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国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

asikawa
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2013/12/23

  • 観戦記~タイソン・フューリー vs オレクサンドル・ウシク~

    WBA・WBC・IBF・WBOヘビー級タイトルマッチWBC王者:タイソン・フューリーvsWBA・IBF・WBO王者:オレクサンドル・ウシク結果:ウシク判定勝ち■分析~フューリーの場合~身長とリーチ差のアドバンテージを活かすスタイルは15R制では多く見られた。ボブ・フォスタートーマス・ハーンズマイケル・スピンクスエウセビオ・ペドロサカルロス・モンソン90年代以降、空間を潰すスタイルも台頭されアドバンテージは低減された。この選手は15R制かの如くアドバンテージを活かし、相手の一歩目のパンチが届かず、2歩目もバック&サイドステップでかわす。その動きはvsソニー・リストンⅠのカシアス・クレイのようだ。トコトコ横歩きの時に目線を相手から外すのはロイ・ジョーンズのようでロープを掴んでディフェンスしたりするのはシュガー...観戦記~タイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシク~

  • 観戦記~井上拓真 vs 石田匠~

    WBAバンタム級タイトルマッチ王者:井上拓真vs挑戦者:石田匠結果:井上判定勝ち■分析~井上の場合~体をグッと入れたところに食うともんどり打って倒れる。イメージとしては、何気なく徒歩しているところ突然顔が木の枝に引っかかるような。倒れるしかないのだ。フラッシュダウン。2R以降、右アッパーが何度もヒットした。右アッパーか。親父や兄貴と相手のビデオ見ながら「ここアッパー入るぞ」とか。簡単にアッパーなど打っているように見えるが高等技術。■分析~石田の場合~ジャブを得意とし絶対の自信を持ち、実際巧みに操る。必然な高位置から高く構え、開いた手からスッと放たれる。タイミング、距離、スピード、テンポと頗る良い。1Rそのジャブでテイクダウン。以降、過信となるのも当然だ。自身の実力、勝利を確信しただろう。1度入ってしまった...観戦記~井上拓真vs石田匠~

  • 観戦記~ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓~

    WBAフライ級タイトルマッチ王者:ユーリ阿久井政悟vs挑戦者:桑原拓結果:阿久井判定勝ち■分析~阿久井の場合~あと2戦したらリングネームからユーリを消してよいだろう。実際ユーリも下記の経緯。①チャコフユーリ②ユーリ海老原③ユーリ海老原アルバチャコフ④勇利アルバチャコフ実際、本人は「エビ」はロシア語では卑猥な意味により難色を示したらしい。日本国で日本人受けするには名前は重要。管理人的には①が最もしっくりしていたが。おっとこれだけ。■分析~桑原の場合~モサっとした髪の毛にvsオスカー・ラリオスな予感。海外スター選手のビデオ見るのが大好きなのだろう。ジムワークでは「レナードだ、カマチョだ、クレイだ」とか。(て古っ)せっかく運動神経よいのに何故にこんなスタイル構築しているのか。勝てば官軍、負ければ賊軍。。例えば青...観戦記~ユーリ阿久井政悟vs桑原拓~

  • 観戦記~井上尚弥 vs ルイス・ネリ~

    WBA・WBC・IBF・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ王者:井上尚弥vs挑戦者:ルイス・ネリ結果:井上6RTKO勝ち■分析~井上の場合~ギタリストに興ざめ。shutdownを何とか堪えた。1発目の空振りの右フックは肩の筋肉を柔らかく使い、スピードもあり、ウェイトも乗り、放物線を描きまるでシュガーレイ・レナードのような打ち方。1Rダウンは油断、ミステイク、想定外ではなく、瞬間的予想外と言うべきか。食ってから「しまった!」て感じ。メンタル、フィジカルともにダメージあり。詰められた時、相手に右パンチが多彩だったならばもっと大きなトラブルになったかも。もっとも相手にそれが無いことは想定内だっただろうが。2Rテイクダウンは左フック。オスカー・デラホーヤvsアイク・クォーティの6R、最初にデラホーヤが左フック...観戦記~井上尚弥vsルイス・ネリ~

