上海の北方、長江の対岸の都市「南通」で日本語教師をしております。Katsukawaです。生まれは兵庫県川西市、現在の自宅は京都府宇治市。どうぞよろしくお願いします。
1957年兵庫県川西市生まれ、現在の日本の自宅は京都府宇治市、黄檗山萬福寺の近くです。大学、大学院生活は京都で6年、専門は高分子化学。京都の化学企業の研究所に約30年勤務後、シニア世代の新しい生き方を求め中国へ。日系中小企業の総経理職を経験した後、60歳から中国の大学で日本語教師に。中国総滞在期間10年を超えました。現在の趣味は日本人や日本語のルーツを求めて旅行をすることなどです。
意味、形の似通った副詞を整理して頭に入れましょう。今回はオノマトペです。まず問題を解いてから、意味・用法を確認してください。(問題は表題の5つから適語を選んでください。回答は各セクションの下部にあります。)「がっかり」「すっかり」「しっか
意味、形の似通った副詞を整理して頭に入れましょう。まず問題を解いてから、意味・用法を核にしてください。(問題は表題の5つから適語を選んでください。回答は各セクションの下部にあります。)「あらかじめ」「さっさと」「とりあえず」「とっくに」「い
意味、形の似通った副詞を整理して頭に入れましょう。まず問題を解いてから、意味・用法を核にしてください。(問題は表題の5つから適語を選んでください。回答は各セクションの下部にあります。)「いまさら」「いまだに」「いまに」「いまにも」「いままで
「偶然」「たまたま」「たまに」の違いについて考えましょう。「偶然」「たまに」 彼女との偶然の出会い。〔偶発的、意外な出来事〕 週末はたまに外食する。〔意図的動作〕「偶然」と「たまに」は、「偶然」が偶発的、意外な出来事があったことを示し、「た
「養う」と「育てる」の違いについて考えましょう。「養う」と「育てる」 「養う」「育てる」の違いと聞いて、すぐ頭に浮かぶ用例は 家族を養う。 子どもを育てる。ここから「養う」は経済的なバックアップなどにより、対象の現行レベルを維持していくとい
「もどかしい」と「はがゆい」の違いについて考えましょう。「もどかしい」「はがゆい」「もどかしい」「はがゆい」はともに、思い通りにならず、いらいらする状態であることは共通です。 言いたいことを、うまく言葉にできない自分が(〇もどかしい/〇はが
これまでの話もそうですが、こちらに書いていることは事実とは異なる部分が多数あります。特に登場する人物に関しては特定の人物を指すことはありません。念のため。Look Back 2012年、日本を離れ中国の上海にほど近い町常熟で見事にカムバック
「つくづく」と「しみじみ」の違いについて考えましょう。問題まずは問題です。「つくづく」「しみじみ」のどちらかを選んでください。(1)彼女の歌声は( しみじみ つくづく )と心に染みわたった。(2)私は気が小さいと( しみじみ つくづく )
日本語学習の初級のヤマ場は「受身」「使役」「敬語」。今回は「使役」についてまとめます。ヴォイスについてヴォイス(Voice)とは ヴォイス(Voice)について再確認しておきましょう。「AがBをなぐる」という表現には少なくとも2人(AとB)
「いらいら」「かりかり」「じりじり」「やきもき」「むしゃくしゃ」
「いらいら」「かりかり」「じりじり」「やきもき」「むしゃくしゃ」の違いについて考えましょう。すべて気分的にいらだつことを表しますが、細かいニュアンスの違いがあります。問題まずは問題です。( )内に入れるのに最適なものを選んでください
N1重要外来語の中で「ーック」「ーング」で終わるものを集めました。まとめて覚えておきましょう。問題まずは問題です。( )内に入れるのに適当なものを選んでください。(1)彼は絶妙の( )で私のフォローをしてくれた。 1.セ
まずは、会社の誰よりも早く出勤した。6時半には作業服姿で玄関の掃き掃除を始める。7時過ぎに社員たちがぼつぼつと出勤してくるが、新入りの総経理として一人一人と、朝の挨拶を交わした。この習慣は総経理であった期間中、欠かさなかった。 そういう”日本的”なことはやらない方がいい、と多くの日本人は思っている。掃除はしかるべき低賃金の人間がやるもの
「通じて」と「通して」の違いについて考えましょう。「~を通じて(つうじて)」「~を通して(とおして)」 「通じて」「通して」ともに、「①初めから終わりまで」「②経由して、つながって」の二つの意味で使われます。 ここでは一年を通じて雨が多い。
