少し事情があって?Lean4での確率の取り扱いについて勉強をしています。とは言っても決して本格的な確率論(測度論をベースにした確率密度関数や確率分布など)ではなく、算数や中学校で習うレベルの確率の話です。いわゆるコイントスの確率やサイコロの確率などです。 これらは離散的な事象の確率として確率質量関数という形でまとめられており、Lean4ではPMF (Probability Mass Function)という形で形式化されています。確率質量関数などと言われるとやはり専門用語にしか見えませんが、ようは離散的な確率事象に確率を割り当てる仕組みです。例えばコイントスでは確率事象は「表が出る」「裏が出る…