寒い日が続きます。気温が低いと私自身の活動力が低下するため、ブログ更新が滞っていますが、気を振り絞って記事を書きます。 冬のシロコブゾウムシさんも活性が低下。土の上でじっとしていることが多いです。夜間は暖房なしの飼育環境ですが、半冬眠状態なのでしょうか。 部屋が温まっていると床面を歩き回っていることもあります。 シロテンハナムグリさんは、突然に姿を現したりします。春以降に産卵してくれるのではないかと思っています。
とうとう今年も終わりです。 寒さで活動力が鈍っているなか、気を振り絞って飼育ケースの掃除をすることにしました。 まずは、シロコブゾウムシです。 冬はシロコブゾウムシのエサのクズの葉が手に入らないので、豆苗を育てて使っていたのですが、豆苗の葉が枯れてしまいました。豆苗の植木ポットは片付けて、スーパーマーケットで購入した豆苗を使うことにします。昨年の冬はこの方法で冬を乗り切れたので、今年も大丈夫でしょう。 (枯れた豆苗) シロコブゾウムシを別のケースに移して、飼育ケースの掃除と豆苗のセッティング開始です。現在飼育中のゾウムシは4匹です。 食用の豆苗ブロックを切り分けて、プラカップに浸しました。ブロ…
もうすぐ2022年も終わりですね。 久々に飼育中のマメコガネ幼虫の様子を確認してみることにしました。 ちなみに、上の写真は今年の夏に撮影した成虫です。 二通りの方法で幼虫を飼育中です。まずは芝の根を餌とした飼育法。芝の葉がずいぶん枯れてきています。 土の中を調べてみるとこんな幼虫を確認できました。芝を餌にして飼育するのは管理が割と面倒です。世話は水やりくらいですが、ときどき忘れそうになります。 もう一つの飼育法はカブマットを餌とする方法。 側面からのぞいてみると、芝飼育と同じくらいの大きさの幼虫が見えました。カブマットのみのほうが、手間がかからないので楽ですが、このまま順調に成虫になってくれる…
5月に飼育していたヒラタアオコガネです。小指の先ほどの小さなコガネムシ。 5月下旬に産卵を確認し、7月中旬には2.5㎝位の大きさになっていました(下写真)。 成虫はとっくに死に絶えていますが、そろそろ幼虫飼育カップの中を調べてみましょう。 蓋を開けてみると。居ました、ヒラタアオコガネの新成虫。 近くに脱ぎ捨てられた蛹の皮があります。4か月未満で卵から成虫になってしまいました。ネット情報によれば、自然界では春まで新成虫は土の中に潜んでいるようですね。
西洋芝+ねこ草と共に育て始めたマメコガネ初令幼虫。恐る恐るプラカップを覆うカバーを外してみると・・・・ 居ました、マメコベビー。よく見えないかと思いますが・・・ 拡大しても分かりにくいですが、生存を確認しました。 こんな成虫になるまで育てたいと思っています。
カナブンさん。幼虫たちの現状報告です。 中プラケで一括飼育中の幼虫です。プラケの底に多数の幼虫が見えています。 クズの葉入りカブマットの表面に、クズの枯葉を置いてあるのですが 枯葉をどかしてみると、直下にカナブン幼虫が現れました。 カナブン幼虫はクズの落ち葉を食べるというので、クズの葉マットで飼育していますが、本当にクズを食べているのかよくわかりません。
マメコガネの幼虫飼育開始(→マメコに捧げる芝栽培 Part1)の続きです。プラカップに入れた土に、ねこ草(オーツ麦)と西洋芝の種を蒔きました。 4日後にはもう芽吹いています。太い芽が、ねこ草です。 そして、10日後。 ねこ草が伸びすぎているので10㎝位でカット。イネ科の植物は生長点が根際にあるそうなので多分枯れないはずです。細い西洋芝はまだ背が高くありません。 底からみるとしっかりと根が張っていますね。たった10日で恐るべき成長力。 マメコガネの卵(矢印)あるいは幼虫を投入します。 プラカップの側面を紙で覆って完成。と、こんな感じて作ってみました。 卵を残してこの世を去ったマメコさんに捧げます…
マメコガネの卵が孵化しました(→マメコガネ幼虫、誕生しました!)。幼虫を飼育する芝を植えたプラカップ作成法の覚書きです。まずは土づくり。ピートモス、赤玉土、バーミキュライトを同量で混合し加水。 エサとしてイネ科の植物2種を使うことにしました。ねこ草(オーツ麦)と西洋芝の種をホームセンターで購入。 土の上に種をバラまいて ビニール袋で覆います。 続く。
卵14個、初令幼虫12個
8月末から9月初めの2週間の自然ランニング記録です。河原→山道へと走りました。気づいたことは、コガネムシの仲間がいなくなったことです。河原のアオドウガネは、8月末にはわずか、9月には見当たらず。河原のマメコガネは8月末には確認できず。山中のカナブンも8月末にはみつからず。 代わりにキリギリスの仲間がみられるようになりました。山中で見つけたのは、セスジツユムシ(?)。 そして、アシグロツユムシ(?)。種類が合っているかは自信なしです。 路傍の花に蝶が飛来しています。 写真に撮って初めてきづいたのですが、花に止まっているいる蝶ってほんとに鮮やかですね。蝶も名前は、いつか調べます。
シロゾウさん(シロコブゾウムシ)の食草情報です。写真はハリエンジュの葉を食べているところ。 でも、どちらかというとクズの葉の方が好きなようです。 ハリエンジュはマメ科の低木。
プラケでシロゾウを飼う方法、第2弾は採卵法です。 シロゾウ(シロコブゾウムシ)さんは、放っておいてもエサのクズの葉や、床材の紙ナプキンの端を折りたたんで中に卵を産み付けます。ですが、クズの葉や紙はカビが生えることがあるので、現在は写真のように不織布を使っています。少し黄色く見えているのがすべて卵です。 折りたたまれた布の端を開いてみると、卵が現れます。 制作方法は、不織布を折りたたんで、磁石でプラケの側面に固定するだけ。 毎週、回収して200mlプラカップ(孵化ケース)に移します。 2週間もすると小さな幼虫が生まれてきます。 体長2mm弱でしょうか。 と、ここまでは簡単なのですが、その後がうま…
毎週末の自然観察ランニングの記録です。今回は、驚くべき出会いがありました。朝5時に自宅を出て、市内の川沿いの遊歩道を走っていると・・・ 路上に小さな黒っぽい生き物がいます。細長いしっぽが見えたので、ニホントカゲかカナヘビさんかと思ったのですが・・・ 近づいてみると、なんとイモリでした!な、なんでチミがここに居るんだ。チミは水の中に住むべき生き物だろうに。ここは川からずいぶん離れているし、道は完全に乾燥しているぞ。 眼を凝らしてみても、やはりイモさん。つんつん突いてみるとちゃんと動くので死んでいるわけではありません。ひっくり返してみるとお腹が赤くて、間違いなくイモリ(アカハライモリ)。 しかし、…
