夢見月夜曲・70万HIT記念投票へのご参加、ありがとうございました!
皆さま、ご心配をお掛けしました!!大変申し訳ございませんでした!何とかネット繋がりましたwww超アナログ人間でして、台風の暴風が影響してネットが繋がらないというのはわかるのですが、どこが悪いのかがわからないんですwww問い合わせようにもコールセンターに電話が繋がらず。ホームページを見ると、日高家と同じように繋がらない所がたくさんあるようだとわかりました。こんなに長くお休みしたのは何年振りでしょうか?パ...
日高千湖でございます。大変申し訳ありません。台風17号の風の影響で、ネットが繋がらなくなりました。しばらくの間、更新ができません。4日後くらいには70万ヒットしそうなんですけど。色々と、すみません!回復次第、ご報告します。取り急ぎ、ご報告させていただきます。それから、毎度のお願いです!この記事はいずれ下書き保存します!拍手等は押さないでください!...
部長と中谷さんが社長室に入ってきて、俺に殴りかかろうとする下津浦を中谷さんが後ろから羽交い絞めにした。部長は俺の前に両手を広げて立ちはだかり、「私の部下を殴らないでください!」と叫びながら阻んだ。社長は下津浦に跳ね飛ばされて、また尻もちをついた。よろよろしながら立ち上がって「明鷹、止めろ、止めろ。誰か、ドアを閉めなさい」と言うが、ドアは開けっ放しだ。身内の恥は隠してしまおうなんて、虫が良すぎる。...
FC2投票 無料アクセス解析 診断書をもらって会社に戻ると、総務部の部長が俺を待ち構えていた。部長の背中の向こうには中谷さんや若尾さんの心配そうな顔が見えた。部長は俺の口元に貼ってあるガーゼを見て、気の毒そうに眉を顰めた。「永瀬くん、大丈夫か?」「ええ。顔が腫れてますが大した事はありませんよ」部長は顔を覗き込んで、「ああ、本当だ。腫れてきたな。せっかくの男前が台無しじゃないか」と俺に同情した。そし...
FC2投票 無料アクセス解析 「クッソーッ!」ドアを開ける直前だった。下津浦の拳が向かってくる。咄嗟にドアノブに掛けた手を上げて、顔を防御した。下津浦の一発目は腕に当たり顔への直撃は避けられたが、その衝撃で大きく体勢を崩してしまった。ダンボール箱を積んだ台車に倒れ込んだ俺に、下津浦は執拗に殴りかかった。「ふざけんなよ!」「止めろ!」台車の上に倒れこんだまま、顔をガードしながら下津浦の下半身に蹴りを入...
FC2投票 無料アクセス解析 キイッと会議室のドアが開き、下津浦明鷹が入って来た。「永瀬、お疲れさま」「お疲れさま。何か、用か?手伝いにきたのか?」まさかそんな事はあるまいと思ったが、嫌みたっぷりに聞いてみた。「まあ、そんなところ」下津浦には手伝う気など全くないようだ。一番近い椅子に座り、床にしゃがんで作業する俺を見下ろしている。社長のご子息さまがどれ程偉いのかは知らないが、床にしゃがんで作業をし...
FC2投票 無料アクセス解析 「あいつしかいないな」「何のこと?」怪訝そうな顔で叶多が首を傾げた。厚志と駅で別れると、叶多の機嫌は徐々に回復していった。「いや、何でもない」叶多は独り言が気に食わなかったのか、ムスッとしてカエルを殴った。「ケロちゃん、お前は災難だな」カエルのケロちゃんを取り上げると、叶多は俺を睨んでさっさとベッドに入ってしまった。「おやすみ」と声を掛けたが返事はない。厚志の事が気に食...
FC2投票 無料アクセス解析 俺と叶多の真ん中に座った厚志。厚志はすでに酔っているから、叶多の不機嫌の良し悪しなど一切気にしなかった。俺を「おーちゃん」、弓川を「健ちゃん」と呼び、親しげに話し続ける。しかも付き合っていた頃を懐かしんで、昔話をあれやこれやと。時々、叶多に「ねえ?」と同意を求めたり、肩を叩いたりするから、カウンターにいる弓川の方が慌ててしまう。そうやって気軽に厚志は声を掛けるが、叶多...
FC2投票 無料アクセス解析 次の部屋が決まるまで、叶多は俺の部屋に住む事になった。このままずっと一緒に住んでもいいのだが、その提案には叶多は首を縦に振らない。「欧介も、いつか僕に飽きるよ」と何でもなさそうに言って微笑むのだが、そう言っている叶多はキズ付いている。
FC2投票 無料アクセス解析 叶多は翌日、母親を迎えに行った。そして自分の部屋を母親に明け渡し、身の回りの品を俺の部屋に運び込んだ。タクシーで俺の部屋に乗り付けて、俺が仕事から帰った時には簡単な引越しが終わっていた。引越しの手伝いには菜那美が来てくれていた。いつの間にそういう仲になったのか、菜那美とは気が合うようでメッセージのやり取りをしているから驚いた。「お母さん、どうだった?」「うん。家に3人...