  • 観戦記~エマヌエル・ロドリゲス vs 西田凌佑~

    IBFバンタム級タイトルマッチ王者:エマヌエル・ロドリゲスvs挑戦者:西田凌佑結果:西田判定勝ち■分析~ロドリゲスの場合~中間距離でサウスポーのジャブを避けるのが苦手なのか。パリングは大きく、空パリーも多く、フェイントにもかかり、内側からビシビシ食った。vsサウスポーの定石として突然の右スレート。90年代フリオセサール・チャベス、ウィラポンなども得意とし、彼らはスタンスは変えず上体で打つ右ジャブだった。この選手は打つ際、右足も前に持って行く打ち方。序盤は打ち終わり右足を前に置いたまま両足が揃ったりバランス悪かったが中盤以降は引きのスピードが上がってどんどんキレていった。それにしてもこのパンチは相手が巧くてもヒットするのだな、と感心する。余談だがvs井上のダウン時の苦しそうな顔は映画EntertheDrag...観戦記~エマヌエル・ロドリゲスvs西田凌佑~

  • 観戦記~デビン・ヘイニー vs ライアン・ガルシア~

    WBCスーパーライト級タイトルマッチ王者:デビン・ヘイニーvsライアン・ガルシア結果:判定勝ち■分析~ヘイニーの場合~だったらどうして「ウエイトオーバーならば試合はしない」としなかった?事前に50万$/ポンドのペナルティ設けていたならば文句言えないよ。法律ではないのだから。判定防衛防衛が続く。パンチ強く打たないのか、パンチないのか。前者よりに見える。打たれない、倒す、よりも全勝を守る、の意識が強いように感じられる。顔の雰囲気も手伝いウィリアム・ジョッピーのようだ。ディフェンシブな反射神経は良さそうに見えるが、相手のまともな左フックを、まともに2度も食っている。危険が交錯する瞬間は恐怖で竦んでしまうメンタルなのか。全勝のブランドが無くなったのは商品価値として大き過ぎるビハインドだ。■分析~ガルシアの場合~ビ...観戦記~デビン・ヘイニーvsライアン・ガルシア~

  • 観戦記~ティム・ズー vs セバスチャン・フンドラ~

    WBC・WBOスーパーウェルター級タイトルマッチ王者:ティム・ズーvs挑戦者:セバスチャン・フンドラ結果:フンドラ判定勝ち■分析~ズーの場合~30年前からの日本限定の論争、チュー、ジュー、ズー日本人の発音ではチューが容易なのか。90年代、コンスタンチン(コスタヤ?コスチャー?)が台頭した頃、情報少ない中、マガジンのコラムで香川照之氏がその怪物性を強調していたがどれほどなのかと管理人は専門店で5000円のVHSを買ったっけ。コンスタンチンそっくりだ。ビヤ樽的な体形、後方に重心を置いたスタンス、両肘を上げたハイガード、顎を引いた上目使いの眉間。頭のカットは顔のパーツよりもビハインドは小さいが、思いのほか止まらなかった。血液てのは大量に出るとドロドロしているのだわな。男性は女性と違って大量の出血に見慣れてないの...観戦記~ティム・ズーvsセバスチャン・フンドラ~

  • 観戦記~エリスランディ・ララ vs マイケル・ゼラファ~

    WBAミドル級タイトルマッチ王者:エリスランディ・ララvs挑戦者:マイケル・ゼラファ結果:ララ2RTKO勝ち■分析~ララの場合~アイデンティティが地味なのだ。勝ち続けても、印象的なKOをしても、アピールしても、報われない。例えば「100万$以下では試合しない」と強気で出ようものなら「知ったことか」と総スカンで試合枯れ。スターの対戦相手ありきでなければビッグマネーにはありつけない。単独興行ならば20万$が妥当か。■分析~ゼラファの場合~オーソドックスがサウスポーのストレートを左顔面に食うと頸椎が軋んで効くのだ。オーソドックス同士での右ストレートを左顔面に食っても威力が抜ける。A-SIGN代表がyoutubeで説明していたな。観戦記~エリスランディ・ララvsマイケル・ゼラファ~

