兵庫医療大学の土江先生が講演に来て、実験における統制についての話をしてもらった。本学では、実験における統制について学ぶ機会に恵まれていないので、学生にとっては意義があった。残念なことに、本学科の学生は、比較する群(あるいは条件)が必要だという認識がなんとなくあるけれど、しかし、かれらが考える比較する群(あるいは条件)は、コントロールにはなっていない。前年なことだが、彼らは、厳格な意味での実験を一...
僕が大学生だった頃。生活費と学費を稼ぐために、毎日働いていた。少なくとも、10時間は働いていた。基軸となるアルバイトと、そのアルバイトが休みの時間帯や、休みの日に行うアルバイト、短期的にするアルバイト(昔は、ド短期と呼ばれていた)をやっていた。 僕以外のアルバイトと、僕とでは、アルバイトに対する根本的な考え方が違っていた。アルバイトの動機は当然違う。僕の場合、アルバイトは、生きるための手段であり、...
研究をしない言い訳として、「論文を書いている」、と自分に言い聞かせることがある。同じように、論文を書かない言い訳として、「本を書いている」というものがある。 まさに、それが今。最近、本を書いていて、書かなければならない論文を書いていない。なんて情けないのだろうか。本は必ず出版されるが、論文は、あれだけ努力したのに、掲載されないことがしばしば。だから、論文を書くより、本を書く方が圧倒的に楽なのだ。...
講義の密かな楽しみとして、東京MX2「東京マーケットワイド第一部」の「鈴木一之」さんのマネをしているのだが、どの程度の学生が気づいているのだろうか。リーガル・ハイの古美門先生のマネをすることもあるだが、こちらは、気がついている学生がいるかもしれない。 どうでもいいか。 実は、どうでもよくなかったりする。 つまり、分かる学生にはわかるが、分からない学生には、そのことについて触れていることすら気がつか...
2018年のNature誌の10人の中に、Robert Jan Smits氏が入っていた。 Robert Jan Smithsは、プランSを進めている欧州委員会のオープンアクセス担当委員。いかに、オープンアクセスが、研究にとって重要かを物語っている。...
ある映画で、無職の男性が、公衆便所で一夜を過ごしていて、その姿がその男性にとって屈辱的に描かれていた。無職の男性でさえ、公衆便所で一夜を過ごすことは、屈辱的なことなのか……。そう言えば、僕が大学生、大学院生だった頃、遠方に出かけて、どうしても外泊しなければならない時が何度かあった。その時、公衆便所や電話ボックス、木材置き場、ここでは書けない場所で、1泊を過ごしたことを思い出した。東京ではお巡りさん...
おそらく人生で初めてだと思うけれど、自室の暖房をつけた。ああ、幸せ。寒くはない。ただ、1時間程度で切ることになる。それでも、温かい。マンションの保熱効果はすごい。...
ディスクトップPCのNEC Lavie Direct(数年前に買った) が、また壊れた。なんてこったい。もう、NECは買わない。ただ、もうどうしようもなくなる前に、データを抜き取ることができたので、それはよかった。そもそも、このNECのPCを信用していないことが救いだった。SONYのVAIOはまだ生きているのに(Vistaだ)。 ネットを見て、壊れにくいPCのメーカーを探して、購入しよう。ただし、一体型のディスクトップPCだけど。...
再びワイン風呂に入る。何だかなぁ。今度は、白ワインを入れてみた。赤ワインの方がよかった。 オペラントでは、罰の手続きを用いると、いろいろと奇妙な行動を観察することができる。赤ワイン風呂も奇妙な行動のひとつかも。 奇妙な行動はなぜ起こるのだろうか? ある研究者たちは、その行動に対して、状況に適応するためだと説明している。僕は、何でもかんでもかんでも、人間の浅はかな合理的な考えで、ヒトを含めた生物...
今は、「からかい上手の高木さん」を見て、癒されている。主題曲の、ジュリマリもいい。 もう、いろいろとシンドイ。とにかく、研究がしたい。せめて、大学で研究できるようになるか、それが無理なら、大学で論文が書けるようになりたい。 大学で、学生指導と、大学運営をやっているだけならば、それは別に大学でなくてもいい。どこでもできる。 ...
Nature誌の最新号に、心理学でもよく話題にあがる「顔の認識」の研究が紹介されていた。結構面白い。しかし、同じ号の、中国がオープンアクセス化を進めるプランSに賛同する、という記事の掲載の方が目を引く。Alison Abbott2018The face detective.Nature, 564, 176-179. doi: 10.1038/d41586-018-07668-4...
PLoS ONE誌で、続けて、以下のような論文が掲載される。はやりとはいえ、なんだかなぁ。これもこれで、必要な研究ではあるし、その意義もあるけれど。二番煎じ、三番煎じで、この領域に参戦する気にはなれない。心理学がどう見られているのかとか、心理学の科学的根拠について考えることも重要だけれど、実証研究をしないと。Davis-Stober, C. P., Dana, J., & Rouder, J. N.2018 Estimation accuracy in the psychological scienc...
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