冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。
本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、ＰＴＳＤ、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ，チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧
◎すべてを棄てる覚悟パタンジャリのヨーガ・スートラから、『39不貪が揺るぎないものとなったとき自らの生の原因と様態が余すところなく照らし出される』（インテグラル・ヨーガパタンジャリのヨーガ・スートラ/スワミ・サッチダーナンダ/メルクマールP232から引用）不貪（アパリグラハ）は、貪欲と秘蔵を慎むこと、或いは非所有の意味。貪欲と秘蔵の本質は盗みであるが、このような欲望や義務から自由である時に、初めて自分の生の姿と生まれてきた原因が映し出される。出生時には何も資産などなく、死にゆく時もあの世に持っていく財産もない。そういうベースで考える。コロナ禍のために、そろそろ話題になりつつある住宅ローン返済のきつさ。非常事態宣言が続けば続くほど、それはのっぴきならない問題となる。でも覚者たちは、人生にはきっちりけりをつけられる...不貪（アパリグラハ）あるいは非所有
◎悟りを認めず成就者も少ない日本仏教シャマルパ・リンポチェの日本仏教評は、更に続く。まず、チベット密教では、速やかに悟りを成就できるし（容易なレベルの観想も成就、成道と見るやり方）、成就者が多いとする。『だが、残念ながら仏教が学究的なものにされている日本では悟りなどは、あくまで知識上の言葉として認識され、お坊さんも含め真剣に考える人が少ないようである。悟ることや成就者の存在は仏教の理論を証明するものであるため、悟りを認めず成就者もいない仏教は、いずれ混乱が生じ廃れる途（みち）をたどるだろう。現に今の日本社会では、悟りの必要性を訴える正しい説法を施しながら社会との接点を作るという試みはろくにされていないゆえ、お坊さんが袈裟を着て病院に入ってはいけないという暗黙の了解が造られてしまったくらい、仏教は「死を意味する宗...あるチベット僧の日本仏教評－2
◎仏教が日本社会で気運が低い金剛乗を説くシャマルパ・リンポチェの日本仏教評。『余談だが、そもそも今、日本の仏教が日本社会で気運が低いこともこのことと係わりがあると思われる。要するに、日本の仏教は社会や庶民との接点（死ぬときや観光名所としてのお寺くらい）が少ないため、本当の仏教の理解者を育てる土壌になりにくいのだ。さらにいえば、そうした日本の土壌においては、チベット仏教の理解者や支持者は少ないし、本物の師も訪ねてこない。その結果、日本では灌頂を受けて修行法を学ぶ機会が少ないだけでなく、師が教えを説く場所の確保やそれに対する周辺住民の理解などの環境作りも難しい。もちろん、なかには独自のルートを持ち修行できる者もいるかもしれないが、限られるだろう。よって、金剛乗の行者ならなおさらのこと、独り善がりな態度を取るべきでな...あるチベット僧の日本仏教評
◎現実認識手段の一つ道教の抱朴子に乗蹻という言葉があって、アストラル・トリップのことである。乗蹻には、3種あって、龍蹻、虎蹻、鹿廬蹻とある。二時間精神統一すれば、千里飛べ、一昼夜精神統一すれば、1万2千里飛ぶことができる。またこの術を用いるには、一年間ニラ、ニンニクや肉食を断つ。飛距離は龍蹻が最も長く、また上昇、下降、前進、停止には定まった方法があり自分勝手にしてはならない、云々。アストラル・トリップにも2種あって、水平飛行と垂直飛行がある。その点も古代ギリシアには既に知られていた。出口王仁三郎は、肉体で現場まで見に行くのと、アストラル・トリップで見に行くのとでは疲れが違うと言っていて、雲に乗ってそれを駆使していたのだろう。これを使える人は、必要に応じて、アストラルで現場を見に行く。現代人には、4重の現実認識が...乗蹻、道教のアストラル・トリップ
