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  • 瞬激の食い仕掛け

    その次巡、中が重なる。 五六七⑤⑥556南南南発中中 ああ、5ソウを切るのかな? と思っていたなら、ここから、発を切った。 ?なぜ?とめてたんじゃないの? この発を ひたすら待ち焦がれていた、といわんばかりに トイメンが少し驚きを交えながら鳴く。 ポン!  誰だってこの局は和了したい。 ここ局さえ制することができれば・・・誰もがそう思っているはずだ。  全員が最短距離で和了に向かうその緊迫した空気のなか、 ますたぴょんは、リャンシャンテンから中を重ねて 大外から一気に和了に向かう。  違った。 全然思っていたことと違った。 ますたぴょんは和了をあきらめてなどいなかった。 ぎりぎりの本当のぎりぎりまで我慢していただけなんだ。 自分の麻雀を信じて。 自分の麻雀の歴史を信じて。 自分の麻雀への想いを信じて。   五六七⑤⑥556南南南中中 ここから、上家..

  • 字牌を抑える

    ますたぴょんの対局は続く。 :::::::::::::::  生活に支障のない麻雀。 安全圏での痛みのない麻雀。  自分の麻雀への情熱は、いつしかどこかにきっと霧散してしまっていて 今はその残滓にすがり付いているだけだ。   ますたぴょんと離れてから10年、 もし、私も自分の麻雀をちゃんと磨いていれば 違う現在があったのだろうか? そう考えていると、七ワンが入った。  五六七⑤⑥5568南南南発中 ここから、発や中を切るのであれば、イーシャンテンだ。  だけど、ますたぴょんは、平然と8ソウを抜く。 五六七⑤⑥556南南南発中  発や中を切らずにどうやって和了するつもりなんだ。 字牌とか止めているのは、ますたぴょんだけだ。 みんなが、止めない牌を自分だけ止めてどうするの? 場に合わせて、少しくらい自分の麻雀を譲ってはどうなんだ! とまで、思う。 自分が勝..

  • 大局観。感性という誤謬。勉強会②

    昔から、自分の家には、たくさんのひとがいた。 めちゃめちゃ仲がよい「いとこ」たち。 週末は同級生がたくさん泊まりに来ていた。 おふくろの懐が半端なく広かったこともあり、いつも楽しい笑い声のする家だった。 ただ、数少ない礼儀を知らない者には、厳しかった。 1月1日、行き場のない友人Yが遊びに来ていた。 部屋にあげて、戦国麻雀で遊ぶ。 こん棒で竜王を倒しにゆく。 この正月、自分の家にはPCエンジンがいらっしゃっていた。 私の正月1月1日の家族との時間は、Yとの時間で終わった。 1月2日、友人が帰ったあと、おふくろが、少し困った顔をしている。 「ゆうさん、1月1日くらい、自分の家で過ごすようにYちゃんに、言ってあげなさい。」 おふくろが、嫌がってることがわかった。 やっとわかった。 おふくろが、嫌がることは自分も..

  • 感性という誤謬「勉強会①」

    パスタを食べ、少しお話をして、20時。 海沿いの国道を回り、2速全開で道場へ向かう。 そろそろ先生たちも集まっているころだ。 席は4つ。 打てなくても構わない。 いや、むしろ観戦のほうが勉強になる。 半荘一回だけだけれど、圧倒的な濃度。 メモ禁止だったので、記憶するしかない。 対局を何度も何度も反芻する。 勉強会のあと、車中でずっとその対局のことを論議する。 帰宅後も、ずっとその対局を振り返る。 翌日、昼休みの時間に、当時は通話料金の高い「携帯電話」を使い先生に質問をする。 まさに夢中だった。 麻雀にいのちを賭けていた。 半荘1回にかける時間は、3時間。 それでも全然足りない。 日々、わからなかったことが、明らかになってゆくことが嬉しかった。 ::::::::::::::::::: ..

  • 瞬激の食い仕掛け

    その次巡、中が重なる。 五六七⑤⑥556南南南発中中 ああ、5ソウを切るのかな? と思っていたなら、ここから、発を切った。 ?なぜ?とめてたんじゃないの? この発を まるで待ち焦がれていた恋人を見つけたように  トイメンが少し驚きを交えながら鳴く。 ポン!  誰だってこの局は和了したい。 ここ局さえ制することができれば・・・誰もがそう思っているはずだ。  全員が最短距離で和了に向かうその緊迫した空気のなか、 ますたぴょんは、リャンシャンテンから中を重ねて 大外から一気に和了に向かう。  違った。 全然思っていたことと違った。 ますたぴょんは和了をあきらめてなどいなかった。 ぎりぎりの本当のぎりぎりまで我慢していただけなんだ。 自分の麻雀を信じて。    五六七⑤⑥556南南南中中 ここから、上家の切る7ソウをチー。  本当にしなやかに、5ソウが卓上..

