通勤など移動中に簡単に耳読書のできそうな作品として選んで正解でした。軽く読めるチャーミングな作品でした。7outof10これは一応ミステリーのカテゴリーみたいなんですが、それで思い出したのが、私がよく言っているchiclitというジャンル、なかなか発音が悪くて伝わらないのですが、そもそも良くない表現になっているそうです。女性をチックと呼ぶことがもう差別なので使ってはいけないそうです。気をつけなければいけません。TheMaidbyNitaProse
本や映画についての感想です。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。
オスカー・ワイルドの作品。私は映画「ワイルド」が大好きで何度も観ているので、オスカー・ワイルドの事は詳しく知ってはいたのですが、彼の作品は児童文学しか読んでいなかったようです。私の初のワイルド作品はイギリスの童話集にあった「幸せの王子」(私の絵本ではこのタイトルだったはず)。大好きでした。それから少し大きくなってから読んだ「ナイチンゲール」鳥の話ですね、こちらも大好き。大人になってから「わがままな巨人」、どっちの言語で読んだか記憶にないけど多分英語かな?これも好き。そして「ドリアン・グレイの肖像」。期待以上に面白かったです。内容も非常に興味深く、登場人物もそれぞれのキャラクターがユニークで、彼らの主張の激しい語りも色々含みがあって面白い。ドラマチックでテンポ良く話も進むので、先が気になりあっという間に読了...ThepictureofDorianGray
すっかり忘れてたけど、2023年に帰国した際に購入して読んだ久しぶりの村上春樹。実は20代の頃は村上春樹をたっくさん読んでた私。そして村上春樹好きの男は自分の事が何よりも大好きで酔いしれがちだから気をつけた方が良いという考えを確立?させていた。それはさておき、最後に読んだのは「海辺のカフカ」かも?というくらい遠ざかっていたんですね、特に理由はないけれど、多分ねじまき鳥からあまりわからなくなってきてカフカで(村上春樹を)諦めたんじゃないだろうかしらん。久しぶりに読んでやっぱり彼の文章とその世界観は好きだなぁと思いました。特に猿の話が好きでした。ちなみにですけど、本当に好きでいっぱい読んでたのですが、村上春樹は一冊も所有していないという不思議。もしかしたらスプートニクのハードカバーが実家にあるかもしれませんが...一人称単数
発売当時から読みたかった人気作品。Kindleもなかなか安くならずようやく図書館で借りることができました。評判通り面白くてページターナーでした。テーマもしっかりしているし登場人物のキャラもブレることなく安定している良い作品。8outof10娯楽作品として成功しているけど、こんなにも嫌な事を言ったりやったりする嫌な奴が大勢登場するのもどうかとは思いました。ちょっとやりすぎかな?と私的には思うけれど、そういった批判は特になく、デビュー作がここまで話題になったのだから大したものです。英語も簡単だし、連ドラ見てるような感覚で楽しく読める作品です。LessonsinChemistry
表紙買いだったのですが、相変わらずブッカーノミネート作品には苦労させられます。もうなんのことやらさっぱりで、色々な意味で恐怖だけは伝わってくる作品でした。語り手の言いたいことも気持ちもわからないでもないし、共感できるところもいくつもあるにも関わらず、一体何なのこの作品?!って感じです。オーディオブックは作家本人の朗読で、そうじゃないと真意は伝わらないでしょうね、正しい選択でしょう、とは思うのですが、ホント何を読まされているんだろうの連続。一応最後までは読んで、わけはわからないけどもう一度読むのはしんどすぎるのでレビューをいくつか読んだけれど、そちらもさっぱりわからない。シロウト受けする作品ではないとみた!本を読んで分析したり評論を書く事を生業としている人達の間だけで評価されてる作品ではないのかなぁ、、、、...StudyforObedience