◎教義とも学問とも知識とも関係なく釈迦がマーガンディヤと問答した。『839師は答えた。「マーガンディヤよ。『教義によって、学問によって、知識によって、戒律や道徳によって清らかになることができる』、とはわたくしは説かない。『教義がなくても、学問がなくても、知識がなくても、戒律や道徳を守らなくても、清らかになることができる』、とも説かない。それらを捨て去って、固執することなく、こだわることなく、平安であって、迷いの生存を願ってはならぬ。（これが内心の平安である。）」』（ブッダのことば/岩波文庫P186から引用）教義とも学問とも知識とも関係なく、戒律や道徳を守ることともかかわりないというのは、相手によっては、悪事やりたい放題でも道に至るのかと大いに誤解させる説明である。未悟の人がこのような覚者の説明を聞いて、調子に乗...釈迦のマーガンディヤとの問答
◎パチンカーに限らないが大阪府で営業自粛命令に従わず営業しているパチンコ屋名を大阪府が店名公表したところ、予想どおりパチンカーが殺到してほぼ満員だという。パチンコ中毒、パチンコ依存と他人事のように評価する人が多いのだと思うが、外に出て気晴らしするというスタイルに依存する人も多い。大体ずっと自宅にいるのは、オタクとか、ニートとか、根暗とか、消極的、非生産的などと言われて、ここ何十年低い評価しかされて来なかったではないか。青年期に普通に禅をたしなんだのは、明治維新の元勲の世代まで。只管打坐は、広間で集まってするものでなく、半畳に結跏趺坐、半跏趺坐して30分から40分をワン・クールでこれを何度か繰り返す。オームは、唱え始めは落ち着かないかもしれないが、唱えるにつれ流れに任すにつれ、オームがオームを唱える。出きるまで。...冥想のお試しキャンペーン
◎自己の際限ない欲望を見つめ直すことから始める日本人のコロナ死亡率が少ないことは、古来より水が豊富で流水で手洗いうがいをする習慣があったこと、靴を脱いで室内を歩く生活スタイルになっていること。あるいは、入浴を頻繁にすること、BCGを広汎に接種されていることなどいろいろと言われている。だがそれよりも何よりも、日本は世界に先駆けて世界の民族の範たるべき生き方をすることが求められていることの方がクリティカル。それが十分にできていないから、世界に先がけて、原爆が二発も日本に落とされたり、東日本大震災のような未曽有の大津波が文明都市が並ぶ千キロにもわたる海岸線を襲ったり、原発のメルトダウンが起きたりしている。コロナの感染拡大は世界のうちで日本は初ではなかった。だが、これほど世界のライフ・スタイルが、スマホを持ち、イアホン...日本人のコロナ死亡率が少ない件
◎命だけを与えてくださいアメリカ、スペイン、イタリア、中国は、大量死のフェーズに入っている。新型コロナの感染者総数262万人、死者総数18万人は、無機質な数字だが、本人が死を受容できたかどうかは、その後の世界動向について影響を与えるものである。死者の怨みがその後の時代を荒れたものとすると見たのは、姜甑山であり、本山博。だが、そういう見方の他にホスピス（ターミナルケア（終末期ケア））運動のきっかけのひとつとなった、エリザベス・キュブラーロスの死の受容という見方もある。マザー・テレサもターミナルケアを行ってきた。今の日本人は、死を金の終わりと肉体の終わりとしか考えられない人も多いと思う。ところが死は、社会性の終わりと私生活の終わりである。社会性の終わりとは自己実現の終わりであって、彼・彼女の過去の栄光を誰も認めてく...大量死と死の五段階説