  • 観戦記~重岡銀次朗 vs ジェイク・アンパロ~

    IBFミニマム級タイトルマッチ王者:重岡銀次朗vs挑戦者:ジェイク・アンパロ結果:重岡2RKO勝ち■分析~重岡の場合~人気商売でもあるから名前にちなんでトランクス、グローブ(ついでに髪も)に色をあてるのは悪くない。ピンクロン・トーマスも好んで桃色のトランクスだった。ロベルト・デュランと戦ったリッキー・スタックハウスは”ハウス”にちなんでトランクスに”家”のマークを貼ってファンをイラっとさせた。(煙突もついていたらしい)さておき。サウスポーの左ボディブロー。オルズベック・ナザロフ、ロシアン・ブテなどが得意とした。彼らは距離もリーチもあるのでストレートパンチで相手の鳩尾、ストマックに打ち込んだが重岡は踏み込みがありすぎる分、距離がつまりフックになる。それが奏功し良い角度で相手のレバーに打ち込んだ。■分析~アン...観戦記~重岡銀次朗vsジェイク・アンパロ~

  • 観戦記~アンソニー・ジョシュア vs フランシス・ガヌー~

    ヘビー級10回戦アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー結果:ジョシュア2RTKO勝ち■分析~ジョシュアの場合~打ち気に逸る相手にボディジャブは有効。1R序盤はかなり警戒していたが相手がサウスポーにチェンジしたところを「ガラ空きじゃん」と右ストレート一閃。2Rは右の置き方から仕留めモード。最後の右は目いっぱいの振り。フューリーとの比較で評価上がっただろうが順が逆だったならば結果は異なったかも。畑山氏がカムバックのダイレクト世界挑戦にヒルベルト・セラノを選んだのはセラノvs坂本ありき。K1のミルコ・クロコップが飛ぶ鳥を落とす勢いだったボブ・サップをKOしたのもサップvsホーストありき。KO勝利後のクールな表情。「騒ぐほどでもないぜ」いわゆる「こっち側」のプライドが感じられた。■分析~ガヌーの場合~スイッ...観戦記~アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー~

  • 観戦記~ルイス・アルベルト・ロペス vs 阿部麗也~

    IBFフェザー級タイトルマッチ王者:ルイス・アルベルト・ロペスvs挑戦者:阿部麗也結果:ロペス8RTKO勝ち■分析~ロペスの場合~「相手はつま先立ちでバックステップを多用する」と認識してプランニング&トレーニングしファーストコンタクトで確信した。肩の筋力が強く、両腕を広げた状態からのフックも腰が入り、空振りでもバランス崩さない。走りながら左右フックから左右ストレートへのコンビ、その逆も。柔軟性もあり、左右構えは違えどフレディ・ノーウッドのような先天的なフィジカルを感じさせる。互いに愚直にBOXする試合もよいが、動きがエモーショナルでエキサイティングなスタイルはエンターティメントがありアメリカのファンには受けるだろう。例えばジョニー・タピアはポーリー・アヤラ、マルコ・アントニオ・バレラなどよりは実力的に劣っ...観戦記~ルイス・アルベルト・ロペスvs阿部麗也~

  • 観戦記~井上拓真 vs ジェルウィン・アンカハス~

    WBAバンタム級タイトルマッチ王者:井上拓真vs挑戦者:ジェルウィン・アンカハス結果:井上9R勝ち■分析~井上の場合~事実として、短足短リーチそれが利点となっているようだ。本人も認識し利点としているかも。短足の利点・腰が安定し易く脚の蹴りを活かした腰の入った高速連打ができる。・ステップインの際、マラソンで言うピッチ走法のように123と細かく連続できる。・両足の蹴り(ジャンプ)を利かせたジョルトパンチを打てる。短リーチの利点・高速回転。ブライアン・ビロリアなど大いに活かしていた。・ショートレンジで急所にヒットしやすい。・腕力を活かしやすい。とは言うものの実際は長脚長リーチのほうが良いに決まっている。鬼塚勝也などは利点とならず認識もしてなかったので欠点だらけとなった。序盤の相手のロングレンジからの攻撃に対し、...観戦記~井上拓真vsジェルウィン・アンカハス~

