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  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第六章 シオンの論争 (6)

    諸国民 これについてはすでに一般論を述べましたが、もっと詳しく見ることにします。というのは、私は御言葉に従っているからです。御言葉の章節をすべて引用するつもりはありませんが、私は御言葉から逸脱していません。国内・国際情勢における動乱・激変・紛争・不安・失敗は、すべてこのシオンの証しと関係しています。これは途方もないことを表しています。 これらはみな、言い換えると、神のキリストの嗣業と関係しています...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第六章 シオンの論争 (5)

    シオンは何を象徴するのか? この大会で何度も述べてきましたが、再び述べることにしましょう。シオン(地上のシオン、文字通りのシオン、物質的シオン、一時的なシオン)は、結局のところ、結局のところ、せいぜい象徴であり、霊的な事柄を表すものにすぎません。こうした霊的な事柄を物質的な事柄の中に察知することができます。なぜなら、神の物質的事柄は、神の霊的事柄の要素を常に内包しているからです。ですから、シオンが...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第六章 シオンの論争 (4)

    時のしるし 私は預言に取りかかるつもりはありません。ですが、エルサレム、地上のエルサレムは常に時のしるしだったこと、そして依然としてそうであることは、はっきりと理解されていると思います。私たちは、「エルサレムを見なさい、そうすれば一日の何時かわかります。エルサレムを見なさい、そうすれば自分が経綸のどこにいるのかがわかります」と、ほとんど当たり前のように言うようになりました。時のしるしです。なぜでし...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第六章 シオンの論争 (3)

    これらのことが真実であり(歴史にもそう刻まれています)地上・現世のエルサレムと神の民に関して真実である以上、これはなおさら次のもの――結局のところ、地上のものはその絵図にすぎません――に関しても真実です。すなわち、パウロが「上なるエルサレム」と称しているもの、そして、へブル人への手紙のこの著者――それが誰であれ――が「あなたたちはシオンに来ているのです」と述べた時に言及したものに関しても事実なのです。こ...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第六章 シオンの論争 (2)

    シオンの論争 御言葉からご存じのように、シオンとエルサレムは同義語であることがしばしばです。違いがあるとしたら、それはまさにこういうことです。すなわち、エルサレムが表現・包含すべきあらゆるものの内在的意義を、シオンは意味するのです。私たちはこの違いを理解して、心に留めておかなければなりません。なぜなら、シオンに来る特、私たちは高嶺に来ているからです。その高嶺とは、エルサレムが象徴するあらゆるものの...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第六章 シオンの論争 (1)

    この大会の時、へブル人への手紙一二章二二節の「あなたたちはシオンに来ているのです」というささやかな句の今日的意義に集中してきました。 聖書の他の一つか二つの節を見ていただきたいと思います。一つ目は、イザヤの預言の三四章八節です。「それはエホバの報復の日、シオンの論争のために報いる年だからである」。三一章四節「主が私にこう語られたからである、『獅子、あるいは若獅子が、獲物に向かってほえる時、多くの...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (12)

    最後の言葉、「主が諸々の民を記録される時、『この者はそこで生まれた』と数えられる。セラ……」について考えてみてください。これについて考えてみてください!「歌う者も踊る者も共に言う、『私の泉はすべて、あなたの中にある』」。シオンの市民には利用できる諸々の資源があります。それらについて他の人々はなにも知りません。シオンの市民には、自分たちを支えてくれる目に見えない諸々の手段があります。自分たちを支えて...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (11)

    シオンの展望 すでに述べたように、シオンはたんなる場所や物ではなく、人々、神の御子との合一の中にある人々です。シオンの展望、この民の展望はいかなるものでしょう?ああ、来るべき代々の時代における教会について述べられていることを、もう一度よく考えてみてください。来るべき代々の時代における教会、何という所でしょう!何という使命でしょう!代々の時代に至るのです。また、その最後を飾る言葉として、「今……今、教...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (10)

    彼はシオンの石や城壁を喜ばれます。確かに、彼はシオンを尊いもの、ご自身にとって尊いものと呼ばれます。「信じるあなたたちには尊いものです」。これは神にとってのシオンの尊さです。このように述べてもらうのは栄光ある事ではないでしょうか?親愛なる友よ、あなたたちはシオンに来ているのです。ここに、御父をまったく決定的かつ徹底的に喜ばせた主イエスがおられます。彼の人生のゆえに、彼の御業のゆえに、御父は大いに...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (9)