◎弟子の范零子すべてを棄てられず司馬季主は、楚の人。最初は長安の市中に出て売卜を業としていたが、委羽山の大有宮で西霊子都に師事し、霞を吸い露を飲んで長寿を保ち身を隠し姿を変ずる術を学んだ。彼は弟子の范零子を伴って常山の石室に行き、そこにしばらく滞在していたが、その石室の傍らに一つの石匱（いしびつ）があった。司馬季主が外出する時は、いつも范零子に石匱を守らせて、留守中その中を開いて見ることを堅く禁じていた。ところがある日、范零子が司馬季主の留守中に密かにその石匱の蓋をとって開いて見ると、自分の故郷の両親兄弟の面影がまざまざと中に映じているのを見た。范零子は後悔し、司馬季主の後を追いかけて残らず自分の罪を謝した。数年後范零子は、また一個の銅匱を守ることがあった。だがまたその戒を破ってその銅匱を打ち開いて見ると、また...司馬季主
◎病劫朝鮮の神人姜甑山のパンデミック予言。今やイタリア、アメリカ、中国などは、似たような状態になっているが、その幻視した状況は中山みきの見た状況とも似ている。姜甑山曰く、『東洋と西洋を競争させて、傾いた局面を調整させようと思うが、あまりにも両者に違いがありすぎるので、疫病で両者を平等にしようと思う。有史以来、洪水、旱魃、兵火の災害が繰り返し襲ってきたが、まだ病劫（パンデミック）はさほどでもなかった。今後病劫が全世界を襲い、それが人類を全滅するほどに蔓延すれば、生き残る方法がなくなるから、霊能力、超能力ではなく、医学的呪法を学んでおきなさい。姜甑山は、自分が呪法を管掌して以来、これまで様々な災害を退けたが、病劫にだけは手をつけずにおいた。今あなた方に医学的呪法を伝えるので、手の届かない珍奇な薬品よりも、むしろ純粋...姜甑山のパンデミック予言
◎ごく当たり前の無私お賽銭、寄付、生贄は、どれも無私なる行為だが、右の手のすることを左の手が知らないようにしなければならないという作法がある。滅私あるいは無私というのは、聖者の当たり前の作法であり、求道者の作法でもあるが、お賽銭、寄付、生贄の起こるには基本的立場がある。それは、神と自分とは別々のものであるという立場。聖者、覚者の立場は、神と自分とは別々のものであって、肉なる身は寿命も限界もあるという立場と私は神であるという立場が同時に存在するというダブル・スタンダードなものである。組織宗教にあっては、この二律背反を出すと教義的な矛盾となるのであからさまに出ることは少ないが、注意深くみるとそうなっている。そこで、最終直前のシーンでは見る自分を棄てられないと先へは進めないとか、二つしかない目のうち片目を差し出さない...お賽銭、寄付、生贄
◎自分は人間としてどうなのか為政者の中には人間の命より金が大事であると考える人もいる。資本家や企業経営者の中にもそう考える人もいる。非正規雇用の人の中にもそう考える人もいる。そうした人間の想念および情動はその声音に現れ、皮膚に現れるものであって、このコロナ禍で困窮者が多数出ているのに、最初支援金を少額で済まそうと考えたのは当然の成り行きである。心の中に、例えば高齢化の進んだ日本がコロナ禍で老人が減れば財政は一気に健全化するなどという欲があって悪を内包する利己心があるときは、情動は鈍り知性は衰えるものであって、結果的に見込みははずれ失敗を招くことになりがちである。自分という人が他人にバチ（罰）を与えてはならぬ、それは神が与えるものであるからであるから、という消息はその辺の呼吸を語ったもの。もともとこの世界は、至善...善の為に善をなし真の為に真を尽くす