  • 観戦記~アレハンドロ・サンティアゴ vs 中谷潤人~

    WBCバンタム級タイトルマッチ王者:アレハンドロ・サンティアゴvs挑戦者:中谷潤人結果:中谷6R勝ち■分析~サンティアゴの場合~自身が短躰により、長身でスキルフル、クレバーな相手にパンチが当たらない。70~80年代、世界戦で惨敗した日本人ボクサーを見るようだ。サムエルセラノvsスパイダー根本エウセビオ・ペドロサvsロイヤル小林イラリオ・サパタvs中島成雄、友利正レネ・アルレドンドvs浜田剛史(第2戦)終始戸惑っているように見えた。インタバルでは漫画ドラゴンボールの絵は脳裏に浮かばなかったのか。6R最初のダウン後、立ち上がった表情は漫画北斗の拳で死を悟ったサウザーを見たリンが「顔の険が解けて、まるで少年のように…」戦うボクサーの顔ではなかった。■分析~中谷の場合~日本人の指導者ではこんなスタイルにならないわ...観戦記~アレハンドロ・サンティアゴvs中谷潤人~

  • 観戦記~テオフィモ・ロペス vs ジャーメイン・オルティス~

    WBOスーパーライト級タイトルマッチ王者:テオフィモ・ロペスvs挑戦者:ジャーメイン・オルティス結果:ロペス判定勝ち■分析~ロペスの場合~70~80年代、来日する中米選手の国籍がニカラグア、パナマならばビビッてしまったが、コスタリカ、エルサルバドルなどは何故かちと余裕。ホンジュラスは微妙...先天的に復元力が優れていてバネよりもゴムのようなイメージ。パンチの往復は太めのゴムを引っ張り、離した時のバチーンとなるような。大きく距離をとる相手にもっと突っ込み押し込む策もあるがvsシュガー・レイ・レナードⅡのロベルト・デュランのようになるのは自身も判っている。こんな相手に有効はvsドン・カリーの黄俊錫のような「こっちで戦おうぜ」のジェスチュアとその実践だ。(このネタ何回目...)■分析~オルティスの場合~90年代...観戦記~テオフィモ・ロペスvsジャーメイン・オルティス~

  • 観戦記~アルテム・ダラキアン vs ユーリ阿久井政悟~

    WBAフライ級タイトルマッチ王者:アルテム・ダラキアンvs挑戦者:ユーリ阿久井政悟~結果:阿久井判定勝ち■分析~ダラキアンの場合~顔もシルエットも悪魔王子に似ているような。自身の動きに取り入れる意識はないだろうが感化され自然に入っているようには思える。単なるモノマネでは動く標的になりうる事はプリンス氏が証明している。攻撃が伴わないバック&サイドステップを多用し、能動的にコンタクトをとるまで時間を費やしているが現代ボクシングでその時間は有効にならない。簡単に言うならば「そんなことしてないでさっさと攻撃しろ」てな。大きな動きの中から体を移動する勢いで打つ、いわゆるジョルトパンチ。悪魔王子のは両脚のジャンプから背筋に軸を置き、さらに上体の筋力も効かせているのでパンチに十分にパワーが乗っていた。この選手はその連動...観戦記~アルテム・ダラキアンvsユーリ阿久井政悟~

  • 観戦記~アルツール・ベテルビエフ vs カラム・スミス~

    WBC・IBF・WBOライトヘビー級タイトルマッチ王者:アルツール・ベテルビエフvs挑戦者:カラム・スミス結果:ベテルビエフ7RKO勝ち■分析~ベテルビエフの場合~20戦20勝(20KO)とは素晴らしく魅力的で夢のあるレコード。70年代は25戦25戦(25KO)のウィルフレド・ゴメス80年代は26戦26勝(26KO)のジョン・ムガビ90年代は22戦22勝(22KO)のランドール・ベイリー※時期は適当00以前の全KOボクサーはエモーショナルで、いかにもなパンチャーだったが現代のKOパンチャーはベーシックを崩さないスタイルでKOする。この選手はもともと先天的に強靭な筋力があり、かつ硬質な拳を持っているのだろう。そして自他の研究を重ね、ムダな動きを削ぎ、有効な動きのみで効率的に打ち、効かせるスタイルを構築してい...観戦記~アルツール・ベテルビエフvsカラム・スミス~

