原則として小説を対象として、書評というほどハードではなく、でも評価を交えた感想を語ります。
間零(あいだ・れい)です。小説を書いています。本業が別にありますから、小説は趣味ということになります。本業も小説もどっちも大事ですが、強いて言うなら小説が大事です。主に地方文学賞に応募しており、昨年、今年と立川文学賞で佳作に入選しました。ブログでは小説評をアップしていきます。書き手としてどう読むか、を書きたいと思います。
盗用は「法的問題には至らない」かもしれないが、作家の道義として最悪の問題である
芥川賞は○高橋弘希(たかはし ひろき) 送り火 文學界 五月号直木賞は△島本理生(しまもと りお) ファーストラヴ 文藝春秋 まずまず順当というか、予想通り…
苦労の甲斐あって窪美澄。宇喜多の木下とのW受賞かな 読まずに予想、直木賞
上田早夕里(うえだ さゆり) 破滅の王 双葉社 単勝 6850円△木下昌輝(きのした まさき) 宇喜多の楽土 文藝春秋 単勝 680円○…
版元が仕掛けた盗作問題での事前盛り上げ作戦は不発。読まずに予想、芥川賞編
はい、盗作問題です。 講談社、新潮社、文藝春秋の文芸3社が企てたプロレス芸ですが、不発でしたね。 仕込みが半端なんだよ。 なにより世の働く人々は、日本文学にな…
だからさ、村上春樹はノーベル文学賞になど値しないんだってばさ
ノーベル文学賞が不様なスキャンダルで今年度は発表されないことになったとか。 とくに残念というわけではなく、来年、今年の分も発表するということなので、だれかが損…
稲田小町は女優でいえば誰に似ているのだろうか(「流転」鳴海章)
新作が出れば、すぐに買う、というシリーズものがありますね。 私もいくつかありますが、浅草機動捜査隊も、そのひとつ。 流転 浅草機動捜査隊 (…
1日1冊。だからイワン言わんこっちゃないゼフスキー(今野敏「隠蔽捜査」)
つまりですねー、新刊の「棲月」を読んでどうにも気になり、第1作からすべて再読したのでした。しかも文庫を買い直して、それも1日1冊づつ! バカかもしれない。 …
私がハードカバーで買う唯一の推理小説シリーズ。その新境地とは?(今野敏「棲月・隠蔽操作7」)
シリーズものにハマると、まあ、やめられなくなりますね。 正確にはやめられなくなるシリーズものが時々ある、ということなのですが。 これなんかハードカバー新刊で読…
芥川賞は◎◎、直木賞は×。選考委員はそこまで△△ではなかった
タイトルの△△は、「バカ」「クズ」「カス」のいずれか、もしくは、そのすべてです。 直木賞、私はセカオワが取るであろう、とシニカルな予想をしました。 「そんなバ…
藤崎彩織が取るかどうか。それ以外に争点なし、の読まずに予想・直木賞編
あけましておめでとうございます。本年も、当ブログをよろしくお願いいたします。 世の中は「陳腐」な物語に安定を見出し、安心を感じるものなのかもしれません。 有馬…
読まずに大予想、芥川賞。新人賞から直行の2作が近年まれに見る傑作で◎
明日は有馬記念。キタサンブラックの最終レースということで、優秀の美を飾る、というクソみてえな陳腐なストーリーばかりをメディアは語ります。 バカじゃねえか。 オ…
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