◎英語から言霊へ明治初年頃に活躍した朝鮮の神人姜甑山は将来世界的に言語が統一されることを予言している。しかしながら出口王仁三郎は、世界的な言語の統一ということは言っていない。ただ七十五声の言霊の活用ということは語る。現代は、まさに英語が世界言語として君臨している。日本語であれば、少ない字数で済むものを多くの単語を必要とする英語。世界的な言語の統一とは、日本語が英語にとって代わるということではないと思う。これについて、出口王仁三郎は、動物や虫、魚、草木、岩石に至るまで言葉を発しない者はないとする。古人は、すべてこれらの言語を諒解していたことは、中臣の祓に『草の片葉をも言止めて云々』とあることでわかるとする。これに対して、外人は虫の声が聞こえないということは仄聞するところである。ラッパ（無生物）はタチツテトのたった...世界的な言語の統一について
◎病気の予防日本のコロナ対策が本格的になったのは、2020年3月24日の東京五輪延期決定以降のこと。それから1か月も経っていないのに大型ショッピングセンターや繁華街は火の消えたようになり、土日の人出は正月3が日の少なさをも上回り、まるで別世界となった。一方中国は、1月の春節明けから都市封鎖などを行って、既に3か月。緩い日本でも1か月で精神的疲弊、お金的不足、物流・生産の停滞は相当なものだが、中国も相当に国民のストレスが限界に来ているのではないか。そうした中、2020年4月4日、午前2時過ぎに北京の中南海（最高指導者の居住区）で3発の発砲音が聞こえたそう（大紀元エポックタイムズ・ジャパン4月5日）で、また尖閣列島周辺への中国海警局の武装船については、4月12日と13日は、なんと来なかったという。この二つのシンクロ...落ち込んだ気分の対策
◎神はまことの力を賜はむ笹目恒雄（秀和）の半生記『神仙の寵児』を読んで、人間には、常人の百倍の人生経験を一生のうちにさせられる人間もいるものであると感じさせられたものだ。更に出口王仁三郎の一生を見るに常人の千倍の人生経験を一生のうちにさせられる人もいるものだと感じる。非常時日本は、緒に就いたばかりだが、これからが急速に同時にいろいろなことが起きて行くのだろうと思う。以下出口王仁三郎の歌。『一切万事更生すべき時は来ぬ非常時の声四方にあがりて先人未発前代未聞の経綸を為さむと皇道経綸を説く我が国はすべての条約撤廃し皇道維新を断行すべし心をも身をも任せて祈りなば神はまことの力を賜はむ何事も神の教えにまかすこそ人のまことの心なりけり英雄的国民（くにたみ）出でよと皇神（すめかみ）は超非常時を叫ばせ給へり皇神（すめかみ）の超...心をも身をも任せて祈りなば
◎超能力者と末路後漢の費長房は、汝南の市長だった。市内に一人の老翁がいて、昼は薬を売っていたが、夜は軒に吊るした一個の壺に入って寝ていた。市中の人は誰もそのことを知らなかったが、費長房は楼上からこれを見て知っていた。費長房は自ら老翁のところを訪問し酒肴を振舞ったところ、お返しに壺の中に招かれ、壺の中で美酒佳肴の歓待を受けたが、このことは他言無用とのことであった。ある日老翁が近々仙界に戻るので、貴殿も一緒にどうかと勧めてきた。費長房は仙道を学びたいのはやまやまだが、市長だし、妻子のこともあるのでふん切れなかった。老翁はこれを見て、一本の青竹を費長房の家の木の枝にかけたところ、これを発見した家人が長房は首つり自殺したと思って葬式まで挙げてしまった。これで費長房は、老翁について仙人修行することになり、深山に入った。費...費長房
◎ケン・ウィルバーとトレヤケン・ウィルバーは、魂の伴侶トレヤとの出会いを印象的に語っている。ケン・ウィルバー自身の語り。『トレヤと初めて出会ったとき、二人とも何度も生まれ変わりながらお互いを探し求めていた、という実に奇妙な感覚に襲われた。もっとも、そんなことが本当にありうるのかどうか、ぼくにはわからない。』(グレース&グリット上愛と魂の軌跡ケン・ウィルバー／著春秋社P3から引用)トレヤは、36歳にして理想そのものにして、夢の男性である魂の伴侶に出会い、触れたとたん恋に落ちた。彼女のタイプはやさしさと才能のきらめきが両方ある人。トレヤの語り。『ケンと初めて出会ったのは、一九八三年の八月三日のこと。それから二週間もしないうちにわたしたちは結婚を決めていた。確かにあっという間だった。でもなぜだかよくわからないけれど、...魂の伴侶との出会い
