているコガネムシです。
週末にお迎えした2匹のシロスジコガネさん。何年振りかに飼育を開始しました。ブログを調べてみたら、前回の飼育は5年前でした。それにしても背中の白い線、実に味わい深い趣きがありますね。 とりあえず小プラケにこんなセットを組んでみました。床材は、砂・バーミキュライト・カブマットを1:1:3くらいで混ぜたもの。成虫になってからの後食はあまりしないようですが、念のため松の葉と昆虫ゼリーを入れておきました。 1匹はすぐに床材に潜っていきました。成虫は2週間程度の寿命しかないようです。なにか面白い動きがありましたらレポートします。
7月ももう終わりですね。そういえば今年はまだコフキコガネさんに出会っていません。最近はコンビニの明かりがLEDライトになってしまったため、昆虫が集まり難くなっています。自宅近くのコンビニポイントでの採集が望み薄なので、海辺まで遠征することにしました。海辺に採集に行くのは2年ぶりです。 朝4:30に自宅を出発。夜明け前の日本海を横目に車を走らせます。以前にコフキさんがよく採れたポイント(灯火)をチェックしましたが、やはりLEDライトに変わっていて収穫はゼロ。代わりに出会ったのがこのコガネムシです。 コフキさんは素晴らしくプリチーですが、このコガネムシもなかなかのものです。後ろから見た姿はこんなで…
マメコ(マメコガネ)の生息場所のレポートです。 7月の河原で黄色い花を咲かせるメマツヨイグサ。北米原産の帰化植物らしいですが、すでに日本の景色に溶け込んでいるような気がします。さて、河原に散在するメマツヨイグサを見て回ると・・・ いました、マメコガネ!メマツヨイグサの葉を食い散らかしています。 約半数は生殖行為中。 河原にはクズも生えています。 クズの葉の上でもマメコさんを発見。数でいうとメマツヨイグサのほうにたくさん集まっていました。
5月末から飼育しているシロテンハナムグリ。現在飼育中のコガネムシ科昆虫のなかでは飛びぬけて美しい姿をしています。 全身が光り輝く緑色ですが、背面にちりばめられた白い斑点がよいアクセントです。 このシロテンハナムグリ、外観でオスメスを見分けるのは困難なようです。1か月以上飼育しても産卵する様子がないのでオスなんだろうと考えていました。 そして、飼育ケース不足のために、あろうことか他のコガネムシと一緒に飼育していたのです。 同居させていたのは3匹のセマダラコガネです。こちらも産卵する様子がないのと触覚が大きいという特徴からすべてオスと判断していました。 シロテンハナムグリ♂1匹とセマダラコガネ♂3…
ペアリングを終えたカナブンさんのメスです。背中の白マジックの点がコウビを終えたメスの印。現在は3♀を飼育中。 さあ、どんどん産んでくれよと思いながら、プラケースの底をみてみると・・・ モゾモゾ動いているものがいます。えーっ もう幼虫がいる!! さっそく掘り出して調べてみると1㎝を超える幼虫でした。近くには冷たくなったメスの骸が横たわっていました。周囲をくまなく探すも幼虫はこの1匹だけ。 カナブン・メスの初採集は18日前でした。採集したメスがコウビ済みで、採集後すぐに産卵したとするとつじつまが合うのかもしれません。母親は1匹だけ幼虫を残してこの世を去ったのでしょうか。 幼虫はクズの葉入りのカブマ…
ヒラタアオコガネさん。小指の先ほどの大きさしかない小さなコガネムシです。最後の成虫がお亡くなりになり、5月上旬より始めていた成虫の飼育が終了しました。 飼育の節目として幼虫の状態を確認してみます。調べてみると残された幼虫は合計3匹だけでした。 写真下の幼虫は、5月27日より卵の状態から飼育を開始した個体です。200mlのプラカップで飼育していました。途中、卵4個を追加したのですが、卵は全て消えていました。早い時期から別個に飼育しないと他の幼虫に食べられてしまうのかもしれません。 こちらも5月27日より卵から育てている幼虫。幼虫のエサはカブトマットのみです。孵化後、2-3か月で蛹となるようなので…
