猫がとことこと呑気に道路を渡っていくような、のどかな時間。 燕が空を切って飛んで行くように、清々しい空気。 草花が落とす朝露のような、世界の輝き。 でも、私…
猫がとことこと呑気に道路を渡っていくような、のどかな時間。 燕が空を切って飛んで行くように、清々しい空気。 草花が落とす朝露のような、世界の輝き。 でも、私…
実際の人生には物語のような救いも ハッピーな結末も大概ない。 苦しみと恥しかない人生が 当たり前にあって 「それでも何で生きなきゃいけないの?」 な…
なんだか、今は妙に眠い。 今はもう何もしたくない。 ただ眠らせて欲しい。 できたら、このまま永遠に・・。
私が傷つけられたのと同じ傷を あいつにも与えたくて でも、それは誰でもいいから 誰も傷つけたくない私は だから、今日も自分を切り刻む。
ボブ・ディランを聞きながら、何もない一日の今を過ごす。 レコードの回る、アナログな時間。時間は概念ごと消えていた。 時間のない時間。無限の時間。終わりの…
「これは私たちの最後の写真になるかもしれません… 殉教しても、私たちは単なる数字ではありません。 私たちは、達成したい夢と野望を持った私たち自身の世…
孤独以外に、好い芸術家を生む境遇はありはしない。 中原中也
僕は眠らなくちゃならない 明日が来るまで 差別のない明日が来るまで 戦争のない明日が来るまで 原発のない明日が来るまで 核兵器のない明日が来るまで 本当…
人類最後の三日間。それはとても平和で愛に満ちていた――。 それは突然やって来た。いつもの日常。いつもの明日があると思っていた、そんな当たり前の生活の延長…
「どうしたの?」「うん・・」 僕は彼女を抱きしめる。しっかりと――、しっかりと。「悲しいんだ」 世界は理不尽に残酷で、不条理に正義だ。「悲しいんだよ。とても悲…
骨がギシギシと地獄の軋みを上げるほどの孤独と 内臓がグラグラと腐るほどに沸騰した絶望を抱え 今日も僕は生きている。
「これだ。この感じなんだ。何もせず、何も考えず、意味を求めず、表現を放棄し、社会的存在であることを拒否し、ひたすら心のたゆたいに身をまかせている。こういう時間…
あまりの悲しみに立っていられなくて 人はどうしても、倒れてしまう時があって だから、私は倒れてしまって そのまま起き上がれなくて 立ち上がれるだろうっ…
最低な日々――。 気分は堪らなく憂鬱で 冬の冷たさは容赦なくて 世のすべての他人がみんな幸せそうに見えて そして、自分が最低に惨めに思えて―― そして、孤独…
想像してみて欲しい、原発が存在しない世界を 想像してみて欲しい、原発に注ぎこまれた 何百兆円もの税金が、本当に国民のために使われた社会を 想像してみて欲…
「書かずにはいられなくなった時にしか書いてはならない」 トルストイ
白い飯を腹いっぱい食べられたら幸せだ。 ちょっと前の人はそんなことを言って死んでいった。 今それを食べられる僕たちは いつも何かに満たされなくて いつも何か…
君を抱きしめたい夜がある。 どうしてもどうしても 君を抱きしめたい時がある。 悲しくて悲しくて この理不尽な世の中の不条理な 悲しみをどうしようもなくて 君を…
あの人は僕に謝った。 悪いのは僕なのに・・。
誰も傷つかない世界を夢想する――。
もう生きなくていい。 私は大きな木の下に横たわる。 黄色く色づいた落ち葉がひらひらと次々落ちてくる。 もう生きなくていい。 なんて甘美な響き…
絶望することにもめんどくさくなるほどに絶望して、 もうどうしようもなく鬱でやる気もない。 生きる気力もない。 そんな状態。 「誰か助けて」 …
孤独――。 今年の冬は乗り越えられるだろうか。
人間の勝手な幻想の中で作り出した価値観の中で 優越に浸る愚かさに取り込まれるくらいなら 私はあえて、この絶望の社会の底辺に生きる――。
今日はただ何も考えない抽象に沈んでいたい。 外は雨だから。
この堪らない虚しさは 快楽を貪った後のけだるさに似ている。
悲しいので泣きます。 今日は論理的に泣く。
大きい人、小さい人 世界は相対的で 一人では成立しない存在。 そこから愛が生まれ やっぱり、世界は平和なんだと でも、戦争は続いていく。…
(けっして終わりのない詩) 秩序のない言葉たちの集積地 それは意味のない世界の―― 愛していることのさながらに 闇は跋扈する。 「さあ、歩きだそう」 言…
