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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

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2013/11/11

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  • 0 愚者(無番号)

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-1421世界は第六身体であって、終着点の第七身体ニルヴァーナではない。そこで0愚者がニルヴァーナとなる。〔カモワン〕人間から見れば、21世界も0愚者も神仏に相違ないが、有である21世界と無である0愚者との関係性は、「真剣から無駄へ-世界の戯れ」カテゴリーで述べて来たとおりである。いわゆる神、仏、タオには2つの顔があり、有の側と無の側である。どちらが奥かと言えば、無の側である。有の側はアートマンであるのに対し、無の側はニルヴァーナである。古代インドなら、アートマン、ニルヴァーナだが、古神道では、有の側が天照大御神と素盞嗚神の事であり、無の側が、天御中主神。出口王仁三郎はニルヴァーナである天御中主神の特性を無形、無声。無限絶対、無始無終の宇宙の大元霊と評す。いわゆる大...0愚者(無番号)

  • 21 世界

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-13既に12吊るされた男で見神、見仏を経て、13悪魔の誘惑も退け、16塔からは、善の側に不退転となった。生きる姿そのものが、善だけを行い悪を行わない姿(諸悪莫作衆善奉行)となった。〔カモワン〕17星では、悟りの確証の体験として星を得て、18月、19太陽で、太陽と月の合体により完全無欠の両性具有を達成した。20審判では、個なる自分は、世界全体、宇宙全体、すなわち神に向かって最後の一歩を踏み出すが、まだそこには届かない。21世界で届いたが、そこは七つの身体論で言えばアートマン。神には、有の側と無の側があって、有の側が七つの身体で言えばアートマン。第六身体とされるアートマンは既に人間の側のものではない。現象全体をまとめたすべて一つながりの一なるもの。アートマンとは本来の...21世界

  • 20 審判(永劫)

    悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-1220審判は、次の21世界なる神との一体化直前のステイタス。21世界は、七つの身体で言えば、第六身体であるアートマン。最後の審判は、現界で起こるわけではなく、霊界で起こる。世の中のあらゆる物事は、まず先に霊界で発生して、その後現界で起こる。※世の終わりの大筋は、何十年も前に霊界で起きており、ディテールの一部が決まっていないだけという見方はある。〔カモワン〕さて個なる自分と世界全体が合一することを想像すると、世界の側にはあらゆる他人が居て、生きている人は勿論死んだ人もいる。そこで、最後の審判ではあらゆる死んだ者も生き返り、チャンスを与えられるという話になる。〔LichodziejewskiTarot〕図柄の十字の旗は、過去も未来も現在も、現界も霊界も含む世界全体を示...20審判(永劫)

  • 19 太陽

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-12月の次は太陽。この太陽は中心太陽のことでなく、月とペアで機能する太陽のこと。なぜなら絵柄において男女が契りを結んでいるからである。〔カモワン〕古事記で言えば、月とは素盞嗚(スサノオ)神の瑞霊で、太陽とは天照皇太神の厳霊。この世界を席巻する近代西欧文明は、アポロン型文明であって闇は駄目で光一辺倒の太陽偏重の文明であって、(母なき)父なる神を主と仰ぐキリスト教がバックボーンにあり、これまた太陽を偏重し、母なる月の扱いは低い。黒い聖母像などはまま子扱いである。これに対し、古神道は古事記において天の安の川原で、太陽たる天照大神と月たる素盞嗚尊が誓約し合い、その太陽と月の合体により完全無欠にして両性具有の伊都能売(いづのめ)神が生まれた。この点で古神道は、バランスの良さ...19太陽

  • 18 月

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-11図柄では、天の露が降っているので、既に不退転の善の側に居て、大吉祥。〔カモワン〕月と言えば、自らの号を瑞月と称していた出口王仁三郎の説明が詳しい。出口王仁三郎は、教団本部内に破壊されることのないように石で”月宮殿”を建立したが、二度にわたって官憲により徹底的に破壊された。月宮殿とは、弥勒さまを祭る宮だが、みろくの世(地上天国)にならなければ、月宮殿もさびれる一方で、今はむじなやイタチが住み家にするほど寂しく荒れ放題。『人間の運命にも栄枯盛衰がある。潮にも満干がある。此宮さまは今は干潮時ぢや。それだからかう見窄らしく荒廃して居るのだ。之でも五六七の世に成れば、此お宮は金光燦然として闇を照し、高天原の霊国にある月宮殿の様になるのだが、何程結構な弥勒さまのお宮でも時...18月

