【桐龍座恋川劇団】(副座長・二代目恋川純)〈平成24年10月公演・浅草木馬館〉 「桐龍座恋川劇団」のホームページ(劇団員紹介)を見ると、そのトップは二代目恋川…
「梅澤武生劇団」の芝居に「二人団十郎」という演目がある。その筋書きは要するに、東北の田舎で市川団十郎を名乗る役者(梅澤富美男)と、本物の市川団十郎(梅澤武生…
もともとヴォードヴィリアンだった渥美清を,国民的な俳優に仕立て上げたのが映画「男はつらいよ」のシリーズであったが,そのことで渥美清は本当につらくなってしまっ…
三代目・鹿島順一の(たぶん?)初月忌にあたる6月25日、私もまた「急性心筋梗塞」の症状に襲われた。夜半から夜明けにかけて胸に違和感を感じていたが、午前6時を…
芝居「木曽節三度笠」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)平成25年3月公演・湯ぱらだいす佐倉》
芝居の外題は「木曽節三度笠」。私が。この芝居を見聞するのは3回目だが、その間、配役に大きな変化はない。ある材木問屋の若旦那・新太郎に花道あきら、その弟(と…
芝居「男の盃・孫次郎の最後」(「鹿島順一劇団」〈平成25年3月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
芝居の外題は「男の盃・孫次郎の最後」。飯岡一家に草鞋を脱いだ旅鴉の三浦屋孫次郎(三代目鹿島順一)が、親分・飯岡助五郎(梅之枝健)に使われて、(助五郎の)…
芝居「黒髪道中・縁結びの三五郎」(「鹿島順一劇団」・平成24年5月公演・大阪満座劇場)
芝居の外題は「黒髪道中・縁結びの三五郎」。私は、この芝居を昨年(平成23年4月))、尼崎・座三和スタジオで見聞している。その時の感想は以下のとおりであ…
芝居「アヒルの子」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成24年2月公演・大阪梅南座〉》
芝居の外題は「アヒルの子」。三代目鹿島順一が座長を襲名後、これまで劇団を支えてきた蛇々丸、春大吉といった名脇役が脱けたことによって、少なからず、その(国宝…
芝居「悲恋流れ星」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成24年2月公演・大阪梅南座〉》
芝居の外題は「悲恋流れ星」。生まれつき顔半分に疵のあるヤクザ・弁太郎(座長・三代目鹿島順一)の悲恋物語である。もともと「若い女に相手にされるはずもない」と諦…
芝居「波に咲く花」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年11月公演・苫田温泉〉
幕が上がると、そこは漁師町の貧しい家内、一人の娘・お房(幼紅葉)が針仕事の最中、どこからともなく大漁節の唄声が流れてくる。帰ってきたのは兄の友蔵(座長・…
芝居「浮世人情比べ」《「鹿島順一劇団」座長・鹿島順一・平成23年6月公演・大井川娯楽センター》
芝居の外題は「浮世人情比べ」。この演目は、近年、まったく上演することがなかったので、いわば「初演」と変わらない由、座員一同はすこぶる緊張気味とのことであった…
芝居「心模様」《「鹿島順一劇団」(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年12月公演・高槻千鳥劇場〉》
芝居の外題は「心模様」。時代は明治から昭和初期にかけて(?)、役人の給料が2~3円の頃、場所は、貧しい人々のために医療を続ける橋本医院の一室、「それでは…
芝居「武士道くずれ」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年11月公演・苫田温泉〉》
幕が上がると、そこは硝煙立ちこめる戦場、今しも飛び出してきた一人の若武者・秋月一馬(幼紅葉)が、官軍の銃弾を浴びて倒れ込む。すかさず、戦友の直参旗本・真…
芝居「吉五郎懺悔」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)平成23年10月公演・大阪オーエス劇場》
今日は三代目座長20歳の誕生日とあって、南條隆、龍美麗、南條勇希、大導寺はじめ、豊島屋虎太朗といった面々がゲスト出演で「ダブルの大入り」という盛況ぶり…
芝居「新月桂川」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年6月公演・大井川娯楽センター〉》
