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2013/02/19

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  • 女流王位戦第3局

    2025年5月25日に第36期女流王位戦第3局が飯塚市で開催された。 以前はこの飯塚対局には前夜祭や大盤解説会によく出かけたものである。 福間vs西山なら今回久しぶりに行く予定を立てていたが断念した。 伊藤沙恵女流4段は開幕局を制したが次局以降2連敗した。 伊藤さんは3局とも福間さんの振り飛車との対抗型を指している。 第4局は6月12日に徳島県で開催される。 伊藤さんは西山さんからの繰り上げ挑戦者になったことでもあるので、 西山さんなら実現したであろう「相振り飛車」を次回にはぜひ見せて いただきたいものである(伊藤さんの相振り飛車は裏芸ともいえるほどうまい)。 さて、下記の今回の詰将棋はこの飯…

  • 詰将棋の解答(5月ブログ分)

    5月1日分:72角 51玉 62銀成 同金 43桂生 52玉 53金 同金 同歩成 同玉 54金 42玉 31角 32玉 22金 31玉 63角成 52歩 同馬 同玉 53角成 61玉 62歩 71玉 72歩 同玉 63金 71玉 61歩成 同玉 62馬 まで31手詰 5月10日分:83角 71玉 81金 同玉 92銀 71玉 82銀 同馬 同金 同玉 74桂 73玉 82角 まで13手詰

  • Com将棋

    2025・5・3~5にコンピューター将棋選手権が開催された。 1次予選、2次予選、決勝リーグの段階を経て進行。 大会終了後,棋譜が公開されていたので鑑賞した。 まず、決勝リーグをみた。 8プログラムによる総当たりのリーグ戦。 全28対局がことごとく居飛車戦だった。 勝利が宿命のcomにとってやむを得ないのだろう。 振り飛車フアンはとてもさびしい。 次に、1次予選をみた。 時間切れで負けたり、実に不可解な動きをするものがあった。 こういったソフトを淘汰するのが1次予選の役割みたいだ。 最後に、2次予選をみた。 振り飛車を一生懸命指してくれるソフトが2つあった。 「HoneyWaffle」 と 「…

  • 注目のタイトル戦

    第96期棋聖戦の挑戦者に杉本和陽6段が決まった。 彼のインタビューがYoutube配信されていた。 その中から気になったコメントをあげてみる。 ・振り飛車穴熊は小学生のころからよく指していた。 ・西田拓也5段が先の王将戦で挑戦者決定戦まで進出されて いたことが励みになった。 ・師匠の墓参りをして報告したい。 ・30代になって精神的に落ち着いてきた。 ・開幕まで1ケ月(6月開幕)あるので、できるだけ準備を して、タイトル戦を盛り上げられるようにしたい。 最近のタイトル戦は振り飛車が少なく、私としてもうれしい限りである。 難敵ではあるが振り飛車らしい勝負を期待するものである。 今回の詰将棋:31手…

  • 詰将棋の解答(4月ブログ分)

    4月1日:71龍 同玉 82銀 72玉 81銀生 同玉 82銀 72玉 71金 82玉 74桂 71玉 62桂成 同玉 74桂 同歩 73角打 52玉 53金 41玉 42金 まで21手詰 4月3日分:71角 同玉 63桂打 同銀 82角 62玉 63桂成 同玉 73角成 53玉 65桂 同歩 64銀 まで13手詰 4月13日分:81金 同玉 73桂打 同金 同桂生 82玉 71銀 同玉 61金 82玉 81金 73玉 82角 まで13手詰 4月20日分:61金 同玉 72銀 同玉 82と 73玉 62角 同金 83と まで9手詰

  • 九G会合報告

    2025年4月19日、いつものように長崎から博多へ列車で往復。 初夏を思わせる天候の中、会場に到着したのが午後1時45分ごろで 私が参加来場者の最後であった。 さて、例会参加者は次の8人。 石川 倉掛 小池 酒井 坂田 千々岩 弘中 八尋 ① 詰将棋解答選手権の報告について 福岡会場班は今年は鳥栖市でおこなった。 長崎会場班は昨年に続き私が中心となっておこなった。 鳥栖では当初、スタッフが仕事、病気などで3名でスタートしたが 日本将棋連盟鳥栖支部の応援の方々により乗り切ったとのこと。 出題作品について一般戦がやはり難しいと意見が出ていた。 私は個人的にはちょうどよいのではと思っている。 19日…

  • 長崎会場

    詰将棋解答選手権・初級及び一般戦が4月12日に全国一斉に開催された。 私が長崎会場を立ち上げて今年で通算5回目となる。 今回は初級戦及び一般戦ともに一桁というこれまでで一番少ない参加者となった。 詰将棋の普及というものはつくづく難しいものだと率直に思う。 指し将棋の場合は勝ったり負けたり一喜一憂すればよいが、詰将棋の場合は 解ける喜びというよりも作品そのものに<ああ、いいな>と思える云わば 感性に訴えるものがある程度必要だからだろう。 さて、イベントの結果です。 初級戦が7人、一般戦が7人で実質9人の参加者だった。 初級戦では全問正解者が1人。西咲綾(小4)でタイムが14分。昨年に 引き続いて…

  • チャンピオン戦に採用される

    3月30日に詰将棋解答選手権・チャンピオン戦が開催された。 出題作品に初めて応募していた自作が思いがけず採用された。 というのも、私はこれまで初級・一般戦向けに数回投稿していたが ことごとく不採用であったからだ。 レベル及び競争率の高さに悩まされ、あきらめムードだった。 今回は切り口を変え、ダメもとでチャンピオン戦向けに投稿した。 望外の結果を得て少々の驚きとともに喜びをかみしめている。 さて、今回の10作品を一覧にしてみていると初型だけの感想だが 私の作品が一番好形だなと率直に思う。 好形作というのはまずは解いてみたいと思える作品である。 プロ棋士が参加するこのイベントでは、彼らにとって指し…

  • 加古川vs高槻

    2025年3月22日にABEMA地域対抗戦があった。 チーム関西Avsチーム関西B。 10人のメンバーを見ると振り飛車党が4人、振りそうな人が4人いた。 これではいやがうえにも期待は高まる。 案にたがわず、振り飛車が5局(6対局で終了した)。 おまけに、うち相振り飛車が3局あった。 両チームの旗印もよかった。 「棋士のまち加古川」と「将棋のまち高槻」。 武田信玄の軍旗にある風林火山の如く、以前から存在するかのような 趣きがあった。 こういったABEMAの団体戦にはめったにお目にかかれるものではない。 充実の2時間であった。 今回の詰将棋:21手詰

  • 詰将棋の解答(3月ブログ分)

    3月4日分 ① 42桂成まで1手詰 ② 43飛 同玉 44金 まで3手詰 ③ 35銀 同銀 44竜 まで3手詰 ④ 21銀生 13玉 12竜 同馬 24竜 まで5手詰 ⑤ 44金 同飛 56角 同飛 35金 まで5手詰 ⑥ 46飛 同飛 57銀 同玉 58馬 まで5手詰 3月7日分 ① 14金 同玉 25金 同銀 36桂 まで5手詰 ② 49桂 同香成 46銀打 57玉 58竜 同竜 65角 まで7手詰 ③ 27金 同香成 28金 26玉 38桂 同成香 17金 同玉 37飛 まで9手詰 ④ 53銀打 同金 33銀 同歩 42竜 43角引 53竜 34玉 44竜 同玉 45金 まで11手詰 ⑤…

  • 一般戦用練習問題

    3月4日に初級戦用練習問題を掲載したところであるが今回は 一般戦用練習問題です。 一般戦は50分かけて5手詰から15手詰を6題解くことになります。 全国ランキング付けがあるのでいかに正確にかつ早く解くかが勝負です。 でも、僅か50分、詰将棋の世界に没頭する姿勢が大切だと私は思います。 問題に手数を表記いたしますが本番ではありません。 初級戦・一般戦とも解答は4月1日のブログに掲載いたします。 ① 5手詰 ② 7手詰 ③ 9手詰 ④ 11手詰 ⑤ 13手詰 ⑥ 15手詰

  • 初級戦用練習問題

    4月に開催の詰将棋解答選手権だが先に案内の通り長崎市でも行う。 初めて参加してみたいと思う方のために練習問題を作ってみた。 まず、初級戦だが30分かけて1手詰から5手詰を6題解く。 初級戦は全国レベルのランキング付けはしないので30分以内に 詰将棋そのものを気楽に楽しめばよい。(一般戦は後日アップ) ① 1手詰 ② 3手詰 ③ 3手詰 ④ 5手詰 ⑤ 5手詰 ⑥ 5手詰