  • 17 星

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-10有名覚者の悟りシーンには、星が登場することがままある。〔カモワン〕釈迦は6年間の苦行を捨てて、ヨーグルト(乳糜)を食べて体力を回復し、菩提樹下でメディテーションに入った。そして、『明星が出た時、釈迦は廓然として大悟し、無上の正真道を得た。』(中国に伝わった最古の仏伝とされる修行本起経)とする。空海はあらゆる経法の文義を暗記する力を得るために、高知県室戸崎で虚空蔵菩薩求聞持法を修した。すると谷響を惜しまず、明星が来影した。ごうごうたる阿吽(オーム)の響きたる谷響のうちに、明星がやってきた。〔ByzantineTarot〕日蓮は十二歳で、安房小湊に近い天台宗清澄寺に入り、その年からこの寺の虚空蔵菩薩に願をかけ、「日本第一の智者となし給え」と祈っていたという。一六歳...17星

  • 16 塔(神の家)

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-9この塔はクンダリーニの筒にして錬金術の炉。またこの神の家は世界樹であって、「12吊るされた男」で神を知った後の人間はここでも脚を上に頭を下にする。というのは、世界樹は、根を上にして、枝葉、樹冠を下にする。よって人間から見れば、世界樹なる世界全体は逆転して存在する。同時に二人の人物が塔から落下するのは、悟った人間の視点からは、実は上昇を示す。〔カモワン〕また16塔から19太陽の図柄では、空気中に天の露が降る。これは大吉兆を示す。既に12吊るされた男で、見神、見仏、見性を終え、15悪魔にも出会って無事試練を通過したからには、善の側に不退転となった。生きる姿そのものが、善だけを行い悪を行わない姿(諸悪莫作衆善奉行)となったのだ。家族の因縁などと言うが、こうなれば九族昇...16塔(神の家)

  • 15 悪魔

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-8冥想修行で、意識が深まる、潜在意識が露出してくる、自分がオープンになってくる・・・・言い方は異なるが皆同じことを言っている。その時に、人は暗示や指示に無防備になっている。オープン・マインドは最終ステップでの必要条件だが、対応次第で、人は神にも悪魔にもなる。悪魔はいつ登場するのかと言えば、大悟覚醒の直前。イエスですら荒野の40日修行で、ファイナル・ステージ直前に「地上の国々の権威と栄華を与えよう」と悪魔の誘惑を受け、釈迦も「もうこの世を去ってもいいのですよ」とマーラ(悪魔)の誘惑を何回も受けた。不退転となる直前、九分九厘の時は、フィフティーフィフティなので、その時は神にもオープンであり、悪魔にもオープン。すべてを捧げようとする最後のステージではなぜか悪魔が登場する...15悪魔

  • 14 節制

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-7見神、見仏、見性、見道した後は、聖胎長養。神仏の一瞥体験は、それまでの日常感覚と行住坐臥に一致して反映させるには、あまりにもショックが大きい。そこで節制となる。見性したとしても悪人になる可能性があることは、至道無難が指摘しているところ。聖胎長養は悟後の修行と言われるが、悟後の修行の必要性については、ケン・ウィルバーが次のように説明している。『至高体験がたいてい短時間しか持続しないのに対して--数分から数時間--高原体験はより不変的かつ持続的であり、永続する適応に隣接している。至高体験はたいてい自発的にやってくるので、それを持続させ、至高から高原に--短時間の変性状態から持続する特性に--変化させるためには長期にわたる実践が必要となる。ほとんど誰にでも、どんな時で...14節制

  • 13 死神(名無し)