私に親はいない 私は私として生まれてきた。 私はいずれ自殺せねばならない。 診断が下っていた。 生まれた時に、それは下った。 あのバカも、あのバ…
(終わりのない詩) 秩序のない言葉たちの集積地 それは意味のない世界の―― 愛していることのさながらに 闇は跋扈する。 「さあ、歩きだそう」 言葉…
眠るにはあまりに幸せな夜。 私は枕に頭を横たえる。 「この時間が永遠に続きますように」 と、 祈りながら、 でも、それが叶わないことを知…
もし、明日 誰もいない 世界が待っていても 私は、怯えない
春初め まだよく鳴けぬ ホーホキャキョキョキョ
それは、とても静かな一日―― 原発が致命的な事故を起こし、人類の滅亡が決まった日。 でも、滅びるにはまだ時間がある。そんな一日。 それは…
寒空に 初鳴き響く ホーホケキョ
ホーホケキョ 初鳴き聞こゆ 春の風
怯えている。 死の怯えの前に 何もできない自分がいる。 ただ、呆然と立ち尽くすだけの 自分がいる。
もし、本当にあなたが わたしを愛していると言うのなら わたしというその愛を あなたのために使ってください。
美しさはいつだって 寂しさの中にある。 「君もそう思わないかい?」
たくさんたくさん苦しんで それでも月数万円しかもらえなくて だから、もっと、もっと苦しんで やっと生活をして もっと、もっと、もっと苦しんで 欲しいものを買っ…
死にたくて、死にたくて、 でも、死ねなくて、 なんて惨めなんだろうと 一人、狭い部屋の片隅で淀んでいく そんな絶望を生き残ってしまった者は …
眠ればいい 私は自由なのだから 眠ればいい
ある晴れた日の午後 彼女は自宅のマンションのベランダから 飛び降りた。 その日、近くの公園では 生命たちが、春の生きる喜びに歌い…
あの美しい青にも放射能は降り注いだ。 あの美しい緑にも放射能は降り注いだ。 あの美しい赤にも、あの美しい黄色にも あの美しい黒にも、あの美しい白…
わたしは今日、七時間寝たので無事です。 誰にも会わなかったので、心も守りました。 会社に行くと自尊心が死にます。 学校には通わされて…
早朝、猫が死んでいた。 その丸い茶トラの毛に覆われた体から透明な体液が、アスファルトの道路の僅かな傾斜に沿って流れ出ている。 血は出ていない。 …
ちょっとおんぼろな私の心 故障ばかりして、止まってばかりだけど まだまだ走るよなんて、だましだまし走っていたら 本当に傷ついてばかりで、パ…
例えば、あなたのすべてを知っていたとして それでもやっぱり好きだとして それってやっぱりいいことなんだよねって 確認する私のその仕草…
もし、わたしが私を許してくれるなら 私は渾身の力を込めて この大地に踏ん張り ありとあらゆる生命の幸せを願うだろう
あとどれだけの屈辱を過ごしたら幸せになれるのだろう 夜の沈黙・・ 風は冷たく心地いい 遠く台風は温帯低気圧に…
不幸過ぎて、もう今生の幸せは諦めて悟りの境地を目指し始めている。どうよ。この現実。最低過ぎて、反吐も出ねぇ。あれだけの原発事故を起こした電力会社は政府の補助金…
例えば、世界が真っ白かったとして でも、私はみんなと同じように白くはなれなくて でも、だからといって、きれいな色で輝くこともできないし い…
私は私が嫌い だって醜いんだもの 自己肯定感が許せない。 そんなの私じゃない。 否定こそが私だわ。 卑屈に生きてこそ私。 醜いってこ…
誰も気にしちゃいないさ 僕は死にたいだけなんだ 寂しいからね。 どうでもいいことさ 人間みんな死ぬ いつかはね 明日は雨 明後日も雨 明々後…
僕たちは愛し合っていた。 僕の愛は確かで 彼女の愛も確かだった。 でも・・ でも、彼女の愛が不安だった・・。 愛されるはずのない僕…
お昼は柿の種。 案外幸せ 不安はない ざまあみろ、資本主義
私は痛みの中にいる 誰も許してくれない痛み 私も許さない 自分を許さない 私は人を傷つけた 深く傷つけた だから、私は…
あの孤独を生き抜いて 今ここにこうして生きていることの価値を 誰も分からなかったとしても 私はあの孤独を生き抜いたのだ あの絶望の孤…
咲(さき)さんはいつもぼくの隣りにいてくれた。 どこに行くにも咲さんは一緒だった。 咲さんは、いつも笑っていた。 咲さんはいつもやさしかった…
