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2013/02/19

1件〜100件

  • JT杯が開幕

    JT杯プロ公式戦が6月25日仙台市で開幕した。 カードは佐藤康光9段vs糸谷哲郎8段の一戦。 今年の12名の出場棋士のうち純粋振り飛車党は菅井竜也8段だけだ。 彼は1回戦第4局の静岡対局で登場するが決勝まで進んだとしても対局会場はすべて東日本となっておりそれが少々残念である。 さて、この日の対局は佐藤9段が時折披露する力戦振り飛車を採用した。 途中、36角と勝負手をはなったが不発と終わり94手で後手の糸谷8段が勝利した。 糸谷8段は2回戦第1局で8月7日に福岡市に来ることになり相手は永瀬拓矢王座。 振り飛車戦は期待できないが一応観戦申し込みをすることにした。 申し込みをしても抽選になるらしい。…

  • 金無双vs金無双

    6月13日は15期マイナビ女子オープンの第5局が開催された。 先手:里見香奈女流4冠vs後手:西山朋佳女王。 戦前、女流王位戦とともに二人の10番勝負と注目された最終局である。 戦型は当然のごとく?相振り飛車となった。 近い将来、二人による相振り飛車<百番勝負>が実現するかもしれない。 そうしたら、ぜひその実戦集を出版してほしい。 男性棋士の長い歴史においてもありえなかったことが起きる。 二人の棋士が作り上げる一つの戦法(相振り飛車)の稀有なる集大成となる。 さて、中飛車対3間飛車で始まったが囲いは金無双となり実にオーソドックスな戦いとなった。後手は先手からの端攻めを受け止めてからは先手陣の4…

  • 居玉で勝利

    33期女流王位戦第4局が6月7日に開催された。 先手:里見香奈女流王位vs後手:西山朋佳白玲・女王 第3局の福岡対局は現地に行ってみたいと思っていたが前夜祭も現地大盤解説会も開催されなかった。将棋そのものも一方的な内容だったので結果的に行かなくてよかったところである。 さて、第4局だが相振りの出だしは予想通りで好ましいことなのだが、里見女流王位は最近、時折見せる居玉のまま戦いを起こす指し方だ。 強ければどんな指し方をしてもよいということだが、これが子供たちを指導している者にとってはあまりいいことではない。居玉でよく指す子がいるので注意したら「藤井5冠も指している」という返事が返ってきた。困った…

  • 詰将棋の解答(5月ブログ分)

    5月8日分*64桂 同歩 63金 同金上 同と 同金 61銀 同玉 53桂 62玉 54桂 同金 61桂成 52玉 42金 同玉 51角 31玉 32金 同玉 33角引成 41玉 51成桂 31玉 32歩 21玉 22馬 まで27手詰 5月12日*73龍 同金 63金 61玉 62銀 同銀 52金打 71玉 62金寄 同金 同金 同玉 63金 71玉 82銀 同玉 73金 同玉 63歩成 82玉 74桂 92玉 81銀 同玉 82金 まで25手詰 5月15日*52銀 同玉 53金 61玉 62金 同銀 73桂 同銀 51龍 同馬 71金 同玉 72金 まで13手詰 5月16日* 51銀 同玉 …

  • 女流棋界は「相振り飛車」の宝庫

    2022年5月号の将棋世界の付録は「「女流棋士の相振り飛車」だった。 女流の実戦棋譜より39題を特選して「次の一手」形式で小高佐季子女流初段が執筆担当していた。彼女自身が振り飛車党なので、そのコツを周知していた部分もあるがうまく解説をまとめていた。 それに何といっても女流の実戦棋譜だけでこの小冊子ができたということが驚きというよりもむしろ当然なのだという思いがする。 今や、年間の振り飛車棋譜なかんずく相振り飛車棋譜は男性棋士のそれよりは女流棋士の方がはるかに凌駕するだろう。 振り飛車党同士の男性棋士は妙に振り飛車を譲り合ったり、けん制し合って相振り飛車を好まない傾向がある。その点、女流棋士は女…

  • 偽りの看板

    5月14日はAbemaトーナメントの予選Bリーグ2回戦が行われた。 糸谷チーム(糸谷哲郎8段、黒沢怜生6段、西田拓也5段) 菅井チーム(菅井竜也8段、久保利明9段、佐藤和俊7段) 私にとって贔屓の菅井チームの登場だ。 この対戦、6人のうち5人が振り飛車党である。 全局、振り飛車戦になることは分かっているが相振りが何局登場するかも期待した。 ふたを開けてみたら勝敗結果は5勝3敗で糸谷チームの勝ち。 先週に引き続き黒沢6段と西田5段の活躍は素晴らしかった。 相振りは一局のみで残りは対抗型になったものの菅井チームの作戦には大いに不満が残る。 それは全8局のうち5局は居飛車を指していたことだ。 これで…

  • 中盤のねじり合い

    第33期女流王位戦第2局が5月11日札幌市で開催された。 先手里見女流王位が中飛車、後手西山女流2冠が3間飛車といきなり相振り飛車の戦いとなった。 相振り飛車における中飛車は後ほど3間か向かいに飛車を振り直すことが多い。 里見さんは相手が飛車を振ると分かっていながら、なぜ56歩から中飛車を目指すのかと私にとって一つの疑問ではある。おそらく先手として中飛車左穴熊などの選択肢を持って指したいのかなと理解している。 さて、将棋はどちらかが決定的に有利になるということもなく中盤の難しい応酬が続いていたが終盤、先手がポイントをあげて161手で寄せ切った。 これで1勝1敗となり5月25日の福岡(飯塚市)で…

  • 振り飛車党が活躍

    第5回アベマトーナメントが開催中である。 この棋戦、登場する6人が全て居飛車党だとあまり積極的に見る気が起きないものだ。 5月7日には予選Bリーグより糸谷チームvs齋藤チームの対戦が行われた。 糸谷チームには黒沢怜生6段と西田拓也5段という振り飛車党がいた。 注目してみていたらこの2人が大活躍した。 チームとして3連敗から5連勝という勝利への原動力となった。 Bリーグにはあと菅井チームがいる。 近いうちに放映されるであろう糸谷チームvs菅井チームの対戦が楽しみである。 今回の詰将棋:27手詰

  • 詰将棋の解答(4月ブログ分)

    4月11日分*41飛成 51歩 53桂 同金右 71金 同玉 82角 同馬 72桂成 同馬 82銀 62玉 72香成 同玉 52龍 同歩 71金 62玉 73角 まで19手詰

  • 九G例会参加記

    4月23日は九G例会日だった。 参加人数が9名だったので意外というかほっとした。 これはコロナが沈静化していない中、コロナと共存して行かざるを得ないということかそれとも例会日が大きく変わった影響なのか定かではない。 もともと九Gは発足時から1月と8月が定例開催日だった。 数年前に私から季候のよい4月10月(春と秋)あたりに変更してほしいと提案していたがほとんどの人から反対をされていた。 2時間かけて長崎から列車で移動する。盆と正月は人で込むうえに指定席も割増運賃を請求されていた。なんといっても1年で一番暑いときと寒いときに移動するのが年齢を重ねるごとに苦痛になってきたからである。 この2年コロ…

  • 下剋上

    第5回abemaトーナメントが4月16日に開幕する。 その1週間前の9日にドラフトではなく自力で出場権を獲得する1チーム編成のための対局が行われた。 3つのブロックで進行した各4人による準決勝・決勝戦がおこなわれて3人の出場者が決定した。 折田翔吾4段、黒田堯之5段、冨田誠也4段の3人となる。 対局そのものは全部で9局行われたが振り飛車も多く十分に楽しめた。 相中飛車戦、折田4段のパックマンなどアマの将棋にみられるような将棋もあった。 良いことなのかと問われたら、小難しい居飛車の将棋ばかり見せられるよりは断然よい。将棋の戦法の多様性が表現されたとみたい。 さて、この3人。関西奨励会での修業期間…

  • 詰将棋の解答(3月ブログ分)

    3月1日分*63桂 同金直 61金 同玉 81龍 71飛 52角 62玉 63角成 同玉 52角 62玉 63金 同金 82龍 72香 63角成 同玉 73金 同香 52龍 まで21手詰 3月2日分*64飛 74桂 76桂 75玉 74飛 65玉 57桂 同と 66金 74玉 64銀成 まで11手詰 3月3日分*63桂 同金寄 83桂 61玉 62と 同金引 51金 同玉 43桂 61玉 41龍 まで11手詰

  • ネット作品展

    関西の詰将棋作家グループに「創棋会」がある。 2か月に1回、定期的に会合をされている。 以前、よく旅行したときに日程が合えばその会合に時折参加したことがある。 そういうご縁があって「創棋会」の作品集作りの時等にお声をかけていただいている。 この度、会の主催による「教材に使える10手台」と称して桂が主役の作品が募集されてネット作品展として公開されている。 *全部で15作品(11手詰~17手詰) *解答募集締め切り(3月21日) *アクセス先→https://sokikaitusin2.blog.fc2.com/ 今回の詰将棋:上記の作品展に出品した私の作品です。