  • 観戦記~堤聖也 vs 穴口一輝~

    日本バンタム級タイトルマッチ王者:堤聖也vs挑戦者:穴口一輝結果:堤判定勝ち■分析~堤の場合~ガードしても体を移動させても頭を動かしても食うのだから八方塞がり。それでも前に打っていくのだからボクサーてのは本当に命を削っているのだな。時に前腕を屈伸したり、両手でワンツーワンツーのシャドーまがいをしたり自身のスタイル、距離を失わない努力をしている。インファイトでもショート連打を意識している。「小さく、小さく」と呟きながら打っているかも。実際は「1000万、1000万」かもしれないが。テイクダウンの強みがある、とかの評価もあるが、特に決めパンチがある訳でもないからそうでもないだろう。ラッシュを続けたことで所々にチャンスがあったと言う事だ。攻め続ける事の利を実践した。■分析~穴口の場合~素質、センスも然る事ながら...観戦記~堤聖也vs穴口一輝~

  • 観戦記~井上尚哉 vs マーロン・タパレス~

    WBA・WBC・IBF・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチWBC・WBO王者:井上尚哉vsWBA・IBF王者:マーロン・タパレス結果:井上10RKO勝ち■分析~井上の場合~vsサウスポーでは前足の位置取りが重要となる。足元を見て戦う訳ではないが、距離感で相手の前足の位置、つま先の向きなどが判ったりする。それに対し自身がどう位置取るか判断する。時に外側へ、時に内側へ。この選手はそれがクレバーだ。さらには日本人の清潔さ、律儀さ、謙虚さにより、いかに踏まないように気を付けている感がある。実際、踏んだのは1度もなかったのでは?かつてマービン・ハグラーがジョン・ムガビに対し意図的に踏んでバランス崩させて右フックをガンガン打ち込んだ。オスカー・デラホーヤvsパーネル・ウィテカは互いに動きを止める以前にやられたらや...観戦記~井上尚哉vsマーロン・タパレス~

  • #観戦記~ジョンリエル・カシメロ #vs #小國以載~

    スーパーバンタム級10回戦ジョンリエル・カシメロvs小國以載試合結果:4R負傷ドロー■分析~カシメロの場合~興行ジムが提供するyoutubeのドキュメンタリが面白い。フィリピンのトレーニングジムは清潔で設備が整っている。30年前、世界王者になった後のモーリス・イーストなどドブ川沿いのボロ建て小屋のような環境でトレーニングし生活していた。環境がハングリーならば強くなるのか、近代的ならば強くなるのか。前者は古い思考か。短い映像だったがバッグを打つ時の脚の筋肉の躍動に注目。パンチングパワーは足で地を蹴り、尻、背中、胸筋、腕、拳に伝わっていく過程が判る。やはりボクシングは脚だ。シャドーはパッキャオにあるような「パパパパパ」とか叫びながらハンドスピードを出すものは本当のトレーニングなのか、パフォーマンスなのか。この...#観戦記~ジョンリエル・カシメロ#vs#小國以載~

  • 観戦記~重岡優大 & 重岡銀次朗~

    ■まえがきダブルミニマム級のイベントって、管理人の首がガクッ…ハイライトで見ましょう。WBCミニマム級タイトルマッチ王者:パンヤ・プラダブスリvs暫定王者:重岡優大結果:優大判定勝ち■分析~優大の場合~左はストレートとフックの中間のような打ち方で、ヒットさせた後、拳をグッと捻り込むようなもの。引きが遅くなりがちだが、ミニマム軽量によるすばしこさでそれを補っている。右フックは単発でも左からの返しでも強く打つ。背中を軸に右半身、肩肘を固定させてインパクトに集中させる意識を持っている。カウンターを狙われやすいが、速く強く打つことで相手の狙いを狂わせている。まさか王者は本物のBakeryshopの店員だったのか。IBFミニマム級タイトルマッチ王者:ダニエル・バラダレスvs暫定王者:重岡銀次朗結果:銀次朗5RTKO...観戦記~重岡優大&重岡銀次朗~

  • 観戦記~チャン・ジレイ vs ジョー・ジョイス~

    WBOヘビー級暫定タイトルマッチ王者:チャン・ジレイvs挑戦者:ジョー・ジョイス試合結果:チャン3RKO勝ち■分析~チャンの場合~ヘビー級王者の体格の推移は80年代:190cm100kg(ラリーホームズ、ティム・ウィザスプーン等)90年代:195cm105kg(リディック・ボウ、レノックス・ルイス等)00年代:200cm110kg(ウラジミール、ビタリ・クリチコ等)10年代:200cm115kg(タイソン・ヒューリー、アンソニー・ジョシュア等)そしてこのボクサーは何と200cm130kgアイデンティティのみ見ると未開の山岳地帯から発見された原始人、怪人みたいな例えて見た目のみ言うならばチェ・ホンマンのようなの連想させるが(ホンマンさんゴメンね)意外にもインテリジェンス漂う風貌で、体の大きな公的役員と言った...観戦記~チャン・ジレイvsジョー・ジョイス~