    ◎悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-6男が吊るされるためには、男は死なねばならないと言っても、この死は肉体の死ではないから自殺ではない。自我の死、自己の死、個なる自分の死のことである。禅でよく言うところの大死一番の死である。〔カモワン〕逆にまた肉体が死んでも誰もが自我が死ぬわけではない。ごく一握りの人しか肉体死に際して自我は死なない。臨終正念と言って、肉体の死に際して自我が死に悟りが開けるケースが多いと言っても、全体からすれば微々たるものだろう。絵柄では、骸骨が大鎌を持って手を刈り足を刈り首を刈っている。これはまさに肉体に随伴する自我を根こそぎにしてしまうということ。肉体死は、それまでの金も財産も人間関係も、地位も名声も、一瞬にしてわやにしてしまうが、実は自我の死も同様の実感を伴うものであって、さら...13死神(名無し)

  • 悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-5

    ◎12吊された男12吊された男は、個人と世界が逆転して世界が主で個人が従、換言すれば、世界樹で言えば、根が世界で枝葉が個人。世界が逆転して見えるのは、個なる自分が世界全体、宇宙全体となった時だが、上下逆転と語るのは、逆立ちしていなかった時分の認識が残っているからであって、世界観が倒立した驚きが残っている時点とみる。〔カモワン〕世界観の逆転には、一時的な場合と半永久な場合があって、半永久の方は「20世界」があるので、ここは見神、見仏の方なのだろうと思う。見仏した人間を菩薩と言い、菩薩には52ランクが設けられており、あの空海ですら52ランク中の上から10番目、下から43番目の発光ランクとされる。見仏して、仏を知ったとしてもまだまだ上がある。同様に世界が倒立して見えたとしてもまだまだ求むべき目標は先なのだ。世界...悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-5

  • 悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-4

    ◎11力11番から20番が死の側の10枚。これもホドロフスキー流で、2枚ずつ眺めていく。すなわち、11と20は独立だが、12-13、14-15、16-17、18-19がペア。11力これは、聖音オーム。潜在意識の世界、死の世界の現在、過去、未来のすべてを貫くもの。それが、神に至る流れであり、奔流であり、力である。神は、“20世界”たるアートマン。ヨーガ・スートラでは、『至高の存在の表現が、聖音オームである』とし、『オームを繰り返し、その意味への念想がなされなければならない』、更に『この実践により内なる自己を知り、障害はなくなる』とする。これが基本。オームの意味を念想するとあるが、特定の意味が最初に与えられるわけではないので、自分がオームそのものにならない限りはその意味は与えられることはないだろう。マンドゥー...悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-4

  • 悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-3

    ◎生の側の10枚さらにホドロフスキーは、大アルカナ前半10枚では、その動作が上方に向いている一方、10枚はその動作が下方に向いていることに気がついている。具体的には、前半10枚では、「大道芸人」(I)と「女帝」(III)は棒を、「皇帝」(IIII)、「教皇」(V)、「戦車」(VII)の王子は笏を持ち上げている、など。また後半10枚では、「力」(XI)の女性は股間に頭を押しつける動物の口を抑えつけている。「吊られた男」(XII)は下方に頭を向けたままで吊るされている。「節制」(XIIII)の天使は液体あるいは流体を上の壺から下の壷へと注いでいる、など。この並びについて、ホドロフスキーは2枚ずつ眺めていくという炯眼を披露している。1と10は独立だが、2-3、4-5、6-7、8-9がペア。まずは、前半10枚につ...悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-3

  • 悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-2

    ◎前半が生の世界で後半が死の世界タロットのアルカナを秘儀と訳している場合がある。大アルカナとは大秘儀であって、普通の人間が神になるプロセスと技法を示しているからには、まさに大秘儀である。大秘儀とは密教的であるからして、その寓意の読み方は、一語につき3種類はあるもので二語並べば9種類になるとは、呂洞賓の示唆するところである。大アルカナ22枚が悟りへの22段のパスであるとして、それの鍵を誰に問うかといえば、ホドロフスキーだろう。一つの技に打ち込めば、やがて神に至る。それは、剣道、柔道、合気道、古武道、茶道、舞踊、ダンス、音楽など武道、芸道をはじめとして、仕事を一心に精密にやり続ける事上磨錬においてすら神が開顕されることがある。ホドロフスキーは、まさにタロットを肌身離さず触り、タロットの一枚一枚を愛で冥想し、何...悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-2

