昔、人生チャラ論なんていうのを聞いたことがあって、いいこともあれば悪いこともあって、悪いこともあればいいこともあって、人生全体で言えば結局プラスマイナスゼロに収束するということらしい。まあ、それをどう捉えるかは人それぞれなんだけどね。で、今年の沖縄。梅雨
沖縄県豊見城市の動物病院です。日々の診療、獣医師として、一人の人間としての情報を発信していきます。
沖縄県豊見城市の動物病院です。地域密着型のジェネラリストを目指し日々精進しておりますが、遠方から来院されるかたも大勢いらっしゃいます。高度医療機器に頼るのではなく、病気だけを見るのではなく、病人を診るという人間医療の格言を動物医療でも実践すべく、動物達はもちろんのこと、飼い主さんにもやさしい医療を目指しています。
少しだけ報道はされているけれど、なぜかあまり大きく報道されない。北米のフェンタニル問題。合成麻薬な訳だけれど、実は医療、獣医療現場では非常に重要な鎮痛剤として使っています。それが今や新手の麻薬として北米での麻薬汚染が問題になっていて、その供給源が中国とさ
当たり前だけれど救急では色々な子が来る。いや、通常の外来でも色々な子が来るけどね。で、とあるワンちゃん。おもちゃで遊んで飛び回っていたら急に足を痛がるようになったというもの。で、4ヶ月齢であるということ、犬種もポメ系であるということからある程度は想像はつ
動物同士にももちろん関係性があって、仲がいい子たちもいれば仲がいいも悪いもなくて、中立、言い方を変えればお互いに基本は無関心ということもあるし、もちろん仲が悪いということもある。でもどんな関係性であっても何らかのトラブルというのは起こりうるのです。たまた
イランイランとイスラエルがね・・・・まあもちろん今までの色々な歴史的背景もあるのはある。イランに行ったことがあると言うと人は怖くないの?危なくないの?なんてネガティブなことを言われる。イランの政治体制は別にして、イランという国自体は本当に美しい国だし、い
さて、昨日の記事では猫ちゃんの約1.5cmの乳腺腫瘍の手術のお話でした。この1.5cmというのは全身転移の確率が跳ね上がる一つの壁でもあるのです。なので特に猫の乳腺腫瘍というのはいかに早く見つけ、いかに早く手術をするかということが本当に大事。で、昨日の記事の子はギ
何度も猫の乳腺腫瘍は悪性度の高いものが多いと書きました。なので直径1.5cmがある意味デッドライン。それ以上になると80%(以上?)はすでに遠隔転移をしていることが多いというのがデータ上の事実。なので、本当に早く見つけてほしいし、見つけてあげたいし、手術をしてあ
今日は慰霊の日。沖縄に来た35年前はそんなものがあるなんて知らなかった。周りの人に聞き、調べて色々なことが出てきた。その後も色々な説やいろんなことが変わり、いまだにその内容がコロコロ変わるものもあって、まあ、それが歴史というものだろうけれど。ただ、誰かを悪
本当に今の政治、特に経済関係だけれど、どうなってんだろね。給付金2万円、そして所得税非課税の人はさらに2万円。働かなければ金がもらえるってどういうこと?物価高対策?2万円なんてどこでどう使ったかなんて実感ないよね、きっと。コロナの時の給付金なんてどこにど
通常、人が家の中のものが無くなっていたり、見当たらなかったり、数が合わなかったりすると「どこに置いたかなぁ・・・」なんて思うんだろうけれど、動物を飼っている我々はおそらく思考が違う。「もしかしたら誤食したかも?」なんて思わないといけなかったりもするんだよ
先日ニュースにもなったSFTS について思っていることを書いてみる。5月にSFTS に感染していたと思われる猫を診察した獣医師が死亡した。で、数日前に獣医師会から注意喚起も含めてメールがやってきた。それは全国ニュースで取り上げられた次の日。これをどう思います?迅速な
本日大阪出張でございます・・・・(写真はもちろん沖縄笑)
今日も保護症例。保護はしたけれど、その子が必ずしも健康に何事もなくすくすく育ってくれるとは限らない。そしてそんな子たちがこの時期には病院にやってくる。お尻から腸が出ているということで来院。保護したばかりで体もまだまだ小さい子猫。こうなる原因は色々あるんだ
梅雨は明けたけれど、明けたからこそだけれど、熱中症に注意ということを昨日は書きました。そしてこの季節は子猫たちが親離れも始める時期でもある。それはもう親には守ってもらえないということでもあるんだよね。過酷な世界に放り込まれてしまう、ということ。そして多く
梅雨明け!お出かけが楽しいです!お出かけが嬉しいです!と動物が言っていると思いますが・・・くれぐれも脱水症状、熱中症には要注意です!ブログの更新通知を受けることができます手順としては1.livedoorアプリを取得2.検索アイコンから「風の動物病院のブログ」を検索3.
