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  • 蛇蛇例遊:6 ごえん

    旅で訪れた神社仏閣では、特別のところでなければ、そこでのお祈りは「ご縁がありますように」となります。お雑煮の季節、特別のことでなく、とにかく誤嚥には気を付けましょう。搗いた餅でなく、1枚ずつ包んであるような便利な餅には、餅の味も香りもないのに、粘りだけはしっかりというものもあって、特に注意が必要です。のどを通るとき、ちょっと違うなと感じることも誤嚥のもとになりますから。みなさま、できるだけゆったりした気持ちで、好いお年をお迎えください。にほんブログ村蛇蛇例遊:6ごえん

  • 蛇蛇例遊:5 クレーマー

    クレーマークレーマーという映画がありました。クレーマーさん夫婦の離婚裁判の話ですが、いまではクレーマーと聞くと、むやみにクレームをつける人と聞こえます。除夜の鐘がうるさいという文句をきいて、さっさとやめてしまったお寺があります。苦渋の選択と言いながら、やめ際がさっぱりし過ぎていて、まるで苦情を待っていたかのようにも勘繰られます。では、うるさいと言わせたのは誰なのでしょうか。あの鐘の音をうるさいという人もクレーマー、言わせる人もクレーマー、これこそクレーマークレーマーではないかとふと思いました。除夜の鐘では知恩院のあの荘厳な音が好きだと一昨日も書きましたが、NHKの放送で何年か前からそれが聴けなくなり、続いていたのがいつまでだったか尋ねてみようと電話したら、「知恩院」を知らないご婦人がふれあいセンターの受付にいら...蛇蛇例遊:5クレーマー

  • 蛇蛇例遊:4 フリオ

    フリオの歌声は、ゆっくり聴くと優しく聞こえます。尾を振る犬は可愛く見えます。すぐに咬みつく犬には見えません。人間はむやみに尾を振ってはいけません。危ないのは、組織機構の代表が尾を振る素振りを見せてくるときです。組織機構の代表が、国の代表のような顔をして尾を振る素振りを見せてきたときは、危なさがまた重なります。そんな相手に、こちらから尾を振っていると、とんでもないヤバい結果を招きます。フリオの歌声も、ヤベーヤベーと聞こえてきます。そんなことを考えていたら、しっぽには尻尾よりも振尾という字を当てることもできそうだと思いつきました。振尾はどうあってもそのときだけのこと、決して未来永劫に続くものではありません。にほんブログ村蛇蛇例遊:4フリオ

  • 蛇蛇例遊:3 おにしめ

    お煮しめの時季がきました。暮になぜ挙ってお煮しめを作るのか、それには呼び名の呼びかけが効いているようです。年の締め、おにしめ、鬼の活躍時季はひと月あまり先ですが、いまはちょうど締めの時期です。しめにもいろいろありますが、締め方もお国柄で異なります。お国柄だけでなく、締められる人の肩書によっても違いがありそうです。要職にかかわった人には、どうやら締め方が緩いようです。悪事を働いた人を逮捕するには、現行犯逮捕でなければ逮捕状が必要ですが、その逮捕状の扱いが締め方とかかわりがあることに気づきました。逮捕には、容疑者へのこらしめと、人びとへのみせしめという二つの意味があるでしょう。つまり、お二しめです。こらしめは、つらい思いをさせて懲りさせること、みせしめは、こんな肩書を持った人でも悪いことをすればこういう目にあうぞと...蛇蛇例遊:3おにしめ