  • 悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-1

    ◎愚者と世界タロット・カードは、西洋の悟りへの22段のパスであって、いわば禅の十牛図のようなものである。さて、今日の運勢占いとして大アルカナ22種のうち1枚を引く人もいるだろうと思う。最近のタロットの絵柄はこなれてきて、伝統的なタロットのタロットである所以の特徴をも壊してしまった破格の図柄のものも多数出てくるようになった。その一方で、カモワン・タロットを丁寧に復刻したホドロフスキーのような伝統重視のタロットもある。禅の十牛図は、十が確定ではなく、四牛図もあれば、六牛図もある。チベット密教には十五段の牧象図もあるからタロットが二十二人図であっても一向に構うまい。悟りとは、第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナのこと。物事の順序には、迷い(マーヤ)を一番に置くタイプと、悟り(ニルヴァーナ)を一番に置く逆順の...悟りへの22段のパス⇒タロット・カード-1

  • 我と神の真の合体

    ◎OSHOバグワンの逍遥訣解説-8逍遥訣の呂洞賓の解説の続き。『この二つの実体が出会うと、それらは固く結ばれて離れなくなり、尽きることのない生命が発現する。それはおのずと根元の気(エネルギー)の宮のなかを去来し、浮き沈みをくり返す。人は光輝く無限なるものを目のあたりにする。全身が軽やかになり、今にも飛びそうになる。「雲が千の山々にかかる」と呼ばれる状態である。それはあちこちを軽やかに去来し、覚知しえぬほど静かに浮沈する。脈拍は穏やかになり、呼吸は止まる。これが真の創造的な交合の瞬間であり、「月が無数の水面を吸引する」と呼ばれる状態である。この暗黒の只なかに、突然、天上のこころが動きはじめる。これが一陽来復であり、新しい生命が兆すときである。』(黄金の華の秘密/和尚/メルクマールP413から引用)この二つの...我と神の真の合体

  • 両目で内なる坎宮を照らす

    ◎OSHOバグワンの逍遥訣解説-7逍遥訣の呂洞賓の解説の続き。『光を巡らすとは一般的な用語である。修行が進むごとに、黄金の華はよりいっそう大きく開いてゆく。だが、それよりもまだすばらしい循環がある。これまで我々は内側にあるものに外側から働きかけてきたが、今や中心にとどまって永遠なるものを支配する。これまでは師を助けるための奉仕だったが、今や師の指令を広めるのである。こうして関係はすっかり逆転する。この技法によってさらに精妙な領域に入って行きたければ、まず身心を完全に統御し、完全に自由で安らかな状態に入り、いっさいのしがらみを放下し、どんな些細なことにも心をとめず、天上のこころを正しく中心に置くよう心がけなければならない。巡る光が内なるものを照らしだすと、ものに左右されなくなり、暗いエネルギーの動きは封じら...両目で内なる坎宮を照らす

  • 回光修行の四ステップ

    ◎OSHOバグワンの逍遥訣解説-6OSHOバグワンのコメントを要約すると、1、回光の修行で、六月の雪と三更の日輪は初歩の境地。ここは修行者が正しい師を見つけるのに役立つ。ここまで行っていないと師に出会っても気がつかず、取り逃がすことになる。2、またこの二段階は、外から内への働きけ。3、次の二段階である水中のそよ風と受容の精神はより高い境地であって、逆に内から外への働きかけ。ここでは既に師に出会って、師の指導に絶対服従で修行する。師を通して天は道を明らかにしてくれる。4、最初の下位二関門では強い自分の意志が必要だが、次の上位二関門では、進んで自分を明け渡すことが求められる。5、強い自分の意志は男であり、明け渡すことは女。第四関門を超えたところで男女の別を超え、あなたはそこにはいなくなり、ニルヴァーナ。これを...回光修行の四ステップ