  • 観戦記~寺地拳四朗 vs ヘッキー・ブドラー~

    WBA・WBCライトフライ級タイトルマッチ王者:寺地拳四朗vs挑戦者:ヘッキー・ブドラー試合結果:寺地9RTKO勝ち■分析~寺地の場合~親父は187cmの長身だったが背丈は遺伝しなかったのか。顔は似ているが。その親父はナルシシストとvs竹原の印象しかないな。前者でいうと、男前なのか判らないがアルマーニで伊達の薄着を気取っていた。奥方が「もっとファイトマネー上げてくれへんやろか」とかボヤいていたが東洋でアルマーニでは生活費キツイわなあ。とか30年前、管理人は思ったり。後者については過去のclassicの記事で。さておき。ジャブが素晴らしい。日本の歴代世界王者でジャブが良いと言われるボクサーは意外にもファイティング原田氏なのだな。小刻みな連続のステップインにパパパと突く。足とパンチが連動しないので効かせるもの...観戦記~寺地拳四朗vsヘッキー・ブドラー~

  • #観戦記~那須川天心 #vs #ルイス・グスマン~

    スーパーバンタム級8回戦那須川天心vsルイス・グスマン試合結果:那須川判定勝ち■~まえがき~リングサイドの観客はどれも無表情だ。東京ドーム巨人戦のバックネット前列の観客がおかしな動きをしているとビール売り子のような女性が駆け下りてきて注意しているがそれと同様に何かの約束事があるのだろうか。それにしても現代のカメラは解像度高いのでどの部分にもピントがあい、よく見える。おっと大橋会長だ。その隣は奥方か。95年あたりのマガジン誌で披露宴の写真が記載されていたが、顔見るとその人だよね。その時、管理人は「普通ぽい人と結婚したのだな」と思った。何故なら88年あたりのマガジン誌でインタビューで「好みの女性のタイプは?」「〇〇が似合う〇〇〇〇」「まさか変態?」「〇〇で〇〇〇〇〇が好きなだけ」同時期同ジムに〇〇健〇もいたか...#観戦記~那須川天心#vs#ルイス・グスマン~

  • 観戦記~中谷潤人 vs アルヒ・コルテス~

    WBOスーパーフライ級タイトルマッチ王者:中谷潤人vs挑戦者:アルヒ・コルテス試合結果:中谷判定勝ち■分析~中谷の場合~同じモーションで異なるパンチを打つ。使い古されたセオリーである。どの指導書にも書いてあったり、どの指導者も言い、素人でさえ知ったかぶる。とは言うものの言うほど簡単ではなく、それは誰もが知る。左ボディへのモーションで顔面へストレート、その逆も。左フックのモーションで左ストレート、その逆も。右フックのモーションで左フック、そりゃないわ。プロ野球を例にするならば、元中日の今中投手。同じサウスポーから同じモーションでストレート、スローカーブを使い分け打者をキリキリ舞いさせた。言うなれば”相手を欺く”相手が「おっと、こう来るな」と思いきやその逆。欺かされた相手はビハインドに陥る。まるで兵法だ。欠点...観戦記~中谷潤人vsアルヒ・コルテス~

  • 観スパーリング記~佐々木尽 と ガブリエル・マエストロ~

    ■分析~佐々木の場合~若くてハンサムで髪型かっこよく、イケメンでイキリ感あって、パンチあって逆転KOの貴公子だったり(言葉古っ)、セルフプロデュース上手で普段意外と誠実で、そしてウェルター級。スター性漂っている。八王子中屋は25年前の雄二ゴメスといい、ユニークなボクサーを輩出する。フェイント、フリーズして誘う、両手下げて打つ、左ボディ左フックの打ち方など井上をマネと言うか参考にして自身の動きにとり入れているのがよく判る。80年代、多くのボクサーはシュガー・レイ・レナードの動き、マイク・タイソンのコンビネーション、まさかのフリッカージャブなど取り入れていて、90年代は、なんと世界戦でナジーム・ハメドを気取っていたボクサーもいたが所詮はマネごと。才能もフィジカルも違うのだから。90年代リカルド・ロペスが活躍し...観スパーリング記~佐々木尽とガブリエル・マエストロ~

