心理カウンセラーを目指される方のための行動心理学と認知心理学。自分でお悩み解決
心理カウンセラー志望の方のための心理療法ノウハウ。 独学で心のお悩みを解決したい方にもわかりやすく解説します。
消去したのに不安が再発してしまう ■エクスポージャー法のメカニズム まずはエクスポージャー法のメカニズムについておさらいです。 刺激と反応は対提示されることによってセットになってしまいます。 セットになってしまった電車と恐怖、運転と不安、会議と不安、身体感覚とパニック、 こうしたセットを切り離す方法がエクスポージャー法です。 エクスポージャーでは不安を喚起する刺激を単独で呈示する…
療育現場で起こる子供の行動問題 発達障害児の療育で欠かせないのが応用行動分析(ABA)です。 応用行動分析のセラピストは子供の様々な行動問題に対応します。 療育では、とりわけ自閉症児やADHD児の行動問題がつきものです。 《トイレに流れないものを流して詰まらせる》 《おもちゃをなげる》 《机をたたく》 《掲示物をやぶく》 《他の子供の髪をひっぱる》 などなどきりがありません…
応用行動分析学でいう行動とは何か? この中で応用行動分析でいうところの行動はどれでしょうか? ・朝目が覚める ・歯磨きをする ・学校に向かう ・雨にうたれる ・雨が目に入り瞬きをする ・学校の発表時間で黙っている どれが行動かわかりましたでしょうか? オペラント行動 ・歯磨きをする ・学校に向かう は行動です(オペラント行動)。 レスポンデン…
行動心理学の本(一般向け) まずはじめは、だれでも読める行動理論の本です。 ・はじめての応用行動分析 日本語版
PTSDへの持続エクスポージャー法のやり方 PTSDへの持続エクスポージャー1を先にお読みください。 Foa(フォア)が提唱したPT…
PTSDへの持続エクスポージャー Foaらの創始した認知行動療法である持続エクスポージャーがPTSDへの治療方法として注目されています。 米国科学アカデミーでは、PTSDに対する治療法で唯一十分なエビデンスのある治療法とされています。 持続エクスポージャーの治療メカニズム FoaはPTSDの原因は「トラウマ記憶への回避」であると仮定しています。 そのため治療で…
PECSとは? PECS(絵カード交換システム)は言葉が出にくい自閉症児や知的障害児などに用いられる代替コミュニケーション法の一種で、療育現場などでしばしば使われます。 PECSはオペラント条件付けに基づいた技法です。 絵カードを渡すという行動に対して、絵カードに描かれたものをあげる(正の強化)、ということを行います。 PECSの手順 まずは使い方を覚える まずは補…
自己教示訓練とは? 自己教示訓練とはマイケンバウムが考案した認知的技法です。 自己教示訓練では修正したい自分の行動上の問題や、認知・感情を、自分に言い聞かせることを行います。 自分に言い聞かせるセルフトーク セルフトークは自己教示訓練の特徴です。 自分で自分に説得的に指導的な命令を出します。 セルフトークは「声に出す」場合もあれば内言によって「心のなかで」行う場合もありま…
強化子を用いた発達障害児支援 要求する言葉を話したときに、すぐに要求したものを渡すことによって、 言語行動を強化する方法があります。 先行子⇒言語⇒強化子 のうち、言語が出た後に強化子を与える支援方法です。 例えば、「抱っこ」という言葉が出た時には抱っこしてあげます(強化子) すると抱っこをして欲しいときには「抱…
言語をどのように獲得している? 我々は言語をどのように獲得しているのでしょうか? スキナーは言語の獲得を学習によるものだとしてオペラント条件付けから説明しています。 またスキナーは言語を行動として捉え、言語行動と呼んでいます。 マンドとタクト 言語行動は、機能面からマンドとタクトの2種類に分けられます。 …
PTSDのメカニズム 認知行動療法では、PTSDは条件付けから説明されます。 つまり、環境の何らかの刺激と恐怖反応が条件付けられます。 例えば、中立刺激であったコンビニが、コンビニで強盗に遭うことをきっかけに、コンビニに行くだけで驚愕反応が生じる。 これは古典的条件付けです。
広場恐怖のメカニズム 認知行動療法では、広場恐怖は条件付けから説明されます。 つまり、環境の何らかの刺激と恐怖反応が条件付けられるわけです。 これは、アルバート坊やの恐怖条件付けと同様に、古典的条件付けです。 オペラント条件付けによる回避行動 広場恐怖の場合、公の場面を回避して近づかないようにすることがあります。 これは、オペラント条件付けに…
パニック発作のメカニズム 認知行動療法では、パニック発作は古典的条件付けによって説明されます。 つまり、「軽微な身体的変化」と「パニック発作」の条件付けがパニック発作のメカニズムとなります。 軽微な身体的変化が生じると自動的にパニックが生じるということです。 これは古典的条件付けによるS-R連合です。 ワトソンのアルバート坊やの実験で言えば、軽微な身体的変化はウサギ(S)…
スキーマとは? 認知行動療法で言うスキーマとは、「情報処理・行動に影響を与えるような知識」と言えるかもしれません。 もしくは、「刺激に対してどのように反応(考え・行動・気持ちなど)するかを決める枠組み」とも言えるかもしれません。 「人はすべて悪だ」というスキーマを持っていたとすると、よくある普通の行動を見ても「悪意があるな」と 情報処理がゆがめられ、行動にも影響します。 例えば以下の…
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