夜明け前4:45からランニングスタート。天気は晴れで気持ちがよいです。河原→山中のコースを選択。 河原でマメコガネが大量に発生していました。先日はクズの葉の上で発見したのですが、本日は違う植物です。 多くは生殖行動中。 マメコガネは大食漢のようで、周りの葉っぱも糞だらけ。ちょっときちゃないですね。 ところで、この黄色い花を咲かせていたのが、マメコガネが大量発生していた植物です。 帰って調べてみたところではメマツヨイグサという野草のようです。北アメリカ原産の帰化植物。環境省の「要注意外来生物リスト」に名が挙がっています。日本の生態系を壊しかねない帰化植物が、海外では害虫とされるマメコガネに食べら…
樹液したたるクヌギの樹で採集したカナブンさん。 最初はオス・メスを分けて飼っていました。性別は前肢の突起の有無で確認しています。写真はオスのカナブン軍団です。そろそろペアリングを開始してみましょう。開始にあたってオスメスを一目で見分けられるようにオスの背中に2つの点(:)をマーキングしておきました。ペアリング終了時にオスを撤収する際の目印です。 2匹×2匹でペアリング開始後半日の様子です。生殖活動を確認できたメスには背中(小楯板)に点(・)をつけてみました。 おやおや、ひとり寂しそうにしているオスがいるようですね。しかしながら、人間のオスとしての私自身の境遇を振り返ってみると、孤独な彼をいとお…
前日にマメコガネを発見した河原のクズの茂み。今日は雨上がりの夕方にウォーキングがてら訪れてみることにしました。 何百枚もクズの葉をみましたが、なかなかマメコガネはみつかりません。今日は会えなかったかと諦めムードで帰途につこうかとしたとき、ようやく発見しました!一つの葉に4匹も群がっているではないですか。 しかも、明らかにオス、メスのペアが含まれています。 しかし、なぜこの葉にだけ群がっているのでしょうか?虫よけ物質が少ない葉っぱがまず狙われるのかもしれません。葉っぱの食痕をまじまじと観察してしまいました。 葉脈を残して葉が食べられています。葉の縁は硬いためか食べられていません。やや若い葉のよう…
早朝の虫捕りランニングの記録です。天気は曇り。今日もいいことありますようにと公園のカエルの頭を撫でてから出発です。 まずは山道のクヌギの樹を観察。カナブンの数がかなり増えています。ぜんぶで20匹以上が樹液に集まっていました。カナブンさんはすでにオス、メスとも2匹ずつ飼育中なので採集はしません。 樹液にはクワガタやカブトムシはいませんでしたが、近くの灯下でこんな姿になっていたのを見かけました。カラスに腹部を食べられてしまったのでしょうか。自然界でいきていくのは厳しいですね。 続いて河原をランニング。道端のクズの葉が次第に勢力を増し道路にはみ出しています。 河原のクズでコガネムシを見つけたことはま…
週末の虫捕りランニングの記録です。橋本先生の像に一礼をしてランニングスタート。橋本先生とは、いうまでもなく福井県民の永遠のヒーロー橋本左内先生のことです。 橋本先生の像の近くにはパンダの像があります。とぼけた良い感じの子パンダです。今日も良い日になりますようにとパンダの頭を撫でて走り出しました。 朝5時、天気は晴れ。河原の遊歩道を走っていきます。 7月にもなると路傍のクズの葉が生い茂って、道にはみ出しています。たくさんのクズが生えているのですが、不思議とゾウムシは見かけないのです。 太陽が昇り始めたので、直射日光を避けて山道に入りました。山中のクズの葉の上でオジロアシナガゾウムシを発見。「ゾウ…
