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PEACE 命の搾取ではなく尊厳を https://animals-peace.net/blog

私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。幅広く動物たちのために活動する団体です。

私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。PEACEは、Put an End to Animal Cruelty and Exploitationの略です。幅広く動物たちのために活動する団体です。動物実験・畜産・動物園・殺処分・毛皮などをテーマに扱います。まだまだ新しい団体ですが、ご支援を!

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2013/04/11

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  • 猿回し・モンキーショーのニホンザルによって人がケガをした事例一覧

    野生ザルによる噛みつき・ひっかき等の事故がよく起きていることからもわかりますが、ニホンザルは、特定動物に指定されています。 特定動物には、人に危害を加えるおそれのある動物とその交雑種が指定されており、飼育するには許可が必要です。逸走させないように、さまざまな決まりを守らなければなりませんし、一般家庭で家庭動物として飼育することはできなくなりました。(2020年から新規の愛玩飼育禁止) そのような規制を受ける動物なのに、なぜかニホンザルに服を着せたり腰ひもを結んだりし、屋外やイベント会場などで調教芸を見せる「猿回し」がまだ行われています。 堂々とやっているけれども、では猿回しでは事故は起きていないのでしょうか? そんなことはありません。 ほとんどの自治体で報告義務がないので、起きた事故のすべてが把握されているわけではありませんが、環境省が毎年発行している「動物愛護管理行政事務提要」によると、これまでに以下のような事故が猿回しやモンキーショーで起きています。 注意事項 起きた事故のすべてが把握されているわけではありません。 事務提要は、平成22年度版(2010年度発行で、2009年のデータを収載)以降がウェブサイトで公開されており、現在、令和5年版(令和4年のデータ収載)まで公開されています。 赤太字はPEACEによる。「飼育者分類」は、事故の概要からPEACEで判断して記入したものです。 猿回し・モンキーショーでのニホンザルによる人身事故 発生 年度 自治体名 事故の概要 被害者数 飼育者分類 2011年 (H23) 栃木県 サル回しのニホンザルと観光客との記念撮影の場で、サル回し師が子供二人の膝の上にサルを載せたところ、自分の膝にサルが触れたことに驚いた子供が大声を上げ、これに驚いたサルがもう一人の子供の頬を引っ掻いたもの。なお、怪我の程度は、3mm程度の引っかき傷で出血はなかった。 1 猿回し 2014年(H26) 東京都 猿まわしの興行を観客として見物していたところ、猿が突然襲い掛かってきたもの。リードは付けていたが、長すぎて制御できなかった。 1 猿回し 2014年(H26) 熊本県 猿まわし劇場にて、ニホンザルが来場者に軽度のひっかき傷を与えたもの 1 猿回し

  • 日本のアニマルカフェの問題点が繰り返し報道されています

    1月27日、東京新聞朝刊にエキゾチックペット飼育やアニマルカフェの問題についての大きな記事が掲載されました(オンラインでは有料記事)。また、その直後、時事通信からもアニマルカフェの問題点を取り上げた記事が配信され、神戸新聞などで大きく取り上げられています。 マスメディアが新しいアニマルカフェを好意的に取り上げたり、珍しいエキゾチックアニマルの飼育を楽しげに取り上げたりするようなことがなかなかなくならない現状はありますが、一方で、こうした動物側に立った良心的な報道もなされ始めていることは、心強いです。 アニマルカフェや移動動物園などにおけるエキゾチックアニマルの展示や、野生動物売買・消費における問題点には、さまざまなものがあります。  動物が本来もつニーズを満たせていない等の動物福祉の問題  潜在的な感染症拡大リスクが存在する問題  乱獲・捕獲による生息数の減少や生態系破壊の問題  希少種取引における密猟・密輸のリスクや反社会的組織に資金が渡る問題  動物そのものや動物との関係のあり方について誤った教育を行ってしまう問題 問題点を知れば、決して真っ当なメディアが関わるべき産業ではないことがわかります。 参考になる最近の報道や、論文などのリンクを集めました。 東京新聞 [blogcard url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/381968] 弁護士JP [blogcard url=https://www.ben54.jp/news/1529] 参考: [blogcard url=https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/5744.html] Frau連載 [blogcard url=https://gendai.media/articles/-/140624] [blogcard url=https://gendai.media/articles/-/140625] [blogcard url=https://gendai.media/articles/-/137992] [blogcard url=https://gendai.media/articles/-/137993] [blogcard url=https://gendai.m