  • まともな宗教と金と権力

    ◎今後のハチハチ国の将来まともな宗教には、組織宗教と小グループ宗教がある。まともな組織宗教とは、仏教、キリスト教などであって、昔の教祖がちゃんとしていて、現代に至るもその大悟覚醒・ニルヴァーナを連綿として教団内の誰かが継承し得ているもの。一方まともな小グループ宗教とは、生きるニルヴァーナを体現した師匠がいて、その周辺に少数の弟子たちが集まるグループ。出口王仁三郎は、国家神道による軍国主義推進のアンチ・テーゼとして大本教を拡大。大本教は2度の国家による弾圧を受け、戦後大きく弱体化した。一方世界戦争を国家として遂行するためには、思想宗教の引き締めというのは必要なものであって、弾圧されなかった宗教はほとんどすべて戦争協力させられている。出口王仁三郎は、今後日本が再度軍国主義国家となり、世界制覇構想を持ち得るほど...まともな宗教と金と権力

  • 最終目標は水中の金

    ◎両眼と北斗七星の柄の部分以上の逍遥訣本文の後に、呂洞賓自身の若干の解説がついている。逍遥訣の直後に、『大道の要は、「無為而為」(無為にして為す)の四字に外ならず。』とあり、この部分については、“無為にして為す”https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan/e/9f67e5297ea871def5f8fa85288653b6のブログで既に述べている。続く以下の訓読部分についてOSHOバグワンは訳出していないので、ここは本山博の訳を見てみる。まず訓読。『作用は一なる中に外ならず。而して枢機は全く二目に在り。二目とは斗柄なり。造化を幹旋し、陰陽を転運す。其の大薬は則ち、始終、一水の中の金なり。即ち、水郷の鉛のみ。』(黄金の華の秘密/C.G.ユング人文書院P216から引用)本山博の現代語...最終目標は水中の金

  • 国家意識のない宗教の跋扈

    ◎安倍晋三元首相暗殺事件私たちの世代は、青春期に北朝鮮による日本人拉致のターゲットとなり、オウム真理教や今話題の某教団の布教の対象となってきた。入信の未遂既遂を含めて、本人が青春時代やそれ以後に大きな影響を与えられ、家族や周辺の方に迷惑を蒙った方もおられると思う。このブログでは、マインド・コントロール研究に一カテゴリーを充てているが、最初は共産主義やカルト宗教専用の心理操作技術かと思っていたが、政治経済から日常の買い物シーンまでマインド・コントロールされていることを知り愕然としたものだ。ただ共産主義やカルト宗教では、尖鋭かつ強力なマインド・コントロールが行われ、生活全般、結婚、転居、葬儀まで制限されるものである。安倍晋三元首相暗殺事件は、某教団が金と票をセットで自民党に長年提供し続けた結果起こった事件とい...国家意識のない宗教の跋扈

  • どこにもない国=今ここ

    ◎OSHOバグワンの逍遥訣解説-4さて第四ステップまで到達したらようやく奥の奥の奥のそのまた奥が明かされる。『そして、さらに深い秘法のなかの秘法がある―――どこにもない国こそ、真のわが家である。』(黄金の華の秘密/和尚/メルクマールP435から引用)』OSHOバグワンの解説は、『さあ、ここではじめてあなたは自分が存在していないことに気づく。だが、自分が存在しないといっても、それはたんなる空虚な状態を意味するものではない。あなたのなかの人格は姿を消すが、臨在が現れてくる。内側にあった<存在>からの分離感は消え失せるが、全体があなたのなかに宿るようになる。あなたはもはや孤島ではない。今や自分がどこにいるかをつきとめるすべはない。それゆえに・・・・どこにもない国こそ、真のわが家である。もう自分がどこにいるのか、...どこにもない国=今ここ

  • 天上をさすらいながら坤徳を食らう

    ◎OSHOバグワンの逍遥訣解説-3神を見た後は、『天上をさすらいながら、受容の精神の力を食べる。』が第四ステップ。OSHOバグワンの説明では、『第四の現象はこれだ――神の臨在に気づきはじめると、あなたの二元性、あなたの根本的な極性は消えはじめる。そうなったら、あなたは男でもないし女でもない、〈陽〉でもないし〈陰〉でもない。すると突然、あなたの男が女を食べ、あなたの女が男を食べる。この地点で、ヒンドゥー教のアルダーナリシュバル(両性具有)という概念が重要な意味をもってくる。そうなったら、あなたは両方であると同時にいずれでもない。あなたは肯定と否定の二元性を超越している。』(黄金の華の秘密/和尚/めるくまーるP431から引用)ここは坤徳を食らうと書いてあるだけだが、経験者OSHOバグワンは、見神が起これば、次...天上をさすらいながら坤徳を食らう

