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風の遊子の楽がきノート https://blog.goo.ne.jp/kyuukazan

定年から10年余。趣味のお絵かきや街歩き、仲間たちとのふれあいの成果を、水彩画やエッセーで。

水彩画を趣味にしたのは、子供のころ苦手だったことに挑戦してやろう、が動機。カルチャーセンターの教室に通ったり、出会った多士済々の仲間たちとの「課外研究」を楽しんでいます。雑記は70代の目線で、エッセー風に。 ブログタイトルの「風の遊子の楽がきノート」は、旅人を意味する「遊子」のように気ままに書き、描いていこうというわけです。

風の遊子
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2013/10/01

  • 楽書き雑記「名古屋・昭和区のハナミズキ」

    名古屋・昭和区のハナミズキ通りを歩いてきました。昭和区では、1989年に名古屋の市制100周年記念事業として、区民の投票でハナミズキを区の木に選定。塩付通や山手通、桜花学園高校周辺などにハナミズキ並木ができ、春には白やピンクの花で、秋には赤い実で彩っています。街を歩くと、ハナミズキを庭のシンボル樹にしている民家もあちこちに。街路樹としては白いハナミズキが中心ですが、民家の庭では赤やピンクが目立ちます。楽書き雑記「名古屋・昭和区のハナミズキ」

  • 楽書き雑記「ヒメオドリコソウ」

    前回掲載したホトケノザと同様に散歩道で見かける淡いピンクの花、ヒメオドリコソウです。ヨーロッパ原産。明治中期に東京で見つかり、在来種のオドリコソウに似た小さくて可愛い花だったので姫の冠がついたそうです。ヒメオドリコソウは道端や畑、公園の垣根の周りなどで他の野草たちと混在しています。ホトケノザとも同居するかのように生えていることが多く、見間違うことも少なくありません。両者の一番の違いは、ホトケノザの花は花径の襟巻状の葉の上に飛び出し起立するように咲くのに対し、ヒメオドリコソウは葉の下から横へ顔を出すように咲いていることです。楽書き雑記「ヒメオドリコソウ」

  • 楽書き雑記「かがんで鑑賞したくなるホトケノザ」

    散歩の度に道端でよく目にするホトケノザです。花茎に襟巻状の葉が階層状につき、襟巻の上に薄紫の筒状の花が起立するように咲いています。この襟巻を蓮華座に見立てて花の名がホトケノザ、花言葉も信心がうかがえる調和や小さな幸せ、輝く心などになったようです。道端だけでなく、畑や公園の花壇の周りなどでも繁殖。いわば雑草扱いされていますが、かがみこんで見つめたくなる可愛い花です。ただし、春の七草のひとつとされる同名の黄色い花のホトケノザ(別名・田平子=タビラコ)とは全く別物です。楽書き雑記「かがんで鑑賞したくなるホトケノザ」

  • 楽書き雑記「可愛いローラ」

    我が家のガラスケースのようなミニ温室に、花径が直径1㌢、長さ1.5㌢ほどの釣り鐘型でオレンジがかった花が咲いています。多肉植物の「エケベリアローラ」です。多肉植物の趣味があるわけではなく、多肉植物とサボテンとの違いさえ分かっていません。なのに、肉厚の植物なら水やりなどの手間も少ないからと、ミニ温室に数個だけ置いています。ローラは3ヵ月前、名古屋・久屋大通の「フラリエ」の多肉植物・サボテンコーナーで、花芽が付いているのを1個だけ買ってきました。直径6㌢ほどだった苗は9㌢近くに。そこから4本の花茎が伸び、蕾が合わせて約30個。開花期間が結構長く、3月上旬から、ひとつ、ふたつと咲くのを楽しんでいます。楽書き雑記「可愛いローラ」

  • 楽書き雑記「散歩コースで新しくフジの花を発見」

    散歩コースで、ややノッポの樹木にフジの花が目にとまりました。あまり使わないコースであることや、最近まで雑木林状になっていたのでフジの存在には気づきませんでした。野生化した桑の木などに蔓を絡ませて薄紫の花序を垂らしており、花序の長さが10~20㌢とやや小柄なことからヤマフジのようです。花の周りにはアブなのかハチなのか分かりませんが、やや大きめの虫が蜜を求めて群がっていました。楽書き雑記「散歩コースで新しくフジの花を発見」

  • 楽書き雑記「庭のムスカリとツルニチニチソウ」

    半日陰の庭でも元気に育ってくれる、ムスカリとツルニチニチソウの青い花が今年も満開です。ブドウを逆さにしたような姿のムスカリ。草丈約15㌢とやや小柄ですが、快活や陽気といった花言葉通り、庭を賑やかにしてくれます。それに手間がかからないこと。球根植物なので分球で増え、数年前は10本足らずだったのに何倍にもなりました。ツルニチニチソウも極めて丈夫な植物ですが、それが少々持て余すほど。蔓がどんどん広がり、花後の切り戻しが欠かせません。【ムスカリ】【ツルニチニチソウ楽書き雑記「庭のムスカリとツルニチニチソウ」

  • 楽描き水彩画「マスク通学も、やがて思い出に」

     コロナ感染に対するさまざまな規制が緩和され、3年間続いた日常生活でのマスク着用の姿も、少しずつですが減ってきました。描いたような「マスク通学」も、やがて思い出になることでしょう。創作した絵は、瀬戸内の連絡船が発着する渡船場の朝。船から降りてきた登校生や通勤客、観光客らは全員マスクです。マスクの色は、全て白にしました。20号です。楽描き水彩画「マスク通学も、やがて思い出に」

  • 楽書き雑記「トキワマンサクとシナヒイラギ」

    名古屋・鶴舞公園の緑化センターに咲くトキワマンサクとシナヒイラギ。この公園には何度も来ているのに、どちらも花を見たのは初めてです。トキワマンサクは、マンサク科トキワマンサク属。といっても、この属はこの1種だけ。自生地は中国にもありますが、日本では静岡、三重、熊本だけだそうです。マンサクが落葉樹に対し、トキワマンサクは年中葉があることから「常盤万作」の名がついたようです。花は白いリボンのような花弁で木全体を覆い隠さんばかりに咲いています。シナヒイラギは中国や朝鮮半島が原産の常緑樹。花弁4枚の花茎1㌢あるかないかの黄色みをおびた花が数多く咲いています。クリスマスの装飾には欠かせない赤い実は目にしているのに、このような花が咲くとは知りませんでした。 楽書き雑記「トキワマンサクとシナヒイラギ」

  • 楽書き雑記「植物の名前の由来」

    名前の由来は葉や枝、花の形からという植物は少なくありません。名古屋・東山植物園の散策路でカメラに収めた、今を盛りと咲くミツバツツジやコバノミツバツツジ、ミツマタ、シジミバナもそうでした。鮮やかな紫色のミツバツツジやコバノミツバツツジ。低木落葉樹ですが、開花まもなく枝先に飛び出してくる葉が3枚のひし形をしているので名前になったそうです。枝の先に黄色い花を咲かせるミツマタも落葉低木。中国中南部からヒマラヤが原産で、樹皮が1万円札など高級和紙の原料になることで知られていますが、枝を見ると必ず3本に分かれています。ユキヤナギと思って近づいたのが、シジミバナでした。こちらも中国原産の落葉低木。株元からたくさんの枝が立ち、小さくて可愛い八重の花をびっしり咲かせています。この花がシジミ貝の中身に似ているので、シジミバナ...楽書き雑記「植物の名前の由来」

  • 楽書き雑記「カリンとリキュウバイ」

    名古屋・鶴舞公園緑化センターの庭に咲くカリンとリキュウバイです。カリン(花梨)は中国原産。果実は生食できませんが、カリン酒や砂糖漬け、飴などの原料としてお馴染みです。ピンク色の花がこぼれるように咲き、芳香を振りまきます。「豊麗」の花言葉はぴったりですが、もう1つ「唯一の恋」といった言葉もあります。リキュウバイ(利休梅)も中国原産で、明治末期に渡来しました。緑色の花芯に純白の5弁の花。派手さはありませんが、花言葉でもある「控えめな美しさ」と「気品」を感じます。だから茶席の花として愛され、名前にも千利休の名前が入ったのは頷けます。この花を最初に見かけた時、「サクラ」と思って近づき、名札の「利休梅」の文字に「ウメだったのか」と苦笑いしたものです。別名にも「ウメザキモドキ」とか「マルバヤナギザクラ」といった具合に...楽書き雑記「カリンとリキュウバイ」

  • 楽書き雑記「東山動物園でホッキョクグマ「フブキ」が顔見せ」

    名古屋の東山動物園で、秋田県の男鹿水族館GAOから転入してきたホッキョクグマの「フブキ」が新しい環境に慣れるための訓練を終え、獣舎外の運動広場での公開が始まりました。東山動物園のホッキョクグマは2020年に1頭だけだった推定年齢30歳のオスが亡くなり、獣舎は空っぽでした。フブキは20年12月に男鹿水族館で生まれたオス。2歳といっても、体重は約300キロもあるそうで、北極の王者らしさを感じます。プールで泳いだり、崖歩きなどを少しずつ楽しんでいるようですが、僕が訪ねた時は獣舎の出入り口で出たり入ったりでした。楽書き雑記「東山動物園でホッキョクグマ「フブキ」が顔見せ」