飼育中のアオドウガネです。昨年夏に採集した成虫を飼育し多量の幼虫が生まれました。今年3月から次々と2代目の新成虫が羽化しています。簡単に累代飼育できるかと思いましたが、次々と成虫は死亡していきました。 生き残っていた新成虫に6月になってやっと生殖行動がみられました。産卵しているかそろそろ確認してみることにしました。なお、飼育ケース内の床材は防臭マットで、産卵エリアとしてカブマットをいれたプラカップを用意しています。消臭マットを使っている理由は、清潔でよい匂いがすること、幼虫採れすぎを防ぐこと、明るい背景になって飼育していて楽しいことです。 さて、産卵エリアのカブマットを調べてみると・・・幼虫や…
ようやく採集できたカナブンさん♀です。 しつこいようですが、一番前の足(前脚)の突起が♀の特徴なんですよ。 実は以前にカナブンを飼育して、幼虫が多数生まれたことがあります。当時、幼虫をカブトムシ用マットで飼育してたのですが、一匹も大きく育つことなく、いつの間にかみんな消えてしまったという苦い経験をしました。その後、この本を読んでカナブンの幼虫がクズの落ち葉を食べるということを知りました。 カナブン幼虫の食性は長らく謎でしたが、2011年になってクズの落葉を食べることが判明したとのことです。その情報を得て、リベンジの機会をうかがっていたのに、その後の夏はカナブンが現れなくなってしまいました。数年…
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曇り時々雨 26℃ 21:00 灯下 シロスジコガネ 9オス、2メスを発見 コフキコガネ 3オス、2メス
早朝ランニングの途中で、カナブンポイントを巡回してみたところ・・・ カナブンさん発見。今年初めて見る、野生のカンブンです。 今年は、飼育下で羽化した成虫の飼育を終了していて、すでに幼虫を得ています。新たにカナブンを採集することはせず、観察だけにしようと思います。
野外でのカナブンさんはまだ出現していませんが、わたしの部屋では4月上旬から姿を現し始め、すでに大部分が世を去ってしまいました。 この飼育ケースは、羽化したカナブンさんを2週間程度入れておいた小プラケです。黒土マットを1/3くらい入れて、転倒防止にクズの葉と割りばしをいれてありました。飼育ケースの底を確認してみると幼虫が見えたので、掘り出して確認してみることにしました。 さあ、掘ってみましょう。 かなりの数の幼虫がいます。黒土マットを多めに追加して飼育を続けることにします。数か月して幼虫が大きくなったら、1ケースあたり5匹くらいにしたいと思います。
2週間くらい前に海浜性昆虫というものを探してみようと、海岸を訪れたときの記録です。 天気はどんよりとした曇りでしたが、浜辺には美しいハマヒルガオが咲いています。 少し離れた海岸で砂すくいを行いました。金網で砂をすくって隠れている昆虫を探します。 みつかるのは、シデムシみたいな甲虫ばかりですが・・・ いました!今回の目的は、この小さな昆虫です。 1㎝にも満たない海浜性のゾウムシ、スナムグリヒョウタンゾウムシです。 砂の上いると、砂とほとんど同じ色をしているので、とても見つけにくい。 スナムグリヒョウタンゾウムシは日本海側の砂浜に生息するゾウムシです。ハマヒルガオなどが食草ですが、砂丘地の畑で育つ…
すべてのカナブン飼育容器の中身を確認したので、その報告です。 これまで羽化してきたカナブン成虫は6匹。 今回の飼育経験から私が学んだことは、 ・通常のカブマットよりも、菌床を土に近い状態まで自然発酵させた黒土マットがベター ・乾燥気味がよいが、過度の乾燥には注意。黒土マットは乾燥が分かりにくいので、乾燥しにくい環境に置くことが重要。 実際の成績は以下のとおりです。 5通りの方法で幼虫を飼育。 (1)個別飼育、プラカップ430ml、黒土マット(月夜野きのこ園)、室内のコンテナ内に保管 途中1回マット交換 → 4セットのうち3セットで羽化、1セットで死亡 ・クズの葉なしで羽化可能。カップをさらにコ…
