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風の動物病院のブログ http://blog.livedoor.jp/mirco_vet/

沖縄県豊見城市の動物病院です。日々の診療、獣医師として、一人の人間としての情報を発信していきます。

沖縄県豊見城市の動物病院です。地域密着型のジェネラリストを目指し日々精進しておりますが、遠方から来院されるかたも大勢いらっしゃいます。高度医療機器に頼るのではなく、病気だけを見るのではなく、病人を診るという人間医療の格言を動物医療でも実践すべく、動物達はもちろんのこと、飼い主さんにもやさしい医療を目指しています。

風の動物病院
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住所
豊見城市
出身
城陽市
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2013/07/19

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  • もっともっと行き届いてほしい 〜猫の口内炎と全抜歯〜

    なんか昨年末からずっと猫の抜歯をしているような気がする。それだけ口内炎が増えたのか、それとも抜歯という選択を飼い主さんがしてくれるようになったのか、。どちらか一方かもしれないし、両方かもしれないけどね。でもやっぱり口が痛くて食べられない、「食べることが恐

  • 答え合わせはできないけれど 〜犬の呼吸困難と胸水〜

    人間の方では救急医療ってとにかく生命の維持が大きな目的。なので原因の追求は状態が落ち着いてから精査、ということになっています。それは獣医療でもそうなんだけど、救急で来る子たちは原因も同時に特定しないとどうしようもないことも実はあったりして、まずは原因究明

  • お尻の怪我。怪我? 〜増えた猫の肛門嚢破裂〜

    「お尻を怪我している」という感じで来られる時のほとんどが実は「肛門嚢破裂」だったりする。おそらく10件中9件以上は怪我というよりも肛門嚢破裂なんだよね。もちろん稀に喧嘩などの怪我ってこともあるけれど。そしてかなり昔に記事でほとんどが犬で猫は珍しいなんて書いた

  • ちょっと遠くへ 〜狂犬病の集合注射〜

    先日、狂犬病の集合注射に行ってきた。毎年大体、かなり遠くの辺鄙なところに割り当てられる(笑)まあ、どういう基準で割り当てられるのかは不明だけれど。それでも普段行けない地域だったりするので、それはそれで実は楽しかったりするのです。もし、嫌がらせで遠くを割り

  • 同じ場所だけれど・・・ 〜アポクリン導管癌とその性質〜

    昨日の記事の話も少し理解してもらいながら。人も動物も死因の上位に来るのが悪性新生物。すなわち悪性腫瘍、癌なわけです。長生きするようになった副産物でもあったりするんだけどね。でもその癌にも色々あって、めちゃくちゃ悪性度が高く、見つかった時にはすでに手遅れ、

  • 分泌腺って? 〜将来に関わるかもしれない2つの細胞〜

    今日はちょっとだけお勉強の時間です(笑)体には分泌腺というものがあります。名前の通り分泌物を出すところなのですが、これにも大きく2種類あります。おそらく高校の生物で習ったと思うんだけど(笑)まあ、多くの人はきっと覚えていないでしょう・・・・分泌腺には内分

  • 濃い??????

    インバウンド。日本全体がこの言葉に浮かれていると言っても過言ではないと思う。もちろんそれで経済がある程度良くなるならそれも一つの戦略。でもその弊害はそれなりにあるけれど、あまり表には出てこないというか報道もあまりされない。とにかくインバウンド、インバウン

  • 経験を活かしつつ 〜猫の2度目の肥満細胞腫〜

    一度経験したものを忘れないというのは本当に大事で、それは病気でもそう。何度も同じ病気、症状で連れてくるのが遅い人たちもいれば、その経験をもとにすぐに病院で確認という人まで様々。もちろん後者であってほしい、皆さんには。今日もそんな子のお話。とある猫ちゃん。

  • 本当に大事なのはそこじゃない!ここ! 〜犬のスケーリング処置〜

    口腔内環境が非常に大事だということはかなり広がってきた知識だと思う。非常にいいことだし、実際に犬であれば僧帽弁閉鎖不全症、猫であれば慢性腎臓病との関連はあるとされている。口の中の環境=口腔内細菌と考えてもいい。口腔内の細菌によって口腔内のp Hも変わってくる