  • 楽書き雑記「100種1000本のサクラの回廊」

    サクラはソメイヨシノだけではないことを改めて知る「花見どころ」へ行ってきました。名古屋・東山植物園の「桜の回廊」です。3月中旬に開く早咲きのカンヒザクラから、開花は4月中旬になる遅咲きのサトザクラまで、全国から集めた約100種1000本。花吹雪が舞うかたわらで、枝いっぱいの蕾が開花を待つサクラが、階段状の回廊に並んでいます。楽書き雑記「100種1000本のサクラの回廊」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・鶴舞公園の2つの立体花壇」

    名古屋・鶴舞公園の緑化センターにある2つの立体花壇で、クリスマスローズやラナンキュラスが咲き誇っています。約40株のクリスマスローズが咲いているのは、大小の岩を積み合わせたロックガーデン。うつむき加減に咲く白やピンクのクリスマスローズも立体的に鑑賞できます。2台並んでいるレイズドフラワーベッド(80㌢×120㌢、高さ90㌢)には、色鮮やかなラナンキュラスやワスレナグサなどが盛られ、高齢者や親子連れに人気です。楽書き雑記「この時期この花壇・鶴舞公園の2つの立体花壇」

  • (楽書き雑記「クサボケとユキヤナギ」)

    名古屋・鶴舞公園の緑化センターの庭に咲く、橙色のクサボケと純白のユキヤナギです。クサボケはバラ科ボケ属で、日本固有種の落葉低木。中国原産の一般的なボケは枝が上に伸びて広がるのに対して、クサボケは草の領域である地上30~70㌢程度の高さに枝分かれして横へ伸びています。どの公園でも、ひときわ目を引くユキヤナギもバラ科。名前の通り柳のような細くて長い枝に小さな花を雪のように咲かせた姿には、しばし見とれます。(クサボケ)(ユキヤナギ)(楽書き雑記「クサボケとユキヤナギ」)

  • 楽書き雑記「ミモザ(フサアカシア)です」

    ミモザの名前でも親しまれているフサアカシアが、鶴舞公園のスイフヨウ園入口で花数を増やしています。オーストラリアの原産。黄色い小さな花が球形状に集まった花が芳香を漂わせています。花言葉は友情、感謝、秘かな愛、エレガンスなどと豊か。人気のプレゼントであるのが分かります。楽書き雑記「ミモザ(フサアカシア)です」

  • 楽書き雑記「日本固有種のハナノキ」

    名古屋市農業センターで2本のハナノキが、園内を見下ろすように赤い花を咲かせています。といっても、高木のうえ花は小粒なかたまり。入場者も「何だろう」と見上げ、名札を見て納得しています。カエデ科で日本の固有種で、別名をハナカエデといい、樹高が15~20㍍にもなる落葉高木の雌雄異株。愛知、長野、岐阜、滋賀県など限られた範囲に分布し、愛知県が「県の木」に選定していますが、レッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類になっています。花言葉は「信仰」だそうです。農業センターで開催していた「しだれ梅まつり」は21日で終了。センターはリニューアル整備工事のため、22日から来年3月まで休園(10月ごろ一部エリアで開園の予定)に入ります。楽書き雑記「日本固有種のハナノキ」

  • 楽書き雑記「しだれ梅園に咲くハナニラとムスカリ」

    名古屋市農業センターの花びらが舞い散るしだれ梅園を、ハナニラとムスカリが飾っています。どちらも球根植物。放っておいても翌春には花を咲かせるので、年ごとに数が増えていきます。白や青みがかった星を散りばめたように咲くハナニラ。名前の由来は葉や茎の匂いがニラに似ているからといっても、花は甘い香りのようです。花言葉は「悲しい別れ」「耐える愛」とか。ムスカリは、ギリシア語で香水の素材となるジャコウジカの分泌物のこととか。ブドウの房を逆さにしたような形。花言葉は色によって違いがありますが、全体的には「通じ合う心」「明るい未来」だそうです。【ハナニラ】【ムスカリ】楽書き雑記「しだれ梅園に咲くハナニラとムスカリ」

  • 楽書き雑記「名古屋のサクラも開花宣言」

    名古屋のサクラにも3月17日、開花宣言が出ました。平年より7日早く、統計開始以来最も早い開花。満開は3月25日ごろから4月1日ごろまでの予想だそうです。名古屋・鶴舞公園を覗くと、正門を入って左側のサクラの林は数えきれないほどの花が咲いていましたが、奥へ進んだ林は蕾が大きく膨らんだものの開いた姿は見られませんでした。鶴舞公園の花見といえば、かつてはサクラ林の中での宴が定番でしたが、コロナで中断。ことしもコロナが十分に収まったわけではなく、宴はご辛抱をということでしょう。林へは立ち入れないように柵を張る作業や、林の中をライトアップする準備が行われていました。楽書き雑記「名古屋のサクラも開花宣言」

  • 楽書き雑記「魔性の花アセビとシキミ」

    名古屋市農業センターのやや薄暗い林で、根から葉まで木の全体に毒があると言われる有毒植物の代表格、アセビ(馬酔木)とシキミ(樒)が花を咲かせています。アセビはツツジ科の仲間の常緑樹。花もドウダンツツジに似た直径7㍉前後のツボ型をしています。馬酔木と書くのは、馬をもフラフラにさせてしまうからとか。馬や牛だけでなく虫も寄りつかず、病気に強いので庭木としての地位を得たようです。花言葉を見ると「清純な心」「献身」「犠牲」などのあとに、「あなたと2人で旅をしましょう」「危険」。ちょっと、怖いですね。シキミは中国・唐代の高僧「鑑真(がんじん)」によってもたらされ、空海も修行に使ったとか。葬儀や法要などの仏事に欠かせない植物で、線香や抹香の原料にもなっています。花は枝先に黄白色の花被片(かひへん)をらせん状に何枚もつけて...楽書き雑記「魔性の花アセビとシキミ」

  • 楽書き雑記「花木のバトンタッチ」

    しだれ梅の花吹雪が舞う傍らで、新しく花数を増やすハクモクレンたち。名古屋市農業センターで、花木たちのバトンタッチが進んでいます。花木園のハクモクレンやシデコブシは10本ほど。4月を思わせる気温に肉厚の花弁を次々開き、白い世界を演出しています。【ハクモクレン】【シデコブシ】楽書き雑記「花木のバトンタッチ」

  • 楽書き雑記「横綱ソメイヨシノの露払いと太刀持ちです」

    名古屋市農業センターの白いシナミザクラと、ピンクのオオカンザクラです。さしずめ、大相撲桜場所の横綱ソメイヨシノの土俵入りに従う、露払いと太刀持ちといったところでしょうか。今年のソメイヨシノの開花予想は早いのに、この両者は例年より遅れ目の感じ。呼吸もうまく合っていなかったのか、シナミザクラはほぼ満開なのに、オオカンザクラは蕾が目立ちました。ソメイヨシノの名古屋(鶴舞公園)の開花予想日は3月19日です。 楽書き雑記「横綱ソメイヨシノの露払いと太刀持ちです」

  • 楽書き雑記「鮮やかな黄金色のサンシュユです」

    しだれ梅が見ごろを迎えた名古屋市農業センターで、もう1つ存在感をみせているのがサンシュユです。高木の枝いっぱいに鮮やかな黄金色の小花を房状に咲かせています。江戸時代に薬用植物として渡来、庭木の花としても重宝されてきました。滋養強壮の効能があるとされ、花言葉も「耐久」「強健」だそうです。楽書き雑記「鮮やかな黄金色のサンシュユです」

  • 楽書き雑記「満開を迎えるしだれ梅=名古屋市農業センター」

    4月を思わせる陽気に、遅れ気味だった名古屋市農業センターの枝垂れ梅も見ごろになりました。12種700本。白系を中心にまだツボミが目立つ木がありますが、今後も高温が予想されているので一気に満開を迎えるでしょう。開催中の「しだれ梅まつり」は21日(火・祝)まで。農業センターはリニューアル整備工事のため、翌22日から来年3月まで休園(10月ごろ一部エリアで開園の予定)に入ります。楽書き雑記「満開を迎えるしだれ梅=名古屋市農業センター」

  • 楽書き雑記「名古屋城つばき展」

    名古屋城恒例の「つばき展」が開かれています。ことし49回目。西の丸広場のテント張りブースに、愛好家たちが丹精こめて育てた鉢花、切り花、盆栽植えなどがずらり。城内に咲くツバキ巡りや栽培相談、苗木の即売コーナーなどもあります。会期は3月13日まで。楽書き雑記「名古屋城つばき展」