  • 詰将棋解答選手権(長崎会場)の案内

    <長崎会場実施要領> 実施部門:初級戦&一般戦 運営協力:日曜将棋教室ふぁんた 会場:長崎市民会館(アマランス研修室) アクセス:長崎駅から徒歩13分 会場URL:https://ngs-shiminkaikan.jp/access 日時:2025年4月12日(土)午後 ・初級戦スケジュール 1手詰から5手詰を6題 午後1時 初級戦の受付と競技説明 午後1時30分から2時 初級戦競技(30分) 午後2時 初級戦の採点と解説及び表彰式 ・一般戦スケジュール 5手詰から15手詰を6題 午後2時50分 一般戦の受付と競技説明 午後3時20分から4時10分 一般戦競技(50分) 午後4時10分 一般戦…

  • 詰将棋の解答(2月ブログ分)

    2月1日:73角 同金 82桂成 同玉 92香成 71玉 73飛成 61玉 71龍 同玉 72金 まで11手詰 2月8日:81銀 同玉 91金 82玉 74桂 同金 71飛成 同玉 63桂 61玉 72銀 同玉 81銀 61玉 72銀打 同金 同銀成 同玉 71金 82玉 81金右 72玉 71桂成 まで23手詰 2月12日:53桂 同金右 72銀 同角 同馬 同銀 63香 同金寄 62銀 同玉 71角 61玉 72と 同玉 82金 61玉 72銀 まで17手詰

  • 将棋世界3月号

    タイトル戦に振り飛車戦を観ることがまずなくなってから 将棋世界誌を買うことがほとんどなくなった。 例外の一つは附録が詰将棋の時である。 これを詰将棋仲間では「附録を買ったら本誌がついてきた」と表現する。 本誌を一通り眺めたら西田拓也5段のインタビュウ記事が良かった。 それと「振り飛車バンザイ」という連載記事である。これなどアマに 人気の振り飛車フアンのために配慮されたのだろうと思われる。 さて、附録の詰将棋小冊子だが及川拓馬7段が42ページで拙書 「詰将棋入門」を推薦されているのを発見した。 昭和時代に作ったものが平成時代に覚醒して、今もこのように 認められているかと思うと実に喜ばしい限りであ…

  • 女流名人戦予選

    2月3日に行われた第52期女流名人戦の予選より。 先手が中村真梨花女流4段vs後手山根ことみ女流3段の一戦。 下図は後手が86手目53角と上がったところである。 相振り飛車でもこのように互いに金無双の布陣は実に美しいと思う。 よく見ると先手は1手得をしている。 ここから先手は「真梨花攻め」といわれるように64歩と攻め始めた。 中盤・終盤と見所ある攻防が続き、勝負は142手で後手が勝った。 今回の詰将棋:23手詰

  • 高校将棋新人戦

    1月15日付ブログで紹介したように高校将棋新人戦(全国大会)が開催され 1月31日が予選、2月1日がベスト8からという日程でおこなわれた。 私は予定通り1月31日に審判として参加した。 予選は4回戦あり、47対局ほどが各回、一斉におこなわれた。 事前の予想通り、女子は振り飛車が多く、なかでも相振り飛車が平均13局 前後あり、こんな楽しい観戦はなかった(男子は5局未満)。 審判としてはややこしい入玉の判定などもなくおだやかに役目を果たした。 一点だけ「王手放置」を目撃したが二人はなにもなかったように指し続けて いた(二歩など審判ですら指摘することは不可のルールだったので)。 優勝された方は次の二…

  • 詰将棋の解答(1月ブログ分)

    1月1日:23龍 同玉 22飛 34玉 46桂 同と 25飛成 まで7手詰 1月15日:35桂 同角 22馬 14玉 24銀成 同玉 23金 14玉 26桂 同角 13馬 まで11手詰

  • 全国高校将棋新人戦

    第33回全国高等学校文化連盟将棋新人大会が2025年1月30日 から2月1日まで長崎市で開催される。 各県から男子2名女子2名が出場枠で総勢200名近くが参加者である。 私はこの大会に審判の一員として従事することになった。 若者の将棋はきっと振り飛車戦が多いことだろう。 特に、女子は相振り飛車の将棋が多く観られるかもしれないので 楽しみにしている(審判であまり集中して観戦できないけれども)。 プロ棋士の来崎は深浦康市九段、柵木幹太四段、松下舞琳女流初段。 とにかく成功裏に終了することを祈りたい。 今回の詰将棋:11手詰

  • 謹賀新年

    本年も当ブログをよろしくお願いいたします。 <今年の目標> *詰将棋解答選手権(長崎会場)の4月開催。 *詰将棋全国大会(九州博多)の7月開催。 この2つのイベントの運営などに努力したいと思います。 今回の詰将棋:7手詰(年賀状に掲載している作品)

  • 詰将棋の解答(12月ブログ分)

    12月1日分:53桂 同金 52銀 同玉 61銀 同玉 62金 まで7手詰 12月2日分:41金 同銀 22金 同銀 32金 同銀 42金 21玉 32金 同玉 33銀 21玉 22銀成 同玉 33馬 12玉 13銀 21玉 22馬 まで19手詰 12月4日分:83銀 同玉 72銀打 92玉 81銀生 同玉 71龍 同玉 72金 同金 同銀成 同玉 同玉 73歩成 61玉 53桂 同金 62金 まで17手詰 12月16日分:43金 同銀 同銀成 同金 41銀 33玉 42角 同玉 32金 51玉 42銀 同金 同金 同玉 43金 41玉 61龍 同金 42銀 まで21手詰

  • 東西対抗戦

    12月15日にSUNTORY将棋オールスター東西対抗戦があり、 ABEMAでの中継を冒頭から観ていた。 将棋は振り飛車戦が1局であったが、出場メンバーからして こんなものだろうと思っていたので仕方がない。 面白かったのはインタビューというかトークショーだった。 伊藤叡王が詰将棋解答選手権に出たいと発言した後に、藤井7冠が 伊藤さんの優勝を阻止するために自分も出場すると述べたことだ。 王将戦第7局が3月29日&30日で日程が決まっているので 藤井さんはこのタイトル戦を第6局までに決着させる必要がある。 もし実現すれば藤井さんの出場は久しぶりなので詰将棋界では その期待とともに注視していくことにな…

  • 居飛車党の相振り飛車

    12月2日のブログで振り飛車党の棋士が相振りを逃げる人が多いと 嘆いたところである。 ところで居飛車党の棋士がまれに相振りをする場合がある。 対抗型の研究だけをしていればいいものを何を好き好んで相振りをと 思ったりしている。きっと相振りの縦の戦い方というものが居飛車戦 (相掛かりなど)に通じるものがあるのだろう。 実はそのような棋士のひとりが井上慶太九段だ。 12月3日第83期Ⅽ1順位戦で阪口悟六段と対戦し相振りを選択した。 そしてちゃっかり勝ってしまっていた。実に心憎いばかりだ。 相振り飛車フアンとしてはこのように裏芸を披露してくれる棋士は 貴重であり、かつ大好きである。 今回の詰将棋:17…

  • 相振りから逃げない

    振り飛車党の棋士が少ない中、相振りから逃げない棋士となると さらに少なくなる。 女流棋士では西山朋佳3冠がダントツだろう。 11月下旬、第7期清麗戦予選が行われた。 梅津美琴女流1級vs西山朋佳3冠。 梅津さんはこの夏に女流棋士になったようだがどういう将棋を指すか よくわからない。先手を持って彼女は相振り飛車を選択した。 これがなかなかの熱戦で142手で西山さんが勝ったが西山さんを かなりてこずらせたようだ。 梅津さんの師匠は戸辺誠7段。もし彼女が真の振り飛車党なら実に 的を得た選択だろう。今後の活躍に期待したい。 今回の詰将棋:19手詰

  • 快進撃、実らず

    ながく思ってなかなか実現できなかったことをやっとそのチャンスが到来し さあ、あと一息というところで頓挫して待った機会が流れてしまい、加えて これから先も永遠に「振り飛車シリーズのタイトル戦」が実現しないのでは ないかという思いに至る、そういう経験を私は近年なんどもしている。 第74期王将戦挑戦者決定戦プレーオフの出来事である。 西田拓也五段、一場の夢ありがとう。 今回の詰将棋:7手詰

  • 詰将棋の解答(11月ブログ分)

    11月1日分:44角 33桂打 21角成 同玉 13桂打 31玉 42銀 同金 同銀成 同玉 33桂成 51玉 63桂 同銀 62金 41玉 53桂 31玉 21桂成 同玉 22成桂 まで21手詰