N1重要外来語の中では「ション(-tion,-sion)」「コン(con,com)」を含むものが多く含まれます。まとめて覚えておきましょう。問題まずは問題です。( )内に入れるのに適当なものを選んでください。(1)最近の病院は巨大
日本語能力試験には必ず出題される、単漢字(一つの漢字とふりがな)の読み方問題によく出る漢字、後編です。 前編は→ こちら問題まずは問題です。下線部の読み方として適当なものを選んでください。(1)今日の舞台は華やかで、観客を大いに楽しませ
日本語能力試験には必ず出題される、単漢字(一つの漢字とふりがな)の読み方問題によく出る漢字を集めました。例文と共に覚えておくことをお勧めします。問題まずは問題をやりましょう。下線部の読み方として適当なものを選んでください。(1)将来のため
オノマトペ(擬態語、擬声語)は濁音になるだけで意味が変わってきます。濁点がつくかつかないかだけが違うオノマトペを集めました。清音、濁音、半濁音の3つあるもの〔ABAB型〕 清音、濁音の2つあるもの〔ABAB型〕 清音、濁音の2つあるもの
接尾辞「~方」と「~よう」の用法の違いについて考えましょう。「~方」「~よう」 「~方」「~よう」は共に動詞のマス形に接続して「方法、動作の様子」をあらわす接尾辞です。 〇 同じことでも、言い方によって印象が異なる。 〇 同じことでも、言い
「かしこまりました」の使い方について説明します。「わかりました」の敬語(謙譲語) 外国人に教える日本語テキストの中には「かしこまりました」は「わかりました」の敬語、しかも最も敬度の高い言葉だと教えます。1.~6.の順に相手を敬う度合いが高い
接尾辞「~やか」「~らか」「~か」などは「そういう感じを与える様子」という意味付加し形容動詞を作ります。(例:「にこやか」「あきらか」「しずか」)これらのグループは比較的良い意味を表す形容動詞が多いようです。問題まずは問題をやりましょう。
「限度」「限界」「極限」の違いについて考えましょう。「限度」「限界」「極限」「限度」「限度」は、許容できる範囲内での最大許容点をいう。その範囲は、社会常識的な基準であることが多く、たとえその「限度」を越えたとしても、すぐダメになってしまうと
「直前」「寸前」「目前」「間際」の違いについて考えましょう。「直前」「寸前」「目前」「間際」「直前」ある出来事が起こる、または行動する「ほんの少し前」を示し、他の三つに比べややフォーマルで、客観的な表現です。(例:出発の直前に雨が降り出した
「準備」「用意」「支度」の違いについて考えましょう。「準備」「用意」「支度」「準備」「準備」は、物事を行うために、あるいは将来起こるかもしれないことに対応できるように、事前に整えておくこと全般。計画や心の準備も含む広い意味。 しっかり
「処置」「処理」「処分」「始末」の違いについて考えましょう。「処置」「処理」「処分」「始末」「処置」「処置」とは、対策を立て、適切な方法をもって事に当たること。「応急処置」「虫歯の処置」などのように、傷や病気の手当の際にも使います。 傷口は
「見抜く」「見破る」「見て取る」の違いについて考えましょう。「見抜く」「見破る」「見て取る」「見抜く」「見抜く」は、隠されていることの真相や真意、表面に現れていない本当の性質や状態などを、鋭い眼力によって知る場合に使います。 彼女は一目で私
「ねだる」「せがむ」「せびる」の違いについて考えます。「ねだる」「せがむ」「せびる」相手に何かを要求します。「ねだる」は「相手の好意に甘えて要求」、「せがむ」は「主として目上の人に強く、行動を促す」、「せびる」は「相手との関わりをいいことに
日本語能力試験N1レベルの「AっBり」タイプの擬態語です。「すっかり」「きっぱり」のように「全部」「十分に」という意味合いをもつものが多いようです。問題まずは問題をやりましょう。適当なものを選んでください。(1)試験前の1週間は、朝から晩ま
手を切る 関係を断ち切る「悪い仲間と手を切る」手が足りない人手が足りない「手が足りないから手伝って。」 手に余る 自分で処理しきれない「私の手に余る仕事だ」手を打つ対策を取る、妥協して合意する「早めに手を打つ」 手に負えない 扱いかねる「あの子は親の手に負えない」手を焼く 苦労する、てこずる「いたずらっ子に手を焼く」
日本語能力試験N1によく出題される、顔のパーツ「目」「耳」「鼻」「口」を使った慣用句を集めました。「目」「耳」「鼻」「口」以上、新日語考試考前対策N1「語彙」世界図書出版刊を参考にしました...