なぜ生きているのかなんて分からない でも僕たちは生きている この汚い世界で この荒んだ世界で この一人ぼっちの世界で 僕たちは生きている 生きて…
孤独は罪じゃない でも、世間は僕を責め立てる ありとあらゆる侮辱と共に 容赦なく だから、今も、僕は孤独を背負う・・ …
死して尚 はた迷惑な 安倍晋三
私が生まれる前 私はいなかった。 そこは私のいない世界・・ 私はもうすぐ死ぬ 私はいなくな…
今まで当たり前に そこかしこにいた神さまは みんな死んでしまった。 この街は今死んでいる・・。
あの冷たい夜 酒に溺れることでしか孤独を埋められなかったあの夜 ひたすら自分を責めて責めて責め抜いたあの夜 全ての友人が、自分を笑っている…
ほんとクソな日々に さらにクソみたいな奴に出会って ほんと最低な気分で 雨に打たれてずぶ濡れになって 「ほんとクソだな」って 呟いて 人生の終わり…
人が死ぬのを見た。 たった一言のなんてことない日常の 遊びみたいな嘲りの言葉が その人の胸を貫き その人は死んだ
訳も無く 心浮き立つ 春うらら
意味もなく 価値もなく ただ 現象として 流れる ただ感じるままに 悲しんで ただ感じるままに 喜んで そのあった全てが 消えて…
山入りて 初鳴きを聞く ホーホケキョ
浅春の生ぬるい風が 私を倦怠させる 生きる意味も分からないまま ここまで来た私の生は 春の息吹に沸き立つ生きる喜びに 結局、包まれていってしまう …
競争社会にどっぷり浸かった この肥大化し過ぎた自我意識は 持て余したその過剰の中で 傷ついたありとあらゆる この苦しみさえも評価して欲しいと…
この最低の人生をなんとかかんとかここまで生きてきて でも、やっぱり、目の前にはいまだに最低な現実があって なんかもう、ほんと最低だなって、笑っちゃうくらい …
人の容姿を笑う奴らがいる。 人の価値を笑う奴らがいる。 人の存在を笑う奴らがいる。 人の自尊心を笑う奴らがいる。 人の魂を笑う奴らがいる。 …
一、今日できることは明日やる。一、 苦しいことは分ちあい、 楽しいことは独り占め 一、運が悪くても死ぬだけだ。
今日の絶望はなんとか終わった。 明日の絶望が今日よりましでありますように。
寄る辺ない 空蝉のごとく 生きながら 死ぬる日々の涯(はて) 行き詰まる 行き詰まる 生き詰まる・・
もし私が真っ白だったら、この世界を何もないまっさらにしてしまう。 もし私が赤色だったら、この世界を真っ赤な残酷の血に染めてやる。 もし私が、得も言わ…
ポカポカと 犬もまどろむ 昼寝時
宇宙を感じる 今日この頃 もう人には戻りたくない
そぼ濡れて 新聞配る 秋の風
秋深し 絶望深し 衆院選
秋晴れの 庭の陽だまり 猫眠る
誰も傷つかない誰も傷つけない、ただその存在の中に幸福があって、競争も格差も戦争もテロも差別もいじめも貧困もなくて、嫌なことも苦しいことも悲しいことも寂しい…
We like to pretend that what is public is what the real world is all about. 私…
誰もがみな助け合い、分かち合い、仲良くすればみんなが豊かで幸せになれると分っているのに、絶対にそうはならないそんな人間の悲しい絡繰りに、ぐるぐる振り回されて…
喧騒だけががやがやと何か楽しそうに私の周囲を取り巻いていた。そんな教室の日の当たらない廊下側の一角で、たった一人、私の半径二センチくらいのところだけは、冷…
なんでも数値化して優劣をつけなきゃ気の済まない、この社会の不可思議なシステムの中に否応なく突き出されて、点も取れなければ得点も取れず、そのうちやる気もなくな…
味わいのある絵画のように何度も眺めたくなる文章に出会った。それはとても美しく、そして、切ない言葉の流れ。とても小さな、小さな女の子が、世界の片隅で一所懸命生…
射精後のあの虚しさが、梅雨時の湿気のように、いつも私の周囲にまとわりついていた青春時代。 女に幻想を抱けるほどロマンチストでもなく、女を見下すほど荒んで…
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猫がとことこと呑気に道路を渡っていくような、のどかな時間。 燕が空を切って飛んで行くように、清々しい空気。 草花が落とす朝露のような、世界の輝き。 でも、私…