「目をしょぼしょぼしている」という主訴で来院されることが多い眼科領域。これを我々は「羞明(しゅうめい)」なんて言い方をしているのだけれど、本来はちょっと違う意味だったりもする。本来は通常眩しくない明るさで眩しいと感じる状態のことだけれど、痛くても眩しく感
今日は6月6日どうやら「日本では」カエルの日とか楽器の日らしい。日本ではというのは「欧米では不吉な日」。AIによると・・・・6月6日が不吉とされるのは、いくつかの理由があります。まず、キリスト教の聖書であるヨハネの黙示録に登場する「獣の数字」が「666」であること
備蓄米が販売されるようになったわけですが・・・・販売初日が前日から並んでたとか、12時間並んだとか。やっぱり日本人ってアホになってんのか・・・・だって、2000円ほど安くなったってことでしょ?12時間で2000円時給と換算したら166円。12時間費やしてそれってどうなのよ
昨日に続き、沖縄関連。沖縄タイムスより引用第10回大会で終了が決まった「国頭トレイルランニング大会」のコース整備のため、やんばる国立公園特別地域内の樹木を無許可で伐採したとして、大会実行委員長の知花靖国頭村長が環境省から厳重注意を受けていたことが30日、
こういった不名誉に関しては何も言わない人たちもいる。以下、沖縄タイムスより抜粋県は27日、2024年度の県内狂犬病の予防注射率が前年度比1・3ポイント増の53・5%(速報値)だったと発表した。うち、32市町村は流行防止に必要とされる70%を満たしていない
一昨日の記事(優先すべきは・・・ 〜猫の呼吸困難〜)で助けられなかった猫ちゃんのことを書きました。原因はおそらく肥大型心筋症による肺水腫。以前にも書いたけれど、猫の肥大型心筋症って生死に関わる症状が出て初めて気がつくということが少なくない。すでに肺水腫に
なんとまあ、今日から6月じゃないか・・・世の中には明けない夜は無いとか、やまない雨はないとかって言葉があるけれど・・・・心身ともに弱っている時にそう思えるか?ということと、もう一つ。分厚い雲の上は晴れ、ということもあるのだけれど。先日、出張で飛行機に乗り、
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昔、人生チャラ論なんていうのを聞いたことがあって、いいこともあれば悪いこともあって、悪いこともあればいいこともあって、人生全体で言えば結局プラスマイナスゼロに収束するということらしい。まあ、それをどう捉えるかは人それぞれなんだけどね。で、今年の沖縄。梅雨
複数頭動物を飼っているとそれぞれに関係性があって、それが楽しかったり、和まされたり、時には悩まされたりもする。まあ、人間関係と同じで、彼らにも彼らなりの関係性があるので、仲が良かったり、仲が悪かったり、お互いに無関心であったりと様々。私も含めて飼い主側と
まあ、相変わらず歯科処置も多い当院です・・・それでも昔よりはひどい状況で、というのは減っている。飼い主さんの意識がそれだけ一昔前よりも格段に上がっているという証拠でもあると思うんだよね。ただ、やっぱり「歯磨き」とまでなると難しいと仰る方も多いし、実際にそ
このブログでもよく紹介せざるを得ない「誤食」。放っておいても大丈夫なものから、命に関わるものまで様々。まあ、一貫して思うのは「なんでこんなもの食うの?」というものかなぁ。あ、でもチョコとか人間の食べ物は美味しそうなんだろうなとは思うけどね。で、とあるワン
本日、病院をお休みにさせていただいて・・・・・人生初の人間ドックを受けてまいりました。まあ、今までろくに健診なんて受けてこなかったのですが、さすがにこの年齢になって受けておくか・・・・という後ろ向きな考えのもと、これも経験だということで(笑)。病院を休む
暑い日が続いていますが・・・・となるとやはり熱中症の子たちのことも書かねばということに。ここのところ熱中症疑いの子たちが増えています。多くの場合はおそらく軽傷。一部で入院が必要なことも。でも以前にも書いたことはあるけれど、犬や猫で明確な熱中症の診断基準っ
昨日のXデーは何も起こりませんでした(笑)何やら沖縄に100mの津波が来るとか何とか。元はとある作家さんの作品だとか、香港か台湾の占い師の話とか色々なところが出どころのような話らしいですが・・・・それを真に受ける人たちもいるらしく、当院の飼い主さんにとある旅行
少しだけ報道はされているけれど、なぜかあまり大きく報道されない。北米のフェンタニル問題。合成麻薬な訳だけれど、実は医療、獣医療現場では非常に重要な鎮痛剤として使っています。それが今や新手の麻薬として北米での麻薬汚染が問題になっていて、その供給源が中国とさ