  • 蛇蛇例遊:2 かんよう

    年の暮が近づき、除夜の鐘を聴けるときが間もなくやってきます。処々方々の鐘のなかで、いちばん好きなのは知恩院の鐘です。低い落ち着いたあの鐘こそ、除夜にふさわしい音を聴かせてくれます。あの鐘の音を聴いていると、百八つの煩悩を取り除くというより、静かにゆったり年を越す意味では、徐夜の鐘と書きたい心地になります。NHKの放送で何年か続いていた知恩院からの中継は、いつの年からかなくなり、いまではほかの寺院の鐘に変わっています。除夜の鐘がうるさいと文句を言う人のいることがSNSで話題になっています。響きの悪い軽い鐘なら、叩き方によってはうるさいと思われることもあるでしょう。そこで寛容の気持ちが生まれるかどうか、それには住職のお人柄や近隣とのお付き合いがかかわっているかもしれません。国どうしのことにもなれば、何かにつけて争い...蛇蛇例遊:2かんよう

  • 蛇蛇例遊:1 しんちゅう

    新シリーズの始めに標題の読み方から。こんな熟語はありません、「だじゃれあそび」のつもりです。獅子身中の虫ということわざがあります。この虫がうようよと蠢いて、その保虫政党が腹を食い破られようと、格別苦にはなりませんが、国が食い散らされたのでは大いに困ります。いま最も危ない虫は、N町O町界隈に巣食う親中の虫です。にほんブログ村蛇蛇例遊:1しんちゅう

  • 俗人の楽しみ:31 含み

    「XXを極めて重視する」という表現には、いろいろな意味が含まれています。含みを持った言葉は、言ったほうと聞いたほうでは、位相が0~180度の間で変化します。こんなことも起こりえます。「こう言ったではないか」「そういうつもりで言ったのではない」自分だけに都合のよい解釈を、憶測と言います。憶測をGoogleで翻訳してもらったら、こうなりました。憶測(日)⇒speculation(英)・・・なるほど、確実な事実なし憶測(日)⇒投机(中・簡体)・・・文字からは意味不明、なんだか物騒憶測(日)⇒投機(中・繁体)・・・やはりそうか、いちばちの匂い憶測(中)⇒リコール(日)・・・おやおや、どうなるのかにほんブログ村俗人の楽しみ:31含み

  • 俗人の楽しみ:30 いい顔

    車選びに興味のあったころの思い出です。整備屋さんの嫌う難しさはあっても、乗り心地は抜群の車を作る会社がありました。販売店に行ってみたところ、そこのおじさんは話をするのも面倒というような難しい顔をしています。早々に引き上げてからは、その社のカタログを見る気にもなりませんでした。営業の仕事には、いい顔がいちばんものを言います。国どうしの付き合い、外交にも、いい顔がものを言います。ただし、国交の場合は、互いにかわすいい顔も、その時のものでしかありません。国の代表が変わったあとに、いま見ているいい顔がどうなるかは全く想像できないことです。誠意を尽くしておけばという期待が、どれほどあてにならないものであるかは、いま南のほうの隣国と、北のほうの隣国が、どういう顔をしているかを比べて見ればたちどころにわかるでしょう。にほんブ...俗人の楽しみ:30いい顔

  • 俗人の楽しみ:29 線引き

    まっすぐで美しい良質な住まいづくりを設計信条としている建築家が栃木におられます。まっすぐな線は確かに心地よいものです。建物の外壁の角の線でも、屋上から見下ろしたとき、くねくね曲がって見えると、建築屋さんの腕を疑いたくなります。材木の墨付けも、墨つぼでなくレーザー墨出し器が使われるようになったと、その栃木の建築家のブログで知りました。国境にもまっすぐな線を地図で見かけますが、あの線だけはまっすぐなほうが曰くを含んでいそうで、あまり心地よくありません。海には見える線を引けません。XX水域という面が国際協議で決められても、線の見えない人たちがそれをよいことに、水域侵犯を常習化することもあります。それを黙って許す日本人は、自分たちがお人好しと思っていても、あちらからはたぶん間抜けの弱腰と見ているに違いありません。バカな...俗人の楽しみ:29線引き