我が家のシロゾウさん(シロコブゾウムシ)です。現在4匹を飼育中。どうやって飼っているかを紹介します。 飼育ケースは中プラケを立てたもの。 エサはクズの葉。長い柄の根元をポキッと折ると簡単に切り離せます。 柄を水を入れたペットボトルに縦に立てて入れています。水はなるべく高い位置まで入れたほうがサイフォンの原理が働くのではないかと思ってギリギリまで入れています。転倒防止のためにマグネットでプラケ側面に固定(矢印)。 ペットボトルの栓をしているキッチンペーパーは、給水場にもなります。念のため床にも濡らしたキッチンペーパーを置くと安心ですね。ときどきシロゾウさんが水を飲んでます。
1㎝くらいの小さなコガネムシ、マメコガネ。拡大した写真でみると、結構美しい姿をしていますね。このマメコガネ、7月上旬から飼っているのですが、1か月ほど経っても産卵してくれませんでした。 最初は、飼育ケースの一角に産卵エリア(カブマットを詰めたプラカップ)を設けていました。しかし、この方法では卵を得られず。もしかしたら、生きた植物の根を入れたら産卵促進されるかなと、産卵エリアにイネ科植物の種をまいてみました。 蒔いたのは、余っていたライムギの種です。発芽して2週間くらい経ったので、産卵確認をしてみることにしました。 産卵エリアのカブマットを掘り起こしてみると・・・小さな卵を発見。大きさは1.5m…
コフキコガネ成虫はすでに世を去っていますが、卵が残されていることが2週間ほど前に確認できています。飼育ケースを底面に幼虫が数匹見えたので、幼虫の取り出しをすることにしました。少し早いかとも思いましたが、趣味なのですからワクワクする己の心に従うことにしましょう。 いました、コフキさん。丸くなった直径が5mmくらいです。体を伸ばすと1㎝位でしょうか。 合計6匹の幼虫を発見し、200mlのプラカップで個別飼育することにしました。これまでの経験からコフキコガネの室内飼育では3齢→蛹の過程が難しいことが分かっています。この幼虫は冬季に寒さを経験してもらって蛹化促進する予定です。
7月末より飼育を開始したコフキコガネさん(1オス・1メス)。ほとんど餌を食べることもなく1週間で死去。今年のコフキさん飼育は早々に終了となりました。数日前に飼育ケース内のマットを調べて、卵や幼虫が無いことを確認してたので、そろそろ飼育ケースを撤収しようと片づけを始めたところ・・・ マットの中に卵発見!すでにマットが乾燥気味になっていたので慌てて加水して卵を埋め直しました。 同じころからシロスジコガネも飼育(3メス・1オス)していて、こちらも1週間くらいですべて他界。こちらのほうも同じく本日撤収を予定していたのですが、もしやと思い調べてみると・・・ タマゴが1個見つかりました。 孵化しているかど…
週末の河原での観察で、早朝にはアオドウガネがたくさんいましたが、日中になると姿が見えなくなっていました。確認のためにもう一度早朝に河原を訪れてみました。 いました、アオドウガネさん。先日ほどの数ではありませんが、メマツヨイグサにつかまっている姿がそこかしこでみられます。 やはり、夜間~早朝にかけて出現し食事をしているようです。確かにこんな様子で日中現れていたら、鳥の恰好の獲物となってしまうでしょうね。夜間どうなっているかは時間があったら調査したいと思います。 メマツヨイグサの花を食べている姿をよく見ます。おいしいんでしょうか。 最近、飼育ケースの空きがでてきたので、アオドウガネを飼育することに…
8月5日に福井県に大雨が降り、一部の地域では河川が氾濫しました。その翌日の早朝ランニングです。外はまだ暗い朝4時に自宅を出発。福井市内の川の水量はほぼ普段通りのようです。 河原のメマツヨイグサとクズの集落を観察すると、多量のアオドウガネがみつかりました。数メートルの範囲に50匹以上。ほとんどはメマツヨイグサにとまって葉を噛んでいます。過去2週間はマメコガネがたくさんみられた場所ですが、今日はマメコガネはわずかです。この河原では発生のピークはマメコガネのほうが、アオドウガネより早いのかもしれません。 河原を走っていくと、遊歩道に枯れ枝が散乱していました。きっとこの辺は浸水していたのでしょう。 道…
マメコガネを飼育しています。このマメコガネ、食草の葉を餌にすると糞を多量にするので、きちゃないんですよね。それに、生の葉だと腐敗防止に気を付けたり交換の手間もかかります。 そこで、便利なのが昆虫ゼリーです。マメコさん、ゼリーをひたすらチュウチュウと吸っています。 もひとつ、最近使ってみたのがこれ。 シルクメイト。 本来はカイコの人工餌ですが、マメコさんは身じろぎもせずひたすら齧っています。シルクメイトを食べると糞はでるのですが、割と乾いた便なので後始末が楽です。 ちょうどシルクメイトが余っていたところなので、しばらく使ってみます。
連日35℃を超える真夏日が続いています。全国のコガネムシ愛好家の方々、お体の調子はいかがでしょうか? わたくし、週末に早朝ランニングを行ったのですが、暑くてあやうく脱水になりかけました。ランニングの際にみつけたカナブンさんは、乾きかけた樹液を一生懸命なめていました。 さて、帰宅してカナブンさん♀の飼育ケースを開けてみると・・・姿が見えません。もう数日間姿を現していないので、そろそろ幼虫の確認を行ってみましょう。ちなみに、この飼育ケースでは、7月1日から合計3匹のカナブンメスを飼育中。プラケース(中サイズ)にクズの葉をざっくり混ぜたカブマットを深さ10㎝で入れてます。カブマットは過湿を避けやや乾…
少し前の話になりますが、先週末の虫捕りランニングの記録です。時間は朝5時。まずは、スタート地点の公園で、ゾウさんの背中を撫でて、今日もよいことありますようにとお祈りしました。 ゾウをはじめとして、この公園の動物のたちはみんな怪しい目つきをしていて、私は好きです。 走っていると空がだんだん暗くなってきました。小雨も降り始めました。 雨が降ろうが、ワタシは昆虫観察を止めませんよ。マメコガネがメマツヨイグサの葉だけではなく花も食べることを知りました。 メマツヨイグサにはマメコガネに交じってアオドウガネも集まっていました。 そうこうしているいるうちにかなりの土砂降りに。強い雨を避けて山道の木陰を走るこ…
