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  • 自作詩・同じ時間

     猫がとことこと呑気に道路を渡っていくような、のどかな時間。 燕が空を切って飛んで行くように、清々しい空気。 草花が落とす朝露のような、世界の輝き。 でも、私…

  • 自作詩・生きるってことの問い

     実際の人生には物語のような救いも  ハッピーな結末も大概ない。  苦しみと恥しかない人生が 当たり前にあって  「それでも何で生きなきゃいけないの?」  な…

  • 自作詩・眠い

     なんだか、今は妙に眠い。  今はもう何もしたくない。  ただ眠らせて欲しい。  できたら、このまま永遠に・・。    

  • 自作詩・傷つけたい

     私が傷つけられたのと同じ傷を  あいつにも与えたくて  でも、それは誰でもいいから  誰も傷つけたくない私は  だから、今日も自分を切り刻む。      

  • 自作詩・ボブ・ディランを聞きながら

    ボブ・ディランを聞きながら、何もない一日の今を過ごす。  レコードの回る、アナログな時間。時間は概念ごと消えていた。  時間のない時間。無限の時間。終わりの…

  • ガザでのとあるパレスチア人の言葉

       「これは私たちの最後の写真になるかもしれません…  殉教しても、私たちは単なる数字ではありません。  私たちは、達成したい夢と野望を持った私たち自身の世…

  • 至言

     孤独以外に、好い芸術家を生む境遇はありはしない。    中原中也     

  • 自作詩・眠る

     僕は眠らなくちゃならない 明日が来るまで   差別のない明日が来るまで 戦争のない明日が来るまで 原発のない明日が来るまで 核兵器のない明日が来るまで 本当…

  • 自作詩・人類最後の三日間

    人類最後の三日間。それはとても平和で愛に満ちていた――。  それは突然やって来た。いつもの日常。いつもの明日があると思っていた、そんな当たり前の生活の延長…

  • 自作詩・抱きしめる

    「どうしたの?」「うん・・」 僕は彼女を抱きしめる。しっかりと――、しっかりと。「悲しいんだ」 世界は理不尽に残酷で、不条理に正義だ。「悲しいんだよ。とても悲…

  • 自作詩・骨が軋む孤独と内臓が腐る絶望

     骨がギシギシと地獄の軋みを上げるほどの孤独と   内臓がグラグラと腐るほどに沸騰した絶望を抱え   今日も僕は生きている。   

  • 中島らもの言葉

    「これだ。この感じなんだ。何もせず、何も考えず、意味を求めず、表現を放棄し、社会的存在であることを拒否し、ひたすら心のたゆたいに身をまかせている。こういう時間…

  • 自作詩・倒れてしまう時

    あまりの悲しみに立っていられなくて  人はどうしても、倒れてしまう時があって  だから、私は倒れてしまって  そのまま起き上がれなくて  立ち上がれるだろうっ…

  • 自作詩・最低な日々

     最低な日々――。 気分は堪らなく憂鬱で 冬の冷たさは容赦なくて 世のすべての他人がみんな幸せそうに見えて そして、自分が最低に惨めに思えて―― そして、孤独…

  • 自作詩・原発のない世界

     想像してみて欲しい、原発が存在しない世界を  想像してみて欲しい、原発に注ぎこまれた  何百兆円もの税金が、本当に国民のために使われた社会を 想像してみて欲…

  • 金言1

     「書かずにはいられなくなった時にしか書いてはならない」  トルストイ

  • 自作詩・白い飯

     白い飯を腹いっぱい食べられたら幸せだ。 ちょっと前の人はそんなことを言って死んでいった。 今それを食べられる僕たちは いつも何かに満たされなくて いつも何か…

  • 自作詩・君を抱きしめたい

    君を抱きしめたい夜がある。 どうしてもどうしても 君を抱きしめたい時がある。 悲しくて悲しくて この理不尽な世の中の不条理な 悲しみをどうしようもなくて 君を…

  • 自作短詩・謝罪

     あの人は僕に謝った。 悪いのは僕なのに・・。     

  • 自作短詩・夢想

     誰も傷つかない世界を夢想する――。      

  • イラスト・一本杉

  • 自作詩・もう生きなくていい

     もう生きなくていい。   私は大きな木の下に横たわる。   黄色く色づいた落ち葉がひらひらと次々落ちてくる。   もう生きなくていい。   なんて甘美な響き…

  • 自作詩・絶望するのもめんどくさなって

     絶望することにもめんどくさくなるほどに絶望して、   もうどうしようもなく鬱でやる気もない。   生きる気力もない。   そんな状態。   「誰か助けて」 …

  • 自作詩・夏の終わり

     孤独――。   今年の冬は乗り越えられるだろうか。    

  • 自作詩・決意

     人間の勝手な幻想の中で作り出した価値観の中で   優越に浸る愚かさに取り込まれるくらいなら   私はあえて、この絶望の社会の底辺に生きる――。     

  • 自作詩・抽象

     今日はただ何も考えない抽象に沈んでいたい。   外は雨だから。    

  • イラスト・巨樹

  • 短詩・虚しさ

     この堪らない虚しさは    快楽を貪った後のけだるさに似ている。     

  • 自作短詩・論理的に泣く

     悲しいので泣きます。   今日は論理的に泣く。    

  • 自作詩・相対的

     大きい人、小さい人   世界は相対的で   一人では成立しない存在。   そこから愛が生まれ   やっぱり、世界は平和なんだと   でも、戦争は続いていく。…

  • 自作詩・言葉の無秩序(けっして終わりのない詩)

     (けっして終わりのない詩) 秩序のない言葉たちの集積地 それは意味のない世界の――   愛していることのさながらに 闇は跋扈する。 「さあ、歩きだそう」 言…

  • 自作詩・私は自殺せねばならない

     私に親はいない 私は私として生まれてきた。    私はいずれ自殺せねばならない。 診断が下っていた。 生まれた時に、それは下った。    あのバカも、あのバ…

  • 自作詩・言葉の無秩序(終わりのない詩)