ゴールデンウィークの最終日。そろそろ野外でナナフシモドキさんが孵化してくるころです。 ナナフシモドキは、林や森の奥でなくても、こんな林縁でよく見られます。今日は風が強く、吹けば飛ぶようなナナフシ幼虫を見つけるのには適しません。 ですが、強風のなか、揺れる葉につかまって食事中の幼虫を発見しました。食べているのはエノキの若葉でしょうか? ナナフシモドキはもう1-2年飼育を続けてみるつもりです。
今日の福井市の最高気温は30度に達し、5月上旬としては異例の暑さです。さて、仕事帰りに「そろそろシロコブゾウムシが出現する頃かな・・」と急に思い立ち、シロコブポイントに立ち寄ってみました。 いました!シロコブさんが、クズの茎の上をノコノコ歩いています。この時期は、まだクズの葉が生い茂っていないので見つけやすいですね。合計2匹を採集しました。 今年も幼虫飼育にトライしようと思っているので、メスだったらいいなあと思っていたのですが、持ち帰りに使用したレジ袋を開けてみると・・・ 分かりやすくも、オスとメスでした。あらためて見てみると、オスは一回り小さいですね。 もう何年も続けているシロコブゾウムシ飼…
砂浜近くでコガネムシ幼虫を探しに行ったことを書きました。 もう一つの目的は、海辺のゾウムシ探しでした。 クズの葉の上でこんなゾウムシを見つけました。1㎝弱の小さなゾウムシです。スナムグリヒョウタンゾウムシでしょうか?調べてみるとクズも食草のひとつのようです。 たぶん本格的な発生時期はもう少し先だと思います。5月末から6月にもう一度来てみます。
全国のコガネムシ愛好家の方々、ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか? 私は海岸沿いのコガネムシ幼虫の探索に行ってきました。昨年から春になったら行ってみようと思っていたのですが、今日は気温が急に下がり、昨夜の寝不足も相まって、モチベーションは最低レベルでした。気温は16℃で曇り空。寒いの苦手なんです。 海辺に冷たい風が吹く~。人は誰もいません。さて、流木など漂着物の下を調べてみるつもりです。 ブイの残骸(?)がありました。下を調べてみると・・・ コガネムシの幼虫発見! こんな感じで数匹のコガネさんをみつけ、気分良く帰途につきました♡
12月~1月に孵化したナナフシモドキ幼虫の飼育記録です。 写真はシルクメートのみをエサとして飼育をした幼虫です。 冷凍保存してあるシルクメートに少々水を加えて柔らかくして与えました。幼虫のまわりに細かい糞がみえます。 シルクメートに齧りついている様子です。 大きくなってきたら1Lの飼育ケースに移動。もう一回脱皮をすれば成虫というところまでいったのですが、そこで死去してしましました。 原因は、部屋の温度が低かったからだと思っています。1日中暖房をつけていたのではないので、室温が低いこともあり成長は遅めでした。1月上旬に孵化した幼虫が3月末に終齢になるぐらいのスピードです。 モドキさんのシルクメー…
昨年から室内で飼育をしてるカナブンが羽化しています。4月5日に最初の羽化を確認し、これまで5匹が羽化してきました。過去に2回、幼虫飼育に挑戦するも失敗していましたが、ようやくうまくいきました。 さっそく昆虫ゼリーを食べています。 なお、5匹中3匹はこの小プラケから羽化してきました。水分少なめの黒土マットを半分くらい詰めて、上をクズの枯葉で覆ったものです。このプラケには昨年9月に4匹の2齢幼虫4匹を投入しています。 マットの表面に、繭玉の残骸が転がっていました。 たまに加湿する程度のズボラ飼育でしたが、飼育メモを書き留めておきます。 【飼育メモ】 ・冬期の室温は18℃以上だった。ナナフシモドキ幼…
