一年前か二年前かも忘れかけているが、初めて訪れた沖縄のことを思う。きっかけは何だっかも失念したが、三上智恵「戦雲(いくさふむ)」(集英社新書)を読み始め...
一年前か二年前かも忘れかけているが、初めて訪れた沖縄のことを思う。きっかけは何だっかも失念したが、三上智恵「戦雲(いくさふむ)」(集英社新書)を読み始め...
陸上自衛隊の石垣駐屯地が開設1年を迎える、という。日本の中央から見れば、はるか遠く、沖縄本島からもさらに遠い。防衛省が国土防衛の「南西シフト」最後のピー...
毎日読む新聞や定期的に届く購読誌に目を通していると、心魅かれる文章やテーマなどの記事やエッセー等々に必ず、と言ってよいほど日々出会う。 『図書』(202...
新川明「新南島風土記」(岩波現代文庫)などを読むと、良い意味で「本の質」や「読書の質」などということを痛感する。 一方、逆の意味で今同時に読んでいる長谷...
消え去りつつある社会風俗や性風俗に強い関心があり、新刊「ブルーフィルムの哲学」(NHK出版、吉川孝著)を読み終えた。ブルーフィルムに関して詳細な年代記的...
年末から年始にかけて何冊かの本を読んだ。一年365日常に何らかの本を読むのが生活のリズムになっている。井上荒野の本は以前から関心があったが、特にこの本「...
「…私は基本的に世の中の動きには興味がない。というのも、絶望しているからだ。いつの間にか、市民ではなく国民と呼ばれるようになり、すべてがお国優先で、人は...
柄谷行人「世界史の構造」(岩波現代文庫)を数ヶ月をかけてようやく読み終えた。なかなかに難しい本だったが、数ヶ月をかけて読み上げた、という事実にはそれだけ...
個人的な体験によってデジタル化社会の危険性を痛切に感じ始めた。そんなせいもあってか、堤未果「デジタル・ファシズム」(集英社新書)をさまざまな本と共に読ん...
沖縄滞在3日目に寄った「ぬちまーす製塩ファクトリー」(沖縄県うるま市)周辺の景色や自然、植物などには驚かされた。製塩ファクトリー(工場)と言ってもそれほ...
ツアーで参加した沖縄旅行3日目。ツアーなので沖縄観光の主だった観光地を連日経巡っているが、本日午後はフリータイムの時間帯だったので、雨の中、当初から予定...
初めての沖縄の旅には大江健三郎「沖縄ノート」と柳広司「南風(まぜ)に乗る」の二冊を携えて、旅先で読もうと決めていた。そのうちの一冊「南風に乗る」(小学館...
『日本の古本屋』経由で道内の古書店「書肆吉成」から大江健三郎「沖縄ノート」(岩波新書)が届いた。刊行当時(1970年)読んでいるはずだが、改めて冒頭から...
何か手がかり、といったものがない、漠とした不安な生活。生活自体も決して楽ではない。それ以上に常に身体に抱えているような精神的な“飢餓”感。どこに自らの心...
美術や絵画などには縁遠いが、鑑賞したり、ギャラリーや美術館を訪れるのはとても好きだ。とは言っても、普段は足を運ぶ時間も余裕もあまりない。しかし、本日終了...
同人誌「逍遙通信」(編集・発行:澤田展人)の第8号が出来上がり、昨日仕事帰りに澤田さん宅を訪れ受け取って来た。今回も30人近い方々が寄稿し、ほぼ400ペ...
単行本には解説等はないので、解説その他関連の文章を読みたくて畑山博「狩られる者たち」(旺文社文庫)を“日本の古本屋”経由で購入し、ここ数日読んでいる。 ...
畑山博作品を読み続けている。第一創作集「狩られる者たち」(文藝春秋刊、昭和46年)。五篇の初期作品が収められているが、冒頭の「四階のアメリカ』の簡単なス...
スペイン思想・人間学が専門だった故佐々木孝さんが東日本大震災と福島原発事故後の日誌を書き留めた「原発禍を生きる」(論創社、2011年)の最後は次のように...
処女創作集「狩られる者たち」 「いつか汽笛を鳴らして」より 畑山博といえば、やはり何か懐かしさと、時代は変われどとても切実なものを感...
何か手がかり、といったものがない、漠とした不安な生活。生活自体も決して楽ではない。それ以上に常に身体に抱えているような精神的な“飢餓”感。どこに自らの心...
美術や絵画などには縁遠いが、鑑賞したり、ギャラリーや美術館を訪れるのはとても好きだ。とは言っても、普段は足を運ぶ時間も余裕もあまりない。しかし、本日終了...
同人誌「逍遙通信」(編集・発行:澤田展人)の第8号が出来上がり、昨日仕事帰りに澤田さん宅を訪れ受け取って来た。今回も30人近い方々が寄稿し、ほぼ400ペ...
単行本には解説等はないので、解説その他関連の文章を読みたくて畑山博「狩られる者たち」(旺文社文庫)を“日本の古本屋”経由で購入し、ここ数日読んでいる。 ...
畑山博作品を読み続けている。第一創作集「狩られる者たち」(文藝春秋刊、昭和46年)。五篇の初期作品が収められているが、冒頭の「四階のアメリカ』の簡単なス...
スペイン思想・人間学が専門だった故佐々木孝さんが東日本大震災と福島原発事故後の日誌を書き留めた「原発禍を生きる」(論創社、2011年)の最後は次のように...
処女創作集「狩られる者たち」 「いつか汽笛を鳴らして」より 畑山博といえば、やはり何か懐かしさと、時代は変われどとても切実なものを感...
『日本の古本屋』経由で注文した畑山博の「いつか汽笛を鳴らして」収載の「芥川賞全集第9巻」(文藝春秋)が昨日自宅に届いていた。早速、ゆうパックの封を開け、...
若い時に惹かれた作品や作家は、自分にとって何か意味があるのだろうと思う。そして、現在も惹かれる、というのはさらに意味が色濃くあるのだろう。生活の忙しさや...
読みたい本や手に入れたい本をいつもいつも実際に手にすることはできないし、全てに目を通す時間もない。そういう時に、新聞の読書欄や書籍広告を見ることは大きな...
人間や人類を「交換様式」という切り口で考えを進める柄谷行人「世界史の構造」(岩波現代文庫)は確かに難しい?本ではあるが、とても面白く、興味深い内容でもあ...
私が最も惹かれる、ロシア(ソ連と言うべきなのか?)の映画監督、アンドレイ・タルコフスキーのことは常に気になっている。最近、無謀にもそのタルコフスキーと父...
年末年始にかけて外岡秀俊「北帰行」(河出文庫)を読み終えた。この小説のタイトルと雰囲気に影響されてずっと読む機会がなかったが、なかなかに読み応えがあり、...
久しぶりにコーチャンフォー新川店に行く。3冊を購入。『世界』は毎号手にしたいと思うが、なかなか果たせず、これも久しぶりに2023年1月号を買う。 残る2...
思いがけずPayPayポイントが得られたので、本やCDなどを購入する手段として使っている。調べた結果、大手書店やブックオフなどでも使える。先日の日曜日に...
佐藤正午「小説家の四季」(岩波現代文庫)を読み続けているが、何ということもない話題や作家の日常が作家が暮らす地方都市(佐世保)を舞台に淡々と描かれ、紹介...
今日も仕事の合間を縫って書店に立ち寄り、マイナポイントを手にしたのでPayPayポイントで佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波文庫的)と同「小説家の四季」(岩...