ABetterManというロビー・ウイリアムの映画を観ました。全くファンではありませんが、私が移住した頃の大スターだったし、主人公が何故か猿というのが面白いと思ったんですが、、、、今世紀最大の駄作なのでは?という感想であります。「そもそも何故観たいと思ったのか?」と周りの人間全員に言われました。誰から観ても明らかに面白くなさそうなのだそうです(笑)ストーリーはほんっとに面白くないのですが、特撮の技術は悪くなかったので、2outof10座り心地の良いソファーシートとサイドテーブルのある映画館で、封切り直後なのに貸切状態で観てきました。大都会の映画館がほぼ貸し切りなのには理由がある
友達が読んでモヤモヤしたみたいで、何度か話題にしてたので読んでみました。こういうのが小説として出版されて評価される時代なんだなーというのが私の感想です。それなりに面白かったです。7outof10英語で出版されたらどういう評価がされるのかが楽しみですね。おいしいごはんが食べられますように
「コーヒーが冷めないうちに」の英語版。こちらでも数年前に大人気で、たくさんの本好きもそうでもない人も読んだ作品なのですが、、、、これは好きじゃないですね。感動を狙って書かれているだけで、設定もエピソードも何にも新しくないし、とにかく内容がうっすいし浅い。5outof10先日ふらっと入った書店は大々的に「変な絵」を宣伝していました。「変な家」とセットでいつか読んでみようかとは思っています。そういえばすっかり忘れていたけれど、これから英語版が出版されると話題になっている別の日本の本も日本語で読んだので次に記録します。最近は韓国や日本の本が大人気です。Beforethecoffeegetscold
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通勤など移動中に簡単に耳読書のできそうな作品として選んで正解でした。軽く読めるチャーミングな作品でした。7outof10これは一応ミステリーのカテゴリーみたいなんですが、それで思い出したのが、私がよく言っているchiclitというジャンル、なかなか発音が悪くて伝わらないのですが、そもそも良くない表現になっているそうです。女性をチックと呼ぶことがもう差別なので使ってはいけないそうです。気をつけなければいけません。TheMaidbyNitaProse
清水義範作品です。彼の「言葉」をテーマにした作品群がとても好きでしたが、そういえば長編はそんなに好きではなかったかもと思い出しました。この作品も悪くはないですが、私の好きな彼の作品とは違う種類のものでした。清水義範ならではの面白さが見受けられないというか。6outof10それにしても日本語だと本ってすぐ読み終わってしまうものですねぇ30年くらいぶりに清水義範を読んだので、懐かしいついでに同時期によく読んでた作家を紹介夏目漱石太宰治遠藤周作宮本輝沢木耕太郎連城三紀彦清水義範岡嶋二人群ようこ原田宗典悪童日記を中心に海外作品を少々なんかこんなラインナップだったような、、、この頃は作家で本を選んでいたみたいですね。その他に吉本ばななや宮部みゆき、村上春樹などの人気作家も大体読んでいたかな。わー……今検索した感じだ...迷宮
昔ならエッセイに書かれていそうな文章が小説の形で出されて、最近の人気ジャンルとなっているのはこの子たち(作者のこと言ってます)が先駆けだったのではないかな。20年遅れて初めて綿矢りさの作品を読みました。とても読みやすくて、最初から最後まで楽しみました。ただ、この作品のみならず最近日本で人気のあった作品群を読んでて思うことは、お金を出して買って読みたい本じゃないかもなぁということです。子供の頃から本に関してだけは金額を気にすることなく読みたいものを購入してきていますが、ここのところ日本の本を読む度そういう気持ちを持ち始めました。面白いと思うことと価値があると思うことが乖離するってどういうことでしょうね。少額なのに、、、7outof10この作品も8月に英訳されて発売されるみたいです。嫌いなら呼ぶなよ