当たり前だけれど救急では色々な子が来る。いや、通常の外来でも色々な子が来るけどね。で、とあるワンちゃん。おもちゃで遊んで飛び回っていたら急に足を痛がるようになったというもの。で、4ヶ月齢であるということ、犬種もポメ系であるということからある程度は想像はつ
動物同士にももちろん関係性があって、仲がいい子たちもいれば仲がいいも悪いもなくて、中立、言い方を変えればお互いに基本は無関心ということもあるし、もちろん仲が悪いということもある。でもどんな関係性であっても何らかのトラブルというのは起こりうるのです。たまた
イランイランとイスラエルがね・・・・まあもちろん今までの色々な歴史的背景もあるのはある。イランに行ったことがあると言うと人は怖くないの?危なくないの?なんてネガティブなことを言われる。イランの政治体制は別にして、イランという国自体は本当に美しい国だし、い
さて、昨日の記事では猫ちゃんの約1.5cmの乳腺腫瘍の手術のお話でした。この1.5cmというのは全身転移の確率が跳ね上がる一つの壁でもあるのです。なので特に猫の乳腺腫瘍というのはいかに早く見つけ、いかに早く手術をするかということが本当に大事。で、昨日の記事の子はギ
何度も猫の乳腺腫瘍は悪性度の高いものが多いと書きました。なので直径1.5cmがある意味デッドライン。それ以上になると80%(以上?)はすでに遠隔転移をしていることが多いというのがデータ上の事実。なので、本当に早く見つけてほしいし、見つけてあげたいし、手術をしてあ
今日は慰霊の日。沖縄に来た35年前はそんなものがあるなんて知らなかった。周りの人に聞き、調べて色々なことが出てきた。その後も色々な説やいろんなことが変わり、いまだにその内容がコロコロ変わるものもあって、まあ、それが歴史というものだろうけれど。ただ、誰かを悪
本当に今の政治、特に経済関係だけれど、どうなってんだろね。給付金2万円、そして所得税非課税の人はさらに2万円。働かなければ金がもらえるってどういうこと?物価高対策?2万円なんてどこでどう使ったかなんて実感ないよね、きっと。コロナの時の給付金なんてどこにど
通常、人が家の中のものが無くなっていたり、見当たらなかったり、数が合わなかったりすると「どこに置いたかなぁ・・・」なんて思うんだろうけれど、動物を飼っている我々はおそらく思考が違う。「もしかしたら誤食したかも?」なんて思わないといけなかったりもするんだよ
先日ニュースにもなったSFTS について思っていることを書いてみる。5月にSFTS に感染していたと思われる猫を診察した獣医師が死亡した。で、数日前に獣医師会から注意喚起も含めてメールがやってきた。それは全国ニュースで取り上げられた次の日。これをどう思います?迅速な
本日大阪出張でございます・・・・(写真はもちろん沖縄笑)
今日も保護症例。保護はしたけれど、その子が必ずしも健康に何事もなくすくすく育ってくれるとは限らない。そしてそんな子たちがこの時期には病院にやってくる。お尻から腸が出ているということで来院。保護したばかりで体もまだまだ小さい子猫。こうなる原因は色々あるんだ
梅雨は明けたけれど、明けたからこそだけれど、熱中症に注意ということを昨日は書きました。そしてこの季節は子猫たちが親離れも始める時期でもある。それはもう親には守ってもらえないということでもあるんだよね。過酷な世界に放り込まれてしまう、ということ。そして多く
以前にも書いたのですが・・・・このブログを見てコメントを送ってくださるのは嬉しいことではあります。その中で診療相談のようなコメントもあります。私でわかる範囲であればお答えするのですが、とにかく情報量が少ない。一番多いのは基準値を外れた項目だけを書いてきて
まあ、いつも書いていることだけれど、きちんとした検査、診断、そして治療というのが基本。なので基本を守りつつ、ということになるのは当たり前。もちろん緊急の時は検査はすっ飛ばして、治療に入らないといけないこともあるけどね。その検査で絶望的になることももちろん
猫は完全室内飼いで!と何度も何度も何度も書くのは外に行く子、そして地域猫の過酷さを知っているから。そんな治療を数えきれないくらいやってきたから言うんだよね。どうしても地域猫としてしか生きられない猫もたくさんいるし、そんな治療がなくなる日が来るとは思わない
昨日の記事で通常の去勢手術であっても、手技のミスによって取り残された、もしくはこぼしてしまった精巣細胞が10年の時を経て腫瘍化するという話を書きました。なので手技的には開放式、閉鎖式どちらでもいいことになってはいるのだけれど、そういったミスを限りなく減らす
