時代小説好きな管理人が、趣味で書き綴る三文小説処です。
義理と人情の時代、純粋な恋の物語を表現すべく、日々努力していきたいと思っています。
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久しぶりに書きましためずらしく、少し長めのお話に挑戦してみました。やや甘めのコミカルなところを目指していますが、やはり時代物はむずかしいですね。勉強不足で理解度が今ひとつ……申し訳ない>< 適当に流していただけるとありがたいです。個人的には時代考証よりもストーリー優先の話が好きなので、自分もその姿勢で、と思っています。……なんて、エラそうにすみません。実はかなり適当です><今回は三話までアップ。四話以...
翌日、道場へ行くと、左門が道着に身を包んで小十郎を待ち構えていた。昨日の話の通りにさっそく稽古をつけてくれるつもりらしい。まずは手合わせを、と言われるがまま向かい合わせに頭を下げれば、構えるやいなや小十郎は一瞬で面にぴしりと打ち込まれていた。動きが見えないほどのその速さに唖然としていると、ふむ、と左門はなにやら得心したようで、まずは自分の攻撃をよけろと言った。 それから暫くの間、うんざりするよ...
その晩、小十郎は志乃と美代に、左門との縁談話がまとまらなかったことを告げた。「それは残念でしたね。けれど仕方のないこと、だれのせいでもありません。そのうちにまた良い話が来るでしょう」 いくぶん気落ちした様子で志乃は言った。が、哀しくも不運に慣れてしまっているせいか、どこかでこうなる事を予感していたのかもしれなかった。「だれのせいでもない、はたしてそうでしょうか。父上が不始末を起こさねば、美代...
夫の持田久兵衛が亡くなって早二年がたつ。志乃は今日、久兵衛の墓に参って、久方ぶりの吉報を告げた。 娘の美代に縁談話がきているのだ。相手は坪内左門という男で、美代よりもひとまわりほど年かさのやもめである。一度は妻をもらったが、流行り病により数年ほど前に亡くなってしまったそうで、それからは独り身を通しているとのことだ。 美代はこの正月で17になった。本当なら左門のような年配のやもめよりも、もう少...
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遅ればせながら…レスでございます!!このようなところへお越しくださるかたがいらっしゃるとは夢にも思わず、気が遠くなるほど放置しておりましたぁ!!大変申し訳ありませんっ!!>Tさまコメ、ありがとうございました。拙い作品ですが、お読み下さり、大変うれしいです。日頃、なかなかまとまった時間がとれず、次作も滞りがちではありますが、少しづつでも書き続けたいと思います^^また、サイトのご紹介、ありがとうございま...
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