芝居の外題は「新月桂川」。私はこの芝居を、ほぼ2年前(平成21年7月)、ここ大井川娯楽センターの舞台で見聞している。以下はその時の感想である。〈芝居の…
芝居「長ドス仁義」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年4月公演・座三和スタジオ〉》
芝居の外題は「長ドス仁義」。赤穂の親分(三代目鹿島順一)が姐さん(春日舞子)、妹(幼紅葉)、三下(花道あきら)を連れだっての道中記である。親分より一足先…
芝居「身代わり道中」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年3月公演・大阪高槻劇場〉》
客席に一歩足を踏み入れて驚いた。すでにミニショーの幕は上がり、壬剣天音の舞台(個人舞踊・「雨の田原坂」)であったが、客が居ない。暗がりの中、わずかに一人…
芝居「恋の辻占」《「鹿島順一劇団》(座長・鹿島順一)〈平成23年2月公演・みかわ温泉海遊亭〉》
第一部・芝居の外題は「恋の辻占」。時代人情剣劇だが、そう単純な筋書ではない。主人公・宇太郎(三代目・鹿島順一)は、幼いときに母と死別、父とも生き別れ…
芝居「里恋峠」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年4月公演・香川城山温泉〉
芝居の外題は「里恋峠」。金看板・更科一家親分三衞門・座長・鹿島順一、その息子三之助・鹿島虎順、その妹お里・新人・幼紅葉、親分の後妻おたき・春日舞子、代貸…
芝居「源太時雨」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年8月公演・大阪豊中劇場〉》
芝居の外題は「源太時雨」。かつての座長、二代目鹿島順一(現・甲斐文太)は、座員それぞれの「個性」を見抜き、それを磨き際だたせる采配に長けていた。この狂…
芝居「マリア観音」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年5月公演・広島ゆーぽっぽ〉》
今日は「鹿島順一劇団」の特選狂言「マリア観音」の公演日、それを観るために、はるばる(昨日は大阪途中下車、二劇場で観劇)広島までやってきた。劇場は「ゆーぽ…
芝居「命の架け橋」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年8月公演・大阪豊中劇場〉
6月に三代目虎順が18歳で鹿島順一を襲名(於・浪速クラブ)、7月は四日市ユラックスで順調に滑り出したように見えたが、8月、早くも試練の時がやって来た。劇…
芝居「木曽節三度笠」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年8月公演・大阪豊中劇場〉》
芝居の外題は「木曽節 三度笠」。私はこの狂言を1年半前(平成21年3月)、川崎大島劇場で見聞している。その時の感想は以下の通りであった。〈芝居の外題は…
芝居「月とスッポン」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年4月公演・香川城山温泉〉》
座長の話によれば、この6月に息子の鹿島虎順が「三代目・鹿島順一」を襲名、自分は太夫元として「甲斐文太」を名乗るという。なぜ甲斐なのか、なぜ文太なのか。「甲斐…
芝居「越中山中母恋鴉」《「鹿島順一劇団」〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉》
今日は座長・鹿島順一、54歳の誕生日、といっても特別な趣向があるわけではなく、強いて挙げれば、芝居の主役を三代目・虎順と交代 したくらいであろう。外題は…
個人舞踊「ど阿呆浪速華」《「鹿島順一劇団」〈平成21年1月公演・つくば湯ワールド〉》
芝居の外題は「旅の風来坊」。清水一家の追分三五郎(三代目虎順)が、一宿一飯のお世話になった仏一家(女将・春日舞子、代貸・花道あきら、三下・三吉・蛇々丸)の「…
芝居「里恋峠」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉
芝居の外題は「里恋峠」。その内容は「演劇グラフ」(2007年2月号)の〈巻頭特集〉で詳しく紹介されている。それによると「あらすじ」は以下の通りである。…
芝居「紺屋高尾」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成20年3月公演・小岩湯宴ランド〉》