  • 俗人の楽しみ:28 時間稼ぎ

    話をこじらせて面倒にする手は、時間を引っぱりたいときにも使われると昨日書きましたが、引っぱるには、その話が自分の手の内になければなりません。自分の持ち時間のときにだけあてはまるなら、相手が持っている時間を取り上げて引き延ばす場合には何というのでしょうか。時間稼ぎという、ややこしい言葉があります。自分の行動をやったように見せかける時間稼ぎと、相手の行動を妨げる時間稼ぎがあって、前者の場合は"しない"時間で、後者の場合は"させない"ためにその間に何か"する"時間なのです。国の大事を審議させないための時間稼ぎで邪魔をしておいて、内閣の業績評価を落とし支持率を下げるという、まことにくだらない戦法が大手を振ってまかり通っています。議院運営委員会という機関は、25人も集まっていったい何を相談しているのでしょうか。にほんブロ...俗人の楽しみ:28時間稼ぎ

  • 俗人の楽しみ:27 こじらせ

    話をとかく面倒にしたがる人がいます。一昨日書いた質問にもその習癖が現れます。一つの話で、それが話にならないことでも、時間を引っぱりたいとき、ほかの人に口を挟ませたくないとき、話を面倒にするとその望みがかないます。話を面倒にする方法はさまざまです。①文脈をずらせて疑問を持たせる②不可解から了解という普通の頭の働きを逆の方向にむけさせる③状態、状況、その場の空気の理由を解析し始める④見せたくないもの聞かせたくないことを隠し、見たくないものを見せ聞きたくないことを聞かせる①と②は政治屋、③は心理学者がよく使い、④は放送、新聞で常用される手です。④は地上波放送、大手新聞が使う最も悪質な手段で、話をこじらせるだけでなく、虚言虚報を織り交ぜることも平然と行われます。こういうこじれ話を避ける方法が一つあります。見ないこと、聞...俗人の楽しみ:27こじらせ

  • 俗人の楽しみ:26 テスト

    テストの好きな人は、たぶんゲーム好きでしょう。ゲームのなかでも、正解があって答えが合っていればOKという、あてものゲームが好まれるだろうと思います。テストは教育の場で使う道具のようなものですが、この道具の利点は、採点しやすいことに尽きます。多くの人は数字に騙されやすいので、数字になりやすいテストが便利に使われます。教育の場には、正解病が蔓延しています。正解は、何かにつけて便利だからです。ものごとに正解があるのは、ごく一部の限られた範囲であるのに、テストで正解を当て、当たりの割合が高ければ成績優秀と判定されます。学生生徒の人格能力のある部分だけが評価される仕組みが、便利第一で定着してしまっています。教育の仕事を労働だと思い込ませられてきた人が、労働ならまずは効率と、採点ロボットのような方法に慣れてしまったのでしょ...俗人の楽しみ:26テスト

  • 俗人の楽しみ:25 質問

    質問には2~3とおりの目的があります。①知りたいことがあって、それを問い質す②ただしゃべりたい欲求を満たす③意欲のあるところを見せる、あるいは見せかける①が本来の質問ですが、それが繰り広げられる場の公共性に比例するかのように、①よりも②、さらに③と利用頻度が増していきます。②や③では、質問のために組み入れられた時間が、質問以外のことにただ消費されます。なぜそうなるのか、考えてみたら、②や③を多用する人は、時間の使い方に自分とおおやけの区別ができない人なのだということに気づきました。そんな人を国会議員にしておくのは、国の大損です。税は、増やすことより使い方に関心を寄せなければなりません。にほんブログ村俗人の楽しみ:25質問