◎愛の扉『誕生と死の一扉の間にまだもう一つまったく不可解な扉がある死の扉のもとで生まれることのできる〈彼〉が永遠に身を捧げている・・・・・死ぬ前に死に死んで生きる』(バウルの愛の歌下巻バグワン・シュリ・ラジニーシ／著めるくまーるP229から引用)バウルは、インドの吟遊詩人にして、覚者。その体験とは言えない体験を経ている。OSHOバグワンは、最初の扉は誕生の扉、最後の扉は死の扉。誕生と死の間には愛の扉があるとする。愛の扉は、愛し愛されるためにあるとする。頭の固い私は、この扉を個我とか自己とか呼びがちだが、詩人バウルは、その扉を愛の扉と見る。こういう時代では、金や宝石や不動産や株や地位を求めることが最優先だと思っている人が少なくない。だが生きているうちに愛し愛されることがなかったならば、その人生のすべてのチャンスを...死ぬ前に死に、死んで生きる
◎コロナ禍と官民の取り組みぶり東日本大震災の時は、映像で巨大津波が本州の太平洋岸を襲う様を見せられ、原発のメルトダウンも発生し、百万人単位とも思われる帰宅難民が発生した。さらに計画停電も起こり、東日本の国民は日々身に沁みたからこそ、官民挙げて復興のために資金も物資も大規模に投入した。これに対し、今般のコロナ禍は、一言でいうと被害の様子がビジュアルではないこともあり、身に沁みていない。米英の対応を見ると、米大統領周辺や英首相自身が感染することで、対応の本気度がぐっと上昇する。幸運なことに日本は為政者周辺に感染が発生していないので、対策の本気度が一段低い。東洋経済のコロナ特集を見ると、日本の年齢別感染者数は、20代から50代が主であり、いわゆる電車に乗る年齢層である。よって通勤、通学、移動をやめましょうという方向は...愛、かそけきあえかな
◎董奉仙人董奉は、超能力者であり、肉体を老化させることなく、何十年も壮年のままの面貌でいて昔の知己を驚かせたり、ハンセン氏病患者を数日で快癒させたり、死者を生き返らせることもしていた。また董奉は水を用いて病気を治すことにたけていたが、びた一文とることはなかった。ただ謝礼として、病の軽かった患者は杏一株を彼の家の周りに植え、病の重かった患者は杏五株を植えることを求めた。何年かたつと董奉の家のまわりは鬱蒼とした杏の森林となり、日夜動物たちが遊び回るので、下草も生えず、耕したようにさっぱりしていた。杏が熟す頃になると、そこに倉を作り、杏と米を交換させた。中に不心得者があって余計に杏を取ると一頭の虎がどこからともなく現れて、その悪漢の跡をつける。その場合で、余計に取った分の杏をその場に投げ棄てれば、虎はそこから引き返し...杏と虎
◎山川異域風月同天寄諸仏子共結来縁コロナ禍での支那包囲網は、「よき支那物を世界中が奪い合い、支那は4分裂」になるのだろうか。そんな唐代の玄宗に対し日本国は、遣唐使中臣朝臣名代（なしろ）を長安に出して、老子道徳経と天尊像を日本に招来したいと申し入れたが、仏教における鑑真などとは異なり道士を一名も呼ばなかった。名代（なしろ）は736年（天平8年）無事大宰府に帰着したが、道士は入国させなかったらしい。道教に限らず、どの宗派でも経典だけでは、冥想は成らず、おおむね師匠が存在しないと、本当のところは伝わらない部分がある。道士を入国させないというのは、実質的な道教拒否であるが、神亀6年（729年）2月、藤原四兄弟が当時の最高実力者長屋王を滅ぼした。その大義名分が、「長屋王は密かに左道を学びて国家を傾けんと欲す」というもので...長屋王暗殺と日本の道教忌避