昼の部、芝居の外題は「紺屋高尾」、舞踊ショーは「女形大会」、夜の部、芝居の外題は「忠治御用旅」、舞踊ショーは「人生劇場」、いずれも特選狂言と銘打っていた。観…
芝居「月夜の一文銭」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)平成23年1月公演・東海健康センター》
早朝に自宅を出発、新幹線で東海健康センターに向かう。「鹿島順一劇団」(座長・三代目鹿島順一)の舞台を見聞するためである。東海健康センターへは、名古屋駅…
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【桐龍座恋川劇団】(副座長・二代目恋川純)〈平成24年10月公演・浅草木馬館〉 「桐龍座恋川劇団」のホームページ(劇団員紹介)を見ると、そのトップは二代目恋川…
今日はシルバーウィークの2日目、さだめし充実した舞台が展開されるだろうと期待して来場したのだが・・・。芝居の演目は「長崎物語」?、「大人の童話」?、「源…
相変わらず、この劇場の客席は閑散としている。土曜日の昼だというのに観客数は20人弱・・・。夜の部ともなれば10人以下になることもしばしばだとか。この前な…
(夜の部)だというのに観客数はまばらで20人弱、さだめし他の劇場、他の劇団では「大入り」の活況を呈しているに違いないと思いながら、開幕を待った。第一部・顔…
昨日は休前日だというのに、夜の部の公演は「観客不足」(観客は私一人)のため中止となった。いわば「幻の舞台」になってしまったわけだが、今日は、ぜひともその…
私が初めて「藤間劇団」(座長・藤間智太郎)の舞台を見聞したのは、1年半前(平成22年5月)、大阪梅南座、芝居の外題は「源吉渡し」。観客数は20人程であっ…
芝居の外題は、昼の部「大江戸裏話・三人芝居」。、もう店じまいをしようとしていた、夜泣きうどんの老夫婦(爺・蛇々丸、婆・座長・鹿島順一)のところへ、腹を空…
芝居の外題は「月とすっぽん」。登場人物は「すっぽん」の兄・平太郎(座長)と「月」の弟(三代目虎順)、「すっぽん」の下女・おなべ(春日舞子)と「月」のお…
夜の部の芝居は「噂の女」。主演・春日舞子、共演・鹿島順一。配役は、「噂の女」(お千代)、その父(蛇々丸)、弟(花道あきら)、弟の嫁(春大吉)、嫁の父(梅…
「春木の女」は「鹿島順一劇団十八番の内」と銘打っている。さもありなん、この芝居は、これまで私が観た大衆演劇の中でも「最高傑作」といっていい舞台であった。春…
「鹿島順一劇団」の《魅力》とは何だろうか。ひと言で言えば、「レンゲソウ」の魅力とでも言えようか。俗に「やはり野に置け蓮華草」と言われるように、「大衆演劇…
サイレント喜劇映画の傑作である。冒頭は剣道の大会場面、皇族の審判長(突貫小僧)も臨席しているが、興味なさそうに何かを吹き飛ばして遊んでいる。学生の岡島(岡…
ユーチューブで映画「島の娘」(監督・野村芳亭・1933年)を観た。昭和中期以前の世代にとっては、あまりにも有名な流行歌「島の娘」(詞・長田幹彦、曲・佐々木俊…
結婚してから四年、まだ子どもは生まれない。これからも期待できないだろう。たまの日曜日だというのに、夫婦には予定がない。朝食後、妻は編み物をし、夫は庭を眺める…
出会ってから、わずか七回の「逢瀬」で、見事な「情死」を果たした男女がいる。 日活映画「泥だらけの純情」(原作・藤原審爾 脚本・馬場当 監督・中平康 昭和38…
もともとヴォードヴィリアンだった渥美清を,国民的な俳優に仕立て上げたのが映画「男はつらいよ」のシリーズであったが,そのことで渥美清は本当につらくなってしまっ…
【劇団花車】(座長・姫京之助、姫錦之助)〈平成21年5月公演・小岩湯宴ランド〉 表看板に「姫勘九郎」の名があることを確かめて入館した。なぜなら、今日の観…
【劇団朱光】(座長・水葉朱光)〈平成20年5月公演・東京・立川大衆劇場・至誠座〉 「演劇グラフ」の案内を見ると、立川大衆劇場の来月は「休演予定」とある。私はこ…
【劇団春駒】(座長・美波大吉)〈平成26年5月公演・なか健康センター〉 この劇団の舞台は初見聞である。インターネットのサイト「0481jp」では以下のように紹…
(昭和50年代の)「梅澤武生劇団」の芝居に「二人団十郎」という演目がある。その筋書きは要するに、東北の田舎で市川団十郎を名乗る役者(梅澤富美男)と、本物の市…
【劇団 松】(座長・桂木祐司)〈平成20年9月公演・小岩湯宴ランド〉「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 劇団松 「演美座」(現在の「新演美座」の前身)にい…