  • 女流名人戦

    2022年2月24日に第48期女流名人戦第4局が行われた。 挑戦者の伊藤沙恵女流3段が里見香奈女流名人に勝ちタイトル奪取した。 伊藤さんにとっては悲願の初優勝であり喜びもひとしおだろう。 彼女は居飛車党だが時折みせる相振り飛車にはいつも注目していた。 2強といわれ始めた女流棋界にこれで清麗に続いて女流名人戦とくさびを打ちこんだ。 女流棋界の興隆のためにはきっと良いことなのだろう。 私なりに里見さんの敗因を考えてみた。 一言で云えば彼女らしい将棋が指せていなかったのでないかと思っている。 第1局が袖飛車からの乱戦将棋だった。 第3局が振り飛車対抗型で向い飛車に振り勝っている(これが里見さんらしい…

  • 朝日杯で快挙

    2022年2月23日、第15回朝日杯将棋オープン戦の準決勝及び決勝戦が行われた。菅井竜也八段が優勝した。銀河戦の優勝に引き続いての快挙である。 午前中の対局は佐藤天彦九段で午後の決勝戦は稲葉陽八段だった。 この日、youtubeでは羽生善治九段の解説。Abemaでは遠山雄亮六段と藤井猛九段が交互に解説をつとめた。特に藤井九段は対局終了後の振り返り解説では振り飛車の指し方の細かい変化・手順まで披露してくれた。 表彰式での菅井八段のコメントがとりわけ印象に残る。 *振り飛車を指す棋士が少ない中で結果を残せたことがよかった。 *振り飛車のフアンのために希望と勇気をあたえられたのではないかと思っている…

  • 詰将棋の解答(2月ブログ分)

    2月9日分*64桂 同金 84桂 同歩 83銀 61玉 72銀打 同金 同銀成 同金 52金 71玉 83桂 同金 62銀 72玉 61銀生 71玉 62金 同玉 52飛成 71玉 72龍 まで23手詰 2月12日分*73金 同金 同と 同玉 64銀 同玉 65金 53玉 64角 43玉 52角成 同玉 42金 61玉 52銀 72玉 63銀成 同玉 73金 まで19手詰

  • マイナビ準決勝

    2月11日に第15期マイナビ女子オープン本戦の準決勝2局が行われた。 一つは 先手・山根ことみ女流2段vs後手・香川愛生女流4段 もう一つは 先手・里見香奈女流4冠vs渡部愛女流3段 前者は互いに向い飛車で始まる相振り飛車となった。 77手目先手は55飛車と桂を取りながら飛車を切り、同歩に54香以下果敢に攻めて103手で押し切った。後手は玉の囲いが中住まいだったので玉形の差が出たように感じた。 後者は先手・中飛車の対抗型となった。 終盤、先手玉に必死がかかり後手玉を詰ますしかなかったが95手目54銀以下が圧巻の寄せだった。54銀自体は詰将棋的視点から見える手だが以下、スリリングな寄せはとても見…

  • 中飛車左穴熊

    例えば、先手で56歩から中飛車を目指した時などに相手に32飛などと相振りに持ち込まれることがある。 そこから中飛車が玉を左側に動いて穴熊に囲ったりする指し方がある。 これを相振り飛車だというのは少し無理があるのではないかと常々思っている。 左側の金銀桂香が守備に徹し振り飛車らしい動きが見られないからである。 最近、出版された「振り飛車年鑑」をみても堂々と相振り飛車に分類されている。 相矢倉戦で矢倉中飛車を指してもこれを振り飛車だと云うことはない。 これとまったく同じことでないかと思うのだ。 少数意見は時に淋しくむなしく感じるものである。 今回の詰将棋:23手詰

  • 詰将棋の解答(1月ブログ分)

    1月1日分*44香 同飛 53角 同玉 52金 まで5手詰 1月3日分*81銀 63玉 52龍引 同金 72銀生 同玉 52龍 62飛 63金 81玉 72金打 91玉 82金 同飛 同龍 同玉 72飛 93玉 94銀 同玉 92飛成 93合 95香 まで23手詰 1月17日分*63角 同金左 同飛成 同金 64桂 同金 62金 同玉 53銀 71玉 72歩 同玉 63角 同金 同金 同玉 64金 72玉 63銀 71玉 62銀成 まで21手詰 1月20日分*82銀 同玉 74桂 71玉 81角成 同玉 82飛 71玉 62飛成 同金 82金 61玉 62桂成 同玉 53金 61玉 73桂生 …

  • 相振りデータ分析

    指し将棋は振り飛車党でとりわけ相振り飛車が大好きだ。 「棋泉」という棋譜管理ソフトがあり、これに2000局余の相振り棋譜を保存している。 相振りにおけるいろんなデータを確認したくて手数が100手までの棋譜で調べることにした。100手までで671局あった。全体数からみるとほぼ3分の1である。 完璧ではないがあらかた似たような傾向は確認できるものと思う。 <最初にどの位置に飛車を振るのか> 3間飛車→640 向い飛車→382 4間飛車→194 中飛車→126 あくまで最初の飛車の位置であって、対抗型と同じようにその筋にじっとしているわけではない。私は中飛車を目指したとき相手に3間に振られたらさっさ…

  • 振り飛車満喫!朝日杯

    2022年1月15日は第15回朝日杯将棋オープン戦の名古屋対局が公開対局となりAbemaTVで中継された。 振り飛車党の菅井竜也八段が登場した。 対局風景と大盤解説会があり、二台のパソコンを開いて終局まで楽しんだ。 午前10時からの対局相手が渡辺明名人。 後手の菅井八段の3間飛車で始まったが序中盤は千日手模様の手が続き2筋にと金を作られて一時はどうなることと思ったが90手目43桂で攻めの糸口を作り94手目47角が印象に残りつつ、かなり細い攻めをつないで192手で勝利した。 午後2時からの対局相手が豊島将之九段。 後手の菅井八段の向い飛車で始まった。先手は居飛車穴熊に囲った。 先手が一筋の突破か…

  • 「振り飛車年鑑」を入手

    振り飛車年鑑をイの一番に買った。 将棋界史上、初の企画によるものでとりわけうれしい不意打ちだ。 こんな本が出るとは思わなかったという意味で思いがけない贈り物だ。 まず目次を見ながらパラパラとめくってみる。藤井猛九段を始め、振り飛車に理解がある棋士たちのインタビュー・コラムなどが素晴らしい。これは先に出版された「相振り飛車名局集」になかったことだ。そして、これから棋譜並べをすることが実に楽しみだ。 振り飛車フアンで本書を知らずにいたら損だ。 知っていながら実際に手にしなければもっと損だ。 手にしながら積読だけで一局一局のスリリングな振り飛車の戦いぶりを見過ごしたら、いちばん損だ。 今回の詰将棋:…

  • 謹賀新年

    本年も当ブログをよろしくお願いいたします。 さて私の愛読書・「詰将棋パラダイス」のお話しです。 詰パラを直接定期購読して半世紀近くになるが新年号を手にすることほどワクワクすることはない。今でこそ、毎日が日曜日だが現役のころを含めてその思いは一つも変わらない。以前は解答競争に参戦していたが全員がゼロからのスタートなのだ。それがいい。だから自然に今年もやるぞ詰将棋という気分にさせてくれたものだ。 現在は解答よりも創作に重点を置いている。ここ数年、中長期の目標として詰パラ入選150回を目指している。2022年にある程度の入選回数をこなすと射程距離内の140台にのることができる。目標達成は早くても再来…

  • 詰将棋の解答(12月ブログ分)

    12月6日*54角 63歩 64桂 81玉 72金 同金 同桂成 同玉 64桂 62玉 52桂成 同玉 61銀 53玉 63角成 同玉 64金 62玉 63歩 61玉 62金 まで21手詰 12月20日*41金 同玉 32銀 51玉 43桂 42玉 31銀生 41玉 42香 同金 51桂成 同玉 42銀成 同玉 43金 51玉 52金打 まで17手詰

  • 振り飛車年鑑

    マイナビより「振り飛車年鑑」が12月28日出版予定である。 クリスマスは過ぎているのでちょっとした正月プレゼントとなるだろう。 これは近来、歓迎すべき出版の一つといってよい。 先月の「相振り飛車名局集」に続いての朗報でもある。 この種の出版物は潜在的希望としてもってはいた。しかし、それは極めて実現可能性が低いとみていたのだ。なぜか。それは現在のトッププロの状況を見てほしい。たとえば、A級の10人に一人しか振り飛車党はいない。おそらく9割以上の棋士が振り飛車を敬遠しているからだ。しかし、ネットでの将棋配信状況からして振り飛車好きが多いアマチュアをないがしろにしては将来、しっぺ返しがあると考えたの…

  • 相振り飛車名局集の『囲い方』分析

    相振り飛車というものをその時代、時代の状況や旬の棋士にスポットをあてて分類し時系列的に選題編集したことは高く評価できる。 惜しむらくは相振り飛車における誰が一番多く指しているのか、誰と誰の対局が多いのか、誰の勝率が一番高いのかを始め、あるいは玉の囲い方はどうなってきたのか等の分析データが一切なかったことである。 そこで、自ら1回目の棋譜並べをしながら囲い方の統計をとってみた。 なお、金無双、美濃が主力になりながら「その他」は穴熊、矢倉等のこと。 金無双vs金無双 8局 金無双vs美濃 17局 金無双vsその他 16局 美濃vs美濃 11局 美濃vsその他 29局 その他vsその他 19局 昭和…

