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  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (7)

    永遠の御旨 この五つの節を黙示録二二章から取り出して、それを黙示録全体の冒頭に置くなら、この書に対する鍵が手に入ります。今、そうしてはどうでしょうか。この五つの節から成る小さな区分を取って黙示録の冒頭に置くなら、あなたはこの書全体に対する鍵を手に入れることになります。私は、いつこれが起こり、いつあれが起こるのか、あれやこれをどう配置すればいいのかに関する、預言の学徒たちの質問にすべて答えられるよう...

  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (6)

    その僕たちは仕え、支配する ここにもう一つの句があります――「彼の僕たちは彼に仕える。そして彼らは彼の御顔を見る。また彼の御名が彼らの額にある。(中略)そして彼らは永遠にわたって支配する」。永遠にわたって支配するのです!私はこの意味に関する知的絵図を描きたいとは思いません。私は堅く確信していますが、それが文字どおりのものなのかどうかに、私たちはあまり関心はありません。私たちの心はパウロのささやかな句...

  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (5)

    命の木 「その川のこちら側にも向こう側にも命の木があって、十二の実を結び、その実は毎月みのり、その木の葉は諸国民のいやしのためにある」。これについて述べる必要があるのはただ、それは呪いを征服するということだけです。「もはや呪いはない」――文字どおりには「もはや呪われたものはない」です。創世記から始めて被造物の歴史全体を振り返って見さえすればいいでしょう。命の木からその葉や実が取られたことは一度もなく...

  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (4)

    御座から流れる命の水の川 「御使いは、水晶のように輝く命の水の川を私に見せた」。この象徴は明確に次のことを私たちに告げます。すなわち、神が御旨を達成される時、そして神が意図されたとおりに事が運ぶ時、その支配的特徴は朽ちることのない命なのです。神の宇宙全体にわたって、命、水晶のように透明な朽ちることのない命が、その特徴となります。これもまた永遠の御旨です。これが創造のときに神が宇宙に対して御心に抱い...

  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (3)

    贖い主である小羊の御座 さて、その特別な意味を知りたいことでしょう。この章の前の方に「あなたはふさわしい」とあります。なぜでしょう?「あなたはほふられて、勝利し、あなたの血によって贖われました」。神と小羊の御座です!神は創造され、小羊は贖われました。神は小羊の血のゆえにご自身の地位と権利を獲得されました。これが数語で述べた物語の全容です。神の御座と小羊の御座!ですからこれは、小羊の血による永遠から...

  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (2)

    創造者である神の御座 ここにいくつかの文章、いくつかの明確な句があります。「神と小羊の御座」です。これは、一言で言うと、ご自身の宇宙における神の完全かつ決定的な誉れある地位です。これが永遠の御旨です。これは、神は至高・全能の神になられるということではありません。神はこれまでずっとそうでした。なにものもこれを変えられません。歴史はこれになんの影響も及ぼしません。しかし今や、当初の御旨どおりになります...

  • 「神と小羊の御座」第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト (1)

    「主なる神は言われる、『わたしはアルファでありオメガである。今おり、昔おり、やがて来ようとしている者、全能者である』(中略)私は彼を見た時、彼の足もとに倒れて死んだようになった。すると、彼は右手を私の上に置いて言われた、『恐れるな。わたしは最初の者、また最後の者、また生きている者である。わたしは死んだが、見よ、永遠にわたって生きている』」(黙示録一・八、十七~十八)。「最初の者また最後の者、死んだ...

  • 「神と小羊の御座」目次

    神と小羊の御座T. オースチン-スパークス目次第一章 最初の者であり最後の者であるイエス・キリスト第二章 神の七つの霊第三章 王国と小羊第四章 教会と小羊第五章 小羊の七つの目と七つの角オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (11) 完

    ピリピ書――十字架と聖徒たちの交わり ピリピ書:――そうです、今や私たちは教会の中にあります。ローマ書やコリント書のようにもはやたんなる個々の個人的問題ではありません。今や集団的問題です。あなたが教会の中に入る時、交わりの問題が生じます。間もなく、クリスチャンたちの間に交わりの問題が生じます。ユウオデヤとスントケの間に目的の不一致が生じます。どうやって交わりを顧みて、同じ会衆のクリスチャンたちの間の不...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (10)