  • 安倍元首相銃撃で死亡

    ◎ダンテス・ダイジ遺訓(冥想修行者は)政治にはかかわるな。安倍元首相銃撃で死亡

  • OSHOバグワンの逍遥訣解説-2

    ◎三更(午前零時)に、日輪がまばゆい光を放つ『三更(午前零時)に、日輪がまばゆい光を放つ。』は、修行者にとっての第二のステップ。OSHOバグワンの説明は、第一ステップで中庸に居ることに集中していると、肉体と心を同時に見ることができるようになり、それを見ている自分に気づく。見ている自分とは魂のこと。見ている自分で見守ることに専念していると、突然真夜中に太陽が上がり光輝くように、内も外も光で満たされ、全存在が燃え上がる。『水中にそよ風が吹く。』は、修行者にとっての第三のステップ。OSHOバグワンの説明では、水は究極の源で、タオそのものであって、流れ変化し続けるもの。修行者が、いつでも絶え間なく変化し続ける用意ができると、ここで修行者は、神に気がつく。『そよ風』が神である。曰く、神はひっそりとやってくる。いつで...OSHOバグワンの逍遥訣解説-2

  • OSHOバグワンの逍遥訣解説-1

    ◎六月に、突然、白い雪が舞う呂洞賓の太乙金華宗旨の中核は逍遥訣。それに引き続き、呂洞賓が内丹(中国錬金術)用語でその解説をしている。OSHOバグワンは、内丹用語に詳しくない人物の英訳で太乙金華宗旨を読んでいるようなのだが、それでもなお、その解説部分が非常に参考になると思われるので、コメントしてみる。『呂祖師は言った。四つの詩句は、気(エネルギー)の空間に精神を結晶させる。六月に、突然、白い雪が舞う。三更(午前零時)に、日輪がまばゆい光を放つ。水中にそよ風が吹く。天上をさすらいながら、受容の精神の力を食べる。そして、さらに深い秘法のなかの秘法がある―――どこにもない国こそ、真のわが家である。これらの詩句は神秘に満ちている。それが意味するのは、深遠なるタオにおいて最も重要なのは「無為の為」という語句である、と...OSHOバグワンの逍遥訣解説-1

  • 無為にして為す

    ◎呂洞賓の太乙金華宗旨中国のスピリチュアリストの大立者の一人と言えば、呂洞賓。日本のスピリチュアリストでもそうだが、世間では意外に名の知られていないスピリチュアリストが、玄人であるスピリチュアリストからは高く評価されているということはある。日本では役行者、聖徳太子、大燈国師、出口王仁三郎など、他宗派から高評価されている人にそうした例を見ることができる。チベット密教なら開祖パドマサンバヴァ。多くの場合、彼らが何をやったのか事績があまり明らかになっていないことが特徴と言えば特徴だろう。そうした一人が呂洞賓。科挙を二回受けて合格できなかった。そういうところでまず共感を呼ぶのだが、他の知られているエピソードも黄粱の夢はともかく子供だまし風のが多い。ところが著作太乙金華宗旨に至っては、玄妙にして蘊奥を尽くしており、...無為にして為す

  • 第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-3

    ◎夢の中で意識的になって、はじめて現実を知ることができる第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディについて、このように図式化すると、これを正統的な理論として、あるいは体系として実践訓練しようとする人が出てくるのだが、OSHOバグワンはそれを戒める。『夢の世界全体を知るつもりなら、ヨーガやタントラやその他の秘教的訓練が導入されなければならない。どのタイプの夢にもそれと対応する現実があり、マーヤー全体が明らかにされないなら、幻想の世界全体が明らかにされないなら、現実を知ることは不可能だ。現実は、幻想を通じてしか明らかにされない。だが私の語ってきたことをひとつの理論として、ひとつの体系として受け取ってはならない。ただそれを出発点にして、意識的な心で夢見ることを始めなさい。夢のなかで意識的になっては...第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-3