先日の早朝ドライブが結構気持ちよかったので、本日も急遽行ってまいりました。平日なのであまり時間がありません。朝4時に家を出て制限時間1時間の灯火採集です。 そして、ようやく出会うことができました。コフキコガネ第1号(♀)。皆さんご存じのように小さい触覚がメスの印です。 そして、コフキコガネ2号(♂)。大きい触覚を広げて怒っているようです。 この2匹は飼育を開始することにしました。 さらには、シロスジコガネ♀。やはりメスは触覚が小さいです。 そしてシロスジコガネ♂。大きい触覚をなかなか出してくれずうまく写真が撮れませんでした。 ピンポイントでの早朝灯火採集、なかなかよさそうなので7月中にまた行き…
先日の虫捕りドライブの追加記録。シロスジコガネを採集した後に、渚を訪れてみました。晴れた朝の海辺は気持ちがいいですね。 海岸線近くにもクズが茂っています。こんなところにもクズは生育しているのかと驚きました。実に逞しい植物です。 そしてクズの葉の上でアオドウガネを発見。 こちらも逞しく生きているコガネムシです。
週末にお迎えした2匹のシロスジコガネさん。何年振りかに飼育を開始しました。ブログを調べてみたら、前回の飼育は5年前でした。それにしても背中の白い線、実に味わい深い趣きがありますね。 とりあえず小プラケにこんなセットを組んでみました。床材は、砂・バーミキュライト・カブマットを1:1:3くらいで混ぜたもの。成虫になってからの後食はあまりしないようですが、念のため松の葉と昆虫ゼリーを入れておきました。 1匹はすぐに床材に潜っていきました。成虫は2週間程度の寿命しかないようです。なにか面白い動きがありましたらレポートします。
7月ももう終わりですね。そういえば今年はまだコフキコガネさんに出会っていません。最近はコンビニの明かりがLEDライトになってしまったため、昆虫が集まり難くなっています。自宅近くのコンビニポイントでの採集が望み薄なので、海辺まで遠征することにしました。海辺に採集に行くのは2年ぶりです。 朝4:30に自宅を出発。夜明け前の日本海を横目に車を走らせます。以前にコフキさんがよく採れたポイント(灯火)をチェックしましたが、やはりLEDライトに変わっていて収穫はゼロ。代わりに出会ったのがこのコガネムシです。 コフキさんは素晴らしくプリチーですが、このコガネムシもなかなかのものです。後ろから見た姿はこんなで…
マメコ(マメコガネ)の生息場所のレポートです。 7月の河原で黄色い花を咲かせるメマツヨイグサ。北米原産の帰化植物らしいですが、すでに日本の景色に溶け込んでいるような気がします。さて、河原に散在するメマツヨイグサを見て回ると・・・ いました、マメコガネ!メマツヨイグサの葉を食い散らかしています。 約半数は生殖行為中。 河原にはクズも生えています。 クズの葉の上でもマメコさんを発見。数でいうとメマツヨイグサのほうにたくさん集まっていました。
5月末から飼育しているシロテンハナムグリ。現在飼育中のコガネムシ科昆虫のなかでは飛びぬけて美しい姿をしています。 全身が光り輝く緑色ですが、背面にちりばめられた白い斑点がよいアクセントです。 このシロテンハナムグリ、外観でオスメスを見分けるのは困難なようです。1か月以上飼育しても産卵する様子がないのでオスなんだろうと考えていました。 そして、飼育ケース不足のために、あろうことか他のコガネムシと一緒に飼育していたのです。 同居させていたのは3匹のセマダラコガネです。こちらも産卵する様子がないのと触覚が大きいという特徴からすべてオスと判断していました。 シロテンハナムグリ♂1匹とセマダラコガネ♂3…
ペアリングを終えたカナブンさんのメスです。背中の白マジックの点がコウビを終えたメスの印。現在は3♀を飼育中。 さあ、どんどん産んでくれよと思いながら、プラケースの底をみてみると・・・ モゾモゾ動いているものがいます。えーっ もう幼虫がいる!! さっそく掘り出して調べてみると1㎝を超える幼虫でした。近くには冷たくなったメスの骸が横たわっていました。周囲をくまなく探すも幼虫はこの1匹だけ。 カナブン・メスの初採集は18日前でした。採集したメスがコウビ済みで、採集後すぐに産卵したとするとつじつまが合うのかもしれません。母親は1匹だけ幼虫を残してこの世を去ったのでしょうか。 幼虫はクズの葉入りのカブマ…
ヒラタアオコガネさん。小指の先ほどの大きさしかない小さなコガネムシです。最後の成虫がお亡くなりになり、5月上旬より始めていた成虫の飼育が終了しました。 飼育の節目として幼虫の状態を確認してみます。調べてみると残された幼虫は合計3匹だけでした。 写真下の幼虫は、5月27日より卵の状態から飼育を開始した個体です。200mlのプラカップで飼育していました。途中、卵4個を追加したのですが、卵は全て消えていました。早い時期から別個に飼育しないと他の幼虫に食べられてしまうのかもしれません。 こちらも5月27日より卵から育てている幼虫。幼虫のエサはカブトマットのみです。孵化後、2-3か月で蛹となるようなので…
夜明け前4:45からランニングスタート。天気は晴れで気持ちがよいです。河原→山中のコースを選択。 河原でマメコガネが大量に発生していました。先日はクズの葉の上で発見したのですが、本日は違う植物です。 多くは生殖行動中。 マメコガネは大食漢のようで、周りの葉っぱも糞だらけ。ちょっときちゃないですね。 ところで、この黄色い花を咲かせていたのが、マメコガネが大量発生していた植物です。 帰って調べてみたところではメマツヨイグサという野草のようです。北アメリカ原産の帰化植物。環境省の「要注意外来生物リスト」に名が挙がっています。日本の生態系を壊しかねない帰化植物が、海外では害虫とされるマメコガネに食べら…
樹液したたるクヌギの樹で採集したカナブンさん。 最初はオス・メスを分けて飼っていました。性別は前肢の突起の有無で確認しています。写真はオスのカナブン軍団です。そろそろペアリングを開始してみましょう。開始にあたってオスメスを一目で見分けられるようにオスの背中に2つの点(:)をマーキングしておきました。ペアリング終了時にオスを撤収する際の目印です。 2匹×2匹でペアリング開始後半日の様子です。生殖活動を確認できたメスには背中(小楯板)に点(・)をつけてみました。 おやおや、ひとり寂しそうにしているオスがいるようですね。しかしながら、人間のオスとしての私自身の境遇を振り返ってみると、孤独な彼をいとお…