  • 楽書き雑記「名古屋城の梅林と家康梅」

    大河ドラマが生んだ家康ブームで賑わう名古屋城の梅を見てきました。咲き具合は全体的に今一つの感じ。東門近くの梅林は満開が近いのに、西南隅櫓側の堀沿いに並ぶ梅はまだら咲き。見ごろには数日かかりそうでした。そんな中で、正門外の飲食どころ金シャチ横丁「義直ゾーン」の入り口で見かけた一本の梅の若木。まだ樹高1㍍足らずですが、花を咲かせています。植木の生産地で知られる稲沢市民から寄贈されたもので、傍らの表札には「家康梅(いえやすばい)」とあり、由来が紹介されていました。 金シャチ横丁「義直ゾーン」前の「家康梅」楽書き雑記「名古屋城の梅林と家康梅」

  • 楽書き雑記「瀬戸内の街・尾道へ」

    広島県の尾道市へ出かけてきました。海や島々、造船、石畳の階段通りなど、どこを歩いても魅力のつきない街。ただ今回は時間的余裕がなく、第20回絵のまち尾道四季展(3月5日まで)の入賞作品を市立美術館で、入選できた己の作品を街なかで観たあと、尾道駅の周りを駆け足で歩くだけでしたが、絵になる風景を何枚かカメラに収めることができました。海岸通りでは岸壁を覆うようにして干された漁網、対岸に並ぶ造船工場、島々と行き交う渡船場など。駅前渡船場の桟橋には、8隻もの連絡船が並んでいました。アーケード街の左右にのびる小路、閉店の張り紙がある店、山陽本線を突っ走る貨物列車や踏切、線路沿いから続く石段と住宅、近代的ビルの間にある神社・・・。時代が移り行く中、変わっているようで変わっていない、変わっていないようで変わっている尾道の姿...楽書き雑記「瀬戸内の街・尾道へ」

  • 楽書き雑記「取り壊される温室を見納め」

    大がかりなリニューアル整備が進む名古屋市農業センターは、本格工事のため3月22日から来年3月末までの休園(今秋の10月から一部開園を予定)に入ります。整備では、シンボル的存在だった温室は取り壊され、跡地は広場になる計画。見納めになる温室内を覗いてきました。温室は季節を先取りした草花やブーゲンビレア、バナナ、園内で栽培されたカボチャやヒョウタンで作った飾りなどが展示され、とりわけ子どもたちや高齢者にとって人気のスポットでした。しかし、ボイラーの故障や空調コストなどの課題が多く、維持することは難しいと判断したようです。楽書き雑記「取り壊される温室を見納め」

  • 楽書き雑記「しだれ梅は2~3分咲き=名古屋市農業センター」

    しだれ梅まつり中の名古屋市農業センターのしだれ梅園を見てきました。咲き具合はまだツボミのままが少なくありませんが、早咲き種は冒頭に掲載した「僕の標本木」の通り2~3部咲きといったところです。園内のしだれ梅は12品種700本。例年より遅れ気味のようですが、このあと予想される暖気で一気に開花が進むでしょう。周りの花木は、ロウバイとマンサクが満開。福寿草は、しだれ梅と同様にこれからのようです。しだれ梅まつりは3月21日(火・祝)まで。まつり期間中の月曜日は、例年は開園していますが今年は休むそうです。センターは、まつり閉幕翌日の3月22日から、リニューアル整備事業のため来年の3月末まで休園(期間中の10月ごろに一部開園の予定)します。楽書き雑記「しだれ梅は2~3分咲き=名古屋市農業センター」

  • 楽書き雑記「桜の季節の使者」

    名古屋・庄内緑地公園に咲くサクラの季節の使者「十月桜」です。ソメイヨシノなどより小ぶりですが、存在感は十分です。秋と春の2度咲く十月桜。蕾全体の3分の1が10月から晩秋にかけて咲き、残り3分の2が翌春の2月から3月下旬にかけ気温の上昇とともに開花します。秋の開花が極端に少ない時は、その分だけ春の開花が多いといわれ、僕の印象では昨秋の花数が少なかったので春は期待できると思っています。楽書き雑記「桜の季節の使者」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・名城公園」

    名古屋城そばの名城公園は、花壇面積の大きい公園のひとつ。草花がびっしりと植えられています。久しぶりに訪ねると、気温の高まりが遅れ気味なのか花数はいまひとつ。それでもフラワープラザの周りの花壇では、ビオラやパンジー、クリスマスローズ、それにハイブリッド種なのかチューリップが開いていました。楽書き雑記「この時期この花壇・名城公園」

  • 楽書き雑記「ボリュウム感いっぱいのワビスケ」

    名古屋・庄内緑地公園のシンボルツリーのひとつ、ツバキの「侘助(ワビスケ)」が満開です。例年より開花が遅れていたようですが、樹高7~8㍍、幅10㍍ほどもある巨木に、淡いピンクの花を纏ったボリュウム感いっぱいの容姿は健在です。侘助と聞いて連想するのが茶席の花。椿と茶ノ木の交配種だとか、名前の由来も千利休の庭師の名前からだとか。椿の中では小柄な花で、「控えめ」とか「静かなおもむき」などの花言葉も茶席にぴったりですが、幅10㍍もの巨木となると、驚きや感動などの言葉が浮かんできます。楽書き雑記「ボリュウム感いっぱいのワビスケ」

  • 楽書き雑記「マンサクが満咲く」

     遠くからでも目を引く黄金色の花「マンサク」。マンサクは春になると真っ先に咲くからとか、花が満開に咲くと農作物も満作になるからとか言われていますが、名古屋・庄内緑地公園へ出かけると、梅園の周りにある6株のマンザクは見事な「満咲く」状態でした。葉より先に咲き、花びらは長さ2㌢ほどのリボン状の線。芳香を放っています。花言葉は「ひらめき」「神秘」「幸福の再来」。こちらもいいですね。 楽書き雑記「マンサクが満咲く」

  • 楽書き雑記「地面を覆う栴檀の実」

    高さ15㍍はありそうな巨木の下に、無数に転がるドングリ大の黄色い実。名古屋・庄内緑地公園の芝生広場の周りに何本もある栴檀(センダン)です。古くから薬用植物として実、樹皮、葉が活用されてきました。人や動物が食べると中毒症状を起こしますが、ヒヨドリやムクドリはさかんについばんでいます。鳥は外側だけを食べて真ん中の種子の部分は避けているそうです。栴檀と言えば「栴檀は双葉より芳(かんば)し」ということわざを連想しますが、このことわざの栴檀とは属も科も全く違う白檀(ビャクダン)のこと。栴檀の花言葉は「意見の相違」。でも、双葉より芳しのことわざは白檀だということに相違はないようです。楽書き雑記「地面を覆う栴檀の実」

  • 楽書き雑記「名古屋市農業センターのしだれ梅の開花状況」

    14日午後、名古屋市農業センターの「しだれ梅」の開花状況を見てきました。結果はご覧の通り。12品種700本ある中で、10数輪開花したのが紅白1本ずつありましたが、これは例外。せめて1~2輪でもと探しましたがやっと数本目にしただけで、僕が勝手に標本木にしている樹も1輪だけでした。開花状況が大きく違うのは、いつものこと。暖冬だった2020年は、2月10日ごろに2~3分咲きになり、しだれ梅まつりの開幕を繰り上げたほどでした。今年のまつりは2月23日から3月21日までの予定です。10数輪咲いているのを見たのは、この2本だけでした僕の標本木の状況です楽書き雑記「名古屋市農業センターのしだれ梅の開花状況」

  • 楽書き雑記「エアコン頼みで咲かせた梅と福寿草」

    盆鉢に咲く梅と福寿草です。庭に置いてあったのをエアコンのある居間へ移したところ、どちらもたちまち蕾が膨らみ、開きました。盆鉢に植えてあるといっても、盆栽の趣味なんてありません。梅も花後に伸びた枝を切るぐらい。福寿草も少し肥料を置く程度。なのに、この時期になると開花が待ち遠しくなり、庭から室内へ移すのです。楽書き雑記「エアコン頼みで咲かせた梅と福寿草」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・庄内緑地公園」

    名古屋・庄内緑地公園の正門から、少し歩いた芝生広場までに出会う花壇です。円形やL字形などの花壇に盛り付けたように草花が並んでいます。他の公園でもそうですが、花壇の主役はビオラとパンジー。といっても、僕にはビオラは小さく、パンジーは大きいといったぐらいの認識しかありませんが、それぞれの品種改良が進んだ結果、大きさだけでは見分けがつかないのが当たり前のようです。楽書き雑記「この時期この花壇・庄内緑地公園」

  • 楽描き水彩画「スケッチ取材で松坂屋初代社長の別荘へ」

    水彩画教室のスケッチ取材で名古屋市千種区にある「揚輝荘」に行ってきました。揚輝荘は大正から昭和初期にかけて、老舗百貨店・松坂屋の初代社長だった伊藤次郎左衛門祐民の別荘。政財界や実業家の交流の場としての面影が数多く残っています。これまでにも何度か訪れていますが、いつも外国の様式も取り入れた建造物や贅を尽くした庭園に見とれます。それを、どう描くか。課題の重さを改めて思う取材でした。過去に撮った写真も交えて掲載します。楽描き水彩画「スケッチ取材で松坂屋初代社長の別荘へ」