  • 詰将棋の解答(11月ブログ分)

    11月16日*63金 同金上 61銀 同玉 52銀 71玉 72歩 同玉 63銀成 同金 同香成 同玉 64金 72玉 63金打 71玉 72歩 61玉 52馬 19手詰 11月18日*71角 同玉 62香成 同玉 53角 同金 54桂 71玉 72銀 同銀 同歩成 同玉 73金 81玉 72銀 92玉 83金 まで17手詰 11月21日*71角 同玉 83桂 82玉 71角 92玉 91桂成 同玉 82金 同銀 同角成 同玉 62龍 72飛 71銀 93玉 92金 同飛 同龍 同玉 72飛 83玉 82飛成 まで23手詰 11月24日*71銀 同金引 同桂成 同玉 61飛成 82玉 52龍 …

  • 相振り飛車名局集

    待った。出た。ようやく出た。 相振り飛車の実戦集が出た。 実は一度過去に出たことがある。 書名は『力戦 相振り飛車の戦い』(百番収録)。 昭和58年出版だから実に38年ぶりだ。 だから待望の一冊なのだ。 あのころから相振りを取り巻く状況はあまり変わっていない。 年間の出現頻度も低いマイナーな戦法なのだ。 手詰まりになりやすい、定跡が確立しにくく手将棋になりやすいなどで振り飛車党の男性棋士が敬遠しがちなのだ。振り飛車党同士の対戦なら本来なら相振りになるのが自然の流れだ。振り飛車党の意地を通してくれないからだ。そこへいくと女流棋界はすこし違う。その意地をなんがなんでも通してしまう。女の意地の素晴ら…

  • アベマ&倉敷藤花

    11月20日女流のアベマトーナメントが行われた。 準決勝第1試合、里見チーム対西山チームの対戦。 9回戦までもつれた大熱戦だった。 何といっても全局振り飛車戦(うち相振り2局)が素晴らしい。 そして最終局で里見4冠vs西山3冠の対戦という最高の演出となった。 雌雄を決するこの将棋は相振り飛車の激戦となり157手で里見4冠が勝利した。 ところで11月20日と21日は倉敷籐花の第2・3局が行われた。 里見4冠が加藤清麗の挑戦を2勝1敗で退けた。 この二人はこの秋、清麗戦・倉敷籐花のタイトル戦を競った。 一時は里見さんが13連勝するなど2人の対戦成績はダブルスコア―以上だった。 しかし、今回のシリー…

  • 4→5→4

    11月17日第3期清麗戦第5局がおこなわれた。 この番勝負は挑戦者の加藤桃子女流3段が最初2番棒に勝っていた。 カド番に追い込まれた里見清麗は2つ返して最終局を迎えた。 先手の里見さんは得意の55歩位取り中飛車の作戦を採る。 囲いの美濃の銀が締まらないままに中盤戦へ突入した。 以後どうも先手一手遅れているような指し手が続いたように感じた。 勝負は134手で後手の勝ち。新清麗の誕生である。 里見さんはせっかく5冠になったのに4冠へ逆戻りとなった。 里見・西山ばかりではなく、女流棋界のためには活性化になってよいと思う。 それでも女流の番勝負はほぼ振り飛車戦になるのは変わらないだろう。 ところで、近…

  • 再びの相振り

    11月15日第11期女流王座戦第2局がおこなわれた。 先の女流王将戦ではこの二人、4冠対4冠の対決だったが里見4冠がそのタイトルを奪取して5冠対3冠の対決構図となった。 ところで、11月13日のアベマトーナメントでは西山チームと渡部チームの対戦だった。当初、西山チームが楽に勝利するのではと思っていたが意外にも8局までもつれた。これは渡部チームの中井さんの健闘と内山さんが一本入れたことが大きかった。このチームは誰も飛車を振らないので相振り飛車はないのだが、8局全部が振り飛車の対抗型だったのでそれはそれで十分に楽しめた。 さて、女流王座戦の方は期待通りの相振りで3間飛車vs向い飛車で始まったが後手…

  • 詰将棋の解答(10月ブログ分)

    10月9日*82飛 51玉 42角 同金 62銀 52玉 73銀成 41玉 42飛成 同玉 34桂 52玉 42金 61玉 72成銀まで15手詰 10月10日*72金 51玉 62金 同玉 72歩成 同玉 81角 83玉 92角成 同玉 82馬 同玉 73金 91玉 82銀 92玉 84桂 同金 93桂成 まで19手詰 10月11日*83角 72飛 51金 同金 同桂成 同玉 42銀 61玉 72角成 同玉 84桂 83玉 74銀 同玉 75金 83玉 82角成 同玉 92飛 83玉 74銀 94玉 85金 まで23手詰 10月20日*62と 同銀 84桂 同歩 62龍 同玉 51銀 72玉 …

  • 相振り飛車の出現割合

    10月23日はアベマトーナメントの日だった。 予選Aリーグの第3試合である。 チーム伊藤対チーム山根の一戦。 この試合は8局までおこなわれ、振り飛車が5局(うち相振りが3局)あった。 3人一組の対抗戦ではどちらにも最低一人の振り飛車党が存在することが相振り飛車の出現可能性の条件となる。 来週以降に登場する渡部チームの3人は居飛車党だからこのチームの対戦カードからは相振りはまったくほとんど9分9厘期待できないだろう。 さて、この日の決着局ともなった第8局山根vs室谷戦を紹介したい。 図は先手が107手目44にいた銀を35銀と飛車に当てたところである。 図より後手は飛車を見捨てて47歩と激しい攻め…

  • 四冠vs四冠

    10月19日第43期女流王将戦第2局が行われた。 西山女流王将が先日、白玲戦の新タイトルを獲得したばかりなのでこの日の対局は四冠vs四冠の対決ということになった。 戦型は期待通りの相振り飛車である。 図は48手目後手西山四冠の44角に対して先手里見四冠が46歩と突いたところである。 後手の角が窮屈そうにみえるがこの後、飛車を24に浮いて相振り飛車らしい3筋での縦の攻防戦を後手が制して110手で西山四冠が勝利した。 これで1勝1敗、第3局は11月4日に行われる。 今回の詰将棋:11手詰

  • 女流アベマトーナメント(第2試合)

    10月16日、標記の対戦が行われた。 里見チーム対伊藤チームである。 このカードは最終局(9局)までもつれた。 この9局のうち振り飛車戦が8局あり、うち3局が相振り飛車となった。 ところでこのアベマトーナメントは男性棋士が無料で女流が有料なのはなぜなのか、ちょっと真剣に考えてみた。 アマの将棋フアンは振り飛車好きが多いのが事実だ。 「相がかり」のこムズかしい将棋よりはやはり振り飛車戦を観ているほうが楽しい。 そこらあたりの事情にアベマさんも注目したのではないだろうか。 きっとそうに違いない。私も思わず登録してしまった。 さて、将棋のほうは第2局の里見咲紀vs石本さくら戦(相振り)を紹介したい。…

  • Suntory将棋オールスター東西対抗戦2021

    最近、降ってわいたようなプロの新棋戦である。 東京や大阪でやたらあわただしく予選が行われているようだ。 AbemaTVで配信しているようだが有料だし、将棋フアンとしてあまり正確に全体像を把握しようがない。 一部対局は終局後Youtubeでアップされているがこの棋戦、次回以降も定着するのかしらと至らぬ心配をしている。 将棋世界12月号あたりで詳細情報の特集を企画してほしいものである。 さて一局紹介するのはyoutubeでアップされた対局である。 関西予選Bブロック2回戦とある。 先手:山崎隆之8段vs後手:古森悠太5段の一戦で相振り飛車となった。 下記途中図は43手目先手が86角と指した局面であ…

  • 女流アベマトーナメント

    10月9日女流アベマトーナメントが開幕となった。。 まずは里見4冠チームvs山根チームの対戦である。 どちらかが5勝するまで競われるが今回8局おこなわれた。 そのうち7局が振り飛車戦であった。 これだから女流の将棋は面白い。 やはり観る将棋は楽しく鑑賞すべきものだ。 その中より第3局の里見4冠vs山根戦を紹介したい。 先手3間飛車vs後手向い飛車の相振り飛車で始まった。 途中図は後手が58手目88角と打ちこんだところである。 この後後手の角は79に成ってからこの馬はこまやかによく動く。 盤上を馬が駆け巡るという感じなのである。 詰将棋ならさしずめ「馬鋸」の動きといったところだろう。 118手目…

  • 女流王将戦第1局

    第43期女流王将戦が開幕した。舞台は都城市。 先手:西山女流王将vs後手:里見女流4冠で戦型は相振り飛車となった。 下記の途中図は先手の55手目46歩に対して後手が15歩と端を攻めたところである。 この後、後手は1筋で香の交換を果たし、76手目に指した42香が好手でうまく攻めて100手で先勝した。 ところで第5波のコロナが9月に入って急速に沈静化しつつある。冬には第6波の襲来が予想されているが現状の状況がしばらく続くとこの秋には将棋界もイベントを始め、アマの大会など少しは以前の活況が少しは戻りそうな気配ではある。 11月20日には倉敷籐花戦の公開対局も計画されている。できたら久しぶりに行ってみ…

