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のりすけ先生
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2013/07/30

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  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向け・最終章

    老人はもう十分に生きたよね、と差し向けられた問いにいかに応えうるのか、といった問題が暗澹として、依然解決されないまま横たわっています。それはダニエル・キャラハンによる「老いの医療」に著されるような深刻な問いだと思います。キャラハンによれば、人が自然な寿命

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO8

    誰が手当て/ 管理するのかさらにもっと深刻な問題があることも付け加えておきます。PEG の適応云々の議論が沸騰していることは先に参照したとおりですが、はたしてそれを造設した場合、いったい誰が手当てし管理するのか、という問題がじつは手つかずの状態になっています。P

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO7

    積み残された課題:それでも安穏としてはいられない理由1.Communications gap経口/ 否経口を問わず、さまざまな(新しい)専門職が関与してエビデンスを固めていく実践は高く評価できるのであるが、ところがここにも問題があります。というのも、多くの場合「多職種協働」と

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO6

    PEG 以外の取り組みこのように、日本ではPEG 技術の進展・安定化と高齢化、さらには病院から在宅へといった社会的要請を受けて、一方では認知症がある高齢者でも嚥下困難障害が発症すれば「PEG」という選択肢が現状では担保されつつも、しかし他方、それにたいする異議申し立

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO5

    日本での現状:再び学会の考え方PEG の適応は先に消化器内視鏡ガイドラインの基準を参照したとおり、1. 嚥下・摂食障害、2. 繰り返す誤嚥性肺炎、3. 炎症性腸疾患、4. 減圧治療、5. その他の特殊治療となっているが、実際の適応を決定する際には、医学的な側面と倫理的側面か

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO4

    日本における認知症高齢者へのPEG は危険かここに、「平成22 年度老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進事業分) 認知症高齢者の胃ろうガイドラインの作成原疾患、重症度別の適応・不適応、見直し、中止に関する調査研究調査研究事業報告書 平成23(2011)年3 月」

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO3

    乖離を考えるPEG をめぐって日本と欧米諸国では現実的な隔たりがあることがお分かりでしょうか。そういった現代日本の医療のありようにかんして、これを痛烈に批判したのが先に挙げた石飛氏による著書『口から食べられなくなったらどうしますか「平穏死」のすすめ』(講談社2

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO2

    欧米での現実についてPEG という技術(手技)の確立はアメリカであったが、そのアメリカでのPEG の適応については「ASPEN ガイドライン」があります。ASPEN ガイドラインではとくに認知症高齢者に限定して適応から除外するということを示してはいません。しかしアメリカ老年

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋・医療関係者向けNO1

    PEG とは、percutaneous endoscopic gastrostomy:経皮内視鏡的胃瘻造設術のことで、本来は「胃内視鏡にて胃ろうをつくる手術」のことをPEG と呼びます。しかし便宜上、造設された「胃ろう」のことをPEG と呼んでもかまわないとされており、用語として厳密には正しくないもの

  • 認知症高齢者への胃瘻の適応の問題についての処方箋NO5

    胃瘻を作らないことを選ぶことは、餓死するのを見殺しにすること?認知症高齢者に胃瘻を作らないと餓死してしまうのでは?とご心配だと思います。家族、あるいは本人が胃瘻造設を選ばなくてもその高齢者をすぐに餓死させるような施設、病院はもちろんありません。できる限り

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