  • 俗人の楽しみ:24 詮索

    何か詮索を始めると、時間はどんどん過ぎていきます。時間の経つのが早いのは、我を忘れているからです。ものごとの詮索は、それから何かが得られて好い結果をもたらすものと、時間つぶしに終わるものとのふたとおりに分かれます。時間つぶしの詮索は、一種の病になることもあります。詮索症は、歪曲した好奇心によって突然発生することもあり、伝染性の強いものもあります。詮索症は脳の病で、思想を共にする集団、あるいは建前上思想があるかのように装っている集団に強い伝染性が現れ、集団詮索症になります。集団詮索症は、罹病者を奇妙な行動に駆り立てます。数人の小集団で、他人の事務所に押しかけ、事務用品を見せろと言ってみたり、その性能実験を行ってみたり、常識では考えられない奇行に走らせます。病なら仕方がないとも言えますが、問題は、そんな奇行にも仕事...俗人の楽しみ:24詮索

  • 俗人の楽しみ:23 流れ

    流れに乗れば、ことは何かとうまく運べます。流れに乗りそこなうと、あとでしまったと思います。組織の運営も、目的達成のために流れに乗ることは必要です。ところが、流れに乗って得られるラクチン気分が、組織運営の目的を忘れさせてしまうことがあります。その大典型が言論の自由で、ことの当否正否はさておいても、声が届きさえすれば話が通るという、国連のいまの動きにも現れています。気候変動対策に関する国連のCOP25(国連気候変動枠組条約第25回締約国会議)で、温暖化対策の強化について全会一致で合意したと報じられました。地球温暖化は、100年間で0.74℃上昇というデータをもとに、長期的上昇傾向にあることが「疑う余地がない」と決めつけてしまい、自然要因だけでは現在の気温の上昇は説明できないから、新しい技術によって温度の上昇を阻止し...俗人の楽しみ:23流れ

  • 俗人の楽しみ:22 聞き耳

    聞き耳を立てるのは聞こえない話を聞き出そうとすることですが、聞き耳を立てさせようと仕向ける話術もあります。声を小さくして聞きにくくすると、皆が注意して聞くようになるという手法を、講演などで用いる人がいます。亡くなった西部邁氏は、しっかり聞かせたいときに「小さい声で言いますが」という前置きがお好みのようでした。聞きにくくするには、声を小さくするだけでなく、口語ではあまり使わない言葉を混ぜて使うという方法もあります。議会や記者会見での発言にもその手がときどき使われます。麻生副総理のお得意の手で、未曾有を「みぞゆう」と言ってみると、国語表記の基準どおりの言葉しか知らない記者はたちまち引っ掛かります。それを鬼の首でも取ったように揶揄するような記事を書く人は、自分の知識の浅薄さの宣伝になっていることにも気付きません。昔使...俗人の楽しみ:22聞き耳

  • 俗人の楽しみ:21 目立つ

    商売繁盛のためには、目立つことがだいじです。持っている力と目立ちの度合いとのかね合いもだいじです。国柄で見ると、歴史の浅い国はとかく目立ちたがるようです。ここでいう歴史は、現在の国体が備わった時からの話で、その土地が存在していた年月のことではありません。どこかに四千年の歴史があると言われる国があっても、途中で大革命があればいまの国柄とは無関係でしょう。力を出せる人がどれほど大勢いても、自分が目立ちたいだけの独裁者が国の実権を握っていれば、人々の力は国力としては働きません。自国民の力をまとめきれない独裁者は、勢力範囲だけを国外に向かって押し広げるしかありません。そんな国の首領を国賓として招けば、侵略に手を貸し独裁者個人を満足させる効果しかないのはわかりきったことです。にほんブログ村俗人の楽しみ:21目立つ

  • 俗人の楽しみ:20 虚言

    虚言は、発信者の論理で作られる、目的を持った作品です。見破られたときへの対処方法、自己責任への覚悟を、それぞれに持って発信されます。そうでないただの嘘は、ギャグであったり、妄言であったりします。虚言作家は、類が友を呼び、N町には群をなしています。群は大小さまざまで、小さな群が大きな群のなかに溶け込んでいることもあります。そこでの虚言の目的は、多くの場合、作家としての地位の保全が大きな割合を占めます。発信の仕方には、地位の保全が考えめぐらされています。虚言の論理に組み入れにくい、国の未来のこと、国民生活の将来のことは、ほとんど埒外に置かれます。こういう虚言作家の地位保全に力を貸す奇妙な寛容に、暗くて辛い自己責任を感じている人はどのくらいいるのでしょうか。にほんブログ村俗人の楽しみ:20虚言