  • 詰将棋の解答(9月ブログ分)

    9月16日*84桂 同歩 82角成 同玉 83銀 93玉 82銀打 83玉 75桂 82玉 83金 71玉 63桂打 同金 72金 同玉 63馬 82玉 83金 71玉 72金 まで21手詰 9月18日*72銀 同金 同角成 同玉 54馬 63歩 64桂 81玉 63馬 同金 72銀 91玉 92歩 同玉 84桂 同歩 83金 91玉 81銀成 同玉 72桂成 91玉 82成桂 まで21手詰

  • 懸賞詰将棋の解答

    9月5日のブログで出題した「創発」記念・懸賞詰将棋の解答です。 72銀 51玉 63桂 同金左 52銀 42玉 32角成 52玉 63銀成 同金 64桂 同金 53金 61玉 43馬引く 同金 同馬 72玉 61馬 81玉 72金 92玉 82金 同玉 83銀 93玉 94銀成 92玉 83成銀 81玉 72馬 まで31手詰 長手数でしたので解答は二ケタいかないとみていたのですが前半部分をクリアーできれば後はすんなり解いていただいたものと思います。15通もいただきました。 16手目の手を求めたのは同金でなく71玉では駒が余らない29手で詰むので一種の偽作意に陥らないように注意をうながしたもので…

  • 女流王座戦挑戦者決定戦

    9月17日に標記の棋戦が行われた。 里見香奈女流4冠vs伊藤沙恵女流3段の一戦(相振り飛車)。 女流棋界も「白玲戦」という新しい棋戦ができていつのまにか本家と同じ8大タイトル棋戦となった。近年の女流棋界の充実ぶりには目を見張るものがある。 私なりにその要因を考えてみた。 里見4冠と西山3冠という両横綱が振り飛車党である。このことはあの昭和時代の大山・升田(振り飛車もこなしていた)の両巨頭の時代を彷彿させるものがある。 振り飛車党が多いアマの将棋フアンをひきつけてやまないものがある。 そこらあたりにスポンサーも注目したのではないだろうか。 もし女流棋界が居飛車主体の世界ならここまで私も注目しなか…

  • いつか出る、やっと出る。

    マイナビの出版物に「将棋戦型別名局集」というシリーズものがある。 同社の将棋情報局より次のPR記事がでた。 いつか出る本どーん!! 将棋戦型別名局集9 相振り飛車名局集 藤井猛九段編集 ・ 相振り飛車の名局100局収録! この種の本を私はどんなに待ち望んだことだろう。 相振り飛車の実戦集は実は過去に例がある。 昭和58年(1983年)に日本将棋連盟より出版されている。 本の名は「力戦 相振飛車の戦い」で100局収録。 この時から今回までなんと38年の歳月が流れているのだ。 だから「いつか出る」というよりも「やっと出る」という感じなのだ。 相振りの格別さが、かけがえのないものとして読み手を突くの…

  • 『創発』記念・懸賞詰将棋

    詰将棋全国大会が12年に一度九州開催となる。 2020年がその当番の年だった。 コロナ渦で2020年、2021年と2年連続で中止となった。 開催できるホテル等を探す→押さえる→キャンセルする。 開催方法を考える→いろんな意見が出る→なかなかまとまらない。 この2年間、正直言って精神的に疲れた。 3年連続振りまわされたくないというのが現在の率直な気持ちだ。 そこで来年は次回担当の「名古屋」へ一旦バトンを渡したい。 その後、東京~大阪を経て地方でとなった時に再び福岡が手を上げてもいいのではないかと思っている。 これは私の個人的見解だが他のメンバーもきっと同じ思いではなかろうか。 さて全国大会へ併せ…

  • 詰将棋の解答(8月ブログ分)

    8月1日 *76角 85金 86桂 83玉 92銀 同金 81飛成 82金84香 同金 94角 同金 82龍 同玉 94桂 83玉 84金 72玉 82金まで19手詰 8月2日 *82飛成 61玉 53桂 51玉 62龍 同玉 71角 73玉 82角成 62玉 72馬 53玉 54金まで13手詰 8月5日 *73龍 同銀 83銀 61玉 72銀打 61玉 42銀 同玉 53角成 同玉 43飛 64玉 63飛成 75玉 85金 同玉 74龍 同銀 同銀生 95玉 84銀 同玉 85金 93玉 83銀成 まで25手詰 8月10日 *23金打 同角 23銀成 14玉 13成銀 24玉 14成銀 同玉…

  • 空気、合駒しても

    Youtubeチャンネルで藤森哲也5段の「将棋放浪記」が人気だ。 居飛車党の彼が居飛車に徹したら私はそれほど気にかけなかったことだろう。 2020・12・12公開の「負けるまで4間飛車スペシャル」。 2021・5・9公開の「ひたすら中飛車スペシャル」。 この二つが今の私には永久保存版だ。詰将棋をやりながら、これらをバックグランドみたいに再生して楽しんでいる。 次は3間飛車ではないだろうか、早晩是非配信していただきたいものだ。 この「将棋放浪記」は単行本も7月に出版されたので購入している。 本の内容は動画から選りすぐった104題の「次の一手」形式となっている。 動画の進行中、指しながら彼のコメン…

  • 百日紅(さるすべり)

    関西の詰将棋グループの創棋会が50周年記念として標記の詰将棋作品集を発行した。 作者数はプロ棋士8名を含む39人。一人最大5作品で出題総数は187題となる。 私も原稿を書いたこともあり多分一足早く本書を入手した。 本の中身をざっと見てみると詰将棋出題者が名前順となっていたので私が一番最初の登場だった。そのほか、随筆や創棋会の活動記録などかなり読み応えがある。 この種の本は詰パラの広告を通して入手するのが通例だが今回はマイナビ出版(将棋情報局)も取り扱ってくれるそうだ。こういうことは極めてまれでおそらく初めてのことだろう。これはひとえに藤井聡太2冠を始め、関西所属の棋士8名が参加していることが最…

  • 女流王座戦より

    第11期女流王座戦の本戦トーナメントが進行中である。 8月12日行われた先手・里見香奈女流4冠vs後手・上田初美女流4段の一戦。 勝ったほうがベスト4へ進出する。 先手・中飛車vs後手・3間飛車の相振り飛車となった。 図は49手目先手が8筋の歩を交換して89飛と引いたところである。 相振りにおける中飛車は指し方が難しいものだ。早晩、3間飛車か向かい飛車あたりに振り直すものだが本局はしばらく中飛車にいたために囲いを含めた金銀が一見バラバラである。それに比べて後手の囲いはしっかりしている。後手は36歩から46歩と突き捨てて46角と出た。角金交換をふくめて果敢に攻めたが先手は65手目82歩、69手目…

  • 歌を忘れたカナリヤ

    最近、山根ことみ女流2段の将棋が変だ。 あくまで私の勝手な見方ではある。 居飛車の将棋ばかり指している。 女流王位戦の挑戦者になるまでは飛ぶ鳥を落とす勢いのある振り飛車党だった。 そのタイトル戦で里見さんに相振り飛車で3タテを喫したことがよほどショックだったのだろうか。 気分転換ということもあるのだろう。 レパートリーを拡げてみたいということもあるのだろう。 それにしても物事には限度というものがある。 居飛車にはまり戻ってこれなくなった男性棋士の例があるから、とても心配している。 詰将棋好きで振り飛車党、そんな棋士のタイプの彼女をひそかに応援してきた。 だから、やはり最近の彼女の将棋は変だ。 …

  • 伊藤流相振り飛車

    8月10日に女流順位戦の先手・石本さくら女流2段vs後手・伊藤沙恵女流3段の一戦が行われた。先手のいきなりの3間飛車に対して後手は4間飛車で始まった。 振り飛車の対抗型で振り飛車側を持って将棋を指している伊藤さんを見たことはない。なぜか相振りだけは指す不思議な人だ。私は振り飛車の将棋しか追いかけないので伊藤さんの棋譜は相振りしか真剣にみたことがないということにもなる。 さて途中図は後手80手目79角と打ったところである。 このあと、69歩と67歩の交換が入ってから46角成と馬ができたのが後手として大きかった。先手も66飛から端攻めを絡めて攻め合ったが116手で後手が競り勝った。 先手は玉形の差…

  • 渡りあえる振り飛車

    8月4日、第70期王座戦1次予選より西山朋佳女流3冠vs富岡英作8段の一戦が行われた。 戦型は先手が向い飛車vs後手が3間飛車の相振り飛車となった。 図は先手の76飛に対して後手が48手目65歩と突いて本格的な戦いになった。 これに対して先手は82歩以下先行して攻めに転じて、なかなか見所のある中終盤の応酬が続いた。勝負は急所に打っていた飛車角が最後に功を奏し106手で後手が勝った。 今回の詰将棋:25手詰