  • 見逃されてませんか? 〜増えている犬の関節症〜

    何度か書いているけれど、今の小型犬の多くはなんらかの関節症を持っているとされています。8歳以上に限定すると80%以上の子がなんらかの関節症があると言われています。そして・・・それは中年齢以降に出てくるのではなく、若いうちから実はなんらかの関節症が存在してい

  • 恨みでも僻みでもなく(笑)

    CTやMRIには何の恨みもない私です(笑)ですが、ちょこっと獣医療におけるCTやMRIの誤解を解こうと何度か記事を書いています。 最近ではコチラ →魅力的? →好きすぎるもの、嫌いすぎるもの何度も書いているけれど、CTやMRIでのみ、もしくはこれらの方が効率的

  • ヤツらの行動開始! 〜ハブ咬傷 その2〜

    昨日はハブに噛まれた猫ちゃんの直後の状態を書きました。皮膚や筋肉が壊死し、皮膚はコールタールのように固まり、時にはショックや敗血症を引き起こす危険な状態。ただ、この状態を脱したら命の危険はひとまず回避。あとは皮膚が壊死し、脱落した部分の治療に入ります。こ

  • ヤツらの行動開始! 〜ハブ咬傷 その1〜

    今年はとにかく寒かった。もう沖縄になんて住んでられないと心が折れるくらいの寒さ(笑)そしてその寒さが緩むと色々なものが出てきて、色々な被害も出てくる。そう、ノミ、ダニ、蚊などなど予防が必要な連中が動き出す。そして予防しようがないのだけれど、ヤツも出てくる

  • アンチの害悪 〜知ること本質〜

    遅ればせながらだけど、万博が始まりましたね。今の所行けそうな予定ではありませんが・・・(汗)オリンピックの時もそうだけれど、なぜかああいうのイベントにはアンチが湧き出てくる。アホな共産党員とかれいわとか。まあ、旧社会主義的な社会を目指している彼らにとって

  • 狭間で揺れ動くこと 〜猫の下顎の悪性腫瘍〜

    獣医学はその疾患に対してとにかく治療をしようとする。もちろんそれが決して間違っているわけではないが、時に正解ではないこともある。我々臨床にいる人間はその狭間で思い、悩み、決断をして、時には飼い主さんにその決定権を全て渡すことになる。それが時に大きな悩みと

  • 同じ症状だけれど原因は? 〜耳血腫:猫と犬〜

    かなり前にも書いたのだけれど、どこでどんな風に書いたか忘れちゃった(笑)「耳血腫」という状態があって、これは犬と猫で症状は同じだけれど、原因は違っていたりする。犬はおそらく免疫の異常で軟骨なんかを溶かしちゃう。その結果、炎症反応で血液が溜まっちゃうんだよ

  • 治るはずなのに・・・・

    病院に来る子たちは治る子もいれば完治はできないけれど、いい状態をいかに保つか、という子たちもいる。後者はアトピーや腎臓病、心臓病なんかはそうだよね。癌は両方に当てはまる。さて、首を怪我しているということで来たワンちゃん。こんな感じ。黒いところは皮膚が壊死

  • 好きすぎるもの、嫌いすぎるもの

    先日の記事で日本人って抗がん剤に対する忌避感は結構強いものがあるよね、って話を書きました。 記事はコチラ→囚われた意識 〜抗がん剤とその過去〜 その一方で(動物)病院に対するCT(MRIも)への要望(?)というか、それらの検査が好きなんだなぁという記事も書き

  • ボロボロの保護猫と血糖値、そしてセンサー

    元は保護猫という猫ちゃんは多いと思います。保護時に元気だった子、ボロボロだった子と色々だと思います。ボロボロだったけれど、しっかり食べてくれ、その後見違えるようになる子も多いと思うんだよね。で、今日の子は保護時はボロボロ、しっかり食べてくれたけれど、食べ