先日、6月30日の日曜日は臨時休診でした。その理由が毎年、九州地区日本小動物獣医学会卒後研修会なるものがあるのだけれど、今年は沖縄県の獣医師会が主催となって開催されたので、それに駆り出され(笑)、出席していた次第です。九州、沖縄の各県で持ち回りなので、次は
ちょっとだけ昨日の続き。昨日のような話を他の病院の(院長)先生なんかと話すんだけど、「それは無理だよ〜〜〜」と言われる(笑)そりゃそうだ、今の時代ね。まあ諦めてはいるけれど、もしかしたらという一縷の望みは無くはない(笑)そんな会話の中で言われるのが、ワク
一時期、ヒマだな〜〜〜なんて思っていた時期があったのですが、ここ最近はまたもやバタバタしております・・・・それはそれでいいのですが、どうしても獣医師一人で診療していると時間のかかる子の診察もあり、時にはかなりの時間お待たせしてしまうことも少なくありません
今年もマンゴーの季節がやってまいりました(喜)ブログの更新通知を受けることができます手順としては1.livedoorアプリを取得2.検索アイコンから「風の動物病院のブログ」を検索3.「フォローする」をタップで通知が受け取れるようになります。お手数ですがよろしくお願いし
初夏は膵炎の患者さんが増える、という印象の当院です。本当にそうなのかどうかというデータがあるのかどうかはわからないけれど、実際に多い印象はある。なので「初夏」というのは急性膵炎のリスク因子になってもおかしくないなぁなんて思っちゃう。そしてちょっと前の記事
随分前にこの6月、7月という気温が上がり始める、初夏の頃に急性膵炎が多いというのを書いた覚えがあります。いつの記事かはわかりませんが(笑)。でもそれはやっぱり今でもそんな感じがするのだけれど、でもそれが本当に急性膵炎かどうかという見極めは実は難しかったり
みなさんはTNRという活動をご存じだと思います。T:Trap(捕獲)N:Nueter(不妊手術)R:Return(元の場所に戻す)これらのことを行い、過剰な繁殖を抑えることで野良猫、地域猫を増やさないようにというのが名目になっているけれど、それって本当の目的なのかなと個人的に
「世間一般で思われているほど、お気楽な手術ではありません」これは私が当院で避妊手術、去勢手術を行う際に飼い主さんに必ず言う言葉です。なぜそんなことを言うかというと、それが事実だからと思っているからなんですよね。責任逃れとか、言い訳とかじゃなく、実際に、特
今日もちょっとしたニュースより。沖縄JTBが同県今帰仁村の古宇利島沖に計画している人工浮島(ポンツーン)について、地元4漁協のうち羽地漁協の理解が得られず、計画が暗礁に乗り上げていることが28日、分かった。整備海域に漁業権を持つ今帰仁、本部、名護、羽地の
で、昨日の話の流れで・・・・当院にはそれなりの数でセカンドオピニオンに来られる方もいます。その内容は大きく二つに分類されるような気がする。一つは治らない、もしくは他の治療法がないか、もしくはここでなら手術をしてもらえるといった診療そのものの相談。もう一つ
昨日の記事で薬が値上がりしていると愚痴をこぼしましたが、飼い主さんにとってもそれは同じでもあるんだよね。そして獣医療が発展すればするほど治せる病気も増えるけれど、飼い主さんの出費も膨らむわけです。もちろん薬だけじゃなくて人件費も光熱費も機械もみんな値上が
う〜〜〜〜ん・・・・・・薬の価格上昇と欠品(出荷停止、出荷調整)が止まらない。どうしようか・・・
ちょっと腑に落ちない・・・・沖縄タイムスの記事によると。辺野古の警備員死亡事故「極めて遺憾」 玉城デニー知事、安全確保まで土砂搬入の中止要請へ沖縄県名護市辺野古の新基地建設に使う土砂を搬出する名護市の安和桟橋で、土砂を下ろした後に港を出たダンプが警備員の
ちょっとストレス話が続いていますが、今日もお付き合いを。ストレスは万病の元なんて言うけれど、私は実際にそう思っています。できるだけ好きなように生きて、好きなように過ごせるようにと思って生きている人間ではあるのだけれど、好きなように生きればそれはそれでスト
昨日はストレスの話。今日もって思って入るけれど、そもそもストレスって概念は目に見えにくいもの(昨日の記事参照)である以上、なかなか説明も証明もできない。そう、証明ができないというのが非常に難しいところなのです。まだ人間なら(その確実性はさておき)言葉でス
みなさんはストレスって感じている、もしくは感じる時ってありますか?おそらく「ない」と答える人はほぼいないと思います。じゃあ、ストレスって何だという部分では外的要因、内的要因、その他諸々の事柄が心身に何らかの影響を及ぼすことな訳です。じゃあその外的要因、内