  • 和歌山へ行く

    10月27日に開催された母校の将棋部OB会へ昨年に続き遠征した。 全国から集まったOBが18人、それに現役部員が8人参加してくれた。 午前中は会議のなかでOB側の一人一人が近況報告をした。 私は詰将棋全国大会が来年は九州で開催されることと詰将棋解答選手権 を和歌山でも開催してほしいなどPRを交えていろんな話しをした。 全体の話題の中で竜王戦和歌山対局(第5局)が実現できそうになった ことが現地として一安心といったところでもしストレートで決着すると 前夜祭が祝勝会に切り替わるとのことだった。7番勝負の第6局や第7局の 開催地はストレートに近い形で終わると残念至極そのものなのだろう。 話しが横道に…

  • 詰将棋の解答(10月ブログ分)

    10月20日分:25桂打 同桂 35角 24銀 同角 同玉 35銀 23玉 24銀打 32玉 33銀打 同金 同銀成 同玉 25桂 32玉 33金 31玉 23桂 41玉 42金 まで21手詰 10月26日分:52銀成 同玉 41銀 42玉 54桂 62龍 41玉 53桂 31玉 51龍 まで11手詰

  • 桂馬の両取り

    幸田露伴に掌怪談ふうの小品がある。 短文なので記載してみる。タイトルは「金銀」 なまけものの商売は勤めいで稲荷へ願をかけ、金銀をくだされという。 ある朝起き出でてみれば額の右に金の角(つの)、左に銀の角生い出てて 鬼のようになりたり。取らんとしてもとれず、大いに弱りて、取る道は 無きかと稲荷へ願うに、稲荷夢枕に立ちたまいて、その工夫を貴様の 知らぬこ事か、鼻の頭に桂馬でも打って見よ。以下、略 出典 露伴全集 岩波書店 将棋好きだった露伴のいかにも手すさびの作品だろう。 今回の詰将棋:11手詰(2枚桂の活用の前に一工夫)

  • 九G会合報告

    2024年10月19日、昨夜来からの降ったり止んだりの雨の長崎を出発し、 博多に着いた昼頃は曇天だった。どうやら北部九州がそんな天候の模様だ。 参加者は11人。久々に二桁にのった。 石川 太田 金少桂 倉掛 小池 酒井 坂田 千々岩 永安 弘中 八尋 *初参加の金少桂さんは大阪からで詰パラ「大道棋教室」の担当者 まずは来年の「詰将棋全国大会」の協議。 最初に、酒井氏より会場がほぼ決定した旨の報告があった。 *この10月に酒井氏が精力的に会場探しをされて、その経緯が逐一 <9G・slack>に報告され、それにこたえる形で一部メンバーと意見交換を しながらどうやら会場を決定することができたものであ…

  • 懸賞詰将棋の解答

    10月1日付の「金無双3番勝負」の解答発表です。 図面は1日付のブログをご覧ください。 手順と短評を記載いたします。 ①番:63桂 同金直 53角 62銀 72と 同玉 61銀 82玉 71銀 同銀 同角成 同玉 72金 同飛 同銀成 同玉 61銀 82玉 72飛 まで19手詰 * 53角がかっこいい手。 * 駒交換しているだけなのに趣向っぽく感じるのは不思議ですね。 * この問題は53角に何を合駒するかだ。 * 初手82銀、同金として退路を塞ぐことばかり考えました。 * 後手43歩を置いてくれてあるのが親切配置で53角がすぐ見えた。 でもよく考えたら53角の64への利きは必要で、43歩の意味…

  • 金無双3番勝負

    私の創作詰将棋は実戦型が主流である。 近年、金無双作品に力を入れている。 指し将棋では相振り飛車がとりわけ好きなことからきている。 ストックの中から、まあ、これは水準作品と思う中編作品を 3題「懸賞詰将棋」にしてみます。 解答先アドレス:tumeparashou@yahoo.co.jp 解答方法:初手と最終手と手数の簡略記載で可。 尚、手数はすべて短大クラス(詰パラ)の範疇です。 解答賞品:全題正解者の中から5名に、また1題でも解けた 方から3名にそれぞれオリジナル図書カードを進呈。 解答締め切り:2024年10月14日 第1問 第2問 第3問

  • 詰将棋の解答(9月ブログ分)

    9月1日分:63馬 同玉 52銀 同金 61龍 62金左 52馬 73玉 62馬 同金 63金 同玉 52銀 73玉 62龍 同玉 63金 71玉 72金打 まで19手詰 9月8日分:84桂 同銀 81銀 同玉 82銀 72玉 81銀打 82玉 74桂 73玉 72金 同金 同銀成 同玉 61角成 73玉 62馬 74玉 65金 まで19手詰 9月15日分:71飛 同銀 同龍 同玉 62銀 81玉 82銀 同玉 73銀打 92玉 82金 93玉 83金 同玉 84銀打 92玉 93歩 81玉 82銀成 同玉 73銀引成 71玉 62と 81玉 92歩成 同玉 83銀成 91玉 82成銀 まで2…

  • 白玲戦第3局

    第4期白玲戦第3局が9月21日に奈良市で開催された。 先手福間さんは初手56歩から左銀を57にあがり、またもや 58飛~28飛をやるのかと思いながら見ていたら後手の西山さんが 向い飛車に振ったこともあってか、今回は58飛と廻ることはなかった。 このように居飛車を指したいなら、最初からこのような指し方を すべきだと振り飛車フアンは思う。 さて、将棋の方は後手が穴熊に囲い、先手は押さえ込みを目指した。 4筋・5筋を押さえられ振り飛車側がやや苦しい展開となり、 先手はさらに9筋からうまく手を作り117手で勝った。 お互いの飛角がはでに動き回ることはなかったが、一言でいうと 角の位置の違いが勝敗を分け…

  • 白玲戦第2局

    第4期白玲戦第2局が9月14日、指宿市で開催された。 先手西山さんが早々に3間に振るも、後手福間さんは相振りへの駒繰りを 見せつつなかなか態度を鮮明にしなかった。 やっと22飛車と振ったのが36手目だった。 最近の福間さんは中飛車から居飛車にもどしたり、本局のように 駆け引きが過ぎるのか、優柔不断ともいえるような指し回しに 私のような振り飛車フアンは振り回されているような感じだ。 さて、先手は相手の居玉をみてか、金無双の囲いが未完成のまま 9筋から仕掛け、中盤に角桂交換の憂き目にあい形勢を損じた。 先手は必死に手を作るも128手で負けた。 居玉の相手に負けると少々動揺するが気分一新して出直すし…

  • 女流王座戦

    9月6日に第14期女流王座戦の挑戦者決定戦が行われた。 先手・香川愛生女流4段vs後手・西山朋佳女流3冠の一戦。 香川さんは西山さんとの対戦成績がかなり分が悪い。 後手の4間飛車に先手は居飛車を選択した。 結果、先手はいいところなく敗れ去った感じである。 なぜ相振り飛車を選択しなかったのかと自然に思う。 相振り飛車は手将棋なので一発入る可能性が高いものだ。 彼女はウオーズでは相振り飛車もうまく指しこなしているからだ。 相振りではなおさら勝てそうにないと思っているとしたら何を 選択してもいい結果は得られない。勝負事はそういうものだ。 今回の詰将棋:19手詰

  • 白玲戦、開幕

    8月31日に第4期白玲戦7番勝負が開幕した。 全局、相振り飛車を期待してやまない。 第1局は先手、福間女流5冠が11手目に58飛車と振った。 でも、玉が48玉と右側に上がるまで油断はならない。 一方、西山白玲は14手目に22飛と向い飛車に振った。 さて、先手は17手目に68玉と上がった。 やはり、嫌な予感は当たるものである。 さらに、29手目38飛と角頭を狙うよくある指し方になった。 この局面だけ見るとまるで最初から対抗型の将棋ではと思えるほどだ。 福間さんのこういう指し方が嫌で、あとは中継を見る気も失せてしまった。 今回の詰将棋:19手詰

  • 詰将棋の解答(8月ブログ分)

    8月1日分:26桂 同香 32角 同飛 24金 15玉 25金 まで7手詰 8月4日分:29飛 39銀 同飛 48玉 37銀 39玉 28銀 同桂成 29金 49玉 67馬 48玉 58馬 37玉 36馬 48玉 37馬 49玉 58馬 まで19手詰

  • 観る将棋

    8月3日に「2ch名人」で<振り飛車党がタイトル獲るのはいつ頃、誰か> という展望が載っていた。 今のトッププロが振り飛車を指さない、指しても勝てない状況が続く限り、 当分の間、来ないのではないかということだった。 一方、ネットの世界ではウオーズ等の短時間決着の将棋がある。 ウオーズはよく見ているが振り飛車の将棋がやたら多い。 振り飛車フアンとしてはこれがたまらない。 タイトル戦など自ら指しもしない居飛車の将棋を未消化のまま眺めているよりは ウオーズを見ている方が多くの寄せ(多分、詰将棋作家の視点)を楽しめてよい。 観る将棋も2極化の方向へ鮮明になっていくのではないかと私は思っている。 今回の…