  • 神スルー

     リーチ棒の供託もあるし、積み棒もある。 ここで、和了を最優先するのであれば、西だって仕掛けるべき!本当に昭和の雀士ってやつは・・・五六⑤⑥5568南南南西西中西を2枚ふかしてこの形。現在リャンシャンテンのこの形に、場に1枚も見えていない中。ここから、ますたぴょんは西を切った。 え?なにやってるんですか?リャンシャンテンをサンシャンテンに?落として? どこへ向かおうというのですか? 仕掛けもスルー、シャンテンスウもスルー。何もかもスルーして、どういうことですか? こんな中、止めていたのでは勝負にならない。そうか、ここは我慢、そう決めたんですね。まあ、他家も和了にむかってガンガンつっこんでくるだろうから、それを考えるのであれば、役牌を絞って落ちる、というのはそんなに悪い戦術だ、とはおもわないのだけれど・・・ただ、大局観がズバ抜けてるますたぴょんがそんな楽な選択をするだろうか? で、次局..

  • リーチについて

    1500を仕掛けて、手詰まりして、リーチに8000点を振り込んだ。何をきってよいか、わからなくなって、ワンチャンスに逃げた。整わず、自分の一番卑下する打牌となったことを真摯に受け止める。逃げて、振り込んだことについて。上映時間まで、かなり時間がある。訊ねたい局面もあり、声を聴きたい気持ちも手伝い連絡を取る。「昔は、勝つことばかりを考えていたけれど、最近は、どういう麻雀を打てるか?ばかりを考える。」西風荘のマスターの声をスマホで受け止める。染み入るような想いのこもった声。同じ気持ちだった。少しでも響けばよいなと。麻雀を打ちたいから、強くなる必要があった。負けると、次の半荘がなくなる。賭けない麻雀しか存在しなかった時代。麻雀を打つために、勝つことが一番大切だと思っていた。他人の和了を捌き、他人を和了させない。その結果、仕掛け主体の麻雀となる。誰よりも早く和了する麻雀。そのあと、師匠に会い、「リ..

  • それも、鉄鳴きでしょ?

    後ろから対局を見つめる。 余裕がなくても、余裕のある麻雀を打つ。 対面して対局していたときには、いつも余裕があるなあ、 と感じていたますたぴょんの麻雀。 実際でも、これはないわ~。 誰か、ほかの人に聴牌が入っているのかしら。 観戦は続く。 後ろから観ているだけなのに、 思わず発声したくなる状況が多い。(そんなのないよ。) 積み棒が3本。 供託のリーチ棒が3本。 東ラス。 ますたぴょん!ここは1000点だよ! 1000点で充分だから仕掛けるんだよ! 気が付くと、本気で応援しているわたくし。  ますたぴょんの自風である南がアンコウとなった3巡目。 五六⑤⑥5568南南南西西  この手牌。 ここにトイメンから、西が打たれる。 ・・・・・・・・・・・ スルー。 「え?寝てるの?目空いてるの?」 これは、鉄鳴きでしょ? そんな悠長に構えている場合ですか?..

  • ?鉄鳴きでしょ?

     ずいぶん久しぶりの投稿になります。 不定期にはなりますが、 体力の続く限り、また記事の投稿を続けたいと 考えております。 読んでいただけると嬉しいです。   ::::::::::::::::::::::::  下界におりることがなくなり、半年以上が過ぎる。 対局そのものが、ままならなくなる。 場の状況判断ミス。 所作の粗相。 思考の停止。 ゆるくゆるく品質が下がる。 半荘二回打てるか?打てないか? 牌をこぼしたり、場がみえてなかったり それはもう同卓者に失礼というものだ。 瓦礫に埋もれていくような悲壮感のなかに、 あたたかい気持ちもわからなくなりそうだ。 自分の想いとは別の現実がそこにはあって、 自分の麻雀の終着を感じる。 現在そばにいて同卓をしてくれている 「大切な仲間」たちとの麻雀が、ある場面に届けば、 きっと、自分の「麻雀」の物語は終..

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