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  • スキーシーズン終幕

    2022-23スキーシーズンもそろそろ終わりが見えてきた。 室堂ターミナルで入山指導業務を行っていると、シーズンアウトするスキーガイド達が挨拶に寄ってくれて、雪の季節の終わりを感じる。 自分自身も、一度は立山でのスキーガイドは終了宣言したが、有難いことにプライベートでの御依頼を受けて室堂へ上がる機会を得た。この春、コロナ縛りから解き放たれた人々が一気に室堂ターミナルに押し寄せて喧騒が戻ってきた。 この日も外国人ツアーで乗り物は混雑していたが、登山者や滑り手はほとんど乗車していなかった。 室堂から一ノ越方面へハイクしても、ほぼ無人状態で寂しい限り。 天気予報は晴れるはずだったので、様々滑る斜面を頭に描いていたのだが、冷たい雨が降り視界も悪くなったので、稜線に上がるのは辞めた。視界がある斜面を滑る。雷鳥も挨拶しに来てくれた。 時間経過と共にどんどん視界が悪くなり、雨も本降りになってきたので、..

  • 上高地の裏山へ

    この日はとても寒い朝だった。上高地の河童橋からは穂高連峰が目に付くのだが…。誰も注目しない、右後にはひっそりと目立つ岩山が存在する。この六百山は登山道がない岩と薮のバリエーションで、以前は何度もガイドで残雪期に登っていた。 自分の中ではこの山の存在はすっかり忘れていたのだが、この山に登ってみたいというお客様のリクエストで、おそらく15年ぶりに登ることになった。 入山口も変わっていて、ルートも随分変わった印象を受けた。 入山者が増えたのだろうか。 ピンクテープもあり、踏み跡もあるが、それなりに残雪と薮と脆い岩に慣れた登山者が対象とする山だろう。薮を掻き分けて、ガレ場を登ると背中には岳沢から広がる穂高連峰を望むことができる。急峻な雪渓を処理して、ガレ場や草付きを登る。頂稜に取り付くと傾斜は一気に増して、転滑落は許されない。脆い岩場は緊張感を持って登りたい。写真はダメな例(笑) 朝は寒かった..

  • 剱岳残雪行

    5月も半ばを過ぎると街は初夏を思わせる陽気だが、剱立山はまだまだ豊富な雪を楽しむことができる。 剱御前小舎を3時30分に出発すると、雪は硬いし、風は冷たく、過ぎ去し冬を思い出させてくれる。三田平まで降りて来ると、夜明け前の剱岳が輪郭を現す。 剱沢雪渓は果てしなく長くて、平蔵谷出合まで降りると、踏む雪が緩みだす。今シーズン春は標高2200mを下回ると残雪量は極端に少なくなり、それより上は昨年並という感じがする。長次郎谷出合は例年の6月中旬という雰囲気だが、登るにつれて豊富な残雪量を感じた。熊ノ岩は左側のゴルジュから充分通過できる。源次郎尾根側へも多数のトレースがあり、最近はこちらの方が早く山頂に立てるので人気がある。ⅤⅥノコルからは滑走トレースもあった。長次郎ノコルへ向かう左俣はクレバスもなく、クラックひとつないハイウェイのような素晴らしいコンディションだった。 しかし、雪の状態は時間単位..

  • 支度

    真夏日の岐阜へ行って来た。芥見権現山 剱岳を目指す東海地区の方々への事前講習。アプローチシューズで登れる範囲のグレードを拾いながら、山頂まで繋ぐ。なにしろ、岐阜は暑いので、水分補給と休憩を取りながら。この標高なので、雪山に慣れた身にはシンドイ。 剱岳をガイドするに当たり、室堂で「はじめまして」は避けたいところ。予め剱岳の事を知り、必要な備えを整えて登って欲しい山だと私は思っている。 昨年だけでも、剱岳ガイド中にお客様のシューズ崩壊が3件あった。応急処置できないレベルだと帰るしかない。場所によっては、レスキュー案件でもある。なぜ、剱岳でシューズが壊れるのかも説明しておきたい。 初めてお会いする方から剱岳のガイドを予約された際には、事前講習の受講を勧めるようにしている。 ◯◯社の鎖場講習を受けました◯◯ガイドの講習を受けました 等、言われることが多いが、鎖場でカラビナの掛け替えなど必要と..

