あまり見かけたことのない戦国時代に石積みがあり大堀切や切通しも立派な小倉城跡
ときがわ町、嵐山町、小川町境界付近にあり、国指定史跡にもなっている小倉城跡を郭1、郭2と前回見てきました。さらに、様々な工夫が凝らされた山城らしいところがあります。郭2の南側には大堀切があり、そのさらに南にある郭4との間を仕切っています。↑この奥がクランク状の形となっており、上段にのぼり旗があるところが郭2です。両側には竪堀があり尾根道を完全に遮断していました。当時はここに木橋が架けられていたようです。↑郭2より少し低い位置にあるのが郭4です。こうした説明だけでは全体像が伝わりづらいので、ときがわ町によるパンフレットにも載っている復元想像図です。前回触れたように西を流れる槻川が北で向きを変え、さらに東を流れていくという、川に囲まれた小倉城跡ですから、南側から来る敵をまず迎え討つのが郭4になります。↑この郭4へは南から急な斜面となっており、ここには虎口があったよう...
2023/04/30 10:27