『伊勢物語』を中心に古典や和歌に関するあれこれを書き綴っています。
『土佐日記』『蜻蛉日記』『枕草子』『源氏物語』や和歌、古典に登場する植物など目の留まったものを、語句や表現について心の赴くままに調べ、書いています。 時折、四季の名所や古典文学に縁のある場所の紹介も。 どうぞよろしくお願いします。
撮影:しおしお(写真素材ぱくたそ)〈本文〉『大弐高遠集』玉だれの御簾の間とほりさやけきは星にはあらじ夜半の蛍か〈現代語訳〉御簾の隙間を透かして見える冴え冴えとした光は星ではあるまい、夜更けの蛍なのか岩波書店・新日本古典文学大系『
※今回見る『蜻蛉日記』の箇所は、中巻「なびくかな思はぬかたに呉竹の」の記事の直後に続く部分です。ここに書いている試論は、私が検討したことをざっとまとめたものです。諸注釈書とは異なる見解もままありますので、その点ご注意ください。&
数年前、様々なダリアを見てみたいと思い、4000種ものダリアが栽培されているという東京・町田ダリア園へ出かけました。訪れたのは七月上旬でその年は少々早かったものの、豊富な品種数で楽しめました。今年は7月1日から開園。開花状況は園
本日は新暦7月7日、七夕です。七夕というと現代では夏のイメージがありますが、旧暦七月七日は今年で言うと八月九日に当たり、季節の区分としても秋となります。 撮影:すしぱく(写真素材ぱくたそ)道に差
※「好忠の夏の歌 その二」から続いて、第三回です。 撮影:すしぱく(写真素材ぱくたそ)〈本文〉『曾禰好忠集』、一七六 六月をはり 下紅葉秋も来なくに色づくはてる夏の日にこがれたるかも 〈現代語訳〉 六月終
※「好忠の夏の歌 その一」から続いて、第二回です。 撮影:すしぱく(写真素材ぱくたそ) 〈本文〉『曾禰好忠集』、一六七 六月中 燃ゆれどもけぶりもたゝぬ夏の日の暑さぬるさをしのびてぞ経る〈現代語訳〉 六月中 燃えるよ
夏の歌と言えば曾禰好忠(そねのよしただ)。それ位、私には夏の歌の印象が強い平安時代の歌人です。和歌において四季では春と秋にとりわけ関心が寄せられる風潮があり、例えば三代集(『古今集』、『後撰集』、『拾遺集』)での四季歌の歌数を見れば、圧倒的
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