実際の人生には物語のような救いも ハッピーな結末も大概ない。 苦しみと恥しかない人生が 当たり前にあって 「それでも何で生きなきゃいけないの?」 な…
なんだか、今は妙に眠い。 今はもう何もしたくない。 ただ眠らせて欲しい。 できたら、このまま永遠に・・。
私が傷つけられたのと同じ傷を あいつにも与えたくて でも、それは誰でもいいから 誰も傷つけたくない私は だから、今日も自分を切り刻む。
ボブ・ディランを聞きながら、何もない一日の今を過ごす。 レコードの回る、アナログな時間。時間は概念ごと消えていた。 時間のない時間。無限の時間。終わりの…
「これは私たちの最後の写真になるかもしれません… 殉教しても、私たちは単なる数字ではありません。 私たちは、達成したい夢と野望を持った私たち自身の世…
孤独以外に、好い芸術家を生む境遇はありはしない。 中原中也
僕は眠らなくちゃならない 明日が来るまで 差別のない明日が来るまで 戦争のない明日が来るまで 原発のない明日が来るまで 核兵器のない明日が来るまで 本当…
人類最後の三日間。それはとても平和で愛に満ちていた――。 それは突然やって来た。いつもの日常。いつもの明日があると思っていた、そんな当たり前の生活の延長…
「どうしたの?」「うん・・」 僕は彼女を抱きしめる。しっかりと――、しっかりと。「悲しいんだ」 世界は理不尽に残酷で、不条理に正義だ。「悲しいんだよ。とても悲…
骨がギシギシと地獄の軋みを上げるほどの孤独と 内臓がグラグラと腐るほどに沸騰した絶望を抱え 今日も僕は生きている。
「これだ。この感じなんだ。何もせず、何も考えず、意味を求めず、表現を放棄し、社会的存在であることを拒否し、ひたすら心のたゆたいに身をまかせている。こういう時間…
あまりの悲しみに立っていられなくて 人はどうしても、倒れてしまう時があって だから、私は倒れてしまって そのまま起き上がれなくて 立ち上がれるだろうっ…
最低な日々――。 気分は堪らなく憂鬱で 冬の冷たさは容赦なくて 世のすべての他人がみんな幸せそうに見えて そして、自分が最低に惨めに思えて―― そして、孤独…
想像してみて欲しい、原発が存在しない世界を 想像してみて欲しい、原発に注ぎこまれた 何百兆円もの税金が、本当に国民のために使われた社会を 想像してみて欲…
「書かずにはいられなくなった時にしか書いてはならない」 トルストイ
白い飯を腹いっぱい食べられたら幸せだ。 ちょっと前の人はそんなことを言って死んでいった。 今それを食べられる僕たちは いつも何かに満たされなくて いつも何か…
君を抱きしめたい夜がある。 どうしてもどうしても 君を抱きしめたい時がある。 悲しくて悲しくて この理不尽な世の中の不条理な 悲しみをどうしようもなくて 君を…
あの人は僕に謝った。 悪いのは僕なのに・・。
大きい人、小さい人 世界は相対的で 一人では成立しない存在。 そこから愛が生まれ やっぱり、世界は平和なんだと でも、戦争は続いていく。…
(けっして終わりのない詩) 秩序のない言葉たちの集積地 それは意味のない世界の―― 愛していることのさながらに 闇は跋扈する。 「さあ、歩きだそう」 言…
私に親はいない 私は私として生まれてきた。 私はいずれ自殺せねばならない。 診断が下っていた。 生まれた時に、それは下った。 あのバカも、あのバ…
(終わりのない詩) 秩序のない言葉たちの集積地 それは意味のない世界の―― 愛していることのさながらに 闇は跋扈する。 「さあ、歩きだそう」 言葉…
眠るにはあまりに幸せな夜。 私は枕に頭を横たえる。 「この時間が永遠に続きますように」 と、 祈りながら、 でも、それが叶わないことを知…
もし、明日 誰もいない 世界が待っていても 私は、怯えない
春初め まだよく鳴けぬ ホーホキャキョキョキョ
それは、とても静かな一日―― 原発が致命的な事故を起こし、人類の滅亡が決まった日。 でも、滅びるにはまだ時間がある。そんな一日。 それは…
寒空に 初鳴き響く ホーホケキョ
ホーホケキョ 初鳴き聞こゆ 春の風
怯えている。 死の怯えの前に 何もできない自分がいる。 ただ、呆然と立ち尽くすだけの 自分がいる。
もし、本当にあなたが わたしを愛していると言うのなら わたしというその愛を あなたのために使ってください。
美しさはいつだって 寂しさの中にある。 「君もそう思わないかい?」