終末期とは思いたく無いけれど。

日々の忙しさにかまけて放置していた、このblog。今になって書き始めるやるせなさ。オカンは今も尚ガンと闘い続けていますが、もういつその時が来てもおかしくない時期に差し掛かっている事をついに担当医に告げられました。命の限られているオカンへの危機感に欠けていた自分。距離の遠さから連絡する頻度もつい少なくなってしまったり、この日常に慣れてしまったり、もっとこうしておけば良かったと後悔でいっぱいです。髪が抜けた2015年で止まっていましたが、その後髪はすっかり生え変わり、元来剛毛くせ毛だったのがしなやかなサラ毛に生え変わるという奇跡。むしろ抜けて良かったね、と言ったぐらい。それからも抗がん剤治療は続き、今年の2月頃。これまで効いていた抗がん剤が効かなくなり、種類を変えてみるも3回目ぐらいでアレルギー反応。加えて、肝臓の...終末期とは思いたく無いけれど。

髪。

予定通り22日に3回目が行われました。投与中の約2日間は、パックをぶらさげてる体の違和感から気分が上がらないみたいですが、副作用も軽く済んでいるので、外してからは日常生活に支障なく過ごしてます。◆◆◆ところで。2年前に終えた前回の抗ガン剤治療では、見た目に副作用の影響はほとんど出ませんでした。強いて言うなら、黄疸が出た肌色になってたぐらいでしょうか。顔だけでなく、手、脚も黄色み帯びた感じの。でも、化粧してしまったり、オカン単体で見てたら気にならない程度でした。今回の治療では髪が抜けるかもしれないと言われていて、女子力低めなオカンもさすがにブルーなってました。第1回目の治療後10日ぐらい経った頃、えり足の毛が抜け始めたとの連絡。それ以来、手ぐし、シャンプー、ドライヤー、まさにドラマの描写みたく抜け。そこから約2週...髪。

再発。

2年前の今ごろの日付で書きかけの記事を残したまま、手をつける間もなく今に至り。再び書くことにします。ひとまず。オカンは、元気です。2年前の11月ごろ、切除した肝臓への負担を考慮して抗がん剤治療を終了。その後これまでの2年。わたし含め身内は、オカンがガンであることさえ忘れてしまうほどにオカンは元気に過ごしてました。今春に入っての定期検査あたりから、腫瘍マーカーの数値が少しづつ高くなってました。夏が過ぎても数値が上がり続け、10月末のCT結果で左脚つけ根の腹膜に影が見つかり、2度目の再発。今回はイリノテカンという抗がん剤を投与。それにあたっての遺伝子検査でわかったのは、イリノテカンを分解する力がどうやら弱いらしいということ。ということで、通常量の8割で投与する方向に。左胸から投与する為のポート手術を行う為、11/1...再発。

これまでの記録。

バタバタの日々でなかなかこっちに手が回らず気付けば放置してましたが、オカンは元気にやってます。まず、前回書いたエルプラットをやめるかどうかのその後ですが、結論から言うとやめることになり、現在ゼローダ＋アバスチンで行ってます。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋6クール目が始まる5/16。血液検査で肝機能の値が高く延期。食生活・嗜好などが特に乱れているわけでないし、恐らくゼローダの副作用ではないかということ。今後は量を調節しながら飲むことになりました。1週間後の5/23も値が変わらず延期。次の週も変わらなかった為、念のため石があるかどうかを確認するということで翌日エコー検査。その翌日。結果では特に原因になるようなものは見つからず血液検査を再度することに。週明けの6/6の診察、前回の血液検査で甲状腺の数値が上がってることが...これまでの記録。

エルプラットをやめるか否か。

前回の話ですが。blogで愚痴を書くなんて…と思いながらも書いてしまいました。友達に話した所でわかってもらえる人もいないし、やり場のない想いをぶちまけた感じです。醜態晒しました。。。ところで、オカンはXELOX療法(エルプラット＋ゼローダ＋アバスチン)をしているのですが、7クール目からエルプラットをやめるかどうかって話を担当医から持ち出されました。その理由としては、エルプラットを回を重ねて使用し続けることによって更に強い副作用を引き起こすからという事で。癌をやっつけるという作用ではゼローダもそうなので、エルプラットをやめてしまっても一応大丈夫なのだとは思うけど、ホントにやめてしまってもいいのかどうかがわからないだけに悩ましいです。仮に一度やめたとして、再使用した場合の効き方は継続時と変わらないのかってのも疑問で...エルプラットをやめるか否か。

