鶏の唐揚は和食における傑作の一つではないか。順菜でミニミニ唐揚定食を食べながら、そう思う。少々大げさかも知れない。だが想像して欲しい。カラッと揚がった熱々の唐揚に歯をたてるようにして引きちぎる。弾力のある肉を噛み締めると、油のコクと、しっかり下味をつけたと思われるニンニク風味がジュワッと口いっぱいに広がる。ここで間髪入れずに白飯を頬張ると、濃いめの味付けの鶏肉と白飯が渾然一体となり、噛むたびに口中が美味さで満たされる。うまい鶏料理は世界に数あれど、上位にランキングされてよいのではないか。「ミニミニ」と名のってはいるが、十分な量である。一口では食べきれないサイズの唐揚が4個と茶碗にこんもりと盛られた白飯と。これで600円(税込)となると、いかにも純朴そうな店主は、儲けるつもりがあるのかとやや心配になる。普通サイズ...京都グルメNo.74鶏の唐揚は和食の傑作である~順菜~
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