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  • 16207-8 富山県黒部市(生地)

    富山県黒部市1:生地■2019年8月31日(土)【歴史】古代の生地には、越之湖という湖が広がっていた。しかし、1154年の大津波で越之湖と周辺の村や神社が海に沈んでしまった。沈んだ地は1世紀かけて多くが復活し、このようにできた土地を「生れた地→生地」と命名し、人々は生地で生活を再建した。江戸時代になると、復活した越之湖は度重なる洪水で沼地と化し、新田開発が行われた。しかし、大雨になると川の水が逆流し...

  • 16343-1 富山県朝日町(泊)

    富山県朝日町1:泊■2019年8月31日(土)【歴史】江戸時代の泊は、北陸道の宿場町だった。江戸時代の始め、宿場町は元屋敷と呼ばれる海沿いの地区にあった。しかし、元屋敷は1717年の大津波で甚大な被害を受けたため、宿場町は元屋敷から現在の市街地に移転された。泊の十村は伊東家が務めた。特に、伊東彦四郎は愛本新用水を開削し、370ヘクタールの新田を開発した、腕利きの治水家だった。彦四郎は1819年の十...

  • 11211-9 埼玉県本庄市(本庄)

    埼玉県本庄市1:本庄■2019年8月25日(日)【歴史】1590年の豊臣秀吉による小田原征伐の後、本庄には小笠原信嶺が1万石で入封され、本庄藩が立藩された。信嶺の家は、信濃国の守護を務めた小笠原氏の分家筋に当たる、松尾小笠原家である。信嶺は武田氏を経て、本能寺の変の後に徳川家康に仕えた譜代の家臣だった。信嶺は、16世紀中頃に土豪の本庄氏が築城した本庄城と城下町を整備した。松尾小笠原家は1612年に...

  • 11218-6 埼玉県深谷市(深谷)

    埼玉県深谷市1:深谷■2019年8月25日(日)【歴史】中世の深谷は深谷上杉氏の本拠地だった。14世紀末、初代関東管領の上杉憲顕の六男の憲英(のりふさ)が庁鼻和(こばなわ)城に配された。憲英が、深谷上杉氏の祖となった。国済寺には庁鼻和城の土塁が一部残り、200メートルほど離れた原郷(南)交差点の辺りには、庁鼻和城の北西隅外郭土塁跡を示す案内板がある。また、国済寺には憲英の墓がある。15世紀中頃に享...

  • 11218-6 埼玉県深谷市(豊里)

    埼玉県深谷市2:豊里■2019年8月24日(土)【偉人】①渋沢栄一旧豊里村の血洗島地区は、渋沢栄一が生まれ育った地である。栄一は1840年に渋沢一族の通称「中の家」に生まれた。渋沢家は豪農で、養蚕や藍玉の製造・販売など、多角経営を行っていた。生家の主屋は1892年に火災で消失した後、再建されたものである。当時の渋沢家は養蚕を行っていたため、二階が高くなっている。また、渋沢家は4棟の土蔵を所有していた...

  • 11218-6 埼玉県深谷市(岡部)

    埼玉県深谷市3:岡部■2019年8月24日(土)【歴史】江戸時代の岡部は岡部藩の陣屋町だった。岡部藩は、1649年に安部(あんべ)信盛の所領が1.9万石に増加し、大名に出世したことで立藩した。安部(あんべ)氏は清和源氏である海野氏の庶流と伝えられ、戦国時代には今川氏を経て徳川家康に仕えた譜代の家臣だった。なお、岡部藩の所領は岡部のある武蔵国のほかに三河国、摂津国、丹波国に飛び地があった。安部氏は幕...

  • 42201-1 長崎県長崎市(深堀)

    長崎県長崎市4:深堀■2019年8月18日(日)【歴史】深堀は中世から幕末まで深堀鍋島家の本拠地だった。中世の深堀鍋島家は深堀姓を名乗っていた。深堀氏は三浦氏の庶流で、13世紀中頃に地頭として深堀に赴任し、土着した。深堀氏は海賊行為により財力を得ていた側面があり、九州平定後に一時改易されていたが、改易中に鍋島氏に預けられ、鍋島氏に仕えるようになった。16世紀の末、深堀氏は子供が無いことから血筋が途...

  • 42201-1 長崎県長崎市(高島)

    長崎県長崎市5:高島■2019年8月18日(日)【歴史】長崎半島の西の沖合いに位置する高島は、幕末から昭和にかけて石炭が採掘された島である。1695年に深堀領の五平太が石炭を高島で発見したのが、高島における石炭の歴史の開闢と言われている。その後、高島は深堀鍋島家を経て、19世紀には肥前藩(佐賀藩)の直営になった。1868年、高島炭坑は肥前藩とグラバーの共同経営になった。翌年、高島炭坑では北渓井(ほ...