前日にマメコガネを発見した河原のクズの茂み。今日は雨上がりの夕方にウォーキングがてら訪れてみることにしました。 何百枚もクズの葉をみましたが、なかなかマメコガネはみつかりません。今日は会えなかったかと諦めムードで帰途につこうかとしたとき、ようやく発見しました!一つの葉に4匹も群がっているではないですか。 しかも、明らかにオス、メスのペアが含まれています。 しかし、なぜこの葉にだけ群がっているのでしょうか?虫よけ物質が少ない葉っぱがまず狙われるのかもしれません。葉っぱの食痕をまじまじと観察してしまいました。 葉脈を残して葉が食べられています。葉の縁は硬いためか食べられていません。やや若い葉のよう…
早朝の虫捕りランニングの記録です。天気は曇り。今日もいいことありますようにと公園のカエルの頭を撫でてから出発です。 まずは山道のクヌギの樹を観察。カナブンの数がかなり増えています。ぜんぶで20匹以上が樹液に集まっていました。カナブンさんはすでにオス、メスとも2匹ずつ飼育中なので採集はしません。 樹液にはクワガタやカブトムシはいませんでしたが、近くの灯下でこんな姿になっていたのを見かけました。カラスに腹部を食べられてしまったのでしょうか。自然界でいきていくのは厳しいですね。 続いて河原をランニング。道端のクズの葉が次第に勢力を増し道路にはみ出しています。 河原のクズでコガネムシを見つけたことはま…
週末の虫捕りランニングの記録です。橋本先生の像に一礼をしてランニングスタート。橋本先生とは、いうまでもなく福井県民の永遠のヒーロー橋本左内先生のことです。 橋本先生の像の近くにはパンダの像があります。とぼけた良い感じの子パンダです。今日も良い日になりますようにとパンダの頭を撫でて走り出しました。 朝5時、天気は晴れ。河原の遊歩道を走っていきます。 7月にもなると路傍のクズの葉が生い茂って、道にはみ出しています。たくさんのクズが生えているのですが、不思議とゾウムシは見かけないのです。 太陽が昇り始めたので、直射日光を避けて山道に入りました。山中のクズの葉の上でオジロアシナガゾウムシを発見。「ゾウ…
飼育中のアオドウガネです。昨年夏に採集した成虫を飼育し多量の幼虫が生まれました。今年3月から次々と2代目の新成虫が羽化しています。簡単に累代飼育できるかと思いましたが、次々と成虫は死亡していきました。 生き残っていた新成虫に6月になってやっと生殖行動がみられました。産卵しているかそろそろ確認してみることにしました。なお、飼育ケース内の床材は防臭マットで、産卵エリアとしてカブマットをいれたプラカップを用意しています。消臭マットを使っている理由は、清潔でよい匂いがすること、幼虫採れすぎを防ぐこと、明るい背景になって飼育していて楽しいことです。 さて、産卵エリアのカブマットを調べてみると・・・幼虫や…
ようやく採集できたカナブンさん♀です。 しつこいようですが、一番前の足(前脚)の突起が♀の特徴なんですよ。 実は以前にカナブンを飼育して、幼虫が多数生まれたことがあります。当時、幼虫をカブトムシ用マットで飼育してたのですが、一匹も大きく育つことなく、いつの間にかみんな消えてしまったという苦い経験をしました。その後、この本を読んでカナブンの幼虫がクズの落ち葉を食べるということを知りました。 カナブン幼虫の食性は長らく謎でしたが、2011年になってクズの落葉を食べることが判明したとのことです。その情報を得て、リベンジの機会をうかがっていたのに、その後の夏はカナブンが現れなくなってしまいました。数年…
5年ぶりにめぐってきたカナブン飼育のチャンス。 ただし、これまで見つけたのはオスばかり。カナブンようちうを育ててみたいと思っているので、メスが不可欠です。そのうちメスが現れるはずと、本日も行ってきましたカナブン採集。 そして、とうとう見つけましたカナブン・メス!クヌギの樹の幹で樹液を舐めていました。メスの特徴は前脚に大きめの突起があることです。 オスの前脚にはこの突起がありません。 数日は単独で飼って十分に休ませたいと思います。我が家にある一番目と二番目に高価な昆虫ゼリーを入れて飼育開始。最大級のおもてなし体制です。産卵・幼虫飼育用としてクズの葉入りのマットもつくることにしました。
5月初めより飼育中のヒラタアオコガネ 半分以上がこの世を去ってしまいましたが、現在3匹が生存中です。日中も姿を現して動いているので、見ていて面白い昆虫です。 小プラケでこんな環境で飼っているのですが、久々に産卵エリアを掘り起こしてみました。産卵エリアとは写真右のカブマットを詰めたプラカップのことです。 見つかった卵は1個だけでした。しょっちゅう繁殖行動をしている割に産卵数は少ないですね。たくさん産卵されても困るという考えで産卵エリアを設けましたが、卵の数が少ないと寂しいものです。 さて、5月末に産卵された卵から孵った幼虫は別のプラカップで飼育中です。こちらも中を確認してみると少し成長した幼虫が…
今日は朝から雨の天気予報でしたが、起きてみると外は晴れ。昨日のランニングの疲れがまだ少し残っていましたが、気を奮い立たせて虫捕りランニングに行くことにしました。朝6時15分、山道を駆け上っていきます。さて。昨日カナブンを採集したクヌギの木を見渡すとまずはコクワガタのペアを発見。 指先ほどの大きさの小さなオスです。たぶんまだカブトムシなどの強い昆虫は出現していないでしょうから、樹液を思うがままに吸うことができそうです。コクワガタは、個人的には一番好きなクワガタなので、うれしくなりました。 さらには、樹液を一心不乱に吸うカナブンを発見! 小さなコクワよりよほど強そうです。カナブンさんは我が家の飼育…
虫捕りランニングの記録。今日は最高35℃まで気温が上がった猛暑でした。起床時間が遅くなってしまったので、朝6時に自宅を出発。すでに太陽は高く昇っています。直射日光を避けて住宅地と山道の日陰を中心にランニングすることにしました。シロコブゾウムシの生息地であるクズの集落を見回ります。 早速、ゾウムシさんを発見。朝露に濡れて黒っぽくなっています。シロコブゾウムシさんは採集せずにそのままそっとしておくことにしました。 さらに山道を走っていくと、久々の昆虫との出会いがありました。樹液がでているクヌギの木を観察すると・・・ カ、カナブンです。何年か見つけたいと思いながら会えなかった昆虫です。 カナブンは5…
コフキコガネ幼虫 4匹。 以上、間違って投稿。
