こちらでは主にBL小説を掲載していきたいと思ってます。BLに理解のない方はご遠慮下さい。*Rが付く場合もありますので、不快な方・年齢が達しない方もご遠慮下さい。...
*こちら←の文字をクリックすると、その記事に飛びます。☆スイートハニー (完結)篠崎環芹沢恭司大人な作家×健気な介護士朝目が覚めたら裸で見知らぬ男の人の家にいた環。二度と会わないと思っていたその相手との再会。ズルズルと続く関係で体に快楽を覚えさせられるのに、最初の一夜以降は一向に最後までしようとしないのはなぜ?1話目はこちら ←クリック☆スイートラブ(完結)橘東吾瀬野和泉幼馴染×幼馴染スイートハニーのスピンオ...
結局カイリは厳しいことを言っていても、根は優しいのだ。「あ、だからみんなからいろんな憶測を呼んでるんだね」「憶測?」「恋人とか、隠し子とか…」海賊船の仲間たちが話していたのを思い出す。半分面白がっているにしても、もう半分は本気でそう思っているようだった。「隠し子ぉ?なんだそれ。そんな話になってんのか?」呆れたようなうんざりしたような表情で頭を抱えるカイリを見て、シンジュは声を出して笑った。そんなシ...
「母親のことは時間はかかったがそのじいさんが探してくれた。その頃にはもう文句を言おうなんて気はなかったが、どんな暮らしをしているのか知りたかった。それで会いに行ったんだ」カイリが向かった先には家族に囲まれ幸せそうに暮らす母親がいた。「新しい家庭を持ったんだな。不幸にしてたら俺が養ってやろうなんて柄にもないことを考えていたんだが、そんな必要はなかった」振り返って見るとカイリは優しく口元を綻ばせていて...
カイリは甲板に座り込み、その膝の上にシンジュを背中から抱くようにして座らせた。「そうだな、何から話そうか」シンジュの髪に鼻先を擦り付けて問うカイリに、擽ったそうに身を捩りながらシンジュは頷く。甘えるような仕草のカイリが可愛いと思う反面、これから始まる話は真剣に聞かなくてはいけないと口元を引き締めた。「俺もな、シンジュと同じ孤児院にいたんだ」「え?そうだったの?」「ああ。15になったら追い出されるだろ...
「ブログリーダー」を活用して、久遠 はなさんをフォローしませんか?