      (終わりのない詩) 秩序のない言葉たちの集積地 それは意味のない世界の――    愛していることのさながらに 闇は跋扈する。  「さあ、歩きだそう」 言葉…

  • 自作詩・眠るにはあまりに幸せな夜

     眠るにはあまりに幸せな夜。   私は枕に頭を横たえる。   「この時間が永遠に続きますように」   と、   祈りながら、   でも、それが叶わないことを知…

  • つぶやき

     もし、明日  誰もいない  世界が待っていても  私は、怯えない   

  • 俳句・初春

     春初め   まだよく鳴けぬ   ホーホキャキョキョキョ   

  • 自作詩・とても静かな一日

    それは、とても静かな一日――    原発が致命的な事故を起こし、人類の滅亡が決まった日。    でも、滅びるにはまだ時間がある。そんな一日。    それは…

  • 俳句・初春

    寒空に   初鳴き響く   ホーホケキョ

  • 俳句・春到来

     ホーホケキョ    初鳴き聞こゆ    春の風     

  • 自作詩・死の前で

     怯えている。   死の怯えの前に 何もできない自分がいる。   ただ、呆然と立ち尽くすだけの 自分がいる。      

  • 自作詩・あなたの愛

     もし、本当にあなたが   わたしを愛していると言うのなら   わたしというその愛を   あなたのために使ってください。        

  • 短詩・美しさ

     美しさはいつだって    寂しさの中にある。    「君もそう思わないかい?」     

  • 自作詩・もっと

    たくさんたくさん苦しんで それでも月数万円しかもらえなくて だから、もっと、もっと苦しんで やっと生活をして もっと、もっと、もっと苦しんで 欲しいものを買っ…

  • 自作詩・生き残ってしまった者

     死にたくて、死にたくて、  でも、死ねなくて、  なんて惨めなんだろうと  一人、狭い部屋の片隅で淀んでいく     そんな絶望を生き残ってしまった者は  …

  • 自作短詩・競争社会

      眠ればいい      私は自由なのだから      眠ればいい           

  • 自作詩・ちょっとした一日

     ある晴れた日の午後    彼女は自宅のマンションのベランダから    飛び降りた。      その日、近くの公園では    生命たちが、春の生きる喜びに歌い…

  • 自作詩・カラフル

     あの美しい青にも放射能は降り注いだ。   あの美しい緑にも放射能は降り注いだ。   あの美しい赤にも、あの美しい黄色にも   あの美しい黒にも、あの美しい白…

  • 自作詩・自衛

     わたしは今日、七時間寝たので無事です。     誰にも会わなかったので、心も守りました。     会社に行くと自尊心が死にます。     学校には通わされて…

  • 自作詩・死体

     早朝、猫が死んでいた。   その丸い茶トラの毛に覆われた体から透明な体液が、アスファルトの道路の僅かな傾斜に沿って流れ出ている。   血は出ていない。   …

  • 自作詩・おんぼろな私の心

     ちょっとおんぼろな私の心    故障ばかりして、止まってばかりだけど    まだまだ走るよなんて、だましだまし走っていたら    本当に傷ついてばかりで、パ…

  • 自作詩・昼下がり

     例えば、あなたのすべてを知っていたとして     それでもやっぱり好きだとして     それってやっぱりいいことなんだよねって     確認する私のその仕草…

  • 自作詩・許し

     もし、わたしが私を許してくれるなら     私は渾身の力を込めて     この大地に踏ん張り     ありとあらゆる生命の幸せを願うだろう      

  • 自作詩・夜の沈黙

     あとどれだけの屈辱を過ごしたら幸せになれるのだろう         夜の沈黙・・         風は冷たく心地いい         遠く台風は温帯低気圧に…

  • 自作詩・ふざけんな