  • 楽しかった、ABEMAトーナメント

    8月になりました。梅雨明け後、うんざりするような暑さです。 あと一月はこれが続くかと思うと気分も今一つです。 詰パラ8月号がめずらしく先月末までに届きました。 そんななか、7月20日と27日のアベマは面白かったです。 振り飛車戦のオンパレードでしたからね。 やはりどちらのチームでもよいですから最低2人は振り飛車党の棋士が 必要だと振り飛車フアンとして思いました。 今回の詰将棋:7手詰

  • 詰将棋の解答(7月ブログ分)

    7月1日分:34金 同銀 36桂 同歩 35銀 同銀 34金 13玉 22角 同金 35馬 12玉 13銀 21玉 22銀成 同玉 13馬 同玉 23金打 まで19手詰 7月7日分:81銀打 61玉 92銀成 72玉 81銀打 61玉 71銀成 同玉 82成銀 同金 92銀成 72玉 82龍 61玉 71金 まで15手詰 7月8日分:71飛 同玉 82金 61玉 72金 同金 同飛成 同玉 73銀 61玉 53桂 同金 62金 まで13手詰 7月11日分:73角 83玉 82角成 84玉 73馬 同玉 75飛 73玉 72飛成 84玉 75龍 83玉 74龍 92玉 84桂 91玉 82銀成 …

  • 詰将棋全国大会

    7月14日、第37回詰将棋全国大会が甲府市で開催された。 大会の模様がYoutube配信でなされたのでこれを見た。 冒頭、各種挨拶の最後に幹事会の報告があった。 来年の開催地が九州と紹介され、運営側として一瞬、身が引き締まった。 七条賞、門脇賞、看寿賞、など一連の紹介が次々となされた。 最後に、アマレン杯握り詰の発表となった。集まった作品は14作品。 例年に比べると少ない感じがした。私も投稿していた。 使用駒が制限される中、金無双ぽい作品で挑戦(今回の詰将棋を参照)。 会の途中、参加者数が公表された。80名弱とのこと。 関東地区とはいえ、山梨でのこの数字、まずまずではないだろうか。 休憩をはさ…

  • 「竜棋会」解散

    竜棋会とは菅井竜也8段の後援会である。 7月10日付、同会ブログで今年11月に解散することが公表された。 平成22年に発足した同会の当初の目的が「一流棋士になるまでは 菅井さんを応援する」ということにあった。 今や、菅井8段もそれに十二分に応えてくれていることに間違いはない。 解散に至る経緯はいろいろあっただろうが、発足時の藤原雄三氏(前会長)が 2024年4月に逝去されたことがやはり大きいと思う。 私は発足間もない頃からの会員だった。 単に長崎から岡山へ会費を送って、会報を受け取るというだけの会員ではなかった。 昇段祝賀会、忘年会などの懇親会にも数多く参加した。 会報にも一度ならず原稿書きを…

  • 詰将棋サロン

    将棋世界8月号の「詰将棋サロン」で入選した。 投稿したのが今年の2月だったから5か月で採用されたことになる。 私の作品発表の主たる場は「詰将棋パラダイス」とこの「ブログ」である。 将棋世界にはめったに投稿しないが<将世向き>と思って今回は投稿した。 では<パラ向き>とは何かというと、一概には言えないが悪形でも 手順さえよければOKという点が無きにしも非ずというところかな。 将棋世界は以前は定期購読していたが、ここ2年ほどは購入していない。 一因として、振り飛車の記事・棋譜が少なくなったからである。 でも、詰将棋の小冊子という附録がついたときには必ず買っている。 ポストカードが欲しくて「週刊少年…

  • 7月6日ABEMAトーナメント

    この日、振り飛車を指さなくなったリーダーの元、選ばれた2人に注目した。 黒沢怜生6段と杉本和陽5段である。 チームは端から3連敗したが立て続けに4つ返した。 試合は最終局までもつれて最後、黒沢6段がチームに勝利をもたらした。 二人はともに2勝1敗で、計6局の振り飛車戦を堪能した。 振り飛車はこのルールに向いているのかさえ思えてきた。 なんとなく振り飛車の未来に一筋の光を見いだせた気がした。 見てよかったと思われるのはきっとこういうことを云うのだろう。 今回の詰将棋:15手詰

  • プロアマ戦

    第18回朝日杯将棋オープン一次予選が6月30日にあった。 全部で9局、午前中に5局で午後に4局だった。 午前の5局でアマ側は誰も飛車を振らなかった。 最近のトップアマは振り飛車をしないものかと思った。 ところが午後の4局でアマ側は3局が振り飛車で少々安心した。 急遽、pc3台開いて観戦した。 3人とも結果は負けはしたが、3間・4間・向いでそれぞれの対抗型を 楽しむことができて満足した。 今回の詰将棋:19手詰

  • 詰将棋の解答(6月ブログ分)

    6月1日分:82桂成 同玉 83銀 同玉 74角 82玉 83銀 81玉 82歩 71玉 62金 同金 72金 同金 同銀成 同玉 63角成 82玉 83歩 同玉 74銀 92玉 83金 91玉 73馬 81玉 82金 まで27手詰 6月2日分:51馬 82玉 94桂 92玉 81銀 同玉 72飛成 同銀 82銀 92玉 81銀打 同銀 同銀生 同玉 82銀 92玉 91銀成 同玉 73馬 92玉 82馬 まで21手詰 6月5日分:64桂 同角 71金 82玉 64馬 73桂 81金 同玉 82銀 同玉 71角 72玉 82金 61玉 62角成 同玉 72金打 まで17手詰 6月18日分:64…

  • 3間飛車、炸裂

    6月22日(土)はABEMAトーナメントの日。 チーム天彦の一員として参加した山本博志5段。 チームは2勝5敗で負けたが、その2勝の稼ぎ頭。 しかも倒した相手が羽生9段と藤井竜王・名人。 振り飛車フアンにとってこんなに胸がすく痛快極まる夜はない。 今回の詰将棋:17手詰

  • 女流王座戦予選

    リコー杯第14期女流王座戦の2次予選が6月18日に3局行われた。 それぞれ振り飛車戦で3局同時に開いて観戦していると楽しくなってくる。 おまけに振り飛車側がすべて勝ったので満足この上ない。 勝った3人は香川愛生女流4段、中村真梨花女流4段、佐々木海法女流初段。 ところで、昨日開催された棋聖戦第2局は山崎8段が振り飛車を指したそうだ。 いつもは出だしの数手を確認するのだがそれを怠ってしまった。 どうせ居飛車戦だろうとあきらめの度合いが高かったからだ。 これも人生何が起こるかわからないという典型的な例であろう。 今回の詰将棋:21手詰

  • 6月1日ABEMAトーナメント

    先月あたりから今年のABEMAトーナメントが始まっている。 出場する棋士6人がすべて居飛車党だと正直あまり見る気がしない。 一人でも振り飛車党がいると俄然、状況が変わってくる。 いつ出番があるのか分からないから、端から見ることになる。 6月1日はそういう日だった。 お目当ての棋士は久保利明9段。 全盛期は「さばきのアーティスト」と呼ばれた。 そしていつのころからか「ネバリのアーティスト」とも呼ばれるようになった。 やはり形勢を損ねて負けることも多くなってきたからであろう。 この日は、若手2人に負けて、稲葉8段とは必敗の将棋をネバリにネバって 最後のところで稲葉8段が逃げ方を間違ったので勝ちを拾…

  • チャレンジマッチ

    第18期マイナビ女子オープン一斉対局予選出場を懸けたアマチュア予選「チャレンジマッチ」が6月1日に行われた。 Youtubeで中継がおこなわれた(4時間近くの放映)。 全部で7局の中継ですべて振り飛車戦。驚きはうち5局が相振り飛車戦。 この相振り飛車を私は実に興味深く観ていた。 対局する本人たちからも好きな振り飛車をのびのびと指している雰囲気がヒタヒタと感じられた。どんな趣味も初心者の間が一番わくわくしながら没頭できるものだ。 アマチュアならではの将棋への取り組み方を再認識させられた思いがした。 一斉対局予選に3人選抜されたがアマらしくのびのびと指すことを期待したい。 今回の詰将棋:21手詰

  • 名人戦第5局

    5月26・27日は名人戦第5局開催で25日は前夜祭だった。 前夜祭はYoutubeで中継があり、珍しく最後まで中継があった。 冒頭、挨拶が間断なくつづき、対局者の明日への決意が述べられると 二人はさっさと退場した。 こういう前夜祭はフアンとして十分満足するのだろうか? コロナ前の前夜祭はこれとは違った。 しばらくは円卓に残りフアンからの一言二言の挨拶に応えていた。 はやく以前のスタイルに戻ってほしいものである。 さてネット中継は振り飛車でなかったらあまり観ることはない。 今回は豊島9段が飛車を振ってくれたので2日間ずっと見ていた。 結果、振り飛車敗戦なので振り飛車フアンとしては残念無念である。…