  • 「楽書き雑記「フラリエで今咲いている花②」

    名古屋・久屋大通公園の「フラリエ」で咲いている花の2回目。クリスタルガーデンを中心に掲載します。「楽書き雑記「フラリエで今咲いている花②」

  • 楽書き雑記「別世界の花園・名古屋のフラリエ」

    久しぶりに名古屋・久屋大通公園にある庭園「フラリエ」を訪ねてきました。ほとんどの公園では咲く花がごく少ないこの時期でも、ここ入場無料の都心のオアシスは、別世界のように草花が咲いています。花壇や大小の鉢、ハンギングバスケットなどに、色とりどりの寄せ植え。次々にカメラを向けたくなります。数が多いので2回に分け、1回目は屋外で咲いている花、次回は室内のクリスタルガーデンを中心に掲載します。楽書き雑記「別世界の花園・名古屋のフラリエ」

  • 楽書き雑記「その名も「愛知赤(アイチアカ)」

    晴れてはいても冷たい風の日の公園歩き。訪ねた名古屋の庄内緑地公園でも、温室に飛び込みました。小規模な温室ですが、いつも何かが色づき、咲いています。小柄なカトレアに迎えられ、シンビジウムのハレルヤ、大きな葉の中央に水溜まりができたエクメア・・・。愛知県で園芸品種として開発された、紅赤色や濃赤紫の葉が美しい観葉植物の「愛知赤(アイチアカ)」も。楽書き雑記「その名も「愛知赤(アイチアカ)」

  • 楽書き雑記「愛知の伝統野菜」

    名古屋市農業センターに出かけると、事務所の前に「愛知の伝統野菜」をテーマにした小さな野菜畑ができていました。「八事五寸人参」「徳重大根」「天狗なす」「野崎白菜」などといった野菜が展示されています。自動車産業など工業県のイメージが強い愛知県ですが、農業も盛ん。農業産出額は全国8位という農業県でもあるのです。古くから栽培してきた伝統野菜は35種(日本伝統野菜協会調べ)もあるそうです。 楽書き雑記「愛知の伝統野菜」

  • (楽書き雑記「今年もロウバイに誘われました」)

    名古屋の農業センターでも、ロウバイ(蝋梅)が見ごろになりました。園内に約50株。優しい蜜蝋色と甘い春の香りに誘われます。中国が原産。雪に似合う花としてサザンカ(山茶花)、スイセンなどとともに雪中四友と呼ばれるとか。農業センターでは枝垂れ梅、ハクモクレンと並ぶ3大花木のひとつ。枝垂れ梅、ハクモクレンの花芽も順調に成長しているようです。ロウバイには品種もいくつかあり、農業センターはソシンロウバイ(素心蝋梅)。香りが強い品種です。 シダレウメとハクモクレンの花芽(楽書き雑記「今年もロウバイに誘われました」)

  • (楽書き雑記「鈴懸けの風景」)

    名古屋・鶴舞公園の冬の風物詩、プラタナス(スズカケ)の「鈴懸けの風景」です。奏楽堂を囲む約30本の古株。雌雄同株なので、どれにも鈴の実は垂れていますが、なぜか鈴の数にはかなりバラつきがあります。トチノキなどとともに「世界四大並木樹」とされ、歴史は古代ギリシャ時代に遡るとか。日本には明治期前半に導入され、ひところは人気の街路樹でしたが、巨木になりすぎることや落ち葉の清掃が大変、などの理由でどんどん姿を消しました。花言葉もあって「天才」「好奇心」。古代ギリシアの哲学者プラトンが、研究機関があったプラタナスの森で哲学を説いたことからだそうです。(楽書き雑記「鈴懸けの風景」)

  • 楽書き雑記「雪のような真っ白な種子」

    散歩道にある農業センターや公園で、直径5㍉前後真っ白な種子を纏った高木のナンキンハゼが寒風に揺れています。中国中南部が原産。江戸時代に和ロウソクの原料を採取してきたハゼノキと同じように蠟が採れる樹木として導入され、この名がついたとか。秋になって黒く熟した実が弾け、このような白い種子が顔を出します。ハゼノキはウルシ科、ナンキンハゼはトウダイグサ科で、両者は全くの別物だそうですが、ハゼノキと同様に有毒だそうです。楽書き雑記「雪のような真っ白な種子」

  • 楽書き雑記「草むらの宝石」

    ノシランとヤブラン。いずれも日本庭園などの下草的存在で、名古屋市農業センターにも散策路沿いありますが、腰をかがめて草むらを覗くと宝石のような実が並んでいます。夏に白い花を咲かせていたノシラン。実は緑から青へと変化しました。さらに濃くなりメタリックブルーになります。紫色の花だったヤブランの実は黒。まん丸で黒真珠のようです。どちらも控えめながら、ハッとする美しさ。花言葉も、ノシランは「ひっそり」、ヤブランは「隠された心」「忍耐」だそうです。(ノシラン)(ヤブラン)楽書き雑記「草むらの宝石」

  • 楽書き雑記「ピラカンサとクロガネモチ」

    名古屋市農業センターでこの時期、小さな真っ赤な実をボリウムいっぱいに付けた2つ。ピラカンサ(トキワサンザシ)とクロガネモチです。ピラカンサは、ヨーロッパ南部からアジア南西部にかけての原産。鋭い刺がありますが、初夏に咲く白い花と、花の少ない時期を彩る赤い実が、生垣や盆栽としても人気があります。クロガネモチは中国や日本などが原産地で、「苦労が無く金持ち」を連想させる名前であることもあって、庭木としても人気。昔は、樹皮が野鳥を捕るトリモチの原料になりました。【ピラカンサ】【クロガネモチ】楽書き雑記「ピラカンサとクロガネモチ」

  • 楽書き雑記「一輪だけのミニバラ10年目」

    軒下に置いたテラコッタ鉢での「一輪だけのミニバラ」が、連続10年になりました。2013年の晩秋、花後の小枝を剪定していて1個の蕾があるのに気づき、切らずに残しておいたところ、クリスマス直前に開花したのが始まりでした。蕾が数個見つかることもあり、全て残していますが花になるのは1個だけ。昨秋も、2個のうち1個はいつの間にか消えてしまいました。通常のよりピンク色が強く、花径もやや大きめ。今年も、新しい葉芽や花芽が大きくなる3月初めごろまで楽しませてくれるでしょう。日当たりはありませんが、強い寒風や降雪を受けることも少ない場所。玉肥と数年ごとの植え替えと、冬期は数日おきに少量の水をやるぐらいです。楽書き雑記「一輪だけのミニバラ10年目」

  • 楽描き水彩画「遊休社有地の塀」

    名古屋港に近い工業地帯で、以前から見かけてきた風景の1枚です。サイズは8号です。コンクリートや鉄板の塀で囲んだ社有地。塀の上部には有刺鉄線が張ってあります。長い歳月でカラフルな塗装が色あせ、剥がれたところも。鉄柱も傾いています。以前に描いたことがありますが、有刺鉄線には春になると塀の下の隙間から蔓が這い上がり、一部には長い間に絡まってできた大きな蔓のボールが見えます。楽描き水彩画「遊休社有地の塀」

  • 楽書き雑記「この時期この花壇・名古屋市農業センターの楕円形花壇」

    名古屋市農業センターの売店前にある楕円形花壇は、ビオラで彩られています。4色1290株。園内の育苗場でタネから育てた苗を昨秋の11月10日に植え付けました。現在、農業センターでは大がかりなリニューアル工事が進行中で、3月末から来年3月末までは休園(10月から一部開園を予定)することになっています。楽書き雑記「この時期この花壇・名古屋市農業センターの楕円形花壇」

  • 楽書き雑記「小福桜や侘助、白山木」

    わら帽子の冬牡丹が並ぶ名古屋・徳川園には、数は少ないものの春を告げる草木の花も咲いています。赤や白のサザンカの傍には、赤い実をつけたハクサンボク。小さな花が風に揺れる小福桜や小型ツバキの侘助、池の水辺には黄色の花をこんもりと纏ったイソギク(磯菊)も。木花ではありませんが、竹のアートにも目をひかれました。イソギク  小福桜 サザンカ 白山木 竹のアートも楽書き雑記「小福桜や侘助、白山木」

  • 楽書き雑記「徳川園の冬牡丹」

    名古屋・徳川園の新春を飾る冬牡丹を見てきました。赤、白、ピンク、黄・・・。温室で育てられた20種70株が、わら帽子の中で微笑んでいます。春の本番を飾る約1000株の露地植え牡丹の花芽や葉芽も、順調のようです。楽書き雑記「徳川園の冬牡丹」