意志を示す表現「~(よ)う」「~つもりだ」「~予定だ」「~ことにする」について比較しましょう。「~(よ)う」 「行こう」「食べよう」「休もう」など「~(よ)う」の形はいわゆる意向形。これ単独で用いるとのように「Let’s~」の意味になりがち
常熟での生活が始まった。仕事を離れていた期間は1年以上と長かった。何よりも自分以外全て中国人という環境は初めてだった。自分に何らかの注文をつけてくるべき、本社社長は、現地管理については好きなようにやってくださいとのことであった。責任は重い。しかし、不思議とプレッシャーは感じなかった。好きなようにやろうとわくわくしていた。
「弓なり」「言いなり」「いきなり」「来るなり」等々、「なり」を含む表現についてまとめました。まずは問題です( )内の正しい方を選んでください。 腰痛のリハビリには、弓( なり 反り )になる運動が良いらしい。 私は宮沢賢治の詩を自分
「限りだ」「限りに」「限る」など「限」を含む表現について復習しましょう。まずは問題です適切な方を選んでください。 N1の試験が不合格の結果に終わってしまって、残念( な限りだ に限る )。 今年( を限りに に限り )長く暮らした東京ともお
新しい勤め先は江蘇省常熟市であったが、東京にある本社社長のはからいで、事前に二ヶ月間中国語の勉強をさせていただくことになった。常熟の現地法人は従業員200名ちょっとのプラスティック加工工場であったが、前任者との引き継ぎを終えた後は、一人で管理業務をすることになる。通訳はいないので中国語は必須であった。
確信的否定を表す「はずがない」と「わけがない」について比較します。「~はずがない」「~わけがない」「~はずがない」「~わけがない」は共に「話者が確信的に否定」している事柄を述べます。 部屋の鍵は佐藤君が持っているはずがない。 部屋の鍵は佐藤
理由を述べる「なぜなら」と「というのは」について考えましょう。「なぜなら」と「というのは」 「なぜなら」と「というのは」は共に、前件の原因・理由を後件で述べるものですが、その「強さ」とも言うべきものに違いがあります。一言でいえば、「なぜなら
人間というものは、生きる時間が長くなるにつれ、持てるものになる。地位であり、お金など、私は何もありませんという人間にも、家族、学歴、積み上げた経験であったりいろんなものが纏わりついている。中でも地位や名誉はやっかいだ、失いたくない。自分の失敗は隠蔽したがる。逆にライバルの失敗を喜ぶ。少しでも自分が劣っておると見るや、嫉妬し、蹴落とそうとする。
いろいろな台所用品の語源について調べました。まな板(俎板)食材を包丁で切るときに下に置く板のこと。 「まな」は「真魚」と書き、食用の魚の意味。「な」だけでも「魚」の意味ですが、「な」は別に食用植物をも指したので、特に魚であることを明確にする
いろいろな食べ物の語源について集めました。刺身(さしみ)①「切り身」の「切る」は忌み言葉?、②ヒレや尾を刺して区別した? 武家社会では「切る」という言葉が忌み嫌われたため、「切り身」ではなく「刺身」と呼ばれるようになったという説が有力。有名
動物由来の言葉を集めました。ネコババひろったりしたものを、こっそり自分のモノにすること。「ネコババを決めこむ」 「ネコババ」=猫ババ、猫のフン、という言葉の由来は、猫の習性に基づいています。猫は糞をした後に砂をかけて隠す行動をします。この行
接尾辞「人(じん/にん)」「者(しゃ)」について考えましょう。「人」「じん」か「にん」か?どう読みますか?まずは以下の30の「~人」の読み方を確認してください。赤が「じん」赤が「にん」です。色分けした下の語群をじっくり眺めて、どんな時に「じ
度尽劫波兄弟在,相逢一笑泯恩仇。(隔たりは遥かに遠いが、苦難を越え長い年月を渡り尽くせば、我々もとより兄弟ではないか。遭って笑えば、深い恨みも消え去るだろう。)事実は一つだが、真実は一つとは限らない。