    パウロはシオンの偉大な市民でした。彼は自分の先天的な相続財産をすべて見ました。彼の出自、彼の出自は、そうです、実にイスラエル人であり、へブル人の中のへブル人であり、ベニヤミン族の者であり、パリサイ人の中のパリサイ人……云々でした。彼はそれをみな正面から真剣に眺めて、他の人々がそれをどう思っているのか、また、自分自身どのようにそれをすべてとしていたのかを考えます。それは彼の命であり、彼の栄光であり、...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (8)

    モーセはシオンの真の霊的市民でした。決して文字通り、文字通り、シオンに行ったことはありませんでしたが、彼は霊的にシオンの真の市民でした。彼は四十年間、エジプトを重んじ、エジプトをまとめあげ、エジプトの手段を用いました。四十年間、彼はエジプトの手段を用い、その後、慎重に計算してある結論に至りました。すなわち、こういったものをすべて持つよりは、キリストのそしりを受けた方がいい、という結論です。注意し...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (7)

    この対比:シオン エジプト云々といったこの様々なものが何を物語っているのか、長々と述べる必要はないと思います。ご存じのように、エジプトはこの世の勢力を象徴します。バビロンはこの世の驕りです。ペリシテはこの世の僭越さです。ツロはこの世の商業的栄華です。エチオピヤはこの世の人心の暗愚さです。これと反対のもの、対照的なもの、天の観点から見て価値あるものがシオンです。 詩篇作者が言うには、ここにはエジプト...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (6)

    さて、あなたは荒野にいるでしょうか、それとも門にいるでしょうか?依然として外をさまよっていて、訓練と逆境によってゆっくりと学んでいる民でしょうか、それとも、門の所で責任を担っている人でしょうか? 聖書を知っている人々は、もちろん、そうでない人々よりも、門と門での協議というこの問題に関してよくわかっていす。しかし、私は他の人々のためにそれについてヒントを与えましょう。聖書では、門という概念は次のこ...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (5)

    「ヤコブの諸々の天幕」――「シオンの諸々の門」。これがこの対比、最初の対比のもう一つの面です。これは今しがた述べたことの続きにほかなりません。というのは、これらの対句は同行するからです。互いに互いの一部なのです。ヤコブの諸々の住まい・天幕とシオンの諸々の門。 この二番目の対句、諸々の天幕と諸々の門は、何を表しているのでしょう?これを認めてもらえるなら、これらは二つの異なる絵図であることがわかります...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (4)

    神のあわれみに対する十分な応答 これはさらにまさっています。シオンによって表されているものの中に入る時、神のあわれみに応答するもの、そのあわれみは無駄ではなかったと証言するものを見いだします。なんなら、言葉を「あわれみ」から「恵み」に変えてもかまいません。神の恵みは無駄ではありませんでした。神はひたすらあわれみ深くあり続ける必要はありませんでした……始終あわれむ必要はありませんでした。そうです、彼の...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (3)

    神の素朴で純粋なあわれみ 私たちがヤコブという言葉に出くわす時はいつでも、それが当人のことであれ、あるいは、その名で通っている人々のことであれ、常に、必ず、神のあわれみが必要なものを前にします。 「押しのける者」を意味する「ヤコブ」という名前自体、神のあわれみがなければ、何の希望もありませんし、何の立場もありません。それでも、神のあわれみがヤコブに関して何と大いに表されることでしょう!預言書の中に...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (2)

    さて、以上がささやかな序論です。この詩篇八七篇についての黙想にふさわしい背景・序論です。それを今日に適用すると、それはこれについて示しており、シオンとシオンの民について述べています。そして、新約聖書のこの個所では、「あなたたちはそれに来ているのです」と述べています。これは遠い昔、遥か彼方の、旧約聖書の中の事柄ではありません……今あなたのためにここにあるものです。それは現存しており、あなたはそれを知...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第五章 シオンの子ら (1)

    今しがた歌った詩歌のもとになっている、神の御言葉の例の箇所を読むことにします。それは詩篇八七篇です。 「彼の土台は聖なる山々にある。主はヤコブのすべての住まいにまさって、シオンの諸々の門を愛される。ああ、神の都よ、栄光ある事があなたについて語られる。私はエジプトとバビロンを私を知る者として挙げる。見よ、ペリシテとツロをエチオピヤと共に。『この者はそこで生まれた』と言われる。実に、シオンについては...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (12)