  • 期待して相振り

    7月31日第43期女流王将戦の本戦トーナメント2回戦が行われた。 先手・香川愛生女流4段vs後手・室谷由紀女流3段の一戦。 この二人なら相振りを期待するのが自然。熟知した戦法で中盤までは無難な駒組となった。 図は後手が50手目に56歩と突いたところである。先手はあっさり同歩と取り79角成と馬を作らせた。そして、68角から67銀で一時的に馬を閉じ込める作戦をとる。後手、やや細い攻めでせまっていたが先手玉も中段に泳ぎだしたりして決め手を与えない。最後は先手9筋の端攻めが決まり159手の熱戦を制した。 今回の詰将棋:13手詰

  • もつれて最終局

    7月31日、恒例のアベマトーナメントが行われた。 稲葉チーム対斎藤チーム。 6人の中に1人ないし2人の振り飛車の可能性がある棋士がいると俄然、観る気が湧いてくるものだ。今回は久保9段と都成7段だった。 試合のほうは一時、稲葉チームが4勝1敗とリードし、そのまま早めに終わるかと思いきやそこから斎藤チームが3つ返して最終局(第9局)を迎えた。この対局が先手・都成7段vs後手・久保9段だった。 後手の4間飛車で始まり途中図は86手目後手が64桂と打ったところである。対抗型というのに互いの玉の囲いが金無双である。ここから金無双を攻略するのに4枚の桂が盤上に乱舞する派手な展開となり見ていてどちらが勝ちそ…

  • 詰将棋の解答(7月ブログ分)

    7月15日 *82角同 62玉 54桂 同金 71銀 51玉 62銀打 同金 同銀成 同玉 73角成 同銀 63金 61玉 52金打 71玉 62金上 同銀 82馬 まで19手詰 7月16日 *64桂 同歩 63金 同金 61馬 同玉 52銀 62玉 61金 72玉 63銀成 同玉 72角 同玉 62金打 まで15手詰 7月17日 *84桂 同歩 63銀 同金 同金 同金 64桂 同金 81銀 同玉 92金 72玉 82金 同玉 83銀 71玉 72金 まで17手詰 7月18日 *52歩成 同金 62銀 同金 43角 52歩 53桂打 同金 同桂生 62玉 72金 53玉 54金 42玉 32…

  • 加古川青流戦より

    7月20日に第11期加古川青流戦が行われた。 ベスト16より、先手・冨田誠也4段vs後手・貫島永州3段の一戦が相振りとなった。奨励会3段の人の将棋を観る機会はなかなかない。貫島3段はよく知らないが現在3段リーグの成績は8勝4敗で微妙な位置につけている。一方、冨田4段はこの対戦の前に里見香奈女流4冠を破ってのから引き続きの対局である。 図は45手目に37銀と相手の飛に当てたところである。後手はこれを同飛成と切って以下同桂に36歩と攻めたが先手はほどなくして2枚飛車で攻めて寄せきってしまった。先手は駒組が立ち遅れ気味だったのでどうかと思ったが後手は相手に飛を2枚渡す展開がどうだったのだろう。形勢判…

  • 女流王将戦より

    第43期女流王将戦の本戦トーナメントが進行中だ。7月17日に行われた先手・伊藤沙恵女流3段vs後手・石本さくら女流2段の一戦が相振りとなった。 伊藤さんの将棋は相手が振り飛車党だったら相振りにしようとする気配がよく感じられる。本局でも相手が振ったのを確認して自分が振るという独特の指し回しだ。 図は後手石本さんが70手目に飛車を切り猛攻を開始した。80手目に45銀打とやや細い攻めをつないだが先手はこれに対して64桂がうまい切り返しだった。以下、先手に手番がまわってからは無難に寄せて113手で先手が勝った。 今回の詰将棋:19手詰

  • 西山快進撃

    7月16日に行われた朝日杯一次予選が行われ西山朋佳女流3冠が登場した。 1回戦で中座真7段を中飛車で破り、次に黒沢怜生6段と対戦した。黒沢6段が振り飛車党なので自然と相振りとなった。 図は後手黒沢6段が2筋の歩をきり26飛とした手に対して先手西山女流3冠が27歩と受けた手に対して後手が45角(76手目)と打った局面である。一瞬ドキリとする手であるが互いに飛を取る手を選択した。4枚の金銀がそれぞれ不安定な位置にいるなか、互いに飛を敵陣に打ち合う寄せ合いに突入したが先手が129手で制した。お見事である。女流の棋士は相振りをうまく指しこなす人が多い。女流の相振り実戦棋譜を参考にすることがあるという藤…

  • C2順位戦より

    7月15日は朝日杯、銀河戦、順位戦などの対局が行われた。順位戦より、先手山本博志4段vs後手近藤正和7段の一戦が相振りとなった。 互いに初手は78飛、32飛といきなり飛車を振り合うまるでアマの将棋のような出だしだ。 途中図は39手目56歩と互いに銀の取り合いを目指したがここで後手66銀と指し、同歩に65歩と指したのがうまい手だった。以下、主導権を握ったようだが、後手49手目に飛と角あたりに67金と打った手に対して先手は飛を見捨てて11角成としたのが勝負手だった。終盤に後手の猛攻を一瞬かわして態を入れ替え79手で先手が勝利した。 今回の詰将棋:17手詰

  • 朝日杯一次予選より

    7月15日行われた第15回朝日杯予選より、先手窪田義行7段vs後手藤井猛9段の一戦が相振りとなった。出現するときは続くものである。 藤井9段といえば相振り御三家(久保9段・鈴木9段とともに)の一員である。一時はこの3人の相振り棋譜を真剣に収集したものである。 この将棋は相4間飛車で始まった。途中図は先手窪田7段が35手目56銀と上がったところである。互いに角がにらみ合っているのでこれより本格的な戦いとなった。 局面全体が動き始めた。こういう将棋は面白いものだ。後手は一時、玉が5,6筋の中段に引っ張り出されたがなんとか元の位置に逃げ戻る。終盤、後手からの37角と96角が光った。108手で後手藤井…

  • 久々の相振り

    相振りの好局がなかなか出現しないのでブログの更新もままならないでいた。 7月14に第15回朝日杯の一次予選がおこなわれて里見香奈女流4冠は村田智弘7段に勝利して、引き続き安用寺孝功7段と対戦し、これが相振りとなった。 図は先手が安用寺7段で後手が里見女流4冠。先手が49手目に74歩と突き捨てて95歩と端攻めを敢行した。以下、うまく手をつなぎ後手の美濃囲いを攻略して101手で先手勝利した。相振りにおける美濃囲いは端に弱点があるので端攻めの戦いになることが多い。 さて、私事ですがコロナワクチンの2回目の接種を受けた。2回目での副作用を心配したが発熱もなかった。医者によると若い人ほど免疫力が強く発熱…

  • 詰将棋の解答(6月ブログ分)

    6月1日分*53銀 同銀 41角成 同玉 52金 31玉 53馬 22玉 31馬 同玉 42銀 22玉 33銀生 同玉 32金 43玉 42金右 33玉 32銀成 まで19手詰 6月3日分*72銀 51玉 62と 同銀 52龍 同玉 61銀打 42玉 52金 同角 同銀成 同玉 44桂 43玉 32角 33玉 23金 42玉 41角成 同玉 32金 51玉 43桂 まで23手詰 6月10日分*81銀 83玉 72銀打 同金 同銀生 同玉 61角 63玉 64金 62玉 52角成 同玉 53金入り 同玉 51飛成 52合 64金 まで17手詰 6月13日分*73銀 同金 61角 82玉 83角成…

  • マイナビ女子オープン

    第15期マイナビ女子オープンの一斉予選が6月26日に行われた。 午前・午後に通算3回、12局単位で延べ36局行われた。 最終的に12名が本戦トーナメントへの出場が決まった。 私が特に注目したのは36局の戦型分析である。 25局が振り飛車でうち6局が相振り飛車となった。 25÷36=0.694で約7割が振り飛車戦である。 女流棋士の戦型傾向をある程度裏付けたことになりそうだ。 その中より長谷川優貴女流2段vs藤田綾女流2段の相振り飛車戦を紹介したい。 途中図は先手が49手目に56金と上がったところである。これに対して後手は65銀と切りこんで本格的な中盤戦となった。以後、緊迫感のある攻防が続いたが…

  • 今年の順位戦はB2だ!