「まちまち」と「ばらばら」の違いについて考えましょう。「まちまち」と「ばらばら」:不統一「まちまち」と「ばらばら」は共に「不統一」である状態を表し、「」以下の例文のように、置き換えてもあまり意味が変わらない場合もあります。 ごみの分別方法や
「~といい~といい」と「~といわず~といわず」を比較しましょう。「AといいBといい」「AといわずBといわず」どちらも「AもBも両方…である」という基本的な意味は同じですが、用法には微妙な違いがあります。例文を比較してみましょう。 値段といい
日本語能力試験N1によく出題される「一」のつく言葉を集めました。名詞、副詞、動詞、和語の分類としました。それぞれ、まず問題をやってみましょう。名詞問題 下の選択肢から適語を選んでください。 ( )、ためらったのが命取りになった。 (
みんなの日本語(初級2)第50課の重要ポイントについて解説します。第49課の「尊敬語」に続き、第50課では「謙譲語」を学び「みんなの日本語 初級」は終了となります。謙譲語尊敬語は2種類。Ⅰ.専用の謙譲語、Ⅱ.お/ご〇〇します、Ⅲ.の二種類。
「上手」と「得意」の違いについて考えましょう。「上手」と「得意」「上手」と「得意」は「うまくできるようす」を表すという点において、同一文脈で置き換え可能な場合が多いです。 母は草花を育てることが(上手/得意)です。 弟はカラオケで日本の演歌
「~てしまう」について考察します。みんなの日本語初級第29課の用例「~てしまう」は①「完了」を表す場合、②「話し手の後悔」を表す場合の二通りの意味を示します。日本語の標準テキスト「みんなの日本語」初級第29課で導入される例文を見ると、①「~
接尾辞「~さ」「~み」「~げ」の使い方について考察しましょう。「~さ」「~み」「~げ」(接続)「~さ」はほとんどの形容詞に付きますが、「~み」「~げ」は限定的です。楽しさ親しさ苦しさ深さ厚さ寂しさ元気さ大きさ楽しみ親しみ苦しみ深み厚み―..
日本語能力試験N1頻出の「いかん(如何)」の使い方について整理します。いかん(如何)いかん(如何)は「いかに」の変形。意味は「どのようであるか」「どのような状態か」ですが、いくつかの慣用的な使い方を覚えておく必要があります。~によって決まる
みんなの日本語(初級2)第49課の重要ポイントについて解説します。第49課では「尊敬語」、第50課では「謙譲語」を学び「みんなの日本語 初級」は終了となります。日本語教育の敬語分類学校文法と異なり、日本語教育では「尊敬語」「丁寧語」「謙譲語
機会を表す「際(さい)」と「折(おり)」の違いについて考えましょう。「際(さい)」と「折(おり)」際(さい)は「特定」の機会で多くは一回だけのもの。折(おり)は「ちょうど良い」機会で、多くの場合何度も訪れる。「際(きわ、さい)」「際」は「き
確かに南通市のこれまでの発展のスピードは目を見張るものがある。が、日本人にとっては寂しい面もある。駐在する日本人の減り方が著しい。経済開発区から撤退する企業が相次ぎ、かつて千人以上が常駐していた駐在員が今では200人程度という。かつてにぎ
出張で初めて南通を訪れたのが2004年秋、二十年以上前のこと。中国滞在の多くの時間を南通で過ごし、発展する中国の姿を目の当たりにしてきた。 昨年は南通にも地下鉄が開通しちょっと出かけるのに随分楽になった。自宅から歩いて五分圏内にローソン、
とりたて助詞「こそ」についてまとめます。「係助詞」「こそ」は古典文法では「係助詞(かかりじょし、けいじょし)」に分類されていました。係助詞とは、前に係助詞を使うと、その文の述語を一定の形で結ぶ文法形式です。例えば「今別れん」に係助詞「こそ」
みんなの日本語(初級2)第48課の重要ポイントについて解説します。ヴォイスについてみんなの日本語第48課では「使役」を学びます。「使役」は第37課で学習した「受身」とともに、日本語における代表的なヴォイス表現です。ヴォイス(Voice)とは
「左」で始まる語「右」で始まる語の由来に関するお話です。その前にちょっと寄り道。「左右(さゆう)」と「右左みぎひだり」 漢字で書けば「左右」と「右左」、読み方は「さゆう」と「みぎひだり」になります。つまり「左右(さゆう)」は漢語、「右左(み
