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  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 ヒラデルヒヤの教会(2)

    「いわくわれ汝の行為を知る。見よ、我が門を汝の前に開けり。これを閉じることを得る者なし。そはなんじ少しく力ありて、我言を守り、我が名を棄てざればなり」このところからこの教会の実情がわかる。忠実に愛によってことをしていることが知られている。私たちが愛に満たされるならば、不思議にも、人々が集められる。もちろん反対はあるが、あればある程、門が広く開かれる(コリント前一六8)。ある伝道者は、このところは困...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 ヒラデルヒヤの教会(1)

    「ヒラデルヒヤ」とは、兄弟の愛という意味である。この教会は、人の見るところによれば、きわめて微力な教会であったが、主から非常に信任を受けた教会であった。どこに目をつけられたかと言えば、やはりその愛の点であった。主がこの者こそ信任し得る者だと言われるものは、愛のある者である。この教会には、主は「聖きもの、誠なる者云々」といろいろな方面からご自身をあらわしておられる。その第一は、聖者であるキリストであ...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 サルデス教会(4)

    「勝を得るものは、白衣を着られん」今白衣を着て、全き聖潔を受けて愛に歩む者がやがてこの白衣を着せられるのである。この白とは、非常に強い意味の原語で「輝ける目を射る白さ」すなわち変貌山上の主の衣のような白さである。やがて私たちはこのような輝いた衣を着ることができる。しかし、それは現在の衣と大いに関係がある。この世にいる間に白衣を着て神と歩んだ人に限るのである。「我その名を生命の書より消し落さず」こん...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 サルデス教会(3)

    「もし目を醒しおらずば、我盗賊の如く汝に至らん。汝わが何の時なんじに至るかを知らざるなり」これは実に厳かなことである。この警戒に目を醒さずに、ウッカリしていると、思いもよらない時にキリストがこられるのである。そして世が審かれる前に、まず教会がさばかれるのである。このサルデスの教会は、悲しむべきことには、この警戒を受け入れなかったため、今はあと方もないありさまとなっていて、この教会の建っていたところ...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 サルデス教会(2)

    「なんじ目を醒し、ほとんど死なんとする残りのものを堅くせよ」このところにおいて主は警戒しておられる。目を醒せとは、眠っている者が、一寸目を明けるということではない。断えず目を醒していることである。ある人は、自分の一つの経験に満足し、たびたび恵まれたあとに眠る人がある。恵まれるまでは、一生懸命にやるが、恵まれるとヤレヤレという風で、腰をおろして眠ってしまう。それではいけないのである。「ほとんど死なん...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 サルデス教会(1)

    「サルデス」とは「遺残者」という意味である。この教会の中には数人の衣を汚さない者、すなわち遺残者があった。大部分のものは駄目であったが、その中でも少数の人が、聖潔を保っていた。このサルデスの教会は、霊的活力のゆえに有名であったということである。鯛の釣りたてのように、中に生命が満ちていたのを誰もが認めることができたという。すなわち、外部からいえば、活動において有名であったが、しかし、「神の七つの霊を...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 テアテラ教会(3)

    「勝を得て終りに至るまで我が命ぜしことを守る者には我諸邦の民を治むる権威を与えん。彼は鉄のつえをもて諸邦の民をつかさどり、彼らをやきものの器の如く砕かん。我わが父より受けたる権威の如し」この勝利者に与えられるものは、第一は万国民を治める権威である。この世においてはあのローマ法皇が威張り散らしているようには決して威張らないが、かえってあのパウロの言ったように、この世の塵垢のように思われているが、やが...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 テアテラ教会(2)

    「いわく、われ汝のわざと愛と信仰とつとめと忍耐とを知り、また汝が後になししわざは始めのわざよりも多きことを知る」始めより後が盛んである。決して竜頭蛇尾ではない。「しかれども我なんじに責むべきことあり、汝はかの自ら預言者なりと言いて我が僕を教えこれを惑わし姦淫を行わせ偶像にささげし物を食らわしむる女イゼベルをいれおけり。」イゼベルとはかのイスラエルの王アハブの后で、バアルを拝した悪い女イゼベルのこと...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 テアテラ教会(1)