話題の映画を観てきました。娘に誘われるまで知らなかったのですが、トレイラーを観たらすごく面白そう。なんといってもゾンビ映画は結構好きだし〜、、、と思ってたら、退治するのにニンニクや杭を用意して夜明けまでの辛抱って言ってる、、、ヴァンパイアなんですってよとにかくメインの出演者全員が素晴らしい演技をする役者揃い。中でも歌手を目指すサミーという若者の演技と歌声が最高でした。ホラー・アクションにミュージカル要素もあり、全編通してブルースを中心とした音楽がすごく良かったです。そうそう、サミーの他にもアイリッシュvampireの歌と踊りも良かったですよー、「PrivatePeaceful」の主役の男の子がすっかりいい味のある役者さんに成長していました。役者の演技も最高、脚本もテンポも良いし、音楽も素晴らしい。何の問題...映画Thesinners
昔舞台女優だった母親。有名映画俳優と恋愛時代もあった彼女がどういった経緯でさくらんぼ農場の奥さんになったのか。大人になった娘たちにせがまれて話す青春時代の思い出話に、現在の娘たちとの関係、夫婦とは、家族とは、自分にとって大事なこととは何か、そんなことが織り交ぜられた物語。何にも考えずにほんわか聴いていられる作品。7outof10TomLake
なかなか入り込めませんでした。内容も衝撃的だし主人公も徹底したナイーブさも強さになる魅力のある少年。けれども文章や表現に惹かれる面がないというか、、、、5outof10移動中の聴き読みに向いてなかったせいかもTheNickelBoys
Netflixで新しく始まるドラマTheStolenGirlのトレーラーが面白そうだったので、その原作をオーディオだけで読みました。娘が放課後に友達の家に遊びに行きたいというので許したらそのまま連れ去られた話。とてつもなくダラダラ長くてつまらなかったです。4outof10久しぶりに時間の無駄を感じた読書体験でした。これは早くも今年のワーストブックになる気がします。Playdate
大人気作品でたくさんの良いレビューを読んで私も興味を持っていたのですが、この作家の作品はどうしても私の好みではないようです。以前に読んだThestoriedlifeofA.J.Fikryも全然良いと思わなかったので、この本を購入後に同じ作家と気づいて不安になっていたのですが案の定です。ストーリー自体は悪くはないのですが、文章に全く魅力を感じない事が1番の理由で、それから、とってつけたように人種問題、移民問題、LGBTQ、DVなど全部入れ込んでくるところとか、色々苦手です。6outof10そうは言っても、繊細な主人公2人の感情の動きに関する描写はとても優れていると思いました。TomorrowandTomorrowandTomorrow
珍しくchiclitです。なんというか宣伝ぶりがすごかったので思わず手に取りました。4年半お付き合いし同棲もしていた彼女にフラれた男が引きずりに引きずりまくって、延々とグチグチ言っている日記な、の、で、す、が、すっごく面白かったです。主人公アンディは自分がなぜフラれたのかがわからないのでなかなか吹っ切れないのですが、読者のこっちは「いや、わかるよ!まだ5ページくらいしかあんたのこと知らないけど、フラれた理由、わかります!」ってくらいの発言(?)の連続。で、ずっと色々考えてるうちに「そもそも彼女がなぜ俺のことを好きになったのかがわからない」と言い出し、「そうそう、そっちだよ、私もわかんないのは」という具合に、なかなか出だしからハマって、ちょいちょい笑いながら読みました。失恋した時についついやってしまうことや...GoodMaterial
来月3泊4日のホテルでまったりするホリデーに出かけます。それで「ホリデーにぴったりの本」を検索したのですが、ロマンスものばかりが上がってきて残念ながらこれというものがなかなか見つかりません。考えに考えあぐねた結果、以下の本を持って行こうと思っています。OutlinebyRachelCusk前からwishlistに入っていた作品。kindleが偶然安くなっていたので飛びつきました。ギリシャが舞台っぽいので良いのでは?とは思ってるのですが、ちょっと小難しそうではあります。だけど携帯のバッテリー問題も考えて、電子ではなく本を持って行きたい。もうこの際定価ででも良いから書店で自分の気にいるカバーを見つけて、TheTalentedMr.RipleybyPatriciaHighsmithを買うのも良いんじゃないかな〜...ギリシャの島でのホリデーで読む本