  • 詰将棋の解答(5月ブログ分)

    5月5日分:93桂 同香 92銀 同銀 同桂成 同玉 84桂 82玉 92桂成 71銀 同玉 62金 82玉 72金 同玉 73金 81玉 82銀 92玉 83金 同玉 73馬 92玉 91銀成 まで25手詰 5月12日分:12銀 同玉 34角 23桂 同角成 11玉 12馬 同玉 24桂 11玉 23桂 まで11手詰

  • マイナビ女子オープン第3局

    第17期マイナビ女子オープン第3局が5月12日に開催された。 先手:西山朋佳女王vs後手:大島綾華女流2段の一戦。 戦型は先手は3間飛車振り穴で後手が居飛車穴熊となった。 戦況は中盤で先手が指しやすい岐れとなり、そのまま127手で押し切った。 大島さんとしては本局が力が出せなかった一番不出来な内容ではなかったろうか。 西山さんは3連勝でタイトル防衛を果たした。 さて、本局の最終局面付近が詰将棋が一つできそうな感じだった。 下記の「今回の詰将棋」は軽く仕上げてみた一作です。 今回の詰将棋:11手詰

  • abema トーナメント2024

    4月27日に標記のドラフト会議が行われて11チーム33人のメンバーが決まった。 振り飛車党の棋士が少ないのでメンバー構成にさほど興味はなかった。 一番注目したのは1巡目選択指名中の冒頭での出来事である。 藤井竜王・名人が「詰パラ」を読んでいたことである。 それも裏表紙の「詰将棋デパート」の欄のようでちょっぴり嬉しくなった。 5月4日に12チーム目となるエントリートーナメントの放映があった。 関東Aブロック・関東Bブロック・関西ブロックから3人選出する。 各ブロック4人づつスタジオに来て準決勝・決勝戦を行う。 まず関東Aから「井出隼平5段」が勝ち上がった。 次に関西から「冨田誠也5段」が勝ち上が…

  • 詰将棋の解答(4月ブログ分)

    4月1日分:72銀 同金 同と 同玉 84桂 81玉 82歩 同玉 83銀 同玉 74金 82玉 42飛成 52歩 同龍 同金 83金打 81玉 82歩 同銀 72金 まで21手詰 4月14日分:53桂 同金直 31金 51玉 42飛成 同玉 41金打 まで7手詰 4月21日分:24桂 同銀 21飛成 同玉 43角成 31玉 32銀 同金 22金 同金 同桂成 同玉 32金 11玉 22銀 12玉 21銀生 11玉 44馬 同馬 12金 まで21手詰

  • 九G会合報告

    2024年4月20日、長崎を発つ頃は曇天の中、博多に着いた昼頃は小雨が降り始めた(天気予報は九州北部は午後から雨の予報)。 参加者は9人:石川 太田 川上 坂田 酒井 千々岩 弘中 堀切 八尋 福岡市に住む弘中氏が初参加だった。 まずは解答選手権の反省会。福岡会場および長崎会場の運営責任者がそれぞれ報告して意見交換を行った。特に問題となったのは一般戦の④番の問題だった。福岡ではイベントの終了後、こんな難しい問題を出題されるようでは来年は参加したくないという人が二、三人でるなど選題をおこなった本部の姿勢を疑問視する意見が出された。参加者を集める苦労話しなど、また長崎ではなぜスタッフ3人で運営でき…

  • 詰将棋(初級・一般戦)長崎会場

    詰将棋解答選手権の初級・一般戦が4月13日全国一斉に開催された。 長崎も「子供将棋教室ふぁんた」の協力のもと市民会館(アマランス)で行った。 初級戦に13人、一般戦に9人の参加者を得た。 初級戦は制限時間30分、一般戦は50分でそれぞれ6題の詰将棋を解いてもらう。 初級戦は5名が全問正解者となった。 川上拓真(2分)川上大翔(14分)廣瀬優(17分)西咲綾(19分)大守承介(25分) 一般戦ベスト3は川上拓真(13分30点)大守承介(50分21点)川上大翔(50分16点) 驚くべきはそれぞれで好成績を記録した川上拓真さん(大村市の高校1年生)。 初級戦のタイム2分と一般戦の13分で全問正解はお…

  • 詰将棋(チャンピオン戦)

    第21回詰将棋解答選手権・チャンピオン戦が東京、大阪の2会場で3月31日に 開催された。 藤井8冠が出場されない今回、優勝候補の筆頭と思われた齊藤慎太郎8段を押さえて 古賀悠聖6段が初優勝した。 古賀6段は福岡県出身でアマ時代(確か中学生のころ)福岡で開催された詰将棋 解答選手権(初級・一般戦)に出場された経緯がある。 私もスタッフとして活動していたので確かに記憶にある。 その子がやがてプロになり今回こうしてチャンピオン戦を制するということは 本当に驚きだった。 コロナで4年間リアル開催がなかったことを思えばまさに隔世の感がある。 さて、今度は各地方で行われる初級・一般戦の出番だ。 3月1日に…

  • 第21回詰将棋解答選手権(長崎会場)の案内

    <長崎会場実施要領> 実施部門:初級戦&一般戦 運営協力:日曜将棋教室ふぁんた 会場:長崎市民会館(アマランス研修室) 住所:長崎市魚の町5-1 アクセス:長崎駅から徒歩13分 会場URL:https://ngs-shiminkaikan.jp/access 日時:2024年4月13日(土)午後 ●初級戦スケジュール 1手詰から5手詰を6題 午後1時 初級戦の受付と競技説明 午後1時30分から2時 初級戦競技(30分) 午後2時 初級戦の採点と解説及び表彰式 ●一般戦スケジュール 5手詰から15手詰を6題 午後2時50分 一般戦の受付と競技説明 午後3時20分から4時10分 一般戦競技(50分…

  • 詰将棋の解答(2月ブログ分)

    2月1日分:93銀 同桂 92金 同玉 84桂 81玉 82銀 同玉 72桂成 同金 71銀 92玉 91桂成 同玉 82銀打 同金 同銀成 同玉 73角 72玉 62金 81玉 83香 92玉 82香成 まで25手詰 2月4日分:72馬 同玉 64桂 82玉 73銀 同玉 65桂 83玉 72銀 92玉 81銀生 同玉 73桂打 92玉 81銀 83玉 72銀生 92玉 83金 同金 81銀生 82玉 72桂成 まで23手詰 2月8日分:82角成 同金 72銀 同金 83香 82金打 同香成 同金 72銀 同金 73桂 同金 71金 92玉 81銀 83玉 82金 同玉 72金 同金 同銀成…

  • 淡い期待

    2月という月は私にとってあまり良いことはなかった。 王将戦がストレートで終わり、高槻対局が消滅した。 予定していた大阪行きがかなわなかった。 替わりに25日の女流名人戦の広島対局に行こうかと考えた。 西山さんが後手番なので先手の人がまたやらかすのではないかと 思い、躊躇した。予感は当たるもので行かなくてよかった。 私、振り飛車党よと誘いながら実はそうではなかったという <福間殿>みたいなものだ。 さて、29日はA級最終局である。 ひいきの菅井8段は名人挑戦者の目が残っている。 強い期待を持って応援したいが、夢がかなわなかったら落胆が 大きいので淡い期待を持ってその日一日を過ごしたい。 今回の詰…

  • 先手中飛車

    2月14日に37期竜王戦1組で菅井8段vs永瀬9段の対局。 菅井8段の55歩位取り中飛車に対して後手は超速銀で対抗。 64銀対66銀で序盤の局面は落ち着いた。 囲いが先手が美濃から銀冠、後手は居飛車穴熊となった。 ABEMAで中継があったのでパソコン開きぱなっしで見ていた。 評価が大きくブレルことなく緊張感ある局面が続いた。 将棋は171手の熱戦で菅井8段が勝った。 菅井さん、こういう将棋が指せるなら、王将戦で一局ぐらいは 中飛車を指してくれてもよかったものを今更いっても「後の祭り」。 今回の詰将棋:17手詰

  • 王将戦、終わる

    第73期王将戦第4局が2月7・8日に開催された。 後がない菅井8段は乱戦というか力戦調の振り飛車(3間)に誘導した。 こういう将棋は前例はあるものの振り飛車党の経験が豊富ということかもしれない。 菅井さんにとってこの4局目が一番よく指していると思う。 その証左に封じ手までに評価値が大きくブレルことはなかったので ある程度手ごたえを感じていたに違いない。 しかし2日目に入ってからはじりじりとした駒組が続き夕方5時近くになっても 互いの囲いが顕在で本格的な戦いには程遠かった。 そういったなか藤井王将が少しづつポイントを稼いでいったようだ。 左端の香を取られ、その香で美濃のかなめの金をはがされてほど…