    「テアテラ」という名は女の圧制という意味である。すなわち婦人が威張って男子を圧倒するというのである。テアテラはあのパウロがピリピの河岸において伝道したとき始めて救われた、紫布を商うルデヤという婦人の故郷で(使徒十六14)神の摂理によってこの婦人が最初に救われ、それが原因でその故郷にも教会が出来るようになったが、婦人が最初の土台であったためであろうか。とに角この教会では婦人が権利を張っていたようである...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 ペルガモの教会(3)

    「勝を得る者には、我かくしあるマナを与えん。また白き石の上に新らしき名を記してこれに与えん。これを受くる者のほかにこの名を知るものなし」全く悔い改めて、バラムの分子も、ニコライの分子も全く捨て、全く主イエスに従い、忠信の証し人として終りまで行ったその人には隠されているマナが与えられる。マナはイスラエルの民が曠野を通った時に天から降ってきたもので、そのマナを記念のためにつぼに入れて契約の箱の中に入れ...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 ペルガモの教会(2)

    「されども、我汝に数件の責むべきことあり、汝らのうちバラムの教えを保つ者あり、先にバラム、バラクに教えてつまずく物をイスラエルの民の前に置かしむ、すなわちバラクをして彼らに偶像に献げし物を食らわせ姦淫を行わしめたり」。バラムとは「民を滅ぼす者」という意味である。御承知の通りこれは民数記二二章にある人の名であるが、彼の行いによって多くの民が滅んだ。あの精神が幾千年も働いている。今もなお働いている。彼...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 ペルガモの教会(1)

    「ペルガモ」とは一つは塔という意味があり、もう一つは結婚という意味もある。この二つの意味のある字が出たのは面白い。ここに二つの意味に関することが出て来る。ペルガモは当時なかなか盛んな町であって、一人の王の宮殿があり、また図書館があって二十万巻の書を蔵していた。もう一つそこにエスカラマスととなえられていた有名な大いなる偶像があった。それは蛇の形をしていたものであったそうだが、その偶像のためにその町が...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 スミルナの教会(4)

    「さらば我生命の冠を汝に与えん」前には生命の木があったが、ここでは生命の冠である。すなわちだんだん進んでいる。前のは生命の味、甘さがあったが、これは生命のグローリー(栄光)である。これを得る人は真に死ぬ人スミルナ的信者、没薬的信者――のみである。「我らもし彼と共に死なば、彼と共に生くべし、我らもし忍ばば彼と共に王となるべし(第二テモテ二11、12)とある。主イエスの死んでまた生きる者との意味はここに至っ...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 スミルナの教会(3)

    「汝まさに受けんとする苦をおそるるなかれ、悪魔まさに汝らのうちの或る者を獄に入れて汝らを試みんとす。汝ら十日のあいだ患難を受くべし、汝死に至るまで忠信なれ、さらば我生命の冠を汝に与えん」これは主イエスのお勧めとまた勝利者に対する約束との二つが一つになっている。主イエスはこの教会の前途に横たわっている迫害を知っておられる。今までも迫害はなかったが、まだまだ大なるものが来る。英訳を見ればこれは一つでは...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 スミルナの教会(2)

    第三の点は「いわくわれ汝のわざと患難と貧乏とをしる。貧乏とはいえど汝は富めり、我またかの自らユダヤ人なりといいて実はしからざるサタンの会の者のけがしの言を知れり」、これが主に知られたスミルナの教会の有様であった。この教会は賞められることのみで責められる所がない。没薬的信者すなわち自己が全く聖別されて自分の為ではなく、唯主の為にだけ生活する者はこういう風である。神の御目はいろいろの欠点のある者をおお...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 スミルナの教会(1)

    「スミルナ」とは没薬という意味の字である。薬とは芳い香であるが、味の苦いもので、死人に塗る香料であり、また香油であり、また香油を作る一つの材料である。すなわち芳香、苦み、死ということを意味している。スミルナの教会はこの没薬的であった。もともと主イエスがこういう没薬的の御方であったのである。東方の博士が没薬を持って来て主を拝んだが、それは主イエスの贖の死を表わしたもので、すなわち彼等は主を贖主、救主...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 エペソの教会(6)

    次に「耳ある者は御霊の諸教会にいう所を聞くべし」何だか意地の悪いことをおっしゃられる。耳があるか、あれば聞け、福音書にもこれに似たこと言っておるが、耳があってきこえるなら御霊が諸教会、すなわちお互いに対して告げておられる声を聞け、これは主の命令である。「勝を得る者には我神の楽園にある生命の木の実を食らうことを許さん」おお勝を得る者を主は待っておられる。この世の生涯において、敗軍の将でなくて勝利者と...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 エペソの教会(5)