  • 観戦記~オレクサンドル・ウシク vs ダニエル・デュボア~

    WBA・IBF・WBOヘビー級タイトルマッチ王者:オレクサンドル・ウシクvs挑戦者:ダニエル・デュボア試合結果:ウシク9RTKO勝ち■分析~ウシクの場合~00年代に総合格闘技PRIDEでイゴール・ボブチャンチンと言う選手がいたが、フィーム、上体のリズム、ショートストレート打ち方などよく似ている。その選手の小話で腕力がありすぎて車の運転中にハンドルをへし折ってしまったとか、ホントなのかウソなのか。ちなみに顔はこれもPRIDEで活躍したドン・フライに似ている。サウスポーでvsオーソドックスの左側に動きながらショートの左右を打ち込むがスピードやスナップは無いが、位置取り、タイミングが良く固く重い。腕と肩の力が相当に強いようだ。上体が強すぎて足がついて行ってない時もあるが逆に足を連動させたらスタイルを崩してしまう...観戦記~オレクサンドル・ウシクvsダニエル・デュボア~

  • 観戦記~アンソニー・ジョシュア vs ロバート・ヘレニウス~

    アンソニー・ジョシュアvsロバート・ヘレニウス試合結果:ジョシュア7RTKO勝ち■分析~ジョシュアの場合~いかにもアスリート系の体つき。タレントの武井壮が「陸上のトップ選手が格闘技に参戦したら顔ぶれが劇的に変わる」と放言し、どこかの格闘技選手から「芸能会の底辺にでも引っ込んでろ」とやり返されていたが管理人は武井と同じ。ハンガリーの世界陸上を見ても今すぐボクシングの世界王者になれると感じられる選手が多い。(ていうか全部がそう見える)前足の付け根あたりをカッチリ決めたフォームはスタンダードでベーシック。この足の位置は重要であり有効である。90年代初頭、辰吉がそれを語っていたが理解するファンは少なかった。(指導者レベルは皆判っていたはずだが)相手のフェイントにいちいち反応し、必要以上のパリング、スリッピング、右...観戦記~アンソニー・ジョシュアvsロバート・ヘレニウス~

  • WBA・WBC・IBF・WBOウェルター級タイトルマッチ~

    WBA・WBC・IBF・WBOウェルター級タイトルマッチWBA・WBC・IBF王者:エロール・スペンスJrvsWBO王者:テレンス・クロフォード試合結果:クロフォード9RTKO勝ち■分析~スペンスJrの場合~81年のシュガー・レイ・レナードvsトーマス・ハンズの1Rレナードはユラユラとダンスをしてラウンド半分を費やした。ラリー・ホームズvsマイケル・スピンクス、ダニー・ロペスvsサルバドル・サンチェスなども序盤にゆったりとした時間があった。現代は1秒たりともムダにしない、できない。もっともラウンド数、ルール、その時の風潮など現代と違うが。相手より長身ながらリーチは短いのか。その割には長いリーチを持て余している。実際、上へのフックは相手の後頭部側に巻き込んだり、下はキドニー、ベルトラインあたりだったりした。...WBA・WBC・IBF・WBOウェルター級タイトルマッチ~

  • 観戦記~スティーブン・フルトン vs 井上直哉~

    WBC・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ王者:スティーブン・フルトンvs挑戦者:井上直哉試合結果:井上8RTKO勝ち■分析~フルトンの場合~早々に実況解説陣がそのスタンスの広さを強調していた。91年アズマー・ネルソンvsジェフ・フェネックでもリングサイド入りしたWOWOW解説でもネルソンのスタンスに驚いたコメントをしていた。日本人の一般体型の認識では長く細い脚によるスタンスの広さは異次元に見えるのだろう。日本人の体型も変化しているようだが30年経過しても大枠と認識は変わらないと言うことか。フルトンのスタンスの広さは細く、鋼の様な脚で膝をさほど折ってないのでそのフォルムはまるでshapeなコンパスのようだ。「まるで~のようだ」と言う形容からそれがニックネームになるのはボクシング界では通例である。例えば...観戦記~スティーブン・フルトンvs井上直哉~

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