  • ノースサファリサッポロの鳥獣保護法違反について、TV報道がされました

    土地計画法で定められた市街化調整区域に無許可で建物を建て、20年も違法状態で事業を続けていた札幌市のノースサファリサッポロについて報道が続いていますが、建物の撤去計画が昨日18日、札幌市に提出されたとのことです。 他の問題が新たに発覚しているので、こちらの記事に追記していきます。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/zoo/northsafarisapporo-scandal.html target=] 本日ご報告したいのは、ノースサファリサッポロが野生のゴマフアザラシを、毎年必要な飼養登録をせずに5年間飼育していた問題についてです。2020年に当会が札幌市に根拠となる文書を提出し指摘したところ、ノースサファリサッポロに指導が入り、飼養登録がなされて終わってしまっていました。 特に処罰等はなく指導で終わったので目を引かず、当時、大手新聞社の北海道支局や地元地方紙などに情報提供しましたが、まったく反応がありませんでした。しかし、今回ノースサファリサッポロの他の問題が次々発覚するなかで、ようやくこの問題がテレビニュースでも取り上げられました。 グランピング施設のアザラシ、虐待だと炎上 去年11月、Xにノースサファリサッポロの運営するグランピング施設にいるアザラシに関する投稿がなされ、あまりにかわいそうだ、虐待だ、ということで炎上しました。このとき、札幌市には500件の通報が寄せられたそうです。当会も札幌市の動物愛護管理センターに指導の状況などを確認しましたが、詳細は教えられないが、何もしていないわけではないので理解いただきたいとの説明でした。 [blogcard url=https://www.j-cast.com/2024/11/07497427.html?p=all] この炎上中に、PEACEでは以下の投稿をしました。ノースサファリサッポロの過去の鳥獣保護法違反についてです。 ノースサファリサッポロは、2015年に礼文島で捕獲された野生のゴマフアザラシを9頭購入するも、2020年時点で7頭も死なせていた。この捕獲は、弱ったアザラシの保護等ではなく、動物販売業者による展示施設への売却目的の捕獲です。… https://t.co/S28Hdhi50y pic.twitter.com/Aql1vsJuu

  • ボーンフリーUSAによる飼育下の魚類の苦しみに関するレポート(2023)

    一昨年、ボーンフリーUSAが飼育下の魚類の苦しみに関するレポート「Oceans Away from Home: The […]

  • ノースサファリサッポロに次々問題発覚! 建築物の撤去へ

    ノースサファリサッポロにの建物は全て無許可で違法状態 危険な動物とのふれあいを売りにし、動物福祉に配慮のない施設として知られていた札幌市の動物展示施設「ノースサファリサッポロ」ですが、2月1日の読売新聞の報道を皮切りに、総ての建築物が2005年の開業以前から違法に設置されていた問題についての報道が続いています。 [blogcard url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20250131-OYT1T50160/] ノースサファリサッポロが営業している場所は、都市計画法の定める市街化調整区域にあたり、住宅や商業施設、ビルなどを建築する開発は原則認められない場所だったというのです。 札幌市は、「郊外の大部分が『市街化調整区域』であり、森林や農地などの貴重な自然を保全し、無秩序に市街地が拡大するのを抑制しています」とウェブサイトに書いています。 ノースサファリサッポロは札幌市の動物園条例の対象となる「動物園」にはあたりませんが、多くの人が動物園だと思っているような施設です。動物園が(実際にそれができるかは別として)環境保全などをうたわなければ存在意義を失う時代に、地域の自然を破壊して土地を開発、次々と違法に建築物を建てていたというのだから、驚きます。 当会でも札幌市に確認しましたが、現在ノースサファリサッポロの総ての建築物は許可なく違法に建てられたもので間違いがないとのこと。運営会社であるサクセス観光に対し、市はいよいよ建物の除却命令を出す方針です。2月10日の市長会見での質疑応答も視聴しましたが、札幌市はあくまで完全撤去を求めており、ノースサファリの現状の建物に許可が出ることはありません。 動物の命を預かる業でありながら、その事業の根本となる建築物について違法状態を解消せず事業拡大して継続してきたなどというのは、あまりに無責任です。 ノースサファリ側は、当初は市の見解に抵抗を見せるような文書を公表していましたが、その後、次々と問題点が報道される中、撤去へ向けた計画を17日に市に提出すると公表しました。 土地計画法以外の問題も、次から次へ これまでに報道された問題には、以下のようなものがあります。 国道沿いに誘導のための看板を違法に設置していた。 建物の一部や看板、恐竜のオブジェが、市の所有する河川敷にはみ出している。

  • エシカル基準解説書『58人の未来を考えるエシカル経営の専門家が書いたエシカルバイブル』

    『58人の未来を考えるエシカル経営の専門家が書いたエシカルバイブル』 日本エシカル推進協議会 編著 日本生産性本部 2024年発行 昨年、『エシカルバイブル』が発刊されました。これからの経営と消費において、真のエシカルとはどのような状態を指すのか。その目安を具体的に示すために日本エシカル推進協議会が策定した「JEIエシカル基準」の徹底解説書になっています。 JEIエシカル基準には、「動物の福祉・権利を守っている」という項目もあり、その中の「生きた動物の売買・展示などでの動物の利用を避ける」の項目をPEACEの代表が執筆しました。動物取扱業者をめぐる問題、飼育下の野生動物をめぐる問題、イルカ追い込み猟によって野生のイルカが捕獲され続けている問題、アニマルカフェの問題などにもふれ、企業が安易に宣伝活動などで動物を用いないよう求めました。 ぜひご覧ください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/jei_ethical_standard_202110.html target=] [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/books target=]