  • 俗人の楽しみ:19 略称好み

    略称はどこの国でも好んで用いられるようです。株式会社という社名の基礎部品を(株)と書いたり(カ)と書いてみたりします。英字の場合はこれが何種類もあって、なかには同じような意味の記号が二つも並べて使われている奇妙なものもあります。賞味期限の表示義務を定めているJAS法も奇妙な略称です。正規の名称は「農林物資の規格化等に関する法律」です。日本農林規格の制定がこの法律の主目的と見えますが、それに食品全般にかかわる規定を含めると、名前と中身が合わなくなり「等」を付けてもまだしっくりこないので略称で呼ぶことが一般化されたように見受けられます。略称には、もとをたどっていくと、叡智とは異質の何かが潜んでいるように感じます。にほんブログ村俗人の楽しみ:19略称好み

  • 俗人の楽しみ:18 期限

    期限を決めておくと、自分の意思がしっかりしたような錯覚を招きます。期限のギリギリまで手を着けずにいて、あとはバタバタと片付けるのも、よくあることです。期限が決められてあると、そのものごとが確かであるような感じを受けます。販売される加工食品には、賞味期限の表示が食品衛生法とJAS法によって義務付けられています。この表示を見ると、何となく安心感をもつだろうというもので、味が保証されているわけではないでしょう。食品の表示は見せる期限ですみますが、見せるだけではすまない期限があります。そういう期限は、何年何月何日までという表し方はしません。「任期中に」「生きている間に」などと、いつのことかわからない言い方になります。言い換えれば「そのうちに」と同じことで、これを聞いたときは半ばやる気はないと見たほうがよいのかもしれませ...俗人の楽しみ:18期限

  • 俗人の楽しみ:17 踊り

    東京パラリンピックの開会式と閉会式で、パフォーマンスを披露する主役を含む出演者およそ400人が、障害のある人を中心に一般からオーディションで選ばれるそうです。パフォーマンスといっても、日本のパラリンピックであることを忘れずに選考してほしいものです。民族舞踊と無関係の踊りに適当な名前をつけて見せようとするような、思考障害者のパフォーマンスは排除しなければならないでしょう。それはヘイトではありませんから。にほんブログ村俗人の楽しみ:17踊り

  • 俗人の楽しみ:16 盾

    盾は、刃物、鈍器、弓矢、投石、銃射撃などから身を守る防具ですが、賞品や室内装飾にも使われています。衣食住の直接の目的から外れたところでも、守ること褒めること飾ることにかかわるモノがだいじにされてきたのでしょう。盾は、通常体の前や横に向けて使われますが、これを後ろに背負うと後ろ盾ということになります。後ろ盾は、モノではなく心の盾です。人間が何か活動する場合、確かな後ろ盾があれば目的への意の注ぎ方も強くなれます。後ろ盾も、ときには危険なこともあり、形勢の都合上任せたような後ろ盾に、いつしか銃眼が作られ、機会を見計らってそこから銃口が向けられることもあるので、後ろ盾になっているはずの人の構えや動きにしっかり気を配らなければなりません。そうなると、国の運命をかけたようなことがらに傾注することもむずかしくなります。大事へ...俗人の楽しみ:16盾