  • スキーさいがねが♪

    毎年の恒例となったGW終了後の北上!鳥海山でのスキーは毎春というか初夏、剱立山の仕事が一段落したタイミングの楽しみだ! まずは新潟へ移動して角田山へ。花と展望の灯台コース。 佐渡ヶ島を観ながら登れる。まだまだ元気な長老とお喋りしながら登る山も楽しいものだ。 剱立山で雪の上ばかり、滑り歩いているので、土の上は新鮮だ。新潟に来たらイタリアン食べねばースキーチーム集合で新潟ビールで乾杯!そして一路、月山へ。まずは山頂へ。 いつも、トレランシューズ持って来るべきと後悔するが、またすぐ忘れる(笑)いつものヤラセ写真(笑) 雪が少ないと聞いていたが、例年通りだと感じた。むしろ、縦溝がなく、面が綺麗で滑りやすい。立山もそうだが、今春はどこも縦溝がなく綺麗で気持ち良く滑れる。一年ぶり、酒田の久村酒場へ。蔵王の怖い方も合流。 私がとっても優しく見えますね!そして鳥海山の二日間は、残念ながら天候に恵まれ..

  • 真砂沢スキーツアー

    GWが終わった翌日、アルペンルートも空いていて、スムーズに室堂へ。みくりヶ池のドラゴンアイも少しずつ、眼を開けつつある。気温が下がり降雪で視界悪い中、雷鳥沢を上がり剱御前小舎へ。着いたら剱がお出迎え!新雪が付いて、更に美男子になった。剱御前小舎からは、富山湾に落ちる夕陽と輝く田圃が素晴らしい。 19時就寝。 翌朝は4時30分くらいから後立山が紅くなる。雪が硬いのは覚悟して、5時30分に剱沢ドロップ。パックとカチカチが混雑するものの厳冬期のような滑走感。剱岳を目前に、誰もいない広大な白い世界。この時期、降雪後の剱沢は日本にいるとは信じられない夢のようなロケーション。スキーという羽を持って、どこまでも飛んでいける。 剱澤小屋から平蔵谷までは、薄くて走るパウダーで最高だった。平蔵谷出合でレスト。 5/5にここを登降した時より、降雨降雪の影響か、面が綺麗だった。源次郎尾根ルンゼルートからのブロ..

  • GWメモリアル剱岳

    4月後半は気管支炎が悪化して肺疾患に。 病院で検査して、コロナでもインフルでもなかったが…。 食事も座ってできず、寝たきりになってしまい、息は切れ身体に力が入らず、自分の身体じゃないみたい。 仕事は全てキャンセル。 関係各所にご迷惑をお掛けし申し訳なかった。 酒も飲めず、ラーメンも食べれず、お陰様ですっかり健康体に戻った。 しかし…。 4/29-5/1は待望の剱岳ガイドだったが、4/30だけが暴風雨予報で中止。 相談の結果、馬場島荘で2泊して、いろいろ楽しむことにした。 まずは剱を眺めながら、城ヶ平へ。ぐるっと一周して。花の家も見学。大岩山で四十四ヶ所霊場巡り。名物の素麺を食べてから馬場島荘へ。池田さん特製のTシャツが新発売となり、PR活動開始。 そして、4/30は予定通りの大雨で、馬場島荘停滞。池田道場の蕎麦打ち教室開始。 池田さんはガイド時代から、悪天候の剱澤小屋停滞時も何か..

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