悩み、というか愚痴ですが。。。

気がつけば2ヶ月ぶりの更新です。前回の日記後、私が1ヶ月ほど入院することになってしまいました。今月に入って2人目を出産しましたが、久しぶりの赤ちゃん育児にバタバタとしてしまって今に至り。また放置してしまうかもしれませんが、ご了承願います。。。今日で、オカンの抗がん剤治療は5クール目に入りました。先週の金曜に3ヶ月ぶりのCT検査をして今朝結果がわかったのですが、喜ばしい事にオカンの腹膜播種がほとんど消えてるそうです。この2，3日、肝臓のあたりが痛むと言ってたのが気がかりだったけど、それは何ともなかったようで。とは言っても、通院するがんセンターでオカンが知り合った人の中に、いったん全て消えたけど再発したっていう人もいるので、まだまだ安心できないではいます。このまま全て消えて再発しないでほしい、そう願うばかりです。と...悩み、というか愚痴ですが。。。

副作用・食事療法。

ここのとこゆっくりPCを触る時間がなく、すっかり放置してしまってました。話は先月に遡りますが、オカンは1/19に退院。現在、2クール目に入ってます。化学療法を始めた3日目。副作用が少し出始めたようで、冷たい水とかに触れると手がピリピリしたり、口の中でも同じような症状が起きると言ってました。その翌日には軽い胃のムカつきも出始め。少しのムカムカでもすぐに吐き気止めを飲むように担当医から言われて薬は飲んでるから食事は摂れてるし、心配するようなものじゃないから、と。何かひどく症状が出たら教えてと伝えてたけど、その後特に連絡もなく、退院の連絡だけ入り。妹から別件で連絡があったのでついでにオカンの様子を聞いたけど、エルプラットが抜けてきたみたいやから特にーって感じで元気にしてるらしく。1クール目では、それほどヒドイ副作用は...副作用・食事療法。

お涙頂戴モノ。

身近な存在のオカンが癌になった事でますます見たくなくなった、ガン闘病系のお涙頂戴モノの映画やドラマ。ガン闘病系に関わらず、元々お涙頂戴モノは好きじゃないので見る事はなかったけど、この土曜から公開の草クンの映画のCMを見る度に自然に倦厭してる自分がいることに気づいた。実際の内容がお涙頂戴的なモノかはわからないけど、題材が題材なだけになーって感じで。余命1年と宣告された妻が5年間生き抜いたという実話。今日のいいともで谷原章介が『5年も生きる事ができた』っていう表現をしてたけど、私からすれば5年しか生きられなかったんやでっていう憤りみたいなものを感じてしまった。今まで意識してなかったけど、ガン闘病を話題にしたモノって結構多いって思った。私が捻くれてるのかもしれないけど、それを如何にも泣かせてやろう的な風にしか表現し...お涙頂戴モノ。

治療開始。

年末年始、例年なら夫の実家へ帰省するのだけど、今年はオカンの事もあるしワタシも身重だからっていうお姑さんの気遣いあって、ワタシだけパスして結婚後初めて実家での年越しを。夫と子供が戻ってから、子供と共に改めて実家へ。子供の新学期が始まる間際まで滞在してました。年末に久しぶりに会ったオカンは傷の痛みが少しマシになったのもあって、ほぼ普段と変わらないオカンでした。年明け5日に治療に向けての診察に行ってたけれど、肝臓の数値はギリ抗がん剤治療のできる値になってたので予定通りの日程でスタートする運びとなり。オカンの心境がどうなのかはわからないけど、ワタシとしてはいよいよ始まるのかっていう不安と期待の交錯です。昨日入院して今日が初日。エルプラットという点滴＋ゼローダという錠剤を夕食後に5錠飲んだらしい。これが以前にも書いたX...治療開始。

現実。

オカンと暮らしてないからか、やっぱりいまだにホンマかいな？と思う事が多々ある。ワタシの記憶してるオカンはスタスタと歩き回って、何かあれば父にガミガミ文句を言って、パートから帰って晩御飯の買い出しに行けば1時間以上戻ってこない。オカンを昔から知るワタシの親友は、オカンとちびまる子ちゃんのお母さんがかぶると言う。THEオカンって感じなのがワタシのオカン。けれど、術後戻ってきてからは傷の痛みもあるのでずっと座りっぱなしだし、ガミガミ言う事もなく、もちろん買い物にも出かける事なく。心なし少し小さくなったというか、オカンって感じじゃなくなった。こんなblogを書いてるけれどやっぱり信じられなくて、でもそれが事実なんだって自分の書いたものを読み返して思う。癌の進行具合を表すステージとかっての。オカンを診てくれた病院ではそん...現実。