    不幸過ぎて、もう今生の幸せは諦めて悟りの境地を目指し始めている。どうよ。この現実。最低過ぎて、反吐も出ねぇ。あれだけの原発事故を起こした電力会社は政府の補助金…

  • 自作詩・色々

     例えば、世界が真っ白かったとして    でも、私はみんなと同じように白くはなれなくて    でも、だからといって、きれいな色で輝くこともできないし    い…

  • 自作詩・嫌いな私

     私は私が嫌い   だって醜いんだもの   自己肯定感が許せない。   そんなの私じゃない。   否定こそが私だわ。   卑屈に生きてこそ私。   醜いってこ…

  • 自作詩・そんな日の夜に

     誰も気にしちゃいないさ  僕は死にたいだけなんだ  寂しいからね。  どうでもいいことさ  人間みんな死ぬ  いつかはね  明日は雨  明後日も雨  明々後…

  • 自作詩・彼女の愛

     僕たちは愛し合っていた。   僕の愛は確かで   彼女の愛も確かだった。   でも・・   でも、彼女の愛が不安だった・・。      愛されるはずのない僕…

  • 短詩・お昼は柿の種

     お昼は柿の種。    案外幸せ    不安はない    ざまあみろ、資本主義    

  • 自作詩・許されざる痛み

     私は痛みの中にいる   誰も許してくれない痛み   私も許さない   自分を許さない      私は人を傷つけた    深く傷つけた      だから、私は…

  • イラスト・ねじれ枝

  • 自作詩・あの孤独を生き抜いて

     あの孤独を生き抜いて    今ここにこうして生きていることの価値を    誰も分からなかったとしても    私はあの孤独を生き抜いたのだ    あの絶望の孤…

  • 短編小説・咲さんとぼく

    咲(さき)さんはいつもぼくの隣りにいてくれた。   どこに行くにも咲さんは一緒だった。   咲さんは、いつも笑っていた。   咲さんはいつもやさしかった…

  • 自作詩・なぜ生きているのかなんて分からない

     なぜ生きているのかなんて分からない  でも僕たちは生きている  この汚い世界で  この荒んだ世界で  この一人ぼっちの世界で  僕たちは生きている  生きて…

  • 自作詩・孤独の罪

     孤独は罪じゃない     でも、世間は僕を責め立てる     ありとあらゆる侮辱と共に     容赦なく     だから、今も、僕は孤独を背負う・・    …

  • 川柳・国葬

     死して尚   はた迷惑な   安倍晋三     

  • 自作詩・私のいない世界

      私が生まれる前      私はいなかった。           そこは私のいない世界・・           私はもうすぐ死ぬ      私はいなくな…

  • 自作詩・神さまのいた街

     今まで当たり前に    そこかしこにいた神さまは    みんな死んでしまった。           この街は今死んでいる・・。            

  • 自作詩・あの冷たい夜

     あの冷たい夜    酒に溺れることでしか孤独を埋められなかったあの夜    ひたすら自分を責めて責めて責め抜いたあの夜    全ての友人が、自分を笑っている…

  • 自作詩・ほんとクソな日の夕刻

    ほんとクソな日々に  さらにクソみたいな奴に出会って  ほんと最低な気分で  雨に打たれてずぶ濡れになって  「ほんとクソだな」って  呟いて  人生の終わり…

  • 自作詩・その人が死んだ日

     人が死ぬのを見た。   たった一言のなんてことない日常の   遊びみたいな嘲りの言葉が   その人の胸を貫き   その人は死んだ     

  • 俳句・初春

     訳も無く   心浮き立つ   春うらら      

  • 自作詩・流れるままに

     意味もなく  価値もなく  ただ  現象として  流れる    ただ感じるままに  悲しんで  ただ感じるままに  喜んで    そのあった全てが  消えて…

  • 俳句・初春