  • アメリカ:海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく海産物輸入規制は2026年1月施行で市民団体と合意

    漁業では、狙った魚だけが獲れるわけではなく、クジラ、イルカ、アザラシ等の海洋哺乳類なども一緒に捕獲され、死亡したり、重傷を負ったりしています。 毎年、世界中で65万頭以上の海洋哺乳類が漁具に巻き込まれて死んでいると見積もられており、商業漁業による意図しないこれらの犠牲は「混獲(Bycatch)」と呼ばれています。動物たちは溺死したり、船外に投げ出されて負傷したりすることによって死亡します。商業漁業による混獲は、世界中の海洋哺乳類の個体群にとって最大の保全上の脅威です。 アメリカの海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく海産物輸入規制 アメリカでは1972年以来、海洋哺乳類保護法(MMPA)によって、海洋哺乳類の混獲を防止する対策がアメリカと同等の水準でとられていない商業漁業で漁獲された海産物の輸入を禁止することが定められていました。 アメリカは世界最大の魚介類輸入国であり、アメリカで消費される魚介類の約70~85%は、カナダ、インドネシア、エクアドル、メキシコなどの130か国以上から輸入されています。アメリカが海洋哺乳類の混獲をなくすことを目的とした規制に乗り出すことは、とても意味のあることでした。 しかし、米国政府は、どの漁業を禁止するかを決定するプロセスを確立した2016年まで、この条項をほとんど無視していました。そして、その後も輸入禁止措置の施行日を何度も延期してきました。2023年1⽉1⽇にやっと始めることになっていたものが、免除期間がずるずると引き延ばされ、2025年12月31日までに延期されていました。 アメリカでは昨年夏、この遅さに業を煮やした市民団体3団体が、規制を履行していないとして政府を相手取り国際貿易裁判所に訴訟を起こしていました。国際貿易裁判所は、アメリカの特別審理裁判所(特定の種類の訴訟に関して米国全土に管轄権を有する裁判所)のひとつで、国際通商裁判所とも訳され、貿易や関税に関する事件を扱います。 [blogcard url=https://biologicaldiversity.org/w/news/press-releases/lawsuit-seeks-to-protect-marine-mammals-from-foreign-fishing-gear-enforce-seafood-import-bans-2024-08-08/] しかしこの

  • フランスはサンクチュアリの提案を拒否、マリンランドのシャチたちがロロパルケに送られる可能性が濃厚に?

    フランスのマリンランド・アンティーブが2025年1月5日に閉園し、親子のシャチ、ウィキーとケイジョの行く先が注目されています。 日本に送られることは否定されましたが、候補にあがっていたのは、カナダのノバスコシア州にある「ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト」のサンクチュアリと、スペイン領カナリア諸島テネリフェ島にある娯楽施設「ロロパルケ(ロロパーク)」です。シャチたちにとって、ロロパルケの狭い水槽よりも、自然の海の広い環境で終生飼育されるサンクチュアリが望ましいのは当然でした。 しかし、フランスの環境連帯移行省はカナダのサンクチュアリへの移送の申請を拒否する回答をしたとのことで、シャチたちはロロパルケに送られる可能性が濃厚になりました。 ロロパルケはいまだに動物のショーを行う劣悪な娯楽施設で、シャチの福祉や十分な広さ、環境が備わっていません。問題は設備だけでなく、シャチ同士の対立による負傷、プールを噛んで塗装を飲み込み歯が摩耗する、不適切な繁殖、病死、そしてトレーナの負傷や死亡という深刻な事故も起きています。 ホエール・サンクチュアリ・プロジェクトは、資金面、現在の飼育員との協力関係とサンクチュアリへの同行、輸送の準備に至るまで、入念な準備と説明を行ってきました。 しかしフランスの同省は、サンクチュアリの申請に対する回答に9か月もかかり、その結果、サンクチュアリまでの移送はスケジュール的に厳しいとの判断を下したようです。 ホエール・サンクチュアリ・プロジェクトはフランス同省に対し再考を求め、ウィキーとケイジョにとって最良の決断=サンクチュアリへの受け入れはまだ可能であるとしています。 [blogcard url=https://whalesanctuaryproject.org/ministry-of-ecological-transition-rejects-application-to-bring-orcas-from-marineland-antibes-to-sanctuary/] また、1月30日、フランスのアニエス・パニエ=リュナシェ大臣(環境連帯移行・生物多様性・森林・海洋・漁業大臣)は、マリンランドのイルカたちについても、シャチたちと同様、ヨーロッパの水準を満たしていないところには送らないと公表しました。フランスの保護団体によれば、これは中国にも送

  • 水族館のイルカによる人身事故例を追記

    伊豆の水族館で起きたイルカによる人身事故について、こちらのページに追記しました。これまでこのページには海外の事例を集めて […]

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