◎二位一体と男性の側の修行聖女ジャンヌ・ダルクは、処女チェックされ、女教皇ヨハンナは、ローマのサンピエトロ寺院から居宅であるラテラノ寺院に向かう途中に出産したことで、その場で惨殺されたという。今でも教皇の行列はこの場所を通ることを忌み、以後の教皇即位時には教皇の坐る椅子には性別チェックしやすいように丸い穴が開いている。キリスト教では、父なる神と言い、父と子と聖霊の聖三位一体を説くが、母なる神は貶められている。そこで聖母マリアがあったり、イエスの高弟マグダラのマリアがあったり、黒い聖母があったりするのだが、偏見なく見ればキリスト教は二位一体と言われる所以である。ただ大悟覚醒に至る様々な冥想法の大半が男性の側の修行法であることは否めず、その点で実質二位一体なるキリスト教をバック・ボーンとした近代西欧文明が隆盛となっ...反動としての女性トップ、女性聖者
◎ギリシア正教もカトリックもギリシア正教の聖地の写真を見ると、なぜか髑髏や骨のどっさり集まったものが頻出であって、昔の修道士たちの遺骨だとか説明がついているのだが、当惑させられるものだ。白隠の原の松蔭寺の墓地も若くして亡くなった僧のものが並んでいるというが、東欧の正教寺院の比ではあるまい。オーストリアのウィーンのハプスブルグ家の菩提寺のザンクト・シュテファン大聖堂（カトリック）。聖堂の中に入り薄暗い階段から地下に入ると、カタコンベ（地下墳墓）がある。この窟には、壁の一面に大腿骨がびっしりと並べられて、他の窟も同様に別の骨が並べられており、掘り出されていない窟も多いという。ここは、1679年にペストが蔓延した際、ウィーンでは約15万人の死者が出たが、遺体をこの寺院の前に大穴を掘って投げ入れた跡だという。これは、大...パンデミックの犠牲者の骨を見る感覚
◎ペスト流行当時、看病する人がいなくなり、助かる人も助からなかったデカメロンは、14世紀イタリアでペストが流行した際に、ひきこもった十人が十話ずつ下らないが面白い話をするという趣向。ペスト流行当時、看病する人がいなくなり、助かる人も助からなかった。医療崩壊ですね。ペスト流行時の人の反応は4つに分かれた。曰く、1.禁欲、節制に努める人々2.やりたい放題、したい放題をして、陽気に過ごす人3.香りのよい花をいつも携えて、事態をありのままに受け入れる人4.逃げ出す人ところが、結果に大差はなかったという。こういう状況になると、どこの業界とは言えないが、人間の生命より金が大事であるという業態や企業があることがクローズアップされる。金に糸目をつけず人命優先で施策を行えるのは政治だけだが、政治が五輪や中国外交や不景気対策を優先...生命より金が大事な人もそうでない人も
◎そして世界全体を見る"border="0">大道芸人アレハンドロ・ホドロフスキーは、タロットの並び（スプレッド）を曼荼羅と呼んだ。その場の何枚かのタロットに世界全体が封じ込まれているのだから、並びが3枚だろうが、12枚だろうが、もっと多い枚数だろうが、曼荼羅である。チベット密教僧は、カラフルな砂で何日もかけて砂曼荼羅を完成させるが、最後は崩して終わる。釈迦は最終涅槃の直前に『あらゆるものはつかの間の存在に過ぎない』と言った。よって、スプレッドは崩され、砂曼荼羅は崩され、元の木阿弥に戻る。その場合、見る自分は、作成中にも、完成時にも、破壊時にも残り続ける。逆転はない。タロットには、魔術師あるいは大道芸人のカードがある。彼は陽なる棒と陰なる硬貨を持ち両性具有であることを示す。テーブルの足は4本でなく3本で、西洋の...でき得ないことをしようとする人間
◎終末観と至福千年中山みきはチャネラー。世にチャネラーを中心に据えた宗教組織は多い。彼女は明治20年没なので、大本教に先行していたが、世の大峠と七福神の時代（至福千年）は見えていたから、それなりのレベルの実力者だったと思う。彼女の予言集おふでさきから疫病に関するもの。どのような事も病と思うなよ何かよろずは月日手入れや（おふでさき10-68）※月日は、神仏。手入れとは、神仏が直接個人に影響を与えること。本来人間は少なくとも神仏を見たり感じたりする直接体験を持って生きるべきだが、そういう体験のない人間が増えると新型コロナ肺炎のようなパンデミックの発生を惹き起こす。そのように神と人とのズレが一定の限度を超えたのだろう。どのような難しくなる病でもつとめ一路（いちじ）よって助かるで（おふでさき10-20）※冥想修行を専一...中山みき