    ガラテヤ書――十字架と霊的豊かさ 思い出していただきたいのですが、これらの手紙を読み進んで行くと、次にガラテヤ書に、それからエペソ書、ピリピ書、コロサイ書に至りますが、そこであなたは十字架を物事の様々な面に関して取り上げて、物事を正し、あるべき領域の中に入れることになります。あなたは常に前進することになります。第一に立場が対処され、次に歩みが、その後で務めが対処されます。その後、ガラテヤ書に来ると、...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (9)

    「キリストの愛がわたしたちを縛っています。なぜなら私たちはこう判断するからです。一人の方がすべての人のために死なれたからには、すべての人が死んだのです。そして、彼がすべてのために死なれたのは、生きている者が、もはや自分自身にではなく、彼らのために死んで復活させられた方に生きるためです。ですから私たちは、今から後、だれをも肉にしたがって知ろうとはしません。たとえキリストを肉にしたがって知っていたと...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (8)

    二コリント――十字架と務め コリント人への第二の手紙に移ることにします。この第二の手紙で私たちは新しい局面を迎えます。この手紙を読み始めると、私たちはまだ第一の手紙から抜け出したわけではなく、むしろ第一の手紙から生じた苦悩、苦しみ、悲しみ、痛みの中にあることがすぐにわかります。敬虔な慰めを私たちにもたらす敬虔な悲しみのゆえに、神に感謝します。十字架が歩みを対処し、振る舞いを対処し、肉性を対処する時、...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (7)

    この問題はどのような方法で対処されるのでしょう。そう、まさに同じ手段によってです。十字架が導入されます。この手紙の基礎となる大きな基調は、「イエス・キリスト、十字架につけられた方」です。十字架につけられたキリスト、これがこの状況を対処するための基調であり、基礎であり、手段です。これは常に同じです。信者たちは依然としてこうしたことをしでかす可能性があります。しかし、真に十字架を理解するとき、たとえ...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (6)

    一コリント――十字架とクリスチャンの歩み コリント人への第一の手紙に移って、別の文脈における十字架を見ることにします。しかし、もう一度序文に注目してください。 「神のみこころを通して召されたキリスト・イエスの使徒パウロ(中略)コリントに在る神の教会へ、すなわち、キリスト・イエスの中で聖別され、召された聖徒たち、それと共に、私たちの主イエス・キリストの御名を至る所で呼び求めているすべての人へ。彼は彼ら...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (5)

    さて、ここできわめて馴染み深い御言葉が思い出されます。というのは、十字架がここで導入されているのは、いま私たちを確立するためだからです。私たちが神の子供になるためではなく、神の子供として十字架によって確立されるためなのです。十字架によってでなければ決して神の子供になれないことは承知していますが、それはここでの論点ではありません。このローマ人への手紙は、未信者に宛てて彼らを救うために送られたのでは...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (4)

    さて、私たちの見るところ状況はこのとおりだから、神はそれを容認される、と言うつもりはありません。神はこの状況を取り扱うためのある手段を用意されました。しかし、もしあなたや私が神の手段を用いないなら、私たちがどれほど真に主のものだったとしても、私たちはこのひどくぐらついた人生を送ることになるでしょう。決して真っすぐ進めないでしょうし、いつまでたっても決して堅固で頼りになる人にはなれないでしょう。で...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (3)

    ローマ書――十字架とクリスチャンの立場 聖霊の主権的御手の下で配置された手紙の順序は、霊的な年代順です。まずはローマ書から始まります。その冒頭にこう記されています―― 「イエス・キリストの僕、召された使徒、神の福音へと選び分けられたパウロ。この福音は、神が彼の預言者たちを通して、聖書の中であらかじめ約束されたものであって、御子に関するものです。この方は、肉によればダビデの子孫より生まれ、聖別の霊によれ...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (2)

    (b)警告の言葉 二番目に出くわすのは、霊的に成長して霊的完成という目標に至ることに関する、警告・戒め・勧めの言葉です。警告の中にはとても恐ろしい警告もあります。それらの警告を見ていくつもりはありません。しかし、荒野で滅んだイスラエルといった警告が、二つの手紙の別の場面で使われていることを、あなたは思い出すでしょう。あの素晴らしい使徒時代のクリスチャンたちが警告を受ける必要があったのです。しかも、...