  • 楽描き水彩画「17日から日本水彩名古屋支部の小品展」

    日本水彩画会名古屋支部恒例の小品展が、17日(火)から22日(日)まで、名古屋市民ギャラリー栄の7階第1,2展示室で開かれます。今年の創作活動のスタートを切る展覧会。風景、人物、花などを描いた8号サイズの水彩画が並びます。楽描き水彩画「17日から日本水彩名古屋支部の小品展」

  • 楽描き水彩画「並ぶ藍染着衣」

    豊田市足助町の香嵐渓にある里山の暮らしを知る「三州足助屋敷」という、人気のスポットがあります。水彩画教室のスケッチ取材でも、絵にできるものはないか、と歩いてきた1枚です。しばらく足が止まったのが、藍染めなど草木染のコーナーでした。ショールや着衣、傘、きんちゃく袋、買物袋、ハンカチ、飴ちゃん袋・・・。いつもは見過ごしがちなのに、作品の美しさと面白さに見とれました。これは、さまざまな藍染着衣が並んだ風景です。いろんな模様をマスキングでつけるなど、結構楽しく描けました。10号です。楽描き水彩画「並ぶ藍染着衣」

  • 楽書き雑記「春には鶴舞公園が変身」

    明けましておめでとうございます。今年も、風の遊子の楽がきノートをよろしくお願いします。名古屋の公園を代表する鶴舞公園のリニューアル工事が、順調に進んでいます。準備作業を経て昨年秋から本格工事に着手しており、3月末には完工の予定です。リニューアルされるのは、正門を入ってすぐの正面南側エリア、奥に進んである秋の池エリアと熊沢山エリアの計3エリア。このうち正面南エリアではカフェやレストラン、障害の有無などに関係なく子どもたち誰もが楽しめる遊び場を整備。鶴舞中央図書館と行き来できるバリアフリーの園路も設けられます。楽書き雑記「春には鶴舞公園が変身」

  • 楽書き雑記「パソコン任せのツケ」

    今年もあとわずか。大掃除や年賀状書き、おせち料理の買い物にと大忙し。わが家も例外ではありません。ただ、ほんの少し変わったのは長い間、表面も裏面も全てパソコン任せだった年賀状書き。例年、裏面は書店に並ぶ年賀状デザイン集の素材をパソコンで加工、印刷してきたのを、今回は郵便局が出している印刷済みハガキを利用したのです。その代わり、というわけではありませんが、表面の宛名書きは自筆に。裏面に加える添え書きも、多くが10数文字の決まり文句だったことを反省、前年届いた賀状を再読するなどして自筆で書きました。パソコンは使わずじまい。時間は何倍もかかりましたが、添え書きも少しは賀状らしくなったなと思います。ただ、自筆で宛名や添え書きを書く中で、読み書きができていた漢字の中に、スムーズに書けないのがありました。数年前から気づ...楽書き雑記「パソコン任せのツケ」

  • 楽描き水彩画「香嵐渓の岩壁」

    紅葉どころ・豊田市足助町の香嵐渓にある岩の壁です。巴川に架かる待月橋のそば。散策路から見上げると、大きな岩が重なるような壁があります。岩が落ちたりしないだろうかと少し心配になりますが、よく見ると幾つもの玉石をコンクリートで固めるなどした防護対策がされているようです。透かし模様が入った和紙に似た画用紙を使いました。10号です。楽描き水彩画「香嵐渓の岩壁」

  • 楽書き雑記「続・晩秋の散歩道」

    散歩道の雑木林・竹林コースでは、前回掲載した紅葉の風景の他に、樹木の枝に生る大小さまざまな実にも出会いました。「カクレミノ」といった面白い名前の樹木に生った丸くて黒い実や、赤い実が塊のように生るトキワサンザシ、ムラサキシキブのような小さな紫色の実・・・。野鳥が食べ残したカキ、一個だけ垂れるカラスウリも。今は雑木林の一部になっていますが以前は民家があったらしいところには、クロガネモチやナンテンの姿もありました。 楽書き雑記「続・晩秋の散歩道」

  • 楽書き雑記「散歩道の晩秋」

    散歩道のうち、雑木林や竹林、カカシ(案山子)が立つ田畑などが中心のコースを歩き、晩秋の風景をカメラに収めてきました。名古屋市内とはいえ、自然が残る郊外なので紅葉はもちろん、サザンカの大木や木の実もたくさんありました。コマ数が多いので、木の実は次回に掲載します。楽書き雑記「散歩道の晩秋」

  • 楽描き水彩画「続・三州足助屋敷の草木染コーナー」

    水彩画教室のスケッチ取材に出掛けた、豊田市足助町にある「三州足助屋敷」の草木染コーナーを描いた作品の2枚目と3枚目です。着衣や傘、ショール、買物袋、ハンカチなどが並びます。藍染のブルーだけでなく赤、緑、黄、橙など、まさに色とりどり。絵の具を次々に取り出し、水を加減するなどして一気に描きました。いずれも10号です。楽描き水彩画「続・三州足助屋敷の草木染コーナー」

  • (楽描き水彩画「魚市場のトロ箱」

    歳末の市場は1番忙しい時期。クリスマスや正月に向けて、食品や花、野菜などが一斉に動きます。魚介類が中心の名古屋・柳橋中央市場での1枚です。忙しく行き交う魚介類を入れたトロ箱を描きました。トロ箱の魚を覆ったビニールを外して、魚がもっと見えるようにすべきか。バックをどこまで描くか。結局、市場らしくするためにも、新鮮さを保護するビニールは外しませんでした。場内にあったエビの絵の懸垂幕を入れてみました。10号です。(楽描き水彩画「魚市場のトロ箱」

  • 楽書き雑記「昔も今も正月飾りの1番人気」

    昔も今も正月飾りの1番人気のハボタン(葉牡丹)。名古屋市農業センターの「暮しの畑」もハボタンで彩られています。「ハナキャベツ」の呼び名もあるハボタンは、見ての通りキャベツの仲間。江戸時代に食用として渡来しましたが、野菜というより鑑賞用として広がり、品種も数多く開発されているようです。暮らしの畑には数十球ずつ寄せ植えされ、畑の主役になっています。楽書き雑記「昔も今も正月飾りの1番人気」

  • 楽書き雑記「花壇の迎春準備OK」

    今年も残すところ約2週間。公園の花壇では、花の植え替えなど迎春に向けた準備がほぼ終わりました。名古屋・鶴舞公園の緑化センター前にある立体花壇も、植え替えを終えました。高齢者や車椅子の人、赤ちゃんを抱いたママもしゃがむことなく鑑賞できる幅180㌢×120㌢、高さ90㌢のレイズドフラワーベッドでは、シックな感じのアンティークハボタンが目を引きます。膝上の高さにある露地植え花壇は、白や青みがかったパンジーなどの寄せ植えになっています。楽書き雑記「花壇の迎春準備OK」

  • 楽書き雑記「庭の縁起木3人衆」

    ヤツデ、マンリョウ、ナンテン。半日陰で適度の湿り気のあるのが好適地、しかも揃って縁起木として親しまれる我が家の庭の3人衆。この時期の主役です。天狗の大団扇のような葉で邪気を払うとされるヤツデ。白くて大きめのピンポン玉やタンポポの綿毛を思わせる花には、ハエぐらいの小さな虫が寄ってきます。芳香などは感じませんが、ほとんどの草花が姿を消したこの時期、小さな昆虫にとって人気のレストランのようです。金運に恵まれるとされるマンリョウ(万両)。野鳥のお土産によるものでしょう。樹木の下など数カ所に高さ30~50㌢ほどの株が育ち、赤い実をびっしり付けています。難を転じるというナンテンは、古い幹を剪定したので例年より実の付きも良好。実だけでなく葉も紅葉させ、お正月飾りとしての出番を待っています。【ヤツデ】【マンリョウ】【ナン...楽書き雑記「庭の縁起木3人衆」

  • 楽書き雑記「たかがサザンカ、されどサザンカ」

    どの公園でも自宅庭や散歩道でも、花が少ない中でサザンカ(山茶花)だけが花盛り。サクラやバラなどのようにもてはやされたりはしませんが、サザンカがなかったら、どんなにか寂しいことでしょう。名古屋の鶴舞公園へ出かけました。リニューアル工事のため立ち入れない個所がありましたが、その他の散策路の先々で赤や白、ピンクの花弁をボリュームいっぱいに覆ったサザンカに迎えられました。サザンカは日本固有種。ツバキと見分けにくい場合がありますが、サザンカはツバキより一足早く咲くので、いま盛んに咲いているのはサザンカといっていいでしょう。花言葉は、強まる寒さに立ち向かう姿から「ひたむき」「困難に打ち勝つ」だそうです。楽書き雑記「たかがサザンカ、されどサザンカ」