◎極まれば反転する『何かが全面的になれば、いつでもそれは正反対に転換する。』（アティーシャの智恵の書/OSHOバグワン/市民出版社P180から引用）。これはOSHOバグワン発見のオリジナルではなくて、個なる人間が大悟に至るには極まらなければ反転しないという法則であって、およそまともな宗教修行、スピリチュアル修行を説くものであれば、何でもそうだ。個が極まって全体に転換する。冥想修行でなく、世の中の物事もなべてそうである。易経の乾為天は、陽の極みの卦。6本の爻全部が陽。すべて卦は6段階に進むが、5段階目がピークであって、6段階目は、その勢いは反転して弱まる、亢龍（こうりゅう）悔い有り。昇り詰めた龍は下がるしかない。2020年2月12日頃、ダイヤモンド・プリンセス号の厚労省検疫官が防護服を着ないルールということで、や...コロナ収束時期予想
◎屍解寇謙之は、442年、道教を北魏の国教にすることに成功した人物。幼少の時仙人の成功興について修行。嵩山、華山を遍歴し、嵩陽に定住した。ある日彼は、師匠の成功興のことを夢に見たと語り、天帝に召されて嵩山の仙官に任ぜられたことを告げるとそのまま死去した。その際、煙のような青い気が口から出て、高く空中に立ち昇り、半ばにして消えると、彼の身体は見るみる縮小し、ついにはその姿は消えてしまった。後日東郡の沈猷という者が彼に嵩山で出会ったら、寇謙之の身体は銀色に輝いていたそうだ。寇謙之は屍解で死を迎え、彼の銀色に光るエネルギー・コードを目撃した人物がいた。きちんとそれを霊眼で確認する人物もいたのだ。寇謙之
◎平時モードから有事モードへの切り替えができるかCoolJapan日本で法律を学ぶと、人の命は地球よりも重いと学ぶ。その無辜の無数の民が生命の危機に瀕している現在は、有事である。有効な治療法のない武漢肺炎は、猖獗を極め、東京も医療崩壊に瀕している。医療崩壊は、感染者急増と死者急増の号砲。マスクも手に入らなくなって2か月。あきらめてマスクなし外出の人も相当出て来ている。これまで武漢肺炎対策の遅れの主因であった習近平来日は、中国側の通告により延期（外圧による延期）。東京五輪も前日まで「予定の日程で行う」と政府は主張していたのに突然3月24日延期（外圧による延期）。いま政府は緊急事態宣言を出していないが、こうした過去の流れからすると予期せぬ外圧が発生し、緊急事態宣言に追い込まれることはあるかもしれない。日本の歴史は、...有事にあっても平時と思い続けたい人々
◎自分が神知らぬことが恥ずかしくないのが当たり前99.99％の人が悟っていない時代である。だが、自分が悟っていないことをとても恥ずかしいと思う人は冥想修行者のみである。冥想修行していない人にとって、真理を悟るとか、神人合一とか、即身成仏とか、身心脱落とかを自分がしていないことは恥ずかしいことでも何でもない。これは、この時代に生きる人全体の問題点でもある。そこに冥想修行へのモチベーションを持つことの難しさがある。目的を持った冥想はだめだし、さりとて冥想をしないことには始まらないし。そのあたりの微妙さは、一人のとても熱心に大悟成道したいと願う人と彼への付き合いで来た人二名がグルの弟子になったが、ものになったのは付き合いで来たほうだった。あるいは、魏伯陽の故事のように、魏伯陽が作った仙薬は失敗作で、それを飲むと死ぬと...99.99％の人が悟っていない時代
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