    6月9日順位戦B2の2回戦が一斉に行われた。 このクラスの定員25名のメンバーをあらためて見てみると藤井九段、鈴木九段、戸辺七段など振り飛車党の棋士が八名いる。 8÷25=32%となり、これは他のクラスと比してかなりの割合である。 このほか、ひょっとしたら飛車を振るかもしれないという棋士が3名いる。 谷川九段、大石七段、澤田七段である。加えて相手が振ったら自分も振ってみるという奇特な方がいる。それは井上九段である。女流の棋士に本来、居飛車党だが相手が振ると自分も振るという人がいる。伊藤沙恵女流三段である。 伊藤が先か、井上が先かだが実戦の数でいけば伊藤さんだろう。 今年の順位戦、私にとって一番…

  • コロナと将棋界

    藤井聡太2冠というスーパースターの出現で活況を呈している将棋界だがコロナの影響をこの2年間等し並に受けた。 まず、全国各地で開催されるタイトル戦の前夜祭や現地大盤解説会が中止に追い込まれることが多くなり、一部解説会はネットでの配信となった。 また、アマの世界では各種全国大会も中止が相次ぎそれに伴い地方予選も中止となり、特に上昇思考の強いアマ強豪などが当面の目標を失くすこととなった。今年に入ってから一部大会は工夫をこらしながら復活の気配がある。 私の好きな詰将棋の世界では「詰将棋解答選手権」「詰将棋全国大会」が中止となったが、これらはマニアックな大会でもありもともと詰将棋は一人で遊べるゲームみた…

  • 女流王位戦第3局

    第32期女流王位戦の第3局は福岡県飯塚市で開催された。前夜祭も大盤解説会も中止になったのは残念だった。戦型は先手山根女流2段が向い飛車vs里見女流王位が3間飛車となった。先手が49手目68金と寄ったところで昼食休憩となった。 再開後の先手は一時優勢に推移していたが後手の鍛えの入った粘り腰に150手で屈した。 山根さんとしては四国対局へ行けなかったこともきっと残念に思ったことだろう。最短で終わったが熱戦となった相振り3局を鑑賞できて大いに満足している。 さて、将棋界の新年度は5月に本格的に動き始めたが昨年は女流棋戦を除けば「相振り飛車」という戦型がわずか15局しかなかった。なぜ男性棋士は相振りを…

  • 「無双」「図巧」

    文学作品の場合はそうらしいが、そうでなくとも本に名前を付けるのはむずかしいものだ。詰将棋の本も然り。内容を正確に表現している場合、例えば全作品が合駒とか不成とか曲詰とかであれば、それらしいタイトルを付けやすいものだ。しかし、ほとんどが収録作品の一つ一つがそれぞれの特徴を有している場合は考えどころなのだ。 私の場合、最初の作品集が「詰将棋の道」次に「詰将棋の道2」「詰将棋の道3」とくる。特に3は金無双作品だったので「金無双百番」と副題をつけた。そもそも「詰将棋の道」とどうして名付けたかというと、銀幕のスター・小林旭に「さすらいの道」というお気に入りの歌があり、そこから発想を得たに過ぎない。 敬愛…

  • 詰将棋の解答(5月ブログ分)

    5月1日*51飛 61銀 72歩 同銀引 同桂成 同金 61飛成 同玉 52銀 同玉 44桂 61玉 52銀 62玉 72馬 同玉 63金 71玉 61銀成 同玉 52桂成 71玉 62成桂 まで23手詰 5月15日*81銀 82玉 74桂 同金 63歩成 55馬 71銀 81玉 62銀成 92玉 81飛成 同玉 72成銀 92玉 81銀 91玉 82金 同馬 82成銀 同玉 72と 91玉 82角 まで23手詰 5月19日「*26桂 24玉 44飛成 34角 15金 同玉 35龍 25合 16歩 まで9手詰

  • 女流王位戦第2局

    第2局は5月18日札幌市で開催された。 嬉しいことにまたも相振り飛車となった。 先手里見女流王位の中飛車vs後手山根女流2段の向い飛車で始まった。 途中図は後手42手目35歩で昼食休憩となった。 後手は41飛と展開したがその4筋での飛車先に金銀が重くのしかかったいたが64手目に銀を45銀と、72手目に金を34金と捌いて後手の駒にリズムがうまれた。先手はこの34金をみて74分の長考にいたり、冷静に47金左と受けた。以下の攻め合いはきわどい攻防で見所をつくったが先手が余していたようだ(101手で先手勝)。第3局は6月2日に福岡(飯塚市)で開催される。以前、よく前夜祭や大盤解説会へ出かけたものだが今…

  • 再びの相振り

    マイナビ女子オープン第3局が5月15日に行われた。期待通り相振り飛車となった。相振りを選択してくれた伊藤さんに感謝。玉の囲いも金無双気味で云うことはなし。先手の西山女王は27手目36飛とまわり、以下26歩でポイントを稼いだようだ。途中図は32手目後手の伊藤さんが22飛と指して昼食休憩に入ったところである。 金無双気味といったのは双方とも金無双の完璧な囲いにはならないうちに戦いとなり中盤から終盤へと推移した。先手の西山女王は終始、指しやすい局面が続き97手で第3局を制した。 今回の詰将棋:23手詰

  • 熱戦の開幕戦

    将棋界の新年度に一番楽しみにしていた第32期女流王位戦が4月27日に開幕した。相振り飛車シリーズになることが本命視されているが、なにより私がそうなることを期待しているところである。 さて、その第1局は先手・山根ことみ女流2段が向い飛車、後手・里見香奈女流王位が3間飛車となった。 途中図は先手53手目27銀と指して昼食休憩に入った局面である。 再開後、57手目に先手は36銀と攻めたが後手に銀3枚をもたれて苦しく感じていたらしい。実際は終盤にはいり形勢は2転3転した。最後は先手、頓死的必至をかけられて屈した。棋譜を備にみて山根さんは強くなっているなとの印象をうけた。やはり2020年度に17連勝をし…

  • 詰将棋の解答(4月ブログ分)

    4月3日分*63と 同金 81銀 83玉 93金 同銀 73桂成 同金 72銀打 同金 同銀生 同玉 63金 同玉 62金 73玉 71龍 83玉 72龍 まで19手詰 4月7日分*14金 同歩 27桂 同と 16銀 まで5手詰 初手27桂は14玉で不詰。2手目同玉は16龍以下。 4月21日分*63馬 同金 61銀生 同玉 52銀 71玉 72銀 同玉 63銀成 同玉 64金 62玉 74桂 71玉 72歩 61玉 71金 同銀 同歩成 同玉 72銀 同玉 52飛成 62銀 63金 81玉 61龍 71金 72金 92玉 82桂成 同金 同金 同玉 72金 92玉 81龍 まで37手詰

  • 本来の「相振り」らしさ

    第14期マイナビ女子オープンの5番勝負第2局が4月21日に開催された。 先手となった伊藤沙恵女流3段は5手目に66歩と止めて裏芸の相振り飛車を目指した。これに対して西山朋佳女流女王は35歩と応じてすんなり3間に振った。第1局では西山さんが相手の相振りを牽制するような指し方をみせたので、どちらもほとんど居玉のまま、みたこともないような乱戦になった経緯がある。今回はよくある手順の相振りとなり観戦していても落ち着いてみることができた。下記途中図は49手目先手96歩で昼食休憩となった局面である。 再開後は中盤のねじり合いが続いた。後手13角を46角と捌いたあとに73角と展開した指し回しが印象に残る。終…

  • オンラインでの解答選手権

    例年、春先に開催される詰将棋解答選手権が2年連続中止となったところである。 今年は初級・一般戦が本格的にオンライン会場での実施となり先だって「詰将棋解答選手権実行委員会」よりその詳細が公表されたところです。 実施日は2021年4月10日(土)PM https://twitter.com/shogi-problem/status/1369483149969883144 ネット接続環境があればどなたでも参加できます。 参加費無料で事前の申し込みも必要ありません。 詰将棋解答選手権とはいったい、どんなものかとのぞいてみませんか。 詰将棋好きになる第一歩になってくれることを期待しています。 今回の詰将…

  • 詰パラ表紙に登場

    詰将棋パラダイスの令和3年4月号で自作が表紙に採用された。 気合いを入れて狙っていたので嬉しいことには違いないのだがその真の狙いは別のところにある。その狙いとは採用された時の表紙の言葉にある。 私の詰将棋作家への水先案内人は故・桑原辰雄氏であった。6年前の秋にその訃報に接したときは一つの時代の終焉を感じるとともに、常に氏を目標にしてきた手前、一抹の寂しさを禁じえなかった。 そしてこれまでありがとうございましたとの思いを込めて最大限の弔辞を送りたくて仕方がなかったのである。詰パラの表紙の言葉という舞台でそれを成し遂げたことで肩の荷が下りたというか、胸につかえていた宿題を果たし終えたという思いが今…

  • 詰将棋の解答(3月ブログ分)

    3月1日*63桂 同金直 61金 同玉 52銀 71玉 72と 同玉 61角 81玉 72銀 91玉 81金 92玉 83銀成 81玉 72角成 91玉 73馬 同金 92銀 まで21手詰 3月3日*81銀 同玉 82馬 同玉 83銀 71玉 63桂打 61玉 72銀打 同金 同銀成 同玉 83金 62玉 71角 61玉 73桂 まで17手詰 3月14日*73金 61玉 62金 同金 53桂打 同金 同桂生 62玉 52金 同玉 43金 62玉 63歩 同銀 73銀 51玉 63桂生 同馬 42銀 まで19手詰 3月20日*73桂 51玉 43桂 同金 61桂成 同玉 52銀 62玉 43銀成…

  • 順位戦における振り飛車の位置

    2020年度の順位戦(A級からC2まで)がこの3月に終了した。 3月22日にYoutubeでアップされた「戸辺チャンネル」が興味ある内容でよかった。 順位戦で最も指された振り飛車は、また勝った振り飛車は等のデータであった。このような分析は将棋年鑑ですら行っていない。 さて、その内容をおおまかに見てみるとこうなる。 まず、順位戦の総局数が700局ある。 振り飛車が315局(45%)で対抗型300局&相振り15局。 次に最も指された振り飛車は? ① 3間飛車 93局(13%) ② 4間飛車 80局(12%) ③ 中飛車 55局(8%) ④ 角交換振り飛車 45局(7%) 次に最も勝った振り飛車は?…