  • 楽書き雑記「雑草の庭にころがる金平糖」

    自宅の庭で、金平糖の呼び名で親しまれるヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)の花が、晩秋の日差しを浴びています。ヒメツルソバはヒマラヤ原産。地面に張り付くように蔓を伸ばし、ピンクや白い金平糖のような花を咲かせます。春から晩秋まで咲く息の長い花としても知られますが、我が家の半日陰の庭だと、春には軒下の日陰でも咲いていたのに、秋は日当たりのあるところだけ。しかも花径が小さく、春の半分ほど。花数も少なめです。楽書き雑記「雑草の庭にころがる金平糖」

  • 楽描き水彩画「赤く染まる川面の光景を2枚」

    先に水彩画教室のスケッチ取材で訪ねた紅葉の名所・豊田市足助町の香嵐渓で、巴川の水面が紅葉に赤く染まる風景です。ただし、訪ねた時間はこのような光景は目にできなかったので、これまでに何度か出掛けたアルバムから取り出して描いてみました。アルバムの記録によると、この真っ赤な水面はいずれも2014年11月24日午後2時半ごろ。美しい光景に息をのんだほどでした。といっても、美しさを描くのはやはり難しく、いろいろ色を重ねているうちに、色が濁ってしまいました。サイズはいずれも10号です。2014年11月24日午後2時半ごろの様子です楽描き水彩画「赤く染まる川面の光景を2枚」

  • 楽書き雑記「真っ赤になったカラスウリ」

    冷え込みが強まるにつれ、カラスウリが真っ赤になりました。散歩コースの林で、カラスウリを確認している場所は3カ所。これまで数個ずつだったのが、今年は2カ所が10個を超えており、郊外とはいえ名古屋とは思えぬ数字に驚いています。残る1カ所はゼロでしたが、蔓が残っているので心配はしていません。カラスウリと呼ぶ由来は知りませんでしたが、カラスの好物だからなどというのではなく、周りの植物に蔓を絡みつかせて枯らしてしまうからだそうですね。楽書き雑記「真っ赤になったカラスウリ」

  • 楽書き雑記「イエロー・マジェスティとライオンズ・イヤー」

    草花が咲く姿が少なくなった名古屋市農業センターの宿根草園で、高い草丈で花の形も似た2つの花が咲き誇っています。黄色い花穂のイエロー・マジェスティ(サルビア・マドレンシス)と、橙色の花穂のライオンズ・イヤー(レオノチス)。原産地はイエロー・マジェスティがメキシコ、ライオンズ・イヤーは南アフリカですが、ともにシソ科で、花穂の姿は似ており、草丈は2㍍近くになるそうです。ライオンズ・イヤーの名称は花がライオンの耳のようだからだそうですが、オスのたてがみのようにも見えますね。 楽書き雑記「イエロー・マジェスティとライオンズ・イヤー」

  • 楽書き雑記「皇帝ダリアと斑入りのツワブキ」

    散歩中に名古屋市農業センターに立ち寄り、皇帝ダリア(木立ダリア)と斑入りツワブキをカメラに収めてきました。ここには夏に咲くハイブリッドの皇帝ダリアもありますが、僕はやはり冷え込みが始まるこの時期の方が似合うように感じます。またここには、一般的な一重咲きの株だけでなく、花径も草丈もやや小ぶりながら一重と八重が混在して咲く株もあります。皇帝ダリアを後にして進んだ雑木林には、ツワブキの花も。自宅の庭に咲いているのとは違って、斑入りの大きな葉の中から黄金色の花が飛び出していました。 見分けが難しいですが一重、八重が混在しています 楽書き雑記「皇帝ダリアと斑入りのツワブキ」

  • (楽書き雑記「超ノッポのマリーゴールド、今年も絶好調」)

    自宅庭のこの時期の主役・超ノッポのマリーゴールドが、今年も絶好調。このあとも花数を増やし、クリスマス、正月を黄金色で飾ってくれます。多くが草丈2㍍を超えますが、今年は2本の上陸台風も乗り越えていつも以上の伸び。巻き尺をあてると230㌢以上が何本もあり、その重みに地中に差し込んである支柱が耐えられずに大きく傾いているほどです。(楽書き雑記「超ノッポのマリーゴールド、今年も絶好調」)

  • 楽描き水彩画「中古自転車とパーツの山」

    水彩画教室のスケッチ取材で、名古屋の街歩き中に目にした風景です。中古自転車の山です。リサイクルされるのでしょう。原型をとどめている車体だけでなく、色とりどりのさまざまなパーツが積まれています。フレーム、ハンドル、サドル、ペダル、リム、チェーン・・・買い物かごも見えます。汚れや錆は、長い間走った証しです。楽描き水彩画「中古自転車とパーツの山」

  • 楽描き水彩画「水彩画教室のスケッチ取材で紅葉の名所・香嵐渓へ」

    水彩画教室のスケッチ取材で、豊田市足助町の香嵐渓へ行ってきました。巴川両岸の紅葉を愛でるとともに、里山の暮らしを知る三州足助屋敷を訪ねて回るコース。私的にも何度も訪ねていますが、絵にするとなると美しすぎて容易でない課題です。紅葉はちょうど見納めの時期。緑、黄緑、黄、橙、赤の「五色モミジ」が、川面を染め、時おり吹く風に色とりどりの葉がハラハラ舞っていました。三州足助屋敷では竹細工や草木染め、機織りなどの工房を見学。職人の手さばきと、生み出される見事な作品に見とれました。楽描き水彩画「水彩画教室のスケッチ取材で紅葉の名所・香嵐渓へ」

  • 楽書き雑記「名古屋市農業センターがリニューアル整備」

    四季折々の花や野菜畑、温室や芝生広場、乳牛や名古屋コーチンの飼育舎などがある市民いこいのスポット「名古屋市農業センター」(天白区)が、大がかりなリニューアル整備されます。すでに一部で整備事業が始まっており、約1年間の休園期間も設けて工事を進め、2024年春にリニューアルオープンする計画です。スケジュールは掲載したポスターなどに記載されている通り、今月末にはミルク工房を閉店、12月には畜産エリアを閉鎖するなどし、23年3月末ごろから全園休園(23年9月までの予定)して、24年3月に整備を終える予定です。楽書き雑記「名古屋市農業センターがリニューアル整備」

  • 楽書き雑記「居場所を広げた小菊」

    自宅庭の小菊がまだ咲き誇っています。これまで狭い庭の隅っこを居場所にしてきたのですが、ことしは他の草花を圧倒するような勢いで広がりました。小菊進出の原因は、鉢植えのフジバカマを露地植えするため空地を作ったことや、今春はミニトマトなどを植えるのを止めたことなど。絶好のチャンス、とばかり根を広げたのでしょう。勢力旺盛なフジバカマと真っ向から対決、先輩格のホトトギスやトラノオを追いやるようにして居場所を倍増したのです。楽書き雑記「居場所を広げた小菊」

  • 楽描き水彩画「29日から日本水彩名古屋支部展」

    第65回日本水彩名古屋支部展が29日(火)から12月4日(日)まで、名古屋・栄の愛知県美術館ギャリー8階のE・F室で開催されます。」風景、静物、人物など20号サイズの透明水彩画が会場を埋めます。 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢「風の游子展へのご来場ありがとうございました」名古屋市民ギャラリーで開いていたグループ展「第14回風の游子展}は20日、無事終了しました。比較的好天に恵まれながらも、コロナの新たな広がりもあって、来場者は平常時の半分以下と寂しい結果でしたが、さまざまなご評価をいただき、ありがとうございました。80代中心のグループであることを感じさせない、目の付け所がいい、もっと生活や時代を感じるテーマにも挑んで欲しい・・・。グループ一同、これらのお言葉を胸に刻み、コロナの収束を願いつつ創作に励みます。楽描き水彩画「29日から日本水彩名古屋支部展」

  • 楽描き水彩画「風の游子展の展示作品から30点を掲載」

    名古屋市民センターで開催している水彩画のグループ展「風の游子展」もあと3日。展示しているグループ6人の8号から80号までの作品約50点の中から各自5点ずつ合わせて30点を掲載します。【小野秀史】【川井隆】【塚原徹也】【藤墳富弥】 【村上元彦】【古川幾男】楽描き水彩画「風の游子展の展示作品から30点を掲載」

  • 楽描き水彩画「風の游子展が開幕」

    水彩画仲間のグループ展「第14回風の游子展」が15日、名古屋栄の市民ギャラリーで開幕しました。20(日)までです。メンバーは朝日カルチャーセンター(名古屋教室)にある水彩画教室のひとつで学ぶ生徒の有志たち。ほとんどが15年~20年以上前に勤め仕事を終え、水彩画を趣味にしました。グループ名は「我々は、残りの人生を風まかせに歩く游子(ゆうし=旅人)」である、とやや気取って名付けたものです。展示作品は8号から80号まで約50点。自画自賛する一方で、「どうすれば、もっといい表現が・・・」と課題や壁にぶつかっています。ご指導、ご評価をお願いします。なお、次回のこのブログで展示作品の中から約30点を掲載します。楽描き水彩画「風の游子展が開幕」