「違う」と「異なる」について考えましょう。「違う」の用法①AとB(と)は…が違うAとBを同等に扱って、両者をある面において相手を基準にして比較し差があることを表す言い方です。 日本と中国とは大きさが違う。 あの二人は考え方が違う。 君と僕と
「かたがた」と「がてら」について考えましょう。「かたがた」「がてら」それぞれの例文をチェックしましょう。「かたがた」 買物かたがた散歩する。① お世話になった先生のお宅へ、お礼かたがた挨拶に伺った。② 本日はご無沙汰のお詫びかたがた、就職の
「~なり」と「~が早いか」はいずれも「~するとすぐに」という意味の言葉ですが微妙な差があるようです。違いを考えてみましょう。「~なり」「~が早いが」 彼は床につくなり、いびきをかき始めた。① 彼は床につくが早いが、いびきをかき始めた。②上の
みんなの日本語(初級2)第47課の重要ポイントについて解説します。第47課では①伝聞の「そうだ」、②状況からの判断を表す「ようだ」について学びます。「そうだ」(伝聞) 伝聞の「そうだ」は、他の人から聞いたり、本などを読んだりして知ったことが
状況からの判断を示す「~ようだ」「~みたいだ」「~らしい」について考察しましょう。「~ようだ」「~みたいだ」「~らしい」〔状況からの判断〕 ノックの音がした。彼女が来たようだ。① ノックの音がした。彼女が来たみたいだ。② ノックの音がした。
「興味」「関心」「趣味」の違いについて考えましょう。「興味」「関心」「趣味」「興味」は「おもしろいと感じ、好奇心を持つこと、「関心」は「重要だと思い、注意を向けること」、「趣味」は「楽しみとして続ける活動や好きなこと」。一言で表現すると「興
「~てやまない」「~てたまらない」「~てならない」の違いについて考えましょう。「~てやまない」「~てたまらない」「~てならない」の例文例文を集めてそれぞれの特徴を確認していくことにしましょう。「~てやまない」 人々の幸せを願ってやまない。
みんなの日本語(初級2)第46課の重要ポイントについて解説します。テンスとアスペクトみんなの日本語第46課のメインテーマは「テンス(時制)」「アスペクト(相)」をイメージで学習者に理解させることです。テンス(時制)は「発話」と「出来事」の時
「~はずだ」「~にちがいない」の違いを調べましょう。「~はず」「~にちがいない」「~はず」「~にちがいない」は共に「話者が確信」している事柄を述べます。 部屋の鍵は佐藤君が持っているはずだ。 部屋の鍵は佐藤君が持っているにちがいない。 田中
みんなの日本語(初級2)第45課の重要ポイントについて解説します。「~場合は」「~のに(逆接)」「状況設定」の「~場合は」、「逆接」の「~のに」を学びます。「~場合」は第23課の「~とき」、「~のに」は第25課の「仮定的逆接」の「~ても」な
「適度」「適切」「適当」の違いの違いについて考えましょう。「適度」「適切」「適当」の例文例文を集めてそれぞれの特徴を確認していくことにしましょう。「適度」 適度なお酒は健康に良い。 適度なユーモアが場を和ませる。 適度な湿り気がないと、この
「ゆっくり」「そろそろ」「ゆるゆる」の違いについて考えましょう。「ゆっくり」「そろそろ」「ゆるゆる」 ゆっくり歩く そろそろ歩く ゆるゆる歩く 少しずつゆるやかに行動する様を表すという意味があることでは共通していますが、ニュアンスが異なりま
「~的、~化、~性」品詞を変える接辞について整理します。「的」のつけ過ぎに注意! 「的」をつけてはいけないものを選んでください。 会議では具体的な結論に至らなかった。 それは明白的な事実である。 服装が自由的だとされていても、一定の配慮が必
みんなの日本語(初級2)第43課の重要ポイントについて解説します。~すぎる、~やすい、~にくい~すぎるます形、形容詞に接続して「過剰に/程度を越えて~する」という意味を表します。 あの人は お酒を 飲みすぎますね。 このセーターは 大きすぎ