寒い日が続きます。気温が低いと私自身の活動力が低下するため、ブログ更新が滞っていますが、気を振り絞って記事を書きます。 冬のシロコブゾウムシさんも活性が低下。土の上でじっとしていることが多いです。夜間は暖房なしの飼育環境ですが、半冬眠状態なのでしょうか。 部屋が温まっていると床面を歩き回っていることもあります。 シロテンハナムグリさんは、突然に姿を現したりします。春以降に産卵してくれるのではないかと思っています。
今年の夏、ナナフシモドキさんを飼育していました。 7月~8月にかけて産卵されたタマゴから、もう幼虫が生まれています。 室内においておくと5か月程度で孵化してしまうようです。 小さくてとても可愛い幼虫ですが、飼育しようにも食草が乏しい季節です。そこで、以前から温めていたアイデアを試すことにしました。2通りの飼育法でやってみます。 まず一つは、シルクメイトを用いた飼育法。シルクメイトはカイコ用の人工飼料で、以前にトゲナナフシの飼育に使ったことがあります。ナナフシモドキにも使えるのではないかと思っていました。 シルクメイトをちゃんと齧っているようです。 下に敷いたクッキングペーパーの上には細かい糞が…
カナブン幼虫の経過報告です。カナブン幼虫を飼育環境を変えて飼育中です(黒土マット±クズの葉)。現在のところ、クズの葉の有無にかかわらず生育は順調なので、クズの葉は必須ではないと思っています。 なお、昨年は通常カブトマットで飼育し全滅でした。11月ごろからカビにまみれて死亡する個体が現れ、春までにすべて死亡してしまったのです。今年は、通常マットに産卵させて得られた幼虫も11月前にすべて黒土マットに移しかえています。現在のところ、カビにやられた幼虫が見当たらないので、黒土マットが奏功しているようです。
カナブン幼虫の飼育記録です。 カナブン飼育ケース(2)では、カナブン成虫メス3匹を8月上旬から飼育しました。マットは黒土マットです。飼育ケースの底面をみてみると、多数の幼虫の姿があります。そろそろ、どれくらい幼虫がいるか確認してみましょう。 現れたのはおびただしい数の幼虫でした。数えてみると106匹! カナブン成虫を飼育していたとき、飼育ケース(1)と(2)は、それぞれ通常カブトマットと黒土マットを使っていました。結果として、どちらのマットでも多数の幼虫が得られました。
6月下旬~7月下旬に羽化してきたシロテンハナムグリ。直射日光を避けた明るい窓際で飼育しています。なかなか姿を見せてくれないのですが、ふと飼育ケースを覗いてみると・・・ たくさんのシロテンさんがゼリーを舐めていました。「たくさん食べておくれよ~」とエールを送りましたが、5分後には・・・ 2匹だけになっていました。さらに5分後には、皆、姿を消していまい、その後は全く姿を現しません。いったいどういう条件で現れるのかナゾです。 ところで、これまで生殖行動はみられず、飼育ケースの底にも幼虫の姿が見えません。このまま、冬越しして来年の春に産卵するのかなあと思っています。
カナブン飼育ケース(1)では、カナブン成虫メス3オス2を7月中旬から約3週間飼育しました。親虫が死去した後は、静置していましたが、残されたカブマットをひっくり返して調べてみることにしました。 出てきたのは、多数の幼虫さん。ざっと数えて80匹を超えていました・・・ 使用したマットは、通常のカブマットです。黒土マットを入れた飼育ケース(2)にも多数幼虫がいるようなので、結局、カナブンさんはどんなマットでも産卵してくれるのではないかと思います。 カナブン幼虫の背面像。でも、普段はこの方向から幼虫を見ることはあまりありません。 なぜなら、カナブン幼虫は腹を上にして動き回るからです(背面歩行)。 お尻の…