  • 第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-2

    ◎万象の種子がある世界からそれすらもない世界へ「玉ようかん」は、風船に詰められたピンポン球サイズの和菓子で、爪楊枝で風船をつつくと風船が割れて中の羊羹が食べられるようになる。第六身体アートマンは、爪楊枝よろしく中心太陽に突入するが、その羊羹たる第七身体ニルヴァーナの属性を前段に引き続いてOSHOバグワンが述べる。『だから第六身体において実体性(ポジティブ)が消え失せたら、あなたは第七身体に入ってゆく。第六の現実が第七の扉だ。実体性が存在しなければ―――どんな神話もどんな夢もなければ―――夢はやむ。そのときには、ただあるものが、真如がある。いまやなにも実在しないが、実在がある。ものごとはないが、源がある。木は存在しないが、種子はある。知るに至った者たちは、このような心を種子のあるサマーディ―――サマーディ・...第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-2

  • 第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-1

    ◎あらゆるものが始原の源に帰還第六身体と第七身体との間にサマーディがあると唱えるのは、OSHOバグワン。該当箇所は以下。『第六身体においては、鏡は存在しない。いまや宇宙的なものだけがある。あなたは失われてしまった。あなたはもういない。夢見る人は存在しない。だが夢見る人なしで、夢はなお存在しうる。そして夢見る人なしで夢が存在するとき、それは真正な現実のように見える。心は存在せず、考える人は存在しないため、なんであれ知られるものはすべて知られる。それはあなたの知識になる。創造の神話がおとずれ、それは漂い過ぎてゆく。あなたは存在せず、ものごとはただ流れ過ぎてゆく。判断する者はなく、夢見る者はいない。だが存在しない心が、いまだにある。滅せられた心がまだ存在する。個としてではなく宇宙的全体として――。あなたは存在し...第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-1

  • 道教の慧命経の元真と一片の光輝-2

    ◎虚空粉砕図第八面壁図第七のアートマンなる元真は、クライマックスに進む。粉砕図第八の韻文と現代語訳。『生ぜず、滅せず去ること無く、来ること無し一片の光輝、法界を周り雙(ならび)に忘れて、寂たり浄たり、最も霊(くしび)にして虚なり虚空は天心の耀きに朗(あきら)けく徹り海水は澄みて、清き潭に月溶く、雲、碧空に散じ、山色、浄らなり慧は禅定に帰して、月輪、孤たり。生れることもなく、滅びゆくこともない。過ぎ去ることもなく、これから来ることもない。一つの光の輝きが精神の世界をつつむ。人は互いに忘れる、静かに、そして純粋に。力強く、そして虚しく。空は天上の心の輝きに照らし出され、海の水はなめらかに、その面に月を映す。雲は青空へ消え、山々は明るく輝く。意識は観照の中に溶け去り、月輪はひとり安らっている。』(黄金の華の秘密...道教の慧命経の元真と一片の光輝-2

  • 道教の慧命経の元真と一片の光輝-1

    ◎面壁図第七慧命経は、道教版のクンダリーニ上昇テキスト。慧命経では、元真が第六身体アートマンで、一片の光輝が第七身体ニルヴァーナ。挿絵は、全部で8枚であって、しっかり肉体から泥丸(ブラフマランドラ)経由で脱身する様が描かれている。面壁図第七は、修行者が坐っているが、個別の人間のことではない。面壁図第七の韻文と現代語訳。『神火、形と化して、空なる色相あり性光、返照して、元真に復す心印、空に懸りて、月影、浄(きよ)し筏舟、岸に到りて、日光、融(とお)る精神の火によってつくられた形態は、空虚な色と形にすぎない。本性の光は、根源的なるもの、真実なるものへと還帰しつつ輝く。心の刻印は空間にただよい、曇りなく月光は輝く。生命の小舟は岸に到着し、太陽の光は明るく照りわたる。』(黄金の華の秘密/C.G.ユング/人文書院P...道教の慧命経の元真と一片の光輝-1

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