週末の虫捕りランニングの記録です。 まずは6月12日。朝5:30晴れ 河原を走っていきます。 芝生に不審な穴を多数発見。多分、コガネムシが這い出した跡ではないかと思います。機会があったら日暮れ後に調べてみたいです。 この日は、今年初めて野生のドウガネブイを見つけた日でした。残念ながら、路上ですでに息絶えた状態でした。 もう少し走っていくと黒いコガネムシ(クロコガネ?)を発見。 黄金色の夏はもうすぐです。 続いて、6月18日の虫捕りランニングの記録。朝5:00、薄曇り。 山際を走っていくと、ひさびさにこんな虫を発見。 ナナフシモドキです。クズの葉の上でじっとしています。 食痕があるクズの葉をめく…
昨年の飼育失敗の振り返り。第2弾はオケラさんです。 2021年3月に玄関先で採集し飼育を続けましたが、冬を越すことができませんでした。 最初はこんな風にミズゴケをいれたプラケで飼育していました。あまりにも観察が困難なのが欠点でした。やはり、姿が見えないと楽しくないです。 続いて食堂を備えたオケラハウスをつくった結果、観察の機会が増えました。とはいえ、オケラの姿がしょっちゅう見えるわけではありません。しつこいようですが、姿が見えないと飼育のモチベーション維持が難しいです。また、このオケラハウスはサイズが小さいのが良くなかったような気がします。 オケラさんは、地中に住むコオロギというユニークな生き…
小さなコガネムシ、ヒラタアオコガネさん。 今日も元気に一列につながっています。見ていて飽きない面白い昆虫です。 さて、6日前にタマゴ飼育ケースに移した、ひらたあおこさんの卵たち。 上の写真のようにキッチンタオルの上に置いた卵が見えなくなっていました。孵化したのではないかと昆虫マットを掘り起こしてみることにしました。 幼虫を発見!3mmくらいの大きさでしょうか。今後も成長をレポートします。
当ブログは昆虫などの話題が中心で、哺乳類を扱うことはほぼありません。ですが、今日はとっても可愛い存在に出会ってしまったので、あえて書かせてもらいます。 柴犬のぬいぐるみなんですが、ただならぬ癒しオーラを発散しています。机の傍らに置いておくと心がほんわかして幸せな気持ちになります。90代の方から番犬にどうぞと頂いたものです。これまで、私はどちらかといえばネコ派だったのですが、今日からはイヌ派になると決めました。 普通のぬいぐるみじゃないなあと思って調べてみたら、ケーセンという世界中に多くのファンをもつぬいぐるみメーカーのもののようです。この歳になってぬいぐるみに癒されるとは思ってもみませんでした…
先日の散歩のときに見つけた小さなコガネムシ 正体が判明いたしました。 セマダラコガネでした。 その特徴は ・大きさ1㎝前後の小さなコガネムシ ・その名のとおり背中にまだら模様 ・触覚の先が3つに分かれる。触覚が長いのがオス。 (とはいえ写真の性別はわかりません。今後調べます) ・雑木林周辺でよくみつかる。 ・発生時期は年1回で6月~8月。 ・幼虫で越冬し春に蛹になる。 ・幼虫が芝生の根を食べ「農業害虫」とされる。 ・米国ではオリエンタル・ビートルとよばれる。 ・成虫は広葉樹の葉などを食べる。昆虫ゼリーも食べるらしい。
昨日の昼食は外食でトンカツでした。食べすぎたので散歩でカロリー消費しようじやないかと近くの公園にツマとでかけました。まあ、カロリー云々は建前で、半分は面白い昆虫でも居ないかなあという気持ちだったのですが、そんな私の心を見透かしながらも付き合ってくれた君よありがたう・・・。 で、こんなコガネムシをみつけました。1㎝くらいの小さなコガネムシです。 捕まえようと手を伸ばすと、後脚を持ち上げて威嚇してきます。 クヌギの葉についている個体が多く、食痕らしきものもみられます。 かなり活動的で、すぐに飛翔して逃げようとします。さて、このコガネ、なんという種類でしょうか。明日までに調べたいと思います。
カルシワームをニホントカゲ飼育の補助食品として使っています。生餌でなくても食べてくれるので助かります。ただ、いつでも喜んで食べるわけではないのが難点。 ミールワームの動きで食欲を増進させてから、カルシワームをみせると結構食べてくれます。 ジェックス ヘルシーレシピ カルシワーム 乾燥アメリカミズアブの幼虫 ハリネズミ・フクロモモンガなどに 35グラム (x 1) ジェックス Amazon
まちがって投稿・・明日書き直し
豆苗の上でたたずむシロコブゾウムシさん。写真を撮っている最中に気付いたのですが・・・ 豆苗の葉に産卵しているようです。産卵された葉は、矢印のように折りたたまれています。調べてみると他にもたくさんの葉が折られていました。 折りたたまれた葉をそっと開けてみると・・・10個以上のタマゴが入っていました。シロコブゾウムシの幼虫飼育はうまくいっていないので、一部の卵を豆苗から切り離さずに孵化させて経過を見たいと思います。
シロコブゾウムシさん。主食はクズの葉なのですが・・・ 冬季はクズの葉が入手できないので、スーパーマーケットの豆苗を使って飼育していました。ブロックを切り分けて水さしにするのですが、春以降は水がすぐ腐敗してしまいます。 それなら種から育ててみようということで、購入してみました。豆苗の種です。ちなみに豆苗はエンドウマメの若菜のことです。 5月上旬にペーパータオルで包んで、冷蔵庫の上の温かい場所で発芽させました。2日くらいで発芽してきます。 1週間目。ポットに植え替えてあります。 2週間目。左の鉢が種から育てた豆苗です。左はスーパーの豆苗ブロックを土に植えたもの。種から育てたほうが力強い感じがありま…
3年間飼育しているニホントカゲさん。飼育開始してずっとコオロギを主食としてきました。このコオロギ飼育なんですが、あまり楽しくないんですよね。どれだけ工夫しても臭いが気になる。 ところが、この冬は救世主が登場しました。それは・・・ コガネムシ(アオドウガネ)幼虫です。 おかげで半年以上、コオロギを飼わずに過ごすことができました。ミールワームとカルシワーム(乾燥)もときどき使いながらの飼育です。 アオドウガネの成虫は飼育が容易で、いろいろな種類の葉を食べてくれるし、幼虫は腐葉土だけで飼育可能です。未来の蛋白源として無限の可能性を秘めた昆虫と申せましょう。 最近、いろいろなコガネムシを飼育しているの…
こちらは5月初旬に採集したヒラタアオコガネ。 飼育ケースを明るい窓際に置いてやると、何匹もの虫たちが床材からはいだして動き出します。 ヒラタアオコガネは芝草の害虫とされています。野外では晴天の日に、芝草の上で1匹のメスにオスが何匹も群がるそうです。飼育ケースの中でも陽光の下、甲虫ゼリーの上で虫たちが団子状態になっています。 幸せそうにくんずほぐれつしていますね。そろそろ産卵行動がみられるような気がします。 おまけは窓際でエサを食べるシロテンハナムグリ。やはり陽光が好きな昆虫です。 www.youtube.com