  • 倉敷藤花戦予選より

    2021年3月20日第29期倉敷藤花戦の予選がおこなわれた。 山口稀良莉女流2級vs小野ゆかりアマの一戦。 先手向かい飛車vs後手3間飛車の相振り飛車となった。 相振りはめったにお目にかかれないので貴重な観戦である。 図は後手が36歩 同歩と一本入れておいて77角成の角交換から再度44角と打ち、先手がこれに55角と合わせた局面である。以下、後手は36飛 37歩に55角 36歩 77角成と攻め収束まであざやかに寄せきった。どうやら先手は55角と合わせた手がよくなかったようである。 今回の詰将棋:17手詰

  • なぜ相振り飛車が好きなのか

    指し将棋は振り飛車党である。 とりわけ、相振りが好きだ。 振り飛車は振る位置が4種類ある。 中飛車、四間飛車、3間飛車、向かい飛車である。 相手も振ると、4×4で16種類の組み合わせとなる。 次ぎに、玉の囲い方をみてみると大きく5種類である。 金無双、美濃囲い、金美濃、右矢倉、穴熊である。 相手も同じように囲うので5×5で25種類の組み合わせとなる。 飛車の振る位置と囲いを組み合わせると途轍もない数字となる。 このことが勢い力将棋、手将棋となり嫌われるようである。 これは定跡が確立しにくい面があることも事実である。 私のような詰将棋創作の世界に遊ぶ者にとってはこのことがたまらない魅力となる。詰…

  • 女流王位挑戦者決定戦

    3月2日、標記の対局が行われた。 伊藤沙恵女流3段vs山根ことみ女流2段の一戦。 戦型は伊藤さんが振り飛車党に対して時折みせる相振り飛車となった。図は40手目後手の山根さんが93銀と上がったところである。 戦いはこれより本格的となった。一時は先手が2枚飛車が成り込み、入玉模様で指されるなどして先手が優位とみられたが、後手は入玉を阻止する巧みな指し回しで192手で熱戦を制した。山根さんは今期は連勝記録を作るなど好調でその勢いのまま挑戦者となった感がある。里見さんとの対局が楽しみである。両者、振り飛車党なので相振り飛車のシリーズになることを期待している。 今回の詰将棋:17手詰

  • ネット配信将棋(その3)

    今回、紹介するのは「将棋女子藤田葵チャンネル」である。 「振り飛車サポートセンター」というコミカル動画でも注目されている。最近、「将棋ウォーズ」で初段になった女性である。 彼女はがんじがらめの振り飛車党という点が気に入っている。 少しでも居飛車を指すなら恐らく私はみ向きもしないだろう。 当然、配信動画も振り飛車で相手も振るなら相振り飛車となる。 このサイト、相振り飛車戦が多いのがとりわけ魅力である。 普通、自分より棋力が低い人の将棋をみているとイライラしがちである。 その点、いっしょに考え、特に終盤などはこう指したら詰みがあるのにとか思いながら見ている。 勝っても負けても感想戦をするところがよ…

  • 詰将棋の解答(2月ブログ分)

    2月2日*52馬 同金 73桂打 72玉 52龍 62金 同龍 同玉 54桂 72玉 82金 同玉 81金 72玉 71金 同玉 81金 72玉 61銀 まで19手詰 2月7日*61角 同金 73金 81玉 82金 同銀 61飛成 92玉 82角成 同玉 72金 83玉 81龍 94玉 83銀 84玉 92銀生 94玉 83龍 まで19手詰 2月13日*84桂 71玉 72銀 同金 同桂成 同玉 61銀 同玉 52馬 同玉 42馬 63玉 74金 同玉 75金 63玉 52銀 72玉 63金 71玉 61銀成 同玉 52金寄 71玉 62金寄 まで25手詰

  • ネット配信将棋(その2)

    前回は藤森将棋を紹介したが今回はイトシンTVだ。 伊藤真吾5段のYoutubeである。 彼はデビュ-時は振り飛車党だった。 棋譜を追いかけて秘かに応援していたがいつの日か、振り飛車を封印してしまった。そのころから私の中で棋譜を気にかけない普通の棋士になってしまっていた。 しかし、このたびユーチューバーとして再び注目の人となっている。 2月12日の配信が「振り飛車縛り」と題して、全局を振り飛車で指すというものだった。中飛車から向い飛車まで全17局で13勝4敗、うち相振りが4局だった。 将棋をおもしろくたまらない遊戯として遊んでみせるその心意気がよい。それも、公式戦では指さない振り飛車であるが、ア…

  • 村山聖全局集

    マイナビより出版されている「村山聖全局集」上・下巻を入手した。 この本は一口に述べると、持病と共に子供のころから生き、17歳で4段になり、A級8段まで昇りつめて29歳で生涯を終えた一人の棋士が残した全棋譜の物語である。 それぞれの本の最初の数ぺーじには「村山聖の声」と題して。彼の自戦記・インタビュー記事などが収録されている。 読んで良かったと思われるのは次のような記事に遭遇したときである。 <時々自分の存在している意味を考える。自分が死んでも世の中は変わらないし人も変わらない。15歳の時本当に自分の生きている意味が分からなかった。> <人間は必ず死ぬことが分かった。ならば好きなこと、やりたいこ…

  • ネット配信将棋

    プロのタイトル戦に振り飛車戦がほぼ消滅して久しい。 今や、興味の焦点は比較的振り飛車戦が多い女流将棋とネット配信による将棋に移ってしまった。 最近、特に注目したのは2020・12・12に公開された藤森哲也五段による「負けるまで四間飛車スペシャル」だった。負けるまで戦った対局が全16局。うち、8局が相振り飛車で、残りは当然四間飛車の対抗型だった。10秒将棋とは云え、適切なコメントは圧巻だった。3時間という長丁場があっという間だった。いまだに時折再生して楽しんでいる。私にとって永久保存版である。 今回の詰将棋:19手詰

  • 詰将棋の解答(1月ブログ分)

    1月1日分*24竜 同玉 25銀 同金 34金 まで5手詰 1月14日分*22角 同金 81龍 12玉 21龍 同金 同銀生 同玉 13桂 12玉 23金 同玉 33と 12玉 23と 11玉 61龍 21桂 同桂成 同馬 同龍 同玉 33桂 11玉 22角 まで25手詰

  • 剛腕・強手は桑原流を彷彿

    第34期竜王戦第6組ランキング戦が1月13日に行われた。 西山朋佳女流3冠vs室岡克彦7段の一戦。 下記途中図は先手が6筋の歩を交換して64銀と進出したところ、後手が63歩と指したところである。 さて、先手は穏やかに指すなら75銀と引くところだが、なんと同銀成と取り、同金に64歩と打ち62金と引かれた。この局面で銀損である。これから先手は43角と打ち、以下攻め倒してしまったのが少々驚きであった(75手で先手勝利)。 西山さんらしい剛腕・強手が決まったがもはや映画の世界での「ワンダーウーマン」といえば言い過ぎだが、少なくとも詰将棋で云えばまさに「桑原辰雄流」を彷彿させるものがある。 こんなに強い…

  • 年頭にあたって

    謹賀新年 今年はコロナに負けず詰将棋全国大会と詰将棋解答選手権を無事に開催したい。 詰将棋創作は第4作品集に向けて精進していきたい。 上記が私の年賀状の原文です(詰将棋は5手詰)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2020年を振り返ると、春に3冊目となる詰将棋の本を出版した。夏には詰将棋界の「門脇芳雄賞」の表彰を受けた。このようにエポックを画するような出来事があった年だったがコロナ禍に水をかけられたような気分がしないでもないがそれも時代の空気・流れといったものなのだろう。 コロナに負けないという対抗心よりはウイズコロナという思いで接していく方が生活の知恵かもしれない。 …

  • 詰将棋の解答(12月ブログ分)

    12月1日*72銀打 53玉 63飛 同金直 同銀成 同玉 72銀生 同玉 61角 63玉 52角成 同玉 43金 同玉 42金 53玉 51龍 63玉 52龍 まで19手詰 12月9日*71金 同玉 81金 72玉 82金 同玉 83香 72玉 64桂 同金 81銀 71玉 72歩 同金 61桂成 同玉 72銀成 同玉 73金 71玉 82香成 61玉 53桂 51玉 41馬 まで25手詰 12月14日*83角 82玉 71銀 同玉 72銀 同金 同角成 同玉 83角 82玉 73桂成 同金 72金 同金 同角成 同玉 63銀 82玉 83金 71玉 72金 まで21手詰 12月16日*81…

  • キラリと輝くか、新星

    12月22日に48期女流名人戦の予選が行われた。 先手:山口稀良莉女流2級vs山口絵美菜女流1級の一戦。 先手の人が聞きなれない名前だなと思い、連盟のHPを見た。 この12月に女流2級としてプロになったばかりの岐阜の高校1年生だった。どうやらこの日がデビユー戦のようだ。 その将棋を見てみると相振り飛車になった。 途中図は後手が48手目に25飛と浮いて、65銀や85桂に狙いを定めたところである。先手、どうするかとみてみると92歩以下攻め合いに活路を見出して端を破りそのまま押し切って111手で勝利した。どうやら攻めっ気たっぷりの振り飛車党のようだ。目が離せない人が現れた。名のごとくキラリと輝くよう…

