ジワ・ハジャビはクルド系の音楽家のもとに生まれた。幼い頃からピアノを習わされたが熱心ではなかった。ピアノとラップは関係ない。あえてこじつければ、音楽、歌? …
ジワ・ハジャビはクルド系の音楽家のもとに生まれた。幼い頃からピアノを習わされたが熱心ではなかった。ピアノとラップは関係ない。あえてこじつければ、音楽、歌? …
アメリカ映画によくある裁判劇である。ただし、従来の裁判物にはなかった視点がある。「告発」する相手が刑務所なのだ。アルカトラズというサンフランシスコにある刑務…
アイスランドは北極圏に近く、しかし地面は熱い。火山島で最近も噴火は盛んだ。アイスランドの情報は少ない。遠い国だからということもある。しかし近い国を知っている…
ミルは心やさしい田舎のおじさんだけど、しゃれている。世の中のいろんなこと、いろいろと経験してきているといった感じ。ミルはミシェル・ピッコリがやっているから、…
題名とちょっとした宣伝文句だけで想像して、鑑賞を躊躇することがある、よくやる間違いだ。この映画がそうだった。なんとなく避けているうちに終わっていることがよく…
道路の真ん中に線が引いてあって、そこを一歩越えると別な国、人工的に引かれたただの線に過ぎないものが、かつてあったベルリンの壁よりも高い場合もある。そんな目に…
問題を抱えた人たちが集まってきても問題は解決されることはない。時代が問題を連れてくるのか、問題がただ表面化するだけなのか、昔からあったことが別なはっきりした…
アントワンとアントワネットはアパートの屋根裏部屋に住んでいる。金が無いのでラジオを聞くか小説を読むくらいで映画にもいけない。アントワネットが買った宝くじが8…
eスポーツが現れてどのくらいだろう。小さな画面のゲームの進化系だ。稚拙な動画から家庭のテレビにつながって、今やいくらでも大きくできる。映画館のスクリーン大に…
紀元前の話、中国の歴史は永遠のように長い。私はこういう歴史物はまったく苦手。主人公の二人の名前さえ知らなかった。そしたら、家に漫画だけど、彼らのことを書いた…
夏休みの話はよくある。でもこれは典型的ではない。変な話ではなく、あえて面白さだけを追求していない。小説だから映画だからと極端を求める人もいる。衝撃的事件が起…
台湾映画はホー・シャオシェンばかりではない。一口に中国映画と言っても、三つある。中国本土のもの、香港もの、そして台湾だ。言葉も異なれば、歴史的背景の違いもあ…
フィリピンパブは知ってる。行ったことないので、どんなところか知らないけど、どんな感じかは想像できる。客として女性と話をするのは苦手で、行かないのはそのせいだ…
アメリカ映画でよくある警察もの、デ・ニーロ、ユマ・サーマン、ビル・マーレイ、これだけスターが勢揃いして、ちょっと冴えないのはなぜなのか。 ドラッグの売人の…
これ恋愛映画というのだろうか。恋愛には違いない。結婚するかはわからないけど、相当いい仲になった。デートは質素なもので映画に誘ったり、ディナーに行ったり。特別…
世の中で誰が一番気になる存在か、というと、恋している時は別にして、家族になるのが普通だろう。友だちが一番っていう時もあるが、生まれてから死ぬまでのつき合いに…
一台の車がチベット高原を走っていく。車に乗っているのは映画監督、カメラマン、ドライバー、そして社長と呼ばれる男。一行はチベット歌劇『ティメー・クンデン王子の…
ストーリーはいつものフランス映画で、家族や恋愛のあれこれ。そこに音楽が絡まる、そのおもしろさ、最高! この映画に出てくる歌をみんな知っていたら、もっと楽し…
パキスタン難民の少年ハッサンは香港生まれ、言葉も香港のもので、家族とともにカナダへ移住することを夢見ていた。ところがある日、父が交通事故で亡くなり夢は奪われ…
第一話『李さん一家』 第二話『紅い花』 第三話 『ゲンセンカン主人』 第四話『池袋百点会』 つげ義春の四話のオムニバス四本の内、三本まで見て、これは見…