  • 俗人の楽しみ:15 呑む

    「呑む」楽しみの王者はやはり酒でしょう。"酒"で検索してみたら、近所の酒屋の地図が出てきました。酒屋を調べても仕方がないので、"最高酒"にしたら、出てきたのが「十四代純米大吟醸大極上諸白龍泉」、味は想像に預けて、折角なのでどういうものかを覗いておくことにしました。まず総銘柄の十四代のいわれから始まります。元和元年創業から十五代の、山形の高木酒造の当主が、商標登録を申請したとき、十三代、十四代、十五代の三つのうち十四代だけが認められたという話です。十四代なら「とよしろ」と読めるので、認定した役人のお気に召したのかもしれません。諸白(もろはく)は、麹米と掛け米の両方を精白米で造られた透明度の高い酒で、その大極上なら、さぞすっきりした旨い酒なのでしょう。「龍の落とし子」という十四代にしか使わない米から造って、氷温貯蔵...俗人の楽しみ:15呑む

  • 俗人の楽しみ:14 歌う

    "歌"で検索してみたら、いま喜ばれているPOPがトップに出てきました。POPは、はじけるような楽しそうに歌うものかと思って聞いてみると、多くの歌手は目をつぶって苦しそうにのどを絞って叫んでいます。こういう歌をなぜポップと呼ぶのか、そこで気付いたのは、このPOPはポップコーンのポップではなくポピュラーのポップらしいということでした。歌を聴く人々が、常に苦しみの中にいれば歌う苦しさに共感を覚え、生活に苦しみなど知らない人は、味わったことのない異様な姿に驚き、それぞれに感動を覚えるのでしょうか。すぐあとで苦しさなど全く感じさせずに歌う人の歌を聞いてみると、始めはほっとし、中ごろには平板さに飽きがくるのです。歌がなかなか覚え込めないのは、歌の途中から耳には入っても聞いてないのだということがわかりました。にほんブログ村俗人の楽しみ:14歌う

  • 俗人の楽しみ:13 持ちもの

    大型の双眼鏡を持ち歩く人が増えているそうです。大きく立派に見えて軽いものが喜ばれるのでしょうか。婦人帽、サングラス、ネックレス、カメラ、腕時計、バッグ、靴までも、同じ大きさなら大きく見えるほうが好まれているようです。持ちものでなく国までも、大きく見えるところとの付き合いがだいじにされます。すぐ隣に、広大な土地を持ちながら勢力範囲を大きくすることだけに執心している国があると、その勢力範囲に呑み込まれる恐れには気付かないふりをして、相互の繁栄第一を唱える友好バカがあらわれます。友好バカは、相手の望んでいる繁栄が、相互ではないことには目をつぶります。前世紀に、大きく見える国と不可侵条約を結んで大失敗をした歴史の事実にも目をそらそうとします。そういう友好バカが、何百万人の殺戮を平然と行う広大国の首領を、国賓として招こう...俗人の楽しみ:13持ちもの

  • 俗人の楽しみ:12 回す

    コマを回したり、回っているものを見たり、回転に惹きつけられるのは人間だけではなさそうです。フィギュアスケートでも、滑っている途中で回って見せることが、何年か経つうちに3回転、半分おまけがついて降りてから後ろ向きに滑る3回転半のトリプルアクセルが、女子でも当たり前のようになろうとしています。半回転余分で、そのあとに加速されるのではないのに、なぜアクセルと呼ぶのかと思ったら、その回り方を考えた人の名前でした。回転してから後ろ向きに進むのは、その状態をいつまでも続けてはいられません。しかもそこでよろよろと姿勢が決まらないのでは、見て喜んではいられないでしょう。野党の集団が後ろ向きのままで、よろよろと意味のないことにかかわっているさまは、7回転の問題すり替えを混ぜてみても、見苦しいの一言に尽きます。それをアホなメディア...俗人の楽しみ:12回す