  • 楽描き水彩画「夕焼けの名港工業地帯」

    名古屋港(名港)は、国内最大級の港です。自動車を中心に、年間の貨物取扱量、貿易輸出額とも日本一。この港を囲むように、中京工業地帯が広がります。描いたのは夕焼けの風景。海面の鮮やかな夕日の波模様を彩色するのは、大変ですが面白いですね。10号です。※グループ展「風の游子展」を、15日から20日まで名古屋市民ギャラリー栄で開きます。天候は概ね良好のようです。ご来場をお待ちします。楽描き水彩画「夕焼けの名港工業地帯」

  • 楽書き雑記「有終の美を飾るバラたち=鶴舞公園」

    名古屋の3大バラ園のひとつ、鶴舞公園を覗いてきました。バラは、ほとんどの品種が開花期を終え、人影もまばら。そんな中で、遅咲き種の一株、一株が、有終の美を飾るように咲く姿もいいものです。バラ園の周りでは、ヒマラヤシーダーの実が茶色に。プラタナスの大きな葉も色づきを増していました。楽書き雑記「有終の美を飾るバラたち=鶴舞公園」

  • 楽描き水彩画「魚をさばく」

    子どものころ、故郷の祭りや結婚式などの日の勝手場では、朝早くからこんな風景がありました。おばやんがすし飯を炊き、おんちゃんが一本買いしてきたカツオやブリをさばく。三枚におろしたり短冊切りしたパック全盛のいま、ほとんどの家庭から消えた風景のひとつでしょう。でも、スーパーや市場に出かけると、ガラス越しに調理師の見事な手さばきに見とれることがあります。この絵も、そんな1枚。10号です。楽描き水彩画「魚をさばく」

  • 楽書き雑記「アサギマダラの3年連続訪問ならず」

    フジバカマの花を増やして待ったのですが・・・。庭のフジバカマの満開期が終盤になりました。でも、期待していたアサギマダラの3年連続訪問は、11月になっても確認できていません。来訪すれば1週間ほど滞在するので見逃したとは思えず、訪問しないまま遠い南の島へ向かっていることでしょう。原因があるとすれば、アサギマダラが訪れた過去2年に比べ、フジバカマの開花が1週間以上遅かったことです。今年は鉢植えだけでなく、露地植えもして株数を大幅に増やしていたのですが、小さな蕾の膨らみが遅く感じました。それに、気温の変化が激しかったせいか、他のチョウやアブ、ハチなどの姿も少ないようでした。楽書き雑記「アサギマダラの3年連続訪問ならず」

  • 楽書き雑記「気ままな主に翻弄される庭の草花」

    わが家の狭い庭で、主の勝手気ままな栽培に翻弄される草花たちは大変です。アメジストセージとパーカーセージも、その犠牲になりました。5年ほど前、アメジストセージの横へ「セージ同士だから」とパーカーセージを植えました。しかし、パーカーセージは精力旺盛。たちまちアメジストセージを追い出すように広がり、数十本あったアメジストセージは3年後には数本に。とうとう20年春には、アメジストセージを別の場所へ移しました。競争相手がいなくなったせいか、パーカーセージの勢いはどこへやら。しょんぼりしたように、草丈は低く、花数も少なめになりました。一方のアメジストセージは、新天地で息を吹き返したように伸び、同年秋には美しいベルベット生地のような花を数多く見せてくれました。ところが、この秋、パーカーセージは一人ぐらしに慣れたのか草丈...楽書き雑記「気ままな主に翻弄される庭の草花」

  • 楽描き水彩画「コロナ防衛大賞」

    世界中をパンデミックに陥れたコロナ禍の3年間。医師を中心とする医療従事者らの献身的な活躍とともに、マスクは一日として手放さなかった分身のような存在でした。思いつくままマスクを並べ、周りにWHOや世界中の感染症研究機関などが解説用に発表している、いろんなコロナ株の姿を漂わせてみました。全て白いマスクにするか、黒やピンクなどおしゃれなマスクも入れるか。いろいろある形をどうするか。結局、一番目につく形の白いマスクに。その1つひとつに、テレビ塔などに灯されたコロナ発生情報のカラーネオンを入れてみました。さらに、マスクに感謝を込めて金のメダルを添え、「コロナ防衛大賞」としました。「遊びだね。絵じゃないね」と言われそうですが、50号のキャンバスに描くのは、結構面白かったです。楽描き水彩画「コロナ防衛大賞」

  • 楽書き雑記「浜離宮庭園のコスモス」

    東京へ出かけたついでに、中央区の浜離宮恩賜庭園に立ち寄ってきました。ことしのお花畑の最後を飾っていたコスモスが、来春のナノハナ園に備えて刈り取り直前。いわば見納めのコスモスを、周辺の高層ビルと雲ひとつない晩秋の空を背景に撮ってきました。浜離宮庭園は、徳川将軍家の鷹狩や茶席の場だった庭。海水を引き入れた池や6代将軍の家宣の時代に植えたとされる「300年の松」など豊かな緑、季節の草花、木花に包まれる特別名勝・特別史跡となっています。楽書き雑記「浜離宮庭園のコスモス」

  • 楽描き水彩画「船着き場の大きな係船柱と鎖」

    瀬戸内の島の船着場で見た、大きなボラード(係船柱)と鎖の風景です。ボラードには金属や石、丸太など、形も円錐形や四角形、さらに大砲の玉、上部が鎌首のように曲がったものなどさまざまありますが、こちらは一抱え以上ありそうなキノコ形で、傘には赤錆が見えます。縦横に伸びる鎖も大小さまざま。赤錆の鉄粉で色づいたコンクリートの岸壁面には、鎖の影が見えます。楽描き水彩画「船着き場の大きな係船柱と鎖」

  • 楽描き水彩画「土を求め崖伝いに伸びる太い根っこ」

    垂直の崖伝いに、何本もの太い木の根っこが伸び、先は大きな岩の間に入り込んでいます。室戸岬の海岸沿いの雑木林で見かけた風景です。木の名前は分かりませんが、強い台風など何かの拍子で崖が崩れ落ち、崖の端に生えていた木の根のかなりの部分がむき出しになったのでしょう。壁面にへばりついた根が、毛細根を広げて流れ落ちる雨水や養分を吸い、下へ下へと伸びて、先端が大きな岩と岩の隙間へ入っています。その先がどうなっているのか。見ることはできませんが、根っこは地面にたどり着いていることでしょう。楽描き水彩画「土を求め崖伝いに伸びる太い根っこ」

  • 楽描き水彩画「グループ展「第14回風の游子展」のお知らせ」

    第14回風の游子展を、11月15日(火)から20日(日)まで、名古屋市民ギャラリーで開きます。朝日カルチャーセンター(名古屋)の「風景水彩画入門講座」で学ぶ受講生のうち有志6人によるグループ展です。教室で描いた作品をはじめ、公募展などに出品した作品など、10号を中心に8号から80号まで約50点を展示します。この3年間、開催日の大幅変更など振り回されてきたコロナも、やっと落ち着きました。ご高覧をお待ちします。楽描き水彩画「グループ展「第14回風の游子展」のお知らせ」

  • 楽書き雑記「アサギマダラの3年連続来訪はあるか」

    庭のフジバカマの花数が増えています。フジバカマと言えば「海を渡るチョウ」で知られる「アサギマダラ」が、南の島々へ向かう途中に栄養補給をする花。我が家にも補給所をと、タテヨコ30㌢ほどの角鉢に植えて置いたところ、何と昨年、一昨年と連続で1匹のアサギマダラが訪れたのです。今年は、露地植えもしての開店です。2018年に知多半島の東海市にあるフジバカマ園で、アサギマダラがと飛び交うのを見たのがきっかけでした。鉢植えした白と赤系合わせて3本だった苗は、すごい繁殖力で20年には40本ほどに。そして「まさか、アサギマダラが鉢植えのフジバカマなんかに来るはずがない」の「まさか」が起きたのです。アサギマダラは1週間ほど我が家の庭に滞在したあと、旅立っていきました。昨年も一匹が1週間ほど滞在。アサギマダラの羽には、全国の研究...楽書き雑記「アサギマダラの3年連続来訪はあるか」

  • 楽書き雑記「庭のホトトギスが満開」

    紫の斑点模様が見事なホトトギスが満開です。日本の山野が原産。日陰を好むので半日陰の多い我が家の庭では、最も頼りになる花のひとつです。とにかく丈夫。地中に根を広げ、狭い庭で他の草花と陣取り合戦を繰り返しています。現在の相手は、近年進出ぶりが激しい小菊。まだ小菊は蕾の状態ですが、ホトトギスと正面からぶつかり合う状態です。ホトトギスと小菊の陣取り合戦楽書き雑記「庭のホトトギスが満開」