敬語表現の一つである「お」「ご」を付加するルールを再確認しましょう。「お」か「ご」か? 以下の言葉に「お」か「ご」を付けてみましょう。すらすらできますか。和語、漢語(語種)和語には「お」、漢語には「ご」が原則ですから、まず語種に分けてみま
みんなの日本語(初級2)第43課の重要ポイントについて解説します。第43課では①様態の「そうだ」、②「~てくる」について学びます。「そうだ」(様態) 様態の「そうだ」は、動詞ます形、形容詞について。対象の外観の印象から推察したことを述べる言
副助詞「とか」「だの」「やら」の使い方について整理します。「~とか~とか」「~だの~だの」「~やら~やら」 三つとも「AーBー」の形で部分列挙、つまりある範疇に属するものの一部を例示することで、その他にも該当するものがあることを暗示します。
みんなの日本語(初級2)第42課の重要ポイントについて解説します。「ために」と「ように」 第42課文型1は目的を示す「ために」を学びます。先の第36課で学んだ、同じく目的を表す「ように」との使い分けが大切です。 〔第42課文型1〕将来自分の
「なかなか」(中々)という副詞について分析しましょう。「なかなか」の意味 「なかなか」(中々)という副詞、日本語教育では初級前半に学びます。標準的テキスト「みんなの日本語」(初級1)では第18課、以下の例文で初出となります。日本では なか
目的を示す「~に」「~ために」「~のに」について考えましょう。目的を示す「~に」「~ために」 目的を示す「に」「ために」とは次のような例です。 この例では、意味上の差異はあまりなさそうです。 標準的日本語教材「みんなの日本語」では初級第1
みんなの日本語(初級2)第41課の重要ポイントについて解説します。みんなの日本語初級の授受動詞導入 第41課は授受動詞が出そろいます。授受動詞は以下のようにとびとびに学習してきました。授受動詞は初級難関の一つ。過去の内容が定着しているかどう
みんなの日本語(初級1)第40課の重要ポイントについて解説します。「~か」「~かどうか」導入文型の1.と2.は次の形です。 JL107便は 何時に 到着するか、調べてください。 台風9号は 東京へ 来るかどうか、まだわかりません。これらは、
「~てみる」「~てみると」「~てみれば」「~てみたら」について考察します。「~てみる」もとは「動詞て形+見る」、「動作をして観察する」ということから「Ⅰ.ある行為を試しにやる」という意味になります。「見る」は文法化していて「みる」と表記しま
「縮む」と「縮まる」の違いについて考察しましょう。「縮む」「縮まる」「縮む」は「①物が始めより小さくなること」、「縮まる」は「②物、コトが縮んだ状態になる」あるいは「③物、コトが縮んだような状態になる」ことです。①、②、③それぞれの例文を示
みんなの日本語(初級1)第39課の重要ポイントについて解説します。第39課の導入文型「みんなの日本語」第39課では「原因・理由」を表す三つの異なる文型を練習します。このことを最初に学習者に伝えましょう。 《て形》家族に会えなくて寂しいです。
近代化への転換期であったこの時期以外にも、歴史上日本が、言語を含む自国文化に全く自信を失ってしまったことがもう一度ある。第二次世界体制敗戦直後である。戦後、再び日本語の非効率に関する論議が再燃する。まずは、日本語を操るスペシャリストとも言うべき文豪志賀直哉からの驚くべき提案があった。
明治以降、近代化の名のもとに、日本語、特に漢字、平仮名、片仮名の三つの文字種を混ぜて使う表記方法は、幾度となく危機にさらされてきた。日本語の存続を脅かす要因には、欧米化の流れや国語改革の試み、さらには戦後のGHQによる政策などがあった。こうした歴史の中で、日本語がどのように存続し、現在に至るのかを概観してみよう。
「起きる」と「起こる」について考察しましょう。「起きる」か「起こる」か? どちらが正しい? 大地震が起きたら、なるべく高い所に避難しましょう。 大地震が起こったら、なるべく高い所に避難しましょう。 ネットで調べるとどちらも使われているようで