    その次は警戒である。「然ずして汝もし悔い改めずば、我なんじに到り汝の燈台をそのところより取り除かん」。もし、悔い改めよとの御声を聞きながら、なお悔い改めないなら、主イエスは速かにおいでになる。教会の審判主としてお出になる。これは、世の審判とは違う。世の審判ならば、罪人の魂を滅亡に投げ込まれるけれども、これは教会に対する審判である。神は光である、また神は愛である、それであるから光は愛であると言うこと...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 エペソの教会(4)

    「なんじいずこより堕しかを憶い悔い改めて初めのわざを行え」これが主の愛より出たところのお勧めである。何処から落ちたか、胸に手を置き、目をふさいで考えてみなさい。只事ではない、理由もなくブラブラ落ちるものではない。何か訳がある。何処からか考えてみなさい。私は恥ずかしいことであるが、落ちた経験がある。潔められない前は、落ちる所まで上っておらず、純粋の、心一筋に主に向かう愛がなかったが、憐みによって、ア...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 エペソの教会(3)

    次に主に知られている教会の真相である。「いわくわれ汝の行為と労苦と忍耐と汝が悪人を容る能ざると汝がさきにかの自ら使徒なりと称て実は使徒に非ざる者を試みて其妄言を見あらわしし事と汝が忍耐する事と我名のために患難を忍びて倦ざりし事とを知る」―これは賞められる点である。エペソの教会は実に立派なものであった。なにしろヨハネが監督であったことがあり、またテモテもそこで監督をしていたことがあったところで、立派...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 エペソの教会(2)

    第一に「右の手に七の星を執り、また七の金の燈台の間を歩む者」と御自身はおっしゃられる。全世界の全ての使者を右の手に持ち、そしてその中を歩まれる主である。これらの教会は実際腐敗を極めた教会で、これでも教会かと思われる教会であったが、その中にも主は歩んでおられるのである。今もこのような教会がある。けれども主はこのような教会の中にもおられる。昨日も今日も永遠までも変り給わぬ主イエス、かのガリラヤの湖辺を...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 エペソの教会(1)

    エペソはアジアの光とも言われていた大きな都で、全ての中心点であった。その教会はなかなか盛んで、都にふさわしい大いなる教会であった。エルサレムが滅亡して以来、教会政治の中心はこのエペソにあったので、初代においては重きを置かれた教会である。「エペソ」という意味は「弛み(ラキセーション)」ということである。「使者に書おくるべし」― 一章にこの使者のことを星といっている(一20参照)。この書は伝道者、牧師ある...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 緒言

    黙示録二、三両章に、七つの教会について記されている。当時、北アジアにこれらの七つの教会があったのであるが、これらの教会は、また全世界の型である。またある人は、これは教会歴史の各時代に相当するといっている。すなわち、 エペソの教会=準使徒時代の教会。 スミルナの教会=それに次ぐ迫害時代の教会。 ペルガモの教会=コンスタンティヌス帝以来キリスト教会は世と接吻した時代の教会。 テアテラの教会=ローマカト...

  • 「ヨハネ黙示録略解(七つの教会)」 目次

    ヨハネ黙示録略解七つの教会笹尾鉄三郎目次緒言エペソの教会(二章一~七節)スミルナの教会(二章八~十一節)ペルガモの教会(二章十二~十七節)テアテラ教会(二章十八~二十九節)サルデス教会(三章一~六節)ヒラデルヒヤの教会(三章七~十三節)ラオデキヤの教会(三章十四~二十二節)オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

  • 真理の英雄

    勝利者誌 一九一四年 第六巻 十二月号 掲載人が戦いの中で恐れ、敵を恐れ、剣や銃剣を見ることを恐れ、銃に立ち向かうことを恐れるように、真理を調査することを恐れる人がいる。彼らは発見するものに恐怖を感じるのだ。戦いの英雄がいるように、真理の英雄もいる。エバン・ロバーツオリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

  • 聖潔の秘訣

    著者についてのWikipedia(英語版)からの引用。聖潔の秘訣を尋ねられ、彼はこう答えた。 「神のみこころに留まり、神に従い、日々神を求め、神の門で待ちなさい。聖書を定期的に読みなさい。決して密かな祈りを怠ってはなりません。自分に与えられた恵みを証しし続けなさい。人を助けなさい。」オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

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