  • 12月14日の朝日杯

    午前10時から行方尚史9段vs阿部光瑠6段でその勝者が午後2時から佐藤天彦9段との対局という組み合わせだった。 この日は女流王座戦が一番気になる対局だったので、阿部6段に淡い期待は持っていたものの振り飛車戦はないだろうとみていた。 ところがふたを開けてみると、阿部6段が四間飛車で行方9段に勝利し、午後は再び飛車を振ってくれた。これに佐藤9段は相振り飛車で応えてくれた。阿部6段、相振りのほうは負けはしたがなかなかうまく指していた。これを契機に本格的な振り飛車党になってくれないかと思ったりしたものである。 途中図は行方戦との一戦で93手目44角と桂を取ったところで、これに後手は同銀と応じた。先手の…

  • 女流王座戦の決着

    12月14日女流王座戦の第5局が行われた。 先手:里見女流4冠・中飛車vs西山女流王座・3間飛車。 第2局の振り飛車対抗型を除けば残る4局はすべて相振り飛車となった。 タイトル戦で振り飛車がそれも相振り飛車が観戦できるとは楽しさ・うれしさを通り越してもはや感激ものである。 さて、昼食休憩時の途中図は先手が55手目26銀と指したところである。 上記途中図では先手が指しやすいとみられていた。再開後に後手は端を絡めて37角成ときり、18香成とせまったりしたが先手に93手目21飛と攻防に打たれ、後手は41歩とあやしくねばるも先手の優位は動かないとみられていた。後手の粘り腰はその後も続きついに逆転勝利を…

  • カド番をしのぐ

    12月9日、女流王座戦の第4局が行われた。 先手:西山朋佳女流王座vs後手:里見香奈女流4冠の一戦。 またもや期待通り相振り飛車となった。 先手3間飛車vs後手向い飛車。 途中図は昼食休憩時点で後手が42手目24飛と指したところ。 このあと、局面は一時、千日手気味に進行した。先手の28にいた玉が78まで動いたり、後手玉は穴熊に潜りながら自ら這い出してきたりしていた。68手目に後手が63角と打ったあたりから後手がよいのでは見方があったが、107手目あたりで先手の角金銀桂が6筋に集中したあたりでは先手がよくなってきたように感じた。とにかく先手はこの難局を129手で制し、2勝2敗にもどして第5戦の最…

  • タイトル戦での相振り飛車

    12月1日は第10期女流王座戦第3局が開催された。 里見香奈女流4冠vs西山朋佳女流王座の一戦で戦型は相振り飛車。 8大タイトル戦では相振りどころか、振り飛車そのものが珍しいことだ。 先の王座戦で久保9段が振り飛車で戦ってくれたが敗退した。 その後、久保9段は棋王戦でベスト4まで勝ち進んでいたが、準決勝で敗退し、敗者復活戦にまわっても敗れた。一方、久保9段と菅井8段が朝日杯の2次予選では二人とも敗れ去った。 8大タイトル戦で再び振り飛車が登場するのとコロナ禍が完全終息するのはいったいどちらが先に来るのだろうといたらぬ心配をしていることがある。 振り飛車フアンの興味をつなぎとめているのは女流の棋…

  • 詰将棋の解答(11月ブログ分)

    11月1日分*73桂 同金右 53桂 同金 62香 同玉 71銀 51玉 42銀打 61玉 62銀成 同玉 53銀成 同玉 52金 まで15手詰 11月12日分*81馬 61玉 71馬 51玉 43桂 同金 62馬 同玉 73銀成 同玉 65桂 82玉 64馬 93玉 84銀 同歩 83金 同玉 73馬 93玉 94銀 92玉 83銀成 81玉 82馬 まで25手詰 11月14日分*54龍 44桂 同龍 同歩 36桂 同歩 46馬 同馬 23龍 35玉 25龍 まで11手詰

  • 新しい棋戦始まる

    女流将棋の新棋戦が11月13日に開幕した。 第1期ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦である。 8組にわかれて、それぞれ8名によるリーグ戦をおこなう。 今回紹介するのはB組から加藤圭女流初段vs清水市代女流7段の一戦である。戦型は先手の加藤さんの中飛車で対抗型となった。 途中図は83手目54金に対して後手が52金と受けた局面である。43と53の位置に銀がいるが、この後の攻防で銀が2枚とも金に入れ替わるというまるで「入れ替えパズル」を見ているような気分になった。金でいてくれた方が後続の攻めがうまくいったようだ。141手で先手が勝った。そして、何といってもこの将棋は序盤から先手の力強い指し回しが印象に…

  • 居飛車党の相振り飛車

    11月11日におこなわれたB2順位戦より井上慶太9段vs戸辺誠7段の一戦である。向い飛車対3間飛車となった。井上9段は本来、居飛車党だがごくまれに振り飛車党に対して相振りを指すことがある。将棋の内容は戸辺7段の攻めをしのいだ後に、反撃に転じた井上9段がその後、おしきって143手で勝利した。 途中図は132手目に後手が75歩と指した局面である。ここから先手の持ち駒に桂が3枚あることに注目してほしい。133手目先手は74桂と打ち、金と交換し、再度74桂とおかわりの桂で再び金を入手し、更なる74桂で後手を投了に追い込んでしまった。<桂が金気を駆逐する>といった感じで実に印象深い手順であった。 今回の…

  • 詰将棋サロンの解説号

    将棋世界11月号で自作詰将棋が入選したところであるが、12月号はその作品の解説が記載されてる。 それによると、手順の解説にとどまらず、次のようなコメントを及川拓馬六段は述べられている。 <詰将棋作品集を何冊も上梓されている作者。「詰将棋の道3」は金無双の詰将棋のみが収録されており、その問題数と手順の重厚さが特に印象に残っています。> なんらかの手段で拙作品集を入手されたようで、かように詰将棋に理解が深いプロ棋士に忌憚なきご批評をいただいたことに率直に感謝したい。 今回の詰将棋:入選作の再掲です。

  • 女流王将戦の決着

    10月30日、第42期女流王将戦の第3局がおこなわれ、先手・西山朋佳女流王将が後手・室谷由紀女流3段を相振り飛車の戦いで勝利してタイトルを防衛した。 報道では先手の逆転の勝利と伝え聞いたが、棋譜を並べて見る限り西山側の玉の囲いが崩壊したわけでもなく、激しい攻め合いの中での決着であった。室谷さんに悪手が悔やまれるほどのタイトル奪取のチャンスがあったに過ぎない。 二人は大阪では幼馴染の仲である。そのころは2歳年長の室谷さんの方に分があったかもしれない。それは西山さんの「相手が室谷さんと意識せずに戦った」とのコメントにもうかがえる。こういった二人がタイトル戦という晴れの舞台であいまみえたことは実に感…

  • 詰将棋の解答(10月ブログ分)

    10月1日分*42銀 32玉 41銀生 33玉 45桂 同角 42銀 同玉 51馬 31玉 43桂 同金 32銀成 同玉 41馬 33玉 43銀成 同玉 44金打 まで19手詰 10月2日分*42銀 同金 41金 同金 同と 同玉 42金 同玉 53角 32玉 41銀 22玉 31角成 同玉 32金 まで15手詰 10月4日分*41角 31玉 43桂 同歩 42角 22玉 23金 同金 31角成 33玉 23角成 同玉 32銀 33玉 22馬 同玉 23金 まで17手詰 10月7日分*61銀 82玉 71飛成 同玉 72銀打 82玉 83銀引成 91玉 92歩 71玉 72銀成 同金 同成銀 …

  • 女流王座戦が開幕

    10月28日、第10期女流王座戦5番勝負が開幕した。 西山女流王座に里見4冠が挑戦するタイトル戦である。 注目の戦型は先手の里見さんが58飛と早々に中飛車をめざしたが後手の西山さんが同じく52飛車と中飛車で応じたためほどなくして、28飛ともどしてよくある対抗型に落ち着いた。 途中図は後手が62手目に55歩と合わせて55銀と進出した手に先手は56歩と指したが後手はこの手に対して36歩(66手目)と指し違いに出た局面である。 この後、後手から79角の両取りがあり後手が指しやすくなったようだ。以下、124手で後手が勝利した。 里見さんの序盤作戦がいささか、ちぐはくのように感じられた。相手は振り飛車で…

  • 永遠の桑原流

    私の詰将棋作家への水先案内人は故・桑原辰雄氏であった。 早いもので彼の死後、5年が経過する。 10月22日は彼の命日である。 趣味の世界で特にオマージュ的思いのある人との別れは一種独特の淋しさを伴うものである。 昭和55年、作家・立原正秋氏の訃報に接したときも同様の思いがした。加えて、その時54歳の若さにも驚くと共に<これから彼の新しい作品に接することはできないのだな>との淋しさを感じたものである。 二人が残した作品の数々は私にとって文芸及び詰将棋の世界への指針・指標となっている。 今回の詰将棋:15手詰(桑原辰雄氏作)昭和43年5月号・詰パラ表紙作品

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