FC2投票 無料アクセス解析 背の高い木々に囲まれた静かな環境。ひっそりと佇む斎場には、しとしとと雨が降り続いている。黒い傘に細かい雨粒が音もなく降りかかり、悲しみの日にはピッタリな天候となった。叶多の
FC2投票 無料アクセス解析 「会いに行かないのか?」背中に回っていた叶多の腕がまるで、離さないでとでも言うように締め付けてくる。恐怖に駆られたかのように渾身の力で抱き付いてくる。息苦しくなるくらいに叶多に抱き付かれ、俺はただ背中を擦ってやるくらいの事しか出来なかった。何度も慰撫するように頭の先から背中まで撫でてやると、叶多は俺の肩に甘えたように頬を擦り付けている。「誰に?」甘えているようだったが、...
FC2投票 無料アクセス解析 「僕はいつも一人だった」ウーロン茶の入ったグラスを弄りながら、叶多がポツリと言った。それは俺への語り掛けだったのか。それとも彼の独り言だったのかはわからないが、俺の相槌を待つわけでもなく叶多の独白は続いた。「母は毎晩、夕食の準備をすると綺麗に化粧をして出て行くんだ。僕は一人でご飯を食べて、布団に入って寝る。寂しかったな」その横顔は儚げで、幼子のようだ。酒を飲んだ時に現れ...
FC2投票 無料アクセス解析 その夜は、叶多が行ってみたかったという店に行った。新規オープンの人気店にでも行きたかったのかと思えば、その店は特に新しいわけでもなく洒落た雰囲気でもない、生け簀のある海鮮居酒屋だった。大きな生け簀にはアワビやサザエ、伊勢海老もヒラメも鯛もいたが、叶多はそれらには目もくれず、定番の刺身盛り合わせや天ぷら、鯖の味噌煮などを注文した。特にこの店を選ぶ必要はなかったような気が...
FC2投票 無料アクセス解析 「もう行くの?」叶多はベッドにうつ伏せになって、ゆっくりと足をバタバタさせながらこちらを見ている。「ああ。一応、仕事中なんだ」俺はシャワーを済ませて髪を拭きながら、脱ぎ捨てたシャツを拾い袖を通した。少し皺が気になったが、ジャケットを着ればわからないだろう。「ふふふっ。仕事中にこんな所でいやらしい事して、悪い社員だなあ」「役得、って事で」「あははっ。ねえ、母には伯父の件を...
FC2投票 無料アクセス解析 ★今回18歳未満の方閲覧禁止です。年齢に達しない方、表現がお嫌いな方は回れ右でお願いします!! ビジネスホテルの一室で、絡まるようにベッドに倒れ込んで始まった行為は激しかった。叶多はすでに後ろの準備を終えていた。余裕の笑顔で俺のスーツを脱がし、ジャケットをクローゼットに掛けてくれる。自分のモノを右手で擦りながら、叶多は俺に跨った。叶多は伯父が亡くなり、
FC2投票 無料アクセス解析 コーヒーは要らないと言うので、叶多にはミネラルウォーターのペットボトルを渡した。叶多は起きるには起きたが、まだボーっとしている。どうして自分がここにいるのか、とか菜那美におんぶ、とか状況が飲み込めていないようだが、とりあえず彼は現状を把握している。ペットボトルの蓋を開けて水を飲み、居た堪れないような目をして俺を見て目を伏せる。「ご迷惑をお掛けしました」「いや、気...
FC2投票 無料アクセス解析 ソファーは菜那美と宇宙人とピンクのウサギが占拠していた。俺は座る所がなく床に座った。「どうして潰したんだよ」「勝手に潰れたのよ。気が付けば泣いてるし」全く可愛くはないが、菜那美は目の下に両手を当てて泣き真似をする。「理由は?」「あんた」菜那美の指が真っ直ぐに俺を指す。「俺?身に覚えがないんですけど?」「あんた以外にいないじゃない?」釈然としない。「部屋においで」、と誘...
FC2投票 無料アクセス解析 今日も部屋に泊まるかと思っていたのに・・・。 《ハンモック》で2時間程飲んで、叶多と一緒に店を出た。話しながら並んで歩き、俺は自分のマンションの方へと曲がろうとした。「じゃあね。おやすみ」えっ?当然、付いてくるものとばかり思っていた叶多が、立ち止まって手を振っている。どうしてだよ?と心の中で繰り返しながらも「おやすみ」と返して、俺はその場に立って叶多の背中を見つめ続け...
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