  • 「御座の中央の小羊」第八章 書簡における十字架 (1)

    朗読: 黙示録五章、七章。 この黙想では、新約聖書の様々な文脈における十字架について見ていくことにします。 使徒時代のクリスチャンについて知ることのできるすべての資料、すなわち、新約聖書の数々の手紙を取り上げると、主に三つのことに出くわすように思われます。使徒時代後期に関して見られる三つの点(a)驚くべき特徴 最初に出くわすのは――これはかなり驚くべきことですが――ほぼ至る所に霊的失敗が見られることで...

  • 「御座の中央の小羊」第七章 十字架の主観的働き (8)

    さて、十字架の主観的適用、力としての十字架、道具としての十字架、私たちの経験の中に働くものとしての十字架について、これまで述べてきましたが、私はあなたたちに思い出させなければなりません。これは私たちが受け入れられているかどうかや、私たちの立場や地位とは何の関係もありません。それは、私たちがキリストを受け入れる時、信仰に対して保証されます。これは私たちにおける神の御旨の働きにほかなりません。しかし...

  • 「御座の中央の小羊」第七章 十字架の主観的働き (7)

    聖霊は新しい機能を与えてくださる しかし、この命、この命の御霊は、聖霊によって私たちの霊の中に新しい霊的能力、新しい霊的機能が与えられたことを意味します。天然の状態では能力がなくて無理でしたが、今では神の霊の事柄を知ることができます。神の霊の事柄を受けることができます。閉ざされていた領域の中を、聡く賢明に進むことができます。この違いは実に巨大です。しかしこれは――言わば――かなり微妙な違いです。説明し...

  • 「御座の中央の小羊」第七章 十字架の主観的働き (6)

    新創造の性質――聖霊と新生した人の霊との結合 十字架の積極的な面は、再生されたもの、すなわち信者の新生した霊の中に聖霊が入って来られることです。神の霊の人の霊との結合によって、これまで被造物の中にはなかったような新しいタイプの存在が生じます。ああ、確かに、旧約聖書でも、聖霊が人の上に臨んで内側で働かれましたが、神の霊の人の霊との結合はそれまで一度もありませんでした。これこそアダムが得そこなったもので...

  • 「御座の中央の小羊」第七章 十字架の主観的働き (5)

    十字架と御霊 一つの例として使徒行伝十九・一~五を取り上げましょう。パウロは、ある地域を通過してエペソに来ましたが、そこである弟子たちを見つけて、「あなたたちは信じた時に聖霊を受けましたか?」と彼らに尋ねました。ある異常のゆえに、異常な又は正常でない事態のゆえに、奇妙な事態のゆえに、彼は明らかに困惑していました。ここに、自分はクリスチャンであり主イエスの弟子であると自称している人々がいました。しか...

  • 「御座の中央の小羊」第七章 十字架の主観的働き (4)

    (b)積極的な面 神の十字架の積極的な面とは何でしょう?それは、十字架が、神聖な事柄のための適性・能力・才能をすべて備えた有能な人のために、場所を設けることです。まさにこのとき、聖霊の意義と真価がすべて入ってきます。十字架が現実とならないかぎり、私たちは決して聖霊を知ることはできません。型においてであれ、本体においてであれ、屠られないかぎり、油塗りには至れません。ですから、パウロはコリント人たちに...

  • 「御座の中央の小羊」第七章 十字架の主観的働き (3)

    これは消極的な面です。もちろん、その内容は無数にあります。しかし、これは万事につけ次のことを意味します。すなわち、あなたと私に偏見や先入観はないということ、どんな点についても最終的立場に至っていないということです。それは、ある事柄について、私たちは依然として自分の立場をすっかり変えなければならないかもしれないことを意味します。確信しきっている事柄でも、依然として放棄しなければなりません。私たちは...

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