(原始)仏教的世界観で政治・経済・社会・医療を評論します。死についての研究もします。
管理人の本職は薬剤師です。 左翼系NGOでの金融取引税導入のための活動とテーラワーダ仏教の瞑想が「趣味」です。
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12/11に小林化工が公表した抗真菌薬「イトラコナゾール」睡眠剤混入事件は、前代未聞の醜聞であり、根深い問題を示唆するケースであるが、どうもマスコミの取り上げ方が鈍いように思える。参考:ローカルニュースこれが大変な事件である理由を箇条書きにする。・承認書に記載
世を挙げての鬼滅ブームのなか、いまさらながらの解説も気恥ずかしいが、あまり言及されていない側面について指摘しておきたい。雑誌「ユリイカ」がこの漫画を特集するとしたら、章立てに使われそうなタイトルを考えてみた。①多彩な物語のショーケース、物語のダイジェスト
吉村大阪府知事らが実施した「イソジンによるうがい」推奨会見は、医療関係者の皆様からさんざんに叩かれているが、「正しさの程度が低い」情報の垂れ流しを黙認しているという点では、専門家筋も大きな顔ができるのか、と突っ込んでおきたい。まず、イソジン会見については
新型コロナの報道はここ数か月、増減はあるものの、ずっとニュース番組/サイトのメインコンテンツであり続けているが、その内容が報道の名に値するものなのかはすこぶる怪しい。まず、連日、ほぼトップニュース扱いで報道される「感染者数」だが、これの意味するところがハッ
山口良忠という人物がいる。太平洋戦争終結後の食糧難の時代に、闇市の闇米を拒否して、食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ続け、栄養失調で餓死した裁判官として知られる。食管法自体、守ることが不可能な法律であったと非難されるのは後年になってからだが、当時は社会
危機対応というと、脊髄反射的にスピード感をもって使えるものは全部使って、といった論調が支持され、強い口調で主張・批判する勢力がメディアをジャックする傾向が強くなるものだが、現実の対応はそんなに早くもできなければ、使えないものがすぐに使えるようになるもので
人々の活動を法律ではなく、自粛要請という形で縛る日本独自の方法が今後の長期戦でどこまで有効なのか、キチンと評価しなければならないのではないか。新型コロナについてはいろいろと情報がとびかっているが、わかっている事はそれほど多くはない。そのなかでもほぼ確実と
現代人にとって情報は食物と同様に、身体(脳を含む)を構成する材料になる。日々、我々は自分の興味(フレーム)に従って、様々な場所から情報を摂取し、思考や感情を構成、行動を調整する。情報源が極端に限定される場では、思考や感情が集団的に構成され、しばしばそれは
新型コロナへの対応は、しばしば戦争に例えられるが、そうだとすれば、一体何が勝敗を分けるのか、その条件を書き出してみる。①死亡者数感染者数は、検査の対象者層や検査数によって変わってくるので、信頼性は高くない。死亡者数も中国のように情報開示に疑問があったり、
全国一斉休校をはじめ、活動の自粛が日常生活をすっぽり覆い始めている。この問題は感染制御の枠を超え、経済活動・社会生活一般にまで強く波及していると考えて間違いない。現状、この感染症について、わかっていることが少なく、未知の部分が大きいため、しっかりした予測
日本感染症学会と日本環境感染症学会が2月25日に一般市民向けに出した声明は、テレビなどマスコミに出ている「感染症専門家」が話している内容とほぼ同じようなもので、特に目新しさはない。いわく、人混みを避ける、つり革やてすりに触った手で顔を触らない、手洗いをしっか
MBSが新型コロナの風評被害の報道をしてくれていたが、和歌山の湯浅・有田での風評被害はひどい。本来はブランド物のはずの「有田みかん」も全く需要がないらしく、農家に聞くと、農協にもっていっても断られるらしい。風評被害の恐ろしいところは、実態の被害ではなく、先の
去年末に中国当局がWHOへ原因不明の肺炎の発生を報告してから、新型肺炎関連のニュースはあらゆるメディアを席巻している。ニュースのバリエーションとしては、①感染者数・死亡者数②感染地域③感染源(原因)の追究④渡航・移動制限の動き⑤政府の対応⑥経済活動への影響⑦
去年の後半あたりから爆発的に売れ始めた漫画「鬼滅の刃」は、一見少年ジャンプ連載にありがちなバトルものの典型に見えるが、通読してみると、紙面から匂いたつ独特の感覚に驚かされる。物語の展開は並一通りで退屈だ。簡単に言って、永遠の生命を望む「鬼」の一族と敵対す
防衛政策や経済政策など大きな課題について議論するのは、政治活動の要ではあるが、庶民の生活に直結する小さな政治的課題についても、きちんと議論しておかなければならない。こういう議論は、民主主義政治にとってとても重要なことだと思う。で、今回唐突ともいえるタイミ
ザンタック(成分名=ジェネリック医薬品名=ラニチジン)という胃薬がある。1981年に上市されて以来、使われてきた薬だが、原料に発がん性物質であるNニトロソジメチルアミンが混入されているかもしれないということで、自主回収の運びとなり、にわかに脚光を浴びる事態とな
ベルリン映画祭で金獅子賞(最高賞)、アカデミー賞有力候補作、ということで早くも傑作との評価も高い映画「ジョーカー」だが、評論家筋の評価にはどこか微妙な戸惑いが感じられる。この悪魔(主人公)に同情することは、自警団を正当化することになるだろうか?それともフ
インフルエンザウィルスが猛威を振るっている。罹患者の急増とともに、報道の量も増えているが、安易な情報開示がかえって混乱を招くことにもなりかねないので、注意が必要だろう。1/23放送のワールドビジネスサテライト(WBS)で取り上げられた新薬「ゾフルーザ」をめぐって
職業柄、医療情報番組を暇に任せて見ることが多いが、25日の初耳学の内容は酷かった。「風邪のひき初めに葛根湯を飲んでも、風邪は治らない」と題し、2014年の京都大学の論文を根拠に葛根湯、意味ないじゃ~ん、とゲスト芸能人に叫ばせる、という趣向だが、テレビの前でちょ
一方で、2万人単位のリストラをしておきながら、50億にも及ぶ不正蓄財していた日産のゴーン氏はさながら「越後屋、お主も悪よのお」を地で行く悪役だな、暴れん坊将軍のお庭番にでも成敗してもらえばいいのに、などと思っていると、通称ホリエモンこと堀江氏が「しかし、特捜
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