私の本の選び方なのですが、主にレビューを読んで気に入ったものや、書店で表紙に惹かれたもの、地下鉄駅のポスターが目にとまったものなどを次々にAmazonのwishlistに放り込んでいき、格安になった時にKindleを購入、もしくはチャリティーショップにふらっと寄った時にリストに入っている本に遭遇したら即買い、という感じです。買った後もそのままKindleに溜め込み、オーディオブックの手に入り具合で読み始めるという風にしているので、実際読む頃にはテーマや内容を覚えていない状態だったりします。しかも改めてあらすじを確認もせず読み始めてしまうのです。そんなわけで悪いタイミングで読んでしまった本が結構あります。最近では「ベジタリアン」がその最たるものだったのですが、そもそも明るくハッピーな本を好んで選んでいないの...ThePulloftheStars
オスカー・ワイルドの作品。私は映画「ワイルド」が大好きで何度も観ているので、オスカー・ワイルドの事は詳しく知ってはいたのですが、彼の作品は児童文学しか読んでいなかったようです。私の初のワイルド作品はイギリスの童話集にあった「幸せの王子」(私の絵本ではこのタイトルだったはず)。大好きでした。それから少し大きくなってから読んだ「ナイチンゲール」鳥の話ですね、こちらも大好き。大人になってから「わがままな巨人」、どっちの言語で読んだか記憶にないけど多分英語かな?これも好き。そして「ドリアン・グレイの肖像」。期待以上に面白かったです。内容も非常に興味深く、登場人物もそれぞれのキャラクターがユニークで、彼らの主張の激しい語りも色々含みがあって面白い。ドラマチックでテンポ良く話も進むので、先が気になりあっという間に読了...ThepictureofDorianGray
すっかり忘れてたけど、2023年に帰国した際に購入して読んだ久しぶりの村上春樹。実は20代の頃は村上春樹をたっくさん読んでた私。そして村上春樹好きの男は自分の事が何よりも大好きで酔いしれがちだから気をつけた方が良いという考えを確立?させていた。それはさておき、最後に読んだのは「海辺のカフカ」かも?というくらい遠ざかっていたんですね、特に理由はないけれど、多分ねじまき鳥からあまりわからなくなってきてカフカで(村上春樹を)諦めたんじゃないだろうかしらん。久しぶりに読んでやっぱり彼の文章とその世界観は好きだなぁと思いました。特に猿の話が好きでした。ちなみにですけど、本当に好きでいっぱい読んでたのですが、村上春樹は一冊も所有していないという不思議。もしかしたらスプートニクのハードカバーが実家にあるかもしれませんが...一人称単数
発売当時から読みたかった人気作品。Kindleもなかなか安くならずようやく図書館で借りることができました。評判通り面白くてページターナーでした。テーマもしっかりしているし登場人物のキャラもブレることなく安定している良い作品。8outof10娯楽作品として成功しているけど、こんなにも嫌な事を言ったりやったりする嫌な奴が大勢登場するのもどうかとは思いました。ちょっとやりすぎかな?と私的には思うけれど、そういった批判は特になく、デビュー作がここまで話題になったのだから大したものです。英語も簡単だし、連ドラ見てるような感覚で楽しく読める作品です。LessonsinChemistry