朝のランニングの記録。9月の半ばになると、クワガタやコガネムシはすっかり姿をみせなくなっています。 そんななか見つけたのが・・・ コアオハナムグリ。小さくてかわいいハナムグリです。 路傍のオトコエシの白い花の上にいました。
カナブンやコフキコガネの飼育の傍ら、 シロコブゾウムシの飼育プロジェクトが静かに進行中です。 2年前から取り組んでいるんですが、どうもうまくいかないんですよね。 シロコブさんは次々と産卵し、 そして多数の幼虫が孵化していますが、 この後がうまくいかないのです。 マメ科植物の根を食べるとの情報をもとに、①インゲンを準備。 さらに②エンドウ。 ③ミソハギ。ハギがマメ科なので準備しましたが、ミソハギはミソハギ科でした。勘違いしましたが、まあ使ってみましょう。ちなみに昨年はセンダイハギ(マメ科)で失敗しています。 ④ 大本命のクズ(マメ科)も準備中。 ⑤アイビー(ウコギ科)。シロコブゾウムシに似ている…
カナブンに引き続き、シロスジコガネの幼虫もプラカップで個別飼育することにしました。(写真は生前のシロスジさん) 全部で7匹の2齢幼虫を確認し、うち2匹をカブトマットを入れた430mlプラカップに投入。 残り5匹は、砂+カブトマット(3:7)を入れたプラカップへ。 プラカップはまとめて幼虫ケースに入れています。現在、シロスジさん以外に、カナブンさん、オオコフキコガネさんが入っています。
曇り時々雨 26℃ 21:00 灯下 シロスジコガネ 9オス、2メスを発見 コフキコガネ 3オス、2メス
早朝ランニングの途中で、カナブンポイントを巡回してみたところ・・・ カナブンさん発見。今年初めて見る、野生のカンブンです。 今年は、飼育下で羽化した成虫の飼育を終了していて、すでに幼虫を得ています。新たにカナブンを採集することはせず、観察だけにしようと思います。
野外でのカナブンさんはまだ出現していませんが、わたしの部屋では4月上旬から姿を現し始め、すでに大部分が世を去ってしまいました。 この飼育ケースは、羽化したカナブンさんを2週間程度入れておいた小プラケです。黒土マットを1/3くらい入れて、転倒防止にクズの葉と割りばしをいれてありました。飼育ケースの底を確認してみると幼虫が見えたので、掘り出して確認してみることにしました。 さあ、掘ってみましょう。 かなりの数の幼虫がいます。黒土マットを多めに追加して飼育を続けることにします。数か月して幼虫が大きくなったら、1ケースあたり5匹くらいにしたいと思います。
2週間くらい前に海浜性昆虫というものを探してみようと、海岸を訪れたときの記録です。 天気はどんよりとした曇りでしたが、浜辺には美しいハマヒルガオが咲いています。 少し離れた海岸で砂すくいを行いました。金網で砂をすくって隠れている昆虫を探します。 みつかるのは、シデムシみたいな甲虫ばかりですが・・・ いました!今回の目的は、この小さな昆虫です。 1㎝にも満たない海浜性のゾウムシ、スナムグリヒョウタンゾウムシです。 砂の上いると、砂とほとんど同じ色をしているので、とても見つけにくい。 スナムグリヒョウタンゾウムシは日本海側の砂浜に生息するゾウムシです。ハマヒルガオなどが食草ですが、砂丘地の畑で育つ…
すべてのカナブン飼育容器の中身を確認したので、その報告です。 これまで羽化してきたカナブン成虫は6匹。 今回の飼育経験から私が学んだことは、 ・通常のカブマットよりも、菌床を土に近い状態まで自然発酵させた黒土マットがベター ・乾燥気味がよいが、過度の乾燥には注意。黒土マットは乾燥が分かりにくいので、乾燥しにくい環境に置くことが重要。 実際の成績は以下のとおりです。 5通りの方法で幼虫を飼育。 (1)個別飼育、プラカップ430ml、黒土マット(月夜野きのこ園)、室内のコンテナ内に保管 途中1回マット交換 → 4セットのうち3セットで羽化、1セットで死亡 ・クズの葉なしで羽化可能。カップをさらにコ…
