『漢詩一日一首 春・夏』より、ほんの少し引用。―――人生行楽在勉強 人生の行楽 勉強に在り人生の楽しみは、「勉強」にある。この勉強は、日本語の勉強に似て...
『漢詩一日一首 春・夏』より、ほんの少し引用。―――人生行楽在勉強 人生の行楽 勉強に在り人生の楽しみは、「勉強」にある。この勉強は、日本語の勉強に似て...
一海知義著 『漢詩一日一首』春・夏、秋・冬(2冊組) (1976年刊/平凡社)和歌にもおおく影響を与えている漢詩に少し触れてみたい、漢詩の入門書といったも...
『明石海人全歌集』内田守人編 短歌新聞選書 短歌新聞社(1978)明石海人という名前は、以前から聞き覚えていたけれど、ようやく今になって読むことができた。...
永田先生はよく「本を読みなさい」と言っておいでだったが、何を読めとまでは言われなかった。自分で考えて、選んで、自分で学ぶ他はない。そんな中めずらしく「あと...
石牟礼道子歌集『海と山のあいだに』 葦書房(1989)半年ほど前、図書館で石牟礼道子の全詩集を見つけたので借りて読んでみた。その続きで、歌集も読みたくなっ...
『歌人番外列伝 異色歌人逍遥』 塩川治子 短歌研究社(2020年)あとがきに、〈専門歌人でない人で、他分野で特に名が知られている人々を取り上げている〉〈番...
歌集『緑の墓』岡部桂一郎 (昭和31年/1956)数條のレール光れる暁の薄明のなか紙ひとつとぶ黄昏に入らんとぞしてほてりたる歩道をぬらす数分の雨遠天に夕や...
金子国俊 歌集 『太占』 不識書院 1981年 うた叢書第一篇自分にとって大切な本。好きな歌を引こうにも選びすぎてしまうので、今回は三首だけ引用する。・...
大西久美子 歌集『イーハトーブの数式』 書肆侃侃房 2015年以下引用。・にんげんの瞼が剥がれてゆくやうな桜吹雪のまんなかにゐる・ジャポニカのマス目ノート...
杉山隆 遺稿集 『人間は秋に生まれた』 株式会社東京美術日本の古本屋サイト経由で、宇都宮市の古書店から購入。奥付のところに、「杉山浩氏より受贈」と、日付が...
読み終わった本をしばらく寝かせておいて、ふたたび開くと、付箋がたくさん貼ってあって不思議な感じがする。黒瀬珂瀾 歌集 『蓮喰ひ人の日記』 短歌研究社 (2...
読み終わった本をしばらく寝かせておいて、ふたたび開くと、付箋がたくさん貼ってあって不思議な感じがする。黒瀬珂瀾 歌集 『蓮喰ひ人の日記』 短歌研究社 (2...
犬と街灯さまで購入。読み通して感じたことは、繊細さ。こういう歌を詠むひとは、浮世を生きるのが苦しいのではないかしらと思えてしまう。歌を読む上では、それは余...
『昨日の世界』Ⅰ・Ⅱ シュテファン・ツヴァイク 原田義人訳 みすずライブラリー みすず書房本を読んでいて、その中で引用されていることばに惹かれ、引用...
最近読んでいる本 大口玲子歌集 『ひたかみ』『トリサンナイタ』
歌集『ひたかみ』 大口玲子 雁書館 (2005)歌集『トリサンナイタ』 大口玲子 角川短歌叢書 (2012)以下、心に触れてきた歌を引く。『ひたかみ』...
『定義集』 大江健三郎 朝日新聞出版ことばの抜き書きをもとに思索を深めるという方法があるのだなと思う。以下、付箋を貼ったところを引用してみる。・エドワード...
歌集『砂糖の鎧』 小坂恵 本阿弥書店(2009年刊)再読。今いいな、好きだなと思う歌を引く。・「行く我にとどまる汝に秋二つ」母上、ちょっと旅に出てくる・心...
『枕草子』 古典を読む12 寺田透 岩波書店大江健三郎が『道元和尚広録』を読んで考えたことをどこかで書いていたのを読んで、寺田透という人がいると知ったのだ...
『伝えたいこと 濱崎洋三著作集』 濱崎洋三 定有堂書店ある地域に長く住み、働きながら、糧を得る仕事とはまた別に、その地域のことを調べたり、学んだりする。調...
以下のイベントに「フミノオト」も参加いたします。【第十回文学フリマ大阪】https://bunfree.net/event/osaka10/#202209...
『表現の炎』 フランシス・ポンジュ 阿部弘一訳 思潮社『物の味方』 フランシス・ポンジュ 阿部弘一訳 思潮社『ポンジュ、ソレルスの対話 物が私語するとき』...
『死の日本文學史』 村松剛 新潮社万葉集から三島由紀夫の死まで。こんな面白い歴史/文学史の本があるのかとびっくりしながら読んだ。あまりに広汎に深く論じられ...
勺禰子さんの三十首作「夜の佐保川」を読んだのは、おそらく2021年の3月頃。PDFを印刷して、感想を少し書き込んだこの一枚が、今日までずっと机上の書類の堆...
