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仏教的世界観で諸相を観察する http://blog.livedoor.jp/mita_26/

(原始)仏教的世界観で政治・経済・社会・医療を評論します。死についての研究もします。

管理人の本職は薬剤師です。 左翼系NGOでの金融取引税導入のための活動とテーラワーダ仏教の瞑想が「趣味」です。

chuusai
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2011/10/03

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  • 先進国から転落する日本、製薬企業の醜聞が示唆するもの

    12/11に小林化工が公表した抗真菌薬「イトラコナゾール」睡眠剤混入事件は、前代未聞の醜聞であり、根深い問題を示唆するケースであるが、どうもマスコミの取り上げ方が鈍いように思える。参考:ローカルニュースこれが大変な事件である理由を箇条書きにする。・承認書に記載

  • 鬼滅の刃、人気の意味を理解する5つのキーポイント

    世を挙げての鬼滅ブームのなか、いまさらながらの解説も気恥ずかしいが、あまり言及されていない側面について指摘しておきたい。雑誌「ユリイカ」がこの漫画を特集するとしたら、章立てに使われそうなタイトルを考えてみた。①多彩な物語のショーケース、物語のダイジェスト

  • イソジン会見がさらした専門家の堕落への絶望

    吉村大阪府知事らが実施した「イソジンによるうがい」推奨会見は、医療関係者の皆様からさんざんに叩かれているが、「正しさの程度が低い」情報の垂れ流しを黙認しているという点では、専門家筋も大きな顔ができるのか、と突っ込んでおきたい。まず、イソジン会見については

  • 「感染者数」という呪いの正体と専門家の限界

    新型コロナの報道はここ数か月、増減はあるものの、ずっとニュース番組/サイトのメインコンテンツであり続けているが、その内容が報道の名に値するものなのかはすこぶる怪しい。まず、連日、ほぼトップニュース扱いで報道される「感染者数」だが、これの意味するところがハッ

  • マスク常時着用をおかしいと思う人の正しい感覚

    山口良忠という人物がいる。太平洋戦争終結後の食糧難の時代に、闇市の闇米を拒否して、食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ続け、栄養失調で餓死した裁判官として知られる。食管法自体、守ることが不可能な法律であったと非難されるのは後年になってからだが、当時は社会

  • 批判まみれのコロナ報道を生産的にするための視点

    危機対応というと、脊髄反射的にスピード感をもって使えるものは全部使って、といった論調が支持され、強い口調で主張・批判する勢力がメディアをジャックする傾向が強くなるものだが、現実の対応はそんなに早くもできなければ、使えないものがすぐに使えるようになるもので

  • 「自粛密告」と活動再開、日本の分岐点の今

    人々の活動を法律ではなく、自粛要請という形で縛る日本独自の方法が今後の長期戦でどこまで有効なのか、キチンと評価しなければならないのではないか。新型コロナについてはいろいろと情報がとびかっているが、わかっている事はそれほど多くはない。そのなかでもほぼ確実と

  • 新型コロナ恐怖症を乗り越えるための具体的対策について

    現代人にとって情報は食物と同様に、身体(脳を含む)を構成する材料になる。日々、我々は自分の興味(フレーム)に従って、様々な場所から情報を摂取し、思考や感情を構成、行動を調整する。情報源が極端に限定される場では、思考や感情が集団的に構成され、しばしばそれは

  • コロナ戦争、日本の大勝利は現実となるか

    新型コロナへの対応は、しばしば戦争に例えられるが、そうだとすれば、一体何が勝敗を分けるのか、その条件を書き出してみる。①死亡者数感染者数は、検査の対象者層や検査数によって変わってくるので、信頼性は高くない。死亡者数も中国のように情報開示に疑問があったり、

  • 新型コロナ、休校措置が招く破滅への道

    全国一斉休校をはじめ、活動の自粛が日常生活をすっぽり覆い始めている。この問題は感染制御の枠を超え、経済活動・社会生活一般にまで強く波及していると考えて間違いない。現状、この感染症について、わかっていることが少なく、未知の部分が大きいため、しっかりした予測

  • 新型コロナ、露呈した専門家の頼りなさの理由

    日本感染症学会と日本環境感染症学会が2月25日に一般市民向けに出した声明は、テレビなどマスコミに出ている「感染症専門家」が話している内容とほぼ同じようなもので、特に目新しさはない。いわく、人混みを避ける、つり革やてすりに触った手で顔を触らない、手洗いをしっか

  • 地方から見る意識低すぎ新型コロナ対策

    MBSが新型コロナの風評被害の報道をしてくれていたが、和歌山の湯浅・有田での風評被害はひどい。本来はブランド物のはずの「有田みかん」も全く需要がないらしく、農家に聞くと、農協にもっていっても断られるらしい。風評被害の恐ろしいところは、実態の被害ではなく、先の

  • 新型肺炎関連ニュースにみる本当に信頼できる情報とは

    去年末に中国当局がWHOへ原因不明の肺炎の発生を報告してから、新型肺炎関連のニュースはあらゆるメディアを席巻している。ニュースのバリエーションとしては、①感染者数・死亡者数②感染地域③感染源(原因)の追究④渡航・移動制限の動き⑤政府の対応⑥経済活動への影響⑦