表紙買いだったのですが、相変わらずブッカーノミネート作品には苦労させられます。もうなんのことやらさっぱりで、色々な意味で恐怖だけは伝わってくる作品でした。語り手の言いたいことも気持ちもわからないでもないし、共感できるところもいくつもあるにも関わらず、一体何なのこの作品?!って感じです。オーディオブックは作家本人の朗読で、そうじゃないと真意は伝わらないでしょうね、正しい選択でしょう、とは思うのですが、ホント何を読まされているんだろうの連続。一応最後までは読んで、わけはわからないけどもう一度読むのはしんどすぎるのでレビューをいくつか読んだけれど、そちらもさっぱりわからない。シロウト受けする作品ではないとみた!本を読んで分析したり評論を書く事を生業としている人達の間だけで評価されてる作品ではないのかなぁ、、、、...StudyforObedience
ABetterManというロビー・ウイリアムの映画を観ました。全くファンではありませんが、私が移住した頃の大スターだったし、主人公が何故か猿というのが面白いと思ったんですが、、、、今世紀最大の駄作なのでは?という感想であります。「そもそも何故観たいと思ったのか?」と周りの人間全員に言われました。誰から観ても明らかに面白くなさそうなのだそうです(笑)ストーリーはほんっとに面白くないのですが、特撮の技術は悪くなかったので、2outof10座り心地の良いソファーシートとサイドテーブルのある映画館で、封切り直後なのに貸切状態で観てきました。大都会の映画館がほぼ貸し切りなのには理由がある
友達が読んでモヤモヤしたみたいで、何度か話題にしてたので読んでみました。こういうのが小説として出版されて評価される時代なんだなーというのが私の感想です。それなりに面白かったです。7outof10英語で出版されたらどういう評価がされるのかが楽しみですね。おいしいごはんが食べられますように
「コーヒーが冷めないうちに」の英語版。こちらでも数年前に大人気で、たくさんの本好きもそうでもない人も読んだ作品なのですが、、、、これは好きじゃないですね。感動を狙って書かれているだけで、設定もエピソードも何にも新しくないし、とにかく内容がうっすいし浅い。5outof10先日ふらっと入った書店は大々的に「変な絵」を宣伝していました。「変な家」とセットでいつか読んでみようかとは思っています。そういえばすっかり忘れていたけれど、これから英語版が出版されると話題になっている別の日本の本も日本語で読んだので次に記録します。最近は韓国や日本の本が大人気です。Beforethecoffeegetscold
平野啓一郎の「ある男」を英語訳で読みました。何かの作品がドラマになっていて、この作家が好みの様な気がすると思って購入したのですが、自分の勘は間違いないと確信しました。すっごい良かったです。映画化もされて話題にもなっていた様ですが、この原作の良さって映像で表現し切れるかな?とちょっと不安に思うくらい細かいところまで響いてきました。ま、読んだタイミング的なものもあるのでしょうけど。10outof10オーディオブックも良かったです。日本人の方の朗読で、英語になんの問題もなく非常に聞き取りやすいのに、でも確実に日本人だとわかる発音なんですよ、どういった経歴なんでしょうね、なんか不思議体験でした。またしても投げ出した本もありました。これまたずっと読みたくて仕方なかったOnehundredyearsofSolitud...AMan
全体を通してとても繊細な描写が秀逸な作品。3つの短編の中で別の人物の視点から1人の女性が描かれているのだけれど、それぞれが違った質感を持っているというか、、、別の媒体から吸収している様な、、、一作目は乾いた紙の鉛筆画が何枚も続く感じで、2作目はそれにちょっとだけ色が入って動き出して湿り気を帯はじめて、3作目は肉がつき始めて3Dだけれど色合いが昭和のドラマの様な感じ。主人公女性は食べることを拒否して痩せ細っていくのに、肉付き出したという表現があまりにも相反しているけれど、そんな印象の作品。ただ、テーマもメッセージもしっかりしていて良作なのは充分わかるのだけど、好きではなく個人的な理由で「読みたくなかった」作品でした。7outof10TheVegetarian
5outof10TheTree
