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撮り旅・ヨーロッパ https://blog.goo.ne.jp/balaton620

ハンガリーを拠点にカメラ片手に周辺の“いい処”探しの旅と歴史・生活情報

米国とハンガリー、メキシコの20年間の駐在生活ののち、晴耕雨読を目指してバラトン湖畔(ハンガリー)に居残ってしまった、かつての企業戦士。中世の教会を主体に写真撮影の旅を楽しんでいる。

balaton620
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住所
ハンガリー
出身
新潟県
ブログ村参加

2013/02/05

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  • 「春の目覚め作戦」バラトン湖の戦い(1)

    第二次世界大戦の最後の幕引きとなったバラトン湖周辺で起こったナチスドイツ軍最後の戦車戦がハンガリー史上、最も悲惨な戦争の結果になってしまった。この時、既に日独伊三国同盟に加わって大戦に突入したハンガリーであったが、政策の不一致からドロップアウトし、1944年の3月にはブダペストはドイツ軍に占領されてしまい、同年10月にはナチスドイツ軍の傀儡政権の「矢十字党」が政権についていた。そのひと月前の9月にはソ連軍がユーゴスラヴィアを越えて、ハンガリー国境に侵攻し、12月にはソ連軍がブダペストを包囲したのであった。遂にドイツ軍の激しい抵抗も叶わず、1月18日にまずペシュトが、2月13日にはブダがソ連軍によって陥落、解放された。ドイツにとって残された石油産地はツッステルドルフ(オーストリア北部)とバラトン湖の南部だけになっ...「春の目覚め作戦」バラトン湖の戦い(1)

  • ハンガリーの花火

    8月20日はハンガリーの「建国記念の日」です。ハンガリーには祝日になっている興国に関する記念日が他に2つあります。①3月15日....1948年の独立革命の記念日②10月23日....1956年のハンガリー革命(蜂起)の記念日では、8月20日は歴史上、どんな日なのかということですが、ハンガリー王国の最初の王を国民皆で祝おうということから、キリストの復活祭から50日目の日を「聖イシュトヴァンの日」と定めたそうです。日本での「建国記念の日」2月11日と同じような意味合いで、日にちが限定出来ないので「記念の日」として「の」を間に入れて“建国を偲んで国を愛する心を養う日”というのが正解なのだそうです。よって、この日は全国的にいろんなイベントが開かれ、その日の最後に「花火」が打ち上げられる習わしとなっています。ではその花...ハンガリーの花火

  • ブダペストのカフェ文化(2)

    前回の続きとして.....3.カフェ復活時代(1956年頃~)1956年の「ハンガリー革命」の勃発を皮切りに東欧諸国も巻き込んだカフェ文化が復活し、1989年の東側の共産体制の崩壊に繋がった。あの11月10日のベルリンの壁崩壊と東欧各国の民主化、いわゆる「東欧革命」が燃え広がったのであった。時期を同じくして、今まで躊躇っていたカフェもドンドン復活して来た。(.....このタイプは老舗のクラシックカフェというもので今回はここに焦点を当てている)その他に世界的なフランチャイズチェーン(コスタ、スターバックス等)の進出、又、こだわりを追求した個性路線のカフェと3つのタイプがあり、近年ではその数は数えきれない程の多さになっている。<今回取り上げたカフェのロケーション>3-1.アストリア・カフェ(Astoriacafe)...ブダペストのカフェ文化(2)

  • ブダペストのカフェ文化(1)

    まず、ご理解を深める為に、ハンガリーの近代史における大雑把なエポックを整理してみます。1686年9月オスマントルコ軍がブダを開放(ハプスブルク帝国により追放される)1699年1月オスマン帝国のハンガリーから完全撤退とハプスブルク帝国支配がスタート。1848年3月ペシュト革命が勃発(結果的に革命と独立戦争は失敗に終わる)1867年6月オーストリア/ハンガリー二重帝国が発足1914~18年第一次世界大戦の敗北で二重帝国は崩壊1933年~ナチス・ドイツに接近1945年~第二次世界大戦で敗戦し、ソ連による東側共産主義体制に組み込まれる。1956年10月ハンガリー革命の勃発(結果的にソ連軍の制圧によって頓挫する)1989年10月ハンガリー議会は憲法を改訂し、共産主義体制から脱却(各国の東欧革命を誘発)1989年11月ベル...ブダペストのカフェ文化(1)

  • ブダペスト(ハンガリー)における温泉文化

    ハンガリーには非常に多くの温泉があり、世界でも日本人と甲乙つけ難い温泉好きの国民だ。オスマン帝国に150年もの間、支配されていたことが要因のように思われているようだが、その時期に開花したことは間違いないが、既にローマ時代からブダペストのオーブダ地区にあるアクインクム(Aquincum)には温泉遺跡も残っているので、あながちそれだけとは言い難い。実際、温泉発祥の地イタリアやハンガリーを取り巻く東欧諸国に比べ、圧倒的に温泉が多いのは何故なのか首を傾げなければいけない。二度の大戦で海を失ったハンガリーの国策として、海の替わりに温泉を各市町村に造らせ、国民の体力や健康増進の為に、強く推進して来たのも大きな要因にも思えるし、太古の昔には火山活動や地震も多かったらしいので、「テルマエ・ロマエ」ではないが、国中が桃源郷やユー...ブダペスト(ハンガリー)における温泉文化

  • バラトンそぞろ歩き(22)湖水を追って

    最近知ったことであるが、バラトン湖には60数箇所の川があるというので地図をじっくり眺めてみると、確かに名もない小川が無数にある。海抜の高い北岸にある川は湖に流れ込み、南岸の川は途中で合流したりしてドナウ川に流れて行くのだという。バラトン湖からドナウ川まではかなりの距離があり、その一滴が流れ、流れて黒海まで旅をするのかと思うと、小生も早く身体が動けるうちに黒海まで追い掛けて行きたい気がする。今回は、そんなバラトン湖の水の源流の一つでもあるザドル(Zádor)川とドナウ川への最大の排出口であるシオー川(Siófolyó)を訪ねてみる。●ザドル山中からバラトン湖を望むJul.312019●シオー川(Siófolyó)河口Aug.012019<ロケーション>1.源流の流れ(ザドル山中)源流はこの先近いと思われる。誰が置...バラトンそぞろ歩き(22)湖水を追って

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