  • 漫画「鬼滅の刃」の奇妙な迫力を解説する

    去年の後半あたりから爆発的に売れ始めた漫画「鬼滅の刃」は、一見少年ジャンプ連載にありがちなバトルものの典型に見えるが、通読してみると、紙面から匂いたつ独特の感覚に驚かされる。物語の展開は並一通りで退屈だ。簡単に言って、永遠の生命を望む「鬼」の一族と敵対す

  • 超高額薬のせいで風邪薬がもらえなくなるのは妥当か

    防衛政策や経済政策など大きな課題について議論するのは、政治活動の要ではあるが、庶民の生活に直結する小さな政治的課題についても、きちんと議論しておかなければならない。こういう議論は、民主主義政治にとってとても重要なことだと思う。で、今回唐突ともいえるタイミ

  • 発がん性物質混入の可能性がある胃薬を巡る混乱

    ザンタック(成分名=ジェネリック医薬品名=ラニチジン)という胃薬がある。1981年に上市されて以来、使われてきた薬だが、原料に発がん性物質であるNニトロソジメチルアミンが混入されているかもしれないということで、自主回収の運びとなり、にわかに脚光を浴びる事態とな

  • 映画「ジョーカー」に見る無敵の人の時代

    ベルリン映画祭で金獅子賞(最高賞)、アカデミー賞有力候補作、ということで早くも傑作との評価も高い映画「ジョーカー」だが、評論家筋の評価にはどこか微妙な戸惑いが感じられる。この悪魔(主人公)に同情することは、自警団を正当化することになるだろうか?それともフ

  • インフルエンザ報道にみるマスメディアの問題点

    インフルエンザウィルスが猛威を振るっている。罹患者の急増とともに、報道の量も増えているが、安易な情報開示がかえって混乱を招くことにもなりかねないので、注意が必要だろう。1/23放送のワールドビジネスサテライト(WBS)で取り上げられた新薬「ゾフルーザ」をめぐって

  • 11/25放送 MBS「林先生が驚く初耳学」が酷い

    職業柄、医療情報番組を暇に任せて見ることが多いが、25日の初耳学の内容は酷かった。「風邪のひき初めに葛根湯を飲んでも、風邪は治らない」と題し、2014年の京都大学の論文を根拠に葛根湯、意味ないじゃ~ん、とゲスト芸能人に叫ばせる、という趣向だが、テレビの前でちょ

  • ゴーン醜聞に対する堀江氏の反応にみる奥深い問題点

    一方で、2万人単位のリストラをしておきながら、50億にも及ぶ不正蓄財していた日産のゴーン氏はさながら「越後屋、お主も悪よのお」を地で行く悪役だな、暴れん坊将軍のお庭番にでも成敗してもらえばいいのに、などと思っていると、通称ホリエモンこと堀江氏が「しかし、特捜

  • 前代未聞の判決に見る今そこにある問題

    2017年9月に精神科の外来診療で患者の自殺に対する開業医の責任をみとめ、損害賠償1250万円の支払いを命じた判決が高裁で下された。(日経メディカル)過去の判決では、入院患者の自殺で病院の管理体制の不備を問われるケースはあったが、外来患者が自殺した事例で

  • 西野監督は海外の批判に反論すべき

    「まさにフェアプレー(ポイント)が突破を決めたことで、フェアプレーに欠けたこの試合は記憶に残されるだろう。」(ガゼッタ・デロ・スポルト/イタリア)「フェアプレー制度は日本に対して優位に働いた。しかし、日本はフェアプレーを尊重しなかった。日本はこれまで最もフ

  • セクハラ事案でテレ朝が明らかにすべきこと

    財務省の福田元事務次官によるテレ朝女性記者に対するセクハラ疑惑が話題になっている。アダム・スミス以来、社会の成り立ちは一般的諸法則が正義に適応された法を土台とし、善行/慈善(beneficence)が「飾り」として組み入れられる形態をとる、とされる。(「道徳感情論」よ

  • 森友文書問題は心理学上の問題に過ぎない理由

    2015年、16年に財務省近畿財務局が作成した決裁文書と17年2月の土地払い下げ問題発覚後に財務省が国会議員らに提出した決裁文書に齟齬があったにもかかわらず、この書き換えられた文書をもとに国会審議が行われてきたのは、議院内閣制の根幹を揺るがす大事件だ!、

  • 芸能人の仮想通貨話は規制を考えるべきではないか

    仮想通貨取引をめぐる混乱の中、テレビでの芸能人の発言が報道されていたが、これはアリなのか?たむけん、仮想通貨で「もうかったら引退」目安は「2年後に100億」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180210-00000075-spnannex-ent吉本系の芸能人を中心に仮想通貨のもうけ

  • 西部氏自死に対する二つの弔文に考える死への覚悟

    評論家の西部邁が亡くなって、メディア上に弔辞がいくつか掲載された。亡くなった人に弔辞が届くはずもないので、失礼だのなんだのというのは全くのお門違いというのはわかるが、それでもやはりこれはいかんのではないか、と思わざるを得ない例がある。週刊SPAに掲載された精

  • ゲームやりすぎは病気なのか、を考察する。

    WHO(世界保健機関)がゲームのやりすぎ(による依存)を疾病指定した、というニュースが年明けにリリースされ、一時期話題になった。すぐに飽きられたのか、あっという間表に出てこなくなったが、これはもう少し深堀すべき問題なのではないか。問題の論点は一つに集約できる

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