  • 42201-1 長崎県長崎市(外海)

    長崎県長崎市3:外海■2019年8月17日(土)【歴史】旧外海(そとめ)町はリアス式海岸が続く地形のため、生活には不便な地形である。江戸時代の外海は大村藩の領地が主だったが、肥前藩(佐賀藩)の領地も点在していた。外海は地形的に潜伏キリシタンが密かに信仰するには絶好の地であること、佐賀藩はキリシタンの取り締まりについて寛容だったことから、外海には潜伏キリシタンが多かった。外海に大村藩の領地と肥前藩の...

  • 42213-4 長崎県雲仙市(神代)

    長崎県雲仙市1:神代■2014年12月20日(土)■2019年 8月16日(金)【歴史】戦国時代の神代(こうじろ)には鶴亀城があり、神代(くましろ)氏の本拠地だった。当時の鶴亀城は有明海に面する海城だった。神代氏は1584年の沖田畷の戦いで龍造寺軍にて参戦したが、島津・有馬連合軍に敗れ、有馬軍の謀略により滅亡させられた。鶴亀城は個人の畑になっている。豊臣秀吉の九州国分により、神代は肥前藩(佐賀藩)の...

  • 42204-5 長崎県諫早市(諫早)

    長崎県諫早市1:諫早■2019年8月16日(金)【歴史】戦国時代の諫早は、西郷氏(肥前西郷氏)の本拠地であった。西郷氏は肥後菊池氏の庶流であると伝えられている。しかし、豊臣秀吉の九州国分で諫早が龍造寺家晴の所領になると、西郷氏は抵抗するも敗れ、諫早から追放された。なお、家晴の3代前は龍造寺隆信の曾祖父であることから、家晴は隆信の再従兄弟に当たる。西郷氏の根城だった平山城(高城)は、諫早公園になって...

  • 42214-2 長崎県南島原市(北有馬)

    長崎県南島原市3:北有馬■2019年8月15日(木)【歴史】中世の北有馬には日野江城(詳細は史跡①を参照)があり、(肥前)有馬氏の本拠地だった。有馬氏の出自は不明だが、有馬氏は有馬鎌倉時代に肥前国高来郡有馬庄の地頭として有馬に赴任し、有馬氏を名乗った家である。戦国時代、龍造寺家が勢力を急速に拡大していた頃、有馬氏は龍造寺氏に対抗するために南蛮貿易を行い、財力を蓄えた。また、14代当主の晴信は洗礼を受...

  • 42214-2 長崎県南島原市(口之津)

    長崎県南島原市2:口之津■2019年8月14日(火)【歴史】島原半島の南端に位置する口之津は、有明海の出入口にある深い入江で、山に囲まれていることから、天然の良港として独特かつ豊かな歴史を紡いできた。戦国時代、口之津は有馬氏の貿易港だった。1562年、有馬氏の当主の有馬義貞は、南蛮船と貿易するために口之津に港を開いた。当時は龍造寺氏が勢力を急速に拡大しており、義貞は南蛮貿易で財力を蓄えることでこれ...

  • 42214-2 長崎県南島原市(南有馬)

    長崎県南島原市1:南有馬■2019年8月14日(水)【史跡】①原城跡原城は1496年に有馬氏が築城した平山城で、原の島と呼ばれた岬の地形を利用して築かれた。原城は日野江城の支城だったが、有馬氏は日野江城と原城を使い分けしていたと考えられる。即ち、日野江城は来客の接待用、原城は武器や弾薬、米の備蓄用に使用していたと考えられる。原城は1599年に日野江城と同じタイミングで近世城郭に改築された。原城には、...

  • 20204-5 長野県岡谷市(岡谷)

    長野県岡谷市1:岡谷■2019年8月4日(日)【歴史】岡谷は明治時代から戦前にかけて製糸業で栄えた町である。明治時代になると、大量に品質の良い生糸を輸出するため、岡谷では製糸のための機械の開発が盛んになり、昭和初期まで使用された「諏訪式繰糸機」が開発された。岡谷には製糸工場が林立するようになり、労働力として各地から女工が集まり、岡谷は急速に発展した。そのため、岡谷には近代産業遺産が残っている。例え...

  • 20361-1 長野県下諏訪町

    長野県下諏訪町■2019年8月4日(日)【歴史】江戸時代の下諏訪は、中山道の宿場町(下諏訪宿)であり、甲州街道の終点でもあった。中山道と甲州街道の合流点にはかつて問屋場があり、合流点を示す石碑が立っている。下諏訪宿は中山道で唯一温泉が湧出しており、下諏訪宿に長居する人が少なくなかった。宿場町の一部である立町には、今でも温泉の源泉が涌き出ている。下諏訪の町並みには、立町などに宿場町の面影がわずかに残...

  • 20206-1 長野県諏訪市

    長野県諏訪市1:諏訪■2019年8月3日(土)【歴史】諏訪市には、創建が神話の時代に遡ると言われている諏訪大社上社(詳細は史跡①を参照)がある。中世から近世の諏訪は、一時期を除き諏訪氏が治めていた。諏訪氏の出自は、一説では諏訪大社の祭神である建御名方神(タケミナカタノカミ)を先祖としている。戦国時代の諏訪氏は武田氏に従属し、武田氏滅亡後は徳川氏に仕えた。そのため、1590年に小田原征伐後に徳川家康が...

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