現代に生きる黒人女性が、奴隷時代のアメリカ南部にタイムスリップしてしまい過酷な体験をしながらも、自分の尊厳を保ち闘い続ける物語。主人公はずっと過去にとどまるのではなく、何度も行ったり来たりを繰り返します。その理由がなんとも理不尽。作者の描写の為せる技か、追体験をしてるような感じで読み進めていけるほどの臨場感に溢れる作品でした。8outof10同作家の作品は以前にBloodChildを読んでいるのですが、あまりに斬新な設定とメッセージ性に衝撃を受けたものです。それに比べると、もちろん人種差別、女性蔑視とたくさんの問題を考えさせられる内容となっていますが、エンタメ性の高い作品に感じたところが意外でした。ただ、映像化もされたようですが、創作側がエンタメに舵を切りすぎたのか失敗に終わったみたいです。私もトレーラー...Kindred
なぜに私のwishlistに入っていたのか謎にも程があるクラシックYA。悪くはないけど、何の感想もないかも、、、6outof10ICapturetheCastle
ついにアガサ・クリスティを読むことにしたのですが、大失敗しました。登場人物が多い、しかも外国人が多い、そして密室殺人であるのだから建物の構造なんかも推理の重要な鍵になってくる、それ全てをわかっていながらオーディオブックで読み進めたこと無茶だった!ケネスブラナーが読むオーディオブックもですね、張り切って色々なアクセントで読むもんだから聴き取りづらくて余計にわからない。しかもあまり集中できない環境での耳読書だったので、誰が誰なのか混乱することも多々あり、結果一人一人の証言や推理の進み具合の情報が飛び飛びになったまま犯人と最終的なトリックはわかってしまうという、なんともネタバレを読んだだけと同じ感じになってしまいました。なので評価はなし。MurderontheOrientExpress
ベトナム戦争直後に政治的理由のため出国を決意したベトナム人家族の物語。タイトルが素晴らしい。wanderingsoulsoperationというアメリカ軍が仕掛けた姑息な心理作戦からとっているのだが、作品の内容と色々な意味で合っていてグッとくる。構成もなかなかオリジナリティがあるし、内容的にも非常に興味深いのだが、若い作家にありがちな酔いしれた文章が苦手だった。7outof10WanderingSouls
女性軽視と人種差別の激しいケンタッキーで、馬に本を乗せて運ぶ移動図書館(PackHorseLibrary)の一員として山々を行く女性たちを描いた小説。PackHorseLibratyprojectは、大恐慌時代にファーストレディエレノア・ルーズベルトを中心に、国内でも特に識字率の低い地域で少しでも多くの人々が本を楽しむことができるよう推進されたプロジェクトで、この作品は実話を元に描かれています。とても良い作品でした。8outof10そういえば今急に思い出したけれど、私の田舎でも昔移動図書がありました。街から遠い家の前にVanが来ていたなぁ。TheGiverofStars
これこれ、こういう作品が好きなのよ、私は。静かで淡々としているけれどテーマがしっかりしていてグワっと掴まれる感じ。こういうのを主に読んでいたいのに、ついついフラフラしてしまうんだよなぁ…と自分の読書スタイルを今一度見直したくなった作品。9outof10減点はこれって短編小説じゃない?ってくらい短いのに結構まともな金額で売られているため。表題作にして、他複数の作品と短編集として出して欲しかったかも。アイルランドのマグダレンランドリーが関わってくる話なので、事前にそういった背景を知識として知っておく方が良いでしょう。正直書かれている英語表現も難しいです。余談ですが、このテーマに関しては、私の大好きな(衝撃を受けた、が正しい表現)映画「マグダレンシスターズ」や大好きなクーガン作品「フィロミーナ」なども参考になり...SmallThingslikeThese
娘のお勧めで読んだけど、全然楽しめなかった作品。前半は良いのだけれど、後半がつまらな過ぎて、、、ただ読みやすい(オーディオブックも非常に聴きやすい)だけで特に文章にも魅力を感じなかったので、人気作家のようだし彼女の他の作品には興味があったのだけれど今後この作家の作品を読むことはないかも。4outof1010minutes38secondsinthisstrangeworld