  • 痛い!その理由は? 〜猫の口内炎と粘膜〜

    猫の(難治性)口内炎。なんか増えている気がする・・・・そしてその場所も様々で、その問題は・・・・この子はすでに臼歯がほとんど無い状態。で、残った犬歯が「潰瘍化」していることが大きな問題。こんな感じで一部粘膜が無く、粘膜の下の組織が見えている状態。これが痛

  • 色々な朱色

    いいも悪いもこの世界(業界)にいると現実を知ることになる。いいことだけでもなく、悪いことだけでもなく、当たり前だけれど「それぞれ」なのだ。ちょっととある漫画(?)を紹介。リンクからどうぞ→https://toyokeizai.net/articles/-/865784#1と#2があるから両方読ん

  • 魅力的?

    自分で言うのもなんだけど、当院にはそれなりに設備は整っていると思う。獣医師一人の個人病院にしてはね。無いもの・・・・と言われればとあるものは無い。時々飼い主さんに聞かれるのは(特に夜間救急で来た方)、ここってCTとかMRIってありますか?と言うもの。(もちろん

  • 堂々とするために! 〜狂犬病予防接種と我々の義務と社会と〜

    今年も狂犬病の予防接種の季節がやってきました。こればかりは狂犬病予防法という法律のもと飼い主さん(私も含め)の義務となっています。市町村への届出と予防接種がセットで義務付けられているものです。その義務を守ることが堂々を犬を飼うためにはその義務を果たす必要

  • 直前でも食い止めるということ 〜多頭飼育崩壊への道〜

    多頭飼育崩壊。もうある意味聞き慣れてしまった言葉ではあるけれど、これを防ぐにはやっぱりきちんとした避妊手術、去勢手術が唯一の方法。もちろん周りのサポートとかも必要にはなるけれど。かわいそうだから、とかお金がとかって言っている間にどんどん増えてどうしようも

  • 選択の自由はあるけれど 〜脾臓のリンパ腫と抗がん剤〜

    昨日は日本人の抗がん剤のイメージがあまりにも悪いという話を書きました。もちろん抗がん剤は万能でもなければ副作用がないわけでもない。なので抗がん剤治療の拒否自体を否定することではないけれど、単なるイメージと感情だけでの判断もしてほしくない、という気持ちで書

  • 囚われた意識 〜抗がん剤とその過去〜

    日本人ってやっぱり抗がん剤に対しての悪いイメージが払拭されていないと日々感じる。その理由は様々だと思うけどね。確かに数十年前は癌細胞は死んだ、でも患者も死んだなんて言葉があるくらいの使用感だったらしい。でもその中で適切な使い方、使用量なんかがどんどん研究

  • いち早く、

    ミャンマー インレー湖ちょっと書くタイミングを逸した気がするけれど・・・・ミャンマーの大地震。ミャンマーと同じくタイでも大きな被害が出ました。ミャンマーは植民地時代の建物も多く、そして中国資本の建物も多い。今回、あの911を思わせるタイの高層ビルの崩壊も中国

  • 引っ張られちゃうもの

    記事の全ては読めていないけれど・・・沖縄タイムスの記事によると沖縄県民の生活「良くなった」が減り25% 「悪くなった」を下回るというもの。まあ実感としてはそんな感じになるだろうなと思う。全国的、いや世界的な物価高に加えて、沖縄ではやっぱりオーバーツーリズム

  • 残ってしまった乳歯をどうする????

    トイ犬種が日本では圧倒的に多い。住宅事情もあるだろうし、やっぱり小さい方が可愛いという日本人の感覚もあるだろうし。その結果、どんどん小さな血統を掛け合わせていって、トイ種よりもさらに小さなトイ種(ティーカップとか)が増えちゃった。もちろん小さな子を可愛い

  • スタートだからこそ

    なんてこった・・・・もう4月じゃないか。時間が経つのが早すぎて、気がついたら新年度。あっという間にヨボヨボになってそうだ・・・新年度と言っても新入社員もいないし、あまり新年度という感覚はないのだけれど・・・病院によっては今日から新人獣医師、新人看護師が入っ

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