    何らかの方法で次のことが起きるでしょう。すなわち、もし私たちが神と共なる生活を送っておらず、主を知らないなら、状況がいかなるものであれ、それは私たちを救わないし、私たちの助けにもならないし、十分ではない、ということです。私たちは圧迫されてこうなるでしょう。すなわち、主を知る霊的な男女になるでしょう。これがその結果です。神はそれを得るためになんでも覆されるでしょう。その伝統がどれほど長いのか、神が...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (11)

    さて、再び言わせてください。神が主権的に用いてこられたもの――用いておられるもの――を一瞬たりとも過小評価してはなりません。しかし、私たちは知っています!今、今日、私たちは自分の人生をまだ終えておらず、うまくやっているかもしれませんが、これまで生きてきて目にしているのは、もはやそれをこのような方法ですることはできない、ということです。今日、宣教士たちに中国に行くようお願いして何の役に立つでしょう?そ...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (10)

    「あなたたちはシオンに来ているのです(中略)見よ、私はシオンに隅のかしら石を据える」。隅のかしら石とは、もちろん、建築的には、すべての起点・終点を意味します。それはこれから起こり、これから上に向かって進みます。そして、それはみな遡って建造物全体と関係しています。隅のかしら石、隅のかしら石は、すべてが、すべてがそれと関係していることを意味します。「私はシオンにこれを据える、試金石となる何かを据える...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (9)

    御子の霊的度量 これが実際のところ、このペテロの言葉の内在的意味です。「私はシオンに、シオンに隅のかしら石を据える(中略)ですから、みなこの基準を満たしなさい」。信じるあなたには尊いのですが、信じない者にはどうでしょうか?なんとまあ、何という恐ろしい効力が、定規としての、霊性の定規――キリストの度量――としてのこの隅の石にあるのでしょう。真の霊性を生み出さないなにものにも神は興味を持たれないことがわか...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (8)

    ここで挿話として、最近読んだ話を紹介しようかと思います……それはある少女の夢の話でした。彼女は「自分は夢を見た」と言いました。そして、その夢の中で彼女は輝かしい天使が座っているのを見ました……その天使は彼女の家があった村の草地に座っていました。そして天使の手には大きな物差しがあって、その物差しを天使は手にもって自分の横に立てていました。彼女がその物差しを見ると、「キリスト、キリスト」と記されているの...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (7)

    さて、この手紙に注目してください。ああ、イスラエルと未来の出来事に関して、多くのことが前もって告げられていましたし、前もって知らされていました。主イエスは、比喩的な方法で、いちじくの木について述べ、それに対して行動されました。根元から萎れたこのいちじくの木は、イスラエルが脇にやられることの象徴でした。ああ、この問題に関する預言をすべて調べるつもりはありませんが、これがそこにありました。しかし、こ...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (6)

    過ぎ去ろうとしていたあの組織、へブル人への手紙が書かれた時に差し迫っていたあの経綸の転機、あの組織はもはや時間の問題でした。私たちが過去や未来のイスラエルについてどれほど多く述べたとしても、それは一時的なものにすぎません。イスラエルに未来があったとしても(これに異議を唱える人もいますが、大部分の人はそう信じています。これについては論じないことにします)、それは一時にすぎません。それはみな永遠の時...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (5)

    神が用いてこられた諸々の道具を私がとても重んじていることがわかるでしょう。このように述べる時、神が主権的に用いられた諸々の道具を私が蔑んだり過小評価している、とは一瞬たりとも思わないでください。なぜなら、神は宣教団、宣教組織、そういった多くのものを用いてこられたからです。彼はそれらを用いて祝福してこられました。そして、それらは、それらの多くは、神に満ちていました。しかし、しかし……時がたつにつれて...

  • 「あなたたちはシオンに来ているのです」 第四章 神の標準 (4)

    へブル人への手紙では、この判決の執行、この決定の遂行を予期しています。それが六九年に書かれたのだとすると、そのたった一年後に、震われうるものについてここに記されているすべてのものが震われることになり、しかも、震われるどころではなかったのです。地に打ち倒されたのです。次に、これがなされたのは、震われえないものが残るためだった、とそれは私たちに告げます。この手紙全体は、ご覧のように、次のことと関係し...

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