  • 俗人の楽しみ:11 体質改善

    体を丈夫に作り変えようと、いろいろ手を尽くすのはよいことです。たとえ体質改善への効果が見られなくても、何かを試すこと、続けること、努力することは、引っ込み思案、飽きっぽさ、怠け癖の修正改善には役立つでしょう。脳の働きも、体質の一部と即物的に考えれば改善できそうですが、それは自分自身のことで、他人の脳の働きを変えようとするのは無理無体なことです。その無理無体を万人単位の人にほどこす鬼のような行為を、平然とやってのけるような人間も地球上に実在します。そんな奇人の一人を国賓として迎えるなどは、自国民をひとまとめにしてその奇人に献上する大悪手にほかなりません。この間違いだけは、ポカを打ったぐらいで済ませられることではないのです。にほんブログ村俗人の楽しみ:11体質改善

  • 俗人の楽しみ:10 集まる

    聴きたいのか、見たいのか、知りたいのか、学びたいのか、そのどれでもなく、人が大勢集まるところに加わりたい、ただそれだけでも、人は集まります。デモにも、集まりたいだけのものがあるでしょう。そうではなく、やむにやまれぬ気持から集まって歩く本当のデモもあり、今続いているそのデモには、警察官によって糜爛性の催涙弾も撃ち込まれていると報じられています。本ものの警察官から小道具を取りあげて身に着けた偽警察官の正体は、圧政の使途の軍隊であるとも聞きましたこんな圧政の中心人物を国賓に迎えようとする愚行は、遅れぬうちの取りやめ宣言を望みます。にほんブログ村俗人の楽しみ:10集まる

  • 俗人の楽しみ:9 だんまり

    面倒なことにはなるべくかかわらないのは、処世術の一つです。しかし、政治家は、国の面倒ごとにどうかかわっていくかが仕事の大半であるはずです。面倒から逃げ回って、何ごとにもだんまりを決め込んでいたのでは、政治家の役目は果たせません。一国二制度の約束をしておきながら、独裁政治への吸収を急ぎ、圧政を強いようとする、そんな国に向かって諫めるような声明を出すのは甚だ面倒なことです。面倒だから、商売に差し支える人たちもいるからと言って、それを国会の話題にもせずだんまりで押し通すのは、仕事の放棄、時間給のただどりに近い行為です。うっかり招待の国賓取りやめ宣言も、ちょうどよい圧政への抑制材料として、ぜひ使ってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。にほんブログ村俗人の楽しみ:9だんまり

  • 俗人の楽しみ:8 権勢示威

    「法に基づく統治」を唱えながら、他国から招いた学者をホテルでいきなり無法拘束し、一方では自国の人間が外国で逮捕されれば「理由を示さないままの身柄拘束は人権侵害だ」と批判するような権力者がいます。これをダブルスタンダードと評する人もいますが、無法はスタンダードとは呼べないので、ダブローレスとでも呼んだほうがよさそうです。俗人が権力の座を得ると、その権力によって社会をより良く、人類を幸福にしていこうということなど考えなくなり、権勢の示威に終始し、大量殺戮や人権無視をそれが常道であるかのようにやってのけます。そのような餓鬼道まっしぐらのような者を、国賓として迎え入れる外交手段は、必ず国民に不幸を招きます。権勢示威の無法道行に付き合う義理は全くありません。にほんブログ村俗人の楽しみ:8権勢示威

  • 俗人の楽しみ:7 棚ざらし

    ほとんど使うことのない食器を棚に積み上げておくと、気持が落ち着く人がいるようです。食器棚の引き出しには、使わないスプーンや栓抜きなどがたくさん入っています。その上に旨そうな食べものの通販カタログなどを入れだすと、引き出しはたちまちいっぱいになり、力を入れて引っ張らないとあかないほどになります。家庭の些事の場合は、それほど害にもなりませんが、国の運営や国民共通の生命財産のことになれば、棚ざらしが悲劇をもたらします。良い状態でないことがわかっていても手を付けず、皆が気付かないように、気付いても棚上げしたものには手を出せないように仕向けられます。国家予算との割合いを考えてみれば、200万円の車を買うのにオプションの代金で1円高いのはなぜかなどと何日も粘っているようなことになります。そんなことを、国会でずっと続けていれ...俗人の楽しみ:7棚ざらし

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