  • 女流名人戦

    2月4日に第50期女流名人戦第3局が開催された。 先手西山女流名人の3間飛車に対して福間女流4冠はまたも居飛車。 これで3局連続して飛車を振らなかったことになる。 彼女はまれに居飛車を指すことはあったが、これほど頻繁に居飛車を指すことは 珍しく、結婚して棋風が変わったのではないかと思うほどだ。 最近、二人の実戦集を買って一通り棋譜並べをした。 何といっても、相振り飛車の実戦譜の数々が素晴らしい。 男性棋士が相振り飛車を指したがらない実情に加えて、二人の棋譜はこのまま いけば長い将棋の歴史において限りなく相振り飛車の定跡化に多大なる貢献と なり、そして二人は後世に名を残すだろうと私は思っていたの…

  • 詰将棋の解答(1月ブログ分)

    1月1日分:52角 44玉 45銀 同玉 46金 44玉 35角 まで7手詰 1月19日分:44角成 53金打 52金 71玉 53馬 81玉 72桂成 92玉 82成桂 93玉 83桂成 94玉 85銀(95銀も可) 同玉 86金 94玉 84成桂 同玉 75馬 94玉 85金 まで21手詰 1月21日分:84桂 81玉 72銀 同金 92銀 同香 72桂成 同玉 84桂 62玉 72金 51玉 63桂打 同金 同桂生 52玉 53金 まで17手詰

  • A級順位戦

    1月31日にA級順位戦一斉対局(8回戦)があった。 2位につけている菅井8段は佐藤(天)9段と対戦して敗局。 首位を走っていた豊島9段も斎藤8段に敗れた。 菅井8段は最終局にプレーオフに持ち込む可能性を残した。 この日、降級者も決まらなかったので最終局(2月29日)はきっと 観る立場としては盛り上がることだろう。 さて、この日の菅井8段の将棋だが角道を開けたまま3間飛車に振った。 よって、見たこともないような乱戦の将棋となった。 もう少ししっかりした駒組での将棋が見たかったし、こんな乱戦は 好んで指すようなものではないと素人目には思う。 王将戦のタイトル戦が進行中であるが彼の将棋そのものに変調…

  • 王将戦第2局

    前夜祭には行ったが対局はネットで見た。 1・2局とも振り飛車が通じなかったことがフアンとしてもどかしさを感じる。 第5局の高槻対局に暗雲が立ち込めた気分だ。 岡山県を始め、関西のフアンもきっとやきもきしていることだろう。 私も楽しみにしている一人だ。既にホテルを3泊予約済で準備万端なのだ。 タイトル戦をことごとくストレートで勝たれると相撲に例えるならば 双葉山や大鵬を彷彿させるものがある。 今はとにかく第3局か第4局で一発入れてくれと願うのみだ。 今回の詰将棋:17手詰

  • 王将戦前夜祭

    第73期王将戦第2局が1月20・21日に佐賀県上峰町で行われる。 1月19日にその前夜祭があり久しぶりに行ってきた。 最近の前夜祭はYoutubeなどを見ると少し変わっているようなのでそれを 確かめることもあったが、なんといっても贔屓の菅井八段の気合の入れ方を 見たかったのが本音である。 さて、会の進行の実態は関係者の挨拶が済んで、対局者に明日への気構えを 聞いたそのあとはさっさと二人は退場していった。 以前の前夜祭ではしばらく二人は席に残り、フアンから簡単な挨拶をうけたり ツーショット写真撮影に気軽に応じてくれたものである。 この部分がなくなったのは極めて残念なことであり、前夜祭の魅力がほと…

  • 懸賞詰将棋の解答

    2023年12月27日に出題した詰パラ入選150回記念に伴う解答発表です。 63銀 81玉 72金 92玉 82金 同玉 71角 同玉 62銀成 同玉 71銀 同玉 53馬 82玉 72金 同玉 63桂成 82玉 71馬 同玉 72金 まで21手詰 *短評 占魚亭:43馬の出動態勢を整える。気持ちのいい捌きで、解後感がとてもいですね。 蛇塚:綺麗に成桂と金だけの終局は見事の一言です。 藤田:詰まないので諦めかけていました。ダメかと思ったとき71銀が ひらめきました。 賞品→解答いただいたのが僅か3名でした。6日に賞品発送済。 その他→解答が少なかった要因が問題が難しかったのか、解答応募期間(1…

  • 謹賀新年

    本年も当ブログをよろしくお願いいたします。 私のブログは主に振り飛車の実戦を紹介しながら「今回の詰将棋」として 自作を紹介しています。 <今年の目標> 昨年は詰将棋パラダイスで入選150回を達成いたしました。 さらに「詰将棋の道4」の作品集も発行いたしました。 今年というか、中期的な目標になるのですが詰パラでの入選200回 及び第5作品集の発刊に向けて新たなスタートの年になることでしょう。 今回の詰将棋:7手詰(今年の年賀状に掲載した作品です)

  • 詰将棋の解答(12月ブログ分)

    12月8日分:82銀 同銀 72角 同金 同桂成 同玉 64桂 同金 62金 81玉 72角 92玉 84桂 同歩 82桂成 同歩 83銀 91玉 81角成 同玉 72金 91玉 82金 まで23手詰 12月13日分:71と 同銀 73銀 同桂 同歩成 同金 同香成 同玉 65桂 82玉 71飛成 同玉 75飛 62玉 72飛成 同玉 73銀 61玉 53桂生 同金 62金 まで21手詰 12月26日分:64銀 72玉 54角 82玉 73銀成 同桂 62龍 同銀 72金 91玉 92歩 同玉 81角 91玉 82金 同玉 72角引成 92玉 81馬 まで19手詰 12月28日分:72歩成 同…

  • 置き駒か、持ち駒か

    指し将棋でよく同じ駒を置き駒で活用するか、良い局面をにらんで持ち駒でしばらく持っているかということがよくある。 例えば、角交換があり相手はすぐ盤上に打ったが、こちらはもっと良い局面をにらんでしばらく持ち駒にしているときである。 どちらが得かというと例外もあるが一般的に持ち駒にしている方が指しやすいといわれている。それは相手にとってどこに打たれるかちょっぴり神経を使うことになる。 これと逆のことが詰将棋ではしばしば現れる。 持ち駒としては強すぎて余詰になるが、ある駒は詰将棋の手順の変化には欠かせないという場合だ。そういう場合は盤上に配置することになる。 今回の詰将棋でその例を表現したい。詰将棋に…

  • 詰パラ入選150回記念・懸賞詰将棋

    詰パラに初入選したのは昭和49年1月号だった。 以来、こつこつと入選回数を重ねて平成24年4月号で入選100回に達した。 この間、実に38年を要している。一つの長期的な目標だったので安堵と共に やり遂げたとの思いがその時はあった。 その後、入選回数はさほど意識していなかったがチリも積もればの感じで 令和5年12月に入選150回に達した。この間、わずかといっていいのか12年を 要している。 この一つの節目を記念して懸賞詰将棋を出題いたします。 解答者の中から5名の方にオリジナル図書カードをプレゼントします。 ヒント:21手詰 解答(メールのみ)のアドレス:tumeparashou@yahoo.c…

  • 対局の棋譜をとる

    朝日アマの北部九州ブロック大会が12月24日長崎市で開催された ブロック大会は福岡、佐賀、大分、長崎の持ち回り開催となっている。 私は長崎県支部連合会の役員をしていることもあって棋譜取りにかりだされた。 振り飛車戦になりそうなカードのところを担当させてくれとわがままを通した。 期待にたがわず、振り飛車対抗型となった。好きな振り飛車なので、 自分ならこう指すという思いを込めながら棋譜取りをした。 急所の場面、場面ではよく手が当たったりして実に気分よく役目を果たした。 さて、全国大会の切符を手にしたのは次の二人。 早咲誠和(大分市) 竹下貴重(別府市) 今回の詰将棋:19手詰

  • どうした「振り飛車年鑑」

    2年前に「振り飛車年鑑」(2021年)が12月に発行された。 昨年も12月に「振り飛車年鑑」(2022年)が発行された。 これで振り飛車フアンのために年度版として続くものと大いに期待したいものだ。 どうしたものか今年は発行の気配がない。 マイナビの将棋情報局サイトをみてもかすりもしない。 発行をやめたということになれば二つの理由が考えられる。 ① 本家の「将棋年鑑」の売れ行きが落ちたので発行しない。 ② 年鑑を出せるほどの振り飛車の棋譜が集まらなかった。 ①については居飛車の棋譜が多い「将棋年鑑」は振り飛車フアンとしてはあえて 購入する必要はないのではないかとして「振り飛車年鑑」だけにした。 …