役所仕事は政治と関わっている。区や市の長しだいで変わることがある。役所は市民の暮らしやすい手伝いをするのが本来の仕事だ。でもそのための法律や法整備は政治家が…
アメリカの南部は未開の地のように見える。何十年か前の南部の話となると、「フライド・グリーン・トマト」を思い出してしまう。が、この映画はまったく違う感じがする…
以前、「人間の絆」として知られた小説が光文社古典新訳文庫では「人間のしがらみ」となったいきさつは、河合祥一郎の訳者あとがきに記されている。絆と言う語の束縛、…
かっと陽の照りつける暑さのない、すずしげな夏。スウェーデンには行ったことがないので、実際どんなところか分からないが、映画で見る限りでは、ベルイマンが描かなく…
高校の映画部ではなく、文化祭のクラスの出し物として映画を撮る。これはすごい。あれだけの熱意があったなら、まず映画部作るでしょ、と思った。でもクラスで決めてク…
韓国映画はそう多くは見ていない。それは日本公開された作品が極端に少ないからだ。十年程前までは、他のアジアの映画もほとんど入ってこない状況だった。だが、それも…
映画館についての映画は、つい最近インド映画であったが、映写機の知識を追加してくれる。一秒間に24コマ写された画像が動かない絵であり、人間の目が早さに追いつか…
AU PERE DE TRANQUILLE(静かなる父)という変わった名のカフェ、田舎町の寂れた店だ。客の入りの少ない店が、つぶれないでやっているのを見る。…
津田市の小学校教師 志野田ふみ子は教育長から退職勧告を受けた。理由は共働きだからだ。夫の健一郎は県教組の執行委員で、2人とも働いているので、1人辞めても余裕…
20世紀初頭にソ連が誕生した時、どれほど世界の人々に勇気を与えたか想像に難くない。1905年当時、ロシアだけではなく、革命の根はどこにもあった。たまたまソ連…
三村節子(田中絹代)は、夫の亮助(山村聰)と妹の宗方満里子(高峰秀子)と東京で暮らしている。節子は銀座のバーを経営しているが収入が不安定である。夫は失業して…
日本にこんな場所があるのか、白い岩肌と、反対に息をつけるオアシスの水との対比。砦に隠れている姫たちを別な国を経由して自国に帰ろうとしている。この景色は日本と…
人間の行動に制限があるのは、当人の判断以上の物理的理由がある。冬のロシア、一緒に行く友人の都合から、一人であるところへ行くことになる。ロシアのムルマンスクに…
あの三人の内の誰が正常と言えるのか。母親の病気が癒えたばかりで、避暑地に遊んでいる。治ったとは言え、はっきりとしていないので、又ぶり返さないとも限らない不安…
この映画は見た覚えがある。でも内容は覚えていなかった。60年も前のことは忘れている。それでもこの映画が評判になっていて、私でも見ていたくらいだ。当時、映画の…
犯罪には時効というものがある。私はかねてから、その効果に疑問を持っていたが、他人の目を常に気にしつつ暮らしていかなければならない状況が、このように映画で示さ…
カウボーイがまだ残っていた時代の最後の時期。そもそもカウボーイの仕事はなんだったのだろう。思い浮かぶのは、「ローハイド」のような牛の群れを運ぶことや、馬を乗…
1928年、18才のセレストは、映画館の伴奏ピアニストとして人気を得るが、トーキーの出現により失業、その後ピエールと結婚し、息子ブローデルをもうける。夫の戦…
映画を解説するサイトがある。親切にもわかりやすく説明してくれて、私のような人間には良い手助けになる。しかしそんなのに頼ると自分がなくなる。私の乏しい知識で理…
題名といい、始まってから数分間の一種異様な雰囲気といい、これは間違った場所に踏み入ってしまったかな、と思った。なにしろ、外国ならともかく、あるいは時代劇なら…