対訳古典シリーズ 『更級日記』 池田利夫訳注 旺文社文庫高校時代旺文社文庫のこのシリーズが好きでよく読んでいた。枕冊子とか雨月物語とか、冥途の飛脚も持って...
遠藤由季 第三歌集 『北緯43度』 短歌研究社好きだなと思った歌を。・みなもから紡ぎ出されし糸とんぼからまるように春の陽に飛ぶ・古書店の窓ガラス叩く春一番...
宮崎信義 歌集『いのち』 2010年 短歌研究社「最近」といっていいのかどうか。昨年(2021年)年末頃に読んでいた本。好きな歌を10首抄出してみる。・麦...
松木秀 歌集『色の濃い川』 2019年 青磁社総合誌やインターネットで目にしていた松木秀さんの歌を、今回はじめて歌集というかたちで読むことができた。松木さ...
窪田通治(窪田空穂) 歌集『濁れる川』 1915(大正4年) 國民文學社・わが重きこころの上によろこびのまぼろしなして燕飛べるも・すてて行きし太郎が獨樂を...
歌集『蝶』 渡辺松男著 ながらみ書房 (2011年)10月末頃に図書館で借りて読んだ。10首引用。鉛筆のやはらかくねばりある芯のうごくさき春といふ字うまる...
団地の花壇にツマグロヒョウモンがたくさん来て吸蜜していた。すぐ近くの日陰にルリタテハもいたのに、そちらは写真を撮れず。残念!翅を開くと青がきれいだった。『...
歌集『ナイルの星』 友成佳世子「塔」所属。第一歌集。著者略歴によると、友成さんは2003年10月に日月に入会されたとある。わたしが入会したのが同年6月なの...
『花の下影 幕末浪花のくいだおれ』 岡本良一監修 朝日新聞阪神支局執筆twitterで、桂吉坊さんが書いておられたのを見てこの本のことを知った。江戸末期の...
漢詩選12 『黄庭堅』 倉田淳之介 集英社正直に言えば目でなでた程度。著者の倉田淳之介さんと仰る方、昔お世話になった先生のお父様ではないのかしらと思えて仕...
現代詩文庫1036 『丸山薫詩集』 思潮社丸山薫の詩をはじめて読んだ。いくつか、じわじわと心に喰いこんでくる詩があって、その喰いこんでくる感触を味わってい...
『増補 無縁・公界・楽 日本中世の自由と平和』 網野善彦 平凡社ちょっと難しかったかな、でもいろんな言葉が出てきて面白かった。アジールとか「公界往来人」と...
『日本の詩歌』第17巻 堀口大學 西条八十 村山槐多 尾崎喜八 中央公論社堀口大學の詩を読んだことがなかったので。「砂の枕」「魂よ」という詩にしびれた。『...
日常の変化の勢いについてゆくのにいっぱいいっぱいで、日録を書くところまで気力体力がもたない。何か書きたいという気持ちだけがある。何を書いたらいいのかはわか...
生まれてはじめて扇風機の動きを見たモモ。
2歳から14歳まで過ごした街に、40年後に戻ってきた。団地も近隣センターもすっかり古くなってしまったがどの木もどの木もみんなとても大きくなっていた。
毛色と髭の色がほぼ同じなので最初は気付かなかったがよく見るとほとんどの髭がブチブチに千切れている。あちこち顔を突っ込んでいくからなのか、あるいは生家で一緒...
鳴く、というか、小さい声でうにゃうにゃよくしゃべる子です。
何を見ているのやら。
モモです好きなものは ネズミちゃんのおもちゃですよろしくお願いいたします
12月18日、猫のルイルイが息を引き取った。12歳3か月。病気知らずの猫だった子が、2017年秋に子宮がんの手術をした。一旦は元気になっていたものの11月...
小林久美子 第三歌集『アンヌのいた部屋』(北冬舎 2019)を読んだ。三行書き、四行書きの歌が収められている。改行は視線の息継ぎだ。呼吸を深めながら、心を...
夜のはじまるところにいた。
iPhoneから書けるかどうか試してみる。
六甲山からの夜景。このあと、山頂付近で車を停めて星を見た。北斗七星、オリオン座、わたしの大好きな早春の星。そのうち、家人が空を一直線に移動している光に気付...
高橋慎哉 「十月二十二日他」五首より、好ましいなと思った二首を引用。・元首どもうち並びては食らふとふ献立も読みたちまち忘る・夜の果てへ女去りゆき残り香の金...
うた新聞9月号を読む。長月作品集 渡辺恵子 「放心の体」5首より・とくとくと小説の筋を語りつつときをり団扇に風を送り来・鬼百合の花あかあかと反り返り夏野に...
身近なところで花を見て歩く。公園で桜が咲いて、こどもが遊んでいたり、犬の散歩をしていたりするのを見ると穏やかな気持ちになる。気分がいいのでそのまま公園で太...
高津宮の梅。梅が咲く頃の、つめたい空気と日の光が好きだ。
最近、家人のお相伴で映画を観ている。空海(北大路欣也が空海で加藤剛が最澄。石橋蓮司の橘逸勢が気に入った)オーケストラ!(チェロ弾きの人が好きだった)Cat...