しばらくの間何もせず「冬眠」のようにただひたすら寝て暮らす決意をした女性の話。いやー、何とも不思議な話でした、どう感想をもっていいやら。最近読んだ本の中ではかなり薄いですし、文字も大きく、内容の割にはテンポも良いのですが、決して簡単ではありませんでした。7outof10設定的にはただただ羨ましいとか思っちゃう。私もしばらく寝てるだけの生活がしたい!なんなら主人公は薬に頼っているけど、私なら薬も要らずにひたすら寝ることができるんだけどなぁ。MyYearofRestandRelaxation
目標は24冊です。すでに手元にある本の一部だけでこんなにもあって、新たに次々と読みたい本が出てくるだろうから、24冊全部はリストにあげてはいません。クリスマスにもらったブックバウチャーで3冊購入予定の本もあるし、なんと今日もずっと読みたいと思っていた本が我が家に転がり込んできました。今年は「読んで手放す」つもりで読む本はリストに入れてないので、本棚は溢れたままでしょう。さて、眺めてばかりいず、読み始めましょうか。2024年に読む予定の本リスト
我が家は毎年4人だけの寂しいクリスマスを過ごしています。しかも子供たちが出て行ってからはツリーも飾らず、特にクリスマスらしいお料理も用意せず。24日からそろいますが、イブは焼肉、25日は唐揚げ、26日はしゃぶしゃぶといった具合。夏に大学院を修了して9月から会社勤めの息子と大学3年の娘と私の3人が話すことも尽きて夜中に始めたゲームは、、、、YouTubeで文学クイズ。作家名作品名のみならず、内容から有名なquotes、小説の書き出し文まで思いの外幅広く。3人の内の誰かはわかっている事が多く、大抵の動画は全問正解もしくは一文だけ不正解だったのですが、ある一つの動画はサッパリ。それもそのはず、ほとんどの問題がColleenHoover作品についてという、、、わかるわけないのよ!さすがに現役Englishstud...本好きの親子のgeekyなクリスマスの過ごし方
ただいまこちらでジブリの「君たちはどう生きるか」上映中で、うちの子も観に行っていましたが、10人近い集団で行ったにもかかわらず、誰1人よく理解していなかったとのこと。日本でも「難しい」という意見が大半だったとか?一方、偶然にも時を同じくして原作漫画を読んでいた私は、とってもわかりやすくスラスラと読み終えてしまいました。子供に向けたちょっとした哲学書なので、設定的には昔懐かしい「ソフィーの世界」と似た感じです。語り調がとても似ているのです。ただ、やや理想論すぎるので、純粋に受け止めてしまう若い読者がいたとしたら、この先ここに書かれているような考え方をしない人間の方が大半だという現実に何度も遭遇し心を痛める事になりかねません。そういう意味では、映画の方は内容とメッセージがうまく噛み合っていない気がする、という...今年最初の一冊「君たちはどう生きるか」原作漫画
ドラマも漫画もとっても良かった!10outof10大奥
ホラー短編集。読みやすくて、サラッと読了。昔好んで読んでいたタイプの作品集で、面白かったですねぇ。8outof10押入れのちよ
何きっかけかは全く覚えてはいないもののずっと読みたいリストに入っていた作品。偶然にも娘が友達からお勧めされて譲り受けたらしく、いつの間にか我が家の本棚に入っていました。(そうとはしらずKindleでも買ってしまったので、よっぽど読みたかったようです、私)簡単に内容を話すと、好きになった女性を監禁した陰気臭い男の物語。前半は一気にこの男の目線からの語り。そして後半は同じエピソードが監禁された女性の目線からの語りという構成になっています。テーマ的にはもちろんユニークなところはないのですが、語り手を交互にせずに、前半と後半にわけて完全に分断しているところが、私にはとても新鮮に感じました。新鮮?この作品が書かれたのは1965年なのですが、あまりにもここのところよくある題材ですし、文章や登場人物のあり様に特に古さを...TheCollector