ハナムグリは太陽がお好き - 101匹のナマズに訊け
次々と産卵をしている飼育中のシロコブゾウムシさん。 シロコブゾウムシのタマゴ保存カップを何気なく覗いてみると 小さな白いものがうごめいています。幼虫が孵化したようです。 全長2mmに満たない幼虫です。5月4日に保存カップに入れて本日23日に幼虫確認。産卵から2-3週間で孵化するようです。 ひとまず5匹にサツマイモ埋め込み法を試してみることにしました。 どんどん孵化してくるでしょうから色々な方法でトライしてみます。
週末のランニング。薄曇りで日差しが強くないので、河原を走ることにしました。朝6:30に自宅を出発。市内のA川に沿って遊歩道を下流に向かって走っていきます。河原には、2週間前のランニング時には見られなかった白い花がそこかしこに咲いています。 ノイバラです。野生のバラで鋭い棘があります。何か面白い虫はいないかなと近づいてみると、花の周囲をブンブンと虫が飛び回っています。 クマンバチです。何匹もが花の周りを飛び回って蜜を集めています。ノイバラには他の虫も引き寄せられていました。 この虫、カミキリムシかと思いましたが、後で調べてみたらジョウカイボンという甲虫みたいですね。カミキリムシではなくて、ホタル…
日光浴(バスキング)をしているニホントカゲさん ずいぶんと皮膚がカサカサしているようです。脱皮不全防止のためにそろそろやらないといけないですかね。 入浴タイム!! プラケに少量いれた温水に入ってもらいます。 しばらくして体を優しく擦ると かなりの量の古い皮膚(鱗)が取れてきました。 ついでに伸びてきた爪もカット。 こころなしか気持ちよさげに見えるニホントカゲさん。 トカゲさんは清潔環境を保つため、我が家では乾燥した床材で飼育しています。3年間が経過しましたが、ときどき入浴してもらうことで健康に過ごしています。
春になってゾウムシやハナムグリの飼育が始まり、ずいぶん気分が浮かれています。少し気持ちを落ち着けて、昨年(2021年)秋から今春までの失敗の反省を行っておきましょう。 しくじりノオトその1は「トゲナナフシ飼育」です。10年間にわたって続けてきたトゲナナフシ飼育、とうとうストップしてしまいました。それも私の注意不足が原因で。 (トゲナナフシ 2017年の写真) 室内で飼育しているトゲナナは、毎年12月~1月に孵化しました。今年は1月末にはっと気付いたときには、すでに幼虫がタマゴケースの中で孵化していて、エサがないため全滅していました。孵化のタイミングを失念してしまったのには、世の中を変えてしまっ…
ルーチーンになっている週末のランニング。今日は起床時間がやや遅くなったので、日差しを避けるために林道を走ることにしました。ついでに、本日のテーマを「昨秋にゾウムシを採集した場所を確認してみること」に。福井市内のA山、T山を目指して出発です。時刻は6:30 天気は快晴。 ゾウムシさんが集まるクズの葉を確認していきます。山に自生しているクズは河原など平地よりも成長が遅いようです。葉はまだ少ないですが、蔓(つる)を伸ばして周囲の木々の上に這い出しています。木々を支柱として成長し、覆いかぶさるように葉を広げる戦略でしょう。 まずはクズの葉の近くで、小さなコフキゾウムシを見つけました。正直、今日はゾウム…
飼育中のアオドウガネです。昨年夏から成虫の飼育を始め、多量の幼虫が生まれ、3月から次々と新成虫が羽化しました。簡単に累代飼育できるかと思っていましたが、生殖行動はみられず、次々と成虫は死亡していきました。 最近になってこんな姿がみられたので、産卵用の飼育マットを入れることにしました。 飼育マットが足りなかったのでプリンカップに詰めて飼育ケースの投入です。昨年は、野外採取のアオドウガネが、この方法で多数産卵しています。 アオドウガネの飼育、累代しようと思うと結構むずかしいのかもしれません。 ついでにヒラタアコガネのケースにも飼育マットを入れておきました。
せっかくのゴールデンウィークなんだから外に出かけようと、ツマなる人にせっつかれて、福井県大野市へドライブに行ってきました。「新緑っていいね、癒されるなあ」と言いながらも、昆虫ハンターの私の視線はキョロキョロと落ち着きなく周囲の草花に注がれていたのでした。天気は快晴、午前11時で24℃まで気温が上がっています。 路傍に白い花!温かい春の日には、白い花にあの昆虫がやってくるのではないかと周囲を調べてみると・・・。 やはりいました!ハナムグリです。日当たりの良い斜面に咲いた花の周りを何匹ものハナムグリが飛んでいます。しばらく花に止まっては飛び去って行きます。ハナムグリの習性は知っていましたが、実際に…
冬を越したシロコブゾウムシさん。 枯れたクズの葉を交換しようと取り出してみると 意外にも、折りたたまれた葉の中に卵がみつかりました。昨年の秋には多量に産卵していましたが、飼育下では春にも産卵するんですね。 昨年はタマゴが孵化はしたものの、その後は幼虫は早期に全滅してしまいました。幼虫の餌としてニンジン、サツマイモ、草の根、腐葉土などを試したのですが発育しませんでした。冬の間作戦を練っていたので、急遽そのうちのひとつを試してみることにします。使うのはこれです。 クロカタゾウムシという昆虫の飼育で最近使用されている、「サツマイモ埋め込み法」です。幼虫の生態は異なるかもしれませんが、やや手詰まりなの…
性懲りもなく、またまたヒラタアオコガネ採集に行ってしまいました。天気は快晴、気温18℃のお昼時です。 5日ほど前にギシギシの葉の上で5匹を採集しています。遊歩道横のギシギシを確認しながら歩いていきます。 5日前はこんな感じで見つかったのですが・・・ 今日はまったく見つかりません。 今日はダメかあと思いながら、脇のブタクサの花に目を移したところ・・・ヒラタアオコガネ発見。 ブタクサを中心に見回りをしてみることにしました。 最終的にブタクサの花で合計4匹を採集。採集ケースの中でもブタクサの花をむしゃむしゃ食べています。 なぜ今日はギシギシの葉の上でなくブタクサの花で見つかったのか?ブタクサの花は5…
昨年9月から飼育しているシロコブゾウムシ。2匹が冬越ししました。冬の間は好物のクズの葉がないので、スーパーで売っている豆苗を餌にして乗り切りました。豆苗のブロックを切り分けて水差ししただけです。 豆苗は安くて、冬の間も入手しやすいのがとても良いです。ただし、春になって温かくなると切り分けた根の部分が腐敗しやすいのが難点。 昨年は産卵こそ多量にしたものの、幼虫が全く育たなかったので、今年は再チャレンジです。 4月中旬からクズが芽吹いています。これからは、クズを餌として飼育するつもりですが、葉を水差してもすぐに枯れてしまうのが欠点です。