どちらもA面。
十谷あとり 第二歌集『風禽』日月叢書第58番発行所 いりの舎2018年7月30日発行四六判並製カバー装 184頁ことば 永田典子カバー写真 榎彰德定価 2...
東の空に入道雲。淀屋橋から、生駒山が見える。おーい、と、手を振りたくなる。
長い昼が、夜に向かう。
往きてかへりまた往き戻る日日のゆふべ水路を船はのぼり来 あとり
こどもの頃から、住宅街を歩くのが好きだった。いろんな構えの家がある。表札の字体も違う。自転車が停めてあったり、小学校の上靴を干している家もある。中からテレ...
君子蘭は、仕舞た屋によく似合う花だと思う。
老人ホームの退所手続きのあと、持ち帰った母の荷物の中に、写真がある。ホームの職員の人が撮ってくれたもの。左端に夫、真ん中に入所して間なしの母、右端にわたし...
とても大きな駅に降り、どこの改札から出たらよいのか駅員さんに訊こうとしていたら改札の外に息子が立っているのが見えた。3年ぶりのような気がするが正確なことは...
はつなつは心ゆくまで游べよと天空園のふたこぶ駱駝 加藤英彦何だかこころがのびやかになる。
梅田にて
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『漢詩一日一首 春・夏』より、ほんの少し引用。―――人生行楽在勉強 人生の行楽 勉強に在り人生の楽しみは、「勉強」にある。この勉強は、日本語の勉強に似て...
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『明石海人全歌集』内田守人編 短歌新聞選書 短歌新聞社(1978)明石海人という名前は、以前から聞き覚えていたけれど、ようやく今になって読むことができた。...
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金子国俊 歌集 『太占』 不識書院 1981年 うた叢書第一篇自分にとって大切な本。好きな歌を引こうにも選びすぎてしまうので、今回は三首だけ引用する。・...
大西久美子 歌集『イーハトーブの数式』 書肆侃侃房 2015年以下引用。・にんげんの瞼が剥がれてゆくやうな桜吹雪のまんなかにゐる・ジャポニカのマス目ノート...
杉山隆 遺稿集 『人間は秋に生まれた』 株式会社東京美術日本の古本屋サイト経由で、宇都宮市の古書店から購入。奥付のところに、「杉山浩氏より受贈」と、日付が...
読み終わった本をしばらく寝かせておいて、ふたたび開くと、付箋がたくさん貼ってあって不思議な感じがする。黒瀬珂瀾 歌集 『蓮喰ひ人の日記』 短歌研究社 (2...
読み終わった本をしばらく寝かせておいて、ふたたび開くと、付箋がたくさん貼ってあって不思議な感じがする。黒瀬珂瀾 歌集 『蓮喰ひ人の日記』 短歌研究社 (2...
犬と街灯さまで購入。読み通して感じたことは、繊細さ。こういう歌を詠むひとは、浮世を生きるのが苦しいのではないかしらと思えてしまう。歌を読む上では、それは余...
『昨日の世界』Ⅰ・Ⅱ シュテファン・ツヴァイク 原田義人訳 みすずライブラリー みすず書房本を読んでいて、その中で引用されていることばに惹かれ、引用...
歌集『ひたかみ』 大口玲子 雁書館 (2005)歌集『トリサンナイタ』 大口玲子 角川短歌叢書 (2012)以下、心に触れてきた歌を引く。『ひたかみ』...
『定義集』 大江健三郎 朝日新聞出版ことばの抜き書きをもとに思索を深めるという方法があるのだなと思う。以下、付箋を貼ったところを引用してみる。・エドワード...
歌集『砂糖の鎧』 小坂恵 本阿弥書店(2009年刊)再読。今いいな、好きだなと思う歌を引く。・「行く我にとどまる汝に秋二つ」母上、ちょっと旅に出てくる・心...
『枕草子』 古典を読む12 寺田透 岩波書店大江健三郎が『道元和尚広録』を読んで考えたことをどこかで書いていたのを読んで、寺田透という人がいると知ったのだ...
『伝えたいこと 濱崎洋三著作集』 濱崎洋三 定有堂書店ある地域に長く住み、働きながら、糧を得る仕事とはまた別に、その地域のことを調べたり、学んだりする。調...
以下のイベントに「フミノオト」も参加いたします。【第十回文学フリマ大阪】https://bunfree.net/event/osaka10/#202209...
杉山隆 遺稿集 『人間は秋に生まれた』 株式会社東京美術日本の古本屋サイト経由で、宇都宮市の古書店から購入。奥付のところに、「杉山浩氏より受贈」と、日付が...
読み終わった本をしばらく寝かせておいて、ふたたび開くと、付箋がたくさん貼ってあって不思議な感じがする。黒瀬珂瀾 歌集 『蓮喰ひ人の日記』 短歌研究社 (2...
読み終わった本をしばらく寝かせておいて、ふたたび開くと、付箋がたくさん貼ってあって不思議な感じがする。黒瀬珂瀾 歌集 『蓮喰ひ人の日記』 短歌研究社 (2...
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