少し以前を表す「さっき」「さきほど」、これと反対の少し以後を表す「あとで」「のちほど」の使い方についてまとめました。「さっき」と「あとで」について「さっき」:時間範囲が狭い 発話の時点からみて、ほんの少し以前と感じられる時を指します。通常
みんなの日本語(初級1)第38課の重要ポイントについて解説します。第38課では「の」による名詞化を学びます。38課の文型 文型「1から3」と「4」に分けて導入します。 1.絵を描くのは 楽しいです。 2.私は 星を 見るのが 好きです。 3
「カーディガン(cardigan)」という言葉の語源は、イギリスのカーディガン伯爵 に由来しています。19世紀半ば、カーディガン伯爵はクリミア戦争(1853-1856年) においてイギリス軍を指揮しました。
歴史に「もし」はないというが、もし高杉晋作がいなかったら、あるいは高杉晋作が吉田松陰の教えを受けていなかったら、日本の近代化は我々が知る歴史とは全く異なったものになっていたことは、間違いない。松蔭は死んだが、彼の魂は死ななかったのである。
「何と言っても260年も(この萩に)閉じ込められましたからね。」 そう彼女は感慨深げに語ってくれたのを覚えている。長州藩の人々、そしてその子孫にとってこの萩は監獄に近いものだったのだということが、彼女の言葉で痛いほどわかる。玉木家旧邸を辞し、来た道から直角に折れ、少し上ると吉田松陰生誕の地に着く。
かつて中国地方に覇を唱えた毛利氏が、防長二州、つまり現在の山口県に押し込められた。しかも城は山口ではなく、裏日本の萩に置けとまで指示された。当時の萩は阿武川の小さな三角州であり、あしやよしのはえた湿地帯にすぎなかった。毛利はここに指月城を築き、市街をつくった。
みんなの日本語(初級1)第37課の重要ポイントについて解説します。第37課は「受身」を学びます。受身の作り方条件形の作り方は、動詞Ⅰグループ(五段)はます形の「i」を「a」にし「れます」を付けます。「い」は「あ」ではなく「わ」になることに注
京阪電鉄で京都の中心祇園四条から約50分、京阪黄檗駅のすぐ近くに萬福寺はある。京都に神社仏閣の類は山ほどあれど、この寺は他とことなる独特の雰囲気のある寺である。萬福寺は明末、中国福建省から1654年に弟子と共に日本にやって来た隠元禅師(1592-1673年)が開いた禅宗黄檗宗系の寺院。
家康は天文十一(1542)年、三河(愛知県東部)に生まれた。幼名を松平竹千代といった。当時の松平家は東の今川家、西の織田家の間のパワーバランスの中にいた。竹千代の父は今川家との関係強化のため、6歳の竹千代を今川家に人質として差し出す。しかし、あろうことか人質に送られる途中、織田方に捕らえられ、逆に織田方の人質となってしまう
定陵に眠る万暦帝の在位期間は1572年から1620年。本稿はこの時期の日本について考える。主人公は徳川家康(1543-1616年)である。彼は戦に次ぐ戦の戦国時代を終結させ、260年にわたる戦争のない江戸時代を作り出した人物である。つまり日本史上、押しも押されもせぬ最高の権力者といえるが、その家康は巨大構造物に興味を示さなかった。
みんなの日本語(初級1)第36課の重要ポイントについて解説します。第36課のポイント第36課では「ように」の使い方に関わる三つの表現を学習します。 速く泳げるように 毎日練習してます。〔目的を表す「ように」〕 忘れないように メモしておきま
メトロ東西線早稲田駅すぐの漱石生誕の地から、終焉の地、漱石山房までは歩いて10分もかからない。漱石は、生まれた場所に戻ろうとしたのではないだろうか。江戸から明治へ。日本人のすべての価値観が180°転換することを余儀なくされた時代。新しい日本人の方向性を探し続けることに、公のためにその一生を捧げた漱石。
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