ひとまず昆虫ゼリーで飼育を開始したヒラタアオコガネですが、1日経ってもゼリーを食べた気配がないので、ギシギシの生葉を餌として入れることにしました。 半日ほどして飼育ケースを覗いてみると、コガネさんが食事の最中でした。 親指の爪よりも小さいくらいの大きさですが、食欲は半端ないですね。一心不乱に葉を齧っています。 小さくて肉眼では細かい部分まで見えないですが、写真に撮って拡大してみるととても美しい姿をしています。両脇に生えた体毛がチャーミングです。
早朝ランニングの途中、河原の草むらで小さなコガネムシを発見。ギシギシの葉にしがみついてじっとしていました。 現在飼育中のアオドウガネと比べると、かなり小さいです。今年は小さなコガネムシを飼いたいと思っていたので持ち帰ることにしました。 体長は1.2㎝くらいで、白い体毛が目立ちます。小さくてアオドウガネより可愛く感じます。ネットでしらべて「ヒラタアオコガネ」と判断しました。ゴルフ場の芝草の害虫として知られているようです。成虫で越冬し4月中旬~5月中旬に出現するとのこと。 持ち帰ったギシギシの葉と一晩プリンカップに入れておいたら、葉のかなりの部分が食べられていました。すごい食欲です。排泄物の量も多…
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寒い日が続きます。気温が低いと私自身の活動力が低下するため、ブログ更新が滞っていますが、気を振り絞って記事を書きます。 冬のシロコブゾウムシさんも活性が低下。土の上でじっとしていることが多いです。夜間は暖房なしの飼育環境ですが、半冬眠状態なのでしょうか。 部屋が温まっていると床面を歩き回っていることもあります。 シロテンハナムグリさんは、突然に姿を現したりします。春以降に産卵してくれるのではないかと思っています。
今年の夏、ナナフシモドキさんを飼育していました。 7月~8月にかけて産卵されたタマゴから、もう幼虫が生まれています。 室内においておくと5か月程度で孵化してしまうようです。 小さくてとても可愛い幼虫ですが、飼育しようにも食草が乏しい季節です。そこで、以前から温めていたアイデアを試すことにしました。2通りの飼育法でやってみます。 まず一つは、シルクメイトを用いた飼育法。シルクメイトはカイコ用の人工飼料で、以前にトゲナナフシの飼育に使ったことがあります。ナナフシモドキにも使えるのではないかと思っていました。 シルクメイトをちゃんと齧っているようです。 下に敷いたクッキングペーパーの上には細かい糞が…
カナブン幼虫の経過報告です。カナブン幼虫を飼育環境を変えて飼育中です(黒土マット±クズの葉)。現在のところ、クズの葉の有無にかかわらず生育は順調なので、クズの葉は必須ではないと思っています。 なお、昨年は通常カブトマットで飼育し全滅でした。11月ごろからカビにまみれて死亡する個体が現れ、春までにすべて死亡してしまったのです。今年は、通常マットに産卵させて得られた幼虫も11月前にすべて黒土マットに移しかえています。現在のところ、カビにやられた幼虫が見当たらないので、黒土マットが奏功しているようです。
カナブン幼虫の飼育記録です。 カナブン飼育ケース(2)では、カナブン成虫メス3匹を8月上旬から飼育しました。マットは黒土マットです。飼育ケースの底面をみてみると、多数の幼虫の姿があります。そろそろ、どれくらい幼虫がいるか確認してみましょう。 現れたのはおびただしい数の幼虫でした。数えてみると106匹! カナブン成虫を飼育していたとき、飼育ケース(1)と(2)は、それぞれ通常カブトマットと黒土マットを使っていました。結果として、どちらのマットでも多数の幼虫が得られました。
6月下旬~7月下旬に羽化してきたシロテンハナムグリ。直射日光を避けた明るい窓際で飼育しています。なかなか姿を見せてくれないのですが、ふと飼育ケースを覗いてみると・・・ たくさんのシロテンさんがゼリーを舐めていました。「たくさん食べておくれよ~」とエールを送りましたが、5分後には・・・ 2匹だけになっていました。さらに5分後には、皆、姿を消していまい、その後は全く姿を現しません。いったいどういう条件で現れるのかナゾです。 ところで、これまで生殖行動はみられず、飼育ケースの底にも幼虫の姿が見えません。このまま、冬越しして来年の春に産卵するのかなあと思っています。
カナブン飼育ケース(1)では、カナブン成虫メス3オス2を7月中旬から約3週間飼育しました。親虫が死去した後は、静置していましたが、残されたカブマットをひっくり返して調べてみることにしました。 出てきたのは、多数の幼虫さん。ざっと数えて80匹を超えていました・・・ 使用したマットは、通常のカブマットです。黒土マットを入れた飼育ケース(2)にも多数幼虫がいるようなので、結局、カナブンさんはどんなマットでも産卵してくれるのではないかと思います。 カナブン幼虫の背面像。でも、普段はこの方向から幼虫を見ることはあまりありません。 なぜなら、カナブン幼虫は腹を上にして動き回るからです(背面歩行)。 お尻の…
朝のランニングの記録。9月の半ばになると、クワガタやコガネムシはすっかり姿をみせなくなっています。 そんななか見つけたのが・・・ コアオハナムグリ。小さくてかわいいハナムグリです。 路傍のオトコエシの白い花の上にいました。
カナブンやコフキコガネの飼育の傍ら、 シロコブゾウムシの飼育プロジェクトが静かに進行中です。 2年前から取り組んでいるんですが、どうもうまくいかないんですよね。 シロコブさんは次々と産卵し、 そして多数の幼虫が孵化していますが、 この後がうまくいかないのです。 マメ科植物の根を食べるとの情報をもとに、①インゲンを準備。 さらに②エンドウ。 ③ミソハギ。ハギがマメ科なので準備しましたが、ミソハギはミソハギ科でした。勘違いしましたが、まあ使ってみましょう。ちなみに昨年はセンダイハギ(マメ科)で失敗しています。 ④ 大本命のクズ(マメ科)も準備中。 ⑤アイビー(ウコギ科)。シロコブゾウムシに似ている…