  • 楽書き雑記「豊田市美術館のゲルハルト・リヒター展へ」

    豊田市美術館で開催(2023年1月29日まで)されているドイツ最高峰の画家、ゲルハルト・リヒターの回顧展を鑑賞してきました。1932年、旧東ドイツ領に生まれ、今年90歳。自国の分裂と統合の歴史の中で探求してきたフォト・ペインティング、巨大なカラーチャート、抽象画など約140点が展示されています。パンフなどによると、壁画を描いていたリヒターは自由に惹かれ、61年の壁建設の直前に西ドイツへ移住、本格的な絵画制作の道に入りました。新聞や雑誌の写真を正確にうつしとる主体性のない描き方から始め、やがてそれを逆説的に描くことに専念。灰色を塗り込んだキャンバスに、絵具をローラーで塗ったり、細いへらで伸ばしたり、鏡の活用など、抽象的な表現を探求したようです。探求心は海や山の風景画、花や頭蓋骨などの静物画にも及び、写真やガ...楽書き雑記「豊田市美術館のゲルハルト・リヒター展へ」

  • 楽書き雑記「キンモクセイ」

    近所の民家の庭から、公園の林から芳しい香りが漂っています。キンモクセイです。満開期を迎えた我が家のキンモクセイも、その1本。ここ数年、花数が減り、色が薄く、香りも今一つの状態が続いていますが、ことしはどの項目にも改善の兆しを感じます。お礼肥として、地中へ玉肥の打ち込んでやろうと思っています。楽書き雑記「キンモクセイ」

  • 楽描き水彩画「絵仲間とブログ仲間の2つのグループ展」

    コロナが落ち着き、名古屋のギャラリーでも、趣味で絵画制作を楽しむ人たちによる3年ぶりの作品発表展が相次いでいます。2つのグループ展を見てきました。【第7回彩游会水彩画展】名古屋市民ギャラリー栄の7階で、23日まで開かれている水彩画展。絵仲間の1人で、個展も開いている大坪信之さんらのグループ展です。大坪さんの力量(今年は5月18日付で掲載=楽描き水彩画「コロナ乗り越え2回目の水彩画個展=名古屋の大坪信之さん)もさることながら、グループの腕前もなかなかのレベルです。14人のメンバーそれぞれが、磨きを掛け合っていることが伝わってきます。 【第33回彩林展】gooブログ「折々スケッチ」を発信するとともに、絵の教室の主宰もしている塚本紘枝さんら5人のグループ展。愛知芸術文化センター12階の展示室で23日まで開いてい...楽描き水彩画「絵仲間とブログ仲間の2つのグループ展」

  • 楽描き水彩画「船着き場の一隅」

    瀬戸内の小さな船着場で見かけた風景の一枚です。岸壁の構造物を支えるコンクリート柱を補強するように、円形の太い金属製の支柱が海中へ差し込まれています。カキやフジツボなどが張り付いた金属柱。打ち寄せる波が回り、小さな渦潮も見えます。20号です。楽描き水彩画「船着き場の一隅」

  • 楽書き雑記「第68回名古屋まつり、やっとかめに開催」

    名古屋の目抜き通りを信長、秀吉、家康の3英傑行列で彩る名古屋まつりが、3年ぶりに開催(15~16日)され、初日を見てきました。コロナの不安はまだ消えていないとあって、交差点での演技などプログラムの一部が中止されましたが、秋晴れの沿道は華やかな歴史絵巻に魅入る市民で賑わいました。初日は、名古屋駅前から広小路通りを歩いて栄、矢場町までのコース。ダンスのブラスバンドのフラワーパレード、市立桜台高校校ファッション文化科の生徒によるナナちゃん隊などに続いて、郷土英傑行列。公募などで選ばれた信長と正室の濃姫、秀吉と正室ねね、家康と孫娘の千姫が、それぞれ腰元や家来らと練り歩きました。16日は、市役所前から久屋大通を栄・矢場町へ向かうコースで催されます。  楽書き雑記「第68回名古屋まつり、やっとかめに開催」

  • 楽書き雑記「白い実のローゼル」

    先日、ハイビスカスティーの原料になる赤いローゼルの実を掲載しましたが、ローゼルには白い実もあるのですね。恥ずかしいことに、真っ赤な実の印象が強くて、勝手に「ローゼルの実は赤だけ」と思い込んで白い実のローゼルを見逃していました。名古屋市農業センターの温室の入り口で鉢植えが2本、近くの畑でも1本の白いローゼルが迎えてくれています。説明プレートによると、赤いローゼルの花はクリーム色、実と茎は赤に対し、白いローゼルは花も実も茎も白。ハイビスカスティーにした時の味は赤白同じ程度ですが、白いローゼルは発色しないそうです。楽書き雑記「白い実のローゼル」

  • 楽描き水彩画「第12回筒井敏彦絵画展」」

    「年に一度は個展を開く」を目標に描き続ける、愛知県日進市在住の筒井敏彦さん(79)の第12回絵画展「絵描きの旅、街歩き」が、11日から名古屋市民ギャラリー栄で始まりました。16日まで。筒井さんが定年後の65歳から独学で描き始めた絵は、ペンでスケッチした下絵に、日本画などで使う固形の顔彩を水で溶かして彩色する手法。淡く柔らかな絵は魅力的です。必ず現地でスケッチ、途中で雨が降れば翌日に出直す。写真には頼らない――。これは、海外へ出かけた時も同じだそうです。年に一度の個展も別の会場で開いたことはありますが、休んだことはありません。コロナ禍の中で市民ギャラリーの展示室のほとんどが中止になった時も、開いてきたそうです。会場には、この1年間に描いたハガキ大から6号大までの40点余を展示。今回は初めて奥様の刺繡画3点が...楽描き水彩画「第12回筒井敏彦絵画展」」

  • 楽書き雑記「花言葉が13も=コルチカム」

    ピンクが入った淡い紫色で、サフランやクロッカスをひと回り大きくしたような花・・・。名古屋市農業センターの宿根草園の何カ所かで、誘いかけるように咲いているコルチカム(和名・イヌサフラン)です。ヨーロッパや北アフリカ原産のイヌサフラン科。品種が多く、春に咲く黄色い花や八重咲きもあるそうです。香りを期待したくなる容姿ですが、香りはないそうです。そのかわりというわけではありませんが、ネットを開くと花言葉は何と13も。1つの花で、これほど多くの花言葉を見たのは初めてです。永続、永遠、頑固、楽しい思い出、悔いなき青春、華やかな美しさ、華美、美徳、回顧、努力、幸福・・・。「私の最良の日は過ぎた」とか「危険な美しさ」といったドキッとする言葉もあります。楽書き雑記「花言葉が13も=コルチカム」

  • 楽書き雑記「コスモス畑以外の花もいくつか=名古屋・庄内緑地公園」

    名古屋の庄内緑地公園は、花の多い公園の1つとして知られています。前回訪ねたコスモス畑の他に、いくつもの花に出会いました。正面玄関など数カ所合わせて10本ほどあるスイフヨウは、ちょうど見ごろ。正面玄関付近や花壇に合わせて50本近くも植えてあるワタは、ふんわりした真っ白なボールを次々に生みだしています。さらに進むと、こんもりと盛り上がるアメジストセージが見事。近くにある公園自慢のバラ園でも、開花が始まっていました。 バラ園も開花が始まっています楽書き雑記「コスモス畑以外の花もいくつか=名古屋・庄内緑地公園」

  • 楽書き雑記「台風に倒れながらも、花を咲かせるコスモス」

    名古屋の庄内緑地公園にあるコスモス畑に行ってきました。まだ早いかな、と思いつつ訪ねたのは、開花直前に来襲した大型台風の被害が気になっていたからです。案の定、結果は写真の通り。何年か前に見た通り、あちらこちらに背高く伸びていただろう茎が途中で折れ曲がったのや、根元から倒れている光景がありました。でも、何年か前もそうでしたが、植物の逞しさに驚きます。折れたところから垂直に伸びた茎や、倒れたままの茎から花弁を開いているコスモス少なくありません。そうした光景にレンズを向けているカメラマンの姿もありました。これはコスモス畑とは別の所にある背の低い品種です楽書き雑記「台風に倒れながらも、花を咲かせるコスモス」

  • 楽書き雑記「秋の七草たちのいま」

    散歩道や自宅の庭も、すっかり秋らしくなりました。秋の七草たち(ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ)の様子をカメラに収めてみました。自宅の庭にある七草はハギ、オミナエシ、ナデシコ、フジバカマ。2種類のハギのうち、先に咲いたエドシボリは花が落ち、実が入った莢に。シラハギも短い花期を終えようとしています。長い間咲いていた鉢植えのナデシコも、数輪の花が残っているだけ。真っ先に咲いたオミナエシは、まだまだ元気な黄金色。七草の中でも開花が一番遅いフジバカマは、蕾がやっと膨らみ始め、まもなく開きそうです。ススキ。散歩道の秋の代表ですが、名古屋の郊外でも年ごとに減っています。今年も住宅造成地のススキが住宅の建設でいくつか消えました。同じく散歩道のクズは花期を終え、種子を包んだ莢が何本も垂れてい...楽書き雑記「秋の七草たちのいま」

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