  • 迂回生産の法則

    どうしたら詰将棋を作れるようになれますかと時折聞かれることがある。 経済学の用語に「迂回生産の法則」という考え方がある。 ある消費財を生産する場合、直接行わずにその目的に必要な資本財を経て、生産する方が効率的であるという意味だが、要するにまず基礎をしっかりやることが大切であるということである。 それでは詰将棋創作にとって基礎とはいったい何だろうか? それは一にも二にも詰将棋を解くことにある。 とにかく、ひたすら解いて数多くの詰手筋を身につけていくことにある。 その後、この変化が面白いとか、自分ならこうまとめるという風に頭が自然に回転し始めたらならばきっと良い方向へ向かうだろう。 もう一つ大切な…

  • 詰将棋の解答(11月ブログ分)

    11月1日分:24桂 同歩 23角 11玉 21銀成 同玉 32角行成 11玉 22馬 同玉 34桂 11玉 22銀 12玉 13銀成 同玉 14香 まで17手詰 11月19日分:52銀 同金 72銀 62玉 51銀 同玉 52桂成 同玉 44桂 41玉 32金 51玉 52桂成 同玉 63銀成 61玉 62金 まで17手詰 11月23日分:74飛 同金 81角 73玉 62龍 同銀 72金 63玉 62金 同玉 63銀 51玉 52銀打 まで13手詰

  • 王将戦

    11月22日に第73期王将戦リーグの最終戦が行われた。 複数のプレイオフの可能性があるなか、菅井竜也8段があっさり挑戦者となった。 直後のインタビューで「力を振り絞って相当がんばらないといけない」という 意味合いのことを述べていた。こちらとしても力を振り絞って応援したい。 ほどなく7番勝負の日程が公表された。 第2局が佐賀(上峰町)で第5局が高槻市だった。 高槻の場合はストレートで決着すると実現しないが、何とかしてこの2か所には 現地応援に出かけたいものだ。 振り飛車しか興味がない私にとって一足早いクリスマスプレゼントみたいなものだ。 竜棋会(後援会・私も会員)の掲示板にも喜びのコメントがあふ…

  • 倉敷藤花戦

    11月18日に第31期倉敷藤花戦第2局が倉敷芸文館で行われた。 里見香奈、西山朋佳の女流4冠同士の激突である。 この対局は倉敷ケーブルTVが朝の対局室の模様から大盤解説会の中継までフル配信してくれた。伊東倉敷市長がさすが「将棋の町・倉敷」と公言していることだけはある。 上記、途中図は先手・里見倉敷藤花が91手目55角と指したのに対して 後手・西山女流4冠が65馬と指した局面。以下先手22角成、後手64馬と なっては後手が指しやすくなったのではないかと思った。 それからはもつれあった熱戦となり171手で里見さんが勝ってタイトルを 防衛した。あと1局、相振り飛車を見たかったがそれにしても里見さんの…

  • 懸賞詰将棋の解答

    10月25日に出題した「詰将棋の道4」の出版記念に伴う解答発表です。 91金 82玉 62龍 同銀 83銀 同玉 61角 72銀 92角 82玉 81角成 同銀 同金 同玉 72銀 91玉 81金 92玉 83銀成 81玉 72角成 91玉 82馬 まで23手詰 *初手82銀(金) 同玉 91角は83玉で不詰。 *解答いただいた中より短評の抜粋を紹介いたします。 たくぼん:心地よく流れるような手順で気持ちよく解図できました 猪子:狭いところできれいに割り切れていて実戦型の好作に出会えて楽しかったです。 蛇塚:61角の合駒に少し悩みましたが銀合がわかり一気に詰みまで進みました。 占魚亭:合駒で出…

  • 秋の日に紀州路をいく

    10月27日から3泊4日で和歌山市に行った。 目的は2つ。一つは和歌山大学(経)が創立100周年を迎えた記念行事に参加することと、もう一つは和歌山大学将棋部OB会に参加することだった。 さて、最初の件は大正年間に旧和歌山高商が創立されてから100年になる。1世紀にわたる中で企業等で活躍されてきた多くの先輩方の輝かしい歴史がある。現代では4学部を要する大学に発展している。イベントそのものは現役生の参加も多く彼らの日ごろの勉学・活動状況を知ることもできて満足のいく内容だった。だが浮かれてばかりではいられない。世はまさに少子化社会が進展中である。それによって大学ばかりでなく高校から小学校に至るまで統…

  • 詰将棋の解答(10月ブログ分)

    10月1日分:61飛成 同玉 53桂生 72玉 63金 同金 同歩成 同玉 64金 52玉 63金打 42玉 41桂成 同玉 42香 31玉 21歩成 同角 22金 42玉 53金上 51玉 52金 まで23手詰 10月7日分:73金 同金 71銀 同玉 83角成 51金 82銀 62玉 73歩成 52玉 62金 同金 同と 同玉 71銀生 同玉 72金 まで27手詰 10月11日分:82銀 同玉 71銀生 92玉 93金 同玉 82銀打 同角 同銀生 同玉 72金 同玉 62馬 83玉 73金 92玉 81角 同玉 72馬 92玉 82馬 まで21手詰 10月12日分:22龍 同玉 21飛 …

  • 懸賞詰将棋(詰将棋の道4)

    この度私としては4冊目となる詰将棋作品集を作りました。 「詰将棋の道4」(ブログ編)です。 このブログ内で「今回の詰将棋」として出題してきた作品群から100題を選んで作品集としてまとめました。 一般販売は「つみき書店」からお求め頂けます。 出版を記念して懸賞詰将棋を出題します。 解答者の中から10名の方へこの作品集をプレゼントいたします。 ヒント:23手詰 解答(メールのみ)のアドレス:tumeparashou@yahoo.co.jp 解答締め切り:11月10日

  • 九G例会(博多)&将棋イベント(小倉)

    10月21日(土)に年2回開催の九G例会(詰将棋会合)に行った。 *9人の参加者だった。 *私の新規の詰将棋作品集<詰将棋の道4>(18日に印刷所より納品を受けたばかりのほやほや)を持参して参加者に配布した。詰将棋解答選手権の長崎会場や福岡会場の参加賞として配ることにする。一般販売はどこを販売元にするか現在検討中。 *今回の課題は「密集形」で私は3×3の盤面配置で作ってきたが自分では少し手数が長いなと思っていたが一応合格点を得て一安心。 *2次会は6人で行った。一番盛り上がった話題が「門脇賞」のことで今後どうあるべきか、次回誰が受賞すべきかの点で議論した。 *終了後、長崎へ帰らず、博多へ宿泊し…

  • 白玲戦(京都対局)

    第3期白玲戦第5局が10月14日に行われた。 戦型は相3間飛車になりほっとした。最近は里見さんが変な手を指すので気が気でなかった。 下記途中図は昼食休憩入った局面(後手が13角)である。先手の囲いが右矢倉に後手が金無双で両者申し分のない布陣だと思う。 さて午後からは互いに手を殺し合ったりして長い中盤戦だったが、大駒の交換や捌き合いあたりで先手が苦しくなったようだ。130手で後手勝ち。これで7番勝負らしいもつれ方をしてきた。振り飛車フアンとしてはまた相振り飛車が観戦できそうなので楽しみだ。 今回の詰将棋:13手詰

  • マイナビ本戦より

    10月13日開催の第17期マイナビ女子オープン本戦トーナメントより。 先手・上田初美女流4段vs後手・山根ことみ女流2段の一戦。 3間飛車vs向い飛車の相振り飛車となった。 途中図は後手が58手目に64歩と指したところである。先手はここで54歩と叩いて53の地点をこじ開けて44角と指したのが好手で以下思いのまま攻めて寄せ切ったという印象である(87手で先手勝ち)。 今回の詰将棋:13手詰

  • 杉本八段が文藝春秋に

    文藝春秋11月号が発売された。 有働由美子さんと杉本昌隆八段の対談が10ページにわたって掲載されていた。 その中より二、三紹介したい。 有働「プロになれる方となれない方は何がちがうのでしょうか。」 杉本「棋士になれない方の努力が足りないわけではありません。逆にセンスや才能というか、努力だけでは身に着けられない何かを持っている。野球選手でいう地肩の強さのようなものです。どんなに努力しても160キロの球はほとんどの人が投げられないですよね。そういう地力が、将棋で云うと「先を読む力」です。」 有働「それって訓練では身につかないものなんですか」 杉本「一定のレベルから先は生まれ持ったものとしか言いよう…

