『伊勢物語』を中心に古典や和歌に関するあれこれを書き綴っています。
『土佐日記』『蜻蛉日記』『枕草子』『源氏物語』や和歌、古典に登場する植物など目の留まったものを、語句や表現について心の赴くままに調べ、書いています。 時折、四季の名所や古典文学に縁のある場所の紹介も。 どうぞよろしくお願いします。
※「「思はぬ方」について考える」と『伊勢物語』の112段「思はぬ方」を踏まえてご覧ください。「思わぬ方」の検討を経て、いよいよここのところずっと頭を悩ませてきた『蜻蛉日記』の次の歌を見てゆきたいと思います。 写真素材足成〈 本文
強い風にたなびく煙※「「思はぬ方」について考える」を読んでから、この記事を見ることをおすすめします。〈 本文 〉『伊勢物語』112段 むかし、男、ねむごろに言ひ契りける女の、ことざまになりにければ、 須磨の海人の塩焼く煙風をい
『蜻蛉日記全注釈 上巻』(柿本 奨氏、角川書店 、1966年)を読んでいて、おやと思うことがありました。今後解釈したい部分と関わるものなので、検討したことをこちらに書き留めておきます。柿本氏の『拾遺集』963番歌の解釈についてです。&nbs
八重咲きのコクチナシ。花径は約5cmほど、葉も梔子に比べ小さいです。 前回の梔子の記事を書いていて思ったのですが、かつてはその染め色であったり「口無し」と掛けて詠まれるばかりだった梔子が、いつ頃から梔子の花そのものや香
空気もジメジメとして肌にまとわりつくようなこの時期、庭の梔子(クチナシ)の花から甘やかな香りが風にのって届きます。今年は例年よりも早く6月6日に開花しました。梔子はアカネ科クチナシ属の常緑潅木。キンモクセ
青空にぽっかりと浮かぶ月を見つけて、幼い頃、昼に月が見えるのが不思議で仕方なかったことを思い出しました。お月様は夜のものだと思っていたのです。でも長じて太陽との位置関係によっては月は昼間も見ることができるのだと知った時、それはもうすっきりし
そろそろ花菖蒲の時期だなあ…というわけで、以前訪れた東京・町田市にある吹上しょうぶ公園をご紹介します。吹上しょうぶ公園は、谷戸(やと)と呼ばれる自然の谷地、湿地を保全するためにつくられた花菖
写真素材足成〈本文〉『後撰集』巻四、夏、一六五 題しらず よみ人しらず にほひつゝ散りにし花ぞおもほゆる 夏は緑の葉のみ繁れば〈現代語訳〉 題しらず よみ人しらず 美しく咲いては散り咲いては散り
外来種の温帯性スイレンこの頃になると、公園や庭園、寺社の池に睡蓮の花が咲いているのをよく見かけます。早いと5月の新緑の頃から始まり、夏を越えても花を見かける開花期の長い水生植物です。今日目にする多くは明治以降観賞用として入ってき
東京日野市にある高幡不動尊金剛寺。寺伝によれば平安初期に開山した古刹で、平安時代に創られた丈六不動三尊も安置されています。関東三大不動の一つに挙げられ、都内屈指の紫陽花の名所としても有名で、多種多様なアジサイの花姿を楽しめます。写真は全て、
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