九州自動車道に味坂スマートIC追加へ メリットが大きいのは鳥栖市のはずだが…

▽九州道・鳥栖IC-久留米IC間に追加される「味坂スマートIC」(福岡県小郡市)が2019年度に着工する見通しとなった。18年度は、国交省が味坂スマートICの整備計画を決定し、小郡市がアクセス道路と九州道本線の連結を申請して国交省が許可。福岡国道工事事務所長が小郡市長に「連許可証」を手渡すセレモニーが開かれる段取りだ。▽味坂スマートICの設置地点は、小郡市福童だが、メリットが大きいのは鳥栖市。物流拠点「グリーンロジスティックス・パーク鳥栖」や「鳥栖工業団地」が立地する。この2つの施設は、鳥栖市東部にあり、さらに近くには佐賀県が「新産業集積エリア」と呼ぶ大規模工業団地を売り出し中で2022年4月にも分譲を開始する。コチラ参考▽ただ残念ながら、これらの施設がある鳥栖市東部地域では市役所のプレゼンスが弱い。「グリーン...九州自動車道に味坂スマートIC追加へメリットが大きいのは鳥栖市のはずだが…

鳥栖駅前の『鳥栖ビル』を解いても見えない駅東口 半端ない“我慢力”？

▽佐賀県鳥栖市議会の「自民党鳥和会(ちょうわ)」という会派が、JR鳥栖駅周辺整備にフォーカスした広報誌を発行した。Q＆Aで駅周辺整備の過去の経緯を振り返り、橋本康志市長を批判している。▽昨年9月、鳥栖駅前の「鳥栖ビル」のシャッターが閉まり、解体工事寸前の状態になり、鳥栖市の情報公開の姿勢に疑念が湧いた。市が、駅周辺整備の具体策を明らかにしないまま、土地開発公社を使って「鳥栖ビル」の土地を先行取得していると疑ったが、間違っていたようだ。コチラ参考▽鳥栖市は市街化区域と市街化調整区域を分ける“線引き都市”。駅周辺の市街化区域で実施する都市計画事業は、都市計画決定が欠かせない。市が計画案を固めたら、市民に縦覧して意見聴取する一方、市や佐賀県の都市計画審議会に計画案を諮問し、“了承答申”を得るなど一連の行政手続きを踏む...鳥栖駅前の『鳥栖ビル』を解いても見えない駅東口半端ない“我慢力”？

佐賀県神埼町に「王仁博士顕彰公園」 こじつけロジックで2億円消費

▽古代の先進地、佐賀県神埼町で8月5日、「王仁博士顕彰公園」がオープンする。王仁は「わに」と読む。朝鮮半島の百済(くだら)国から日本(倭国)に渡り、子供に漢字を教える際に使われる「千字文」という長文の漢詩を、当時の応神天皇に献上したとされる。これが、日本への正式な漢字伝来とされている。▽その王仁の顕彰公園が、なぜ神埼町に？、と調べたら、王仁が日本に最初に上陸した土地が神埼町だったからだという。“ほんまかいな”と疑いつつ、さらに調べた。すると、神埼町竹原(たけわら)の鰐（わに）神社には、王仁の上陸地を連想させる「王仁」の文字が刻まれた祠(ほこら)が存在するらしい。昔からの言い伝えではない、1991年ごろ、福岡市の韓国総領事館の職員が祠を調査して「発見」したという。それ以来、町(現在は神崎市)は、王仁の生誕地とされ...佐賀県神埼町に「王仁博士顕彰公園」こじつけロジックで2億円消費