カナブンに引き続き、シロスジコガネの幼虫もプラカップで個別飼育することにしました。(写真は生前のシロスジさん) 全部で7匹の2齢幼虫を確認し、うち2匹をカブトマットを入れた430mlプラカップに投入。 残り5匹は、砂+カブトマット(3:7)を入れたプラカップへ。 プラカップはまとめて幼虫ケースに入れています。現在、シロスジさん以外に、カナブンさん、オオコフキコガネさんが入っています。
カナブンさんが世を去ってしばらく経過したので、飼育マットを掘ってみると・・・ (写真は在りし日のカナブンさん) 浅く掘っただけで幼虫が多数現れました。 プラカップ480mlを使って幼虫の個別飼育を開始することにします。 水分控えめの黒土マットを軽く詰めて、元気そうな幼虫さんを投入しました。プラカップが足りなくてとりあえず4匹で開始しましたが、今後、条件を変えてカップ飼育を追加しようと思います。
シロスジコガネ飼育についての覚書です。 シロスジさんが生んだ卵は、なかなか孵化しませんでした。2週間くらいで孵化するものと勝手に考えていましたが、実際に孵化したのは3~4週間でした。 孵化した幼虫は、黒土マット、黒土マット+砂、黒土マット+針葉樹マットのいずれでも育っているようです。文献上は、海岸の砂と海辺の植物で育てた報告があるようですが、生の植物は管理が大変なので採用しませんでした。砂が必要なのかはまだ不明です。
写真のように元気だったカナブンさん、今はもういません。 一方で、カナブン幼虫はかなりのスピードで大きくなっています。写真のマットは下半分が通常のカブマット、上半分が黒土マットになっているのですが、カナブン幼虫は黒土マットの方にいるようです。 こちらの幼虫も黒土マットにいます。これまでは、冬期のカビ感染により、カナブン幼虫飼育に失敗しています。カビ感染を防ぐために、黒土マットの使用、マットに加水しすぎない、マットは軽く詰め通気よくする、冬期の飼育温度を下げる、などを行ってみたいと思います。
飼育中のカナブンさんが、数日のうちに次々と世を去っています。まだ、2匹が生存していますが、あまり元気がありません。 野外で確認してみると、カナブンさんがいつも集まっていたクヌギの樹には、もう一匹もみられなくなっていました。かわりにヒラタクワガタが樹液を吸っています。 そろそろカナブンの季節も終わりですね。
早朝ランニングの途中で、クズの葉の上でみつけた小さなコガネムシ。 初めてみかける種類で体色はワイン色です。 写真を撮っている間にポトリと地面に落ちて、姿を消してしまいました。 たぶんビロウドコガネの仲間だと思います。
夏休みをとってA県C半島に行ってきました。家人がどうしても行きたいと希望した、ひまわりファームです。 とんでもない炎天下だし、「おっさんがひまわりを背景に写真を撮っても、なんだかなあ~」と低いモチベで農園回りをしていたのですが、 ひまわりの花を何気なく見てみると・・・ 「うわっ、虫がいる!!」 手に取ってみるとコアオハナムグリでした。地元(北陸)では、今年は出会えなかった昆虫です。そこかしこのひまわりの花に潜り込んでいます。どうも受粉昆虫として重要な役割を担っているようですね。 その後は、汗だくになりながらも、満面の笑みでひまわり畑を散策したkimiさんでした。家人は呆れていましたが、別にいい…
あまり公にしたくはなかったのですが、コガネムシの仲間をまとめ飼いしている飼育ケースがあります。本来ならコガネムシの種類ごとに分けて飼育するのが本道でしょうが、雑多なコガネをまとめて飼育して楽しもうという趣旨です。 現在は、写真のクロコガネとマメコガネ(矢印)が入っています。 これまで飼育してきたコガネさんを写真と共に列挙すると、アオドウガネ、コガネムシ、 マメコガネ、 セマダラコガネ この飼育ケース内でもコガネ幼虫が孵化しています。どのコガネの子供かは羽化まで育てて確認するつもりです。
たいていのカナブンさんはこんな色なのですが 今日の、こんちう探しランニングで見つけたカナブンさんは、今まで見たことがない色をしています。 全身像。 たまに緑色はみかけるんですけどね。
すでに世を去ってしまったコフキコガネさんたち・・・ もうそのプリチーな姿をみることはできません。 残されたタマゴは7個とわずかなのですが 本日、ベビーが誕生しているのを確認しました。 大きくそだっておくれよ。
カナブンさんの飼育ケースの掃除をしたら 卵と初令幼虫がでてきました。卵は周囲のマットと色が似ていて非常に分かりにくいです。産卵直後はもう少し白いのかもしれませんが。
ハナムグリさんの軽さ、以前から気になっていました。手に持ってもほとんど重さを感じないくらいなんです。一体どれくらいの体重なんでしょうか? そこで、体重測定をしてみることにしました。5匹のシロテンハナムグリの平均をとってみます。 5匹でわずか3.8g。1匹あたり0.76g。1円玉(1g)よりずっと軽いです。 1円玉より軽いなんて、凄くないですか? ついでに、ずっしり重そうなカナブンさんも体重測定してみます。 同じく5匹まとめて計測してみると・・・ 6.8g。1匹あたり1.36g。ハナムグリさんの1.8倍重いですね。 ところで、シロテンハナムグリは樹液も食するようですが、私の住んでいる地域では樹液…
とうとう今年も終わりです。 寒さで活動力が鈍っているなか、気を振り絞って飼育ケースの掃除をすることにしました。 まずは、シロコブゾウムシです。 冬はシロコブゾウムシのエサのクズの葉が手に入らないので、豆苗を育てて使っていたのですが、豆苗の葉が枯れてしまいました。豆苗の植木ポットは片付けて、スーパーマーケットで購入した豆苗を使うことにします。昨年の冬はこの方法で冬を乗り切れたので、今年も大丈夫でしょう。 (枯れた豆苗) シロコブゾウムシを別のケースに移して、飼育ケースの掃除と豆苗のセッティング開始です。現在飼育中のゾウムシは4匹です。 食用の豆苗ブロックを切り分けて、プラカップに浸しました。ブロ…
もうすぐ2022年も終わりですね。 久々に飼育中のマメコガネ幼虫の様子を確認してみることにしました。 ちなみに、上の写真は今年の夏に撮影した成虫です。 二通りの方法で幼虫を飼育中です。まずは芝の根を餌とした飼育法。芝の葉がずいぶん枯れてきています。 土の中を調べてみるとこんな幼虫を確認できました。芝を餌にして飼育するのは管理が割と面倒です。世話は水やりくらいですが、ときどき忘れそうになります。 もう一つの飼育法はカブマットを餌とする方法。 側面からのぞいてみると、芝飼育と同じくらいの大きさの幼虫が見えました。カブマットのみのほうが、手間がかからないので楽ですが、このまま順調に成虫になってくれる…