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言葉や芸術や科学の意味にまつわる思いつきや考察を断片的に、ときには多少はまとまった形で綴っています

科学カテゴリーの「発見の発見」http://d.hatena.ne.jp/quarta/と同じ作者のブログです。

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2011/02/18

  • Optica Openに掲載された前回記事論文、要約の日本語版

    前回記事で紹介した英文論文の要旨を日本語化したものを以下に掲載します:鏡像反転現象に関する従来の、著者の研究以前の説明はすべて、平面対称性の幾何学的図示に基づいていた。これは、説明者が、その図が光学原理に基づいていると考えているか否かには関係なく言えることである。しかしその種の図は、光学的には、虚像に基づくものであり、平面対称性という状態そのものは、光学的な説明を用いずとも、右手と左手のような実在...

  • Jxivに投稿ずみのプレプリント新論文を若干改訂してOptica Openにやはりプレプリントとして投稿しました。

    Jxvに掲載された本論文の最初の版のサイトは次のとおりです。等方空間に適用される直交座標系を使用して分析した鏡映反転の詳細な物理的プロセスhttps://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/preprint/view/508/1618原文タイトル:Detailed Physical Process of the Mirror Reversal Analyzed on the Optical System Using the Cartesian Coordinate System Representing the Isotropic Space今回、この論文がOptica Openにも掲載されま...

  • 『視覚的認知過程における等方空間と異方空間 ― 鏡像問題の分析と解決』― 日本語版『Resolution of Mirror Problem』出版の経緯と意図

    表記の本は副題のとおり、一昨年にLambert Academic PublishingからResolution of Mirror Problemのタイトルで出版された原英語版の日本語版に相当しますが、著者の意図をより深くかつ分かりやすく伝えるために重要な増補を行っています。(なお、原英語版のResolution of Mirror Problemは、2021年8月にプレプリントとしてphilsci-archiveに登録された論文Concept of the Isotropic Space and Anisotropic Space as principal Met...

  • "Physical processes of mirror reversal based on the real image of the optical system"の日本語版、その4―考察と結論

    今回は第3章「分析」と第4章「結果」を省略して最後の第5章「考察」と第6章「結論」を日本語化して掲載します。第3章、第4章に興味を持たれる方はJxivの英語版をご覧ください。https://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/preprint/view/508ここでは分析で用いた代表的な図の1つだけを掲載しておきます。5.    考察 まず本研究では、問題の分析と表現において2つの前提条件があったことを述べておく必要がありま...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その4 ―― 科学と脳科学

    ―― しかし、特定の言語にとらわれずに論理的に考えた場合、やはり「脳で考える」と「脳が考える」には違いがあり、どちらの考え方も科学的であると仮定すれば、「脳が考える」における科学は「脳で考える」における科学から変質していると考えざるを得ないのである。――上記は前回記事の最後の文である。この点をさらに掘り下げたい。例えば「頭が良い」、「(自分の)頭で考える」、「頭を使う」と云った表現の「頭」を「脳」に置...

  • "Physical processes of mirror reversal based on the real image of the optical system"の日本語版、その3―先行諸研究における方法論的問題点と本研究の目的

    (前回に引き続き第二章を掲載します。今回は敬体で日本語化してみました。実は日本語化でグーグル翻訳を利用してみたのです。グーグル翻訳の結果はセンテンスごとに違ってちぐはぐでしたが、だいたい敬体で訳されていたのをみて、敬体のほうがわかりやすいような印象を受けたのです。このことは以前から、実は、かつて木田元氏のある哲学本を読んだとき、前書きか後書きかで、ですます調の方がわかりやすいのでですます調で書くこ...

  • "Physical processes of mirror reversal based on the real image of the optical system"の日本語版、その1

    現在プレプリントとしてJxivに投稿済みで、光学系ジャーナルにおいて「Under review」の表記論文(英文)の日本語版を本ブログで公開します。今回はタイトルから序論までです。光学系の実像に基づく鏡映反転の物理過程 要約 鏡像問題は、これまでにそれぞれが最終理論であると主張する様々な理論が提唱されているものの、未だに定説が確立されていない問題となっている。その理由は第一に、この現象が物理的プロセスと知覚...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その3 ―― 脳科学について

    こうしてみると、日本語と英語という、極めて正反対の要素が強い言語でも同様に、人は「頭で物を考える」という直観というか、常識的な感覚というか、そういう意識を持っていることから、これは人間に普遍的な感覚であるように思われる。ドイツ語の辞書で頭に相当するKopfを引いてみたが、ドイツ語でもだいたい似たような意味範囲にある。そこで気になるのが同じ漢字を使っている中国語である。中国語の辞書は持っていないので、イ...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その2

    ―― 前回に続いて ――前回記事の最後で、カッシーラーの哲学で説かれている表情機能を思い起こしたが、今ここでこの哲学議論に深入りする能力も準備もないのでそれはできないが、いずれにしても他人から客観的にみられる場合でも、頭が知能の在り処と言いうか源泉であるような認識は直観的で自然であることに変わりがないといえよう。そこで改めて「頭が良い」という表現から、頭が表すものについてさらに考察を進めてみたい。日本語...

  • 日本語における頭と頭脳と脳、および知能と、英語における対応語に関する一考察 ―― その1

    まず日本語におけるこれらの単語ないし熟語について考察してみたい。日本語の頭(あたま)、頭脳(ずのう)、脳(のう)、および知能(ちのう)、いずれも多様な文脈において多様な意味で使われるが、それぞれが異なった基本的な意味を持ち、カテゴリーも異なるものの、互いに深い関係を持っている。まず、頭が、日本語としてもっとも早くから使われていたことは明らかで、たとえば岩波古語辞典にはこの言葉だけが載せられている。...

  • 鏡像の意味論、番外編その9 ― 光学系における虚像と実像の違いから生じる問題について

    光学システムにおいて虚像は通常、立体的に表現されるのに対して実像は平面的に表現される場合が多い。一つには実像が像平面 ― カメラの場合はフィルム面に相当するが ― 上に形成される平面像と見なされる場合が多いということもあるが、それはつまるところ、光が形成する像は物体の表面しか表さないということに本質的な問題がある。それは人が物体の表面しか見ることができないということでもある。表面しか見ることができないと...

  • 新論文プレプリント、Jxvによる公開のお知らせ

    先般の記事のように英語版「Resolution of Mirror Problem」の日本語版出版の準備を進めていましたが、7月ごろからこの本の基本部分となった元の論文「Concept of the Isotropic Space and Anisotropic Space as principal Methodology to Investigate the Visual Recognition」の内容を補足する新しい論文の必要を感じてそれに取り組んだため、年内にもと考えていた日本語版の出版は一時保留することにしました。新論文は、先の...

  • 『鏡像問題の解決』日本語版への追加記事の一つを公開します

    前回記事 ――「Resolution of Mirror Problem」 日本語版の出版計画 ―― のとおり、日本語版への準備を進めています。この日本語版への追加予定のいくつかの記事の中から下記一編を公開します。質問に答える形式で、簡潔で分かりやすく表現できたように思います。問答形式(Q&A)による説明 主要論文の冒頭で著者は次のように書いています。 「よく知られた『鏡はなぜ左右のみを反転して上下や前後を反転しないのか?』...

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