     山入りて    初鳴きを聞く    ホーホケキョ     

  • 自作詩・浅春の生ぬるい風

     浅春の生ぬるい風が 私を倦怠させる    生きる意味も分からないまま ここまで来た私の生は 春の息吹に沸き立つ生きる喜びに 結局、包まれていってしまう   …

  • 自作詩・承認欲求

     競争社会にどっぷり浸かった   この肥大化し過ぎた自我意識は   持て余したその過剰の中で   傷ついたありとあらゆる   この苦しみさえも評価して欲しいと…

  • 自作詩・この最低

     この最低の人生をなんとかかんとかここまで生きてきて でも、やっぱり、目の前にはいまだに最低な現実があって なんかもう、ほんと最低だなって、笑っちゃうくらい …

  • 自作詩・笑う奴ら

     人の容姿を笑う奴らがいる。   人の価値を笑う奴らがいる。  人の存在を笑う奴らがいる。   人の自尊心を笑う奴らがいる。   人の魂を笑う奴らがいる。  …

  • 好きな言葉・中島らも

     一、今日できることは明日やる。一、  苦しいことは分ちあい、  楽しいことは独り占め  一、運が悪くても死ぬだけだ。     

  • 自作詩・今日の絶望と明日の絶望

     今日の絶望はなんとか終わった。   明日の絶望が今日よりましでありますように。     

  • 自由律短歌・引きこもり

     寄る辺ない   空蝉のごとく   生きながら   死ぬる日々の涯(はて)   行き詰まる 行き詰まる 生き詰まる・・     

  • 自作詩・私の色

     もし私が真っ白だったら、この世界を何もないまっさらにしてしまう。   もし私が赤色だったら、この世界を真っ赤な残酷の血に染めてやる。   もし私が、得も言わ…

  • 俳句・昼寝

     ポカポカと  犬もまどろむ  昼寝時      

  • 自作短詩・宇宙を感じて

     宇宙を感じる  今日この頃  もう人には戻りたくない   

  • 俳句・秋雨

     そぼ濡れて  新聞配る   秋の風   

  • 俳句・秋深し

     秋深し  絶望深し  衆院選     

  • 俳句・陽だまり

    秋晴れの   庭の陽だまり   猫眠る      

  • 自作詩・ありえたはずの世界

      誰も傷つかない誰も傷つけない、ただその存在の中に幸福があって、競争も格差も戦争もテロも差別もいじめも貧困もなくて、嫌なことも苦しいことも悲しいことも寂しい…

  • 好きな言葉・ソール・ライターの言葉

     We like to pretend that what is public is what the real world is all about.  私…

  • 自作詩・神様へ逆切れ

    誰もがみな助け合い、分かち合い、仲良くすればみんなが豊かで幸せになれると分っているのに、絶対にそうはならないそんな人間の悲しい絡繰りに、ぐるぐる振り回されて…

  • 自作詩・夏休みの終わりのあの絶望の日

      喧騒だけががやがやと何か楽しそうに私の周囲を取り巻いていた。そんな教室の日の当たらない廊下側の一角で、たった一人、私の半径二センチくらいのところだけは、冷…

  • 自作詩・なんだかナイーヴな気分

    なんでも数値化して優劣をつけなきゃ気の済まない、この社会の不可思議なシステムの中に否応なく突き出されて、点も取れなければ得点も取れず、そのうちやる気もなくな…

  • 自作詩・かつて生きていた私

    味わいのある絵画のように何度も眺めたくなる文章に出会った。それはとても美しく、そして、切ない言葉の流れ。とても小さな、小さな女の子が、世界の片隅で一所懸命生…

  • 自作詩・青春の匂い

      射精後のあの虚しさが、梅雨時の湿気のように、いつも私の周囲にまとわりついていた青春時代。  女に幻想を抱けるほどロマンチストでもなく、女を見下すほど荒んで…

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