ゴールデンウィークの最終日。そろそろ野外でナナフシモドキさんが孵化してくるころです。 ナナフシモドキは、林や森の奥でなくても、こんな林縁でよく見られます。今日は風が強く、吹けば飛ぶようなナナフシ幼虫を見つけるのには適しません。 ですが、強風のなか、揺れる葉につかまって食事中の幼虫を発見しました。食べているのはエノキの若葉でしょうか? ナナフシモドキはもう1-2年飼育を続けてみるつもりです。
今日の福井市の最高気温は30度に達し、5月上旬としては異例の暑さです。さて、仕事帰りに「そろそろシロコブゾウムシが出現する頃かな・・」と急に思い立ち、シロコブポイントに立ち寄ってみました。 いました!シロコブさんが、クズの茎の上をノコノコ歩いています。この時期は、まだクズの葉が生い茂っていないので見つけやすいですね。合計2匹を採集しました。 今年も幼虫飼育にトライしようと思っているので、メスだったらいいなあと思っていたのですが、持ち帰りに使用したレジ袋を開けてみると・・・ 分かりやすくも、オスとメスでした。あらためて見てみると、オスは一回り小さいですね。 もう何年も続けているシロコブゾウムシ飼…
砂浜近くでコガネムシ幼虫を探しに行ったことを書きました。 もう一つの目的は、海辺のゾウムシ探しでした。 クズの葉の上でこんなゾウムシを見つけました。1㎝弱の小さなゾウムシです。スナムグリヒョウタンゾウムシでしょうか?調べてみるとクズも食草のひとつのようです。 たぶん本格的な発生時期はもう少し先だと思います。5月末から6月にもう一度来てみます。
全国のコガネムシ愛好家の方々、ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか? 私は海岸沿いのコガネムシ幼虫の探索に行ってきました。昨年から春になったら行ってみようと思っていたのですが、今日は気温が急に下がり、昨夜の寝不足も相まって、モチベーションは最低レベルでした。気温は16℃で曇り空。寒いの苦手なんです。 海辺に冷たい風が吹く~。人は誰もいません。さて、流木など漂着物の下を調べてみるつもりです。 ブイの残骸(?)がありました。下を調べてみると・・・ コガネムシの幼虫発見! こんな感じで数匹のコガネさんをみつけ、気分良く帰途につきました♡
12月~1月に孵化したナナフシモドキ幼虫の飼育記録です。 写真はシルクメートのみをエサとして飼育をした幼虫です。 冷凍保存してあるシルクメートに少々水を加えて柔らかくして与えました。幼虫のまわりに細かい糞がみえます。 シルクメートに齧りついている様子です。 大きくなってきたら1Lの飼育ケースに移動。もう一回脱皮をすれば成虫というところまでいったのですが、そこで死去してしましました。 原因は、部屋の温度が低かったからだと思っています。1日中暖房をつけていたのではないので、室温が低いこともあり成長は遅めでした。1月上旬に孵化した幼虫が3月末に終齢になるぐらいのスピードです。 モドキさんのシルクメー…
昨年から室内で飼育をしてるカナブンが羽化しています。4月5日に最初の羽化を確認し、これまで5匹が羽化してきました。過去に2回、幼虫飼育に挑戦するも失敗していましたが、ようやくうまくいきました。 さっそく昆虫ゼリーを食べています。 なお、5匹中3匹はこの小プラケから羽化してきました。水分少なめの黒土マットを半分くらい詰めて、上をクズの枯葉で覆ったものです。このプラケには昨年9月に4匹の2齢幼虫4匹を投入しています。 マットの表面に、繭玉の残骸が転がっていました。 たまに加湿する程度のズボラ飼育でしたが、飼育メモを書き留めておきます。 【飼育メモ】 ・冬期の室温は18℃以上だった。ナナフシモドキ幼…