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2011/01/05

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  • 『ブルーバレンタイン』“Blue Valentine”

    結婚後6、7年経ち、倦怠感に満ちたカップル。子供はいてお互い子供の事を愛しているのに、教育方針も違えば、価値観も違う。育児と仕事に疲れぴりぴりしている母親と、マイペースな父親。父親は朝からビールを飲み、ペンキ塗りの仕事をしている。30前後だがもう既に疲れ果てて老けて見える二人。男の頭は禿げかけ、女は形相が怖い。こんな筈ではなかった・・。随時織り込まれる過去の映像に見える出会った頃の二人は初々…

  • 『ふゆの獣』“Love Addiction”

    2011年7月16日:この映画は毎年夏にジャパン・ソサエティーで開催される日本の映画祭『ジャパン・カッツ』で上映された映画のひとつだが、私が映画祭で見た中で、というより最近見た日本映画の中で最も優れていた思う。映画は去年の東京フィルメックス映画祭で最優秀賞を受賞している。 予算が110万円という超低予算映画ゆえ、画像が荒い事もあるが、ストーリは非常に面白く、演技が素晴らしい。英語のタイトルが…

  • 「アレクサンダー・マックイーン展」Alexander McQueen: Savage Beauty

    2011年7月1日:メトロポリタン美術館で開催されている『アレクサンダー・マックイーン』展を観に行く。予想通りものすごい数の人々が並んでいて、会場も混んでいた。今回初めてマックイーンの作品を見て、凄惨な美しさに息を飲むも、これは万人向けの物ではない、と思った。彼の作品は死をテーマにした物が多い。あがめる女性も芯が強く悲劇的な最期を遂げた歴史上の人物(ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネット)…

  • 『ブンミおじさんの森』“Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Life” (2010)

    2011年3月13日:映画は2010年度カンヌ国際映画祭パルムドーム受賞作であり、評価も高かったので期待していた。 最初の10-20分はスローで特に何も起こらず、いずれクライマックスに向けてもっと面白くなるだろうと期待していた。だが、特に盛り上がりもせず最後までつまらなかった。 敢えてクライマックスを挙げればゴリラ人間ーブンミおじさんの以前人間だった息子ーが闇から出てくる所と姫らしき人が突然…

  • 『アーモリー・ショー』The Armory Show 2011

    2011年3月6日:今年のニューヨークのアートの祭典『アーモリー・ショー』は3月3日から6日までハドソン川沿いにあるピア92と94で開催された。最終日に行ったので「モダン」のセクションを見ただけで時間が足りなくなってしまった。メインは「コンテンポラリー」のセクションだったらしいが、「モダン」だけでも十分に楽しめた。 全体の印象として、セックス、美女、ミステリー、死をテーマにした作品は売れるし…

  • 『ブラック・スワン』“Black Swan” (2010)

    2011年2月27日:『ブラック・スワン』をアカデミー賞授賞式の当日に観た。言われている通り、ナタリー・ポートマンは主人公を好演していたし、描かれた世界がどこまで現実的な物かはさておき、映画はバレリーナの世界を、バレリーナとして生きる事の苦しみを垣間見たような気にさせてくた。 繊細で内気なバレリーナが「白鳥の湖」の主役を得るため、ワイルドで険悪な黒鳥の役に望む。役作りにおいて、彼女はライバル…

  • 『オフサイド・ガールズ』“offside” (2006)

    2011年2月26日:映画はイランで行われたワールド・カップ予選試合についてなのだが、試合は殆ど見えない。映画の舞台はスタジアムの裏側で、そこには男装して試合を見ようとしたが警察に捕まった女の子たちが囲われている。スタジアムの中にいる男たちの熱狂的な声援や拍手が聞こえてくるが、見えないので中がどうなってるか想像するしかない。映画を見る側にとってもフラストレーションが溜まる。 イランの女性の権…

  • 『Peace』(2010)

    2011年2月21日:NY在住の想田和弘監督による最新作は岡山に住む人々の日常を描いている。韓国の映画祭から平和についての映画を作るよう依頼されたとき、監督は壮大なことを考えず、日常の細かい部分に注目することにした。そのアイディアは良かった。映画に出てくる人は素朴でチャーミングだ。特に死期が近いものの恐れずに淡々と暮らす橋本さんの姿には感動させられた。橋本さんは戦争経験者なのだが、戦争の話を…

  • “Into Eternity” (2010)

    2011年2月13日:放射性廃棄物を10万年もの間無事に保存できるのか?これはデンマークの映画監督・アーティストであるマイケル・マドセンがドキュメンタリー『INTO ETERNITY』の中で繰り返し問いかける問題である。彼は「どのようにして子孫たちに廃棄物のことを伝えるのか?」「子孫たちへの警告にはどの言語とサインを使ったらいいか?」「もし警告を理解したとしても、忠告を守るだろうか?」などと…

  • “Vidal Sassoon: The Movie” (2011)

    2011年2月12日:初めてヴィダル・サスーンという名を耳にしたのは小学生の時だった。その当時ー80年代半ばから終わりにかけて、ヴィダル・サスーンはアジアにまで市場を広げており、日本はそのターゲットであった。私は学校の帰りか何かにヴィダル・サスーンのシャンプーとリンスのサンプルを貰い、その質感と匂いにときめいた。それが初めての「洋物」シャンプー・リンスであった。 『Vidal Sassoon…

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