  • 棋士が出題!まいにち詰将棋

    マイナビ出版より9月下旬に標記の本が発売された。 連盟HPの「まいにち詰将棋」を私はまともに解いたことはなかった。 この作品群から編纂した作品集である。 監修は浦野真彦8段で500題余の作品から200題を選んだのも彼である。 本は7手詰9手詰11手詰からなっている。これらの手数は詰パラでいえば 幼稚園・小学校・中学校の手数である。もし私がパラの担当ならこれらのコーナーで 採用してみたいかどうかの視点でもこの本の解図を試みた。 結論から言えばなかなか良い作品が散見されアンソロジーならではの個性も見られた。 女流棋士では上田初美さんが4作、室田伊緒さんが3作、室谷由紀さんが1作だった。 山根ことみ…

  • 女流王将戦&SUNTORY

    10月7日は第45期女流王将戦第1局とSUNTORY将棋オールスター関西予選Cブロックがおこなわれ、2台のパソコンを開いて日がな一日楽しんだ。 まずは女流王将戦だが先手・西山朋佳女流王将vs後手・香川愛生女流4段。 香川さんの当初の作戦は相振り飛車にしようと思っていたのではないだろうか。 76歩、34歩、86歩の出だしに後手は30分近く考え込んでいた。 やはり角頭歩をみて、振り飛車対抗型を選択していた。 ふたを開けてみるとなかなかどうしてうまく指して後手が指しやすかったはずだ。 でも後手は時間の使い過ぎで終盤戦では1時間の持ち時間の差になっていた。 やはりそれが原因もしたのだろう、逆転負けして…

  • SUNTORY関西予選

    9月30日にSUNTORYオールスター関西予選Bブロックが行われた。 朝9時スタートの対局のうち相振り飛車となった一局である。 先手・宮本広志5段vs後手・船江恒平6段の一戦。 船江さんは居飛車党だがまれにこのように相振り飛車だけは指す。 師匠の井上9段もそのような傾向だが稲葉8段だけは違うようだ。 図は先手が23歩から47手目22角と打ち込んだところである。この手で先手が指しやすくなったようだ。後手も15角と攻防の角を打ったが進展した手順のなかで45歩と35歩からの銀の取り合いも先手に功を奏した。以下、73手で宮本5段が勝利。 この日、白玲戦第4局があったが先手の里見さんが私の嫌いな序盤の指…

  • 詰将棋の解答(9月ブログ分)

    9月3日分:83銀 同玉 95桂 72玉 83銀 61玉 71と 同玉 81歩成 61玉 72銀打 同金 同銀成 同玉 83桂成 同玉 82金 まで17手詰 9月5日分:43銀 22玉 31銀 同玉 42と 22玉 32と 12玉 23銀 同玉 34金 12玉 23銀 13玉 22銀生 12玉 13歩 同桂 23金 同玉 33銀成 12玉 22と まで23手詰 9月8日分:14角 同金 34龍 同玉 44角成 25玉 26金 まで7手詰 9月9日分:62銀 同金 43角成 52金打 53桂 51玉 42金 同金 61馬 まで9手詰 9月10日分:53銀 33玉 42銀打 22玉 32角成 同銀…

  • 白玲戦(金沢対局)

    第3期白玲戦第3局が9月16日に金沢市で開催された。 先手・西山朋佳女流3冠vs後手・里見香奈白玲 相3間飛車の戦型となった。 途中図は昼食休憩での局面。 後手が34手目向い飛車から32飛車と廻ったところである。 注目すべきはお互いに居玉であることだ。序盤早々からすきあらば襲い掛かろうかと思える緊張した駒組が続いていたことにもよる。この居玉は終局近くまで続き、お互いに王手をかけられたときに一度だけ横に動いただけだった。 戦況は先手がやや指しやすそうだった。特に、39手目43角と打って飛と交換してから82飛と打ってからは優位に立ったようで61手という短手数で先手勝利した。 今回の詰将棋:29手詰

  • 朝日杯予選

    17期朝日杯将棋オープンの予選が9月14日おこなわれた。 藤井猛9段vs高崎一生7段。 先手3間、後手4間の相振り飛車で始まった。 途中図は先手が49手目66にいた銀を55銀と相手の44銀にぶつけたところである。 これに対して後手は35銀とかわしたが先手は46銀とぶつけた。これに対し後手は44銀と逃げ先手はさらに55銀と指す。再び後手は35銀と指す。千日手かと思われたが先手はこれを避け65桂と指した。後続手で先手は66角と据えて攻撃態勢は万全と思われた。 95歩の突き捨て~74歩と果敢に攻めたが勝負は後手が110手で勝った。どこで間違ったのかそれとも千日手打開が悪かったのか私の棋力ではよくわか…

  • 磯谷祐維女流2級

    9月11日に17期マイナビ女子オープンの本戦トーナメントの一つがあった。 先手・磯谷祐維女流2級vs後手・加藤桃子女流4段 磯谷さんは9月1日付で女流プロになったばかりだがその前のアマでの活躍ぶりが目覚ましい。私が注目したきっかけが「全国アマレーテイング選手権」で今年の5月に行われた第44回大会で3位になっている。女性初の上位入賞で、他のアマ棋戦においても女性の上位入賞は初の快挙であったからだ。 このマイナビ予選においても山口恵梨子女流2段と加藤圭女流2段を連破して本戦入りを果たしていた。 そしてこの日、加藤4段に対してどんな戦いぶりをみせるかデビュー戦でもあり、いやがうえにも注目せざるを得な…

  • 女流王将戦(挑戦者決定戦)

    第45期女流王将戦挑戦者決定戦のYouTube配信が9月9日にあった。 中村太地8段が解説、脇田菜々子女流初段が聞き手だった。 戦型は先手・渡部愛女流3段の居飛車穴熊に後手・香川愛生女流4段が3間飛車の対抗型となり、中盤以降は後手が指しやすい状況が続き、穴熊を姿焼きにして136手で勝利した。 西山女流王将に挑戦権を得た香川さんだが彼女はYouTubeの配信で将棋の普及活動に尽力されているのでとても応援している。 久しぶりの王将戦の表舞台なので相手に臆することなく良い将棋を指していただきたいとの思いに尽きる。 今回の詰将棋:9手詰

  • JT杯

    9月9日JT杯プロ公式戦(熊本対局)が行われた。 先手・菅井竜也8段vs後手・藤井聡太JT杯覇者の一戦。 解説は豊川孝弘7段で聞き手は伊藤沙恵女流4段。 戦型は先手・4間飛車穴熊で後手が左美濃の対抗型。 解説の豊川さんはあまりじゃだれを飛ばすことなく真面目に?解説されていた。 将棋の方は中盤に後手の54手目65銀が好手でややリードを奪うも先手は左金をうまく捌いたかに見えたが後手の角の巧妙な捌きに会い形勢を損じた。そのまま終盤の寄せ合いを後手は118手で制した。 今回の詰将棋:31手詰

  • 白玲戦(第2局)

    9月9日白玲戦第2局が鹿児島県指宿市で開催された。 先手・里見香奈白玲vs西山朋佳女流3冠 里見さんは56歩から中飛車を目指したがほどなく28飛と戻した。 「またやりやがったな、こいつ」とだんだん言葉が悪くなる私。 全国の振り飛車フアンはこれをみてなんとも思わないのだろうか? だとしたら、私が極めつけの愚か者なのだろう。 西山さんよ、勝っておくれと祈りつつ、今回ばかりはネットを切断した。 今回の詰将棋:9手詰

  • C2順位戦

    9月7日に第82期Ⅽ2順位戦の4回戦が一斉に行われた。 うち相振り飛車として拾えたのは次の2局だと思う。 田中悠一5段vs谷合廣紀4段 齋藤裕也4段vs池永天志5段 振り飛車党同士の対局がすんなり相振り飛車になるとは限らないのが男性棋士の世界。 前者のようにこちらの思い通りに振ってくれると素直にうれしい。 居飛車党の棋士がたまに振って相振り飛車にしてくれるのは思いがけない分、うれしい気もするがそれを勝ってしまうと少々複雑な心境である。 今回、後者の対局がそれにあたる。 途中図は斎藤vs池永戦で64手目後手が44角と打ったところである。 先手は45桂とはねて同桂に同馬と取った。 この後は26飛、…

  • 女流王座戦(挑戦者決定戦)

    9月5日に第13期女流王座戦の挑戦者決定戦が行われた。 先手・加藤桃子女流4段vs後手・西山朋佳女流3冠。 戦型は居飛車穴熊対3間飛車穴熊となった。 どちらが勝っても番勝負は振り飛車戦になるのだが西山さんの場合はこれに相振り飛車の可能性が増す。 将棋は中盤の岐れ以降、先手有利が動かなかったようだが、終盤の寄せ合いになって後手は73桂~65角と妖しい粘りをみせ始めた。しかし先手は対応を誤ることなく寄せ切った。 一推し西山さんが負けて残念だが加藤さんは昨年の挑戦者決定戦の雪辱を果たしたことにもなり、もともとこの棋戦は彼女にとって相性のいい棋戦なのでタイトル戦は良い将棋をみせてください。 今回の詰将…

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